JP2004083272A - ジャッキ装置の荷台高さ測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】荷台高さを精度良く計測する。
【解決手段】基台2と、基台2に設けたシリンダ4,5にて昇降する荷台3との間に、チューブ15と、該チューブ15内にスライド可能に設けられたロッド16とで構成される荷台支持部材13を対角線に設けるとともに、荷台支持部材13のチューブ15の外周に磁歪センサ18を設け、ロッド16のロッドエンド16dに設けたマグネット20をチューブ15の長孔15cに沿って移動させ、荷台3の昇降によるロッド16のスライドに伴って移動するマグネット20の移動量から荷台3の高さを測定する。
【選択図】 図1
【解決手段】基台2と、基台2に設けたシリンダ4,5にて昇降する荷台3との間に、チューブ15と、該チューブ15内にスライド可能に設けられたロッド16とで構成される荷台支持部材13を対角線に設けるとともに、荷台支持部材13のチューブ15の外周に磁歪センサ18を設け、ロッド16のロッドエンド16dに設けたマグネット20をチューブ15の長孔15cに沿って移動させ、荷台3の昇降によるロッド16のスライドに伴って移動するマグネット20の移動量から荷台3の高さを測定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジャッキ装置の荷台高さ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、基台に設けたシリンダにて荷台を昇降するジャッキ装置を複数台自走式台車等に搭載し、各ジャッキ装置の荷台に橋梁等の長大・重量物を載せて輸送する場合に、各ジャッキ装置の荷台高さの調整が必要となる。このため、直線的に高さを計測できるリニアセンサを垂直方向に取り付けたり、基台と荷台との間にドラムに巻かれたワイヤを引き出すワイヤ式のエンコーダを取り付けて荷台高さを測定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、荷台を下げた状態でのジャッキ全高をできるだけ低くして、荷台の昇降量を大きくしたいために、荷台の昇降に多段伸縮型シリンダを用いて、ジャッキ全高の2倍以上の荷台を昇降させる構造のジャッキ装置があるが、この構造では、リニアセンサは、センサの長さ以上は計測できないので採用できず、ワイヤ式のエンコーダを使用した場合は、ワイヤの巻き数によってドラムの径が変化し誤差が生じやすい。また、ワイヤがむき出しになっているため、他の装置に引っ掛かって正確な計測がしにくい等の問題があった。
【0004】
そこで本発明は、荷台高さを精度良く計測できるジャッキ装置の荷台高さ測定装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明のジャッキ装置の荷台高さ測定装置は、基台に設けたシリンダにて荷台を昇降するジャッキ装置において、前記基台と荷台との間に、チューブと、該チューブ内にスライド可能に設けられたロッドとで構成される荷台支持部材を対角線に設けるとともに、該荷台支持部材に、荷台の昇降に伴ってチューブ内をスライドするロッドの移動量を検知するセンサを設けたことを特徴としている。また、前記センサが磁歪センサであることが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示される実施形態例に基づいて説明する。ジャッキ装置1は、平面視長方形の基台2と、該基台2と同形でやや小さく形成された荷台3との間に、多段伸縮型の4本の荷台昇降シリンダ4,4,5,5と、2つ折れリンク機構6とを配設している。基台2の上面には、四隅近傍にそれぞれ球面軸受7が固設され、また、荷台3の下面にも、基台2の球面軸受7に対応する位置に球面軸受8がそれぞれ固設され、4本の荷台昇降シリンダのうち、荷台昇降シリンダ4,4は、基台2と荷台3の長手方向一側部の各球面軸受7上に、荷台昇降シリンダ5,5は、基台2と荷台3の長手方向他側部の各球面軸受7上にそれぞれ載置され、それぞれ上端を荷台3の各球面軸受8に当接させて荷台3を支持している。2つ折れリンク機構6は、荷台昇降シリンダ4,4と荷台昇降シリンダ5,5との間に配設されている。
【0007】
2つ折れリンク機構6は、基台2と荷台3の幅方向両側部に配設される一対の2つ折れリンク9,9を有し、各2つ折れリンク9は、先端を荷台3の荷台昇降シリンダ4,4に回動可能に取り付けた上部リンク棒9aと、先端を基台2の荷台昇降シリンダ4,4側に回動可能に取り付けた下部リンク棒9bとを荷台昇降シリンダ5,5側でピン9cにて回動可能に連結したもので、両上部リンク棒9a,9a間と、両下部リンク棒9b,9b間とをそれぞれ複数本の横梁10で結合している。この2つ折れリンク9,9には、下部リンク棒9b,9b間のピン9c近傍に結合された横梁10のブラケット10aと基台2との間に、2つ折れリンク9,9の開度を調整するリンクシリンダ11が設けられている。
【0008】
このように構成されたジャッキ装置1には、荷台昇降シリンダ4,4側の側面と荷台昇降シリンダ5,5側の側面とにそれぞれ荷台支持装置12が設けられている。この荷台支持装置12は、基台2と荷台3との間に2本対角線に筋交い状に交差して設けた荷台支持部材13,14で構成されており、荷台3を上昇させた際に、長手方向に対する横方向すなわち図1において左右方向の力が作用しても、その荷重を荷台支持装置12,12が受け持ち、2つ折れリンク機構6に荷重を作用させないようにするものである。
【0009】
荷台支持部材13,14は、略同一の構成で、チューブ15と、該チューブ15内にスライド可能に設けられたロッド16と、該ロッド16のスライド量を規制するロック装置17とを備えており、支持部材13は、チューブ15の外周にバー状の磁歪センサ18とその上部を覆うカバー19とを設けている。
【0010】
チューブ15は、エンド側のフランジ15aと、ロッド16の挿通孔を形成したトップ側のフランジ15bとを有し、側面にロッド16に取り付けられたマグネット20が移動する軸方向の長孔15cを形成しており、上端となるエンド側のフランジ15aに取り付けたブラケット21を球面軸受22を介して荷台3に接続している。
【0011】
ロッド16は、チューブ15の内径よりもかなり小径に形成されたロッド部16aの全体長さのエンド側約1/3にネジ部16bを形成するとともに軸方向の長溝16cを形成し、ネジ部16bをチューブ15の内径よりもやや小径のロッドエンド16dに螺合してロッド部16aの長さを調整可能としており、下端となるトップ側のネジ部に、球面軸受23を介して基台2に接続されるブラケット24を螺着している。前記長溝16cには、チューブ15に螺着されるピン25が挿入されてロッド16の回り止めをする。
【0012】
ロッドエンド16dには、ロッド16のスライドに伴って前記チューブ15の長孔15cをスライドするガイド26がビス27で設けられ、該ガイド26に、前記磁歪センサ18とカバー19との間に両者と間隙を開けて配設される前記マグネット20が取り付けられている。
【0013】
ロック装置17は、ロッド16のネジ部16bを抱持してチューブ15のトップ側フランジ15bにボルトにて取り付けることにより、ロッド16のスライド量を規制するもので、ロッド16をロックして各荷台支持部材13,14の長さを固定する。
【0014】
このように構成することにより、荷台昇降シリンダ4,4,5,5を縮めて2つ折れリンク機構6を閉じて荷台3を最下限に下げた状態では、各支持部材13,14のロッド16はチューブ15内に収納され、磁歪センサ18のマグネット20は、チューブ15のエンド側に位置している。そして、荷台昇降シリンダ4,4,5,5の伸張と2つ折れリンク機構6を開くことによって荷台3を上昇させると、各支持部材13,14のロッド16がチューブ15内をスライドして伸張し、マグネット20は、ロッド16のスライドに伴って磁歪センサ18上をチューブ15のトップ側へ移動する。これにより、磁歪センサ18は、マグネット20の移動量を計測して電気信号としてジャッキ装置1の制御部へ伝達する。
【0015】
制御部には、図6に示されるように、予め、荷台3を最下限に下げたときの支持部材13の幅方向の距離Aと、高さ方向の距離Bと、支持部材13の長さCとを入力するとともに、図7に示されるように、荷台3を上昇させた際の磁歪センサ18が計測したマグネット20の移動量Dから荷台3の高さEを演算するように計算式を入力しておけば、荷台3の高さは容易にかつ精度良く算出することができ、この数値を表示部に出力することによって、荷台3の高さを正確に把握できる。
【0016】
したがって、ジャッキ装置1を複数台自走式台車等に搭載し、各ジャッキ装置1の荷台3に橋梁等の長大・重量物を載せて輸送する場合に、各ジャッキ装置1の荷台3の高さ調整が容易に行える。また、このジャッキ装置1は、荷台昇降シリンダ4,4側と荷台昇降シリンダ5,5側の荷台3の高さを異なる高さ、すなわち、荷台3を斜めにして昇降することができるが、荷台支持装置12が荷台昇降シリンダ4,4側の側面と荷台昇降シリンダ5,5側の側面とにそれぞれ設けられているから、荷台昇降シリンダ4,4側と荷台昇降シリンダ5,5側の荷台3の高さを異なる高さに制御したい場合にも充分対応できる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のジャッキ装置の荷台高さ計測装置は、荷台の昇降に伴って伸縮する荷台支持部材のチューブ内をスライドするロッドの移動量をセンサで検知して荷台高さを計測するから、荷台高さを精度良く計測でき、複数台のジャッキ装置で長大・重量物を支持する場合に各ジャッキ装置の荷台の高さ調整を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジャッキ装置の側面図
【図2】ロッドを縮めた状態の荷台支持部材13の正面図
【図3】ロッドを伸ばした状態の荷台支持部材13の正面図
【図4】磁歪センサの取付構造を示す支持部材13の断面図
【図5】磁歪センサとマグネットの配置を示す拡大図
【図6】荷台を最下限に下げたときの支持部材の幅方向及び高さ方向の距離と支持部材の長さの関係を示す概略図
【図7】荷台を上昇させたときのマグネットの移動量と荷台高さの関係を示す概略図
【図8】ジャッキ装置の正面図
【符号の説明】
1…ジャッキ装置、2…基台、3…荷台、4、5…荷台昇降シリンダ、6…2つ折れリンク、12…荷台支持装置、13,14…支持部材、15…チューブ、16…ロッド、17…ロック装置、18…磁歪センサ、20…マグネット
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジャッキ装置の荷台高さ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、基台に設けたシリンダにて荷台を昇降するジャッキ装置を複数台自走式台車等に搭載し、各ジャッキ装置の荷台に橋梁等の長大・重量物を載せて輸送する場合に、各ジャッキ装置の荷台高さの調整が必要となる。このため、直線的に高さを計測できるリニアセンサを垂直方向に取り付けたり、基台と荷台との間にドラムに巻かれたワイヤを引き出すワイヤ式のエンコーダを取り付けて荷台高さを測定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、荷台を下げた状態でのジャッキ全高をできるだけ低くして、荷台の昇降量を大きくしたいために、荷台の昇降に多段伸縮型シリンダを用いて、ジャッキ全高の2倍以上の荷台を昇降させる構造のジャッキ装置があるが、この構造では、リニアセンサは、センサの長さ以上は計測できないので採用できず、ワイヤ式のエンコーダを使用した場合は、ワイヤの巻き数によってドラムの径が変化し誤差が生じやすい。また、ワイヤがむき出しになっているため、他の装置に引っ掛かって正確な計測がしにくい等の問題があった。
【0004】
そこで本発明は、荷台高さを精度良く計測できるジャッキ装置の荷台高さ測定装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明のジャッキ装置の荷台高さ測定装置は、基台に設けたシリンダにて荷台を昇降するジャッキ装置において、前記基台と荷台との間に、チューブと、該チューブ内にスライド可能に設けられたロッドとで構成される荷台支持部材を対角線に設けるとともに、該荷台支持部材に、荷台の昇降に伴ってチューブ内をスライドするロッドの移動量を検知するセンサを設けたことを特徴としている。また、前記センサが磁歪センサであることが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示される実施形態例に基づいて説明する。ジャッキ装置1は、平面視長方形の基台2と、該基台2と同形でやや小さく形成された荷台3との間に、多段伸縮型の4本の荷台昇降シリンダ4,4,5,5と、2つ折れリンク機構6とを配設している。基台2の上面には、四隅近傍にそれぞれ球面軸受7が固設され、また、荷台3の下面にも、基台2の球面軸受7に対応する位置に球面軸受8がそれぞれ固設され、4本の荷台昇降シリンダのうち、荷台昇降シリンダ4,4は、基台2と荷台3の長手方向一側部の各球面軸受7上に、荷台昇降シリンダ5,5は、基台2と荷台3の長手方向他側部の各球面軸受7上にそれぞれ載置され、それぞれ上端を荷台3の各球面軸受8に当接させて荷台3を支持している。2つ折れリンク機構6は、荷台昇降シリンダ4,4と荷台昇降シリンダ5,5との間に配設されている。
【0007】
2つ折れリンク機構6は、基台2と荷台3の幅方向両側部に配設される一対の2つ折れリンク9,9を有し、各2つ折れリンク9は、先端を荷台3の荷台昇降シリンダ4,4に回動可能に取り付けた上部リンク棒9aと、先端を基台2の荷台昇降シリンダ4,4側に回動可能に取り付けた下部リンク棒9bとを荷台昇降シリンダ5,5側でピン9cにて回動可能に連結したもので、両上部リンク棒9a,9a間と、両下部リンク棒9b,9b間とをそれぞれ複数本の横梁10で結合している。この2つ折れリンク9,9には、下部リンク棒9b,9b間のピン9c近傍に結合された横梁10のブラケット10aと基台2との間に、2つ折れリンク9,9の開度を調整するリンクシリンダ11が設けられている。
【0008】
このように構成されたジャッキ装置1には、荷台昇降シリンダ4,4側の側面と荷台昇降シリンダ5,5側の側面とにそれぞれ荷台支持装置12が設けられている。この荷台支持装置12は、基台2と荷台3との間に2本対角線に筋交い状に交差して設けた荷台支持部材13,14で構成されており、荷台3を上昇させた際に、長手方向に対する横方向すなわち図1において左右方向の力が作用しても、その荷重を荷台支持装置12,12が受け持ち、2つ折れリンク機構6に荷重を作用させないようにするものである。
【0009】
荷台支持部材13,14は、略同一の構成で、チューブ15と、該チューブ15内にスライド可能に設けられたロッド16と、該ロッド16のスライド量を規制するロック装置17とを備えており、支持部材13は、チューブ15の外周にバー状の磁歪センサ18とその上部を覆うカバー19とを設けている。
【0010】
チューブ15は、エンド側のフランジ15aと、ロッド16の挿通孔を形成したトップ側のフランジ15bとを有し、側面にロッド16に取り付けられたマグネット20が移動する軸方向の長孔15cを形成しており、上端となるエンド側のフランジ15aに取り付けたブラケット21を球面軸受22を介して荷台3に接続している。
【0011】
ロッド16は、チューブ15の内径よりもかなり小径に形成されたロッド部16aの全体長さのエンド側約1/3にネジ部16bを形成するとともに軸方向の長溝16cを形成し、ネジ部16bをチューブ15の内径よりもやや小径のロッドエンド16dに螺合してロッド部16aの長さを調整可能としており、下端となるトップ側のネジ部に、球面軸受23を介して基台2に接続されるブラケット24を螺着している。前記長溝16cには、チューブ15に螺着されるピン25が挿入されてロッド16の回り止めをする。
【0012】
ロッドエンド16dには、ロッド16のスライドに伴って前記チューブ15の長孔15cをスライドするガイド26がビス27で設けられ、該ガイド26に、前記磁歪センサ18とカバー19との間に両者と間隙を開けて配設される前記マグネット20が取り付けられている。
【0013】
ロック装置17は、ロッド16のネジ部16bを抱持してチューブ15のトップ側フランジ15bにボルトにて取り付けることにより、ロッド16のスライド量を規制するもので、ロッド16をロックして各荷台支持部材13,14の長さを固定する。
【0014】
このように構成することにより、荷台昇降シリンダ4,4,5,5を縮めて2つ折れリンク機構6を閉じて荷台3を最下限に下げた状態では、各支持部材13,14のロッド16はチューブ15内に収納され、磁歪センサ18のマグネット20は、チューブ15のエンド側に位置している。そして、荷台昇降シリンダ4,4,5,5の伸張と2つ折れリンク機構6を開くことによって荷台3を上昇させると、各支持部材13,14のロッド16がチューブ15内をスライドして伸張し、マグネット20は、ロッド16のスライドに伴って磁歪センサ18上をチューブ15のトップ側へ移動する。これにより、磁歪センサ18は、マグネット20の移動量を計測して電気信号としてジャッキ装置1の制御部へ伝達する。
【0015】
制御部には、図6に示されるように、予め、荷台3を最下限に下げたときの支持部材13の幅方向の距離Aと、高さ方向の距離Bと、支持部材13の長さCとを入力するとともに、図7に示されるように、荷台3を上昇させた際の磁歪センサ18が計測したマグネット20の移動量Dから荷台3の高さEを演算するように計算式を入力しておけば、荷台3の高さは容易にかつ精度良く算出することができ、この数値を表示部に出力することによって、荷台3の高さを正確に把握できる。
【0016】
したがって、ジャッキ装置1を複数台自走式台車等に搭載し、各ジャッキ装置1の荷台3に橋梁等の長大・重量物を載せて輸送する場合に、各ジャッキ装置1の荷台3の高さ調整が容易に行える。また、このジャッキ装置1は、荷台昇降シリンダ4,4側と荷台昇降シリンダ5,5側の荷台3の高さを異なる高さ、すなわち、荷台3を斜めにして昇降することができるが、荷台支持装置12が荷台昇降シリンダ4,4側の側面と荷台昇降シリンダ5,5側の側面とにそれぞれ設けられているから、荷台昇降シリンダ4,4側と荷台昇降シリンダ5,5側の荷台3の高さを異なる高さに制御したい場合にも充分対応できる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のジャッキ装置の荷台高さ計測装置は、荷台の昇降に伴って伸縮する荷台支持部材のチューブ内をスライドするロッドの移動量をセンサで検知して荷台高さを計測するから、荷台高さを精度良く計測でき、複数台のジャッキ装置で長大・重量物を支持する場合に各ジャッキ装置の荷台の高さ調整を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】ジャッキ装置の側面図
【図2】ロッドを縮めた状態の荷台支持部材13の正面図
【図3】ロッドを伸ばした状態の荷台支持部材13の正面図
【図4】磁歪センサの取付構造を示す支持部材13の断面図
【図5】磁歪センサとマグネットの配置を示す拡大図
【図6】荷台を最下限に下げたときの支持部材の幅方向及び高さ方向の距離と支持部材の長さの関係を示す概略図
【図7】荷台を上昇させたときのマグネットの移動量と荷台高さの関係を示す概略図
【図8】ジャッキ装置の正面図
【符号の説明】
1…ジャッキ装置、2…基台、3…荷台、4、5…荷台昇降シリンダ、6…2つ折れリンク、12…荷台支持装置、13,14…支持部材、15…チューブ、16…ロッド、17…ロック装置、18…磁歪センサ、20…マグネット
Claims (2)
- 基台に設けたシリンダにて荷台を昇降するジャッキ装置において、前記基台と荷台との間に、チューブと、該チューブ内にスライド可能に設けられたロッドとで構成される荷台支持部材を対角線に設けるとともに、該荷台支持部材に、荷台の昇降に伴ってチューブ内をスライドするロッドの移動量を検知するセンサを設けたことを特徴とするジャッキ装置の荷台高さ測定装置。
- 前記センサが磁歪センサであることを特徴とする請求項1記載のジャッキ装置の荷台高さ測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002250302A JP2004083272A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | ジャッキ装置の荷台高さ測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002250302A JP2004083272A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | ジャッキ装置の荷台高さ測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004083272A true JP2004083272A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=32057167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002250302A Pending JP2004083272A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | ジャッキ装置の荷台高さ測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004083272A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103879923A (zh) * | 2014-03-17 | 2014-06-25 | 创美工艺(常熟)有限公司 | 与机械手配套的自动升降式板状工件喂送装置 |
-
2002
- 2002-08-29 JP JP2002250302A patent/JP2004083272A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103879923A (zh) * | 2014-03-17 | 2014-06-25 | 创美工艺(常熟)有限公司 | 与机械手配套的自动升降式板状工件喂送装置 |
CN103879923B (zh) * | 2014-03-17 | 2016-03-16 | 创美工艺(常熟)有限公司 | 与机械手配套的自动升降式板状工件喂送装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
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|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050510 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051004 |