JP2004083166A - 電線ストック台 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種の電線をコンパクトかつ適正に収容することができる電線ストック台を提供する。
【解決手段】電線を引出可能に収容する樋状体からなる第1〜第3電線受け部1〜3と、この電線受け部1〜3の後部上方に配設された第1〜第6電線保持筒4〜9と、この電線保持筒4〜9を支持フレーム12に支持させる支持機構10とを備え、この支持機構10により支持された各電線保持筒4〜9の水平面に対する設置角度を変更可能に構成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤーハーネスを製造する際に、その構成要素となる電線を収容しておくための電線ストック台の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開平9−198939号公報に示されるように、ワイヤーハーネスやワイヤーハーネスを構成するサブアッセンブリを製造する際に、調尺寸法の異なる多数種の電線をストックする電線ストック台として、調尺切断された電線を延ばした状態で載置する電線受け部を、上下方向に沿って多数段に配設するとともに、各電線受け部の長さを上段側ほど長く設定したものが知られている。そして、上段側の電線受け部ほど、その後端を奥側に突出させることにより、寸法の長い電線を収容する際に、その後端側を各電線受け部から垂下させた場合に、上段の電線受け部に収容された電線と、下段の電線受け部に収容された電線とが絡まり合うのを防止し、これによって電線をコンパクトに効率よくストックすることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように上下複数段の電線受け部を配設するとともに、各電線受け部の長さを上段側ほど長く設定した場合には、一平面上に多数の電線受け部を配列した場合に比べ、コンパクトな構成で多数種の電線を効率よくストックすることができるという利点がある。しかし、下段側に位置する電線受け部の上面が上段側の電線受け部により覆われているため、下段側の電線受け部内に電線を収容する際に、その一端部側から電線を押し込むようにしなければならず、この電線の収容作業が繁雑であり、かつ電線が折れ曲がった状態で収容され易いとともに、電線同士が絡まり合った状態となり易い等の問題があった。
【0004】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、各種の電線をコンパクトかつ適正に収容することができる電線ストック台を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、電線を引出可能に収容する電線受け部と、この電線受け部の上方に配設された電線保持筒と、この電線保持筒を支持する支持機構とを備え、この支持機構により支持された電線保持筒の水平面に対する設置角度を変更可能に構成したものである。
【0006】
上記構成によれば、電線の前部が電線受け部に収容されるとともに、電線の後部が電線保持筒に保持されることにより、コンパクトに構成された電線ストック台に、長尺の電線が立体化された状態でストックされることになる。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の電線ストック台において、上下方向に複数段の電線受け部を配列するとともに、上段側に位置する電線受け部の後端を、その下段側に位置する電線受け部の後端よりも前方側に配設し、かつ上記各電線受け部の後部上方に電線保持筒を配設したものである。
【0008】
上記構成によれば、上下複数段の電線受け部に電線の前部がそれぞれ収容されるとともに、各電線の後部が各電線保持筒にそれぞれ保持されることにより、各電線が立体的に保持されることになる。
【0009】
請求項3に係る発明は、上記請求項1または2記載の電線ストック台において、複数個の電線保持筒を上下方向に配列したものである。
【0010】
上記構成によれば、電線の長さ等に応じて電線が挿通される電線保持筒の個数を適宜に変更することが可能となり、各電線のストック状態が多様化されることになる。
【0011】
請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3の何れかに記載の電線ストック台において、電線保持筒の後方に、この電線保持筒から導出された電線の後部を係止するハンガー部材を設けたものである。
【0012】
上記構成によれば、電線ストック台に長尺の電線をストックする際に、この電線の後部が上記ハンガー部材により安定して支持されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、本発明に係る電線ストック台の実施形態を示している。この電線ストック台は、電線を引出可能に収容する上下3段の電線受け部1〜3と、この電線受け部1〜3の後部上方において上下2段に配列されるとともに、前後3列に配列された電線保持筒4〜9と、この電線保持筒4〜9をそれぞれ個別に支持する支持機構10と、上記電線保持筒4〜9の後方にそれぞれ配設された電線のハンガー部材11a〜11cとを備えている。上記各電線受け部1〜3、電線保持筒4〜9および支持機構10が支持フレーム12に取り付けられることによりストック台ユニットUが形成され、複数のストック台ユニットUがその幅方向に連結されるように構成されている。
【0014】
上記各電線受け部1〜3は、それぞれ上面が開口した断面コ字状の樋状体からなり、電線の引出側部となる前端部が下方に位置するとともに、後端部が上方に位置するように傾斜した状態で、支持フレーム12に固定されている。また、上記各電線受け部1〜3の前端部(電線の引出側端部)には、堰部材となる端板13が設けられるとともに、この端板13の上端部には、電線の種類を表示する型番シール等が貼着される上面板14が設けられている。
【0015】
そして、上記各電線受け部1〜3は、最上方に位置する第1電線受け部1の全長が最も短く、その下段側に位置する第2,第3電線受け部2,3の全長が、その上段側に位置する第1,第2電線受け部1,2よりも長く形成されている。これによって第1電線受け部1の後端が、下方の第2電線受け部2の後端よりも所定距離だけ前方側に位置するとともに、第2電線受け部2の後端が、下方の第3電線受け部3の後端よりも所定距離だけ前方側に位置した状態で支持フレーム12に取り付けられるようになっている。また、上記各電線受け部1〜3の前端は、内部に収容された電線の引出作業を容易に行い得るように、最上方に位置する第1電線受け部1が、その下方に位置する第2電線受け部2よりもやや後方側に位置し、かつこの第2電線受け部2が、その下方に位置する第3電線受け部3よりもやや後方側に位置するように、それぞれ前後方向にオフセットした状態で配設されている。
【0016】
上記各電線保持筒4〜9は、断面略正方形の角パイプ材からなり、上記第1〜第3電線受け部1〜3の後部から上方に導出された電線を保持し得る位置に配設されている。具体的には、上記第1電線受け部1の後部上方に、上下一対の第1,第2電線保持筒4,5が所定間隔を置いて配設され、上記第1電線受け部1の後部から上方に導出された電線が、上記第1,第2電線保持筒4,5の少なくとも一方を挿通して、その上端部から後方側に導出されることにより、電線の後部が第1,第2電線保持筒4,5に保持されるように構成されている。
【0017】
また、上記第1,第2電線保持筒4,5の後方側で、第2電線受け部2の後部上方には、上下一対の第3,第4電線保持筒6,7が所定間隔を置いて配設されている。上記第2電線受け部2の後部から上方に導出された電線が、上記第3,第4電線保持筒6,7の少なくとも一方を挿通して、その上端部から後方側に導出されることにより、上記電線の後部が第3,第4電線保持筒6,7に保持されるようになっている。
【0018】
さらに、上記第3,第4電線保持筒6,7の後方で、第3電線受け部3の後部上方には、上下一対の第5,第6電線保持筒8,9が所定間隔を置いて配設されている。上記第3電線受け部3の後部から上方に導出された電線が、上記第5,第6電線保持筒8,9の少なくとも一方を挿通して、その上端部から後方側に導出されることにより、上記電線の後部が第5,第6電線保持筒8,9に保持されるように構成されている。
【0019】
上記支持機構10は、図3および図4に示すように、各電線保持筒4〜9の左右両右側壁部に固着された一対の取付ブラケット14と、この取付ブラケット14を支持フレーム12に固定するための固定ボルト15およびナット16とを有している。そして、上記固定ボルト15の先端部に螺着されたナット16を緩めた状態で、各電線保持筒4〜9を揺動変位させることにより、その水平面に対する設置角度が調節されるとともに、各電線保持筒4〜9を前後方向にスライド変位させることにより、その前後位置が調節されるようになっている。また、各電線保持筒4〜9の設置角度等を調節した後に、上記ナット16を締め付けることにより、上記各電線保持筒4〜9が支持フレーム12の連結バー20に固定されることになる。
【0020】
上記支持フレーム12には、ストック台ユニットUの前後左右に立設された丸パイプ材からなる4本の支柱17と、左右の支柱17を互いに連結する連結バー18と、前後の支柱18を互いに連結する連結バー19,20とが設けられている。そして、上記支持フレーム12の下部に配設された左右の連結バー19間には、上記第1〜第3電線受け部1〜3が載置されて取り付けられる支持プレート21が設けられている(図1および図2参照)。
【0021】
さらに、上記支持フレーム12の上部側面および中央部側面には、それぞれ上下一対の連結バー20が所定間隔を置いて設けられ、これらの連結バー20に上記各電線保持筒4〜9の取付ブラケット14が固着されている。すなわち、上記支持機構10の固定ボルト15を挿通し得る隙間を両連結バー20の間に形成し、この隙間に固定ボルト15の軸部を挿通させるとともに、上記取付ブラケット14に形成された取付孔に、固定ボルト15の軸部を挿通させた状態で、その先端部にナット16を螺着することにより、取付ブラケット14が連結バー20に固着されて、上記各電線保持筒4〜9が支持フレーム12に固定されるようになっている(図3および図4参照)。
【0022】
また、本実施形態では、相隣接するストック台ユニットUに設けられた電線保持筒4〜9の取付ブラケット14が、一本の固定ボルト15により各ユニットUの連結バー20に同時に固着されるように構成されている。この結果、相隣接するストック台ユニットUの連結バー20が、上記取付ブラケット14により左右から挟持されて、相隣接するストック台ユニットUが互いに連結されることになる。
【0023】
上記ハンガー部材11a〜11cは、図5に示すように、左右一対の縦棒22と、その間に所定間隔で配設された複数の横棒23とにより構成された梯子状体からなり、上記各電線保持筒4〜6の後方において上記支持フレーム12に取り付けられている。そして、上記各電線保持筒4〜9から導出された電線Wの後部が、上記縦棒22と横棒23とにより区画された空間部24内に導入されて横棒23に掛けられることにより、ハンガー部材11a〜11cの後方側に垂下した状態で係止されるように構成されている。
【0024】
上記のように構成された複数のストック台ユニットUを連結することにより、電線ストック台を構成するとともに、ワイヤーハーネスや、そのサブアッセンブリの製造に使用される電線の長さ、太さおよび材質等に応じ、後述するように電線の収容に適した電線受け部1〜3を選定して電線を収容させた状態で、上記電線ストック台をハーネスの製造ラインに設置する。
【0025】
例えば、図6に示すように、長尺の電線W1を第1電線受け部1に収容する場合には、この第1電線受け部1の後部上方に位置する第1電線保持筒4の上端開口部から上記電線W1の束を挿入する。上記第1電線保持筒4を挿通して、その下方に導出されるとともに、第1電線保持筒4の下方に位置する第2電線保持筒5内を挿通した電線W1の前部を、第1電線受け部1内に収容する。一方、上記第1電線保持筒4の上端部から導出した電線W1の後部は、第1電線保持筒4の後方側に位置するハンガー部材11aおよび第3電線保持筒6の後方側に位置するハンガー部材11bに掛けられて係止される。
【0026】
また、所定の長さを有する電線W2を第2電線受け部2に収容する場合には、例えば第3電線保持筒6の後方側に位置する第5電線保持筒8の上端開口部から上記電線W2の束を挿入する。この第5電線保持筒8を挿通した電線W2の前部を、第2電線受け部2の後部上方に位置する第4電線保持筒7内に挿入した後、上記第2電線受け部2内に収容する。上記第5電線保持筒8の上端部から導出した電線W2の後部は、この第5電線保持筒8の後方において垂下した状態で係止される。なお、上記電線W2を、第4電線保持筒7の上方に位置する第3電線保持筒6の上端開口部から第3,第4電線保持筒6,7の両方に挿入するとともに、上記電線W2の後部を、上記第3電線保持筒6の後方側に位置するハンガー部材11bに掛けて係止させるようにしてもよい。
【0027】
また、比較的に短尺の電線W3を第3電線受け部3に収容する場合には、この第3電線受け部3の後部上方に位置する第6電線保持筒9の上端開口部から上記電線W1の束を挿入する。そして、上記第6電線保持筒9を挿通して、その下方に導出された電線W3の前部を、第3電線受け部3内に収容するとともに、上記第6電線保持筒9の上端部から導出した電線W3の後部を、第6電線保持筒9の後方に配設されたハンガー部材11cに掛けて係止させる。なお、さらに短尺の電線W4を上記第3電線受け部3に収容する場合には、この電線W4の前部を、直接上記第3電線受け部3内に直接挿入して収容させるとともに、上記電線W4の後部を、ストック台ユニットUの最後部に配設された上記ハンガー部材11cに掛けて係止させるようにしてもよい。
【0028】
上記のように電線を引出可能に収容する電線受け部1〜3と、この電線受け部1〜3の上方に配設された電線保持筒4〜9と、これらの電線保持筒4〜9を支持する支持機構10とを設けたため、電線の前部を上記電線受け部1〜3内にそれぞれ収容するとともに、各電線の後部を上記電線保持筒4〜9に保持させることにより、上記電線ストック台に電線を立体的にストックすることができる。したがって、上記電線ストック台の前後寸法を短くすることにより、その設置スペースをコンパクト化することができるとともに、上記電線ストック台に長尺の電線を適正状態でストックすることができる。
【0029】
そして、上記電線保持筒4〜9の水平面に対する設置角度を調節可能な状態で各電線保持筒4〜9を支持する支持機構10を設けたため、上記電線の長さ、線径および材質等に応じて上記各電線保持筒4〜9の設置角度を変化させることにより、上記断線ストック台に各電線を適正に収容し、かつこのストック台から電線を容易に引き出すことが可能なように、上記電線の保持状態を調節できるという利点がある。
【0030】
例えば、長尺の電線W1を、上下の第1,第2電線保持筒4,5等の両方に挿通させた状態で、上記第1電線受け部1に電線の前部を収容させる場合には、この電線を挿通させるのに適するとともに、電線を保持するのに適した角度に、上記第1,第2電線保持筒4,5の設置角度を調節することができる。
【0031】
また、線径が細いこと等に起因して、収容時に電線が曲がり易い特性を有する電線を、電線ストック台にストックする場合には、水平面に対する各電線保持筒4〜9の設置角度を小さな値に設定する等により、収容時に電線が大きく屈曲した状態となるのを防止することができるとともに、上記各電線保持筒4〜9に保持された電線を引き出す際に大きな引出抵抗が作用するのを防止することができる。
【0032】
一方、電線の被覆材の摩擦係数が高いこと等に起因して、複数本の電線が絡まり合った状態で同時に引き出され易い特性を有する電線を、電線ストック台にストックする場合には、各電線保持筒4〜9の上段部と下段部との間において、その設置角度を異ならせる等により、電線の引出時に所定の抵抗を付与して複数本の電線が同時に引き出されるのを防止することができる。
【0033】
また、上記実施形態に示すように、上下3段に配列された電線受け部1〜3のうち、上段側に位置する第1電線受け部1の後端を、その下段側に位置する第2電線受け部2の後端よりも前方側に配設するとともに、この第2電線受け部2の後端を、その下段側に位置する第3受け部3の後端よりも前方側に配設し、かつ上記各電線受け部1〜3の後部上方において、上記電線保持筒4〜9を前後にオフセットさせた状態で配列するように構成した場合には、電線ストック台に多数種の電線をストックする際に、各種の電線が交差するのを防止しつつ、各電線を立体的にストックできるという利点がある。
【0034】
また、上記実施形態では、最上方に位置する第1電線受け部1の前端を、その下方に位置する第2電線受け部2の前端よりも後方側に配設するとともに、第2電線受け部2の前端を、その下方に位置する第3電線受け部3の前端よりも後方側に配設することにより、下方に位置する電線受け部2,3の前端部が、上方の電線受け部1,2によって覆われるのを防止するように構成したため、上記のように上下複数段の電線受け部1〜3内にそれぞれ電線を収容させるように構成したにも拘わらず、各電線受け部1〜3の前端部から電線を引き出す操作を容易に行うことができる。なお、上記電線受け部1〜3の段数は、3段に限られず、任意の値に変更可能である。
【0035】
さらに、上記実施形態に示すように、各電線保持筒4〜9を上下2段に配列した場合には、電線の長さ等に応じて電線を挿通させる電線保持筒4〜9の個数を適宜変化させることできるため、簡単な構成で電線の保持態様を変化させて、そのストック状態を多様化できるという利点がある。なお、上記各電線受け部1〜3の上方にそれぞれ1段の電線保持筒を配設し、あるいは3段以上の電線保持筒を配設した構造としてもよい。
【0036】
また、上記実施形態では、各電線保持筒4〜9の後方側に、この電線保持筒4〜9から導出された電線の後部を係止するハンガー部材11a〜11cを設けたため、電線ストック台に長尺の電線をストックする際に、この電線の後部を安定して支持することができるとともに、電線の引出時に適度の引出抵抗を付与して複数本の電線が同時に引き出されるのを防止できるという利点がある。特に、上記ハンガー部材11a〜11cを構成する縦棒22と横棒23とにより区画された空間部24内に電線の後部を導入して、横棒23に電線を掛けて係止させるように構成した場合には、電線保持筒4〜9から導出された電線同士が互いに絡まり合うのを効果的に防止することができるとともに、電線の引出時に過大な引出抵抗が付与されて電線が損傷するという事態の発生を防ぐことができる。
【0037】
上記のように各電線受け部1〜3、電線保持筒4〜9および支持機構10を支持フレーム12に取り付けることによりストック台ユニットUを形成するとともに、複数のストック台ユニットUをその幅方向に連結することにより上記電線ストック台を構成するようにした場合には、この電線ストック台を構成する上記ユニットUの個数を必要に応じて容易に増減できるという利点がある。
【0038】
なお、上記実施形態では、各電線保持筒4〜9を角パイプ材により構成した例について説明したが、図7に示すように、丸パイプ材により上記電線保持筒4a〜9aを構成してもよい。この場合には、上記電線保持筒4a〜9aに保持された電線Wが保持筒の中央部に集中して絡まり合うのを防止するため、電線Wを支持する支持バー25を上記各電線保持筒4a〜9a内に配設した構造とすることが望ましい。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、電線を引出可能に収容する電線受け部と、この電線受け部の上方に配設された電線保持筒と、この電線保持筒を支持する支持機構とを備え、この支持機構により支持された電線保持筒の水平面に対する設置角度を変更可能に構成したため、電線ストック台の前後寸法を短くすることにより、その設置スペースをコンパクト化することができるとともに、上記電線ストック台に長尺の電線を適正状態でストックさせることができ、しかも電線ストック台に対する電線のストック作業およびストックされた電線の引出作業を容易に行うことができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電線ストック台の実施形態を示す側面図である。
【図2】本発明に係る電線ストック台の実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】電線保持筒の支持状態を示す正面図である。
【図4】電線保持筒の支持状態を示す側面図である。
【図5】電線の後部をハンガー部材に係止した状態を示す斜視図である。
【図6】電線のストック状態を示す説明図である。
【図7】電線保持筒の別の具体例を示す説明図である。
【符号の説明】
1〜3 電線受け部
4〜9 電線保持筒
10 支持機構
11 ハンガー部材

Claims (4)

  1. 電線を引出可能に収容する電線受け部と、この電線受け部の上方に配設された電線保持筒と、この電線保持筒を支持する支持機構とを備え、この支持機構により支持された電線保持筒の水平面に対する設置角度を変更可能に構成したことを特徴とする電線ストック台。
  2. 上下方向に複数段の電線受け部を配列するとともに、上段側に位置する電線受け部の後端を、その下段側に位置する電線受け部の後端よりも前方側に配設し、かつ上記各電線受け部の後部上方に電線保持筒を配設したことを特徴とする請求項1記載の電線ストック台。
  3. 複数個の電線保持筒を上下方向に配列したことを特徴とする請求項1または2記載の電線ストック台。
  4. 電線保持筒の後方に、この電線保持筒から導出された電線の後部を係止するハンガー部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電線ストック台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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