JP2004082521A - 印刷機 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラーフィルタ等の高精度を要求される薄い膜状の基材の横見当ずれを防止する。
【解決手段】共通圧胴ロール14の外周面上に複数の版胴ロール15a〜15cを有する印刷ユニットが設けられ、共通圧胴ロール14の外周面上に巻き付けられた基材22に複数の版胴ロール15a〜15cで印刷する印刷機10であって、共通圧胴ロール14の外周面上へ、基材22を貼り付けて粘着固定する横見当ずれ防止手段18,19aを備えた。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧胴の外周面上に複数の版胴が設けられ、圧胴の外周面上に巻き付けられた基材に複数の版胴で印刷する印刷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の3色グラビア方式における、共通圧胴ロールを備えた多色印刷機の構成を示す概略図である。
従来の共通圧胴ロール114を備えた多色印刷機110は、印刷装置111と、インフィード装置(図中、IF装置と記載する。)12と、アウトフィード装置(図中OF装置と記載する。)13と、給紙装置21と、排紙装置25とを備えている。
また、印刷装置111は、ゴムロールで構成された共通圧胴ロール114と、共通圧胴ロール114の外周面上に設けられた版胴ロール15a〜15cを有する3色の印刷ユニットと、共通圧胴ロール114の外周面上で版胴ロール15a〜15cを有する各印刷ユニットに並列して設けられた紫外線(UV)照射装置19b〜19dとを、主要部として備えている。
【0003】
各印刷ユニットは、通常のグラビア印刷と同様の構成であり、版胴15a〜15c、ドクター、インキング機構を有している。
多色印刷機110を作動した場合には、ウェブ状の基材22は、給紙装置21から送り出され、インフィード装置12内で、ロールR1〜R12によって張力一定に制御されながら走行する。
その後、ウェブ状の基材22は、印刷装置111内のロールR13〜R15を経由して基材貼付ロールR16により共通圧胴ロール114の外周面上に貼り付けられ、版胴ロール15a〜15cを有するグラビア印刷ユニットにより3色印刷される。各色印刷後は、紫外線照射装置19b〜19dによりインキが硬化される。
印刷後は、ウェブ状の基材22は、印刷装置111内の基材貼付ロールR17、ロールR18,R19を経由して、アウトフィード装置13内のロールR20〜R31によって張力一定に制御されながら走行し、排紙装置25へ排紙されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の多色印刷機110は、印刷時に、基材22が、蛇行、テンション変動又は温度差による収縮等をして、横見当ずれが発生するという問題があった。
この横見当ずれは、±0.1mm以内で生じ、従来の印刷機110を使用して通常の印刷製品(例えば、包装材料等のフィルム)を製造する場合には、問題とならないが、カラーフィルタや有機ELのような高精度を要求されるディスプレイ製品等を製造する場合には、±10μm以内の見当精度が必要となる。
【0005】
本発明の課題は、高精度に横見当ずれを防止することができる印刷機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、圧胴(14)の外周面上に複数の版胴(15a〜15c)が設けられ、前記圧胴の外周面上に巻き付けられた基材に前記複数の版胴で印刷する印刷機であって、前記圧胴の外周面上に前記基材を貼り付けて固定する横見当ずれ防止手段(18,19a)を備えたこと、を特徴とする印刷機である。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の印刷機において、前記横見当ずれ防止手段は、前記圧胴の外周面上に粘着剤を供給する粘着剤供給部(18)と、前記粘着剤供給部によって供給された粘着剤を硬化させる粘着剤硬化部(19a)と、を備えたことを特徴とする印刷機である。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の印刷機において、前記粘着剤供給部(18)は、電離放射線硬化型樹脂(17)を供給し、前記粘着剤硬化部(19a)は、電離放射線を照射して硬化させること、を特徴とする印刷機である。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の印刷機において、前記横見当ずれ防止手段は、前記圧胴の外周面上に形成され、前記粘着剤が充填される溝部(16a)を更に備えていること、を特徴とする印刷機である。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の印刷機において、前記圧胴から剥離された基材の被貼り付け部分を切断するスリット部(24)を更に備えていること、を特徴とする印刷機である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を挙げて、詳細に説明する。
図1は、本発明による印刷機の実施形態の構成を示す概略図である。
図1に示す印刷機10は、印刷装置11と、インフィード装置12(図中IF装置と記載する。)と、アウトフィード装置13(図中OF装置と記載する。)と、給紙装置21と、排紙装置25と、を備えている。
【0012】
印刷装置11は、共通圧胴ロール14と、版胴ロール15a〜15cを有するグラビア印刷ユニットと、粘着剤供給部としての樹脂供給ノズル18と、粘着剤硬化部としての紫外線照射装置19aと、各色のインクを硬化する紫外線照射装置19b〜19dと、ロールR13〜R15,R18,R19と、基材貼付ロールR16及び基材剥離ロールR17と、スリット部24と、を備えている。
また、粘着剤供給部としての樹脂供給ノズル18と粘着剤硬化部としての紫外線照射装置19aは、共通圧胴ロール14の外周面上に基材22を貼り付けて粘着固定する横見当ずれ防止手段を構成する。
【0013】
共通圧胴ロール14は、インキを版胴ロール15a〜15cから基材22に転写するために、基材22を版胴ロール15a〜15cに押し付けて加圧する金属製のロールである。
従来技術のように共通圧胴ロール14に、ゴム製ではなく、金属製を使用する意義は、以下の理由からである。
【0014】
▲1▼接着剤等の紫外線硬化型樹脂17によるダメージを少なくする。
金属製は、基材22と共通圧胴ロール14の間に紫外線硬化型樹脂17を流し込んだ場合に、ゴム製に比較して、共通圧胴ロール14が紫外線硬化型樹脂17により受けるダメージを少なくすることができるからである。
【0015】
▲2▼共通圧胴ロール14の伸縮を一定にする。
金属製は、ゴム製に比較して、共通圧胴ロール14を温度調節して、共通圧胴ロール14及び基材22の伸縮を容易に一定にコントロールしたり防いだりすることができるからである。
【0016】
▲3▼電離放射線によるダメージを防ぐ。
金属製は、ゴム製に比較して、電離放射線によるダメージが少ないからである。
【0017】
▲4▼基材22の剥離を容易にする。
金属製は、ゴム製に比較して、基材22を硬化した紫外線硬化型樹脂17で共通圧胴ロール14に密着させた後に、基材22を共通圧胴ロール14から容易に剥離することができるからである。
共通圧胴ロール14の外周面については、図2から図4を使用して後述する。
【0018】
版胴ロール15a〜15cを有するグラビア印刷ユニットは、共通圧胴ロール14の外周面上に巻き付けられた基材22に印刷をするユニットであり、通常の印刷ユニットと同様、各々に、版胴ロール15a〜15c、ドクター及びインキング機構を備えている。
【0019】
また、共通圧胴ロール14及び版胴ロール15a〜15cは、各々個別に温度調整可能であり、ロール温度を変化させて、各ロール14,15a〜15cを伸縮させることにより、ロール幅方向の各色間のピッチを調整して横見当ずれを防止する。
【0020】
共通圧胴ロール14を温度調整する意義は、特に、本実施形態のように、紫外線硬化型樹脂17を硬化して、基材22を共通圧胴ロール14に固定する場合に、紫外線が照射されて、共通圧胴ロール14及び基材22が熱による温度変化により伸縮したときに、共通圧胴ロール14と基材22の伸縮量に差が生じ、基材22が破損する現象を防止できることにある。即ち、共通圧胴ロール14の伸縮量が基材22の伸縮量より大きくなっても、共通圧胴ロール14の伸縮量を基材22の伸縮量に合わせるように共通圧胴ロール14を温度調整することで、基材22の破損を防ぐことができる。
【0021】
図6は、温度変化によって、版胴ロールに塗布されたストライプ形状のインキのピッチが変化する様子を示した説明図である。
例えば、100μmのストライプが、1mの鉄製の版胴ロール15a〜15cに、500μmピッチで彫られていたとした場合(図6(A)参照)、温度を5℃上昇させると、この鉄製の版胴ロール15a〜15cは約50μm伸び、ストライプ間のピッチは約0.025μm伸びる(図6(B)参照)。このピッチの伸縮を温度変化により調整して、他のロールのピッチと整合させて横見当ずれを防止する。
【0022】
版胴ロール15a〜15cを温度調整する意義は、版胴ロール15a〜15cで基材22に対し、上述したように基材22の走行方向のストライプ形状を印刷しようとする揚合に、各版胴ロール15a〜15cの製作や温度変化によって各版胴ロール15a〜15cが伸縮して、1色目、2色目及び3色目の各色のピッチに微小なズレが生じないようにするときに、本実施形態のように、基材22を共通圧胴ロール14に粘着固定しておけば、より効果的に横見当ずれを防止することができることにある。
【0023】
樹脂供給ノズル18は、共通圧胴ロール14の外周面上に対して、粘着剤である紫外線硬化型樹脂17を供給するノズルである。この樹脂供給ノズル18は、基材22の貼付け前に紫外線硬化型樹脂17を供給するために、共通圧胴ロール14の外周面上の基材貼付ロールR16の手前で、共通圧胴ロール14の外周面から所定の距離を空けて設けられている。
【0024】
紫外線照射装置19aは、樹脂供給ノズル18によって供給された紫外線硬化型樹脂17を硬化させる装置であり、共通圧胴ロール14の外周面上に設けられ、基材貼付ロールR16の後に設けられている。
紫外線照射装置19b〜19dは、版胴ロール15a〜15cを有するグラビア印刷ユニットによって印刷された紫外線硬化型インキを硬化させる装置である。
【0025】
基材貼付ロールR16は、インフィード装置12から送られてきた基材22を共通圧胴ロール14に貼り付けるためのロールであり、共通圧胴ロール14の外周面上に隣接して設けられる。また、基材剥離ロールR17は、共通圧胴ロール14から基材22を剥離するためのロールであり、共通圧胴ロール14の外周面上に隣接して設けられる。
【0026】
スリット部24は、ロールR18とロールR19との間に設けられ、基材22に粘着した紫外線硬化型樹脂17の残存部分(被貼り付け部分)を切り離すロールである。
【0027】
インフィード装置12は、給紙装置21から印刷装置11に走行する基材22の張力変動を少なくする装置であり、張力を一定に保持するためのロールR1〜R12を備えている。
【0028】
アウトフィード装置13は、印刷装置21から排紙装置25に走行する基材22の張力変動を少なくする装置であり、張力を一定に保持するための複数のロールR20〜R31を備えている。
【0029】
図2は、図1の印刷機における共通圧胴ロールの外周面を示す側面図及び共通圧胴ロールの外周面に形成された溝部を示す拡大図である。図3は、図1の印刷機における共通圧胴ロールに形成された溝部に紫外線硬化型樹脂が充填されている状況を示す図である。
共通圧胴ロール14は、外周面上で軸方向の両端に、断面が台形状に形成された溝部16aを設けている。溝部16aは、樹脂供給ノズル18から流し込まれた紫外線硬化型樹脂17を充填するための溝である。この溝部16aがあるために、紫外線硬化型樹脂17は、共通圧胴ロール14の外周面で不必要な範囲にまで広がることなく、溝部16aの位置のみに付着することができる。
この溝部16aに充填された紫外線硬化型樹脂17が、紫外線照射装置19から照射される紫外線により硬化されるので、基材22は、共通圧胴ロール14に固定される。
【0030】
次に、本実施形態にかかる印刷機10の動作について説明する。
基材22は、給紙装置21から送り出され、インフィード装置12内を、複数のロールR1〜R12によって張力一定に調節されて、印刷装置11内へと送り込まれる。基材22は、印刷装置11内をロールR13〜R15によって案内されて共通圧胴ロール14へと走行する。
【0031】
一方、樹脂供給ノズル18は、共通圧胴ロール14の外周面上の溝部16aに入るように紫外線硬化型樹脂17を供給し、そのために、溝部16aは、紫外線硬化型樹脂17で充填される。
基材22は、ロールR15を超えて共通圧胴ロール14の外周面に到達し、基材貼付ロールR16によって、共通圧胴ロール14に押し付けられる。このとき、基材22は、溝部16aに充填していた紫外線硬化型樹脂17によって共通圧胴ロール14に巻きついて貼り付く。
【0032】
その後、共通圧胴ロール14がA方向に回転して、紫外線照射装置19aは、基材22に向かって紫外線を照射する。その紫外線によって、紫外線硬化型樹脂17が硬化するので、基材22は、共通圧胴ロール14の外周面上で粘着固定される。
【0033】
基材22は、共通圧胴ロール14に固定されたまま、版胴ロール15aを有する印刷ユニットで印刷され、基材22へ印刷されたインキは、紫外線照射装置19bによって硬化される。基材22は、その後も、共通圧胴ロール14の回転とともに、版胴ロール15bを有する印刷ユニット、紫外線照射装置19c、版胴ロール15cを有する印刷ユニット、紫外線照射装置19dの順に、交互に印刷及びインキ硬化される。即ち、各色の印刷後に設置された紫外線照射装置19b〜19dによって硬化される。このようにして用いられる印刷用インキには、熱を加えられない基材を、速く乾燥させて印刷するため、紫外線硬化型のインキを用いるのが望ましい。
【0034】
基材22は、3色印刷後、基材剥離ロールR17により、共通圧胴ロール14から剥離され、ロールR18を経由して、スリット部24まで来ると、基材22の軸方向の両端部に残存する紫外線硬化型樹脂17の残存部分が切り離され、ロールR19を経由し、アウトフィード装置13へと送られる。
【0035】
アウトフィード装置13の内部でも、前述のインフィード装置12と同様に、基材22がロールR20〜R31によって張力一定に調節されて排紙装置25にて巻き取られる。
【0036】
本実施形態によれば、基材は、圧胴の外周面上に、横見当ずれ防止手段で固定されるので、横見当ずれの抑制精度が上がる。このように、共通圧胴ロールへ、基材を完全に固定することにより、横見当ずれは、小さく抑えることができるので、非常に高い見当精度が要求されるカラーフィルタや有機ELといったディスプレイ製品等への高品質な印刷ができる。
また、横見当ずれ防止手段が、圧胴の外周面上に紫外線硬化型樹脂17を供給する樹脂供給ノズル18と、樹脂供給ノズル18によって供給された紫外線硬化型樹脂17を硬化させる紫外線照射装置19aとを備えることにより、紫外線硬化型樹脂17によって固定できるので、貼付ける際に、基材に無理な力がかからない。
更に、紫外線照射装置19aが紫外線を照射して硬化させるので、熱を加えられない基材であっても、速く乾燥させて貼り付けることができる。
【0037】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)図4は、図2の共通圧胴ロール上に形成される溝部の形状の変形例を示す断面図である。
本実施形態では、共通圧胴ロール14の溝部16aの形状は、断面を台形状とする場合を例示したが、これに限られたものではなく、図4に示す半円形状の溝部16bや三角形状の溝部16cで形成することもできる。
【0038】
また、本実施形態では、共通圧胴ロール14の外周面上に2本の溝部16aを形成する場合を例示したが、これに限られたものではなく、1本の溝部であってもよいし、多数の溝部であってもよい。
さらに、本実施形態では、共通圧胴ロール14の全周に形成する例で説明したが、共通圧胴ロール14の一部に形成するだけでもよい。
【0039】
(2)本実施形態では、共通圧胴ロールへの固定の方法として紫外線硬化型樹脂17を使用する場合を例示したが、これに限られたものではなく、電子線(EB)等の紫外線(UV)以外の電離放射線によって硬化する樹脂で固定することも可能である。
【0040】
(3)本実施形態では、グラビア印刷方式の印刷機へ適用した場合を挙げたが、これに限られたものではなく、フレキソ(凸版)印刷方式、オフセット(平板)印刷方式又はスクリーン(孔版)印刷方式などへの適用も可能である。
【0041】
(4)本実施形態では、3色の多色印刷機に応用した場合を挙げたが、これに限られたものではなく、1色又は2色でも可能であるし、4以上の多色印刷を行うことも可能である。
また、本実施形態では、紫外線硬化型のインキを使用して、紫外線照射装置によって硬化することを例示したが、溶剤インキや水性インキといった通常の印刷インキを使用して、各色間に乾燥装置を設置して印刷することも可能である。
【0042】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、以下のような効果がある。
(1)基材は、圧胴の外周面上に、横見当ずれ防止手段で固定されるので、横見当ずれの抑制精度が上がる。
【0043】
(2)横見当ずれ防止手段が、圧胴の外周面上に粘着剤を供給する粘着剤供給部と、粘着剤供給部によって供給された粘着剤を硬化させる粘着剤硬化部とを備えて、粘着剤によって固定できるので、貼付けにあたって、基材に無理な力がかからない。
【0044】
(3)粘着剤供給部が電離放射線硬化型樹脂を供給し、粘着剤硬化部が電離放射線を照射して硬化させるので、熱を加えられない基材であっても、速く乾燥させて貼り付けることができる。
【0045】
(4)横見当ずれ防止手段は、圧胴の外周面上に設けられ、粘着剤が充填される溝部を更に備えているので、粘着剤は、充填しやすくなり、はみ出ることがなくなる。
【0046】
(5)圧胴から剥離された基材に残存する被貼り付け部分を切断するスリット部を更に備えているので、基材に付着して残存した不要な被貼り付け部分を切り離して基材を製品化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による印刷機の実施形態の構成を示す概略図である。
【図2】図1の印刷機における共通圧胴ロールの外周面を示す側面図及び共通圧胴ロールの外周面に形成された溝部を示す拡大図である。
【図3】図1の印刷機における共通圧胴ロールに形成された溝部に紫外線硬化型樹脂が充填されている状況を示す側面図である。
【図4】図2の共通圧胴ロール上に形成される溝部の形状の変形例を示す断面図である。
【図5】従来の多色印刷機の構成を示す概略図である。
【図6】温度変化によって、版胴ロール15a〜15cに塗布されたストライプ形状のインキのピッチが変化する様子を示した説明図である。
【符号の説明】
10  印刷機
14  共通圧胴ロール
15a〜15c 版胴ロール
18  樹脂供給ノズル
19a 紫外線照射装置
22  基材

Claims (5)

  1. 圧胴の外周面上に複数の版胴が設けられ、前記圧胴の外周面上に巻き付けられた基材に前記複数の版胴で印刷する印刷機であって、
    前記圧胴の外周面上に前記基材を貼り付けて固定する横見当ずれ防止手段を備えたこと、
    を特徴とする印刷機。
  2. 請求項1に記載の印刷機において、
    前記横見当ずれ防止手段は、
    前記圧胴の外周面上に粘着剤を供給する粘着剤供給部と、
    前記粘着剤供給部によって供給された粘着剤を硬化させる粘着剤硬化部と、
    を備えたことを特徴とする印刷機。
  3. 請求項2に記載の印刷機において、
    前記粘着剤供給部は、電離放射線硬化型樹脂を供給し、
    前記粘着剤硬化部は、電離放射線を照射して硬化させること、
    を特徴とする印刷機。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の印刷機において、
    前記横見当ずれ防止手段は、前記圧胴の外周面上に形成され、前記粘着剤が充填される溝部を更に備えていること、
    を特徴とする印刷機。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の印刷機において、
    前記圧胴から剥離された基材の被貼り付け部分を切断するスリット部を更に備えていること、
    を特徴とする印刷機。
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