JP2004082341A - 複合型画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のアプリケーション機能を持ち、各アプリからの印刷出力要求に従い画像形成(印刷)を行う複合型画像形成装置において、複数のアプリのいずれの出力結果であるかを印刷物から識別できるようにする。
【解決手段】アプリから出力要求された印刷物にアプリの識別マークを付加する指示(ユーザ操作による)がある場合に、予めアプリ毎の識別マーク情報(例えば図示のように矩形パターンの大きさ、配置、濃度により識別性を付与)をRAMから取り出し、これをマーク印字データを生成する手段に設定し、ここで生成される識別マークをアプリからの印刷要求された画像とページメモリ上で重ね合わせ印字データとして画像形成部に送出し、印刷出力を行う。複数のアプリから同時に印刷要求があっても、印刷物をアプリ毎に識別でき、混同を回避できる。
【選択図】  図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー、プリンタ、FAX(ファクシミリ)などの複数のアプリケーション機能を持つ複合型画像形成装置に関し、特定すると、各アプリケーション機能からの印刷要求に従い紙出力される印刷物の種類を使用アプリケーション毎に区別できるようにする手段を備えた前記複合型画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機においてはネットワーク化が進み、特にオフィス等に用いる機械では、ネットワーク接続してプリンタ、ファクシミリとしても利用できるようにこれらのアプリケーション機能を備えた複合型の装置が主流である。
このようなコピー、プリンタ、FAXなどの複数のアプリケーション機能を持ち、各アプリ(“アプリ”は“アプリケーション”の略記)からの要求に従い画像形成(印刷)を行う複合型画像形成装置では、画像形成部は共通であるから、複数のアプリで同時に印刷出力(画像形成)の要求が発生した場合には、それぞれの処理が同時に行われ、印刷物が同じ排紙場所に出力され、混同が起きることになる。
従来では、こうした混同を避けるために、各アプリ毎に印刷物の排紙先を切り替えて、特定の排紙場所に出力するような方法をとっている。しかしながら、この方法によると、各アプリ毎に特定の排紙場所を確保することになり、それ相当のスペースが必要になり、省スペース化の要求が高い場合には、採用し難い。また、アプリ毎に特定の排紙場所に分送し、排紙するために、大がかりな機構・装置を必要とする。
ところで、同じ排紙場所にかなりの枚数からなる印刷物が積載される場合に、その後の人手による作業を容易にするために、章の区切りや印刷部数の単位を分かり易く示すための手段を設けることについての提案が、従来からなされている。例えば、章の区切りに印刷用紙と異なる色の紙を合紙する合紙機能、或いは各部を峻別できる記号やマークをそれぞれに印字する手段(特開平5−316314号)を設けるものがこれに当たる。
しかしながら、これらの従来例は何れも、一つの印刷ジョブにおいて章の区切りや印刷部数といった単位を区切るための手段として提案されたものであり、コピー、プリンタ、FAXなどの複数のアプリケーション機能を区別すること、しかも出力結果の各印刷ページ単位でその区別ができるようにすることを意図したものではなく、複合機における各アプリの印刷出力結果の混同を回避するためのこうした課題に対する認識がない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の従来技術における問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、複数のアプリケーション機能を持ち、各アプリケーションからの要求に従い画像形成(印刷)を行う複合型画像形成装置において、複数のアプリで同時に印刷出力(画像形成)の要求が発生し、それぞれの処理による印刷物が同じ排紙場所に出力されようなことがあっても、各印刷ページ単位で印刷物が複数のアプリケーション機能のいずれの出力結果であるかを識別できるようにし、各アプリの印刷物の混同を回避し、仕分け作業を容易にするための手段を備えた前記複合型画像形成装置を提供することにある。
また、この発明の上記した目的を適えるために、印刷用紙の任意の位置にアプリケーションを識別するためのマークを印字する手段を設けるが、採用する印字マークとして、原画像を損なうことなく、識別能力の高いマークとすることにより、装置のパフォーマンスを向上させることを、さらなる目的とする。
また、上記した目的を実現する手段を備えた複合型画像形成装置をユーザーオリエンテッドな装置として提供することをさらなる目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、印刷を要求して画像情報を出力する複数のアプリケーション機能と、画像情報入力をもとに印刷データを生成する印刷データ生成部を有する複合型画像形成装置であって、印刷用紙の任意の位置に所定のマークを印字するためのマーク印字データを生成する手段と、生成したマーク印字データを特定のアプリケーション機能から出力される画像へ付加することを指示する手段を設け、前記印刷データ生成部は、指示に従って該当するアプリケーションから出力される画像情報に前記マーク印字データを付加し、各ページの印刷データを生成するようにしたことを特徴とする複合型画像形成装置である。
【0005】
請求項2の発明は、請求項1に記載された複合型画像形成装置において、前記マーク印字データとして、マークの配置がそれぞれ異なる複数のデータを予め用意し、マークを付加するアプリケーションごとに前記複数のデータから異なるデータを選択・指定するようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された複合型画像形成装置において、前記マーク印字データに用いるマークとして、それぞれが異なる大きさの矩形の複数のパターンを予め用意し、マークを付加するアプリケーションごとに複数の矩形パターンから異なるパターンを選択・指定するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載された複合型画像形成装置において、前記マーク印字データの生成に用いるマークの属性情報として、濃度、模様、色の少なくとも一つについて、それぞれが異なる性状を持つ複数の情報を予め用意し、マークを付加するアプリケーションごとに前記複数の性状情報から異なる情報を選択・指定するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載された複合型画像形成装置において、マークを付加するか、否かの指示、或いはマークに対する指示内容の変更を可能にするオペレータの入力操作手段を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の複合型画像形成装置を添付する図面とともに示す以下の実施形態に基づき説明する。以下には、本発明の複合型画像形成装置に係わる実施形態として、デジタル複合機(コピー、プリンタ、FAX機能を複合)へ実施した例を示すものである。
図1は、本実施形態に係わるデジタル複合機のシステム構成を示すブロック図である。
図1に示すデジタル複合機のシステムは、CPU5、制御プログラムを格納するためのROM6、制御プログラムに従い画像情報や制御情報を処理するためのワークメモリや一時的な制御用データの記憶エリアを提供するRAM7によりシステム制御部を構成し、このシステムコントローラによりコピー、プリンタ、FAXの各機能に係わる動作を含め、デジタル複合機全体の動作を制御する。
複合されたコピー、プリンタ、FAXの各機能に係わる動作を制御するために、システム制御部の制御下に、ADF:自動原稿搬送装置(搬送モータ)により送られる原稿の読み取り部23、搬送装置(搬送モータ)により給紙・排紙される印刷用紙に印刷データによって画像を形成し、印刷処理を行う画像形成(印字)部12、ホスト装置からの印刷処理コマンドに応じて印刷出力用データの生成処理を行うプリンタアプリ9、FAX送受信の信号処理・通信処理や受信FAX信号からの印刷データの生成処理を行うFAXアプリ10、コピー、プリンタ、FAX等のアプリにより生成された印刷データを画像形成部12への印字データに展開するためのページメモリ3、後述する印字マークの編集を行う編集器4をおくように、これらの各要素をCPUバスに接続する。また、システムに対してオペレータ(ユーザー)操作による指令入力を対話形式で行うための操作表示部1を備え、システム制御部のCPUバスに接続する。
【0010】
次に、上記したシステム構成(図1)のデジタル複合機における識別マークの印字処理に関する構成及び動作について説明する。
本発明は、複数のアプリケーション機能の中のいずれかからの要求により印刷出力を行う場合に、出力される用紙にどの機能の出力結果であるかを識別するためのマークを印字できるようにする。基本的にはマークを印字するか、否かにより二つの機能を識別できる。もちろん、それぞれに識別マークを印字しても良い。三以上を識別するためには、二以上の機能にマークを印字し、この場合にも、印字する機能ごとに識別マークを対応付ける。マークは一機能のジョブ単位が複数ページからなる場合には、ページ毎に印字し、ページ単位でどの機能の出力であるかが識別できるようにする。
また、識別マークの印字位置を印刷用紙の任意の位置に設けることができるようにし、識別マークに用いるパターン(後述)の形状とともに、原画像を損なうことのない配置とパターンを用いることが必要である。
マークの印字により複数の識別性を持たせるためのマーク印字データの生成方法は、次の(1)〜(3)の方法を用いる。
(1) マークの配置がそれぞれ異なる複数のマーク印字データを予め用意し、マークを付加するアプリケーションごとに複数のマーク印字データから異なるデータを選択・指定する。
(2) それぞれが異なる大きさの矩形の複数のパターンを予め用意し、マークを付加するアプリケーションごとに複数の矩形パターンから異なるパターンを選択・指定する
(3) マークの属性情報としての濃度、模様、色の少なくとも一つについて、それぞれが異なる性状を持つ複数の情報を予め用意し、マークを付加するアプリケーションごとに複数の性状情報から異なる情報を選択・指定す る。
さらに、上記した識別マークを付加するか、否か、或いはマークをどのような形態で付加するかの指示は、設計時に定めた判断基準に従って装置が自動的にその指示を行うようにしても良いが、本発明においては、オペレータが入力操作手段を用いてこれらの指示を行うことを可能にして、ユーザーオリエンテッドな装置を提供できるようにする。
【0011】
上記した方法による識別マークの付加印字処理に係わる実施形態について、図2に示すこの処理手順のフロー図を参照して詳細に説明する。なお、図2に示すフローは、上記した(1)〜(3)のマーク印字データの生成方法の何れにも共通に適用できる形態で示しているが、実施形態によっては、手順の一部を不要にして実施することが可能である。
図2に示す印字処理の手順においては、先ず、複数のアプリケーション(コピー、プリンタ、FAX等)機能の中のいずれかから印刷要求があったときに、要求のあったアプリから受け取った印刷出力すべき画像を画像形成部12への印字データとしてページメモリ3に展開する(S1)。
次に、印刷要求のあったアプリに識別マークの印字が指示されているか、否かをチェックする(S2)。チェックの結果、識別マークの印字が指示されていない場合には(S2−NO)、識別マークを付加して印字する処理はしないので、ステップS1でページメモリ3に展開した印字データを画像形成部12へ送出し、そこで印字データを用いた印刷処理を実行する(S9)。
この後、要求のあった印刷ジョブの全てのページの印刷を完了したか、否かをチェックして(S10)、未処理のページがある場合(S10−YES)、次ページに対してテップS1からの処理を行うようにし、また、全てのページの印刷の完了が確認できれば(S10−NO)、この処理フローを終了する。
【0012】
他方、ステップS2のチェックの結果、識別マークの印字が指示されている場合には(S2−YES)、識別マークを付加して印字する処理を行う。この処理の始めに識別マークを生成するための処理条件を設定する処理として、マークのサイズ、位置の設定(S3)と、マークの属性情報としての濃度を設定する(S4)。
これらの処理条件の指示は、操作表示部1でユーザーの操作により、アプリ毎に識別マークを印字するか、否かの指示を行う際、印字の選択をしたことに伴って、予めアプリ毎に格納された識別マーク情報をRAM7から取り出し、これをマーク印字データを生成するために設定する。ここに、RAM7に格納する識別マーク情報は、上記した(1)〜(3)のマーク印字データの生成方法のいずれかを適用して、アプリ毎に異なるパターン、配置、濃度のマーク情報として用意する。
本処理フローにおける次の手順として、識別マークの印字データを生成する処理を行う(S5)。この処理は、ステップS3,S4で設定した識別マーク情報を呼び出して、この情報に基づいて、出力の印字位置、即ち印刷用紙の有効画面上におけるマーク印字を行う画素位置の計算(後記にて詳細を例示)を行う(S5)。
次いで、得られた印字位置の算出結果に従って、編集器4のレジスタに識別マークの印字データ(所定配置のパターン画像)を書き込み、編集するマークパターンを設定する(S6)。その後、レジスタの識別マークの印字データを、ステップS1でページメモリ3に展開した印字データに付加・合成し、印刷(画像形成)に用いるデータを編集する(S7)。この実施例では、単位矩形パターンを複数個組み合わせて識別マークパターンを生成するという方法(後述)を採るので、ステップS3,S4における印字設定情報(識別マークを生成するために処理条件として設定された情報)に従って、そこに指定された全ての個数の単位矩形パターンについて印字データの生成を完了したか、否かをチェックし(S8)、完了していない場合には、次の矩形パターンの生成処理を上記したと同様に、ステップS5からの手順によって行う。
全ての個数の矩形パターンの生成が完了したことを確認して(S8−YES)、識別マークを付加・合成しページメモリ3に展開されている印字データを画像形成部12へ送出し、そこで印字データ用いた印刷処理を実行する(S9)。その後、要求された全てのページの印刷を完了したか、否かをチェックして(S10)、未処理のページには、上述と同様にテップS1からの処理を行うようにし、また、全てのページの印刷の完了を確認して(S10−NO)、この処理フローを終了する。
【0013】
マーク印字データの生成処理(上記ステップS3〜8、参照)を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
次に示す例は、マーク印字データの生成方法(上記(1)〜(3))の実現手段として、矩形パターンを生成する手段を用い、生成された矩形パターンを構成単位として一矩形パターンを用いるか、複数個の矩形パターンを組み合わせて用いるかして、識別マークパターンを生成するという方法を採用する。
図3は、本実施例における矩形パターンの生成方法を説明するための図である。
同図における(A)は、構成単位とする矩形を定義するパラメータを示すもので、印刷用紙の有効画面(用紙の紙面全体)上の任意の位置に矩形パターンを設定できるようにするものである。ここでは、有効画面の1隅を基準点として、基準点から横(X)方向及び縦(Y)方向それぞれに印字基点XS(mm),YS(mm)を決め、さらに印字基点XS,YSからそれぞれの印字幅X(mm),Y(mm)を決めることにより矩形パターンを定義する。また、この矩形パターンと同一の印字幅X(mm),Y(mm)を持つ矩形を最初の矩形をもとに連続して付加し、複数個の矩形を生成することができるようにする。この場合には、生成する矩形の個数と、矩形間のピッチを、図3(B)に示すように、複数間隔XN(mm),YN(mm)として横(X)方向及び縦(Y)方向それぞれに決め、この定義に従い矩形パターンを生成する。
このような矩形定義による方法を用いることにより、用紙の上下左右の端部のどこでも印字が可能で、右端や後端の隅でもよく、複数のアプリを一度に印刷して同じ場所に排紙された場合などは、識別しやすくなる。
【0014】
この矩形パターンの生成方法(図3)を上記(1)のアプリケーションごとにマークの配置をそれぞれ異にして識別性を付与する実施形態に適用する。つまり、同一の矩形パターンのマークを付加する場合でも、アプリごとにマークの配置を定める(YS,XS)を異なる設定として、各アプリのぺージごとの識別マークとして設定した配置の矩形を編集器4により付加していく。図4(B)は、この設定による印刷結果を示すもので、同じ大きさの矩形でもコピー、FAX、プリンタの各アプリごとに異なる位置に印刷されるので、これにより識別性を付与することができる。このように、アプリ毎にマーク位置を自由に選択できるので、、アプリからの画像によっては、印字できる位置が限られている場合など、mm単位で設定することが可能であるから、用紙の先端隅や後端隅など、又右上部から10mmを基点とする、等で指定できるので、インデックスのようにマークパターンが用紙を裁いたとき隅に見え、又画像と重ならない位置を正確に設定津宇ことが可能になる。
【0015】
また、矩形パターンの生成方法(図3)を上記(2)のアプリケーションごとにそれぞれが異なる大きさの矩形マークを用いることにより識別性を付与する実施形態に適用する。つまり、大きさはアプリごとに少なくとも縦・横のいずれか一方の印字幅(X,Y)を異なる設定として、各アプリのぺージごとの矩形パターンによるマークを編集器4により付加していく。図4の(A)は、この設定による印刷結果を示すもので、同じ位置に付加した矩形でもコピー、FAX、プリンタの各アプリごとに異なる大きさ(幅)を持つ矩形パターンが印刷されるので、これにより識別性を付与することができる。
このように、従来の文字記号の印字では、特定の大きさでしか印字できないため、区切りで印字しても小さくて用紙を重ねた場合などでは、一見で区切りを認識することが困難であり、又アプリ毎に識別マークの矩形の大きさが固定されていると印字位置が違っても、アプリ毎の用紙の違いが分かり難い。ところが、この実施例では、識別マークの矩形の大きさを縦・横任意に指定できるので、例えば右隅に横5mm、縦100mmの縦帯を印字することができるため、視認性が格段に増し、画像に干渉しない形や大きさに自由に形成することが可能になる。また、縦・横の両方の印字幅を異なる設定として、例えば、コピーアプリは上端に横100mm縦10mmで横帯のマークを付加し、プリンターアプリは右端に横10mm縦100mmで縦帯のマークを付加し、FAXアプリは下端に横50mm縦5mm分の横帯を付加するように設定すれば、毎ページ用紙の大きさがA4、A3、B4と異なっていても用紙の各端面にマークを付加することができる。
【0016】
また、この矩形パターンの生成方法(図3)を上記(3)のアプリケーションごとにマークの属性情報である濃度をそれぞれ異にして識別性を付与する実施形態に適用する。つまり、同一の位置、大きさの矩形パターンのマークを付加する場合でも、アプリごとにマークの属性情報である濃度を異なる設定として、各アプリのぺージごとの識別マークとして編集器4により付加していく。図4の(C)は、この設定による印刷結果を示すもので、同じ位置、大きさの矩形でもコピー、FAX、プリンタの各アプリごとに異なる濃度(この例では、黒ベタ、グレー、最も淡い、という3段階の濃度による)に印刷されるので、これにより識別性を付与することができる。
ここで、この異なる濃度を付与するために適用し得る方法について、その実施例を説明する。ここに示す例は、濃度を対応する網掛けパターンを選択することにより設定するものである。図5は、濃度と網掛けパターンの対応を示すものであり、同図の(A)がベタ、(B)がグレーで、(C)がより淡いグレーである。また、図5の(B)、(C)は透かしとなっているので、これを識別マークに採用し、選択できるようにした場合に、アプリからの原画像と重なり合うことがあっても、完全に原画像が消失されることがなく、影響を少なくし、文字等の場合にその認識ができるようにすることが可能になる。
編集器4は、ページメモリ3上の画像の位置をアドレスごとに管理して1ページのライン数とドット数をRAMに記憶している。パターンを生成する際に、その位置と大きさはその1mmのライン数とドット数から換算してメモリー上のアドレスを割り出し、パターンの設定をする。網掛けパターンを生成する場合、濃度はそのアドレスからXラインとYドット分を予め作成している網掛けパターンとOR合成したり、AND合成したりする。図5に示す例は、ページメモリ3上の画像にOR合成するパターンの一例である。
【0017】
なお、上記でマークの属性情報を濃度として、マークの濃度を変更することにより識別機能を与えることができるが、マークの濃度を変更する手段を付加的に用いることによりさらに別の機能を与えることが可能である。例えば、FAXアプリで相手先から付加してくるTTI、ぺ一ジ情報、日付情報などを消したい時などはその位置を指定して黒く塗りつぶしたり、濃度に白を選択すれば、ただ消すだけといった応用が可能になる。
また、上記でマークの属性情報を濃度(網掛けパターン)とする例を示したが、画像形成装置がカラー対応である場合には、この属性情報を色として、色の設定により、識別性を付与することが可能になる。
【0018】
【発明の効果】
(1) 請求項1の発明に対応する効果
印刷用紙の任意の位置に所定のマークを印字するためのマーク印字データを生成し、これを指示に従って特定のアプリケーション機能から出力される画像へ付加して各ページの印刷データを生成するようにしたので、印刷物に付加されたマークの有無により、或いはマークに識別性を付与するようにした場合にはマークの違いによりアプリを特定することが可能になり、各アプリの印刷物の混同を回避し、仕分け作業を容易にし、また従来のようにアプリ毎の排紙場所と大がかりな機構(例えば、複数トレイを有するフィニッシャー等)を要することなく装置の簡素化を図ることができる。
(2) 請求項2の発明に対応する効果
上記(1)の効果に加えて、マークを付加するアプリケーションごとにマークの配置がそれぞれ異なる複数のデータから選択・指定するようにし、識別マークの適正な配置を選ぶことができるので、複数アプリの印刷物を重ねた場合の視認性をよくし、またアプリから印刷要求された画像と識別マークが重なり合うことを避けることも可能になる。
【0019】
(3) 請求項3の発明に対応する効果
上記(1)、(2)の効果に加えて、それぞれが異なる大きさの矩形の複数のパターンを予め用意し、マークを付加するアプリケーションごとに複数の矩形パターンから異なるパターンを選択・指定するようにしたので、アプリごとに視認性のよいマークを付加したり、または小さく目立たないマークを付加したり自由に形成できるので、アプリから印刷要求された画像へのマーク印字による影響を小さくすることが可能になる。
(4) 請求項4の発明に対応する効果
上記(1)〜(3)の効果に加えて、マークの属性情報として、濃度、模様、色の少なくとも一つについて、それぞれが異なる性状を持つ複数の情報を予め用意し、マークを付加するアプリケーションごとに複数の性状情報から異なる情報を選択・指定するようにしたので、重要性の高いアプリ文書には目立つ模様を付加したり一度に複数のアプリ出力を行っても、濃度を変えるなどすればより視認性が増し、また、濃度、模様、色の性状を変えることによりインデックスの役目を果たすことが可能となり、さまざまな用途への適用が可能になる。
(5) 請求項5の発明に対応する効果
マークを付加するか、否かの指示、或いはマークに対する指示内容の変更を可能にするオペレータの入力操作を可能にしたので、上記(1)〜(4)の効果をオペレータの意に沿って実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わるデジタル複合機のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】識別マークの付加印字処理の手順に係わるフロー図を示す。
【図3】矩形パターンの生成方法を説明するための図で、(A)は単位矩形を定義するパラメータを、(B)は連続矩形を定義する複数間隔を示す。
【図4】異なるマーク印字データの生成方法により得られる印刷結果を例示する。
【図5】マークの識別性を濃度により付与するために適用し得る網掛けパターンを例示する。
【符号の説明】
1…操作表示部、         2…原稿読み取り部、
3…ページメモリ、        4…編集器、
5…CPU、            6…ROM、
7…RAM、            8…HDD、
9…プリンタアプリ、      10…FAXアプリ、
12…画像形成(印字)部。

Claims (5)

  1. 印刷を要求して画像情報を出力する複数のアプリケーション機能と、画像情報入力をもとに印刷データを生成する印刷データ生成部を有する複合型画像形成装置であって、印刷用紙の任意の位置に所定のマークを印字するためのマーク印字データを生成する手段と、生成したマーク印字データを特定のアプリケーション機能から出力される画像へ付加することを指示する手段を設け、前記印刷データ生成部は、指示に従って該当するアプリケーションから出力される画像情報に前記マーク印字データを付加し、各ページの印刷データを生成するようにしたことを特徴とする複合型画像形成装置。
  2. 請求項1に記載された複合型画像形成装置において、前記マーク印字データとして、マークの配置がそれぞれ異なる複数のデータを予め用意し、マークを付加するアプリケーションごとに前記複数のデータから異なるデータを選択・指定するようにしたことを特徴とする複合型画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載された複合型画像形成装置において、前記マーク印字データに用いるマークとして、それぞれが異なる大きさの矩形の複数のパターンを予め用意し、マークを付加するアプリケーションごとに複数の矩形パターンから異なるパターンを選択・指定するようにしたことを特徴とする複合型画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された複合型画像形成装置において、前記マーク印字データの生成に用いるマークの属性情報として、濃度、模様、色の少なくとも一つについて、それぞれが異なる性状を持つ複数の情報を予め用意し、マークを付加するアプリケーションごとに前記複数の性状情報から異なる情報を選択・指定するようにしたことを特徴とする複合型画像形成装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された複合型画像形成装置において、マークを付加するか、否かの指示、或いはマークに対する指示内容の変更を可能にするオペレータの入力操作手段を設けたことを特徴とする複合型画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008287232A (ja) * 2007-04-17 2008-11-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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