JP2004081777A - 調理器具の置き台 - Google Patents

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Giichi Misawa
三澤 義一
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Abstract

【課題】調理中に使用している調理器具を形状に関係なく、しかも調理器具に付着している食品に触れることなく置くことが出来る取り扱いの楽な、きわめて衛生的な調理器具の万能置き台を提供する。
【解決手段】土台板(1)の上表面に設けた支持板(2)の上に30度の角度をつけた受け板(3)を設け、その上に滑り止めマット(4)を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、調理中に使用している調理器具の置き台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より調理器具の置き台は、調理器具の形状に合わせて調理器具の置く場所が決まっていたので、2種類又は3種類の形状の異なった調理器具しか置く事が出来なかった。したがってその他の異なった調理器具を使用した場合は、従来の調理器具の置き台では置く事が出来ない為、役に立たなかった。又従来の調理器具の置き台は調理器具を立てかける方式の為、図7で示すように調理中に先端に食品が付着した調理器具を、置き台に直接接触して立てかけなければならなかった。したがって調理中に使用している全ての調理器具に付着している食品が、置き台に付着してしまうのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これは次のような欠点があった。
(イ) 調理器具の形状は10種類以上あるが2〜3種類の調理器具にしか利用出来ないので、不便だった。
(ロ) 調理器具に付着している食品が調理器具の置き台に付着するので、不衛生であった。
(ハ) 調理器具の置き台に食品が付着するので、使用後は必ず食品を除去するため掃除をしなければならなかった。
本発明は、これらの欠点を解決するために発明されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
土台板(1)の上表面に支持板(2)を設け、その上に約30度の角度を付けた受け板(3)を設置する。そして滑り止めマット(4)を受け板(3)の上に設ける。本発明は以上の構成よりなる調理器具の万能置き台である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ) 図1で示すように長方形状の土台板(1)の1短辺から支持板(2)を上方向に、しかも内側に斜めに傾斜させて設ける。
(ロ) 支持板(2)の上に受け板(3)を図2に示すように約30度の角度を付けて設ける。
(ハ) 図3で示すように、受け板(3)の右側一辺と、左側一辺のやや中央部分にストッパー(5)を設ける。これは一辺の2ヶ所に切れ目を入れて、その2ヶ所の切れ目の中間部分を上方向に折り曲げた形状にする。ストッパー(5)を設けることにより調理器具が転がり落ちるのを防ぐことが出来ると同時に、滑り止めマット(4)を固定するのに使用する。
(ニ) 図1で示すように長方形状の土台板(1)の右側長辺の約半分と、左側長辺の約半分そして支持板(2)が設けてある1短辺の反対側の1短辺に起立壁(7)をもうける。
(ホ) 図1、図2で示すように支持板(2)が設けてある土台板(1)の短辺に支持板と並んで足(6)を設ける。この足(6)は湾曲した形状であり、中心が上のほうに山のように持ち上がった形状である。すなわち土台板(1)の平面部よりも上方向に出っ張った形状になる。
(ヘ) 図3に示すように滑り止めマット(4)の右側の1辺のやや中央部が2ヶ所の切れ目が入った形状であり、左側の1辺のやや中央部にも2ヶ所の切れ目が入った形状である。この右側と左側の4ヶ所の切れ目が(図1)で示すようにストッパー(5)を挟み込むため、受け板(3)の上に滑り止めマット(4)を設けたときに、ずれることなく固定されるのである。
(ト) 受け板(3)の上に滑り止めマット(4)を設ける。
滑り止めマットとは、滑り止め効果の高いゴム又は樹脂の素材を使用した、形状は、小さな凹凸を無数に配した面を有する板状のシートである。
(チ) 受け板(3)の上表面に滑り止めマット(4)の代わりに滑り止め加工を直接施してもよい。
滑り止め加工とは、加工を施したい製品に滑り止め効果の高い素材を使用したゴム又は樹脂を直接噴き付け、又は塗り付けて、小さな凹凸を無数に配した面を構成することを言う。
(リ) 本発明の土台板(1)、支持板(2)、受け板(3)の材質は、アルミ、ステンレス、プラスチック、アクリル、エンビ、ガラス、鉄、陶器、木材等で作成できる。
(ヌ) 土台板(1)、支持板(2)、受け板(3)は、楕円形や、丸型といった形状でもよい。
本発明は以上のような構造で、これを使用する時は調理中に手の届く場所に置いて、使用している調理器具を上に乗せて使用する。
本発明はどのような形状の調理器具にも対応出来るため図4、図5、図6で示すように、中華鍋用の長くて重い調理器具から、日本料理、西洋料理、地中海料理と、幅広い料理を調理するための調理器具を置くことが出来る。又、大小の鍋の蓋を置くことも出来る。又、受け板(3)を約30度の角度にすることで調理器具を置く時と、取り上げる時が、きわめて楽に、しかも自然な動作で出来るようになったのである。又、本発明に調理器具を置いた場合図6で示すように調理器具の先端が空間に位置するため調理中の食品が、どこにも触れることなく、きわめて衛生的である。
本来30度の角度に傾斜した面に調理器具を載せることは、滑り落ちて不可能だったが、滑り止めマット(4)を設けることにより可能になった。又、土台板(1)の3辺に起立壁(7)を設けたので、調理器具から食品の液体が流れ落ちた場合でも土台板(1)から外に流れ出ることはない。又、構造が簡単なため洗う場合も、きわめて容易である。
なお本発明について他の実施例について説明する。
(イ) 図8、図9、に示すように支持板(2)に接合部(8)を設けることによって、土台板(1)と受け板(3)を切り離すことが出来る。このことは、より小さな箱に入れることが出来るため、保管場所の節約と運送費を下げることができる。
(ロ) 図10、に示すように受け板(3)の上表面に滑り止めマット(4)を貼り付けるか、滑り止め加工を施した場合は、受け板(3)の右側一辺と、左側一辺を上方向に折り曲げた形状にする。これにより調理器具が転がり落ちるのを防ぐことが出来る。又滑り止めマット(4)を固定する必要がなくなるので、受け板(3)の形状がよりシンプルになり、より安価に製造することが出来る。
(ハ) 図11、に示すように土台板(1)支持板(2)受け板(3)を、2ヶ所の接合部(8)を設けることによって3つに切り離すことが出来る。又図12、に示すように土台板(1)の上表面に支持板(2)を直角に取り付けて、その上に受け板(3)を約30度の角度で取り付けることもできる。又、支持板(2)の一部に図11、に示すように切り込みを設けて調理器具の一部を乗せることも出来る。
【0006】
【発明の効果】
本発明を使用することによって、形状の異なった多くの種類の調理器具が利用できるようになり、衛生上も格段に向上し、調理器具が30度の角度で保持されるため取り扱いもきわめて楽になる。しかも構造上洗う場合もきわめて簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜視図である。
【図2】本発明の側面図である。
【図3】本発明の分解斜視図である。
【図4】本発明の使用例の図である。
【図5】本発明の使用例の図である。
【図6】本発明の使用例の図である。
【図7】従来の使用例の図である。
【図8】本発明について他の実施例の分解斜視図である。
【図9】本発明について他の実施例の斜視図である。
【図10】本発明について他の実施例の斜視図である。
【図11】本発明について他の実施例の分解斜視図である。
【図12】本発明について他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 土台板
2 支持板
3 受け板
4 滑り止めマット
5 ストッパー
6 足
7 起立壁
8 接合部
9 滑り止め加工面

Claims (1)

  1. 土台板の上表面に設けた支持部の上に、やや角度を付けた受け板を設け、その上に滑り止めマットを設けた調理器具の置き台。
JP2002290469A 2002-08-28 2002-08-28 調理器具の置き台 Pending JP2004081777A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014062803A1 (en) * 2012-10-17 2014-04-24 Svetlana Zhitnitsky Trivet

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WO2014062803A1 (en) * 2012-10-17 2014-04-24 Svetlana Zhitnitsky Trivet
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