JP2004081259A - 洗面ボール及びその取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗面ボールのフランジ部の周端縁にリブを形成して架台の側板上から落下することもなく、しかも架台の側板上と洗面ボールのフランジ部との位置合わせが簡便な洗面ボール及びその取付構造を提供するものである。
【解決手段】架台3の側板4に載置するボール外面に沿ったフランジ部5を設け、このフランジ部5の周端縁6にリブ7を形成するようにしたのは、下面が水平に成形され、軽量化のために複数個形成して一体成形したものである。このフランジ部5の周端縁6には、リブ7が形成されている
【選択図】 図3
【解決手段】架台3の側板4に載置するボール外面に沿ったフランジ部5を設け、このフランジ部5の周端縁6にリブ7を形成するようにしたのは、下面が水平に成形され、軽量化のために複数個形成して一体成形したものである。このフランジ部5の周端縁6には、リブ7が形成されている
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗面化粧台等の架台の側板に洗面ボール本体のフランジ部を載置して固着する洗面ボール及びその取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6に示したように、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等をプレス成形してボール状に成形された洗面ボール本体20の周端縁に折り返し垂下するフランジ部21と洗面ボール本体20の背面側に突出している固定部22とが設けられた洗面ボール23を成形し、この洗面ボール23のフランジ部21を洗面化粧台の架台24の側板25上に載置して、洗面ボール本体20の背面側に突出している固定部22を洗面化粧台の架台24の内面側に断面L字状の金具26が固定され、この断面L字状の金具26の水平部27に洗面ボール23の固定部22がビスやボルト等の固着具27でもって固着するようにしていた。
【0003】
このとき、洗面ボール23のフランジ部21の肉厚を薄くして形成すると、図7(a)、(b)、(c)のように、架台24の側板25上から外れて落ちたりする恐れがあり、洗面ボール23の取付けの位置合わせが困難なものであった。また、洗面ボール本体20の背面側に突出している固定部22と架台内面側に固定されている断面L字状の金具26との固定が面倒なものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、洗面ボールのフランジ部の周端縁にリブを形成して架台の側板上から落下することもなく、しかも架台の側板上と洗面ボールのフランジ部との位置合わせが簡便な洗面ボール及びその取付構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の洗面ボールは、洗面ボール本体の裏面側に架台の側板に載置するフランジ部を設けた洗面ボールにおいて、該フランジ部の周端縁にリブを形成することを特徴とする。
【0006】
したがって、洗面ボールのフランジ部の周端縁にリブを形成しているので、架台の側板との接触面積が大となり、側板上から落下することもなく、しかも架台の側板上と洗面ボールのフランジ部との位置合わせが簡便なものである。
【0007】
本発明の請求項2記載の洗面ボールは、請求項1記載のフランジ部の下端に位置決め用段部を形成することを特徴とするものである
【0008】
したがって、架台の側板の外面に位置決め用段部が係合されるので、洗面ボールの位置決め作業が簡便である。
【0009】
本発明の請求項3記載の洗面ボールは、請求項1記載のフランジ部の周端縁に設けられている水平リブから内方に傾斜する傾斜リブを形成することを特徴とするものである
【0010】
したがって、架台の側板の上面に水平リブが載置され、傾斜リブによって洗面ボールの位置決め作業が簡便である。
【0011】
本発明の請求項4記載の洗面ボールは、請求項1記載の洗面ボール本体が樹脂製のSMCを基材として成形することを特徴とするものである。
【0012】
したがって、洗面ボールの肉厚が薄く形成され、材料ロスが少なく経済的に成形可能となる。
【0013】
本発明の請求項5記載の洗面ボールの取付構造は、洗面ボールのフランジ部の周端縁のリブを架台の側板に載置するとともにフランジ部の下端に設けられている位置決め用段部を側板の外面に係止して載置するようにして成るものである。
したがって、フランジ部の下端に設けられている位置決め用段部が側板の外面に係止して載置するようにしているので、洗面ボールの位置決め作業が簡便であり、洗面ボールの取付けが簡単である。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5に示したように、本発明の実施形態に係わる洗面ボール及び洗面ボールの取付構造であって、以下に説明する。
【0015】
本発明の洗面ボールAは、図1乃至図3に示したような四角形状をし、樹脂製、陶器製、金属製等の洗面ボール本体1の裏面側2に架台3の側板4に載置するフランジ部5を設け、このフランジ部5の周端縁6にリブ7を一体成形したものである。
【0016】
この洗面ボールAは、洗面化粧台の架台3の側板4の上にフランジ部5の周端縁6に設けられているリブ7を載置する。これにより、洗面ボールAを洗面化粧台の架台3の側板4の上に載置する際に、左右前後に移動するときにフランジ部5のリブ7の面積が大となり、架台3の側板4の上から外れることもない。
【0017】
図4は、異なる実施形態に係わり、フランジ部5の周端縁6の水平リブ7が内方に傾斜するように傾斜リブ8を形成することで、架台3の側板4の上面に水平リブ7が載置され、傾斜リブ8によって洗面ボールBの位置決め作業が簡便である。
【0018】
また、図5は、フランジ部5の下端に設けられている位置決め用段部9が側板4の外面に係止して載置するようにしているので、洗面ボールCの位置決め作業が簡便であり、洗面ボールCの取付けが簡単となる。
【0019】
以下、本発明の一実施例に係わる図1乃至図5に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は洗面ボールの平面図、(b)は(a)の背面図、(c)は(a)の側面図、図2は、本発明の一実施例に係わる洗面ボールの背面から見た斜視図、図3は、本発明の一実施例に係わる洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の断面図、図4は、異なる実施例に係わる洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の断面図、図5は、さらに異なる実施例に係わる洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の断面図である。
【0020】
図1において、洗面化粧台に取付けられる平面略四角形状の洗面ボールA、B、Cが形成され、この洗面ボールA内に水栓金具(図示せず)で得られた水や湯水が排水される排水口10が設けられており、この排水口10から下方に排水管を接続し排水するようにされている。このとき、洗面ボールA、B、Cの周縁には、フランジ部5の周端縁6に複数個のリブ7が形成されている。これらの、洗面ボールA、B、Cは、洗面ボール本体1が樹脂製のSMC(シート・モールデイング・コンパウンド)を基材として成形しているので、従来のBMC(ベンド・モールデイング・コンパウンド)より、厚さを薄く成形が可能となる。そのために、洗面化粧台等の架台3の側板4から落下しないようにフランジ部5の周端縁6にリブ7を一体成形するものである。さらに、洗面ボールの肉厚が薄く形成され、材料ロスが少なく成形できるので、経済的である。
(実施例1)
【0021】
図2及び図3において、洗面ボールAは、ボール状に形成された陶器や磁器等のセラミック、ステンレス等の金属、塩化ビニールやポリカーボネート等の樹脂でできた洗面ボール本体1の裏面側2に架台3の側板4に載置するボール外面に沿ったフランジ部5を設け、このフランジ部5の周端縁6にリブ7を形成するようにしたのは、下面が水平に成形され、軽量化のために複数個形成して一体成形したものである。このフランジ部5の周端縁6には、リブ7が形成されている。尚、リブ7は洗面化粧台等の架台3の側板4の方向と直交するように複数個形成すれば良いが、側板4から落下しなければどのような形状のリブ7であっても良い。
【0022】
そして、この洗面ボールAのフランジ部5の周端縁6に形成されるリブ7を架台3上に載置される。このようにリブ7を設けることで、洗面ボールAを左右前後に摺動下場合に、架台3の側板4との接触面積が大となり、側板4上から洗面ボールAのフランジ部5が落下することもなく、しかも架台3の側板4上と洗面ボールAのフランジ部5との位置合わせが、洗面ボールAをスライドさせることで簡便なものである。
(実施例2)
【0023】
図4は、洗面ボールBの異なる実施例であって、フランジ部5の周端縁6のリブ7が架台3の側板4の上面に載置可能なように水平リブ7が形成され、この水平リブ7が側板4の内方に傾斜するように傾斜リブ8を形成したものである。この洗面ボールBを架台3の側板4の上面に載置する際には、水平リブ7が載置され、水平リブ7と傾斜リブ8との屈曲点11によって洗面ボールBの位置決めされるので、位置決め作業が簡便となる。
(実施例3)
【0024】
図5は、洗面ボールCのさらに異なる実施例であって、フランジ部5の外側の下端に突出して形成された位置決め用段部9を形成したものである。そして、この洗面ボールCの取付構造は、洗面ボールCのフランジ部5の周端縁6のリブ7を架台3の側板4に載置するとともにフランジ部5の下端に設けられている位置決め用段部9を側板4の外面に係止して載置するようにして成るものである。
【0025】
したがって、フランジ部5の下端に設けられている位置決め用段部9が側板4の外面に係止して載置するようにしているので、洗面ボールCの位置決め作業が簡便であり、洗面ボールCの取付けが簡単となる。
【0026】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の洗面ボールは、洗面ボール本体の裏面側に架台の側板に載置するフランジ部を設けた洗面ボールにおいて、このフランジ部の周端縁にリブを形成しているので、架台の側板との接触面積が大となり、側板上から落下することもなく、しかも架台の側板上と洗面ボールのフランジ部との位置合わせが簡便なものである。
【0027】
本発明の請求項2記載の洗面ボールは、フランジ部の下端に位置決め用段部を形成しているので、架台の側板の外面に位置決め用段部が係合されるので、洗面ボールの位置決め作業が簡便である。
【0028】
本発明の請求項3記載の洗面ボールは、フランジ部の周端縁に設けられている水平リブから内方に傾斜する傾斜リブが形成されているので、架台の側板の上面に水平リブが載置され、傾斜リブによって洗面ボールの位置決め作業が簡便となる。
【0029】
本発明の請求項4記載の洗面ボールは、洗面ボール本体が樹脂製のSMCを基材として成形しているので、洗面ボールの肉厚が薄く形成され、材料ロスが少なく経済的に成形可能となる。
【0030】
本発明の請求項5記載の洗面ボールの取付構造は、洗面ボールのフランジ部の周端縁のリブを架台の側板に載置するとともにフランジ部の下端に設けられている位置決め用段部を側板の外面に係止して載置するようにしているので、洗面ボールの位置決め作業が簡便であり、洗面ボールの取付けが簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例に係わる洗面ボールの平面図、(b)は(a)の背面図、(c)は(a)の側面図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる洗面ボールの背面から見た背面図である。
【図3】本発明の一実施例に係わる洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の縦断面図である。
【図4】本発明の異なる実施例に係わる洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の縦断面図である。
【図5】本発明のさらに異なる実施例に係わる洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の縦断面図である。
【図6】従来の洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の縦断面図である。
【図7】(a)は、従来の洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の縦断面図、(b)は、従来の薄肉状態にしたフランジ部を示す要部の縦断面図、(c)は、従来のフランジ部が架台の側板から落下した状態を示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
A 洗面ボール
B 洗面ボール
C 洗面ボール
1 洗面ボール本体
2 裏面側
3 架台
4 側板
5 フランジ部
6 周端縁
7 リブ
8 傾斜リブ
9 位置決め用段部
10 排水口
11 屈曲点
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗面化粧台等の架台の側板に洗面ボール本体のフランジ部を載置して固着する洗面ボール及びその取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6に示したように、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等をプレス成形してボール状に成形された洗面ボール本体20の周端縁に折り返し垂下するフランジ部21と洗面ボール本体20の背面側に突出している固定部22とが設けられた洗面ボール23を成形し、この洗面ボール23のフランジ部21を洗面化粧台の架台24の側板25上に載置して、洗面ボール本体20の背面側に突出している固定部22を洗面化粧台の架台24の内面側に断面L字状の金具26が固定され、この断面L字状の金具26の水平部27に洗面ボール23の固定部22がビスやボルト等の固着具27でもって固着するようにしていた。
【0003】
このとき、洗面ボール23のフランジ部21の肉厚を薄くして形成すると、図7(a)、(b)、(c)のように、架台24の側板25上から外れて落ちたりする恐れがあり、洗面ボール23の取付けの位置合わせが困難なものであった。また、洗面ボール本体20の背面側に突出している固定部22と架台内面側に固定されている断面L字状の金具26との固定が面倒なものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、洗面ボールのフランジ部の周端縁にリブを形成して架台の側板上から落下することもなく、しかも架台の側板上と洗面ボールのフランジ部との位置合わせが簡便な洗面ボール及びその取付構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の洗面ボールは、洗面ボール本体の裏面側に架台の側板に載置するフランジ部を設けた洗面ボールにおいて、該フランジ部の周端縁にリブを形成することを特徴とする。
【0006】
したがって、洗面ボールのフランジ部の周端縁にリブを形成しているので、架台の側板との接触面積が大となり、側板上から落下することもなく、しかも架台の側板上と洗面ボールのフランジ部との位置合わせが簡便なものである。
【0007】
本発明の請求項2記載の洗面ボールは、請求項1記載のフランジ部の下端に位置決め用段部を形成することを特徴とするものである
【0008】
したがって、架台の側板の外面に位置決め用段部が係合されるので、洗面ボールの位置決め作業が簡便である。
【0009】
本発明の請求項3記載の洗面ボールは、請求項1記載のフランジ部の周端縁に設けられている水平リブから内方に傾斜する傾斜リブを形成することを特徴とするものである
【0010】
したがって、架台の側板の上面に水平リブが載置され、傾斜リブによって洗面ボールの位置決め作業が簡便である。
【0011】
本発明の請求項4記載の洗面ボールは、請求項1記載の洗面ボール本体が樹脂製のSMCを基材として成形することを特徴とするものである。
【0012】
したがって、洗面ボールの肉厚が薄く形成され、材料ロスが少なく経済的に成形可能となる。
【0013】
本発明の請求項5記載の洗面ボールの取付構造は、洗面ボールのフランジ部の周端縁のリブを架台の側板に載置するとともにフランジ部の下端に設けられている位置決め用段部を側板の外面に係止して載置するようにして成るものである。
したがって、フランジ部の下端に設けられている位置決め用段部が側板の外面に係止して載置するようにしているので、洗面ボールの位置決め作業が簡便であり、洗面ボールの取付けが簡単である。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5に示したように、本発明の実施形態に係わる洗面ボール及び洗面ボールの取付構造であって、以下に説明する。
【0015】
本発明の洗面ボールAは、図1乃至図3に示したような四角形状をし、樹脂製、陶器製、金属製等の洗面ボール本体1の裏面側2に架台3の側板4に載置するフランジ部5を設け、このフランジ部5の周端縁6にリブ7を一体成形したものである。
【0016】
この洗面ボールAは、洗面化粧台の架台3の側板4の上にフランジ部5の周端縁6に設けられているリブ7を載置する。これにより、洗面ボールAを洗面化粧台の架台3の側板4の上に載置する際に、左右前後に移動するときにフランジ部5のリブ7の面積が大となり、架台3の側板4の上から外れることもない。
【0017】
図4は、異なる実施形態に係わり、フランジ部5の周端縁6の水平リブ7が内方に傾斜するように傾斜リブ8を形成することで、架台3の側板4の上面に水平リブ7が載置され、傾斜リブ8によって洗面ボールBの位置決め作業が簡便である。
【0018】
また、図5は、フランジ部5の下端に設けられている位置決め用段部9が側板4の外面に係止して載置するようにしているので、洗面ボールCの位置決め作業が簡便であり、洗面ボールCの取付けが簡単となる。
【0019】
以下、本発明の一実施例に係わる図1乃至図5に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は洗面ボールの平面図、(b)は(a)の背面図、(c)は(a)の側面図、図2は、本発明の一実施例に係わる洗面ボールの背面から見た斜視図、図3は、本発明の一実施例に係わる洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の断面図、図4は、異なる実施例に係わる洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の断面図、図5は、さらに異なる実施例に係わる洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の断面図である。
【0020】
図1において、洗面化粧台に取付けられる平面略四角形状の洗面ボールA、B、Cが形成され、この洗面ボールA内に水栓金具(図示せず)で得られた水や湯水が排水される排水口10が設けられており、この排水口10から下方に排水管を接続し排水するようにされている。このとき、洗面ボールA、B、Cの周縁には、フランジ部5の周端縁6に複数個のリブ7が形成されている。これらの、洗面ボールA、B、Cは、洗面ボール本体1が樹脂製のSMC(シート・モールデイング・コンパウンド)を基材として成形しているので、従来のBMC(ベンド・モールデイング・コンパウンド)より、厚さを薄く成形が可能となる。そのために、洗面化粧台等の架台3の側板4から落下しないようにフランジ部5の周端縁6にリブ7を一体成形するものである。さらに、洗面ボールの肉厚が薄く形成され、材料ロスが少なく成形できるので、経済的である。
(実施例1)
【0021】
図2及び図3において、洗面ボールAは、ボール状に形成された陶器や磁器等のセラミック、ステンレス等の金属、塩化ビニールやポリカーボネート等の樹脂でできた洗面ボール本体1の裏面側2に架台3の側板4に載置するボール外面に沿ったフランジ部5を設け、このフランジ部5の周端縁6にリブ7を形成するようにしたのは、下面が水平に成形され、軽量化のために複数個形成して一体成形したものである。このフランジ部5の周端縁6には、リブ7が形成されている。尚、リブ7は洗面化粧台等の架台3の側板4の方向と直交するように複数個形成すれば良いが、側板4から落下しなければどのような形状のリブ7であっても良い。
【0022】
そして、この洗面ボールAのフランジ部5の周端縁6に形成されるリブ7を架台3上に載置される。このようにリブ7を設けることで、洗面ボールAを左右前後に摺動下場合に、架台3の側板4との接触面積が大となり、側板4上から洗面ボールAのフランジ部5が落下することもなく、しかも架台3の側板4上と洗面ボールAのフランジ部5との位置合わせが、洗面ボールAをスライドさせることで簡便なものである。
(実施例2)
【0023】
図4は、洗面ボールBの異なる実施例であって、フランジ部5の周端縁6のリブ7が架台3の側板4の上面に載置可能なように水平リブ7が形成され、この水平リブ7が側板4の内方に傾斜するように傾斜リブ8を形成したものである。この洗面ボールBを架台3の側板4の上面に載置する際には、水平リブ7が載置され、水平リブ7と傾斜リブ8との屈曲点11によって洗面ボールBの位置決めされるので、位置決め作業が簡便となる。
(実施例3)
【0024】
図5は、洗面ボールCのさらに異なる実施例であって、フランジ部5の外側の下端に突出して形成された位置決め用段部9を形成したものである。そして、この洗面ボールCの取付構造は、洗面ボールCのフランジ部5の周端縁6のリブ7を架台3の側板4に載置するとともにフランジ部5の下端に設けられている位置決め用段部9を側板4の外面に係止して載置するようにして成るものである。
【0025】
したがって、フランジ部5の下端に設けられている位置決め用段部9が側板4の外面に係止して載置するようにしているので、洗面ボールCの位置決め作業が簡便であり、洗面ボールCの取付けが簡単となる。
【0026】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の洗面ボールは、洗面ボール本体の裏面側に架台の側板に載置するフランジ部を設けた洗面ボールにおいて、このフランジ部の周端縁にリブを形成しているので、架台の側板との接触面積が大となり、側板上から落下することもなく、しかも架台の側板上と洗面ボールのフランジ部との位置合わせが簡便なものである。
【0027】
本発明の請求項2記載の洗面ボールは、フランジ部の下端に位置決め用段部を形成しているので、架台の側板の外面に位置決め用段部が係合されるので、洗面ボールの位置決め作業が簡便である。
【0028】
本発明の請求項3記載の洗面ボールは、フランジ部の周端縁に設けられている水平リブから内方に傾斜する傾斜リブが形成されているので、架台の側板の上面に水平リブが載置され、傾斜リブによって洗面ボールの位置決め作業が簡便となる。
【0029】
本発明の請求項4記載の洗面ボールは、洗面ボール本体が樹脂製のSMCを基材として成形しているので、洗面ボールの肉厚が薄く形成され、材料ロスが少なく経済的に成形可能となる。
【0030】
本発明の請求項5記載の洗面ボールの取付構造は、洗面ボールのフランジ部の周端縁のリブを架台の側板に載置するとともにフランジ部の下端に設けられている位置決め用段部を側板の外面に係止して載置するようにしているので、洗面ボールの位置決め作業が簡便であり、洗面ボールの取付けが簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例に係わる洗面ボールの平面図、(b)は(a)の背面図、(c)は(a)の側面図である。
【図2】本発明の一実施例に係わる洗面ボールの背面から見た背面図である。
【図3】本発明の一実施例に係わる洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の縦断面図である。
【図4】本発明の異なる実施例に係わる洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の縦断面図である。
【図5】本発明のさらに異なる実施例に係わる洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の縦断面図である。
【図6】従来の洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の縦断面図である。
【図7】(a)は、従来の洗面ボールを架台の側板の上に載置した状態を示す要部の縦断面図、(b)は、従来の薄肉状態にしたフランジ部を示す要部の縦断面図、(c)は、従来のフランジ部が架台の側板から落下した状態を示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
A 洗面ボール
B 洗面ボール
C 洗面ボール
1 洗面ボール本体
2 裏面側
3 架台
4 側板
5 フランジ部
6 周端縁
7 リブ
8 傾斜リブ
9 位置決め用段部
10 排水口
11 屈曲点
Claims (5)
- 洗面ボール本体の裏面側に架台の側板に載置するフランジ部を設けた洗面ボールにおいて、該フランジ部の周端縁にリブを形成することを特徴とする洗面ボール。
- 上記フランジ部の下端に位置決め用段部を形成することを特徴とする請求項1記載の洗面ボール。
- 上記フランジ部の周端縁に設けられている水平リブから内方に傾斜する傾斜リブを形成することを特徴とする請求項1記載の洗面ボール。
- 上記洗面ボール本体が樹脂製のSMCを基材として成形することを特徴とする請求項1記載の洗面ボール。
- 洗面ボールのフランジ部の周端縁のリブを架台の側板に載置するとともにフランジ部の下端に設けられている位置決め用段部を側板の外面に係止して載置するようにして成る洗面ボールの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002242842A JP2004081259A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 洗面ボール及びその取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002242842A JP2004081259A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 洗面ボール及びその取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004081259A true JP2004081259A (ja) | 2004-03-18 |
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ID=32051764
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002242842A Pending JP2004081259A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 洗面ボール及びその取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004081259A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105476516A (zh) * | 2015-11-29 | 2016-04-13 | 裴学华 | 包边盆 |
-
2002
- 2002-08-23 JP JP2002242842A patent/JP2004081259A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105476516A (zh) * | 2015-11-29 | 2016-04-13 | 裴学华 | 包边盆 |
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