JP2004081166A - 飛翔性害虫駆除装置 - Google Patents

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武井 芳暁
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Abstract

【課題】見苦しいことなく屋内外で安全かつ手軽に飛翔性害虫を駆除できる飛翔性害虫駆除装置を提供すること。また、加えて、セラピー効果や宣伝効果も発揮できる飛翔性害虫駆除装置を提供すること。
【解決手段】界面活性剤入りの溶液を収容する泡原料容器10と、この泡原料容器10中の溶液を泡立てた状態で各泡吹出口25から吹き出す泡供給手段20と、この泡供給手段20から吹き出された多数の泡をその自然流下を許容しつつ全体形状が鉛直平面状となるように保持する泡平面状保持部材30とを設ける。泡平面状保持部材30を流下してきた多数の泡を壊して溶液状態に戻す消泡手段40を設ける。消泡手段40によって泡状態から戻された溶液を受け止めて所定の回収容器まで案内する樋部70を設ける。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハエやアブ等の飛翔性害虫を駆除するのに使用される飛翔性害虫駆除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
飛翔性害虫の生息域と人間の生活圏とは重なりあうことが多い。そのため、食品加工場などにハエが入り込んで食品を汚したり、ハエが食品に混入してしまい、衛生上問題がある。
【0003】
また、畜舎(牛舎,豚舎,鶏舎等)にアブやブヨが入り込んで牛・豚などを刺し、牛等に過大なストレスを与えて乳の出が悪くなったり、病気になる原因の一つとなっている。なお、牛舎等で作業する人間もアブやブヨに刺されることがあるが、刺された箇所は腫れ上がり激痛が走ることになる。
【0004】
また、アブやブヨは、露天風呂や学校のプールなどにも出没して人間を刺すことがあり、観光業者や学校関係者の悩みの種となっている。
【0005】
さらに、果樹園で果実(リンゴ等)が収穫まじかになると、スズメバチ等が果実を傷つけたり、その傷つけた箇所に処女バエやアブなどが卵を生みつけたりして、損害を与えることがある。
【0006】
こうした飛翔性害虫を駆除する方法としては、ハエ等の飛翔性害虫が生息していると考えられる場所に殺虫剤を噴霧(散布)したり、吸着タイプのハエ取り紙を吊るすなどがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、殺虫剤を噴霧して飛翔性害虫を駆除する方法は、食品を扱う場所では禁止されている。また、ハエ取り紙は使用場所が限定されているとともに、交換しないうちは貼り付いたハエ等がそのままの状態で人の目に晒されることになるので、非常に見苦しい。
【0008】
なお、殺虫剤の噴霧(散布)が許されている場所でも、噴霧(散布)作業は手間が掛かるとともに、周辺の環境に重大な悪影響を与える。
【0009】
また、牛舎やプール等は一般的に広く外部に開放されているので、殺虫剤を噴霧(散布)しても効果がなく、有効な飛翔性害虫駆除技術の開発が強く求められている。
【0010】
本発明の目的は、見苦しいことなく屋内外で安全かつ手軽に飛翔性害虫を駆除できる飛翔性害虫駆除装置を提供することにある。また、加えて、セラピー効果や宣伝効果も発揮できる飛翔性害虫駆除装置を提供することも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、界面活性剤を含む溶液を収容する泡原料容器と、この泡原料容器中の溶液を泡立てた状態で所定高さの泡吹出口から吹き出す泡供給手段と、この泡供給手段から吹き出された多数の泡をその自然流下を許容しつつ全体形状が鉛直平面状となるように保持する泡平面状保持部材と、を設けたものである。
【0012】
上記請求項1の発明の場合、泡供給手段の泡吹出口から出された多数の泡は、泡平面状保持部材によって寄り集められて、家屋等の壁のように大きな面積と厚さとを有する塊のように見えることになる。ただし、上記した平面状の泡の塊は、壁とは異なり壊れやすい。
【0013】
一般に、ハエ等は、床面に留まっていたり低所を飛んだりすることは少なく、壁(特に、壁の高い所)に止まっていることが多い。ここで、ハエ等が上記平面状の泡の塊に気が付き、そこに止まろうとした場合、当該ハエ等は上記壁に止まるのと同じ勢いで泡の塊に接触し、勢い余って泡の中に飛び込んでしまう。すると、ハエは、羽根が濡れてしまい思うように飛ぶことができず、もがくうちに気門に界面活性剤入りの溶液が入り込んで呼吸ができなくなる。
【0014】
一般に、飛翔性害虫の気門の周辺には、細かい毛が密集していたり、ワックス分(油分)が分泌したりして、気門へ水が入り込まないような構造になっている。しかし、界面活性剤入りの溶液によって油分が除去されたり、水の表面張力が弱められることにより、気門が水濡れし窒息死するわけである。
【0015】
なお、アブ等の飛翔力が強い害虫は、泡の中に入って羽根が濡れても飛ぶ力はあまり衰えないが、見通しがきかないので外へ抜け出る方向がつかめず、最終的には泡中で窒息死することになる。
【0016】
このように、飛翔性害虫が平面状の泡の塊に寄ってきて自滅してしまうので、安全で手間が掛からない。また、泡の塊は鉛直平面状に形成されるので、設置床面積を小さくしても十分な大きさの泡の塊を形成できる。したがって、狭い場所にも置くことができ、使い勝手がよい。また、溶液を安価かつ容易にしかも安全に作ることができる。また、害虫は、泡の中で窒息死し、泡の流下に伴って下方へ移動して泡平面状保持部材から消えるので、見苦しくない。また、平面状の泡の塊は、奇麗で見る人の心を癒す効果(セラピー効果)もある。
【0017】
請求項2の発明は、前記泡平面状保持部材を流下してきた多数の泡を所定高さ位置で壊して溶液状態に戻す消泡手段を設けたものである。
【0018】
上記請求項2の発明では、請求項1の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、泡が消泡手段によって溶液に戻されるので、長時間泡を発生させて害虫を駆除しても、泡平面状保持部材の周囲が泡だらけとなって汚れるようなことはない。
【0019】
請求項3の発明は、前記消泡手段によって泡状態から戻された溶液を受け止めて所定の回収容器まで案内する樋部を設けたものである。
【0020】
上記請求項3の発明では、請求項1又は2の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、周囲が汚れるのを一段と効果的に防止できる。また、溶液は、回収容器に回収されるので、後片付け(廃棄処分、再利用)が一段と容易になる。
【0021】
請求項4の発明は、前記泡供給手段が、一端開口部から前記容器内の泡原料溶液を取り入れ可能かつ当該一端開口部よりも下流側の水平方向伸延部に複数個の泡吹出穴または泡吹出スリットが設けられた泡供給管と、この泡供給管の一端開口部と水平方向伸延部との間に介装されており溶液を泡化して当該水平方向伸延部へ圧送可能なポンプとから形成されたものである。
【0022】
上記請求項4の発明では、請求項1,2又は3の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、一段と構成を簡易化できる。
【0023】
請求項5の発明は、前記泡供給管の水平方向伸延部よりも下流側の部分に、当該管内圧力を減圧調節可能な減圧調節部を設けたものである。
【0024】
上記請求項5の発明では、請求項4の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、泡供給管の水平方向伸延部の各泡吹出穴または泡吹出スリットから泡を均一に出すことができる。そのため、泡平面状保持部材で厚さ一様の平面状の泡の塊を一層確実に形成できる。
【0025】
請求項6の発明は、前記泡供給管の他端開口部を、当該開口部から排出された泡が前記消泡手段によって溶液化されるような位置に設けたものである。
上記請求項6の発明では、請求項4又は5の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、構成の簡単化を図りつつ長時間泡を発生させて害虫を駆除しても、周囲が泡によって汚れるようなことはない。
【0026】
請求項7の発明は、前記泡平面状保持部材が、所定の面積を有する平面板材もしくはシート材または並列配置された複数個の短冊状板材から形成されたものである。
【0027】
上記請求項7の発明では、請求項1〜6のいずれかの発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、一段と構成を簡易化できる。
【0028】
請求項8の発明は、前記消泡手段が、前記樋部内で溶液を前記回収容器へ向けて流す溶液流発生手段から形成されたものである。
【0029】
上記請求項8の発明では、請求項3〜7のいずれかの発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、構成の簡単化を図りつつ長時間泡を発生させて害虫を駆除しても、泡平面状保持部材の周囲が泡だらけとなって汚れるようなことはない。
【0030】
請求項9の発明は、前記消泡手段が、泡に熱風を吹きつける熱風吹付手段から形成されたものである。
【0031】
上記請求項9の発明では、請求項3〜7のいずれかの発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、構成の簡単化を図りつつ長時間泡を発生させて害虫を駆除しても、泡平面状保持部材の周囲が泡だらけとなって汚れるようなことはない。
【0032】
請求項10の発明は、前記消泡手段が、泡に加熱部を接触させる熱接触手段から形成されたものである。
【0033】
上記請求項10の発明では、請求項3〜7のいずれかの発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、構成の簡単化を図りつつ長時間泡を発生させて害虫を駆除しても、泡平面状保持部材の周囲が泡だらけとなって汚れるようなことはない。
【0034】
請求項11の発明は、前記回収容器の低所と前記泡原料容器の低所とを連通する連通管を設けたものである。
【0035】
上記請求項11の発明では、請求項3〜10のいずれかの発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、回収容器に回収された溶液を泡だてることなく自動的に泡原料容器へ戻すことができる。
【0036】
請求項12の発明は、前記回収容器に、溶液と一緒に流れてきた飛翔性害虫を捕獲する捕獲部材を設けたものである。
【0037】
上記請求項12の発明では、請求項3〜11のいずれかの発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、飛翔性害虫の廃棄処理を一段と簡単に行える。
【0038】
請求項13の発明は、前記泡原料容器内に収容された溶液に香料を含有させたものである。
【0039】
上記請求項13の発明では、請求項1〜12のいずれかの発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、飛翔性害虫の駆除をする際に、よい香りを発生させることができ一段とセラピー効果が奏されることになる。
【0040】
請求項14の発明は、前記容器内に収容された溶液の温度を調節可能な温度調節手段を設けたものである。
【0041】
上記請求項14の発明では、例えば気温が低い場合に溶液の温度を上げることによって、泡が発する害虫を誘引する臭いを一段と強めることができる。これにより、請求項1〜13のいずれかの発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、飛翔性害虫を一段と効果的に誘引して駆除できる。
【0042】
請求項15の発明は、前記泡平面状保持部材に静止画および/または動画を投影可能な画像投影手段を設けたものである。
【0043】
上記請求項15の発明では、請求項1〜14のいずれかの発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、宣伝効果も発揮できる。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0044】
本発明に係る飛翔性害虫駆除装置は、図1に示すように、泡原料容器10と、泡供給手段20と、泡平面状保持部材30とを有し、泡供給手段20の泡吹出口(25)から吹き出された多数の泡(Q1)を泡平面状保持部材(31)で自然流下を許容しつつ全体形状が鉛直平面状となるように保持する構成とされている。
【0045】
また、本飛翔性害虫駆除装置は、泡平面状保持部材(31)を流下してきた多数の泡(Q1)を所定高さ位置で壊して溶液状態に戻す消泡手段40を備えている。また、本飛翔性害虫駆除装置は、消泡手段40によって泡状態から戻された溶液(Q)を受け止めて回収容器90まで案内する樋部70が設けられている。
【0046】
ここで、駆除対象となる飛翔性害虫としては、ハエ,アブ,ブヨ,蚊,ゴキブリ,カナブン,カブト虫,カミキリ,スズメバチ,テントウ虫,カメ虫等がある。
【0047】
具体的には、泡原料容器10は、界面活性剤を含む溶液Qを収容する容器である。この実施形態では、溶液Qは、ベースとなる液に所定量の界面活性剤を入れたものとされている。ここで、ベース液は、日本酒(アルコール度数16°)と柿汁とを混ぜ合わせて作られている。混合比率は、日本酒1に対して柿汁2である。なお、柿汁を加えずに日本酒単体からベース液を構成してもよい。また、柿汁の代わりに牛乳を日本酒に混ぜ合わせてベース液を構成してもよい。日本酒に混合するものとしては、他に卵白、炭酸、砂糖、市販の害虫誘引剤等がある。また、溶液Qに香料を混ぜてもよい。
【0048】
上記界面活性剤としては、人畜無害のものが使用されている。この実施形態では、アニオン界面活性剤(例えば,石鹸)が選定されている。混合比率は、ベース液1に対して界面活性剤0.0005である。なお、他の種類の界面活性剤(非イオン界面活性剤等)を使用してもよい。また、泡発生用液体Qを、特定の飛翔性害虫が好む色に着色してもよい。たとえば、害虫がアブやハエの場合には白色や青色、ハチの場合には黒色、チョウチョウの場合には黄色に着色する。
【0049】
なお、泡原料容器10内に収容された溶液Qの温度を調節可能な温度調節手段(例えばヒータ15)を設けてもよい。
【0050】
次に、泡供給手段20は、泡原料容器10中の溶液Qを泡立てた状態で所定高さの泡吹出口(25)から吹き出し可能に構成されている。具体的には、泡供給手段20は、水平方向伸延部24が枠体5の横部材8によって保持された泡供給管21と、この泡供給管21の途中部分に介装されたポンプ27とから形成されている。上記した枠体5は、ベース部材6と、柱部材7と、横部材8とから形成されている。
【0051】
泡供給管21は、その一端開口部22から泡原料容器10内の溶液Qを取り入れ可能とされており、当該一端開口部22よりも下流側の水平方向伸延部24に複数個の泡吹出穴25が設けられている。この泡供給管21の各泡吹出穴25(例えば、穴径2〜3mm)は、図6に示すように、当該管21の下面部分に水平方向に等間隔(長さL)で開口形成されている。なお、上記した各泡吹出穴25の代りに水平方向に伸延する細長いスリット〔泡吹出スリット(図示省略)〕でもよい。図6は、泡供給管21を下から見た図である。
【0052】
この実施形態では、図3に示すように、泡供給管21の各泡吹出穴25から吹き出される多数の泡Q1が集まって形成される鉛直平面状の泡の塊の厚さが一定となるように調節する泡厚さ調節部材28が設けられている。なお、この泡厚さ調節部材28を、図4に示すように、開口部の幅寸法(最小幅寸法L0,最大幅寸法L1)を変えられるようにして、泡Q1の厚さを変更可能に形成してもよい。
【0053】
ポンプ27は、図11に示すように、泡供給管21の一端開口部22と水平方向伸延部24との間に介装されており、溶液Qを泡化して当該水平方向伸延部24へ圧送可能とされている。この実施形態では、泡供給管21の各泡吹出穴25から同量の泡Q1が吹き出すように、当該管21の水平方向伸延部24よりも下流側の部分に管内圧力を減圧調節可能な減圧調節部80が設けられている。
【0054】
具体的には、減圧調節部80は、泡供給管21の一部を拡径して形成された減圧部85と、この減圧部85よりも下流側の管部分に介装された減圧調節弁81とからなる。この減圧調節弁81を開放操作すれば、泡供給管21の内圧が減少し、各泡吹出穴25から同量の泡Q1が吹き出される。泡供給管21の他端開口部23は、当該開口部23から排出された泡Q1が消泡手段40によって溶液化されるような位置に設けられている。
【0055】
次に、泡平面状保持部材30は、泡供給手段20から吹き出された多数の泡Q1をその自然流下を許容しつつ全体形状が鉛直平面状となるように保持可能に形成されている。すなわち、多数の泡Q1を保持して鉛直平面状の泡の塊を生成可能とされている。この泡平面状保持部材30を、鉛直方向よりも少し傾いて平面状の泡の塊を生成するような構成としてもよい。
【0056】
具体的には、泡平面状保持部材30は、所定の面積を有する平面板材31から形成されている。この実施形態では、平面板材31は、透明なアクリル板から形成されている。図3に示すように、平面板材31の片側の面に、上方の泡供給管21の各泡吹出穴25から吹き出された多数の泡Q1が保持されて、平面状の泡の塊が生成される。
【0057】
なお、図4に示すように、平面板材31の両側の面に、泡供給管21の各泡吹出穴25から吹き出された多数の泡Q1を保持して、平面状の泡の塊を生成してもよい。
【0058】
また、図7に示すように、平面板材(透明アクリル板)31に静止画および/または動画を投影可能な画像投影手段35を設けてもよい。これにより、例えば本飛翔性害虫駆除装置をショーウインドーの中に設置して害虫駆除を行う場合に、上記平面板材31に店の宣伝等を映しだすことができ、ディスプレイ装置としての役目も果たさせることができる。
【0059】
なお、画像投影手段35の代りに、あるいは当該画像投影手段35と併設して、光照射手段(図示省略)を設けてもよい。光照射手段は、ハエやアブ等の飛翔性害虫が敏感に反応する300〜400nm(ナノメートル)の波長の光を照射する蛍光灯から形成する。この蛍光灯で平面板材31を照らすことにより、ハエ等を誘引する効果が高まり、一段と害虫を効果的に駆除できる。
【0060】
また、上記平面板材31に奇麗な色彩の画像等を映しだすことによって、見る人の心を癒すセラピー効果も発揮させることができる。
【0061】
なお、泡平面状保持部材30を、図10に示すシート材32から形成してもよい。このシート材32は、収納部33に巻き込んで収納可能かつ図10中2点鎖線で示すように当該収納部33から引き出して平面状の泡の塊を保持可能に形成されている。これにより、害虫駆除しない場合は収納部33に収納することによって、枠体5内に大きな開口部が生まれることになり、圧迫感を取り去ることができる。また、泡平面状保持部材30を、図9に示すように、並列配置された複数個の短冊状板材34から形成してもよい。
【0062】
次に、消泡手段40は、泡平面状保持部材30を流下してきた多数の泡Q1を所定高さ位置で壊して溶液状態に戻す手段である。この実施形態では、消泡手段40は、図1に示すように、泡平面状保持部材30の下方に設けられた樋部70内で溶液Qを回収容器90へ向けて流す溶液流発生手段41から形成されている。すなわち、溶液流発生手段41は、樋部70内で溶液Qの流れを生成し、当該溶液流の運動エネルギによって泡Q1を壊して溶液Qに戻すものである。
【0063】
より具体的には、溶液流発生手段41は、一端開口部43が泡原料容器10から溶液Qを取り入れ可能とされかつ水平伸延部44に樋部70内に向けて溶液Qを流し可能な複数個の溶液供給穴45が開けられた溶液供給管42と、樋部70内に設けられて溶液供給管42の各溶液供給穴45から流される溶液Qを受ける円筒形状または半円筒形状の溶液受け部材46と、溶液供給管42の一端開口部43と水平伸延部44との間に介装され溶液Qを泡立てることなく水平伸延部44へ向けて圧送可能なポンプ47と、から形成されている。図8に示すように、上記溶液受け部材46の曲面状の表面に溶液Qを供給することにより、樋部70内に泡の立たない溶液流を形成できる。
【0064】
こうして消泡手段40(溶液流発生手段41)によって、泡状態から戻された溶液Qは、溶液流とともに流されて回収容器90に収容される。この際、平面状の泡の塊の中に入って窒息死したハエ等も、溶液流とともに流されて回収容器90に収容される。
【0065】
ここで、回収容器90の低所と泡原料容器10の低所とは、連通管92で連通されている。したがって、回収容器90に収容された溶液Qの液面高さが泡原料容器10内の溶液Qの液面高さよりも高い場合には、液面高さが同一となるまで連通管92を通して泡原料容器10内へ溶液Qが流れる。この際、溶液Qは空気と接触しないので泡立つことはない。
【0066】
また、上記回収容器90には、溶液Qと一緒に流れてきた飛翔性害虫を捕獲する捕獲部材95が設けられている。捕獲部材95は、逆円錐状に形成されており、漏斗状の保持部材96によって着脱自在に保持されている。これにより、樋部70の排出口71から排出される溶液Qの流れと捕獲部材95(保持部材96)の内面とのなす角度が小さくなり、溶液Qに衝撃力が作用しないので泡が立たない。
【0067】
なお、消泡手段40を、図12に示すように、泡Q1に熱風を吹きつける熱風吹付手段51から形成してもよい。熱風吹付手段51は、平面状の泡の塊の下端部に向けて各熱風吹出口53から熱風を吹き出し可能な熱風供給管52と、熱風を熱風供給管52へ供給する熱風供給源54とから形成されている。泡Q1は、熱風が吹き付けられると膨張して弾け、溶液Qに戻る。
【0068】
また、消泡手段40を、図11に示すように、泡Q1に加熱部(62)を接触させて当該泡Q1を壊す熱接触手段61から形成してもよい。熱接触手段61は、内部にニクロム線等の電熱線63が入れられた加熱管62と、電熱線63に電気を供給する電源等とから形成されている。泡Q1は、加熱管62に触れると膨張して弾け、溶液Qに戻る。
【0069】
上記構成の飛翔性害虫駆除装置を用いて飛翔性害虫を駆除しようとする場合には、まず本装置を飛翔性害虫が出没する場所にセットする。かかる場所としては、食品を取扱う所(食品加工場,厨房,鮮魚店,レストラン,店舗等)、家畜のいる所(牛・豚・鶏舎等)、店のショーウインドー、ホテル、病院、競馬場、露天風呂、プール、果樹園、大型の乗り物(飛行機、船舶、列車など)、工場等がある。
【0070】
次に、ポンプ27に商用電源を供給して駆動させる。これにより、泡原料容器10内の溶液Qは吸い上げられ、ポンプ27で泡化されて泡供給管21の各泡吹出穴25から吹き出される。この泡供給管21の各泡吹出穴25から吹き出された多数の泡Q1は、泡平面状保持部材30(平面板材31)によって自然流下を許容されつつ全体形状が鉛直平面状となるように保持される。すなわち、鉛直平面状の泡の塊が生成される。この泡の塊は、家屋等の壁のように大きな面積と厚さとを有する塊のように見えることになる。ただし、上記した平面状の泡の塊は、壁とは異なり壊れやすいものである。
【0071】
一般に、ハエ等は、床面に留まっていたり低所を飛んだりすることは少なく、壁(特に、壁の高い所)に止まっていることが多い。ここで、ハエ等が上記平面状の泡の塊に気が付き、そこに止まろうとした場合、当該ハエ等は上記壁に止まるのと同じ勢いで泡の塊に接触し、勢い余って泡の中に飛び込んでしまう。すると、ハエは、羽根が濡れてしまい思うように飛ぶことができず、もがくうちに気門に界面活性剤入り溶液Qが入り込んで呼吸ができなくなる。
【0072】
ここにおいて、飛翔性害虫の気門の周辺には、細かい毛が密集していたり、ワックス分(油分)が分泌したりして、気門へ水が入り込まないような構造になっている。しかし、界面活性剤入り溶液Qによって油分が除去されたり、水の表面張力が弱められることにより、気門が水濡れし窒息死するわけである。
【0073】
なお、アブ等の飛翔力が強い害虫は、平面状の泡の塊の中に入って羽根が濡れても飛ぶ力はあまり衰えないが、見通しがきかないので外へ抜け出る方向がつかめず、最終的には泡中で窒息死することになる。
【0074】
このように、飛翔性害虫が平面状の泡の塊に寄ってきて自滅してしまうので、安全で手間が掛からない。また、泡の塊は鉛直平面状に形成されるので、設置床面積を小さくしても十分な大きさの泡の塊を形成できる。したがって、狭い場所にも置くことができ、使い勝手がよい。また、溶液Qを安価かつ容易にしかも安全に作ることができる。また、害虫は、泡の中で窒息死し、泡の流下に伴って下方へ移動して泡平面状保持部材30から消えるので、見苦しくない。また、平面状の泡の塊は、奇麗で見る人の心を癒す効果もある。
【0075】
また、多数の泡Q1を壊して溶液状態に戻す消泡手段40が設けられているので、長時間泡Q1を発生させて害虫を駆除しても周囲が泡だらけとなって汚れるようなことはない。
【0076】
また、泡状態から戻された溶液Qを受け止めて回収容器90まで案内する樋部70が設けられているので、周囲が汚れるのを一段と効果的に防止できる。また、溶液Qは、回収容器90に回収されるので、後片付け(廃棄処分、再利用)が一段と容易になる。
【0077】
また、泡供給手段20が、泡供給管21と、この泡供給管21に介装されたポンプ27とから形成されているので、一段と構成を簡易化できる。
【0078】
また、泡供給管21の水平方向伸延部24よりも下流側の部分に管内圧力を減圧可能な減圧調節部80が設けられているので、泡供給管21の各泡吹出穴25(または泡吹出スリット)から泡Q1を均一に出すことができる。そのため、泡平面状保持部材30で厚さ一様の平面状の泡の塊を一層確実に形成できる。
【0079】
また、泡供給管21の他端開口部23が、当該開口部23から排出された泡Q1が消泡手段40によって溶液化されるような位置に設けられているので、構成の簡単化を図りつつ長時間泡Q1を発生させて害虫を駆除しても、周囲が泡によって汚れるようなことはない。
【0080】
また、泡平面状保持部材30が、所定の面積を有する平面板材31もしくはシート材32または並列配置された複数個の短冊状板材34から形成されているので、一段と構成を簡易化できる。
【0081】
また、消泡手段40が、樋部70内で溶液Qを回収容器へ向けて流す溶液流発生手段41から形成されているので、構成の簡素化を図りつつ長時間泡Q1を発生させて害虫を駆除しても、泡平面状保持部材30の周囲が泡だらけとなって汚れるようなことはない。
【0082】
また、消泡手段40を、泡Q1に熱風を吹きつける熱風吹付手段51から形成した場合には、構成の簡単化を図りつつ長時間泡Q1を発生させて害虫を駆除しても、泡平面状保持部材30の周囲が泡だらけとなって汚れるようなことはない。
【0083】
また、消泡手段40を、泡Q1に加熱管62を接触させて当該泡Q1を壊す熱接触手段61から形成した場合には、構成の簡単化を図りつつ長時間泡Q1を発生させて害虫を駆除しても、泡平面状保持部材30の周囲が泡だらけとなって汚れるようなことはない。
【0084】
また、回収容器90の低所と泡原料容器10の低所とを連通する連通管92を設けたので、回収容器90に回収された溶液Qを泡だてることなく自動的に泡原料容器10へ戻すことができる。
【0085】
また、回収容器90に、溶液Qと一緒に流れてきた飛翔性害虫を捕獲する捕獲部材95を設けたので、飛翔性害虫の廃棄処理を一段と簡単に行える。
【0086】
また、泡原料容器10内に収容された溶液Qに香料を含有した場合には、飛翔性害虫の駆除をする際に、よい香りを発生させることができ、一段とセラピー効果が奏されることになる。
【0087】
また、泡原料容器10内に収容された溶液Qの温度を調節可能な温度調節手段(ヒータ15)を設けた場合には、例えば気温が低い場合に溶液Qの温度を上げることによって、泡が発する害虫を誘引する臭いを一段と強めることができる。これにより、飛翔性害虫を一段と効果的に誘引して駆除できる。
【0088】
また、泡平面状保持部材30に静止画および/または動画を投影可能な画像投影手段35を設けた場合には、宣伝効果も発揮できる。
【0089】
さらに、泡平面状保持部材30に保持された鉛直平面状の泡の塊には、空気中に浮遊する埃なども付くため、空気清浄にも役立つ。
【0090】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、泡供給手段の泡吹出口から多数の泡を出して泡平面状保持部材に鉛直平面状の泡の塊を形成できるので、見苦しいことなく屋内外で安全かつ手軽に飛翔性害虫を駆除できる。また、平面状の泡の塊は、奇麗で見る人の心を癒す効果もある。
【0091】
請求項2の発明によれば、多数の泡を壊して溶液状態に戻す消泡手段が設けられているので、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、長時間泡を発生させて害虫を駆除しても周囲が泡だらけとなって汚れるようなことはない。
【0092】
請求項3の発明によれば、泡状態から戻された溶液を受け止めて所定の回収容器まで案内する樋部が設けられているので、請求項1又は2の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、周囲が汚れるのを一段と効果的に防止できる。また、溶液は、回収容器に回収されるので、後片付け(廃棄処分、再利用)が一段と容易になる。
【0093】
請求項4の発明によれば、泡供給手段が、一端開口部から泡原料容器内の溶液を取り入れ可能で水平方向伸延部に複数個の泡吹出穴または泡吹出スリットが設けられた泡供給管と、この泡供給管介装されており溶液を泡化して当該水平方向伸延部へ圧送可能なポンプとから形成されているので、請求項1,2又は3の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、一段と構成を簡易化できる。
【0094】
請求項5の発明によれば、泡供給管の水平方向伸延部よりも下流側の部分に管内圧力減圧可能な減圧調節部が設けられているので、請求項1〜4のいずれかの発明の場合と同様な効果を奏し得る他、泡供給管の水平方向伸延部の各泡吹出穴または泡吹出スリットから泡を均一に出すことができる。そのため、泡平面状保持部材で厚さ一様の平面状の泡の塊を一層確実に形成できる。
【0095】
請求項6の発明によれば、泡供給管の他端開口部が、当該開口部から排出された泡が前記消泡手段によって溶液化されるような位置に設けられているので、請求項4又は5の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、構成の簡単化を図りつつ長時間泡を発生させて害虫を駆除しても、周囲が泡によって汚れるようなことはない。
【0096】
請求項7の発明によれば、泡平面状保持部材が、所定の面積を有する平面板材もしくはシート材または並列配置された複数個の短冊状板材から形成されているので、請求項1〜6のいずれかの発明の場合と同様な効果を奏し得る他、一段と構成を簡易化できる。
【0097】
請求項8の発明によれば、消泡手段が、樋部内で溶液を回収容器へ向けて流す溶液流発生手段から形成されているので、請求項3〜7のいずれかの発明の場合と同様な効果を奏し得る他、構成の簡単化を図りつつ長時間泡を発生させて害虫を駆除しても、泡平面状保持部材の周囲が泡だらけとなって汚れるようなことはない。
【0098】
請求項9の発明によれば、消泡手段が泡に熱風を吹きつける熱風吹付手段から形成されているので、請求項3〜7のいずれかの発明の場合と同様な効果を奏し得る他、構成の簡単化を図りつつ長時間泡を発生させて害虫を駆除しても、泡平面状保持部材の周囲が泡だらけとなって汚れるようなことはない。
【0099】
請求項10の発明によれば、消泡手段が泡に加熱部を接触させて壊す熱接触手段から形成されているので、請求項3〜7のいずれかの発明の場合と同様な効果を奏し得る他、構成の簡単化を図りつつ長時間泡を発生させて害虫を駆除しても、泡平面状保持部材の周囲が泡だらけとなって汚れるようなことはない。
【0100】
請求項11の発明によれば、回収容器の低所と泡原料容器の低所とを連通する連通管を設けたので、請求項3〜10のいずれかの発明の場合と同様な効果を奏し得る他、回収容器に回収された溶液を泡だてることなく自動的に泡原料容器へ戻すことができる。
【0101】
請求項12の発明によれば、回収容器に、溶液と一緒に流れてきた飛翔性害虫を捕獲する捕獲部材を設けたので、請求項3〜11のいずれかの発明の場合と同様な効果を奏し得る他、飛翔性害虫の廃棄処理を一段と簡単に行える。
【0102】
請求項13の発明によれば、泡原料容器内に収容された溶液に香料を含有させたので、請求項1〜12のいずれかの発明の場合と同様な効果を奏し得る他、飛翔性害虫の駆除をする際に、よい香りを発生させることができ一段とセラピー効果が奏されることになる。
【0103】
請求項14の発明によれば、容器内に収容された溶液の温度を調節可能な温度調節手段を設けたので、例えば気温が低い場合に溶液の温度を上げることによって、泡が発する害虫を誘引する臭いを強めることができる。これにより、請求項1〜13のいずれかの発明の場合と同様な効果を奏し得る他、飛翔性害虫を一段と効果的に誘引して駆除できる。
【0104】
請求項15の発明によれば、泡平面状保持部材に静止画および/または動画を投影可能な画像投影手段を設けたので、請求項1〜14のいずれかの発明の場合と同様な効果を奏し得る他、宣伝効果も発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するための全体構成図である。
【図2】泡供給管の水平方向伸延部を説明するための図である。
【図3】泡平面状保持部材の片面に形成された鉛直平面状の泡の塊を示す図である。
【図4】泡平面状保持部材の両面に形成された鉛直平面状の泡の塊を示す図である。
【図5】可変式の泡厚さ調節部材を説明するための図である。
【図6】泡供給管の各泡吹出穴を示す図である。
【図7】画像投影手段をを説明するための図である。
【図8】溶液流発生手段を説明するための図である。
【図9】複数の短冊板材から形成された泡平面状保持部材を示す図である。
【図10】シート材から形成された泡平面状保持部材を示す図である。
【図11】熱接触手段を説明するための図である。
【図12】熱風吹付手段を説明するための図である。
【符号の説明】
10 泡原料容器
15 ヒータ(温度調節手段)
20 泡供給手段
21 泡供給管
22 一端開口部
23 他端開口部
24 水平方向伸延部
25 泡吹出穴
27 ポンプ
28 泡厚さ調節部材
30 泡平面状保持部材
31 平面板材
32 シート材
34 短冊状板材
35 画像投影手段
40 消泡手段
41 溶液流発生手段
51 熱風吹付手段
61 熱接触手段
70 樋部
80 減圧調節部
90 回収容器
92 連通管

Claims (15)

  1. 界面活性剤を含む溶液を収容する泡原料容器と、この泡原料容器中の溶液を泡立てた状態で所定高さの泡吹出口から吹き出す泡供給手段と、この泡供給手段から吹き出された多数の泡をその自然流下を許容しつつ全体形状が鉛直平面状となるように保持する泡平面状保持部材と、を設けた飛翔性害虫駆除装置。
  2. 前記泡平面状保持部材を流下してきた多数の泡を所定高さ位置で壊して溶液状態に戻す消泡手段を設けた請求項1記載の飛翔性害虫駆除装置。
  3. 前記消泡手段によって泡状態から戻された溶液を受け止めて所定の回収容器まで案内する樋部を設けた請求項1又は2記載の飛翔性害虫駆除装置。
  4. 前記泡供給手段が、一端開口部から前記泡原料容器内の溶液を取り入れ可能かつ当該一端開口部よりも下流側の水平方向伸延部に複数個の泡吹出穴または泡吹出スリットが設けられた泡供給管と、この泡供給管の一端開口部と水平方向伸延部との間に介装されており溶液を泡化して当該水平方向伸延部へ圧送可能なポンプとから形成された請求項1〜3までのいずれか1項に記載の飛翔性害虫駆除装置。
  5. 前記泡供給管の水平方向伸延部よりも下流側の部分に、当該管内圧力を減圧調節可能な減圧調節部を設けた請求項4記載の飛翔性害虫駆除装置。
  6. 前記泡供給管の他端開口部を、当該開口部から排出された泡が前記消泡手段によって溶液化されるような位置に設けた請求項4又は5記載の飛翔性害虫駆除装置。
  7. 前記泡平面状保持部材が、所定の面積を有する平面板材もしくはシート材または並列配置された複数個の短冊状板材から形成された請求項1〜6のいずれか1項に記載の飛翔性害虫駆除装置。
  8. 前記消泡手段が、前記樋部内で溶液を前記回収容器へ向けて流す溶液流発生手段から形成された請求項3〜7までのいずれか1項に記載の飛翔性害虫駆除装置。
  9. 前記消泡手段が、泡に熱風を吹きつける熱風吹付手段から形成された請求項3〜7までのいずれか1項に記載の飛翔性害虫駆除装置。
  10. 前記消泡手段が、泡に加熱部を接触させる熱接触手段から形成された請求項3〜7までのいずれか1項に記載の飛翔性害虫駆除装置。
  11. 前記回収容器の低所と前記泡原料容器の低所とを連通する連通管を設けた請求項3〜10までのいずれか1項に記載の飛翔性害虫駆除装置。
  12. 前記回収容器に、溶液と一緒に流れてきた飛翔性害虫を捕獲する捕獲部材を設けた請求項3〜11までのいずれか1項に記載の飛翔性害虫駆除装置。
  13. 前記泡原料容器内に収容された溶液に香料を含有させた請求項1〜12までのいずれか1項に記載の飛翔性害虫駆除装置。
  14. 前記容器内に収容された溶液の温度を調節可能な温度調節手段を設けた請求項1〜13までのいずれか1項に記載の飛翔性害虫駆除装置。
  15. 前記泡平面状保持部材に静止画および/または動画を投影可能な画像投影手段を設けた請求項1〜14までのいずれか1項に記載の飛翔性害虫駆除装置。
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