JP2004080895A - 電源発生回路 - Google Patents

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▲高▼橋 賢一
Kenichi Takahashi
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Abstract

【課題】出力電圧を帰還し基準電圧と比較することで、昇圧動作を制御する電源発生回路において、比較する部分にノイズ等が発生すると必要のない昇圧動作を起こすことがあり、無駄な消費電力を消費してしまっていた。
【解決手段】ノイズ等により出力電圧と基準電圧を比較する回路に誤動作を起こさせる信号が何度発生しても、昇圧クロック信号の昇圧を行う期間において、スイッチング素子の動作を一度しか許容しないような制御回路を構成することにより、無駄な消費電力の発生を防止する。
【選択図】      図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低電圧の電源を高電圧の電源に電圧変換を行うための電源発生回路、特にチャージポンプ回路を用いた電源発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、電子機器、特に携帯端末や携帯電話では小型化、軽量化がますます進んでいる。その小型化、軽量化のために電池の占める容量は少なくなっている反面、使用時間の長時間化はそれらの電子機器にとって重要な性能の一つとなってきている。
【0003】
ICの分野においては、一般的にプロセスが微細化すると、プロセスの耐圧は低下する傾向にあるため、より低い電源電圧を使用することにより、微細なプロセスを採用でき、小型化が可能になる。また消費電力においては、電源電圧を下げ、MPU、メモリ等のICチップを低電圧で駆動することで、低消費電力化が可能になる。
【0004】
このように低電圧で駆動することは、チップの小型化、低消費電力化に大きな利点があり、電源電圧の低電圧化は避けられないものになってきている。
【0005】
液晶表示装置等においても集積回路等では低電圧駆動に対応しているものの、液晶自体のVth特性のため液晶パネルを駆動する上で、供給される電源電圧だけでは十分な電圧印加が出来ず、電源電圧よりも高い電圧が必要になっている。そのため電源発生回路等を使って、電源電圧よりも高い電圧を発生する必要があった。
【0006】
図4に従来技術における電源発生回路の一例を示す。
【0007】
400は第1のスイッチング素子、401は第2のスイッチング素子、402は第3のスイッチング素子、403は第4のスイッチング素子、404は第1コンデンサ、405は第2コンデンサ、406はスイッチング制御ブロック、407は比較回路ブロック、408は第1の電源、409は第2の電源、410は昇圧クロック信号、411は比較回路ブロック出力信号、412は制御ブロック、413は制御ブロック出力信号、414はアンド回路、415はインバータ回路、416はノイズフィルタ回路を示している。
【0008】
第1のスイッチング素子400の一方の端子は第1の電源408に接続されており、他方の端子は第1のコンデンサ404の一方の端子と第2のスイッチング素子401の一方の端子に接続されている。第2のスイッチング素子401の他方の端子は、第2の電源409に接続されている。
【0009】
第1のコンデンサ404の他方の端子は、第3のスイッチング素子402の一方の端子と第4のスイッチング素子403の一方の端子に接続されており、第3のスイッチング素子402の他方の端子は第1の電源408に接続されている。また、第4のスイッチング素子403の他方の端子はノイズフィルタ回路416と第2のコンデンサ405の一方の端子に接続されており、この接続ポイントがすなわち、出力端420であり、この接続ポイントでの電圧が出力電圧となっている。第2のコンデンサ405の他方の端子は第2の電源409に接続されている。
【0010】
ノイズフィルタ回路416は比較回路ブロック407に接続されている。比較回路ブロック407の出力である比較回路ブロック出力信号411は制御ブロック412に接続されており、制御ブロック412には昇圧クロック信号410も入力されている。制御ブロック412の出力である制御ブロック出力信号413はスイッチング制御ブロック406に接続され、スイッチング制御ブロック406の出力はそれぞれ、第1のスイッチング素子400、第2のスイッチング素子401、第3のスイッチング素子402、第4のスイッチング素子403に接続されて、導通、非導通状態を制御している。
【0011】
制御ブロック信号413とスイッチング制御ブロック406の関係を説明する。制御ブロック信号413が昇圧停止状態のときには、スイッチング制御ブロック406の出力により第1のスイッチング素子400と第4のスイッチング素子403を非導通状態にし、第2のスイッチング素子401と第3のスイッチング素子402を導通状態することで、第1のコンデンサに充電を行い、第2のコンデンサ405では第1のコンデンサ404からの充電を行わないことで、出力電圧は昇圧されない。
【0012】
制御ブロック信号413が昇圧状態のときには、スイッチング制御ブロック406の出力により第1のスイッチング素子400と第4のスイッチング素子403を導通状態にし、第2のスイッチング素子401と第3のスイッチング素子402を非導通状態にすることで、第1のコンデンサ404に充電されていた電荷を第2のコンデンサ405に充電して、出力電圧を昇圧する。
【0013】
ここで、制御ブロック412の一例を説明する。昇圧クロック信号410はインバータ回路415の入力に接続されて、インバータ回路415の出力はアンド回路414の一方の入力に、他方の入力には比較回路ブロック出力信号411が接続されている。アンド回路414の出力は制御ブロック出力信号413となっている。
【0014】
昇圧クロック信号410は2つの期間、第1の期間と第2の期間に分けることができ、第1期間を昇圧可能期間、第2期間を昇圧停止期間とし、ロジックでは第1の期間の信号レベルをLレベル、第2の期間の信号レベルをHレベルと定義する。
【0015】
比較回路ブロック407では、出力電圧が比較回路ブロック407に内蔵されている基準電圧よりも高い場合には、比較回路ブロック出力信号411はHレベルとなり、逆に低い場合にはLレベルとなると定義する。
【0016】
その結果、第2の期間では比較回路ブロック出力信号411にかかわらず、制御ブロック出力信号413は常に昇圧停止状態となり、第1の期間では比較回路ブロック出力信号411により、昇圧状態、昇圧停止状態が交互に切り替わる。
【0017】
ノイズフィルタ回路416は、単純なものではコンデンサと抵抗からなる積分回路により、外部からのノイズによる誤動作の防止を目的に構成される。
【0018】
もし、ノイズフィルタ回路416がない場合を考えると、第1の期間内に一度昇圧動作を行えば、出力電圧を十分に昇圧させることができるが、このような構成では本来、出力電圧が基準電圧よりも高く昇圧動作が必要ない場合にもノイズ等で比較回路ブロック出力信号411がLレベル、Hレベル、Lレベルのように信号の切り替わりを繰り返すと、昇圧状態と昇圧停止状態を繰り返すことになってしまう。
【0019】
すると、第1のスイッチング素子400、第2のスイッチング素子401、第3のスイッチング素子402、第4のスイッチング素子403もそれぞれ導通、非導通状態を繰り返し、無駄な消費電力を発生させていた。
【0020】
また、これらの無駄な動作が生じないように比較回路ブロック407の構成を工夫することで、比較回路ブロック出力信号411がノイズ等で切り替わらないような対策は可能だが、一般的に比較回路ブロック407の出力電圧と基準電圧の比較はアナログ回路を使用するので、ノイズ等の対策をするためには設計が複雑になってしまう傾向があった。
【0021】
また、ノイズフィルタ回路416を構成することで、誤動作の防止等が改善されるものの、IC外部で構成する場合には外付け部品の増加、IC内部で構成する場合には、チップ面積の大幅増加等の問題があった。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、電源回路、特にチャージポンプ回路を用いて昇圧を行う電源発生回路で、ノイズ等による無駄な動作により、不要な消費電力をなくして、低消費電力でかつ安定した電圧を発生する電源発生回路を供給することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本願発明では、出力端に出力電圧を発生してなり、第1のコンデンサの一方の端子を第1の期間に第1の電源に接続するための第1のスイッチング素子と、第1のコンデンサの一方の端子を第2の期間に第2の電源に接続するための第2のスイッチング素子と、前記第1のコンデンサの他方の端子を第2の期間に第1の電源に接続するための第3のスイッチング素子と、第1のコンデンサの他方の端子を第1の期間に出力端に接続するための第4のスイッチング素子と、それぞれのスイッチを制御するためのスイッチング制御ブロックと、前記出力電圧と基準電圧を比較したのち制御ブロックを制御するための比較回路ブロック出力信号を出力してなる比較回路ブロックと、前記比較回路ブロック出力信号と昇圧クロック信号に基づいて前記スイッチング制御ブロックを制御するための制御ブロック出力信号を出力してなる制御ブロックとからなり、前記第1の期間と前記第2の期間を交互に繰り返すことにより前記出力端に出力電圧を発生させるための電源発生回路において、前記比較回路ブロックは前記制御ブロックから出力される比較回路ブロック制御信号により指定された期間で動作してなることを特徴とする電源発生回路。
さらに詳しくは、前記比較回路ブロック制御信号は前記第2の期間と、前記制御ブロック出力信号が昇圧状態のときに動作状態となることを特徴とする電源発生回路を提供可能となる。
【0024】
以上の手段を用いることで、ノイズ等による無駄な動作による不要な消費電力をなくして、低消費電力でかつ安定した電圧を発生することが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態を実現するための電源発生回路のシステムの概略構成図である。
【0026】
100は第1のスイッチング素子、101は第2のスイッチング素子、102は第3のスイッチング素子、103は第4のスイッチング素子、104は第1のコンデンサ、105は第2のコンデンサ、106はスイッチング制御ブロック、107は比較回路ブロック、108は第1の電源、109は第2の電源、110は昇圧クロック信号、111は比較回路ブロック出力信号、112は制御ブロック、113は制御ブロック出力信号、114は比較回路ブロック制御信号、120は出力電圧を発生させる出力端を示している。
【0027】
第1のスイッチング素子100の一方の端子は第1の電源108に接続されており、他方の端子は第1のコンデンサ104の一方の端子と第2のスイッチング素子101の一方の端子に接続されている。第2のスイッチング素子101の他方の端子は、第2の電源109に接続されている。
【0028】
第1のコンデンサ104の他方の端子は、第3のスイッチング素子102の一方の端子と第4のスイッチング素子103の一方の端子に接続されており、第3のスイッチング素子102の他方の端子は第1の電源108に接続されている。また、第4のスイッチング素子103の他方の端子は比較回路ブロック107と第2のコンデンサ105の一方の端子に接続されており、この接続ポイントがすなわち出力端120であり、出力電圧となっている。第2のコンデンサ105の他方の端子は第2の電源109に接続されている。
【0029】
比較回路ブロック107の出力である比較回路ブロック出力信号111は制御ブロック112に接続されており、制御ブロック112には昇圧クロック信号110も入力され、制御ブロック112から出力される制御ブロック出力信号113はスイッチング制御ブロック106に、比較回路ブロック制御信号114は比較回路ブロック112にそれぞれ接続されている。
【0030】
スイッチング制御ブロック106の出力はそれぞれ、第1のスイッチング素子100、第2のスイッチング素子101、第3のスイッチング素子102、第4のスイッチング素子103に接続されて、導通、非導通状態を制御している。
【0031】
ここで、制御ブロック信号113とスイッチング制御ブロック106の関係を説明する。制御ブロック信号113が昇圧停止状態のときには、スイッチング制御ブロック106の出力により第1のスイッチング素子100と第4のスイッチング素子103を非導通状態にし、第2のスイッチング素子101と第3のスイッチング素子102を導通状態することで、第1のコンデンサに充電を行い、第2のコンデンサ105では第1のコンデンサ104からの充電を行わないことで、出力電圧は昇圧されない。
【0032】
制御ブロック信号113が昇圧状態のときには、スイッチング制御ブロック106の出力により第1のスイッチング素子100と第4のスイッチング素子103を導通状態にし、第2のスイッチング素子101と第3のスイッチング素子102を非導通状態にすることで、第1のコンデンサ104に充電されていた電荷が第2のコンデンサ105に充電され、出力電圧が昇圧され昇圧状態となる。
【0033】
昇圧クロック信号110は2つの期間である、第1の期間と第2の期間に分けることができ、第1の期間を昇圧可能期間、第2の期間を昇圧停止期間とする。
【0034】
比較回路ブロック107は比較回路ブロック107内で設定した基準電圧と入力される出力電圧を比較して、出力電圧の方が低いときには昇圧状態、基準電圧の方が高いときには昇圧停止状態となり、比較回路ブロック出力信号111により出力する。
【0035】
また、比較回路ブロック107は、比較回路ブロック制御信号114により指定された期間で制御される。比較回路ブロック制御信号114が第2の期間と制御ブロック出力信号113が昇圧状態のときに、比較回路ブロック107は出力電圧と基準電圧の比較動作を行い、その他の期間には、比較回路ブロック107の動作を停止させるとともに、比較回路ブロック出力信号111を昇圧停止状態にする。
【0036】
第2の期間では比較回路ブロック107は動作しているが、制御ブロック出力信号113は昇圧クロック信号の昇圧停止期間が優先されることから、比較回路ブロック出力信号111の信号の状態、制御ブロック112の内部の記憶状態にかかわらず、制御ブロック出力信号113は昇圧停止状態のままとなっている。
【0037】
その結果、昇圧クロック信号110の第2の期間では第1のスイッチング素子100、第4のスイッチング素子103は非導通状態、第2のスイッチング素子101、第3のスイッチング素子102を導通状態で保持することになり、出力電圧は昇圧されない。
【0038】
次に昇圧クロック信号110が第2の期間から第1の期間に切り替わる時に、比較回路ブロック出力信号111が昇圧状態であれば制御ブロック112にその昇圧状態が記憶され、比較回路ブロック出力信号111が昇圧停止状態であればその昇圧停止状態が記憶される。
【0039】
昇圧クロック信号110が第1の期間でも、制御ブロック112の内部で記憶された状態が昇圧停止状態のときには、昇圧クロック信号110が第2の期間から第1の期間に切り替わっても制御ブロック出力信号113も昇圧停止状態のままとなる。
【0040】
その結果、第1のスイッチング素子100、第4のスイッチング素子103は非導通状態、第2のスイッチング素子101、第3のスイッチング素子102は導通状態をとり続け、昇圧動作は行わない。
【0041】
このとき、比較回路ブロック107は比較回路ブロック制御信号114により動作が停止状態になっているため、無駄な電力消費をすることはない。
【0042】
制御ブロック112内に記憶された状態が昇圧状態のときには、昇圧クロック信号110が第2の期間から第1の期間に切り替わると、制御ブロック出力信号113も昇圧状態に切り替わる。
【0043】
その結果、第1のスイッチング素子100、第4のスイッチング素子103は導通状態、第2のスイッチング素子101、第3のスイッチング素子102を非導通状態となり、第2のコンデンサ105に電荷が充電され、出力電圧が昇圧される。
【0044】
このとき、比較回路ブロック107は比較回路ブロック制御信号114により動作し、出力電圧と基準電圧の比較をし続ける。
【0045】
昇圧動作により出力電圧が比較回路ブロック107内にある基準電圧より高くなると、比較回路ブロック出力信号111は昇圧状態から昇圧停止状態に切り替わる。
【0046】
制御ブロック112の内部の記憶状態は、比較回路ブロック出力信号111の切り替わりを検知して昇圧停止状態となり、制御ブロック出力信号113も昇圧停止状態を出力する。
【0047】
比較回路ブロック107は比較回路ブロック制御信号112が切り替わり、動作から、非動作に切り替わる。同時に、比較回路ブロック出力信号111の状態は基準電圧と出力電圧の電位差にかかわらず、昇圧停止状態に固定される。
【0048】
したがって、制御ブロック112の内部の記憶状態は、一度昇圧停止状態に変化したあとは、第1の期間の間、昇圧停止状態を記憶し続ける。
【0049】
但し、本願発明の制御ブロック112の構成では、制御ブロック112の内部の記憶状態は、一度昇圧停止状態に変化したあとは、第1の期間の間、比較回路ブロック信号111の信号状態にかかわらず、昇圧停止状態を記憶し続けることができる回路構成であり、比較回路ブロック出力信号を強制的に昇圧状態に制御したとしても問題はない。
【0050】
制御ブロック出力信号113が昇圧停止状態になると、スイッチング制御ブロック106の制御により、第1のスイッチング素子100、第4のスイッチング素子103は非導通状態、第2のスイッチング素子101、第3のスイッチング素子102を導通状態に変化して昇圧を停止する。
【0051】
また昇圧動作を行っても、第1の期間の間、出力電圧が比較回路ブロック107内にある基準電圧より高くならないときには、比較回路ブロック出力信号111は昇圧状態のままなので、制御ブロック112の内部の記憶状態も昇圧状態のままとなり、制御ブロック出力信号113も昇圧状態となり続け、比較回路ブロック107も動作し続ける。
【0052】
その結果、第1の期間の間すっと第1のスイッチング素子100、第4のスイッチング素子103は導通状態、第2のスイッチング素子101、第3のスイッチング素子102を非導通状態となり、昇圧状態となり続ける。
【0053】
以上のような第1の期間の動作、第2の期間の動作を繰り返すこと、すなわち、比較回路ブロックは制御ブロックから出力される比較回路ブロック制御信号により指定された期間で動作してなり、さらに詳しくは、第2の期間と、制御ブロック出力信号が昇圧状態のときに動作状態となるので、安定した出力電圧が供給可能となり、回路の低消費電力化に寄与することになる。
【0054】
図2は本発明の実施の形態を実現するための制御ブロックの一例を示す図である。
【0055】
200、202、203はナンド回路、201、205はオア回路、204はノア回路を示してしる。ナンド回路200の入力には、一方に昇圧クロック信号110、他方に比較回路ブロック出力信号111が接続されている。オア回路201もナンド回路200と同様に、一方に昇圧クロック信号110、他方に比較回路ブロック出力信号111が接続されている。
【0056】
ナンド回路202とナンド回路203はRSラッチ回路を形成しており、ナンド回路202には、一方にナンド回路203の出力、他方にオア回路201の出力が接続されている。ナンド回路203には、一方にナンド回路202の出力、他方にナンド回路200の出力が接続されている。
【0057】
ノア回路204の入力には、一方に昇圧クロック信号110、他方にナンド回路202の出力が接続されており、ノア回路204の出力は制御ブロック信号113となっている。
【0058】
オア回路205の入力には、一方に昇圧クロック信号110、他方にノア回路113の出力が接続されており、オア回路205の出力は比較回路ブロック制御信号114となっている。
【0059】
ここで、図3に本発明の実施の形態を実現するための制御ブロックの入出力信号の波形図を示す。
【0060】
昇圧クロック信号110は、第1の期間のときの信号状態をLレベル、第2の期間のときの信号状態をHレベルとする。
【0061】
比較回路ブロック出力信号111は、昇圧停止状態のときをLレベル、昇圧状態のときをHレベルとする。
【0062】
制御ブロック出力信号113は、昇圧停止状態のときをLレベル、昇圧状態のときをHレベルとする。
【0063】
比較回路ブロック制御信号114は、比較回路ブロック107を動作させないときをLレベル、動作させるときをHレベルとする。
【0064】
昇圧クロック信号110がHレベルのときは、ノア回路204はLレベルに固定されることから、制御ブロック出力信号113もLレベルになり、昇圧動作は行われない。比較回路ブロック制御信号114はHレベルとなり、比較回路ブロック107は動作している。
【0065】
昇圧クロック信号110がHレベルからLレベルに切り替わるときに、比較回路ブロック出力信号111がHレベルの場合には、ナンド回路202はLレベルとなる。
【0066】
このとき、昇圧クロック信号110の信号にかかわらず、ナンド回路202の出力はLレベルを記憶し続けているので、ノア回路204の出力である制御ブロック出力信号113はHレベルとなり、昇圧動作を行う。また、比較回路ブロック制御信号114はHレベルのままなので、比較回路ブロック107も動作している。
【0067】
昇圧動作により出力電圧が上昇し、比較回路ブロック107において基準電圧よりも高くなると、比較回路ブロック出力信号111はHレベルからLレベルに切り替わる。比較回路ブロック出力信号111が切り替わると、ナンド回路202の出力はHレベルに切り替わり、その結果、ノア回路204の出力はLレベルとなり、昇圧動作を停止する。また、オア回路205の2つの入力がともにLレベルが入力され、比較回路ブロック制御信号114はLレベルとなり、比較回路ブロック107の動作を停止させる。
【0068】
第1の期間中に一旦昇圧動作停止後、比較回路ブロック107は動作を停止して、比較回路ブロック出力信号111をLレベルで固定するので、出力電圧と基準電圧の電位が入れ替わることがあったとしても、ナンド回路202の出力はLレベルを出力し続けるので、再度昇圧動作に切り替わることはない。
【0069】
また本発明の回路構成では、第1の期間中に一旦昇圧動作停止後、比較回路ブロック出力信号111をLレベルではなくHレベルに固定しても、ナンド回路202の出力はLレベルを記憶し続ける回路構成であるので、再度昇圧動作に切り替わることはない。
【0070】
以上のような第1の期間、第2の期間での動作を繰り返すこと、すなわち、比較回路ブロックは前記制御ブロックから出力される比較回路ブロック制御信号により指定された期間で動作してなることにより、安定した出力電圧を供給可能になり、無駄な消費電力が削減できるという格別の効果を発生させる。
【0071】
【発明の効果】
本発明によって、ノイズ等による無駄な動作を防止できるので、貫通電流等による無駄な消費電力が削減でき、加えて必要な回路を必要なときだけ動作させることにより一層の低消費電力化が可能になる。また無駄な昇圧動作を繰り返すことを防止することで、出力電圧に余計な充電を防ぐことができるので、出力電圧が一層安定する。また昇圧動作の制御をロジックで制御することからノイズ等に強くなり、出力電圧と基準電圧を比較するために必要なアナログ設計が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を実現するための電源発生回路のシステムの概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態を実現するための制御ブロックの一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態を実現するための制御ブロックの入出力信号の波形図である。
【図4】従来技術における電源発生回路の一例を示す図である。
【符号の説明】
100 第1のスイッチング素子
101 第2のスイッチング素子
102 第3のスイッチング素子
103 第4のスイッチング素子
104 第1のコンデンサ
105 第2のコンデンサ
106 スイッチング制御ブロック
107 比較回路ブロック
108 第1の電源
109 第2の電源
110 昇圧クロック信号
111 比較回路ブロック出力信号
112 制御ブロック
113 制御ブロック出力信号
114 比較回路ブロック制御信号
120 出力端
200、202、203 ナンド回路
201、205 オア回路
204 ノア回路
400 第1のスイッチング素子
401 第2のスイッチング素子
402 第3のスイッチング素子
403 第4のスイッチング素子
404 第1のコンデンサ
405 第2のコンデンサ
406 スイッチング制御ブロック
407 比較回路ブロック
408 第1の電源
409 第2の電源
410 昇圧クロック信号
411 比較回路ブロック出力信号
412 制御ブロック
413 制御ブロック出力信号
414 アンド回路
415 インバータ回路
416 ノイズフィルタ回路
420 出力端

Claims (2)

  1. 出力端に出力電圧を発生してなり、第1のコンデンサの一方の端子を第1の期間に第1の電源に接続するための第1のスイッチング素子と、前記第1のコンデンサの一方の端子を第2の期間に第2の電源に接続するための第2のスイッチング素子と、前記第1のコンデンサの他方の端子を第2の期間に前記第1の電源に接続するための第3のスイッチング素子と、前記第1のコンデンサの他方の端子を第1の期間に前記出力端に接続するための第4のスイッチング素子と、
    それぞれのスイッチを制御するためのスイッチング制御ブロックと、
    前記出力電圧と基準電圧を比較したのち制御ブロックを制御するための比較回路ブロック出力信号を出力してなる比較回路ブロックと、前記比較回路ブロック出力信号と昇圧クロック信号に基づいて前記スイッチング制御ブロックを制御するための制御ブロック出力信号を出力してなる制御ブロックとからなり、
    前記第1の期間と前記第2の期間を交互に繰り返すことにより前記出力端に出力電圧を発生させるための電源発生回路において、
    前記比較回路ブロックは前記制御ブロックから出力される比較回路ブロック制御信号により指定された期間で動作してなることを特徴とする電源発生回路。
  2. 前記比較回路ブロック制御信号は前記第2の期間と、前記制御ブロック出力信号が昇圧状態のときに動作状態となることを特徴とする電源発生回路。
JP2002237226A 2002-08-16 2002-08-16 電源発生回路 Pending JP2004080895A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004066497A1 (ja) * 2003-01-24 2004-08-05 Sony Corporation 比較回路、電源回路、集積回路、dc−dcコンバータ及びフラットディスプレイ装置

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