JP2004080789A - 高画質tvに使われる等化器及び等化方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 HDTVの等化器は、データ信号及びトレーニング・シーケンスを含む入力信号を受信し、入力信号の歪曲を補償するHDTVの等化器において、入力信号再利用部、フィルタ部及び誤差演算部を具備する。入力信号再利用部は所定の等化器出力信号が収束されない場合、トレーニングモードの間貯蔵されたトレーニング・シーケンスをブラインドモードの間所定のフィルタ部に入力する。フィルタ部は入力信号再利用部の出力信号を受信し、所定の誤差信号及び所定の決定値に応答して前記入力信号の歪曲を補償して前記補償された信号を等化器出力信号として出力する。誤差演算部は等化器出力信号を受信して等化器出力信号を一定の近似値に近似させて決定値として発生し、等化器出力信号と決定値との差を誤差信号として発生する。
【選択図】 図4
Description
また、多重経路には、山、崖などの地形や建物によって、伝送信号が反射または透過、伝搬される固定された多重経路と、飛行機、自動車などによって伝送信号が変動的に伝搬される時変化多重経路とがある。
このように、チャンネルは種々の原因によって理想的な特性を満足することなく信号を伝送するので、信号歪曲を発生させる。HDTVのようなデジタル伝送方式においては、信号の歪曲が受信側でビット検出エラーを引き起こし、画面全体が復元不能になったり、全く他の画像が出てくるという現象が発生する可能性がある。
信号が伝送されるチャンネルの特性は前述したように種々の要素によって可変的なので、チャンネル等化器はこのようなチャンネル特性の時間的な変化または状況による変化に適応してチャンネルを等化することが要求される。このような等化技法をチャンネル適応等化という。
受信された信号から適応的にチャンネルを等化するためには、送信側で一定期間受信機に既知のデータ列を伝送し、受信機はチャンネルを経て歪曲されたデータパルスの波形と既知の元のデータ波形とを比較してチャンネルの歪曲程度を推定する。
トレーニングモード期間が終われば、トレーニング・シーケンスの代わりに決定されたデータが使われるが、この期間をブラインドモードという。
チャンネル等化器では、トレーニング・シーケンスを基準信号とし、等化器出力との差を誤差信号とし、この誤差信号によって等化器の係数を更新する。
1つのデータフレームは2つのフィールドで構成される。1つのフィールドは313個のセグメントで構成される。データフレームの基本単位のセグメントは832個のシンボルを備え、各セグメントの開始部分には4個のシンボルよりなるセグメント同期信号がある。
1つのフィールドの第1のセグメントはフィールド同期信号であって、送受信側で既知の一定のパターンを有するので、チャンネル等化器でのトレーニング・シーケンスに使われる。
1つのフィールドでフィールド同期信号を含む第1のセグメントを除外した残りの312個のセグメントには実際の情報を貯蔵するデータが存在する。トレーニング・シーケンスを利用したチャンネル等化のためには、送信側と受信側とが互いに知っている一定のパターンのデータを使用しなければならない。
図2を参照すれば、一般的な等化器200はフィードフォワードフィルタ210、フィードバッグフィルタ220、第1演算部230、第2演算部240及び決定部250を具備する。
フィードフォワードフィルタ210は入力される入力信号INDATAと誤差信号ERRVとを受信し、入力信号INDATAの歪曲が補償された第1出力信号FFOUTを出力する。入力信号INDATAは図1に示したHDTVに伝送されるデータフレームである。
第1演算部230は第1出力信号FFOUTを第2出力信号FBOUTと加算して等化器出力信号EQOUTを出力する。第2出力信号FBOUTはフィードバッグフィルタ220から出力される。フィードバッグフィルタ220は決定部250から出力される決定値DCSVを受信し、誤差信号ERRVに応答して第2出力信号FBOUTを出力する。
決定部250は等化器出力信号EQOUTを受信し、一定の決定値DCSVを出力する。決定値DCSVは8つの値、すなわち、7、5、3、1、−1、−3、−5、−7のうち1つを有する。決定部250は等化器出力信号EQOUTを前記8つの値のうち1つに近似させて出力する。決定部250の詳細なる動作は当業者には自明であるので、詳細説明は省略する。
第1出力信号FFOUTと第2出力信号FBOUTとが加算されて等化器出力信号EQOUTとして出力される。第1出力信号FFOUTと第2出力信号FBOUTとはモード入力信号INDATAの信号歪曲が補償された信号であるので、結局多重チャンネルによる入力信号INDATAの歪曲が等化器200を通じて補償される。
誤差信号ERRVはトレーニングモードとブラインドモードとによってその値がそれぞれ変わる。まず、等化器200がトレーニングモードの場合、1つのフィールドの第1のセグメントがトレーニング・シーケンスとして使われる。
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、外部メモリ及びTCM復号器を利用して収束速度を向上させ、最終誤差を小さくする等化器の等化方法を提供するところにある。
入力信号再利用部は、所定の等化器出力信号が収束されない場合、トレーニングモードの間、貯蔵されたトレーニング・シーケンスをブラインドモードの間、所定のフィルタ部に入力する。
誤差演算部は、前記等化器出力信号を受信して前記等化器出力信号を一定の近似値に近似させて前記決定値として発生し、前記等化器出力信号と前記決定値との差を前記誤差信号として発生する。
トレーニング・シーケンス貯蔵部は、前記入力信号のうち前記トレーニング・シーケンスを貯蔵する。第1選択部はフィールド同期信号に応答して前記入力信号及び前記トレーニング・シーケンス貯蔵部に貯蔵された前記トレーニング・シーケンスのうち何れか1つを選択して出力する。
前記第1選択部は、前記フィールド同期信号の第1レベルに応答して前記入力信号を出力し、前記フィールド同期信号の第2レベルに応答して前記トレーニング・シーケンスを出力し、前記フィールド同期信号は前記入力信号のトレーニングモードでだけ前記第1レベルに発生されることを特徴とする。
復号器は、前記等化器出力信号を受信し、前記等化器出力信号のエラーを補正した前記復号器出力信号を発生する。
トレーニング・シーケンス貯蔵部は前記入力信号のうち前記トレーニング・シーケンスを貯蔵する。第1選択部はフィールド同期信号に応答して前記入力信号及び前記トレーニング・シーケンス貯蔵部に貯蔵された前記トレーニング・シーケンスのうち何れか1つを選択して出力する。
前記第1選択部は、前記フィールド同期信号の第1レベルに応答して前記入力信号を出力し、前記フィールド同期信号の第2レベルに応答して前記トレーニング・シーケンスを出力し、前記フィールド同期信号は前記入力信号のトレーニングモードでだけ前記第1レベルに発生されることを特徴とする。
フィードフォワードフィルタは、前記入力信号再利用部の出力信号を受信し、前記誤差信号に応答して前記入力信号再利用部の出力信号の誤差が補償された第1出力信号を発生する。
フィードバッグフィルタは、前記決定値及び前記復号器出力信号を受信し、前記誤差信号に応答して前記決定値の誤差が補償された第2出力信号及び前記復号器出力信号の誤差が補償された第3出力信号を発生する。
前記フィードバッグフィルタは、第1フィードバッグフィルタ及び第2フィードバッグフィルタを具備する。
決定部は、前記等化器出信号を受信し、前記等化器出力信号を一定の近似値に近似させた前記決定値を発生する。第3演算部は、前記等化器出力信号と前記決定値との差を前記誤差信号として出力する。
前記復号器はTCM復号器であることを特徴とする。
フィルタ部は、入力信号及び所定の復号器出力信号を受信し、所定の誤差信号及び所定の決定値に応答して前記入力信号の歪曲を補償して前記補償された信号を等化器出力信号として出力する。
復号器は、前記等化器出力信号を受信し、前記等化器出力信号のエラーを補正した前記復号器出力信号を発生する。
前記フィルタ部はフィードフォワードフィルタ、フィードバッグフィルタ、第1演算部及び第2演算部を具備する。
前記フィードバッグフィルタは、第1フィードバッグフィルタ及び第2フィードバッグフィルタを具備する。
第1フィードバッグフィルタは前記決定値を受信し、前記誤差信号に応答して前記第2出力信号を発生する。第2フィードバッグフィルタは前記復号器出力信号を受信し、前記誤差信号に応答して前記第3出力信号を発生する。
前記誤差演算部は、決定部及び第3演算部を具備する。
決定部は、前記等化器出力信号を受信し、前記等化器出力信号を一定の近似値に近似させた前記決定値を発生する。第3演算部は、前記等化器出力信号と前記決定値との差を前記誤差信号として出力する。
前記復号器はTCM復号器であることを特徴とする。
前記(d)段階は、(d1)所定の再利用制御信号が第2レベルに維持される間はフィールド同期信号の第1レベルに応答して前記入力信号のトレーニング・シーケンスを所定のレジスタに貯蔵し、前記入力信号のトレーニング・シーケンス及びデータ信号を前記等化器に印加して等化器を動作させる段階、及び(d2)前記再利用制御信号が第1レベルに維持される間は前記フィールド同期信号の第2レベルに応答して前記レジスタに貯蔵された前記入力信号のトレーニング・シーケンスを前記等化器に印加して等化器を動作させる段階を具備することを特徴とする。
以下、図面を参照して本発明の望ましい実施例を説明することによって、本発明を詳細に説明する。なお、各図面に付された同一参照符号は同一部材を表わす。
図3を参照すれば、本発明の第1実施例による等化器300は入力信号再利用部310、フィルタ部330及び誤差演算部350を具備する。
入力信号再利用部310は所定の等化器出力信号EQOUTが収束されない場合、トレーニングモードの間貯蔵されたトレーニング・シーケンスをブラインドモードの間フィルタ部330に入力する。
さらに説明すれば、入力信号再利用部310はトレーニング・シーケンス貯蔵部315、第1選択部320及び第2選択部325を具備する。
第2選択部325は、再利用制御信号DRCYCに応答して入力信号INDATA及び第1選択部320の出力信号OMUX1のうちのいずれかを選択してフィルタ部330に出力する。
図3の等化器300の動作は、図6に示すHDTVの等化器の等化方法(600段階)と対応している。したがって、図3の等化器300の動作は図6に示す等化方法(600段階)と共に説明する。
図6を参照すれば、まず入力信号を受信し、フィールド同期信号を検出して等化器の係数を初期化する(610段階)。入力信号のトレーニングモードとブラインドモードとを繰り返して等化器を動作させる(620段階)。620段階の動作回数が任意に定められた第1臨界適応回数内で等化器から出力される等化器出力信号が収束されるか否かを判断する(630段階)。等化器出力信号が収束されれば、620段階に戻り、収束されなければ、等化器係数を初期化して入力信号再利用モードで等化器を動作させる(640段階)。入力信号再利用モードで前記等化器を動作させる回数が任意に定められた第2臨界適応回数内で等化器出力信号が収束されるか否かを判断する(650段階)。等化器出力信号が収束されれば、620段階に戻り、収束されなければ、610段階に戻る。
一般的な等化器は入力信号が具備するデータの種類によってトレーニングモードとブラインドモードとが交互に動作する。トレーニングモードの間にはトレーニング・シーケンスが等化器に入力されるが、トレーニング・シーケンスによって等化器の等化器出力信号の収束の如何が決定される。
トレーニング・シーケンスの長さが短いので、一般的な等化器は収束時間が遅くなり、チャンネルが完全に等化され難い。したがって、図1のような改善された等化器が提案される。
等化器の係数とは、等化器300の内部のフィルタ335、340のタップ係数を意味する。チャンネル推定は、フィールド同期信号と入力信号との相関を求めて適正臨界値以上の信号に対して多重経路が存在すると判断する。臨界値以下については相関値を0にする。そして、最も大きい相関値に正規化させた値を等化器300の初期係数に使用する。
入力信号INDATAはトレーニングモードとブラインドモードとで構成される。入力信号の第1のセグメントのデータが等化器に入力される時間をトレーニングモードといい、第2のセグメントから第313のセグメントまでのデータが等化器に入力される時間をブラインドモードという。
フィルター部330は、フィードフォワードフィルター335とフィードバッグフィルター340及び第1演算部345を具備する。誤差演算部350は、決定部355と第2演算部360とを具備する。フィルタ部330と誤差演算部350とで行われる等化動作は当業者には自明なので、詳細な動作の説明は省略する。
等化器出力信号EQOUTが収束された場合、新しい入力信号INDATAを受信し続けて620段階の動作を実行する。等化器出力信号EQOUTが収束されなければ、等化器係数を初期化し、入力信号再利用モードで等化器を動作させる(640段階)。
図8を参照してさらに具体的に説明する。所定の再利用制御信号が第2レベルに維持される間は、フィールド同期信号の第1レベルに応答して入力信号のトレーニング・シーケンスを所定のレジスターに貯蔵し、入力信号のトレーニング・シーケンス及びデータ信号を前記等化器に印加して等化器を動作させる(810段階)。810段階の動作は入力信号再利用モードではない場合の入力信号再利用部310の動作である。
入力信号再利用モードでは、再利用制御信号が第1レベルに維持される間はフィールド同期信号の第2レベルに応答してレジスタに貯蔵された入力信号のトレーニング・シーケンスを等化器に印加して等化器を動作させる(820段階)。
等化器出力信号EQOUTが収束されないことが検出されれば、別途のアルゴリズムによってフラッグ信号が発生する。フラッグ信号は再利用制御信号DRCYCを第1レベルで活性化させる。ここで、別途のアルゴリズム及びフラッグ信号は当業者であれば理解できるので、詳細な説明は省略する。
ブラインドモードの間に入力されたトレーニング・シーケンスによっても入力信号INDATAが収束されなければ、等化器は入力信号再利用モードで動作し続ける。すなわち、再利用制御信号DRCYCは第1レベルを維持し続ける。そして、入力信号INDATAの新しいトレーニングモードが再び始まれば、フィールド同期信号FSYNCは再び第1レベルに変換される。
1つのトレーニングモードと1つのブラインドモードとの期間中、フィルタ部330に入力信号INDATAのトレーニング・シーケンスが入力されることを入力信号再利用モードの1回の動作回数とする。入力信号再利用モードの動作回数が任意に定められた第2臨界適応回数、N2回内で等化器出力信号EQOUTが収束されれば、620段階に戻る。
図4を参照すれば、図4の等化器400は入力信号再利用部410、フィルタ部430、誤差演算部465及び復号器480を具備する。
入力信号再利用部410の構成及び動作は図3の等化器300と同一なので、詳細な説明は省略する。
さらに説明すれば、フィルタ部430はフィードフォワードフィルタ435、フィードバッグフィルタ440、第1演算部455及び第2演算部460を具備する。
フィードバッグフィルタ440は、決定値DCSV及び復号器出力信号DECOUTを受信し、誤差信号ERRVに応答して決定値DCSVの誤差が補償された第2出力信号FOUT2及び復号器出力信号DECOUTの誤差が補償された第3出力信号FOUT3を発生する。
第1フィードバッグフィルタ445は、決定値DCSVを受信し、誤差信号ERRVに応答して第2出力信号FOUT2を発生する。第2フィードバッグフィルタ450は復号器出力信号DECOUTを受信し、誤差信号ERRVに応答して第3出力信号FOUT3を発生する。
第1演算部455は第2出力信号FOUT2及び第3出力信号FOUT3を結合して第4出力信号FOUT4として出力する。第2演算部460は第1出力信号FOUT1と第4出力信号FOUT4とを結合して等化器出力信号EQOUTとして出力する。
具体的に説明すれば、誤差演算部465は決定部470及び第3演算部475を具備する。
決定部470は、等化器出力信号EQOUTを受信し、等化器出力信号EQOUTを一定の近似値に近似させた決定値DCSVを発生する。第3演算部475は等化器出力信号EQOUTと決定値DCSVとの差を誤差信号ERRVとして出力する。
図4の等化器400の動作は図6及び図7のHDTVの等化器の等化方法600、700と対応する。したがって、図4の等化器400の動作は図6及び図7の等化方法600、700と共に説明する。
図7を参照すれば、図7は図6の650段階以後、等化器出力信号が収束されれば、等化器出力信号を所定の復号器に印加して等化器出力信号に存在する誤差を補償した復号器出力信号を等化器内部のフィードバッグフィルタにフィードバッグさせ、620段階に戻る段階を示す(700段階)。
図4の等化器400は、図3の等化器300に復号器が追加されたものである。そして、フィードバッグフィルタ430の構造が図3のフィードバッグフィルタ340と異なる。
入力信号再利用モードで等化器を動作させ、第2臨界適応回数内に等化器出力信号EQOUTが収束されるか否かを判断する図6の650段階までの動作は第2実施例による等化器400の動作にも含まれる。
復号器480によって等化器出力信号EQOUTが復号化される間、決定部470によって等化器出力信号EQOUTが一定の近似値に推定されて発生される決定値DCSVを第1フィードバッグフィルター445に入力させる。第1フィードバッグフィルタ445は誤差信号ERRVに応答して入力された決定値DCSVをフィルタリングして第2出力信号FOUT2として出力する。
復号器480によって等化器出力信号EQOUTの復号化が終わり、復号器出力信号DECOUTが発生されれば、復号器出力信号DECOUTが第2フィードバッグフィルタ450に入力される。第2フィードバッグフィルタ450は誤差信号ERRVに応答して、入力された決定値DCSVをフィルタリングして第3出力信号FOUT3として出力する。
図5を参照すれば、本発明の第3実施例によるHDTVの等化器500は、フィルタ部510、誤差演算部545及び復号器560を具備する。
フィルタ部510は、入力信号INDATA及び所定の復号器出力信号DECOUTを受信し、所定の誤差信号ERRV及び所定の決定値DCSVに応答して入力信号INDATAの歪曲を補償し、補償された信号を等化器出力信号EQOUTとして出力する。フィルタ部510の詳細なる構成についての説明は図4のフィルタ部430と同一なので省略する。
復号器560は、等化器出力信号EQOUTを受信し、等化器出力信号EQOUTのエラーを補正した復号器出力信号DECOUTを発生する。復号器560の構成も図4の復号器480と同一なので省略する。
図5の等化器500の動作は、図9のHDTVの等化器の等化方法900に対応する。したがって、図5の等化器500の動作は図9の等化方法900と共に説明する。
図9を参照すれば、HDTVの等化器の等化方法900は、データ信号及びトレーニング・シーケンスを含む入力信号を受信し、入力信号のトレーニングモードとブラインドモードとを利用して入力信号の歪曲を補償するHDTVの等化器の等化方法において、入力信号を受信してフィールド同期信号を検出して等化器の係数を初期化する(910段階)。入力信号のトレーニングモードとブラインドモードとを繰り返して等化器を動作させる(920段階)。920段階の動作回数が任意に定められた第1臨界適応回数内で、等化器から出力される等化器出力信号が収束されるか否かを判断する(930段階)。等化器出力信号が収束されれば、等化器出力信号を所定の復号器に印加して等化器出力信号に存在する誤差を補償した復号器出力信号を等化器内部のフィードバッグフィルタにフィードバッグさせて、920段階に戻り、等化器出力信号が収束されなければ、910段階に戻る。
図5の等化器500は図4の等化器400の入力信号再利用部410を除き、図4の等化器400と同じ動作をする。
すなわち、図4の等化器400では入力信号INDATAは入力信号再利用部410を通じてフィルタ部430に印加される。しかし、図5の等化器500では入力信号再利用モード動作が存在しない。フィルタ部510は直接入力信号INDATAを受信する。
すなわち、図5の等化器500は入力信号INDATAを再利用する動作をしない点を除いては図4の等化器400の動作と同一であるので、図5の等化器500の動作についての詳細な説明は省略する。
410 入力信号再利用部
430 フィルタ部
435 フィードフォワードフィルタ
440 フィードバッグフィルタ
445 第1フィードバッグフィルタ
450 第2フィードバッグフィルタ
455 第1演算部
460 第2演算部
465 誤差演算部
470 決定部
475 第3演算部
480 復号器
Claims (30)
- データ信号及びトレーニング・シーケンスを含む入力信号を受信し、前記入力信号の歪曲を補償する高画質テレビジョン(HDTV)の等化器において、
所定の等化器出力信号が収束されない場合、トレーニングモードの間貯蔵されたトレーニング・シーケンスをブラインドモードの間所定のフィルタ部に入力する入力信号再利用部と、
前記入力信号再利用部の出力信号を受信し、所定の誤差信号及び所定の決定値に応答して前記入力信号の歪曲を補償し、前記補償された信号を等化器出力信号として出力する前記フィルタ部と、
前記等化器出力信号を受信して前記等化器出力信号を一定の近似値に近似させて前記決定値として発生し、前記等化器出力信号と前記決定値との差を前記誤差信号として発生する誤差演算部と、
を具備することを特徴とするHDTVの等化器。 - 前記入力信号再利用部は、
前記入力信号のうち前記トレーニング・シーケンスを貯蔵するトレーニング・シーケンス貯蔵部と、
フィールド同期信号に応答して前記入力信号及び前記トレーニング・シーケンス貯蔵部に貯蔵された前記トレーニング・シーケンスのうちのいずれかを選択して出力する第1選択部と、
再利用制御信号に応答して前記入力信号及び前記第1選択部の出力信号のうちのいずれかを選択して前記フィルタ部に出力する第2選択部と、
を具備することを特徴とする請求項1に記載のHDTVの等化器。 - 前記第1選択部は、
前記フィールド同期信号の第1レベルに応答して前記入力信号を出力し、前記フィールド同期信号の第2レベルに応答して前記トレーニング・シーケンスを出力し、
前記フィールド同期信号は前記入力信号のトレーニングモードでだけ前記第1レベルに発生されることを特徴とする請求項2に記載のHDTVの等化器。 - 前記第2選択部は、
前記再利用制御信号の第1レベルに応答して前記第1選択部の出力信号を出力し、前記再利用制御信号の第2レベルに応答して前記入力信号を出力し、
前記再利用制御信号は前記等化器出力信号が一定の範囲内に収束されなければ、第1レベルに発生されることを特徴とする請求項2に記載のHDTVの等化器。 - 前記トレーニング・シーケンス貯蔵部は、
前記トレーニング・シーケンスを貯蔵するレジスタであることを特徴とする請求項1に記載のHDTVの等化器。 - データ信号及びトレーニング・シーケンスを含む入力信号を受信し、前記入力信号の歪曲を補償するHDTVの等化器において、
所定の等化器出力信号が収束されない場合、トレーニングモードの間貯蔵されたトレーニング・シーケンスをブラインドモードの間所定のフィルタ部に入力する入力信号再利用部と、
前記入力信号再利用部の出力信号及び所定の復号器出力信号を受信し、所定の誤差信号及び所定の決定値に応答して前記入力信号の歪曲を補償して前記補償された信号を等化器出力信号として出力する前記フィルタ部と、
前記等化器出力信号を受信して前記等化器出力信号を一定の近似値に近似させて前記決定値として発生し、前記等化器出力信号と前記決定値との差を前記誤差信号として発生する誤差演算部と、
前記等化器出力信号を受信し、前記等化器出力信号のエラーを補正した前記復号器出力信号発生する復号器と、
を具備することを特徴とするHDTVの等化器。 - 前記入力信号再利用部は、
前記入力信号のうち前記トレーニング・シーケンスを貯蔵するトレーニング・シーケンス貯蔵部と、
フィールド同期信号に応答して前記入力信号及び前記トレーニング・シーケンス貯蔵部に貯蔵された前記トレーニング・シーケンスのうちのいずれかを選択して出力する第1選択部と、
再利用制御信号に応答して前記入力信号及び前記第1選択部の出力信号のうちのいずれかを選択して前記フィルタ部に出力する第2選択部と、
を具備することを特徴とする請求項6に記載のHDTVの等化器。 - 前記第1選択部は、
前記フィールド同期信号の第1レベルに応答して前記入力信号を出力し、前記フィールド同期信号の第2レベルに応答して前記トレーニング・シーケンスを出力し、
前記フィールド同期信号は前記入力信号のトレーニングモードでだけ前記第1レベルに発生されることを特徴とする請求項7に記載のHDTVの等化器。 - 前記第2選択部は、
前記再利用制御信号の第1レベルに応答して前記第1選択部の出力信号を出力し、前記再利用制御信号の第2レベルに応答して前記入力信号を出力し、
前記再利用制御信号は前記等化器出力信号が一定の範囲内に収束されなければ、第1レベルに発生されることを特徴とする請求項7に記載のHDTVの等化器。 - 前記トレーニング・シーケンス貯蔵部は、
前記トレーニング・シーケンスを貯蔵するレジスタであることを特徴とする請求項6に記載のHDTVの等化器。 - 前記フィルタ部は、
前記入力信号再利用部の出力信号を受信し、前記誤差信号に応答して前記入力信号再利用部の出力信号の誤差が補償された第1出力信号を発生するフィードフォワードフィルタと、
前記決定値及び前記復号器出力信号を受信し、前記誤差信号に応答して前記決定値の誤差が補償された第2出力信号及び前記復号器出力信号の誤差が補償された第3出力信号を発生するフィードバッグフィルタと、
前記第2出力信号及び前記第3出力信号を結合して第4出力信号として出力する第1演算部と、
前記第1出力信号と前記第4出力信号とを結合して前記等化器出力信号として出力する第2演算部と、
を具備することを特徴とする請求項6に記載のHDTVの等化器。 - 前記フィードバッグフィルタは、
前記決定値を受信し、前記誤差信号に応答して前記第2出力信号を発生する第1フィードバッグフィルタと、
前記復号器出力信号を受信し、前記誤差信号に応答して前記第3出力信号を発生する第2フィードバッグフィルタと、を具備し、
前記復号器が前記等化器出力信号を受信した後前記復号器出力信号を出力するまでは前記第1フィードバッグフィルタが前記決定値を受信して前記第2出力信号を発生し、
前記復号器出力信号が出力されれば、前記第2フィードバッグフィルタが前記復号器出力信号を受信して前記第3出力信号を発生することを特徴とする請求項11に記載のHDTVの等化器。 - 前記誤差演算部は、
前記等化器出力信号を受信し、前記等化器出力信号を一定の近似値に近似させた前記決定値を発生する決定部と、
前記等化器出力信号と前記決定値との差を前記誤差信号として出力する第3演算部と、
を具備することを特徴とする請求項6に記載のHDTVの等化器。 - 前記復号器は、
トレリス符号化変調(TCM)復号器であることを特徴とする請求項6に記載のHDTVの等化器。 - データ信号及びトレーニング・シーケンスを含む入力信号を受信し、前記入力信号の歪曲を補償するHDTVの等化器において、
入力信号及び所定の復号器出力信号を受信し、所定の誤差信号及び所定の決定値に応答して前記入力信号の歪曲を補償して前記補償された信号を等化器出力信号として出力するフィルタ部と、
前記等化器出力信号を受信して前記等化器出力信号を一定の近似値に近似させて前記決定値として発生し、前記等化器出力信号と前記決定値との差を前記誤差信号として発生する誤差演算部と、
前記等化器出力信号を受信し、前記等化器出力信号のエラーを補正した前記復号器出力信号発生する復号器と、
を具備することを特徴とするHDTVの等化器。 - 前記フィルタ部は、
前記入力信号を受信し、前記誤差信号に応答して前記入力信号の誤差が補償された第1出力信号を発生するフィードフォワードフィルタと、
前記決定値及び前記復号器出力信号を受信して前記誤差信号に応答して前記決定値の誤差が補償された第2出力信号及び前記復号器出力信号の誤差が補償された第3出力信号を発生するフィードバッグフィルタと、
前記第2出力信号及び前記第3出力信号を結合して第4出力信号として出力する第1演算部と、
前記第1出力信号と前記第4出力信号とを結合して前記等化器出力信号として出力する第2演算部と、
を具備することを特徴とする請求項15に記載のHDTVの等化器。 - 前記フィードバッグフィルタは、
前記決定値を受信し、前記誤差信号に応答して前記第2出力信号を発生する第1フィードバッグフィルタと、
前記復号器出力信号を受信し、前記誤差信号に応答して前記第3出力信号を発生する第2フィードバッグフィルタと、を具備し、
前記復号器が前記等化器出力信号を受信した後、前記復号器出力信号を出力する前までは前記第1フィードバッグフィルタが前記決定値を受信して前記第2出力信号を発生し、
前記復号器出力信号が出力されれば、前記第2フィードバッグフィルタが前記復号器出力信号を受信して前記第3出力信号を発生することを特徴とする請求項16に記載のHDTVの等化器。 - 前記誤差演算部は、
前記等化器出力信号を受信し、前記等化器出力信号を一定の近似値に近似させた前記決定値を発生する決定部と、
前記等化器出力信号と前記決定値との差を前記誤差信号として出力する第3演算部と、
を具備することを特徴とする請求項15に記載のHDTVの等化器。 - 前記復号器は、
TCM復号器であることを特徴とする請求項15に記載のHDTVの等化器。 - データ信号及びトレーニング・シーケンスを含む入力信号を受信し、前記入力信号のトレーニングモードとブラインドモードとを利用して前記入力信号の歪曲を補償するHDTVの等化器の等化方法において、
(a)入力信号を受信し、フィールド同期信号を検出して等化器の係数を初期化する段階と、
(b)入力信号のトレーニングモードとブラインドモードとを繰り返して等化器を動作させる段階と、
(c)前記(b)段階の動作回数が任意に定められた第1臨界適応回数内で前記等化器から出力される等化器出力信号が収束されるか否かを判断する段階と、
(d)前記等化器出力信号が収束されれば、前記(b)段階に戻り、収束されなければ、前記等化器係数を初期化して入力信号再利用モードで前記等化器を動作させる段階と、
(e)前記入力信号再利用モードで前記等化器を動作させる回数が任意に定められた第2臨界適応回数内で前記等化器出力信号が収束されるか否かを判断する段階と、
(f)前記等化器出力信号が収束されれば、前記(b)段階に戻り、収束されなければ、前記(a)段階に戻る段階と、
を具備することを特徴とするHDTVの等化器の等化方法。 - 前記(f)段階は、
(f1)前記等化器出力信号が収束されれば、前記等化器出力信号を所定の復号器に印加して前記等化器出力信号に存在する誤差を補償した復号器出力信号を前記等化器内部のフィードバッグフィルタにフィードバッグさせ、前記(b)段階に戻る段階をさらに具備することを特徴とする請求項20に記載のHDTVの等化器の等化方法。 - 前記(d)段階は、
(d1)所定の再利用制御信号が第2レベルに維持される間はフィールド同期信号の第1レベルに応答して前記入力信号のトレーニング・シーケンスを所定のレジスターに貯蔵し、前記入力信号のトレーニング・シーケンス及びデータ信号を前記等化器に印加して等化器を動作させる段階と、
(d2)前記再利用制御信号が第1レベルに維持される間は前記フィールド同期信号の第2レベルに応答して前記レジスタに貯蔵された前記入力信号のトレーニング・シーケンスを前記等化器に印加して等化器を動作させる段階と、
を具備することを特徴とする前記請求項20に記載のHDTVの等化器の等化方法。 - 前記フィールド同期信号は、
前記入力信号のトレーニングモードでだけ前記第1レベルに発生されることを特徴とする請求項22に記載のHDTVの等化器の等化方法。 - 前記再利用制御信号は、
前記等化器出力信号が一定の範囲内に収束されなければ、第1レベルに発生されることを特徴とする請求項22に記載のHDTVの等化器の等化方法。 - データ信号及びトレーニング・シーケンスを含む入力信号を受信し、前記入力信号のトレーニングモードとブラインドモードとを利用して前記入力信号の歪曲を補償するHDTVの等化器の等化方法において、
(a)入力信号を受信し、フィールド同期信号を検出して等化器の係数を初期化する段階と、
(b)入力信号のトレーニングモードとブラインドモードとを繰り返して等化器を動作させる段階と、
(c)前記(b)段階の動作回数が任意に定められた第1臨界適応回数内で前記等化器から出力される等化器出力信号が収束されるか否かを判断する段階と、
(d)前記等化器出力信号が収束されれば、前記等化器出力信号を所定の復号器に印加し、前記等化器出力信号に存在する誤差を補償した復号器出力信号を前記等化器内部のフィードバッグフィルタにフィードバッグさせて前記(b)段階に戻り、前記等化器出力信号が収束されなければ、前記(a)段階に戻る段階と、
を具備することを特徴とするHDTVの等化器の等化方法。 - 等化器と、
前記等化器に連結されてデータ列を貯蔵する貯蔵部とを具備し、
入力信号を前記等化器に出力するか、または前記データ列から出力される信号を前記等化器に出力する信号再利用部を具備することを特徴とするデジタルシステム。 - 前記データ列は、トレーニング・シーケンスであることを特徴とする請求項26に記載のデジタルシステム。
- 前記信号再利用部の出力は前記信号再利用部によって受信される少なくとも2つの制御信号によって制御されることを特徴とする請求項26に記載のデジタルシステム。
- トレーニング・シーケンスをメモリ部に貯蔵する段階と、
トレーニング・シーケンスから導出された信号を、等化器を第1モードに動作させるために出力するか、またはトレーニング・シーケンスから導出された他の信号を、前記等化器を第2モードに動作させるために出力する段階と、
を具備することを特徴とする方法。 - 前記第1モードはトレーニングモードであり、前記第2モードはブラインドモードであり、前記それぞれのモードは前記等化器の動作と関係していることを特徴とする請求項29に記載の方法。
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