JP2004080481A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】デジタルカメラでは、撮影者により「画像確認モード」が設定されてリモコン撮影又はセルフタイマー撮影を行った場合(ステップ126)、撮影された画像(撮影画像)を表示装置に表示した後(ステップ128)、撮影者により操作指示ボタンの操作がなされるまで(ステップ132)、撮影画像を表示装置に表示し続ける。操作指示ボタンが操作されて撮影画像の記録指示が入力されたら、ステップ132からステップ134、112と進み、撮影画像のデータを記録メディアに記録して撮影画像の表示を終了し、操作指示ボタンが操作されてキャンセル指示が入力されたら、ステップ132からステップ134、136と進み、記録記録メディアへの記録は行わずに撮影画像の表示を終了する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラに係わり、特に、操作されることにより、撮影指示を入力するための撮影指示入力手段を備え、前記撮影指示入力手段からの撮影指示の入力により被写体を撮影して、前記被写体を表す画像データを取得し、取得した画像データを記録メディアに記録するデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、デジタルカメラには、液晶ディスプレイ(LCD)などの表示装置が一般に設けられている。このようなデジタルカメラでは、撮影される被写体像を示す画像を表示手段に表示することができ、撮影者が光学ファインダを覗かずとも撮影される被写体像を確認できるようになっている。また、シャッタスイッチの押下などにより撮影を行った場合に、撮影直後から一定時間、撮影した画像(撮影画像)を表示装置に表示し、撮影者が特別な操作をせずとも撮影画像を確認できるようになっているものが多い。
【0003】
ところで、デジタルカメラには、従来より、撮影指示の入力直後に撮影を行う通常の撮影機能の他に、撮影者自らが被写体となることを可能とするために、セルフタイマー撮影やリモコン撮影といった、撮影指示の入力から所定時間経過後に撮影を行う機能が設けられている。撮影者がセルフタイマー撮影やリモコン撮影により自分を撮影した場合、撮影した画像を確認するためにカメラ設置位置に戻るまでに時間がかかり、撮影画像を確認する前に表示装置での撮影画像の表示が終わってしまうことがある。このため、特開2000−333059号公報及び特開2001−86374号公報には、セルフタイマー撮影時には、通常の撮影時よりも撮影画像を長い時間表示する技術が提案されている。また、単に一律に表示時間を長くしただけでは、撮影者がカメラ設置位置に戻るまでにそれ以上の時間がかかると、画像を確認することができない恐れがあるため、撮影者がセルフタイマー撮影前に表示時間を設定可能とすることも記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、撮影者が表示時間を設定するのを忘れると、場合によっては撮影画像の確認前に表示が終わってしまうことがあった。また、撮影前に表示時間を設定したのでは、画像の確認までにかかる時間が予定よりも短時間で済んだ場合、必要以上に長時間表示されることになり、次の撮影動作に移行することができないという問題もあった。
【0005】
本発明は上記問題点を解消するためになされたもので、撮影直後に、撮影された画像を適切な時間だけ表示装置に表示することができるデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、撮影指示入力手段からの撮影指示の入力により被写体を撮影し、前記被写体を表す画像データを取得し、取得した画像データを記録メディアに記録し、且つ前記撮影指示の入力直後に撮影を行う第1の撮影機能と、前記撮影指示の入力から所定時間経過後に撮影を行う第2の撮影機能を備えたデジタルカメラであって、前記画像データに基づく画像を表示するための表示手段と、操作されることにより、前記画像の表示終了指示を入力するための表示終了指示入力手段と、少なくとも前記第2の撮影機能により撮影を行った場合に、該撮影終了後、前記表示終了指示入力手段から前記表示終了指示が入力されるまで、該撮影により取得された前記画像データに基づく画像が前記表示手段に表示されるように制御する制御手段と、を有することを特徴としている。
【0007】
請求項1に記載のデジタルカメラは、撮影指示の入力直後に撮影を行う第1の撮影(通常の撮影)機能の他に、セルフタイマー撮影やリモコン撮影といった撮影指示の入力から所定時間経過後に撮影を行う第2の撮影機能を備えている。撮影者によりシャッターボタンやリモコンなどの撮影指示入力手段が操作されて撮影指示が入力されて、第2の撮影機能で撮影が行われた場合には、制御手段により、この撮影により取得された画像データに基づく画像、すなわち撮影画像を直ちに表示手段に表示し、その後、撮影者により表示終了指示入力手段が操作されるまで該撮影画像の表示を継続し(表示終了を待機)、表示終了指示入力手段が操作されて表示終了指示が入力されたら、該撮影画像の表示を終了する。
【0008】
撮影時に撮影者がカメラ設置位置から離れることが想定される第2の撮影機能で撮影を行う場合は、撮影者が撮影画像の確認のためにカメラ設置位置まで戻る時間が毎回異なり、撮影画像の適切な表示時間も毎回異なるが、このように撮影者により表示終了指示入力手段が操作されるまで撮影画像の表示終了を待機することで、撮影者が表示手段に表示された撮影画像を確認した後、表示終了指示入力手段を操作すれば、撮影者による撮影画像の確認前に表示が終了してしまったり、撮影画像が必要以上に長時間表示されることを防止でき、撮影画像を適切な時間だけ表示することができる。
【0009】
なお、本発明は、第1の撮影機能で撮影した場合の撮影画像の表示制御については特に限定するものではなく、例えば、第2の撮影機能で撮影した場合と同様に撮影画像の表示を制御してもよいし、従来技術と同様に、撮影画像を表示してから所定時間経過したら、該表示を終了するようにしてもよいし、撮影画像を非表示としてもよい。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記表示終了指示入力手段は、前記表示終了指示として、操作に応じて前記画像データの記録又は記録中止の何れか一方を表す指示を入力し、前記制御手段は、前記表示終了指示入力手段からの表示終了指示を受けて前記画像データに基づく画像の表示を終了すると共に、該表示終了指示に応じて、該画像データの前記記録メディアへの記録も制御することを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、表示終了入力手段は、撮影者の操作に応じて、画像データの記録及び記録キャンセルの何れか一方を表す指示を表示終了指示として入力し、制御手段では、撮影画像の表示終了と共に、画像データの記録を表す指示が入力された場合には、該画像データを記録メディアに記録するが、記録キャンセルを表す指示が入力された場合には、該画像データの記録をキャンセルする。
【0012】
このように、撮影画像の表示終了を意味する撮影者の操作を、撮影画像の記録指示又はキャンセル指示の入力操作としたことで、撮影者が必要とする画像だけを直ちに記録メディアに記録することができる。これにより、撮影失敗した画像データを記録して記録メディアの容量が無駄に使用されることがなく、撮影失敗した画像のデータを後で記録メディアから消去するという作業も不要である。
【0013】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記第2の撮影機能は、1回の撮影指示により複数回連続して撮影し、前記表示終了指示入力手段は、画像データの記録を表す指示を入力する際に、記録する画像データを指定して該指示を入力し、前記制御手段は、前記指示入力手段から記録を表す指示が入力された場合は、該指示で指定された画像データのみを前記記録メディアに記録することを特徴としている。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、第2の撮影機能では、1回の撮影指示の入力により複数回連続して撮影(複数回連続撮影)することができ、この連続撮影を行った場合には、表示終了指示入力手段では、画像データの記録を表す指示を入力する際に、記録する画像データが指定されるので、制御手段では、指定された画像データのみを記録メディアに記録する。すなわち、撮影者は、1回の撮影作業のみで、連続して複数回撮影が行われて複数の画像データが取得されるので、この中から写りが良いものなど所望の画像データだけを選択して記録メディアに記録することができ、撮影者の作業負担の軽減効果がある。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明に係る実施形態の1例を詳細に説明する。
【0016】
<第1の実施の形態>
図1(A)に示すように、本発明が適用されたデジタルカメラ10の正面には、露光に際して被写体が適正な露光光量が得られない低照度の場合に発光されるストロボ12と、撮影される被写体像と略同等の像を示す光が入射するファインダー窓14と、被写体像を結像させるための撮影レンズを含む光学ユニット16と、リモコン42(図2参照、図1では省略)から赤外線により送信された指示信号を受信する赤外線受光部44と、が設けられている。また、デジタルカメラ10の側面には、撮影によって得られた画像データをデジタルデータとして記憶する可搬型の記録メディア(本実施の形態では、スマートメディア)18を装着可能なスロット20が設けられている。
【0017】
一方、デジタルカメラ10の背面には、図1(B)に示すように、表示手段として、撮影によって得られた被写体像、各種メニュー、パラメータ等を表示するための表示装置(LCD)24と、及びファインダー窓14から入射した光が図示しない光学部材を介して案内され、撮影する被写体像の構図を決定する際に撮影者によって覗かれるファインダー接眼部26と、が設けられている。
【0018】
また、デジタルカメラ10の背面には、さらに、表示装置24に表示されたメニュー画面から所望のメニュー項目又はパラメータを選択する際に操作される十字ボタン28、各種指示を入力するために押圧操作される指示入力ボタン36、38、40が設けられている。主として、指示入力ボタン36は、撮影後の画像の表示を指示する際に押圧操作され、指示入力ボタン38は、メニュー画面の表示や十字ボタン28による選択結果に基づく設定などの各種処理の実行を指示する際に押圧操作され、指示入力ボタン40は、各種処理のキャンセルを指示する際に押圧操作される。これら、十字ボタン28、指示入力ボタン36、38、40が表示終了指示入力手段としての機能を担っている。
【0019】
更に、デジタルカメラ10の上面には、デジタルカメラ10の各部への電源電力の供給/供給停止の切り替えを行う電源スイッチ30と、撮影記録の指示入力のために撮影者によって押圧操作されるシャッタスイッチ(所謂レリーズスイッチ)32と、撮影モードを選択する際に撮影者によって回転操作されるモードダイヤル34と、が設けられている。
【0020】
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
【0021】
同図に示すように、デジタルカメラ10は、光学ユニット16の光軸後方に配置されたCCD(Charge Coupled Device)50と、CCD50から読み出された被写体像を示す出力信号を相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)処理すると共に、R、G、Bの各色信号に色分解処理して、各色信号の信号レベルの調整を行うCDS回路52と、CDS回路52により処理されたアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「A/D変換器」と称す)54と、CCD50を駆動するためのタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(TG)56と、光学ユニット16に含まれる各種モータ(撮影倍率を変更するためのズームモータ、CCD50面上に被写体像を合焦させるためのAF(Auto Focus)モータ、及び絞りやシャッタを駆動するためのアイリスシャッタモータなど)を駆動するためのモータドライバ58と、デジタルカメラ10の全体的な動作を司る主制御部60と、を備えている。
【0022】
主制御部60は、A/D変換器54によるデジタル変換後の信号をCCD50による撮影結果(被写体像)を表す画像データとして入力するための画像入力制御部62と、入力された画像データに対して所定のデジタル信号処理を行う画像信号処理回路64と、表示装置24に表示する画像データを格納するためのVRAM66と、VRAM66に格納された画像データに基づく画像を表示するように表示装置24の表示を制御するための表示制御部68と、画像データを圧縮・伸長する圧縮伸長処理回路70と、スロット20に装填された記録メディア18に対して各種情報を読み書きするメディア制御部72と、CCD50による撮影結果に基づいて最適な焦点位置を検出するAF検出回路74と、CCD50による撮影結果に基づいて最適な露出及びホワイトバランスを検出するAE(Auto Exposure)・AWB(Auto White Balance)検出回路76と、主としてワークメモリとして用いられるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)78と、各種プログラムやパラメータ等の情報が予め記憶されたEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)80と、EEPROM80から適宜情報を読み出して上記各部を制御する制御手段としてのCPU82と、がバス84により相互に接続されている。
【0023】
また、主制御部60は、経過時間を計測するためのタイマー86を備え、このタイマー86はCPU66と接続されている。なお、タイマー86はCPU66に内蔵してもよい。
【0024】
また、CPU66は、TG56、モータドライバ58と接続されている。さらに、CPU82は、ユーザにより操作される操作手段としてデジタルカメラ10に設けられている前述の十字ボタン28、電源スイッチ30、シャッタスイッチ32、モードダイヤル34及び指示入力ボタン36、38、40と接続されており、撮影者によるこれら操作手段の操作状態を常時把握できる。また、CPU82は、赤外線受光部44ともインタフェース回路(図示省略)を介して接続されており、撮影者がリモコン42を操作して該リモコン42から指示信号が送信された場合には、赤外線受光部44によりこの指示信号が受信されて、CPU82に入力される。すなわち、CPU82では、撮影者によるリモコン42の操作状態も把握できる。
【0025】
CPU82は、これら操作手段の操作状態やリモコン42の操作状態に応じて、上記主制御部60の各部及びTG56及びモータドライバ58の作動を制御する。
【0026】
詳しくは、モードダイヤル34により撮影モードが選択されている場合、CPU82は、TG56を駆動させ、所定のタイミングでCCD50に被写体像を撮影させる。
【0027】
なお、一般に、CCD50には、シャッターゲートを介してシャッタードレインが設けられており、シャッターゲートをシャッターゲートパルスによって駆動することにより、蓄積した信号電荷をシャッタードレインに掃き出すことができる。すなわち、CCD50は、シャッターゲートパルスによって各センサに蓄積される電荷の蓄積時間(シャッタスピード)を制御する、所謂電子シャッター機能を有しており、光学ユニット16に含まれるシャッタ機構の代わりにこの電子シャッター機能を用いるようにしてもよい。
【0028】
CCD50から出力された被写体像を示すアナログ画像信号は、CDS回路52による処理が施され、A/D変換器54によりデジタル画像信号に変換された後、画像データとして、画像入力制御部62から主制御部60内に入力される。この入力された画像データは、バス84を介してSDRAM78に一旦蓄積される。
【0029】
主制御部60では、入力された画像データに基づいて、AF検出回路74において焦点評価演算、AE・AWB検出回路76において、AE演算、AWB演算が行われ、CPU82は、これらの演算に基づいて、モータドライバ58を制御して、光学ユニット16内のフォーカスレンズや絞り・シャッタ機構の駆動手段(例えばAFモータやアイリスシャッタモータなど)を駆動し、フォーカスレンズを合焦位置に移動させると共に、絞り・シャッタ機構を適正な露光制御値(絞り値やシャッタスピード)に設定し、AWB調整値(後述のデジタルゲイン)を設定する。
【0030】
例えば、AF制御には、G信号の高周波成分が最大になるように光学ユニット16内のフォーカスレンズを移動させるコントラストAF方式が採用される。
【0031】
AE制御には、1フレームのR、G、B信号を積算した積算値に基づいて被写体輝度(撮影EV)を求め、この撮影EVに基づいて露光制御値として絞り値とシャッタースピードとを決定し、モータドライバ58により絞り・シャッタ機構を駆動する。
【0032】
また、AWB調整には、被写体輝度(撮影EV)と、R/G、B/Gといった色情報を用いて光源種を判別し、光源の色温度に関わらずに、白い被写体が白く色再現されるようにホワイトバランスを調整するためのデジタルゲインを定める。
【0033】
したがって、デジタルカメラ10では、光学ユニット16(撮影レンズ)を被写体に向けるだけで、ピント合わせが自動的に行われると共に、最適な露出調整及びAWB調整が行われる。
【0034】
具体的には、モードダイヤル34により静止画撮影モードが選択されている場合、すなわち静止画撮影記録時においては、シャッタスイッチ32の「半押し」時に、上述した測光動作を複数回繰り返して、光学ユニット16内のフォーカスレンズを移動してピントを合わせると共に、正確な撮影EVを求め、この撮影EVに基づいて撮影時の露光制御値としての絞り値及びシャッタースピードを最終的に決定し、且つデジタルゲインを決定する。そして、シャッタスイッチ32の「全押し」時に前記最終的に決定した絞り値になるように絞り・シャッタ機構を駆動した後、前記最終的に決定したシャッタースピードとなるように絞り・シャッタ機構をさらに駆動する。また、このとき得られた画像データに対して、前記決定したデジタルゲインを用いて画像信号処理回路64においてAWB調整処理が施される。
【0035】
また、モードダイヤル34により動画撮影モードが選択されている場合、すなわち動画撮影記録時においては、常時この制御が繰返し行され、該モード選択期間中は適切なAF制御、AE制御、及びAWB調整が継続して行われる。
【0036】
なお、AE、AFは、CCD50から取得される画像信号に基づいて制御する方法の他、周知の測光センサやAF投光/受光センサからなる測距センサ等を用いてもよい。
【0037】
また、主制御部60では、入力された画像データに対して、画像信号処理回路64により所定のデジタル画像処理が施される。詳しくは、画像信号処理回路64では、光源種に応じたデジタルゲインをかけることでAWB調整を行うと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行って所定の画像データを生成し、更にYC変換処理して、輝度データYとクロマデータCr、Cb(以下「YC信号」という)に変換する。画像信号処理回路64により生成されたYC信号は、VRAM66に書込まれる。
【0038】
VRAM66に記憶されたYC信号は、表示制御部68に供給され、所定の方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー復号映像信号)に変換されて表示装置24に出力される。これにより、表示装置24にCCD50により撮影された被写体像を示す画像が表示される。
【0039】
また、CCD50から出力される画像信号によって画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が表示装置24に供給されることにより、CCD50がとらえる被写体像が略リアルタイムに動画像として、或いは連続した画像として表示装置24に表示される。
【0040】
表示装置24は、電子ビューファインダとして利用でき、撮影者はこの表示装置24の表示画像(所謂スルー画像)、又は光学ファインダ(図1のファインダー窓14から入射した光を図示しない光学部材によりファインダー接眼部26に案内することで実現される)によって、撮影画角を確認することができる。シャッタスイッチ32の押下操作など所定の撮影指示操作に呼応して、記録用の画像データの取り込みが開始される。
【0041】
また、CPU82には、撮影者によるシャッタスイッチ32の押下、或いはリモコン42の操作により撮影指示が入力されるようになっている。すなわち、シャッタスイッチ32及びリコモン42が撮影指示入力手段として機能する。
【0042】
CPU82では、この撮影指示の入力を受けて、所定のタイミングでCCD50による撮影を行ない、この結果、画像信号処理回路64で生成されたYC信号はSDRAM78にも格納される。このYC信号は、圧縮伸長処理回路70でJPEGなどの所定の圧縮方式で圧縮された後、メディア制御部72を介して、記録メディア18に記録される。したがって、圧縮伸長処理回路70及びメディア制御部72が本発明の記録手段として機能する。なお、画像データの圧縮は必須ではなく、撮影者の操作により当該圧縮の解除指定がなされている場合には、圧縮伸長処理回路70による圧縮処理は省略され、この場合はメディア制御部72が記録手段として機能する。
【0043】
なお、記録メディア18としては、スマートメディアのほかにも、例えば、PCカート、マイクロドライブ、マルチメディアカード(MMC)、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどの種々の形態が可能であり、使用されるメディアに応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。
【0044】
また、画像再生時には記録メディア18に記憶された再生対象の画像データがメディア制御部72を介して読み出されてSDRAM78に格納される。このSDRAM78に格納された画像データは、圧縮伸長処理回路70によって伸長処理された後、SDRAM78に書き戻され、VRAM66に再生用画像データとして蓄積して、表示制御部68を介して表示装置24に表示される。
【0045】
次に、第1の実施の形態の作用を説明する。第1の実施の形態のデジタルカメラ10は、図示しない電源スイッチの操作により起動される。被写体の撮影を行うときには、撮影者は、モードダイヤル34を操作して撮影モードを選択する。この撮影者による撮影モードの選択を受けて、デジタルカメラ10では、CPU82の制御により、図3に示す撮影シーケンス処理が開始される。
【0046】
ここで、第1の実施の形態のデジタルカメラ10では、第1の撮影機能として、撮影者によるシャッタスイッチ32の押圧を受けて直ちに被写体を撮影する通常の撮影の他に、第2の撮影機能として、シャッタスイッチ押圧後、所定時間(以下、「セルフタイマー設定時間」と称す)待機してから撮影を行う所謂セルフタイマー撮影、及びリモコン42からの撮影指示受信後、所定時間(以下、「リモコン撮影設定時間」と称す)待機してから撮影を行う所謂リモコン撮影が可能である。
【0047】
なお、撮影者が自分を撮影する場合、セルフタイマー撮影では、撮影者は、シャッタスイッチ32を押圧した後カメラ設置位置から撮影位置まで移動する必要があるが、リモコン撮影では、撮影者は撮影位置からリモコン42で撮影指示を送信することができるため、「セルフタイマー設定時間」>「リモコン撮影設定時間」になるように予め定められている。なお、セルフタイマー設定時間やリモコン撮影設定時間は、撮影者により任意に設定可能としてもよい。
【0048】
また、セルフタイマー撮影及びリモコン撮影の場合は、「画像確認モード」及び「通常モード」の何れか一方を選択されるようになっている。「画像確認モード」とは、撮影画像を撮影者が確認終了するまで表示し続ける動作モードのことであり、「通常モード」とは、撮影画像を予め定められた所定時間(以下、「画像表示設定時間」と称す)だけ表示する動作モードのことである。なお、画像表示設定時間は、撮影者により任意に設定可能としてもよい。
【0049】
撮影者は、通常撮影を行いたい場合は特別な設定を必要としないが、リモコン撮影を行いたい場合は、指示入力ボタン36を押圧操作して、表示装置24に選択可能な項目が表示されたメニュー画面(図示省略)を表示させ、十字ボタン28及び指示入力ボタン36、38、40などを操作して、該メニュー画面から、「画像確認モード」及び「通常モード」の何れか一方の選択しておく。また、セルフタイマー撮影を行いたい場合は、セルフタイマーモードをONに設定し、且つ「画像確認モード」及び「通常モード」の何れか一方の選択しておく。なお、本実施の形態では、初期値として予め「画像確認モード」が選択されるようになっており、撮影者は「通常モード」に設定したいときのみ、「通常モード」を選択する作業を行えばよいようになっている。
【0050】
なお、本発明は、リモコン撮影のための設定や、セルフタイマー撮影のための設定のための操作方法を限定するものではなく、ユーザによりデジタルカメラに備えられている操作入力手段を操作して、上記の設定を行うことができればよい。
【0051】
デジタルカメラ10では、撮影者によるモードダイヤル34の操作で撮影モードが選択されると、図3に示すように、まずステップ100で、セルフタイマーモードのON/OFF設定結果を確認する。なお、図3では省略したが、表示装置24をファインダとして用いることが選択されている場合には、撮影モード選択されたら、表示装置24へのスルー画像の表示が開始される。
【0052】
セルフタイマーモードがOFFの場合は、ステップ100からステップ102に進み、撮影者によりシャッタスイッチ32が操作されるか、或いはステップ114に進み、撮影者によりリモコン42が操作されて赤外線受光部44で撮影指示信号を受信するまで待機する。
【0053】
撮影者は、通常の撮影を行う場合は、表示装置24に表示されたスルー画像又はファインダーを覗きながら撮影画角を確認し、構図を定めたら、シャッタスイッチ32を押圧操作する。
【0054】
撮影者によりシャッタスイッチ32が押圧されると、デジタルカメラ10では、通常の撮影を行うために、ステップ102からステップ104に進み、直ちに撮影を行う。すなわち、CCD52によりこのときの被写体像を撮影し、この撮影結果は、CDS回路52、A/D変換器54により処理された後、画像入力制御部62により主制御部60に入力され、DSP64で所定のデジタル信号処理が施されて、被写体像を示す画像データが生成される。そして、この画像データは、SDRAM78に格納される。
【0055】
次のステップ106では、SDRAM78から画像データを読み出してVRAM66に格納し、表示制御部68によりVRAM66に格納された画像データに基づいて表示装置24に画像を表示させる。これにより、撮影直後に該撮影により撮影した画像(撮影画像)が表示装置24に表示されることになる。
【0056】
また、この撮影画像の表示と同時に、ステップ108でタイマー86をリセットし、画像表示の経過時間の計測を開始する。そして、タイマー86による計測結果により、画像表示設定時間が経過したら、次のステップ110からステップ112に進み、撮影により取得した画像データ、すなわち、ここでは前述のステップ104の撮影動作により取得した画像データをSDRAM78から読出し、必要に応じて圧縮伸長処理回路70で圧縮した後、メディア制御部72を介して記録メディア18に記録し、撮影画像の表示を終了する。
【0057】
撮影者は、リモコン撮影を行う場合は、表示装置24に表示されたスルー画像又はファインダーを覗きながら撮影画角を確認して構図を定め、自分を撮影する場合には、撮影位置に移動した後、リモコン42を操作して、リモコン42からデジタルカメラ10の赤外線受光部44へ向けて撮影指示信号を送信する。
【0058】
デジタルカメラ10では、セルフタイマーモードがOFFの場合に、赤外線受光部44によりリモコン42から送信された撮影指示信号を受信すると、リモコン撮影を行うために、ステップ100からステップ102、ステップ114を介してステップ116に進む。ステップ116では、タイマー86をリセットし、タイマー86による計測結果により、セルフタイマー設定時間が経過したら、次のステップ118からステップ126に進み、撮影を行う。すなわちリモコン42から撮影指示送信後、リモコン撮影設定時間が経過するまで撮影動作が待機されるので、例えば、撮影者はこの間に撮影ポーズを決めて、自らを撮影することができる。この撮影により取得された画像データは、前述と同様にSDRAM78に一旦格納される。
【0059】
セルフタイマーモードがONの場合は、ステップ100からステップ120に進み、撮影者によりシャッタスイッチ32が操作されるまで待機する。撮影者は、表示装置24に表示されたスルー画像又はファインダーを覗きながら撮影画角を確認し、構図を定めたら、シャッタスイッチ32を押圧操作する。
【0060】
撮影者によりシャッタスイッチ32が押圧されると、デジタルカメラ10では、ステップ120からステップ122に進み、タイマー86をリセットし、タイマー86による計測結果により、セルフタイマー設定時間が経過したら、次のステップ124からステップ126に進んで、撮影を行なう。すなわちシャッタスイッチ32の押圧後、セルフタイマー設定時間が経過するまで撮影動作が待機されるので、例えば、撮影者はこの間に撮影画角内に移動して撮影ポーズを決めて、自らを撮影することができる。
【0061】
ステップ126で撮影を行った後は、ステップ128に進み、SDRAM78から画像データを読み出してVRAM66に格納し、表示制御部68によりVRAM66に格納された画像データに基づいて表示装置24に画像を表示させる。これにより、リモコン撮影時やセルフタイマー撮影時も、撮影直後に該撮影により撮影した画像(撮影画像)が表示装置24に表示されることになる。
【0062】
そして、撮影者により予め「画像確認モード」が設定されていた場合は、次のステップ130からステップ132に進み、撮影者による撮影画像の確認が終了するまで待機する。本実施の形態のデジタルカメラ10では、指示入力ボタン38又は40が押圧操作されることで、撮影者による撮影画像の確認が終了したと判断するようになっている。撮影者は、表示装置24に表示された撮影画像を確認し、その結果良好であれば、指示入力ボタン38を押圧し、不良であれば指示入力ボタン40を押圧操作する。
【0063】
指示入力ボタン38が押圧された場合は、デジタルカメラ10では、撮影者による撮影画像の確認が終了し、且つ記録指示が入力されたとして、ステップ132からステップ134を介してステップ112に進む。ステップ112では、撮影により取得した画像データ、すなわち、ここでは前述のステップ126の撮影動作により取得した画像データをSDRAM78から読出し、必要に応じて圧縮伸長処理回路70で圧縮した後、メディア制御部72を介して記録メディア18に記録し、撮影画像の表示を終了する。なお、記録後は、SDRAM78から画像データが削除される。
【0064】
一方、指示入力ボタン40が押圧された場合は、デジタルカメラ10では、撮影者による撮影画像の確認が終了し、且つ該撮影画像の記録のキャンセル指示が入力されたとして、ステップ132からステップ134を介してステップ136に進み、記録メディア18への記録は行わずにSDRAM78から画像データを削除して、撮影画像の表示を終了する。
【0065】
また、撮影者により予め「通常モード」が設定されていた場合は、ステップ130からステップ108に進み、上記で説明した如く、タイマー86をリセットし、タイマー86による計測結果により、画像表示設定時間が経過したら、ステップ110からステップ112に進み、SDRAM78に格納されている画像データを必要に応じて圧縮伸長処理回路70で圧縮した後、メディア制御部72を介して記録メディア18に記録し、撮影画像の表示を終了する。
【0066】
このような撮影シーケンス処理により記録メディア18に記録した画像データを表示装置24に再生表示するときには、撮影者は、モードダイヤル34を操作して再生モードに切換えると共に、十字ボタン28などを操作して再生したい画像データを指定すると、表示装置24に該画像データに基づく画像が表示される。
【0067】
このように、第1の実施の形態のデジタルカメラ10では、撮影者により「画像確認モード」が設定されてセルフタイマー撮影やリモコン撮影を行った場合、該撮影により撮影した画像(撮影画像)を撮影直後から撮影者により何らかの操作がなされるまで表示装置24に表示し続けるようになっている。これにより、たとえ撮影者がセルフタイマー撮影やリモコン撮影により自らを撮影しようとしてデジタルカメラ10から離れたとしても、撮影後、撮影者がデジタルカメラ10の位置に戻って、何らかの操作を行うまで撮影画像の表示が継続されているので、撮影者は確実に撮影画像を確認することができ、且つ従来技術で必要とされた撮影者による表示時間の設定作業が不要となる。また、確認後、デジタルカメラ10を操作すれば撮影画像の表示は終了され、次の撮影を行うなど、所望の動作に直ちに移行することができる。
【0068】
また、撮影画像の表示終了を意味する撮影者の操作を、撮影画像の記録指示又はキャンセル指示の入力操作としたことで、撮影者が必要とする画像だけを直ちに記録メディア18に記録することができる。これにより、撮影失敗した画像データを記録して記録メディア18の容量が無駄に使用されることがなく、撮影失敗した画像のデータを後で記録メディア18から消去するという作業も不要である。
【0069】
なお、第1の実施の形態では、リモコン撮影やセルフタイマー撮影で撮影を行ったときに、撮影者による確認が終了するまで撮影画像を表示し続けることができるようにした場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、通常の撮影の際にも、撮影者による確認が終了するまで撮影画像を表示し続けるようにしてもよい。ただし、撮影者による確認が終了するまで撮影画像を表示し続けることは、撮影者がカメラ設置位置から離れることが想定されるリモコン撮影やセルフタイマー撮影の際に特に有効である。また、通常の撮影では撮影画角を確認しながら撮影指示を入力できることから、撮影画像の表示を省略するようにしてもよい。
【0070】
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、第2の実施の形態のデジタルカメラは、第1の実施の形態と同様の構成でよいため説明を省略し、以下では第1の実施の形態と同一の部材番号を用いて説明する。
【0071】
第2の実施の形態のデジタルカメラ10は、リモコン撮影やセルフタイマー撮影の際に、1回の撮影指示に対して1回の撮影(画像を1枚のみ撮影)するだけでなく、連続して撮影回撮影(画像を複数枚撮影)することも可能とした点が、第1の実施の形態と異なる。
【0072】
具体的には、リモコン撮影やセルフタイマー撮影を行う場合には、撮影者は十字ボタン28及び指示入力ボタン36、38、40などを操作して、第1の実施の形態で説明した「画像確認モード」及び「通常モード」の何れか一方の選択と共に、撮影回数の設定も行なうようになっている。
【0073】
なお、本第2の実施の形態では、撮影回数は初期値として「1」が選択されるようになっており、撮影者が複数回連続して撮影したい場合にのみ、具体的な撮影回数(2回以上)を設定する作業を行えばよいようになっている。
【0074】
第2の実施の形態のデジタルカメラ10では、撮影者によるモードダイヤル34の操作によりして撮影モードを選択されるとこの撮影者による撮影モードの選択を受けて、デジタルカメラ10では、CPU82の制御により、図4、図5に示す撮影シーケンス処理が開始される。なお、図4では、図3と同一の処理については、同一のステップ番号を付与して示しており詳細な説明は省略する。
【0075】
すなわち、第2の実施の形態のデジタルカメラ10では、図4に示すように、撮影者によるモードダイヤル34の操作で撮影モードが選択され、セルフタイマーモードの設定がOFFの場合に、シャッタスイッチ32が押圧されたら、ステップ100からステップ102を介してステップ104に進み、以降は第1の実施の形態と同様に処理されて、通常の撮影処理が行われる。また、セルフタイマーモードの設定がOFFの場合に、赤外線受光部44によりリモコン42から送信された撮影指示信号を受信したら、ステップ100からステップ102、ステップ104を介してステップ116に進み、タイマーをリセットして経過時間の計測を開始し、タイマー86による計測結果により、リモコン撮影設定時間が経過したら次のステップ118から後述のステップ150に移行する。
【0076】
一方、セルフタイマーモードがONの場合は、デジタルカメラ10では、ステップ100からステップ120に進む。そして、撮影者によりシャッタスイッチ32が押圧されたら、ステップ120からステップ122に進んで、タイマー86をリセットし、タイマー86による計測結果により、セルフタイマー設定時間が経過したら、次のステップ124からステップ150に移行する。
【0077】
ステップ150では、設定されている撮影回数を確認する。そして、撮影回数が1回に設定されている場合は、ステップ150で否定判定されてステップ126に進み、以降は、第1の実施の形態と同様に処理される。
【0078】
一方、撮影回数が2回以上、すなわち複数回連続撮影が設定されている場合は、ステップ150で肯定判定されて図5のステップ152に進み、撮影を行なう。そして、設定されている撮影回数分の撮影が終了するまで、次のステップ154からステップ156に進み、所定時間経過したら、ステップ156からステップ152に戻り、次の撮影を行う。
【0079】
すなわち、リモコン撮影の場合には、リモコン42から撮影指示送信後、リモコン撮影設定時間が経過するまで撮影動作が待機され、セルフタイマー撮影の際場合には、シャッタスイッチ32の押圧後、セルフタイマー設定時間が経過するまで撮影動作が待機され、リモコン撮影設定時間又はセルフタイマー設定時間が経過した後は、設定されている撮影回数に相当する回数だけ所定時間毎に連続して撮影が行われ、該撮影回数分の画像データが取得されて、SDRAM78に格納される。
【0080】
設定されている撮影回数分の撮影が終了したら、ステップ154からステップ158に移行し、「画像確認モード」と「通常モード」の何れが設定されているのかを確認する。
【0081】
「画像確認モード」に設定されている場合は、ステップ158からステップ160に進み、SDRAM78から撮影により取得した画像データを適宜読み出してVRAM66に格納し、表示制御部68によりVRAM66に格納された画像データに基づく画像を表示装置24に表示して、次のステップ161で撮影者からの記録する画像の指定又は記録キャンセル指示を受け付けて、撮影者による撮影画像の確認が終了するまで待機する。
【0082】
具体的には、第2の実施の形態のデジタルカメラ10では、図6の(A)に示す如く複数回連続して撮影して取得された複数枚(図6は2枚の場合を示している)の画像を整列表示するインデックス表示と、図6(B)に示す如く指定された1画像のみを拡大表示するコマ表示とで、指示入力ボタン36が1回押圧操作される度に表示装置24の表示を切換えるようになっている。また、初回の表示では、インデックス表示が選択されるようになっており、撮影者は、十字ボタン28の操作により、インデックス表示された画像の中から詳細に確認したい画像を選択し、指示入力ボタン36を押圧操作すれば、該画像を拡大表示したコマ表示に表示装置24の表示が切り替わる。
【0083】
このようにして、撮影者は、連続して撮影された複数の画像をインデックス表示を確認すると共に、必要に応じてコマ表示で各画像を確認し、十字ボタン28の操作により、インデックス表示されている複数の画像の中から記録したい画像を選択して、指示入力ボタン38を押圧操作するか、記録したい画像がコマ表示されている状態で指示入力ボタン38を押圧操作して、該画像の記録を指示する。例えば、図6の例では、インデックス表示された左側の画像は目を瞑ってしまっているので、右側の画像を記録したい画像に選択する。
【0084】
また、何れの画像も満足できるものではなく記録したい画像が無かった場合には、撮影者は、指示入力ボタン40を押圧操作して記録のキャンセルを指示する。
【0085】
なお、上記の記録する画像の指定及び記録指示や、キャンセル指示の入力操作方法は一例であり、上記以外の操作でも構わない。
【0086】
指示入力ボタン38が押圧された場合は、デジタルカメラ10では、撮影者による撮影画像の確認が終了し、且つ指定された画像(指示入力ボタン38の押圧時に十字ボタン28の操作で選択されていた画像又はコマ表示されている画像)の記録指示が入力されたとして、ステップ161からステップ162を介してステップ164に進む。
【0087】
ステップ164では、連続撮影により取得された複数の画像データ、すなわちSDRAM78に格納されている複数の画像データの中から、指定された画像のデータを選択して読出し、読出した画像データを必要に応じて圧縮伸長処理回路70で圧縮した後、メディア制御部72を介して記録メディア18に記録し、撮影画像の表示を終了する。なお、記録後はSDRAM78から全画像データが削除される。
【0088】
一方、指示入力ボタン40が押圧された場合は、デジタルカメラ10では、撮影者による撮影画像の確認が終了し、且つ該撮影画像の記録のキャンセル指示が入力されたとして、ステップ161からステップ162を介してステップ166に進み、記録メディア18への記録は行わずにSDRAM78から全ての画像データを削除して、撮影画像の表示を終了する。
【0089】
また、「通常モード」に設定されている場合は、ステップ158からステップ170に進み、SDRAM78から撮影により取得した画像データを適宜読み出してVRAM66に格納し、表示制御部68によりVRAM66に格納された画像データに基づく画像を表示装置24に表示させる。なお、この場合の表示装置24の表示は、インデックス表示でもコマ表示でもよい。
【0090】
そして、この表示と共に、ステップ172でタイマー86をリセットし、タイマー86による計測結果により、画像表示設定時間が経過したら、次のステップ174からステップ176に進み、SDRAM78に格納されている全ての画像データを読出し、必要に応じて圧縮伸長処理回路70で圧縮した後、メディア制御部72を介して記録メディア18に記録し、撮影画像の表示を終了する。すなわち、複数回連続撮影で、且つ通常モード設定時は、連続撮影により取得した複数の画像データを全て記録メディア18に記録する。
【0091】
このように、第2の実施の形態のデジタルカメラ10では、リモコン撮影やセルフタイマー撮影の際に複数回連続撮影することができ、複数回連続撮影した場合には、撮影した複数の画像の中から記録メディア18に記録する画像を撮影者が選択できるようになっている。
【0092】
撮影者がリモコン撮影やセルフタイマー撮影により自らを撮影しようとする場合、第1の実施の形態のように1回の撮影指示入力により1回のみの撮影では、リモコン撮影又はセルフタイマー撮影後に撮影者がカメラ設置位置に戻って撮影画像を確認したときに撮影に失敗していることが分かると、再度、リモコン撮影又はセルフタイマー撮影を実行し直し、良好な画像が撮影されるまで、撮影者はカメラ設置位置と撮影位置とを行き来しなければならない。これに対して、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の効果を有すると共に、撮影者の作業負担(シャッタスイッチ32又はリモコン42の操作、及びカメラ設置位置と撮影位置との往復回数)を軽減することができるという効果を更に有する。
【0093】
なお、第2の実施の形態では、リモコン撮影やセルフタイマー撮影において、撮影回数を設定して複数回連続撮影を可能とした場合を例に説明したが、通常の撮影の際にも複数回連続撮影を可能としてもよい。すなわち、通常の撮影の場合も、良好な画像が撮影されるまで、シャッタスイッチを押圧して撮影を繰り返す必要があるため、複数回連続撮影により、この撮影者の作業負担を軽減することができる。
【0094】
なお、上記第2の実施の形態では、複数して撮影した複数の画像の中から記録する画像を1枚だけ指定する場合を説明したが、複数枚指定できるようにしてもよい。この場合、図6(A)に示すように、記録する画像に指定されたことを表す所定のマーク90を該画像上に表示するなどして、撮影者が記録指定した画像と非指定の画像とを容易に区別できるようにするとよい。
【0095】
なお、上記第1及び第2の実施の形態では、通常の撮影の他に、リモコン撮影及びセルフタイマー撮影が可能なデジタルカメラ10を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リモコン撮影及びセルフタイマー撮影の何れか一方のみ可能なデジタルカメラであってもよい。
【0096】
【発明の効果】
上記に示したように、本発明は、撮影直後に撮影された画像を適切な時間だけ表示装置に表示することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に関わるデジタルカメラの正面(A)及び背面(B)を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に関わるデジタルカメラの電気系の構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態に関わるデジタルカメラで撮影モード選択時に実行される処理を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態に関わるデジタルカメラで撮影モード選択時に実行される処理を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態に関わるデジタルカメラで撮影モード選択時に実行される処理を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態に関わるデジタルカメラで複数回連続撮影した場合に表示装置の撮影画像の表示例を示す図であり、(A)はインデックス表示、(B)はコマ表示の例である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ
18 記録メディア
24 表示装置
28 十字ボタン
30 電源スイッチ
32 シャッタスイッチ
34 モードダイヤル
36 指示入力ボタン
38 指示入力ボタン
40 指示入力ボタン
42 リモコン
44 赤外線受光部
50 CCD
60 主制御部
68 表示制御部
70 圧縮伸長処理回路
72 メディア制御部
86 タイマー
Claims (3)
- 撮影指示入力手段からの撮影指示の入力により被写体を撮影し、前記被写体を表す画像データを取得し、取得した画像データを記録メディアに記録し、且つ前記撮影指示の入力直後に撮影を行う第1の撮影機能と、前記撮影指示の入力から所定時間経過後に撮影を行う第2の撮影機能を備えたデジタルカメラであって、
前記画像データに基づく画像を表示するための表示手段と、
操作されることにより、前記画像の表示終了指示を入力するための表示終了指示入力手段と、
少なくとも前記第2の撮影機能により撮影を行った場合に、該撮影終了後、前記表示終了指示入力手段から前記表示終了指示が入力されるまで、該撮影により取得された前記画像データに基づく画像が前記表示手段に表示されるように制御する制御手段と、
を有することを特徴とするデジタルカメラ。 - 前記表示終了指示入力手段は、前記表示終了指示として、操作に応じて前記画像データの記録及び記録キャンセルの何れか一方を表す指示を入力し、
前記制御手段は、前記表示終了指示入力手段からの表示終了指示を受けて前記画像データに基づく画像の表示を終了すると共に、該表示終了指示に応じて、該画像データの前記記録メディアへの記録も制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。 - 前記第2の撮影機能は、1回の撮影指示により複数回連続して撮影し、
前記表示終了指示入力手段は、画像データの記録を表す指示を入力する際に、記録する画像データを指定して該指示を入力し、
前記制御手段は、前記指示入力手段から記録を表す指示が入力された場合は、該指示で指定された画像データのみを前記記録メディアに記録する、
ことを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ。
Priority Applications (1)
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JP2002239113A JP2004080481A (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | デジタルカメラ |
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JP2002239113A JP2004080481A (ja) | 2002-08-20 | 2002-08-20 | デジタルカメラ |
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Country | Link |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010206818A (ja) * | 2010-04-21 | 2010-09-16 | Olympus Corp | デジタルカメラ |
JP2016042375A (ja) * | 2015-11-06 | 2016-03-31 | 京セラ株式会社 | 電子機器 |
-
2002
- 2002-08-20 JP JP2002239113A patent/JP2004080481A/ja active Pending
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JP2016042375A (ja) * | 2015-11-06 | 2016-03-31 | 京セラ株式会社 | 電子機器 |
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