JP2004080355A - 情報提供装置および方法、ならびに、端末装置および情報取得方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷蔵庫7に収納される食材の情報が無線タグ8から収集され、冷蔵器7に保持される。TV10で料理番組などを視聴中に所定の操作を行うと、視聴時刻およびチャンネル情報がサーバ1に送信される。サーバ1では、これらの情報に基づき放送中の番組に対応するキーワード種別を特定し、テレビジョン受像機10に送信する。TV10では、キーワード種別に基づきLAN6を経由して家庭内情報を収集し、サーバ1に送信する。サーバ1では、この家庭内情報をキーワードとして情報提供者2から提供された情報が格納されるデータベースを検索する。検索の結果得られた情報がサーバ1で所定に加工されてTV10に送信され、視聴中の番組と共に表示される。ユーザは、番組の付加情報を、ユーザ個人の情報に応じて取得することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、視聴中のテレビジョン放送の番組に付随した情報を、家庭内で得られる情報に基づき検索して取得するようにした情報提供装置および方法、ならびに、端末装置および情報取得方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では、ネットワーク技術の発達および普及に伴い、ネットワーク技術を各家庭で用いられる家電機器に応用した提案が数多くなされている。例えば、家庭内で用いられるテレビジョン受像機や冷蔵庫、エアーコンディショナー、防犯システムなどの家電機器を家庭内ネットワークで接続し、互いに情報のやりとりを行う。さらに、家庭内ネットワークをインターネットなどの外部のWAN(Wide Area Network)に接続し、外部から家庭内ネットワークにアクセスして家庭内ネットワークに接続された家電機器を遠隔制御することも考えられている。
【0003】
図6は、このような家庭内ネットワークの一例の構成を概略的に示し、従来技術による、家庭内ネットワークを利用した情報提供について説明する。図6は、ネットワーク接続機能を有した冷蔵庫106において、冷蔵庫106の内容物に応じたレシピ情報をWANを介して取得できるようにした例である。例えばイーサネット(登録商標)を用いた家庭内LAN(Local Area Network)105が、一般家庭103に設けられる。この家庭内LAN105に対して、ネットワークに対応した家電機器である冷蔵庫106が接続される。
【0004】
冷蔵庫106は、例えばCPU(Central Processing Unit)、メモリ、通信手段などを有し、家庭内LAN105を介して外部と通信を行うことができるようにされる。また、冷蔵庫106の前面には、情報の表示およびユーザからの操作を受け付け可能とされた、例えば表示機能付きタッチパネルからなる情報表示操作パネル109が設けられ、冷蔵庫106の庫内には、無線タグ107と通信を行うための通信手段110が設けられる。
【0005】
家庭内LAN105は、ルータやモデムなどによるネットワーク接続装置104を介して、例えばインターネットである外部のWAN102に接続される。WAN102には、サーバ100が接続される。家庭内LAN105に接続された冷蔵庫106などの家電機器は、WAN102を介してサーバ100にアクセすることができる。
【0006】
一方、ユーザが購入した物品には、物品や物品のパッケージなどに、固有の情報が予め格納された無線タグ107が貼付されている。冷蔵庫106内に収納された物品(食材)は、冷蔵庫106内に設けられたセンサ110により無線タグ107に格納された情報が読み取られる。読み取られた情報は、冷蔵庫106が有するメモリに記憶され、情報表示操作パネル109に表示可能とされている。例えば、ジャガイモの食品トレイ108に貼付された無線タグ107からは、「品名:ジャガイモ、個数:4個」といった情報が読み取られる。冷蔵庫106では、このようにして読み取られた情報に基づき、例えば冷蔵庫106内に収納された食材の一覧を情報表示操作パネル109に表示することができる。
【0007】
サーバ100には、情報提供者101から情報が供給され、データベースとして記憶される。データベースに記憶された情報は、キーワードに基づき検索可能とされる。例えば、食品メーカである情報提供者101から食材などの商品情報や、その食材を用いた料理のレシピ情報などが供給される。供給された情報は、各食材メーカ毎にデータベースに記憶される。データベースに対して食材名をキーワードとして検索を行うことで、レシピ情報を出力することができるようにされている。
【0008】
このようなシステムを構成することで、ユーザは、冷蔵庫106の表示操作パネル109を操作することで、冷蔵庫106に収納された食材に基づく献立情報を得ることができる。すなわち、ユーザにより情報表示操作パネル109が操作され、情報検索の指示が出される。この指示に基づき、冷蔵庫106により、メモリに記憶された、冷蔵庫106内に収納された食材の情報に基づく献立検索依頼が、家庭内LAN105を通じてネットワーク接続装置104に供給され、WAN102を介してサーバ100に送信される。
【0009】
サーバ100では、この献立検索依頼に基づき、食材名をキーワードとしてデータベースを検索し、献立情報を得る。得られた献立情報は、WAN102を介してネットワーク接続装置104に送信され、家庭内LAN105を通じて冷蔵庫106に供給される。冷蔵庫106では、図7に一例が示されるように、供給された献立情報が情報表示操作パネル109に表示される。図7の例では、情報表示操作パネル109に対して、冷蔵庫106に食材「牛乳」、「にんじん」および「ジャガイモ」が収納されていることが表示されると共に、これらの食材情報に基づきサーバ100により献立情報が検索された結果として得られた、数種類のカレー料理情報が表示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術による、家庭内ネットワークを利用した情報提供方法では、サーバ100側においてメーカ毎に提供されたオリジナルな情報を各種網羅しようとすると、提案内容が多岐にわたりすぎ、ユーザが選択に際して困惑してしまい使い勝手が悪くなるおそれがあるという問題点があった。
【0011】
また、情報提供を行うメーカ側にとっても、機会均等に多々ある選択肢の中からユーザに提案を受け入れてもらわなくてはならず、情報提供コストに応じた効果が得られにくくなるという問題点があった。
【0012】
例えば、冷蔵庫106にジャガイモとにんじんが収納されているという情報に基づき、夕飯の献立を提案することを考える。カレー、肉じゃが、筑前煮など、ジャガイモとにんじんを使った献立は多岐にわたる。さらに食品メーカ、精肉業界、冷凍食材メーカなどの情報提供者毎の思惑に応じて、様々な提案がなされることが考えられる。また、カレーのレシピ一つとっても、カレー粉を扱うメーカそれぞれが様々な種類のカレー粉を販売している状況を考慮すると、ユーザの選択肢は、計り知れない数になる。情報提供側にとっても、提案の機会が多岐にわたる選択肢の一部としてしか得られないため、情報提供の効果が薄れてしまうおそれがある。
【0013】
さらに、提供される情報が文字情報だけでは、提案内容のイメージを伝えにくくなる。そのため、各種提案に関する情報提供者のオリジナリティが出しづらくなり、提供された情報が多岐にわたる選択肢の中にますます埋もれてしまうことが懸念される。
【0014】
それを克服する一つの手段として、動画データや音声データを用いた商品提案を行うことが考えられる。しかしながら、この場合は、冷蔵庫106側に動画データや音声データを再生するための構成が必要となり、冷蔵庫106自体のコストアップに繋がるという問題点があった。
【0015】
また、動画データや音声データをネットワークを介して転送する場合、ネットワークの転送帯域もより広帯域が必要とされる。したがって、そのための付加的なコストがユーザ側に必要になり、ユーザ側の負担が増加してしまうという問題点があった。例えば、情報提供を動画データや音声データを用いて行う場合、ユーザに対し、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)、FTTH(FiberTo The Home)などのデータ伝送に関して広帯域のネットサービスに加入することを強いることになる。
【0016】
また、動画データや音声データによる情報提供を行う場合、それに応じて、サーバ100側のネットワーク送信能力、データベース蓄積能力も必要になり、サーバ100側の投資額が増大してしまうという問題点があった。
【0017】
以上のように、従来技術による家庭内ネットワークを利用した情報提供では、情報提供者にとっては情報提供に際しても費用対効果に対する懸念、ユーザにとっては選択の煩わしさと付加的なコスト負担、機器製造側にとっては機器のコストアップが生じることになるという問題点があった。
【0018】
また、冷蔵庫などの食品を扱う機器では、食品以外の情報提案が難しいため、情報提供サービスの幅が広げにくい。例えば電子レンジに表示手段および通信手段を設け、情報媒体として用いて自動車メーカからの情報を提案することは、ナンセンスであると考えられる。
【0019】
一方で、例えばパーソナルコンピュータといった、より中立的な機器を介して情報を提供することも考えられる。すなわち、上述の冷蔵庫106の例では、冷蔵庫106に収納された食材情報に基づく提案を、パーソナルコンピュータで取得可能な情報として提供する。しかしながら、そのためには、ユーザは、能動的にパーソナルコンピュータを起動させて情報取得のための操作を行わざるを得ず、煩わしさは依然として残ることになる。
【0020】
したがって、この発明の目的は、ユーザの個人情報に基づく情報提供をより効率的に行うことができる情報提供装置および方法、ならびに、端末装置および情報取得方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上述した課題を解決するために、テレビジョン放送の内容に応じたユーザ個々の情報を用いて、テレビジョン放送の付加情報をユーザ個々に提供する情報提供装置において、テレビジョン放送を受信する端末装置と通信するための通信手段と、テレビジョン放送の内容に応じた情報が格納される1または複数のデータベースと、端末装置によって受信されたテレビジョン放送を示す受信情報に基づき、データベースを検索する際のキーワードの種別を示すキーワード種別を特定するキーワード種別特定手段と、受信情報に基づき1または複数のデータベースから少なくとも1を特定するデータベース特定手段とを有し、端末装置から送信された受信情報に基づきキーワード種別特定手段で特定されたキーワード種別を端末装置に送信し、データベース特定手段により特定されたデータベースを、キーワード種別の送信に応じて端末装置から送信された、端末装置でキーワード種別に基づき収集されたキーワードを用いて検索し、検索結果に基づく情報を端末装置に送信するようにしたことを特徴とする情報提供装置である。
【0022】
また、この発明は、テレビジョン放送の内容に応じたユーザ個々の情報を用いて、テレビジョン放送の付加情報をユーザ個々に提供する情報提供方法において、端末装置によって受信されたテレビジョン放送を示す受信情報に基づき、テレビジョン放送の内容に応じた情報が格納される1または複数のデータベースを検索する際のキーワードの種別を示すキーワード種別を特定するキーワード種別特定のステップと、受信情報に基づき1または複数のデータベースから少なくとも1を特定するデータベース特定のステップとを有し、端末装置から送信された受信情報に基づきキーワード種別特定のステップで特定されたキーワード種別を端末装置に送信し、データベース特定のステップにより特定されたデータベースを、キーワード種別の送信に応じて端末装置から送信された、端末装置でキーワード種別に基づき収集されたキーワードを用いて検索し、検索結果に基づく情報を端末装置に送信するようにしたことを特徴とする情報提供方法である。
【0023】
また、この発明は、テレビジョン放送を受信して表示する端末装置において、サーバと通信する通信手段と、現在表示中のテレビジョン放送を示す受信情報を取得してサーバに送信する受信情報取得手段と、受信情報の送信に応じてサーバから送信されたキーワード種別に適合する家庭内情報を収集してサーバに送信する情報収集手段と、家庭内情報の送信に応じてサーバから送信された情報を表示する情報表示手段とを有することを特徴とする端末装置である。
【0024】
また、この発明は、テレビジョン放送の内容に応じたユーザ個々の情報に基づきテレビジョン放送の付加情報を取得する情報取得方法において、サーバと通信する通信のステップと、現在表示中のテレビジョン放送を示す受信情報を取得してサーバに送信する受信情報取得のステップと、受信情報の送信に応じてサーバから送信されたキーワード種別に適合する家庭内情報を収集してサーバに送信する情報収集のステップと、家庭内情報の送信に応じてサーバから送信された情報を表示する情報表示のステップとを有することを特徴とする情報取得方法である。
【0025】
また、この発明は、テレビジョン放送の内容に応じたユーザ個々の情報を用いて、テレビジョン放送の付加情報をユーザ個々に提供する情報提供方法において、現在表示中のテレビジョン放送を示す受信情報を取得する受信情報取得のステップと、受信情報取得のステップで取得された受信情報に基づき、テレビジョン放送の内容に応じた情報が格納される1または複数のデータベースを検索する際のキーワードの種別を示すキーワード種別を特定するキーワード種別特定のステップと、受信情報に基づき1または複数のデータベースから少なくとも1を特定するデータベース特定のステップと、キーワード種別特定のステップで受信情報と対応付けられたキーワード種別に適合する家庭内情報を収集する情報収集のステップと、情報収集のステップで収集された家庭内情報をキーワードとしてデータベース特定のステップで特定されたデータベースを検索する検索のステップと、検索のステップによる検索結果に基づく情報を表示する情報表示のステップとを有することを特徴とする情報提供方法である。
【0026】
また、この発明は、テレビジョン放送の内容に応じたユーザ個々の情報を用いて、テレビジョン放送の付加情報をユーザ個々に提供する情報提供装置において、テレビジョン放送の内容に応じた情報が格納される1または複数のデータベースと、現在表示中のテレビジョン放送を示す受信情報を取得する受信情報取得手段と、受信情報取得手段で取得された受信情報に基づき、データベースを検索する際のキーワードの種別を示すキーワード種別を特定するキーワード種別特定手段と、受信情報に基づき1または複数のデータベースから少なくとも1を特定するデータベース特定手段と、キーワード種別特定手段で受信情報と対応付けられたキーワード種別に適合する家庭内情報を収集する情報収集手段と、情報収集手段で収集された家庭内情報をキーワードとしてデータベース特定手段で特定されたデータベースを検索する検索手段と、検索手段による検索結果に基づく情報を表示する情報表示手段とを有することを特徴とする情報提供装置である。
【0027】
上述したように、請求項1または4に記載の発明は、端末装置によって受信されたテレビジョン放送を示す受信情報に基づき、テレビジョン放送の内容に応じた情報が格納される1または複数のデータベースを検索する際のキーワードの種別を示すキーワード種別を特定し、端末装置から送信された、端末装置によって受信されたテレビジョン放送を示す受信情報に基づき特定されたキーワード種別を端末装置に送信し、受信情報に基づき特定されたデータベースを、キーワード種別の送信に応じて端末装置から送信された、端末装置でキーワード種別に基づき収集されたキーワードを用いて検索し、検索結果に基づく情報を端末装置に送信するようにしているため、視聴中のテレビジョン放送の内容に関連した情報を、ユーザ個々の状況に即して送信することができる。
【0028】
また、請求項5または11に記載の発明は、現在表示中のテレビジョン放送を示す受信情報を取得してサーバに送信し、送信した受信情報に応じてサーバから送信されたキーワード種別に適合する家庭内情報を収集してサーバに送信し、家庭内情報の送信に応じてサーバから送信された情報を表示するようにしているため、視聴中のテレビジョン放送の内容に関連した情報を、ユーザ個々の状況に即して得ることができる。
【0029】
また、請求項12または19に記載の発明は、現在表示中のテレビジョン放送を示す受信情報に基づき、テレビジョン放送の内容に応じた情報が格納される1または複数のデータベースを検索する際のキーワードの種別を示すキーワード種別を特定し、受信情報と対応付けられたキーワード種別に適合するように収集された家庭内情報をキーワードとして、受信情報に基づき特定されたデータベースを検索し、検索結果に基づく情報を表示するようにしているため、視聴中のテレビジョン放送の内容に関連した情報を、ユーザ個々の状況に即して送信することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について説明する。この発明では、例えば家庭内ネットワークに接続された家庭電化機器(以下、家電機器と略称する)などでテレビジョン放送の内容に応じてユーザの個人情報を収集し、このユーザの個人情報に基づくテレビジョン放送の付加情報を、ネットワーク通信機能を有するテレビジョン受像機をインターフェイスとして、ユーザに提供する。
【0031】
図1は、この発明の実施の第1の形態による情報提供システムの一例の構成を示す。サーバ1と一般家庭4がWAN(Wide Area Network)3を介して接続される。WAN3は、例えばインターネットである。
【0032】
一般家庭4では、家庭内LAN6として家庭内にネットワークが設けられる。家庭内LAN6は、ネットワーク接続装置5を介してWAN3と接続される。ネットワーク接続装置5は、例えばADSLモデムであって、家庭内LAN6とWAN3とが例えば公衆電話回線で接続され、ADSLで通信が行われる。家庭内LAN6に対して、ネットワーク接続機能を有する家電機器が接続される。図1の例では、冷蔵庫7およびテレビジョン受像機10がそれぞれネットワーク接続機能を有し、家庭内LAN6に接続される。勿論、家庭内LAN6に接続される機器は、これらに限られない。
【0033】
なお、テレビジョン受像機10は、図示されない放送局で放送された番組を受信し映出すると共に、ネットワーク通信機能を用いて受信された情報を映出することができるようにされている。また、テレビジョン受像機10は、画面の表示領域を分割し、分割した領域のそれぞれに異なる画面を表示できるようにされ、これにより、これら放送番組とネットワーク通信機能を用いて受信された情報とを、1画面に同時に映出させることが可能とされている。リモートコントロールコマンダ11は、テレビジョン受像機10に対して所定のコマンドを例えば赤外線信号により変調して送信することで、テレビジョン受像機10を制御することができる。
【0034】
図示しないが、冷蔵庫7は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、家庭内LAN6に対応する通信手段などを有する。さらに、冷蔵庫7は、無線タグ8に対応する通信手段を有し、庫内に収納された品物9に無線タグ8が貼付されていた場合、この通信手段を用いて無線タグ8と通信を行い無線タグ8のメモリに記憶された情報を取得できるようにされている。無線タグ8は、例えばCPU(Central Processing Unit)、メモリ、通信回路およびアンテナを有し、受信電波によるアンテナの電磁誘導で自身の電源を供給して動作するようにされた、極小のチップである。
【0035】
無線タグ8のメモリに記憶される情報は、少なくとも、この無線タグ8が貼付される品物の種別および品名を含む。さらに、品物9の内容物の個数などの情報を無線タグ8のメモリに記憶させることもできる。例えば、品物9が4個のジャガイモがパックされた食品パッケージである場合、無線タグ8のメモリには、「種別:食材、品名:ジャガイモ、個数:4個」といった情報が記憶される。
【0036】
なお、この無線タグ8のメモリに記憶される情報の表記において、「:(コロン)」の左側が項目、右側が対応する項目に対する情報の内容を示す。これは、以下の類似の記述においても同様である。
【0037】
この無線タグ8が貼付された品物9が冷蔵庫7の庫内に収納されると、無線タグ8と冷蔵庫7の庫内に設けられた通信手段との間で自動的に通信が開始され、無線タグ8内のメモリに記憶された情報が読み取られる。読み取られた情報は、例えば冷蔵庫7が有するメモリなどの記憶手段に記憶される。
【0038】
冷蔵庫7は、家庭内LAN6による通信が可能な通信手段をさらに有し、冷蔵庫7およびテレビジョン受像機10は、家庭内LAN6を通じて互いに通信可能とされている。テレビジョン受像機10は、家庭内LAN6を介して家庭内LAN6に接続された家電機器から情報を収集することができる。以下、一般家庭4内においてテレビジョン受像機10によって収集される情報を、家庭内情報と称する。また、テレビジョン受像機10は、ネットワーク接続装置5およびWAN3を介してサーバ1にアクセス可能とされている。
【0039】
また、冷蔵庫7は、家庭内LAN6を介して通知されたキーワード種別に応じた情報を出力する機能を有する。例えば、家庭内LAN6を介して、テレビジョン受像機10から冷蔵庫7に対して、キーワード種別「食材」が通知されると、冷蔵庫7のメモリに記憶された情報から、種別が「食材」である情報が抽出される。抽出された情報は、家庭内情報として、家庭内LAN6を介して冷蔵庫7からキーワード種別の通知元であるテレビジョン受像機10に送信される。
【0040】
なお、家庭内LAN6に対して、通信機能を有する家電機器が複数、接続されている場合、例えばテレビジョン受像機10から送信された上述のような通知は、家庭内LAN6に接続された家電機器それぞれに受信される。そして、受信された家電機器のそれぞれにおいて、キーワード種別「食材」に対応して情報が抽出され、家庭内情報としてテレビジョン受像機10に送信される。これに限らず、例えば家庭内LAN6に接続された、通信機能を有する家電機器のそれぞれに対して、予め、キーワード種別を示す種別情報を設定しておくようにしてもよい。この場合、各家電機器は、通知されたキーワード種別が自身に設定された種別情報と異なるときには、情報の抽出を行わないようにできる。
【0041】
一方、サーバ1は、データベースサーバとしての機能を有し、1または複数のデータベースによるサービスを提供する。例えば、図2に一例が示されるように、サーバ1に対して、1または複数の商品情報データベース20A、20B、・・・、20nと、番組データベース21とが接続される。なお、これらの商品情報データベース20A、20B、・・・、20nは、1台のサーバ1に直接的に接続してサーバ1により集中的に管理してもよいし、ネットワーク上に分散して配置してもよい。
【0042】
商品情報データベース20A、20B、・・・、20nは、情報提供者2からサーバ1に対して提供された情報が格納される。情報提供者2は、例えば、図示されない放送局で放送される番組のスポンサーとなる企業や、番組中で用いられる商品の製造や販売を行う企業である。商品情報データベース20A、20B、・・・、20nは、例えば情報提供者2毎に構成される。例えば、メーカAには商品情報データベース20A、メーカBには商品情報データベース20B、・・・がそれぞれ構成される。勿論、全ての情報提供者2から提供された情報が一括して管理される、一つの商品情報データベース20として構成することもできる。
【0043】
商品情報データベース20A、20B、・・・、20nに蓄積された情報は、キーワードにより検索し、取り出すことができる。また、商品情報データベース20A、20B、・・・、20nには、キーワードの種別を特定するためのキーワード種別情報も共に格納される。例えば、商品情報データベース20Aに、複数の異なる分野の情報が登録されている場合、それら複数の分野に対してそれぞれキーワード種別A、キーワード種別B、キーワード種別C、・・・を対応付ける。商品情報データベース20Aに対して、キーワード種別Aを指定することで、キーワード種別Aに対応する分野の情報だけを検索することができる。
【0044】
すなわち、サーバ1の商品情報データベースを検索する際には、先ず、情報提供者2を指定して用いる商品情報データベースを特定し、当該商品情報データベースに対してキーワード種別を指定することで検索を行いたいキーワードの種別を特定する。そして、特定されたキーワード種別に当てはまるキーワードを用いて、商品情報データベースが検索される。
【0045】
一例として、情報提供者2が食品メーカであれば、ある食品メーカから提供された献立レシピ情報と、キーワード種別として例えば「食材」という単語が食品メーカ毎に商品情報データベースに登録される。献立レシピ情報は、例えば当該献立で用いられる食材の食材名や当該食材の個数などからなる。登録される情報として、静止画データや動画データ、音声データを含めることもできる。商品情報データベース検索の際には、キーワード種別として「食材」を指定し、任意の食材名を指定することで、キーワード種別として「食材」が登録された1または複数の商品情報データベースが特定され、特定された商品情報データベースに対して指定された食材名による検索が行われる。検索の結果、指定された食材名と対応する献立レシピ情報が出力される。
【0046】
なお、商品情報データベース20A、20B、・・・、20nは、あるキーワード種別に当てはまるキーワードで所定の情報が検索できるようにされていれば、どのような構成であってもよい。例えば、キーワードに対して、文字情報以外にも、静止画像データ、動画像データ、音声データなど、様々な形態のデータを関連付けることができる。また、キーワードに関連付けられる文字情報の長さや内容なども、特に制限する必要はない。さらに、あるキーワードに関連付けられる情報は、固定的である必要もない。例えば、同一のキーワードから、時間帯や日にち、季節などで異なる検索結果が得られるようにすることも可能である。同様に、後述する番組データベース21の検索結果に基づき、商品情報データベース20A、20B、・・・、20nの検索結果を変化させるようにしてもよい。
【0047】
番組データベース21は、テレビジョン放送のチャンネル番号と放送時間帯との対応関係を示す情報が格納される。サーバ1は、この番組データベース21に基づき、チャンネル番号や時間帯に応じて、商品情報データベース20A、20B、・・・、20nのうち、どのデータベースやキーワード種別を用いるかを特定することができる。
【0048】
番組データベース21は、例えば、テレビジョン放送のチャンネル番号および放送時間帯との組み合わせと、放送される番組との対応関係を示す情報が格納される。また、放送される番組を示す情報に対して、当該番組のスポンサー名や当該番組に適応できるキーワード種別といった、当該番組の関連情報が対応付けられて格納される。スポンサー名は、情報提供者2に対応させることができ、この場合、スポンサー名を用いて上述した商品情報データベース20A、20B、・・・、20nを特定することができる。
【0049】
番組データベース21を検索する際には、先ず、チャンネル番号と放送時間帯を指定する。放送時間帯の代わりに時刻情報を指定し、時刻情報に示される時刻を含む放送時間帯を得るようにしてもよい。チャンネル番号と放送時間帯が指定されることで、当該チャンネル番号および放送時間帯で放送される番組が特定され、当該番組の種類やスポンサー名などの、当該番組に関する情報を取得することができる。この番組に関する情報に基づき、用いる商品情報データベースおよびキーワード種別を特定することができる。例えば、番組の種類が「料理番組」であれば、キーワード種別として「食材」が特定され、スポンサー名に基づき、用いる商品情報データベースが特定される。
【0050】
なお、番組データベース21を設けずに、チャンネル番号に対応する放送局にその都度問い合わせて、上述のような情報を取得するようにしてもよい。
【0051】
このように構成された情報提供システムにおいて、一般家庭4で、ユーザがテレビジョン受像機10により現在視聴中の番組やコマーシャルに基づき家庭内情報を収集し、収集された家庭内情報に関連する情報をサーバ1から取得したい場合、この発明の実施の第1の形態では、ユーザがテレビジョン受像機10に対して直接操作やリモートコントロールコマンダ11などにより所定に指示を与えることで、必要な情報がテレビジョン受像機10に映出されるようにしている。
【0052】
図3は、この情報提供システムにおいて上述のような動作を実現するための、サーバ1およびテレビジョン受像機10において行われる一例の処理を概略的に示す。ここでは、ユーザがテレビジョン受像機10により料理番組を視聴中に、その番組中で紹介されている料理を作りたいと考えた場合を例にとって説明する。このとき、ユーザが視聴中の料理番組が食品メーカAの提供による番組であるものとする。
【0053】
なお、食品メーカAは、情報提供者2としてサーバ1に対して情報を提供し、提供された情報は、商品情報データベース20Aに予め登録されているものとする。この例では、食品メーカAにより提供される情報は、食品メーカAから発売されている商品を用いた献立レシピ情報であって、例えばキーワード種別として「食材」が対応付けられる。商品情報データベース20Aに対してキーワード種別「食材」を指定することで、任意の食材名を用いて献立レシピ情報を検索できる。
【0054】
番組を視聴中に、ユーザにより、例えばリモートコントロールコマンダ11が所定に操作されることで、テレビジョン受像機10に対して、視聴中の番組に関する情報を取得するように指示が送信される。テレビジョン受像機10にこの指示が受信されると、現在の時刻を示す時刻情報と現在視聴中のチャンネルを示すチャンネル情報とがテレビジョン受像機10からサーバ1に対して、家庭内LAN6、ネット接続装置5およびWAN3を介して送信される(SEQ10)。
【0055】
サーバ1では、受信された時刻情報とチャンネル情報とに基づき、番組データベース21から当該時刻情報で示される時刻に当該チャンネル情報で示されるチャンネルで放送されていた番組が検索される。検索の結果得られた番組に基づき、番組に対応するキーワード種別が特定される(SEQ11)。ユーザが視聴中の番組が「料理番組」であるこの例では、キーワード種別が例えば「食材」に特定される。特定されたキーワード種別がサーバ1からテレビジョン受像機10に送信される(SEQ12)。
【0056】
なお、番組データベース21では、番組情報に基づき、当該番組に対するスポンサー名を取得することができる。
【0057】
サーバ1から送信されたキーワード種別は、テレビジョン受像機10に受信される。テレビジョン受像機10では、受信されたキーワード種別に基づき家庭内LAN6に接続された家電機器に関する家庭内情報が検索される。検索結果は、各家電機器からテレビジョン受像機10に送信される(SEQ13)。
【0058】
例えば、テレビジョン受像機10において、受信されたキーワード種別「食材」に該当する家庭内データを家庭内LAN6に接続された家電機器から収集するために、テレビジョン受像機10から家庭内LAN6に接続される他の家電機器に、キーワード種別「食材」が家庭内LAN6を介して送信される。
【0059】
この例では、家庭内LAN6に接続される家電機器のうち、冷蔵庫7がキーワード種別「食材」とされた情報を持っている。冷蔵庫7にキーワード種別「食材」が受信されると、冷蔵庫7のメモリからキーワード種別が「食材」であるデータが読み出される。例えば、冷蔵庫7に、無線タグ8が貼付されている品物として「ジャガイモ」、「ニンジン」が収納されている場合、メモリから「種別:食材、品名:ジャガイモ、個数:4個」、「種別:食材、品名:ニンジン、個数:2個」といった情報が読み出される。読み出された情報は、家庭内情報として家庭内LAN6を介してテレビジョン受像機10に送信される。
【0060】
家庭内LAN6に接続された家電機器から家庭内LAN6を介してテレビジョン受像機10に受信された家庭内情報は、テレビジョン受像機10からWAN3を介してサーバ1に送信される(SEQ14)。この家庭内情報は、サーバ1に受信され、所定に加工される(SEQ15)。家庭内情報が加工された加工データは、サーバ1からテレビジョン受像機10にWAN3を介して送信される(SEQ16)。この加工データは、テレビジョン受像機10に受信されて、テレビジョン受像機10に対し、視聴中の番組の付加情報として所定に映出される。
【0061】
SEQ15での、情報加工の一例について説明する。サーバ1では、受信された家庭内情報と、上述の番組データベース21の検索結果とに基づき、商品情報データベース20A、20B、・・・、20nが検索される。先ず、番組データベース21の検索結果に基づき、商品情報データベース20A、20B、・・・、20nのうち1が特定される。この例では、上述したように、ユーザが現在視聴中の番組のスポンサーが分かっているので、当該スポンサーに対応する商品情報データベース20Aに特定される。この商品情報データベース20Aから、当該番組で紹介された料理に対応する献立レシピ情報が検索される。
【0062】
そして、検索された献立レシピ情報と、受信された家庭内データにおける食材名を表す「品名」の項目および「個数」の項目とが比較され、献立レシピ情報に示される食材名や個数に対して足りない食材があるか否かが判断される。足りない食材がある場合、その食材の食材名と個数とを示す情報がサーバ1からテレビジョン受像機10に対して、WAN3を介して送信される。
【0063】
このサーバ1から送信された情報は、テレビジョン受像機10に受信され、現在視聴中の番組と同一画面に表示される。例えば、上述の図1に示されるように、テレビジョン受像機10の画面が分割された一方の領域に本来のテレビジョン放送による画面を映出し、他方の領域に、受信された情報に基づく文字映像が表示される。文字映像は、受信された情報に基づきテレビジョン受像機10で、例えばキャラジェネレータを用いて生成することができる。受信された情報に静止画データや動画データ、音声データが含まれていれば、これを同時に表示することも可能である。
【0064】
なお、これら静止画像データ、動画像データ、音声データの再生は、テレビジョン受像機10が本来有している機能を用いて実現可能なものである。
【0065】
図1の例では、ユーザが現在視聴中の料理番組で紹介されている料理がカレーであり、当該番組のスポンサーである食品メーカAが販売キャンペーン中のカレー粉を用いたカレーの献立レシピ情報が表示される。それと共に、当該献立レシピ情報に対して、一般家庭4において足りない(冷蔵庫7に収納されていない)食材名およびその分量が示されている。
【0066】
次に、この発明の実施の第2の形態について説明する。この実施の第2の形態では、一般家庭4内の物品に付属された無線タグ8から取得される、無線タグ8のメモリに記憶された情報に基づき、サーバ1に対して情報を要求する。
【0067】
図4は、この実施の第2の形態による情報提供システムの一例の構成を概略的に示す。なお、図4において、上述した図1と対応する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0068】
この実施の第2の形態による商品情報データベース20A、20B、・・・、20nの例として、情報提供者2が音楽CD(Compact Disc)などの制作や販売を行う音楽プロダクションである場合、様々なアーティストのコンサート情報やファン特典情報などの商品情報と、キーワード種別とが音楽プロダクション毎に商品情報データベース20A、20B、・・・、20nにそれぞれ格納される。キーワード種別としては、例えば「アーティスト名」、「アルバム名」が用いられる。商品情報データベース20A、20B、・・・、20nに対してキーワード種別「アーティスト名」、「アルバム名」を指定することで、任意のアーティスト名やアルバム名で検索を行うことができる。
【0069】
一方、一般家庭4において、家庭内LAN6に対して通信機能を有する家電機器が接続される(図示しない)と共に、テレビジョン受像機10’が接続される。テレビジョン受像機10’は、家庭内LAN6およびネットワーク通信装置5を介してWAN3に接続され、WAN3を介してサーバ1と通信可能とされている。
【0070】
ユーザが購入した物品、例えば音楽CD12は、予め無線タグ8が貼付されている。この場合、無線タグ8のメモリには、当該無線タグ8が貼付されている物品に固有の情報が予め記憶される。この例では、無線タグ8のメモリには、「種別:(アーティスト名)、品名:(アルバム名)、販売情報:(購入店名)」といったように、音楽CD12に関するアーティスト名、アルバムタイトル、購入店情報などが予め記憶される。上述のテレビジョン受像機10’は、この無線タグ8との間で通信を行う通信機能を有しており(図示しない)、無線タグ8とテレビジョン受像機10’との間で通信を行うことにより、無線タグ8のメモリに記憶された情報を読み出すことができる。
【0071】
なお、上述では、音楽CD12に貼付された無線タグ8とテレビジョン受像機10との間で、直接的に通信が行われるように説明したが、これはこの例に限定されるものではない。物品が音楽CD12であるこの例では、例えば音楽CDを収納するCDラックなどに、無線タグ8と通信を行う通信機能を設け、このCDラックに設けられた通信機能とテレビジョン受像機10とを有線などで接続するようにしてもよい。無線タグ8が貼付されている音楽CD12をこのCDラックに収納しておけば、テレビジョン受像機10からの要求に応じて無線タグ8との間で通信を行い、無線タグ8のメモリに記憶された情報を確実に読み出すことができる。
【0072】
このように構成された情報提供システムにおいて、一般家庭4で、ユーザがテレビジョン受像機10で現在視聴中の番組やコマーシャルに基づき物品に貼付された無線タグ8に記憶された情報を収集し、収集された家庭内情報に基づき、サーバ1から情報を取得したい場合、この発明の実施の第2の形態では、ユーザがテレビジョン受像機10に対して直接操作やリモートコントロールコマンダ11などにより所定に指示を与えることで、必要な情報がテレビジョン受像機10に映出されるようにしている。
【0073】
これは、上述の図3を用いて説明した処理と同様にして実現される。より具体的な例を用いて説明する。例えば、ユーザがテレビジョン受像機10によりテレビジョン放送を視聴中に、ある特定のアーティストによるコンサートのコマーシャルが放映されたことを考える。ユーザにより、このコマーシャルの放映中に、テレビジョン受像機10に対してリモートコントロールコマンダ11などを用いて所定の操作が行われると、当該操作が行われた時刻を示す現在時刻情報および視聴中のチャンネルを示すチャンネル情報が、WAN3を介してテレビジョン受像機10からサーバ1に対して送信される。
【0074】
サーバ1では、テレビジョン受像機10から送信された時刻情報およびチャンネル情報に基づき、番組データベース21から、当該時刻情報で示される時刻に当該チャンネル情報で示されるチャンネル放送された番組が検索され、商品情報データベース20A、20B、・・・、20nのうち1(商品情報データベース20Aとする)と、キーワード種別とが特定される。この例では、検索された番組(ある特定のアーティストによるコンサートのコマーシャル)に対して、キーワード種別が「アーティスト名」に特定される。このキーワード種別がサーバ1からWAN3を介してテレビジョン受像機10に送信される。
【0075】
テレビジョン受像機10では、サーバ1から送信されたキーワード種別「アーティスト名」に対応する家庭内情報が収集される。この例では、音楽CD12に貼付された無線タグ8のメモリに、上述したように、「種別:(アーティスト名)、品名:(アルバム名)、販売情報:(購入店名)」として音楽CD12に関する情報が予め記憶されており、音楽CD12に貼付された無線タグ8のメモリに記憶された情報がキーワード種別「アーティスト名」に対応している。この情報が無線タグ8のメモリから読み出され、テレビジョン受像機10に収集される。収集された情報は、テレビジョン受像機10からWAN3を介してサーバ1に送信される。
【0076】
サーバ1では、テレビジョン受像機10から送信されたこの情報の中から、上述のテレビジョン受像機10から送信された時刻情報およびチャンネル情報に基づき検索された番組に関連する情報が選択される。そして、選択された情報に基づき、商品情報データベース20Aが検索され、検索結果がサーバ1からWAN3を介してテレビジョン受像機1に送信される。テレビジョン受像機10では、この検索結果が受信され、所定に画面に表示される。
【0077】
一例として、ユーザが視聴中とされた番組が宣伝中のある特定のアーティストのコンサートのコマーシャルであり、商品情報データベース20Aが、当該アーティストが属する音楽プロダクションのコンサート情報のデータベースであるものとする。この場合、テレビジョン受像機10により収集されサーバ1に送信された、キーワード種別「アーティスト名」に対応する家庭内情報中に、この特定アーティストの新譜の情報が含まれていて、当該ユーザがこの新譜を有していることが示されれば、商品情報データベース20Aの検索結果として、この特定アーティストのコンサートチケットの優先販売についての情報が得られる。また、家庭内情報に基づき当該ユーザがこの特定アーティストの新譜を有していないとされれば、新譜を購入するとコンサートの優先販売の特典が得られる旨の情報が商品情報データベース20Aの検索結果として得られる。この商品情報データベース20Aの検索結果が、必要ならば所定に加工されて、サーバ1からテレビジョン受像機10に送信され、テレビジョン受像機10に表示される。
【0078】
他の例として、ユーザがテレビジョン受像機10により現在視聴中のチャンネルおよび番組がある特定のレコードショップが協賛する音楽番組であるとする。また、当該レコードショップに対応する商品情報データベース20Bに、当該レコードショップの会員に対するプレゼント情報が格納されているとする。このようにすることで、ユーザが所有するCD12に貼付された無線タグ8のメモリに記憶された情報中に、当該レコードショップの会員であることを示す情報が含まれていれば会員だけのプレゼント情報を当該ユーザに対して提示する、といった会員サービスを行うことが可能である。
【0079】
次に、この発明の実施の第3の形態について説明する。この実施の第3の形態では、ユーザにより所定の入力手段を用いて直接的に入力された情報に基づきサーバ1に対して情報を要求する。
【0080】
図5は、この実施の第3の形態による情報提供システムの一例の構成を概略的に示す。なお、図5において、上述した図1および図2と対応する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0081】
この実施の第3の形態による商品情報データベース20A、20B、・・・、20nの例として、情報提供者2が自動車メーカである場合、自動車メーカから提供された様々な車種の下取り情報や販売促進キャンペーン情報などが自動車メーカ毎に商品情報データベース20A、20B、・・・・、20nに格納される。キーワード種別としては、例えば「車」が用いられる。商品情報データベース20A、20B、・・・、20nに対してキーワード種別「車」を指定することで、任意の車種名をキーワードとして検索を行うことができる。
【0082】
一方、一般家庭4において、家庭内LAN6に対して通信機能を有する家電機器が接続されると共に、テレビジョン受像機10”が接続される。テレビジョン受像機10”は、家庭内LAN6およびネットワーク通信装置5を介してWAN3に接続され、WAN3を介してサーバ1と通信可能とされている。なお、これに限らず、テレビジョン受像機10を、モデムなどを介して直接的にWAN3に接続するようにしてもよい。
【0083】
この実施の第3の形態においては、テレビジョン受像機10”に対して、ユーザが直接的に情報の入力を行うことが可能な入力手段が設けられる。以下では、入力手段をキーボード13とする。図5の例では、キーボード13が赤外線信号による通信手段を有しており、キーボード13とテレビジョン受像機10”との間で、赤外線信号を用いて通信を行うことができるようにされている。例えば、キーボード13において、キー入力に応じて変調された赤外線信号がテレビジョン受像機10”に対して送信される。テレビジョン受像機10”では、受信された赤外線信号を復調し、キーボード13に対してなされたキー入力に対応したキャラクタデータを得る。勿論、この例に限らず、キーボード13とテレビジョン受像機10”とを有線で接続してもよい。
【0084】
テレビジョン受像機10”は、ハードディスクドライブや不揮発性メモリなどの、不揮発性の記憶手段を有する。キーボード13などの入力手段から入力された情報は、この不揮発性の記憶手段に記憶される。
【0085】
このように構成された情報提供システムにおいて、一般家庭4で、予め、ユーザによりキーボード13を用いて情報が入力される。情報は、例えばキーワード種別、品名、その他の属性情報からなる。また、入力される情報は、どのような種類のものであっても構わないが、例えばユーザが所有する自家用車の情報など、無線タグ8による管理が困難な情報とするのが好ましい。入力された情報は、家庭内情報としてテレビジョン受像機10”の不揮発性の記憶手段に記憶される。
【0086】
この発明の実施の第3の形態では、ユーザがテレビジョン受像機10”で現在視聴中の番組やコマーシャルに関して、キーボード13から入力されテレビジョン受像機10”の不揮発性の記憶手段に記憶された家庭内情報に基づき、サーバ1から情報を取得することができる。ユーザが番組やコマーシャルを視聴中に、テレビジョン受像機10”に対して直接操作やリモートコントロールコマンダ11などにより所定に指示を与えることで、サーバ1から取得された情報がテレビジョン受像機10”に映出されるようにしている。
【0087】
これは、上述の図3を用いて説明した処理と同様にして実現される。より具体的な例として、上述した、情報提供者2が自動車メーカである例に対応して、家庭内情報がユーザの所有する自家用車の情報である場合について説明する。予め、ユーザによりキーボード13などの入力手段を用いて自家用車の情報が入力される。入力される情報は、例えば「種別:車、品名:(車種名)、年数:(使用年数)、距離:(走行距離)」とされる。入力されたこの情報は、テレビジョン受像機10”の記憶手段に記憶される。
【0088】
このようにしてユーザの所有する自動車の情報がテレビジョン受像機10”の記憶手段に記憶された後、ユーザがテレビジョン受像機10”によりテレビジョン放送を視聴中に、ある特定の自動車メーカによる新車の宣伝のためのコマーシャルが放映されたことを考える。ユーザにより、このコマーシャルの放映中に、テレビジョン受像機10”に対してリモートコントロールコマンダ11などを用いて所定の操作が行われると、当該操作が行われた時刻を示す現在時刻情報および視聴中のチャンネルを示すチャンネル情報が、WAN3を介してテレビジョン受像機10”からサーバ1に対して送信される。
【0089】
サーバ1では、テレビジョン受像機10”から送信された時刻情報およびチャンネル情報に基づき、番組データベース21から、当該時刻情報で示される時刻に当該チャンネル情報で示されるチャンネル放送された番組が検索され、商品情報データベース20A、20B、・・・、20nのうち1(商品情報データベース20Aとする)と、キーワード種別とが特定される。この例では、当該時刻情報で示される時刻に当該チャンネル情報で示されるチャンネルで、ある特定の自動車メーカによる新車の宣伝のコマーシャルが放映されたことが検索される。そして、検索されたコマーシャル(番組)に対して、キーワード種別が「車」に特定される。このキーワード種別がサーバ1からWAN3を介してテレビジョン受像機10”に送信される。
【0090】
テレビジョン受像機10”では、サーバ1から送信されたキーワード種別「車」に対応する家庭内情報が収集される。この例では、テレビジョン受像機10”の不揮発性の記憶手段に、上述したように、「種別:車、品名:(車種名)、年数:(使用年数)、距離:(走行距離)」としてユーザが所有する自家用車に関する情報が予め記憶されており、これがサーバ1から送信されたキーワード種別「車」に対応している。この情報がテレビジョン受像機10”の不揮発性の記憶手段から読み出され、テレビジョン受像機10”からWAN3を介してサーバ1に送信される。
【0091】
サーバ1では、上述のテレビジョン受像機10”から送信された時刻情報およびチャンネル情報に基づき特定された商品情報データベース20Aに対して、テレビジョン受像機10”から送信された情報のうち品名(車種名)をキーワードとして検索が行われる。検索結果は、サーバ1からWAN3を介してテレビジョン受像機10”に送信され、テレビジョン受像機10”に映出される。
【0092】
例えば、サーバ1側で、商品情報データベース20Aの検索結果と、ユーザ側から送信された情報(車種名、使用年数、走行距離など)とに基づきユーザの所有する自動車の下取り査定価格を決定し、新車価格から下取り査定価格を差し引いた実質支払い価格を提示することができる。テレビジョン受像機10”の画面には、例えば、ユーザの所有する自動車の情報、下取り査定価格、新車価格、実質支払い価格が、計算式などを含めて表示される。また、ユーザの所有する自動車のメーカと、ユーザに視聴されたコマーシャルの自動車メーカとが異なる場合などに、乗り換えキャンペーン情報の提示を行うことができる。
【0093】
なお、上述では、この発明の実施の第1、第2および第3の形態による情報提供システムがそれぞれ独立したシステムであるように説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、上述の実施の第1、第2および第3の形態を任意に組み合わせた情報提供システムを構成することができる。この場合でも、家庭内情報がキーワード種別に基づき収集されるので、テレビジョン受像機10では、必要な情報を効率的に取得することができる。
【0094】
また、上述では、テレビジョン受像機10によってサーバ1との情報のやりとりや家庭内情報の収集を行っているが、これはこの例に限定されない。すなわち、テレビジョン放送の受信および受信された放送の表示手段への表示が可能で、且つ、WAN3を介してサーバ1と通信が可能であれば、他の端末装置を用いることも可能である。例えば、ディジタル放送を受信するために用いられるSTB(Set Top Box)をこの発明に適用することができる。
【0095】
さらに、商品情報データベース20A、20B、・・・、20n、チャンネル情報および時間帯の対応付けについては、対応付けが可能であれば、例えば情報提供者2とサーバ1側との間の取り決めにより、特定のチャンネル番号および/または特定の時間帯に対して特定の商品情報データベースを対応付けるようにできる。また、EPG(Electric Program Guide)のような、番組編成情報を利用して、チャンネル番号および時間帯による対応付けを行ってもよい。
【0096】
さらにまた、上述では、ユーザの、リモートコントロールコマンダ11やテレビジョン受像機10に対する直接操作に応じて、サーバ1から最終的に得られる情報をテレビジョン受像機10の画面に表示するようにしているが、これはこの例に限定されない。
【0097】
例えば、テレビジョン受像機10の動作モードを、一旦、サーバ1から供給される付加情報を表示する付加情報表示モードに設定してしまえば、その後は、付加情報表示モードが解除されるまで、サーバ1からの付加情報の取得および取得された付加情報の表示を自動的に行うようにできる。
【0098】
また例えば、上述の付加情報表示モードにおいて、サーバ1からの付加情報の取得は自動的に行い、テレビジョン受像機10の画面には、付加情報そのものは表示せず、付加情報の有無を示す情報のみを表示するようにしてもよい。この場合、表示される情報に基づき付加情報があるとされたときに、ユーザがテレビジョン受像機10に指示を与えることで、付加情報そのものをテレビジョン受像機10に表示させるようにする。
【0099】
この2つの例の場合、テレビジョン受像機10が付加情報表示モードに設定されると、現在視聴しているチャンネルを示すチャンネル情報がテレビジョン受像機10からサーバ1に対して送信される。サーバ1側では、テレビジョン受像機10から送られたこのチャンネル情報に基づき番組データベース21が検索され、特定の時刻に、必要に応じてキーワード種別と商品情報データベース20A、20B、・・・、20nを特定する。ここで、特定の時刻とは、例えば、番組が切り替わる時刻、コマーシャル放送の切り替わる時刻、ある番組内の特定の時刻といった、情報提供者2により指定される時刻である。
【0100】
したがって、この2つの例の場合、サーバ1から取得され表示される付加情報は、番組やコマーシャルが変わるのに伴い、自動的に切り替わることになる。
【0101】
この2つの例において、サーバ1側において現在の時刻を知ることができるため、サーバ1側では、ユーザが視聴しているチャンネルを示すチャンネル情報が分かれば、このチャンネル情報と、現在の時刻を示す時刻情報とに基づき番組データベース21から番組を検索してキーワード種別を特定することができる。したがって、上述の2つの例では、テレビジョン受像機10からサーバ1に対して、現在視聴中のチャンネルを示すチャンネル情報を送信するだけでよいことになる。
【0102】
なお、ユーザにより視聴するチャンネルが切り換えられたときには、切り換えられたチャンネルを示すチャンネル情報が再度、テレビジョン受像機10からサーバ1に対して送信される。
【0103】
さらに、上述では、放送されている番組をリアルタイムで視聴して、時刻情報およびチャンネル情報をテレビジョン受像機10からサーバ1に対して送信するようにしているが、これはこの例に限定されない。例えば、放送されている番組をハードディスクドライブなどの蓄積メディアに記録しておいて、後に蓄積メディアを再生して記録された番組を視聴する場合や、番組をハードディスクドライブなどに記録しつつ、既に記録された少し過去の内容を後追い再生する、所謂タイムシフト再生にも、この発明を適用することができる。
【0104】
この場合には、その番組が実際に放送された時刻、すなわち、その番組が蓄積メディアに記録された時刻を示す時刻情報と、その番組が放送されたチャンネルを示すチャンネル情報とを、番組の内容と共に、蓄積メディアに記録する。時刻情報は、例えばタイムコードなどにより、時間軸に沿って記録することができる。蓄積メディアから再生された番組を視聴中に、視聴中の番組に関する情報を取得する旨の指示が出されると、蓄積メディアに番組と共に蓄積された、これら時刻情報とチャンネル情報とがサーバ1に送信される。このようにすることで、ユーザは、蓄積メディアに蓄積された番組に対して、その番組に関する付加情報を取得することができる。
【0105】
上述したように、この発明によれば、情報提供者2は、テレビジョン放送の内容に応じたユーザの家庭内情報に基づき、情報を提供することができる。そのため、情報提供者2により提供される情報は、情報源としての価値が向上される。すなわち、この発明によれば、テレビジョン放送という公共性の高い情報媒体に対して、個々のユーザの状況に即したオリジナル情報が付加されるため、情報源としての効果を向上させることができる。例えば、コマーシャル放映中に、ユーザ個々の状況に即したより身近な提案が可能になる。
【0106】
また、この発明によれば、情報提供する時間帯、回数、費用などを情報提供者2自身の戦略に基づいて決定することができる。例えば、情報提供者2がスポンサーになっている番組やコマーシャルに特定のデータを付加することを考える。これらの番組やコマーシャルは、放映される時間帯やタイアップする番組内容などを、情報提供者2側のビジネス戦略に基づいて決定することができる。そのため、従来課題であった、常に機会が均等であることによる情報の希薄化を解決し、情報提供者2独自の差別化が可能になる。
【0107】
さらに、情報提供する時間帯、回数、費用などを情報提供者2自身の戦略に基づいて決定することができるため、ある特定の商品やサービスに対するキャンペーンや、テレビ番組を使ったユーザの囲い込みなど、情報提供者2自身の判断に基づいた多様な販売促進活動を選択することができる。例えば、情報提供者2がスポンサーになっている番組に特定のデータを付加することを考える。このとき、その番組を放映することである程度の広告宣伝効果は期待できる。この発明によれば、その広告宣伝効果に加えて、誰でも視聴可能な番組本体に加えて会員だけの特典、サービスなどの情報が、ユーザによる特別な操作無しに得られる。そのため、例えば会員数の増加、固定化といった効果が期待できる。
【0108】
また、この発明によれば、ユーザの家庭内情報に基づくサービスを、テレビジョン放送という汎用的な情報媒体の特性を活かして提供すると共に、テレビジョン受像機を介してユーザに対して情報を提供している。そのため、この発明による情報提供システムは、幅広いジャンルの商品やサービスへの応用が可能である。したがって、ユーザは、特定の家電機器の特質に依存した特定の商品やサービスカテゴリに捕らわれることのない、様々な付加情報を、テレビジョン受像機の画面上で統合的に享受することが可能になり、利便性が向上する。
【0109】
さらに、ユーザにとっては、自ら能動的に情報を得て選択する努力をせずとも、次々とテレビ番組に連動して提案を受けることができるので、情報検索など、情報取得に関する手間、煩わしさがない。また、近年では、ディジタル放送、衛星放送などの登場により、テレビジョン放送は多チャンネル化し、様々なユーザのニーズに合わせた多種多様な番組が提供されている。必然的に、ユーザは、個々の嗜好に合わせて番組を選択し視聴することになるため、番組に関連した商品やサービス提案は、ユーザの嗜好に即している可能性が高い。つまり、ユーザは、自らの嗜好に即した付加情報を、特別な操作無しに得ることができることになる。
【0110】
さらにまた、この発明では、ユーザが視聴中のテレビジョン放送に基づき情報の提供を行うため、サーバ1に映像や音声を含むデータベースを用意しそれを各ユーザに伝送する必要が無いので、設備コストを抑制することが可能である。また、それに伴い、ネットワークの伝送帯域も少なくて済むため、ユーザのネットワーク環境に対する投資額を抑えることが可能である。
【0111】
例えば、コマーシャル放映中に、情報提供者2であるコマーシャルスポンサーからユーザに対して、ユーザ個々の状況に即した最適な情報提供を行うことを考える。この場合、コマーシャルスポンサーの創意工夫などにより、コマーシャル自体が高度なプレゼンテーション能力を有する。そのため、サーバ1から提供する情報自体に特別な制作コストをかける必要がないといえる。また、ユーザ個々に提案する部分は、コマーシャルから得られる情報を補完するものでよいので、例えば少量の文字情報だけでも十分効果が望める。
【0112】
さらに、映像や音声の再生機能は、テレビジョン受像機10が本来有している機能を用いることができるため、別途、映像や音声の再生機能を設ける必要が無い。したがって、この発明による情報提供システムのユーザ側のインターフェイスは、従来方式の、例えばテレビジョン受像機以外の家電機器に映像や音声の再生機能を設けなければいけない場合と比較して、より安価に実現することが可能である。
【0113】
これらのことにより、この発明を用いることで、ユーザは、結果的に低コストで様々な情報提供サービスを煩雑な操作無く得ることが可能になる。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ユーザが視聴中のテレビジョン放送の内容に基づきユーザの家庭における家庭内情報を収集し、視聴中のテレビジョン放送の内容に関連し、且つ、収集された家庭内情報に応じた情報が取得できるようにされている。テレビジョン放送という公共性の高い情報媒体に対して、個々のユーザに即した情報が付加されるため、テレビジョン放送の情報源としての価値を向上させることができる効果がある。
【0115】
例えば、コマーシャル放送において、ユーザ個々の状況に即した、ユーザに対してより身近な提案が可能になるという効果がある。
【0116】
また、この発明によれば、情報提供する時間帯、回数、費用などを情報提供者2自身の戦略に基づいて決定することができる。例えば、情報提供者2がスポンサーになっている番組やコマーシャルに特定のデータを付加する場合において、これらの番組やコマーシャルは、放映される時間帯やタイアップする番組内容などを、情報提供者2側のビジネス戦略に基づいて決定することができる。そのため、情報提供者2独自の差別化が可能になるという効果がある。
【0117】
また、これにより、従来課題であった、ユーザ側において、情報取得の機会が常に均等であることによる情報の希薄化が解決されるという効果がある。
【0118】
さらに、この発明によれば、情報提供する時間帯、回数、費用などを情報提供者2自身の戦略に基づいて決定することができるため、ある特定の商品やサービスに対するキャンペーンや、テレビ番組を使ったユーザの囲い込みなど、情報提供者2自身の判断に基づいた多様な販売促進活動を選択することができる。例えば、情報提供者2がスポンサーになっている番組に特定のデータを付加する場合において、その番組を放映することで期待できる広告宣伝効果に加えて、誰でも視聴可能な番組本体に加えて会員だけの特典、サービスなどの情報が、ユーザによる特別な操作無しに得られるという効果がある。そのため、例えば会員数の増加、固定化といった効果が期待できるという効果がある。
【0119】
また、この発明によれば、ユーザの家庭内情報に基づくサービスを、テレビジョン放送という汎用的な情報媒体の特性を活かして提供すると共に、テレビジョン受像機を介してユーザに対して情報を提供している。そのため、この発明による情報提供システムは、幅広いジャンルの商品やサービスへの応用が可能であるという効果がある。
【0120】
したがって、ユーザは、特定の家電機器の特質に依存した特定の商品やサービスカテゴリに捕らわれることのない、様々な付加情報を、テレビジョン受像機の画面上で統合的に享受することが可能になり、利便性が向上するという効果がある。
【0121】
さらに、ユーザにとっては、自ら能動的に情報を得て選択する努力をせずとも、次々とテレビ番組に連動して提案を受けることができるので、情報検索など、情報取得に関する手間、煩わしさがないという効果がある。
【0122】
また、近年では、ディジタル放送、衛星放送などの登場により、テレビジョン放送は多チャンネル化し、様々なユーザのニーズに合わせた多種多様な番組が提供されている。必然的に、ユーザは、個々の嗜好に合わせて番組を選択し視聴することになるため、番組に関連した商品やサービス提案は、ユーザの嗜好に即している可能性が高い。つまり、ユーザは、自らの嗜好に即した付加情報を、特別な操作無しに得ることができる効果がある。
【0123】
さらにまた、この発明では、ユーザが視聴中のテレビジョン放送に基づき情報の提供を行うため、サーバ1に映像や音声を含むデータベースを用意しそれを各ユーザに伝送する必要が無いので、設備コストを抑制することができるという効果がある。
【0124】
また、それに伴い、ネットワークの伝送帯域も少なくて済むため、ユーザのネットワーク環境に対する投資額を抑えることが可能になるという効果がある。
【0125】
例えば、コマーシャル放映中に、情報提供者2であるコマーシャルスポンサーからユーザに対して、ユーザ個々の状況に即した最適な情報提供を行う場合において、コマーシャルスポンサーの創意工夫などにより、コマーシャル自体が高度なプレゼンテーション能力を有する。この発明では、このようなコマーシャル放映を利用してユーザ個々の状況に即した情報提供を行うことができるため、サーバ1からユーザに提供する情報自体に特別な制作コストをかける必要がないという効果がある。
【0126】
また、ユーザ個々に提案する部分は、コマーシャルから得られる情報を補完するものでよいので、例えば少量の文字情報だけでも十分効果が望めるという効果がある。
【0127】
さらに、映像や音声の再生機能は、テレビジョン受像機10が本来有している機能を用いることができるため、別途、映像や音声の再生機能を設ける必要が無い。したがって、この発明による情報提供システムのユーザ側のインターフェイスは、従来方式の、例えばテレビジョン受像機以外の家電機器に映像や音声の再生機能を設けなければいけない場合と比較して、より安価に実現することが可能であるという効果がある。
【0128】
これらのことにより、この発明を用いることで、ユーザは、結果的に低コストで様々な情報提供サービスを煩雑な操作無く得ることが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1の形態による情報提供システムの一例の構成を示す。
【図2】サーバのデータベースサーバとしての一例の構成を示す略線図である。
【図3】この情報提供システムによる、サーバおよびテレビジョン受像機において行われる一例の処理を概略的に示す略線図である。
【図4】この発明の実施の第2の形態による情報提供システムの一例の構成を示す略線図である。
【図5】この発明の実施の第3の形態による情報提供システムの一例の構成を示す略線図である。
【図6】従来技術による家庭内ネットワークの一例の構成を概略的に示す略線図である。
【図7】従来技術による家庭内情報の一例の表示について説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・サーバ、2・・・情報提供者、3・・・WAN、6・・・家庭内LAN、7・・・冷蔵庫、8・・・無線タグ、10,10’,10”・・・テレビジョン受像機、11・・・リモートコントロールコマンダ、12・・・音楽CD、13・・・キーボード、20A〜20n・・・商品情報データベース、21・・・番組データベース
Claims (21)
- テレビジョン放送の内容に応じたユーザ個々の情報を用いて、テレビジョン放送の付加情報をユーザ個々に提供する情報提供装置において、
テレビジョン放送を受信する端末装置と通信するための通信手段と、
テレビジョン放送の内容に応じた情報が格納される1または複数のデータベースと、
上記端末装置によって受信された上記テレビジョン放送を示す受信情報に基づき、上記データベースを検索する際のキーワードの種別を示すキーワード種別を特定するキーワード種別特定手段と、
上記受信情報に基づき上記1または複数のデータベースから少なくとも1を特定するデータベース特定手段と
を有し、
上記端末装置から送信された上記受信情報に基づき上記キーワード種別特定手段で特定された上記キーワード種別を上記端末装置に送信し、上記データベース特定手段により特定されたデータベースを、上記キーワード種別の送信に応じて上記端末装置から送信された、該端末装置で上記キーワード種別に基づき収集されたキーワードを用いて検索し、検索結果に基づく情報を上記端末装置に送信する
ようにしたことを特徴とする情報提供装置。 - 請求項1に記載の情報提供装置において、
上記端末装置で上記キーワード種別に基づき収集される上記キーワードは、
ユーザの所有する物品に付加された物品付加情報であることを特徴とする情報提供装置。 - 請求項1に記載の情報提供装置において、
上記受信情報は、上記テレビジョン放送の放送チャンネルを示すチャンネル情報であることを特徴とする情報提供装置。 - 請求項1に記載の情報提供装置において、
上記受信情報は、上記テレビジョン放送の放送チャンネルを示すチャンネル情報と、上記テレビジョン放送が上記端末装置で受信された時刻を示す時刻情報とからなることを特徴とする情報提供装置。 - テレビジョン放送の内容に応じたユーザ個々の情報を用いて、テレビジョン放送の付加情報をユーザ個々に提供する情報提供方法において、端末装置によって受信された上記テレビジョン放送を示す受信情報に基づき、テレビジョン放送の内容に応じた情報が格納される1または複数のデータベースを検索する際のキーワードの種別を示すキーワード種別を特定するキーワード種別特定のステップと、
上記受信情報に基づき上記1または複数のデータベースから少なくとも1を特定するデータベース特定のステップと
を有し、
上記端末装置から送信された上記受信情報に基づき上記キーワード種別特定のステップで特定された上記キーワード種別を上記端末装置に送信し、上記データベース特定のステップにより特定されたデータベースを、上記キーワード種別の送信に応じて上記端末装置から送信された、該端末装置で上記キーワード種別に基づき収集されたキーワードを用いて検索し、検索結果に基づく情報を上記端末装置に送信する
ようにしたことを特徴とする情報提供方法。 - テレビジョン放送を受信して表示する端末装置において、
サーバと通信する通信手段と、
現在表示中のテレビジョン放送を示す受信情報を取得して上記サーバに送信する受信情報取得手段と、
上記受信情報の送信に応じて上記サーバから送信されたキーワード種別に適合する家庭内情報を収集して上記サーバに送信する情報収集手段と、
上記家庭内情報の送信に応じて上記サーバから送信された情報を表示する情報表示手段と
を有することを特徴とする端末装置。 - 請求項6に記載の端末装置において、
上記家庭内情報は、ユーザが所有する物品を示す情報であることを特徴とする端末装置。 - 請求項6に記載の端末装置において、
上記家庭内情報は、ユーザが所有する物品に添付されていることを特徴とする端末装置。 - 請求項6に記載の端末装置において、
局所的に配置される他の機器と通信を行う局所的通信手段をさらに有し、
上記情報収集手段は、上記局所的通信手段を用いて上記他の機器から上記家庭内情報を収集することを特徴とする端末装置。 - 請求項6に記載の端末装置において、
物品自体に直接的に添付された、該物品の情報が記憶され記憶された情報を送信可能な情報送信手段と通信を行う物品情報通信手段をさらに有し、
上記情報収集手段は、上記物品情報通信手段を用いて上記物品の情報を取得して上記家庭内情報として収集することを特徴とする端末装置。 - 請求項6に記載の端末装置において、
上記家庭内情報を直接的に入力する入力手段と、
上記入力手段で入力された上記家庭内情報を記憶する記憶手段と
をさらに有し、
上記情報収集手段は、上記記憶手段に記憶された上記家庭内情報を収集することを特徴とする端末装置。 - テレビジョン放送の内容に応じたユーザ個々の情報に基づきテレビジョン放送の付加情報を取得する情報取得方法において、
サーバと通信する通信のステップと、
現在表示中のテレビジョン放送を示す受信情報を取得して上記サーバに送信する受信情報取得のステップと、
上記受信情報の送信に応じて上記サーバから送信されたキーワード種別に適合する家庭内情報を収集して上記サーバに送信する情報収集のステップと、
上記家庭内情報の送信に応じて上記サーバから送信された情報を表示する情報表示のステップと
を有することを特徴とする情報取得方法。 - テレビジョン放送の内容に応じたユーザ個々の情報を用いて、テレビジョン放送の付加情報をユーザ個々に提供する情報提供方法において、
現在表示中のテレビジョン放送を示す受信情報を取得する受信情報取得のステップと、
上記受信情報取得のステップで取得された上記受信情報に基づき、テレビジョン放送の内容に応じた情報が格納される1または複数のデータベースを検索する際のキーワードの種別を示すキーワード種別を特定するキーワード種別特定のステップと、
上記受信情報に基づき上記1または複数のデータベースから少なくとも1を特定するデータベース特定のステップと、
上記キーワード種別特定のステップで上記受信情報と対応付けられた上記キーワード種別に適合する家庭内情報を収集する情報収集のステップと、
上記情報収集のステップで収集された上記家庭内情報をキーワードとして上記データベース特定のステップで特定されたデータベースを検索する検索のステップと、
上記検索のステップによる検索結果に基づく情報を表示する情報表示のステップと
を有することを特徴とする情報提供方法。 - 請求項13に記載の情報提供方法において、
上記受信情報は、上記テレビジョン放送の放送チャンネルを示すチャンネル情報であることを特徴とする情報提供方法。 - 請求項13に記載の情報提供方法において、
上記受信情報は、上記テレビジョン放送の放送チャンネルを示すチャンネル情報と、上記テレビジョン放送が受信された時刻を示す時刻情報とからなることを特徴とする情報提供方法。 - 請求項13に記載の情報提供方法において、
上記家庭内情報は、ユーザが所有する物品を示す情報であることを特徴とする情報提供方法。 - 請求項13に記載の情報提供方法において、
上記家庭内情報は、ユーザが所有する物品に添付されていることを特徴とする情報提供方法。 - 請求項13に記載の情報提供方法において、
局所的に配置される他の機器と通信を行う局所的通信のステップをさらに有し、
上記情報収集のステップは、上記局所的通信のステップにより上記他の機器から上記家庭内情報を収集することを特徴とする情報提供方法。 - 請求項13に記載の情報提供方法において、
物品自体に直接的に添付された、該物品の情報が記憶され記憶された情報を送信可能な情報送信のステップと通信を行う物品情報通信のステップをさらに有し、
上記情報収集のステップは、上記物品情報通信のステップを用いて上記物品の情報を取得して上記家庭内情報として収集することを特徴とする情報提供方法。 - 請求項13に記載の情報提供方法において、
上記家庭内情報を直接的に入力する入力のステップと、
上記入力のステップで入力された上記家庭内情報を記憶手段に記憶するステップと
をさらに有し、
上記情報収集のステップは、上記記憶のステップに記憶された上記家庭内情報を収集することを特徴とする情報提供方法。 - テレビジョン放送の内容に応じたユーザ個々の情報を用いて、テレビジョン放送の付加情報をユーザ個々に提供する情報提供装置において、
テレビジョン放送の内容に応じた情報が格納される1または複数のデータベースと、
現在表示中のテレビジョン放送を示す受信情報を取得する受信情報取得手段と、
上記受信情報取得手段で取得された上記受信情報に基づき、上記データベースを検索する際のキーワードの種別を示すキーワード種別を特定するキーワード種別特定手段と、
上記受信情報に基づき上記1または複数のデータベースから少なくとも1を特定するデータベース特定手段と、
上記キーワード種別特定手段で上記受信情報と対応付けられた上記キーワード種別に適合する家庭内情報を収集する情報収集手段と、
上記情報収集手段で収集された上記家庭内情報をキーワードとして上記データベース特定手段で特定されたデータベースを検索する検索手段と、
上記検索手段による検索結果に基づく情報を表示する情報表示手段と
を有することを特徴とする情報提供装置。
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