JP2004079341A - 伝送ケーブル及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】導電テープ材で横巻きされるときのドレイン線と発泡絶縁線との間の応力により発泡絶縁層が潰れることを防止することにより対内スキューを低減する。
【解決手段】伝送ケーブル1は、信号線3を発泡絶縁層5で被覆した一対の発泡絶縁線7からなる信号線対と、ドレイン線9と、これらの信号線対とドレイン線9の周囲を一括シースした樹脂11と、から構成される。従来のように導電テープ材によって一方向に横巻きされることなく、ドレイン線9の位置が樹脂11によって固定されるので発泡絶縁線7の発泡絶縁層5のつぶれが防止されることから誘電率の増大が防止され、対内スキューが低減する。
【選択図】 図1
【解決手段】伝送ケーブル1は、信号線3を発泡絶縁層5で被覆した一対の発泡絶縁線7からなる信号線対と、ドレイン線9と、これらの信号線対とドレイン線9の周囲を一括シースした樹脂11と、から構成される。従来のように導電テープ材によって一方向に横巻きされることなく、ドレイン線9の位置が樹脂11によって固定されるので発泡絶縁線7の発泡絶縁層5のつぶれが防止されることから誘電率の増大が防止され、対内スキューが低減する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、Infini Band等の通信規格に用いられる高速データ伝送用の例えばメタルケーブルの構造からなる伝送ケーブル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6を参照するに、従来の高速データ伝送用の伝送ケーブル101は、断面が円形からなる一対の信号線103(導体)がそれぞれ別々に例えば発泡樹脂(PE)などの絶縁材料からなる発泡絶縁層105でシースされて押出されて発泡絶縁線107が構成される。これらの2本の発泡絶縁線107のペア線としての信号線対には、1本もしくは2本のほぼ断面円形状のドレイン線109が添えられて例えばアルミマイラテープ(Al−PETテープ)などの導電テープ材111で横巻きされて伝送ケーブル101が製造されている。
【0003】
この一対の2芯の信号線103に+と−の電位が印加されることにより差動電圧の信号が送られる。つまり、低電圧差動伝送(LVDS)が行われる。この低電圧差動伝送はコモンモードノイズに対して強く、印加電圧も小さくすることが可能である。低電圧差動伝送が行われる際には、両信号線103の伝送特性が等しくされることが重要となるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の伝送ケーブル101においては、伝送ケーブル101を製造する際に導電テープ材111により横巻きでテープ巻きされるときにかかる圧力により、例えば図6に矢印で示したごとく、右方の発泡絶縁線107の発泡絶縁層105が潰されるために誘電率の増大が起こる。したがって、発泡絶縁層105のつぶれ状態が両発泡絶縁線107によって異なる場合、各信号線103に信号が通過するのに要する時間(伝搬遅延時間)に差ができ、所謂対内スキューが生じるという問題点があった。この対内スキューの増大により、受信信号の劣化が生じるのである。
【0005】
より詳しくは、従来の伝送ケーブル101においては、導電テープ材111によって一方向の横巻きでテープ巻きされるので、その巻き方向により発泡絶縁層105に対する応力のかかり方が異なるために、ペア線の片方の発泡絶縁線107の発泡絶縁層105とドレイン線109との間の応力が強くなる。その結果、片方の絶縁線107の発泡絶縁層105がつぶれてしまい、誘電率が増大するために対内スキューが増大するという問題点があった。
【0006】
また、ドレイン線109と信号線103との距離を一定に保つことができず、電送特性のバラツキが生じるという問題点があった。
【0007】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、導電テープ材で横巻きされるときのドレイン線と発泡絶縁線との間の応力により発泡絶縁層が潰れることを防止することにより対内スキューの低減を図った伝送ケーブル及びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の伝送ケーブルは、信号線を発泡絶縁層で被覆した一対の発泡絶縁線からなる信号線対と、ドレイン線と、これらの信号線対とドレイン線の周囲を一括シースした樹脂と、から構成されることを特徴とするものである。
【0009】
したがって、従来のように導電テープ材によって一方向に横巻きされることなく、信号線対とドレイン線との周囲が樹脂によって一括に押出成形されることによりドレイン線の位置が固定されるので発泡絶縁線の発泡絶縁層のつぶれが防止される。結果として、発泡絶縁層が潰されることから生じる誘電率の増大が防止されるので、対内スキューが低減する。
【0010】
請求項2によるこの発明の伝送ケーブルは、請求項1記載の伝送ケーブルにおいて、前記樹脂で、前記信号線対とドレイン線とを離隔した状態で信号線対とドレイン線の周囲を一括シースすることを特徴とするものである。
【0011】
したがって、信号線対とドレイン線とが離隔した状態にあるから、請求項1の作用に加えて、ドレイン線の位置がより固定されるので、より一層発泡絶縁線の発泡絶縁層のつぶれが防止される。
【0012】
請求項3によるこの発明の伝送ケーブルは、信号線を発泡絶縁層で被覆した一対の発泡絶縁線からなる信号線対と、ドレイン線と、これらの信号線対とドレイン線とを間隔をおいて一括シースした樹脂と、この樹脂の外周を巻き付ける導電テープ材と、から構成されることを特徴とするものである。
【0013】
したがって、信号線対とドレイン線が間隔をおいて配置され且つその周囲が樹脂によって一括に押出成形されることによりドレイン線の位置が固定されるので、樹脂の外周が導電テープ材によって一方向に横巻きされても応力の影響を防止して誘電率の増大が防止され、しかも外部導体によってさらなるシールド性が向上し、且つ対内スキューが低減する。
【0014】
請求項4によるこの発明の伝送ケーブルの製造方法は、信号線を発泡絶縁層で被覆した一対の発泡絶縁線からなる信号線対と、ドレイン線とを樹脂により一括シースして押出成形を行うことを特徴とするものである。
【0015】
したがって、請求項1記載の作用と同様であり、従来のように導電テープ材によって一方向に横巻きされることなく、一対の発泡絶縁線とドレイン線との周囲が樹脂によって一括に押出成形されることによりドレイン線の位置が固定されるので発泡絶縁線の発泡絶縁層のつぶれが防止される。結果として、発泡絶縁層が潰されることから生じる誘電率の増大が防止されるので、対内スキューが低減する。
【0016】
請求項5によるこの発明の伝送ケーブルの製造方法は、請求項4記載の伝送ケーブルの製造方法において、前記樹脂で、前記信号線対とドレイン線とを離隔した状態で信号線対とドレイン線の周囲を一括シースすることを特徴とするものである。
【0017】
したがって、信号線対とドレイン線とが離隔した状態にあるから、請求項4の作用に加えて、ドレイン線の位置がより固定されるので、より一層発泡絶縁線の発泡絶縁層のつぶれが防止される。
【0018】
請求項6によるこの発明の伝送ケーブルの製造方法は、信号線を発泡絶縁層で被覆した一対の発泡絶縁線からなる信号線対と、ドレイン線とを間隔をおいて配置し、これらの信号線対とドレイン線の周囲を樹脂により一括シースして押出成形を行い、前記樹脂の外周に導電テープ材で巻きつけることを特徴とするものである。
【0019】
したがって、請求項3記載の作用と同様であり、信号線対とドレイン線が間隔をおいて配置され且つその周囲が樹脂によって一括に押出成形されることによりドレイン線の位置が固定されるので、樹脂の外周が導電テープ材によって一方向に横巻きされても応力の影響を防止して誘電率の増大が防止され、しかも導電テープ材によってさらなるシールド性が向上し、且つ対内スキューが低減する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
図1を参照するに、第1の実施の形態に係わる高速データ伝送用の伝送ケーブル1は、一対の断面が円形の信号線3(導体)がそれぞれ別々に例えば発泡樹脂(PE)などの絶縁材料からなる断面が円形の発泡絶縁層5でシースされて押出されて発泡絶縁線7が構成される。これらの2本の発泡絶縁線7のペア線としての信号線対に断面が円形のドレイン線9が添えられ、これらの信号線対とドレイン線9との周囲が例えば導電性樹脂あるいは絶縁性樹脂等からなる樹脂11によって一括シースされている。
【0022】
図2は図1に代る他の実施の形態が示されており、図2において、図1における部品と同じ部品には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0023】
図1はドレイン線9が発泡絶縁層5と近接しているが、図2はドレイン線9が発泡絶縁層5に離隔した状態に配置されている。
【0024】
次に、第1の実施の形態の伝送ケーブル1の製造工程について説明する。
【0025】
図3を参照するに、伝送ケーブル1を成形する押出成形機13が図示されており、上述した一対の発泡絶縁線7とドレイン線9は、押出成形機13の押出金型としての例えば押出ヘッド15内に送られ、この押出ヘッド15内で例えば導電性を有する導電性樹脂あるいは絶縁性樹脂などからなる樹脂11により一対の発泡絶縁線7とドレイン線9とが一括して押出し被覆される。したがって、一対の発泡絶縁線7からなる信号線対とドレイン線9とが樹脂11で同時に一体に固着され、伝送ケーブル1が製造される。
【0026】
なお、押出成形機13の押出ヘッド15内は、樹脂11を押し出すダイス17内の所定位置に一対の発泡絶縁線7とドレイン線9を通過せしめるニップル(図示省略)が設置されている。つまり、一対の発泡絶縁線7とドレイン線9はニップル内の所定位置を経てダイス17内を通過するように送られ、加熱された樹脂11がダイス17内の流路を流動してダイス17の先端部から上記の一対の発泡絶縁線7とドレイン線9を同時に被覆固定して伝送ケーブル1が押出成形される。
【0027】
以上のことから、図1に示した伝送ケーブル1は、従来のように導電テープによって一方向の横巻きでテープ巻きされることなく、一対の発泡絶縁線7とドレイン線9との周囲が樹脂11によって一括に押出成形されることによりドレイン線9の位置が固定されるので発泡絶縁層5のつぶれが防止される。したがって、発泡絶縁層5が潰されることから生じる誘電率の増大が防止されるので、対内スキューを低減することができる。図2に示した伝送ケーブル1は、ドレイン線9が各発泡絶縁層5に離隔した状態に配置されているので、図1よりもドレイン線9の位置がより一層固定されるから、発泡絶縁層5のつぶれが防止される。
【0028】
図4を参照するに、この発明の第2の実施の形態に係わる高速データ伝送用の伝送ケーブル19は、前述した第1の実施の形態の伝送ケーブル1と同様の部分は同符号を付して説明し、重複する説明を省略する。
【0029】
伝送ケーブル19は、一対の信号線3(導体)がそれぞれ別々に例えば発泡樹脂(PE)などの絶縁材料からなる発泡絶縁層5でシースされて押出されて発泡絶縁線7が構成される。これらの2本の発泡絶縁線7のペア線としての信号線対には、間隔をおいてドレイン線9が配置され、これらの信号線対とドレイン線9との周囲が例えば導電性樹脂あるいは絶縁性樹脂等からなる樹脂11によって一括シースされている。さらに、樹脂11の外周が例えばアルミマイラテープ(Al−PETテープ)などの導電テープ材21によって横巻きでテープ巻きされシールド加工される。
【0030】
次に、第2の実施の形態の伝送ケーブル19の製造工程について説明する。なお、前述した第1の実施の形態の伝送ケーブル1の製造工程と同様の部分の説明は省略し、同一部材は同符号を付して説明し重複する説明を省略する。
【0031】
図5を参照するに、一対の発泡絶縁線7からなる信号線対とドレイン線9とが押出成形機13により例えば導電性樹脂あるいは絶縁性樹脂などからなる樹脂11で一括して押出し被覆されて同時に一体に固着される工程は、前述した第1の実施の形態とほぼ同様である。ただし、第2の実施の形態では一対の発泡絶縁線7からなる信号線対とドレイン線9とは間隔をおいて配置されている。つまり、一対の発泡絶縁線7とドレイン線9を通過せしめるニップルの各通過穴が上記の間隔を置くように配置されている。
【0032】
その後、冷却された上記の樹脂11の外周はテープ巻き装置23により上述した導電テープ材21で横巻きでテープ巻きが行われ巻き付けられてから巻き取られる。
【0033】
以上のことから、伝送ケーブル1は、一対の発泡絶縁線7とドレイン線9とが間隔をおいて配置され、その周囲が樹脂11によって一括に押出成形されることによりドレイン線9の位置が固定されるので、その後に、導電性樹脂11の外周が導電テープ材21によって一方向の横巻きでテープ巻きされても、テープ巻きによる応力の影響を防止して発泡絶縁層5の潰れが防止され、誘電率の増大を防止するので、対内スキューを低減することができる。しかも、導電テープ材21により従来の伝送ケーブルが有するシールド特性を維持しつつ、上記の発泡絶縁層5の潰れ防止が行える。つまり前述した第1の実施の形態の伝送ケーブル1と比較して更なるシールド性が向上する。
【0034】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。上述した第1,第2の実施の形態では1本のドレイン線9を配置した伝送ケーブルを例にとって説明したが2本のドレイン線が配置された伝送ケーブルであっても構わない。
【0035】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、従来のように導電テープ材によって一方向の横巻きをすることなく、一対の発泡絶縁線とドレイン線との周囲を樹脂によって一括に押出成形してドレイン線の位置を固定するので、発泡絶縁線の絶縁層のつぶれを防止できる。その結果、発泡絶縁層が潰されることから生じる誘電率の増大を防止できるので、対内スキューを低減できる。
【0036】
請求項2の発明によれば、信号線対とドレイン線とが離隔した状態にあるから、請求項1の効果に加えて、ドレイン線の位置がより固定されるので、より一層発泡絶縁線の発泡絶縁層のつぶれを防止することができる。
【0037】
請求項3の発明によれば、信号線対とドレイン線を間隔をおいて配置し且つその周囲を樹脂によって一括に押出成形してドレイン線の位置を固定するので、樹脂の外周が導電テープ材によって一方向に横巻きされても応力の影響を防止して誘電率の増大を防止でき、しかも導電テープ材によってさらなるシールド性を向上しつつ、対内スキューを低減できる。
【0038】
請求項4の発明によれば、請求項1記載の効果と同様であり、従来のように導電テープ材によって一方向の横巻きをすることなく、一対の発泡絶縁線とドレイン線との周囲を樹脂によって一括に押出成形してドレイン線の位置を固定するので、発泡絶縁線の絶縁層のつぶれを防止できる。その結果、発泡絶縁層が潰されることから生じる誘電率の増大を防止できるので、対内スキューを低減できる。
【0039】
請求項5の発明によれば、信号線対とドレイン線とが離隔した状態にあるから、請求項4の効果に加えて、ドレイン線の位置がより固定されるので、より一層発泡絶縁線の発泡絶縁層のつぶれを防止することができる。
【0040】
請求項6の発明によれば、請求項3記載の効果と同様であり、信号線対とドレイン線を間隔をおいて配置し且つその周囲を樹脂によって一括に押出成形してドレイン線の位置を固定するので、樹脂の外周が導電テープ材によって一方向に横巻きされても応力の影響を防止して誘電率の増大を防止でき、しかも導電テープ材によってさらなるシールド性を向上しつつ、対内スキューを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の伝送ケーブルの構造を示す断面図である。
【図2】図1に代る他の伝送ケーブルの構造を示す断面図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態の伝送ケーブルの製造工程を示す概略説明図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態の伝送ケーブルの構造を示す断面図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態の伝送ケーブルの製造工程を示す概略説明図である。
【図6】従来の伝送ケーブルの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 伝送ケーブル(第1の実施の形態の)
3 信号線(導体)
5 発泡絶縁層
7 発泡絶縁線
9 ドレイン線
11 樹脂
13 押出成形機
15 押出ヘッド
17 ダイス
19 伝送ケーブル(第2の実施の形態の)
21 導電テープ材
23 テープ巻き装置
【発明の属する技術分野】
この発明は、Infini Band等の通信規格に用いられる高速データ伝送用の例えばメタルケーブルの構造からなる伝送ケーブル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6を参照するに、従来の高速データ伝送用の伝送ケーブル101は、断面が円形からなる一対の信号線103(導体)がそれぞれ別々に例えば発泡樹脂(PE)などの絶縁材料からなる発泡絶縁層105でシースされて押出されて発泡絶縁線107が構成される。これらの2本の発泡絶縁線107のペア線としての信号線対には、1本もしくは2本のほぼ断面円形状のドレイン線109が添えられて例えばアルミマイラテープ(Al−PETテープ)などの導電テープ材111で横巻きされて伝送ケーブル101が製造されている。
【0003】
この一対の2芯の信号線103に+と−の電位が印加されることにより差動電圧の信号が送られる。つまり、低電圧差動伝送(LVDS)が行われる。この低電圧差動伝送はコモンモードノイズに対して強く、印加電圧も小さくすることが可能である。低電圧差動伝送が行われる際には、両信号線103の伝送特性が等しくされることが重要となるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の伝送ケーブル101においては、伝送ケーブル101を製造する際に導電テープ材111により横巻きでテープ巻きされるときにかかる圧力により、例えば図6に矢印で示したごとく、右方の発泡絶縁線107の発泡絶縁層105が潰されるために誘電率の増大が起こる。したがって、発泡絶縁層105のつぶれ状態が両発泡絶縁線107によって異なる場合、各信号線103に信号が通過するのに要する時間(伝搬遅延時間)に差ができ、所謂対内スキューが生じるという問題点があった。この対内スキューの増大により、受信信号の劣化が生じるのである。
【0005】
より詳しくは、従来の伝送ケーブル101においては、導電テープ材111によって一方向の横巻きでテープ巻きされるので、その巻き方向により発泡絶縁層105に対する応力のかかり方が異なるために、ペア線の片方の発泡絶縁線107の発泡絶縁層105とドレイン線109との間の応力が強くなる。その結果、片方の絶縁線107の発泡絶縁層105がつぶれてしまい、誘電率が増大するために対内スキューが増大するという問題点があった。
【0006】
また、ドレイン線109と信号線103との距離を一定に保つことができず、電送特性のバラツキが生じるという問題点があった。
【0007】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、導電テープ材で横巻きされるときのドレイン線と発泡絶縁線との間の応力により発泡絶縁層が潰れることを防止することにより対内スキューの低減を図った伝送ケーブル及びその製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の伝送ケーブルは、信号線を発泡絶縁層で被覆した一対の発泡絶縁線からなる信号線対と、ドレイン線と、これらの信号線対とドレイン線の周囲を一括シースした樹脂と、から構成されることを特徴とするものである。
【0009】
したがって、従来のように導電テープ材によって一方向に横巻きされることなく、信号線対とドレイン線との周囲が樹脂によって一括に押出成形されることによりドレイン線の位置が固定されるので発泡絶縁線の発泡絶縁層のつぶれが防止される。結果として、発泡絶縁層が潰されることから生じる誘電率の増大が防止されるので、対内スキューが低減する。
【0010】
請求項2によるこの発明の伝送ケーブルは、請求項1記載の伝送ケーブルにおいて、前記樹脂で、前記信号線対とドレイン線とを離隔した状態で信号線対とドレイン線の周囲を一括シースすることを特徴とするものである。
【0011】
したがって、信号線対とドレイン線とが離隔した状態にあるから、請求項1の作用に加えて、ドレイン線の位置がより固定されるので、より一層発泡絶縁線の発泡絶縁層のつぶれが防止される。
【0012】
請求項3によるこの発明の伝送ケーブルは、信号線を発泡絶縁層で被覆した一対の発泡絶縁線からなる信号線対と、ドレイン線と、これらの信号線対とドレイン線とを間隔をおいて一括シースした樹脂と、この樹脂の外周を巻き付ける導電テープ材と、から構成されることを特徴とするものである。
【0013】
したがって、信号線対とドレイン線が間隔をおいて配置され且つその周囲が樹脂によって一括に押出成形されることによりドレイン線の位置が固定されるので、樹脂の外周が導電テープ材によって一方向に横巻きされても応力の影響を防止して誘電率の増大が防止され、しかも外部導体によってさらなるシールド性が向上し、且つ対内スキューが低減する。
【0014】
請求項4によるこの発明の伝送ケーブルの製造方法は、信号線を発泡絶縁層で被覆した一対の発泡絶縁線からなる信号線対と、ドレイン線とを樹脂により一括シースして押出成形を行うことを特徴とするものである。
【0015】
したがって、請求項1記載の作用と同様であり、従来のように導電テープ材によって一方向に横巻きされることなく、一対の発泡絶縁線とドレイン線との周囲が樹脂によって一括に押出成形されることによりドレイン線の位置が固定されるので発泡絶縁線の発泡絶縁層のつぶれが防止される。結果として、発泡絶縁層が潰されることから生じる誘電率の増大が防止されるので、対内スキューが低減する。
【0016】
請求項5によるこの発明の伝送ケーブルの製造方法は、請求項4記載の伝送ケーブルの製造方法において、前記樹脂で、前記信号線対とドレイン線とを離隔した状態で信号線対とドレイン線の周囲を一括シースすることを特徴とするものである。
【0017】
したがって、信号線対とドレイン線とが離隔した状態にあるから、請求項4の作用に加えて、ドレイン線の位置がより固定されるので、より一層発泡絶縁線の発泡絶縁層のつぶれが防止される。
【0018】
請求項6によるこの発明の伝送ケーブルの製造方法は、信号線を発泡絶縁層で被覆した一対の発泡絶縁線からなる信号線対と、ドレイン線とを間隔をおいて配置し、これらの信号線対とドレイン線の周囲を樹脂により一括シースして押出成形を行い、前記樹脂の外周に導電テープ材で巻きつけることを特徴とするものである。
【0019】
したがって、請求項3記載の作用と同様であり、信号線対とドレイン線が間隔をおいて配置され且つその周囲が樹脂によって一括に押出成形されることによりドレイン線の位置が固定されるので、樹脂の外周が導電テープ材によって一方向に横巻きされても応力の影響を防止して誘電率の増大が防止され、しかも導電テープ材によってさらなるシールド性が向上し、且つ対内スキューが低減する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
図1を参照するに、第1の実施の形態に係わる高速データ伝送用の伝送ケーブル1は、一対の断面が円形の信号線3(導体)がそれぞれ別々に例えば発泡樹脂(PE)などの絶縁材料からなる断面が円形の発泡絶縁層5でシースされて押出されて発泡絶縁線7が構成される。これらの2本の発泡絶縁線7のペア線としての信号線対に断面が円形のドレイン線9が添えられ、これらの信号線対とドレイン線9との周囲が例えば導電性樹脂あるいは絶縁性樹脂等からなる樹脂11によって一括シースされている。
【0022】
図2は図1に代る他の実施の形態が示されており、図2において、図1における部品と同じ部品には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0023】
図1はドレイン線9が発泡絶縁層5と近接しているが、図2はドレイン線9が発泡絶縁層5に離隔した状態に配置されている。
【0024】
次に、第1の実施の形態の伝送ケーブル1の製造工程について説明する。
【0025】
図3を参照するに、伝送ケーブル1を成形する押出成形機13が図示されており、上述した一対の発泡絶縁線7とドレイン線9は、押出成形機13の押出金型としての例えば押出ヘッド15内に送られ、この押出ヘッド15内で例えば導電性を有する導電性樹脂あるいは絶縁性樹脂などからなる樹脂11により一対の発泡絶縁線7とドレイン線9とが一括して押出し被覆される。したがって、一対の発泡絶縁線7からなる信号線対とドレイン線9とが樹脂11で同時に一体に固着され、伝送ケーブル1が製造される。
【0026】
なお、押出成形機13の押出ヘッド15内は、樹脂11を押し出すダイス17内の所定位置に一対の発泡絶縁線7とドレイン線9を通過せしめるニップル(図示省略)が設置されている。つまり、一対の発泡絶縁線7とドレイン線9はニップル内の所定位置を経てダイス17内を通過するように送られ、加熱された樹脂11がダイス17内の流路を流動してダイス17の先端部から上記の一対の発泡絶縁線7とドレイン線9を同時に被覆固定して伝送ケーブル1が押出成形される。
【0027】
以上のことから、図1に示した伝送ケーブル1は、従来のように導電テープによって一方向の横巻きでテープ巻きされることなく、一対の発泡絶縁線7とドレイン線9との周囲が樹脂11によって一括に押出成形されることによりドレイン線9の位置が固定されるので発泡絶縁層5のつぶれが防止される。したがって、発泡絶縁層5が潰されることから生じる誘電率の増大が防止されるので、対内スキューを低減することができる。図2に示した伝送ケーブル1は、ドレイン線9が各発泡絶縁層5に離隔した状態に配置されているので、図1よりもドレイン線9の位置がより一層固定されるから、発泡絶縁層5のつぶれが防止される。
【0028】
図4を参照するに、この発明の第2の実施の形態に係わる高速データ伝送用の伝送ケーブル19は、前述した第1の実施の形態の伝送ケーブル1と同様の部分は同符号を付して説明し、重複する説明を省略する。
【0029】
伝送ケーブル19は、一対の信号線3(導体)がそれぞれ別々に例えば発泡樹脂(PE)などの絶縁材料からなる発泡絶縁層5でシースされて押出されて発泡絶縁線7が構成される。これらの2本の発泡絶縁線7のペア線としての信号線対には、間隔をおいてドレイン線9が配置され、これらの信号線対とドレイン線9との周囲が例えば導電性樹脂あるいは絶縁性樹脂等からなる樹脂11によって一括シースされている。さらに、樹脂11の外周が例えばアルミマイラテープ(Al−PETテープ)などの導電テープ材21によって横巻きでテープ巻きされシールド加工される。
【0030】
次に、第2の実施の形態の伝送ケーブル19の製造工程について説明する。なお、前述した第1の実施の形態の伝送ケーブル1の製造工程と同様の部分の説明は省略し、同一部材は同符号を付して説明し重複する説明を省略する。
【0031】
図5を参照するに、一対の発泡絶縁線7からなる信号線対とドレイン線9とが押出成形機13により例えば導電性樹脂あるいは絶縁性樹脂などからなる樹脂11で一括して押出し被覆されて同時に一体に固着される工程は、前述した第1の実施の形態とほぼ同様である。ただし、第2の実施の形態では一対の発泡絶縁線7からなる信号線対とドレイン線9とは間隔をおいて配置されている。つまり、一対の発泡絶縁線7とドレイン線9を通過せしめるニップルの各通過穴が上記の間隔を置くように配置されている。
【0032】
その後、冷却された上記の樹脂11の外周はテープ巻き装置23により上述した導電テープ材21で横巻きでテープ巻きが行われ巻き付けられてから巻き取られる。
【0033】
以上のことから、伝送ケーブル1は、一対の発泡絶縁線7とドレイン線9とが間隔をおいて配置され、その周囲が樹脂11によって一括に押出成形されることによりドレイン線9の位置が固定されるので、その後に、導電性樹脂11の外周が導電テープ材21によって一方向の横巻きでテープ巻きされても、テープ巻きによる応力の影響を防止して発泡絶縁層5の潰れが防止され、誘電率の増大を防止するので、対内スキューを低減することができる。しかも、導電テープ材21により従来の伝送ケーブルが有するシールド特性を維持しつつ、上記の発泡絶縁層5の潰れ防止が行える。つまり前述した第1の実施の形態の伝送ケーブル1と比較して更なるシールド性が向上する。
【0034】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。上述した第1,第2の実施の形態では1本のドレイン線9を配置した伝送ケーブルを例にとって説明したが2本のドレイン線が配置された伝送ケーブルであっても構わない。
【0035】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、従来のように導電テープ材によって一方向の横巻きをすることなく、一対の発泡絶縁線とドレイン線との周囲を樹脂によって一括に押出成形してドレイン線の位置を固定するので、発泡絶縁線の絶縁層のつぶれを防止できる。その結果、発泡絶縁層が潰されることから生じる誘電率の増大を防止できるので、対内スキューを低減できる。
【0036】
請求項2の発明によれば、信号線対とドレイン線とが離隔した状態にあるから、請求項1の効果に加えて、ドレイン線の位置がより固定されるので、より一層発泡絶縁線の発泡絶縁層のつぶれを防止することができる。
【0037】
請求項3の発明によれば、信号線対とドレイン線を間隔をおいて配置し且つその周囲を樹脂によって一括に押出成形してドレイン線の位置を固定するので、樹脂の外周が導電テープ材によって一方向に横巻きされても応力の影響を防止して誘電率の増大を防止でき、しかも導電テープ材によってさらなるシールド性を向上しつつ、対内スキューを低減できる。
【0038】
請求項4の発明によれば、請求項1記載の効果と同様であり、従来のように導電テープ材によって一方向の横巻きをすることなく、一対の発泡絶縁線とドレイン線との周囲を樹脂によって一括に押出成形してドレイン線の位置を固定するので、発泡絶縁線の絶縁層のつぶれを防止できる。その結果、発泡絶縁層が潰されることから生じる誘電率の増大を防止できるので、対内スキューを低減できる。
【0039】
請求項5の発明によれば、信号線対とドレイン線とが離隔した状態にあるから、請求項4の効果に加えて、ドレイン線の位置がより固定されるので、より一層発泡絶縁線の発泡絶縁層のつぶれを防止することができる。
【0040】
請求項6の発明によれば、請求項3記載の効果と同様であり、信号線対とドレイン線を間隔をおいて配置し且つその周囲を樹脂によって一括に押出成形してドレイン線の位置を固定するので、樹脂の外周が導電テープ材によって一方向に横巻きされても応力の影響を防止して誘電率の増大を防止でき、しかも導電テープ材によってさらなるシールド性を向上しつつ、対内スキューを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の伝送ケーブルの構造を示す断面図である。
【図2】図1に代る他の伝送ケーブルの構造を示す断面図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態の伝送ケーブルの製造工程を示す概略説明図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態の伝送ケーブルの構造を示す断面図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態の伝送ケーブルの製造工程を示す概略説明図である。
【図6】従来の伝送ケーブルの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 伝送ケーブル(第1の実施の形態の)
3 信号線(導体)
5 発泡絶縁層
7 発泡絶縁線
9 ドレイン線
11 樹脂
13 押出成形機
15 押出ヘッド
17 ダイス
19 伝送ケーブル(第2の実施の形態の)
21 導電テープ材
23 テープ巻き装置
Claims (6)
- 信号線を発泡絶縁層で被覆した一対の発泡絶縁線からなる信号線対と、ドレイン線と、これらの信号線対とドレイン線の周囲を一括シースした樹脂と、から構成されることを特徴とする伝送ケーブル。
- 前記樹脂で、前記信号線対とドレイン線とを離隔した状態で信号線対とドレイン線の周囲を一括シースすることを特徴とする請求項1記載の伝送ケーブル。
- 信号線を発泡絶縁層で被覆した一対の発泡絶縁線からなる信号線対と、ドレイン線と、これらの信号線対とドレイン線とを間隔をおいて一括シースした樹脂と、この樹脂の外周を巻きつける導電テープ材と、から構成されることを特徴とする伝送ケーブル。
- 信号線を発泡絶縁層で被覆した一対の発泡絶縁線からなる信号線対と、ドレイン線とを樹脂により一括シースして押出成形して伝送ケーブルを製造することを特徴とする伝送ケーブルの製造方法。
- 前記樹脂で、前記信号線対とドレイン線とを離隔した状態で信号線対とドレイン線の周囲を一括シースすることを特徴とする請求項4記載の伝送ケーブルの製造方法。
- 信号線を発泡絶縁層で被覆した一対の発泡絶縁線からなる信号線対と、ドレイン線とを間隔をおいて配置し、これらの信号線対とドレイン線の周囲を樹脂により一括シースして押出成形を行い、前記樹脂の外周に導電テープ材で巻きつけて伝送ケーブルを製造することを特徴とする伝送ケーブルの製造方法。
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---|---|---|---|
JP2002238008A JP2004079341A (ja) | 2002-08-19 | 2002-08-19 | 伝送ケーブル及びその製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2010104203A1 (ja) * | 2009-03-13 | 2010-09-16 | 株式会社 潤工社 | 高速差動ケーブル |
CN111312445A (zh) * | 2020-03-27 | 2020-06-19 | 湖北宇洪光电实业有限公司 | 5g工业互联网数字化系统中的超柔通信电缆及制造方法 |
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2002
- 2002-08-19 JP JP2002238008A patent/JP2004079341A/ja active Pending
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CN111312445A (zh) * | 2020-03-27 | 2020-06-19 | 湖北宇洪光电实业有限公司 | 5g工业互联网数字化系统中的超柔通信电缆及制造方法 |
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