JP2004078586A - 文書管理支援システム及び印刷形状読取装置及び文書管理支援サーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】文書管理データベースへ検認記録(判定記録の例)を登録する文書管理支援システムに係り、押印行為と近似するバーコード読み取り操作により、容易に検認意志を入力し、文書管理データベースへ自動的に検認記録を登録することを課題とする。
【解決手段】バーコード読取装置1は、バーコード読取部101によりバーコードを読み取り、コード情報に変換し、文書特定部102によりコード情報から文書識別情報を特定する。そして、検認者識別情報と文書識別情報を文書管理支援サーバ2へ転送する。文書管理支援サーバ2は、文書識別情報に対応付けて、文書管理データべースに検認者識別情報を検認記録として記憶させる。
【選択図】 図7
【解決手段】バーコード読取装置1は、バーコード読取部101によりバーコードを読み取り、コード情報に変換し、文書特定部102によりコード情報から文書識別情報を特定する。そして、検認者識別情報と文書識別情報を文書管理支援サーバ2へ転送する。文書管理支援サーバ2は、文書識別情報に対応付けて、文書管理データべースに検認者識別情報を検認記録として記憶させる。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書管理データベースへ判定記録(例えば、検認記録)を登録する文書管理支援システムに係り、押印行為と近似するバーコード読み取り操作により、容易に判定意志を入力し、文書管理データベースへ自動的に判定記録を登録することができる文書管理支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ワークフローシステムの普及に伴い、特に文書管理の電子化が進んでいる。その為に、検認等の判定に伴う記録をシステムに登録する必要がある。
【0003】
しかし、判定の記録は、伝統的に文書への押印により行われているため、システムへの登録の操作負荷が問題となる。具体的には、文書番号の入力操作や、判定者番号の入力操作が負担になる。
【0004】
特に、パソコン等のユーザ端末の操作が苦手な判定者にとっては、その負荷は過大である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、押印行為と近似するバーコード読み取り操作により、容易に検認意思を入力し、文書管理データベースへ自動的に検認記録を登録することを目的とする。
【0006】
また、検認者への成りすましや、錯誤による検認を防止することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る文書管理支援システムは、
文書管理データベースにアクセスする文書管理支援サーバと、上記文書管理支援サーバとデータの伝達が可能な印刷形状読取装置からなる文書管理支援システムであって、以下の要素を有することを特徴とする
(1)印刷形状読取装置に設けられ、文書の紙面上の印刷形状を読み取り、コード情報に変換する印刷形状読取部
(2)印刷形状読取装置に設けられ、判定者を識別する判定者識別情報を記憶する為の判定者識別情報記憶部
(3)印刷形状読取装置に設けられ、判定者識別情報を入力し、入力した判定者識別情報を判定者識別情報記憶部に記憶させる判定者識別情報登録部
(4)上記コード情報から文書識別情報を特定する文書特定部
(5)文書管理支援サーバに設けられ、文書管理データべースに、特定した文書識別情報に対応付けて、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報を判定記録として記憶させる判定記録登録部。
【0008】
上記文書特定部は、上記印刷形状読取装置に設けられ、
上記印刷形状読取装置は、更に、上記文書特定部により特定した文書識別情報と、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報とを判定情報として出力する判定情報出力部を有し、
上記文書管理支援サーバは、更に、上記判定情報を入力する判定情報入力部を有し、
上記判定記録登録部は、入力した判定情報の文書識別情報に対応付けて、入力した判定情報の判定者識別情報を判定記録として記憶させることを特徴とする。
【0009】
上記印刷形状読取装置は、更に、上記印刷形状読取部により変換されたコード情報と、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報とを判定情報として出力する判定情報出力部を有し、
上記文書管理支援サーバは、更に、上記判定情報を入力する判定情報入力部を有し、
上記文書特定部は、上記文書管理支援サーバに設けられ、入力した判定情報のコード情報から文書識別情報を特定し、
上記判定記録登録部は、特定した文書識別情報に対応付けて、入力した判定情報の判定者識別情報を判定記録として記憶させることを特徴とする。
【0010】
上記印刷形状は、バーコードであることを特徴とする。
【0011】
上記判定者識別情報は、文書を検認する検認者を識別する検認者識別情報であることを特徴とする。
【0012】
上記文書特定部は、所定のフォーマットに従って、コード情報に含まれる文書識別情報を特定することを特徴とする。
【0013】
上記印刷形状読取装置は、印刷形状を読み取った際の日付を特定し、
上記判定記録登録部は、特定した日付を判定記録に含まれる判定日付として記憶させることを特徴とする。
【0014】
上記印刷形状読取装置は、携帯電話端末とバーコードリーダーから構成されていることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る印刷形状読取装置は、
以下の要素を有することを特徴とする
(1)文書の紙面上の印刷形状を読み取り、コード情報に変換する印刷形状読取部
(2)判定者を識別する判定者識別情報を記憶する為の判定者識別情報記憶部
(3)判定者識別情報を入力し、入力した判定者識別情報を判定者識別情報記憶部に記憶させる判定者識別情報登録部
(4)上記コード情報から文書識別情報を特定する文書特定部
(5)上記文書特定部により特定した文書識別情報と、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報とを判定情報として出力する判定情報出力部。
【0016】
本発明に係る文書管理支援サーバは、
文書管理データベースにアクセスする文書管理支援サーバであって、以下の要素を有することを特徴とする
(1)文書識別情報と判定者識別情報とからなる判定情報を入力する判定情報入力部
(2)文書管理データべースに、入力した判定情報の文書識別情報に対応付けて、入力した判定情報の判定者識別情報を判定記録として記憶させる判定記録登録部。
【0017】
本発明に係る印刷形状読取装置は、
以下の要素を有することを特徴とする
(1)文書の紙面上の印刷形状を読み取り、コード情報に変換する印刷形状読取部
(2)判定者を識別する判定者識別情報を記憶する為の判定者識別情報記憶部
(3)判定者識別情報を入力し、入力した判定者識別情報を判定者識別情報記憶部に記憶させる判定者識別情報登録部
(4)変換したコード情報と、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報とを判定情報として出力する判定情報出力部。
【0018】
本発明に係る文書管理支援サーバは、
文書管理データベースにアクセスする文書管理支援サーバであって、以下の要素を有することを特徴とする文書管理支援サーバ
(1)コード情報と判定者識別情報とからなる判定情報を入力する判定情報入力部
(2)入力した判定情報のコード情報から文書識別情報を特定する文書特定部
(3)文書管理データべースに、特定した文書識別情報に対応付けて、入力した判定情報の判定者識別情報を判定記録として記憶させる判定記録登録部。
【0019】
上記印刷形状読取装置は、更に、
上記コード情報から判定適格者識別情報を特定する判定適格者特定部と、
特定した判定適格者識別情報が、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報と一致するか判断する判定適格判断部と、
上記判定適格判断部により一致しないと判断した場合に、警告を出力する警告出力部とを有することを特徴とする。
【0020】
上記印刷形状読取装置は、更に、
上記コード情報から判定適格者識別情報を特定する判定適格者特定部と、
特定した判定適格者識別情報が、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報と一致するか判断する判定適格判断部とを有し、
上記判定情報出力部は、上記判定適格判断部により一致すると判断した場合に、判定情報を出力することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る装置群の構成を示す図である。1は、バーコード読取装置、2は、文書管理支援サーバ、3は、文書管理データベースである。
バーコード読取装置1は、文書の紙面に印刷されたバーコードを読み取るように構成されている。また、バーコード読取装置1は、通信媒体あるいは記憶媒体を介して、文書管理支援サーバ2とデータを直接的又は間接的に伝達できるように構成されている。文書管理支援サーバ2は、文書管理データベース3と接続し、データを伝達できるように構成されている。文書管理支援サーバ2と文書管理データベース3は、外部的に接続する場合に限らず、装置内部で接続されていても構わない。つまり、文書管理支援サーバ2の内部に、文書管理データベース3を設け、あるいは文書管理データベース3の内部に、文書管理支援サーバ2を設けても構わない。また、文書管理データベース3は、ワークフローシステムの要素であることもある。
本発明に係る文書管理支援システムは、文書管理データベース3にアクセスする文書管理支援サーバ2と、バーコード読取装置1から構成されている。
【0022】
図2は、バーコード読取装置のハードウェア構成例を示す図である。21は、演算装置、22は、メモリ、23は、入力キー、24は、通信手段、25は、光学式バーコード読取手段、26は、表示手段、27は、出音手段である。演算装置21は、メモリ22に記憶するプログラムを実行し、文書管理支援サーバ2の機能を達成するように構成されている。入力キー23は、コードを入力する手段である。通信手段24は、文書管理支援サーバ2等との通信(無線通信あるいは有線通信)に用いられる。光学式バーコード読取手段25は、バーコードを読み取る。表示手段26は、コード情報等を表示する。出音手段27は、警告音等を出力する。記憶媒体を介して、文書管理支援サーバ2とデータを伝達する場合には、通信手段24に代えて記憶メディアドライブ(読み書き装置)を備える。
【0023】
次に、本発明に係るシステムの構成例について説明する。
図3は、本発明に係るシステム構成の第一例を示す図である。この例では、バーコード読取装置1は、ユーザ端末に接続されたデータ入出力装置を介してデータ通信を行うように構成されている。ユーザ端末は、LAN(Local Area Network、ネットワークの例)を介して、文書管理支援サーバ2に対する通信を仲介するように構成されている。文書管理支援サーバ2は、LANを介して文書管理データベース3と接続している。
図4は、本発明に係るシステム構成の第二例を示す図である。この例では、バーコード読取装置1は、ユーザ端末と近距離無線通信媒体(例えば、赤外線通信やBluetooth)を介してデータ通信を行うように構成されている。ユーザ端末と、文書管理支援サーバ2と、文書管理データベース3の関係は、第一例と同様である。
図5は、本発明に係るシステム構成の第三例を示す図である。この例では、バーコード読取装置1は、ユーザ端末と記憶媒体(例えば、メモリカード)を介してデータを伝達するように構成されている。ユーザ端末と、文書管理支援サーバ2と、文書管理データベース3の関係は、第一例と同様である。この例に拠らず、記憶媒体をバーコード読取装置1の内部に設け、バーコード読取装置1と文書管理支援サーバ2(あるいはユーザ端末)を接続した状態で、文書管理支援サーバ2(あるいはユーザ端末)から記憶媒体にアクセスできるように構成してもよい。
図6は、本発明に係るシステム構成の第四例を示す図である。この例のバーコード読取装置1は、携帯電話端末と、それに接続されたバーコードリーダーから構成されている。バーコード読取装置1は、携帯電話網とインターネットとLANを介して、文書管理支援サーバ2と接続するように構成されている。本構成では、電子メールやブラウザを用いたインターネット通信を通信媒体として利用することが有効である。
【0024】
以下、バーコード読取装置と文書管理支援サーバの構成と動作について説明する。バーコード読取装置1に検認者識別情報を登録し、登録した検認者識別情報を文書管理支援サーバ2へ出力する検認情報に含め、文書管理支援サーバ2による検認記録の登録に用いる。また、バーコードに文書識別情報(文書に一意のID)を特定する為のデータが含まれており、バーコード読取装置1において、文書の特定を行う。
【0025】
図7は、実施の形態1におけるバーコード読取装置と文書管理支援サーバの構成例を示す図である。101は、バーコード読取部、102は、文書特定部、103は、文書識別情報記憶部、104は、検認情報出力部、110は、検認者識別情報登録部、111は、検認者識別情報記憶部、201は、検認情報入力部、204は、検認記録登録部、205は、文書管理データベースである。
【0026】
本実施の形態では、認証操作に先立って、予め検認者識別情報をバーコード読取装置1に登録する。
図8は、実施の形態1における検認者識別情報登録処理フローを示す図である。
入力キー等を用いて、検認者識別情報登録部110により検認者識別情報を入力し(S801)、検認者識別情報記憶部111に検認者識別情報を記憶させる。(S802)。検認者識別情報登録部110は、安全性確保の為、安易に登録(更新)できない構成とすることが望ましい。検認者識別情報記憶部111は、バーコード読取装置1の電源が切れた場合にも保持するように記憶することが望ましい。バーコード読取装置1として携帯電話端末を用いる場合には、検認者識別情報として携帯電話番号やメールアドレスを用いることも有効である。
【0027】
検認者(文書を判定する判定者の例)は、検認する場合(判定者を特定して、文書の判定結果を記録する場合の例)に、バーコード読取装置1による当該文書上のバーコードを読み取る操作を行う。この際のバーコード読取装置の処理について説明する。
図9は、実施の形態1におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
バーコード読取部101は、バーコードを読み取り(S901)、読み取ったバーコードを変換したコード情報を内部的に出力する(S902)。文書特定部102は、コード情報に基づいて、文書識別情報を特定する(S903)。この例では、特定のフォーマットに従って、コード情報に文書識別情報が含まれている。文書特定部102は、このフォーマットに従って、コード情報中の文書識別情報を特定する。図示しない日付管理部より、日付を取得する(S904)。文書識別情報記憶部103は、文書識別情報と日付を対応つけて記憶する(S905)。
【0028】
このようにして、記憶される文書識別情報記憶部の構成例について説明する。図10は、文書識別情報記憶部の構成例を示す図である。
検認した文書毎に、レコードが設けられ、レコード毎に、検認日付(判定日付の例)と文書識別情報を対応付けて記憶している。この例は、複数のレコードを記憶するように構成しているが、1レコードのみ記憶する構成であっても有効である。
【0029】
このようにして蓄積した情報を、文書管理支援サーバ2から出力する処理について説明する。図11は、実施の形態1におけるバーコード読取装置の検認情報出力処理フローを示す図である。
検認情報出力部104は、検認者識別情報記憶部111から検認者識別情報を取得し(S1101)、更に文書識別情報記憶部103から、対応付けられている文書識別情報と日付を取得する(S1102)。そして、文書識別情報と日付の組みと検認者識別情報からなる検認情報(判定情報の例)を出力する(S1103)。通信媒体を用いる場合には、直接的又は間接的に文書管理支援サーバ2に送信し、記憶媒体を用いる場合には、記憶媒体への書込む。その後、S1102で取得した文書識別情報と日付を、文書識別情報記憶部103上からクリアする(S1104)。
文書識別情報記憶部103上に複数のレコード(文書識別情報と日付の組み)が存在する場合には、文書識別情報と日付の組み毎に、S1102とS1103の処理を繰り返して行い、検認情報(1つの上記組みを含む。)を上記組み数分出力する方法でも良いし、文書識別情報と日付の組みをまとめて、S1102とS1103の処理を行い、検認情報(すべての上記組みを含む。)を1回で出力する方法でもよい。
【0030】
一方、文書管理支援サーバ2は、バーコード読取装置1から検認情報を入力し、文書管理データベース3に検証記録を登録する処理を行う。図12は、実施の形態1における文書管理支援サーバの検認登録処理フローを示す図である。
検認情報入力部201は、文書識別情報と日付の組みと検認者識別情報からなる検認情報を入力する(S1201)。通信媒体を用いる場合には、直接的又は間接的にバーコード読取装置1から受信し、記憶媒体を用いる場合には、記憶媒体から直接的又は間接的に読み取る。あるいは、直接的又は間接的にバーコード読取装置から読み取る。検認記録登録部204は、検認記録登録処理を行う(S1202)。具体的には、文書管理データベース205上の文書識別情報に対応する検認記録に、検認者識別情報と日付を記録させる。文書管理データベース205は、文書識別情報に対応付けて検認記録を記憶するように構成されている。
【0031】
図13は、文書管理データベースの構成例を示す図である。
文書毎に、レコードが設けられ、レコード毎に、文書識別情報と、文書名と、作成者識別情報と、検認記録を対応付けて記憶している。検認記録は、検認者識別情報と、検認日付(判定日付の例)とから構成されている。
【0032】
前述の例では、検認者識別情報と文書識別情報を同じタイミングで転送する例を示したが、異なるタイミングで転送しても構わない。検認者識別情報と文書識別情報を対応付けることができれば有効である。但し、同じタイミングで一括して送る場合には、両者の対応付けが確実であり、装置間の通信コネクションの確立のような両者の対応付けを担保する為の手段が不要である点で有効である。
【0033】
実施の形態2.
実施の形態1と同様に、バーコード読取装置1に検認者識別情報を登録し、登録した検認者識別情報を検認情報に含め、文書管理支援サーバ2による検認記録の登録に用いる形態について説明する。但し、文書の特定を文書管理支援サーバ2で行う。
【0034】
図14は、実施の形態2におけるバーコード読取装置と文書管理支援サーバの構成例を示す図である。106は、コード情報記憶部、206は、文書特定部である。
【0035】
検認者識別情報登録処理は、実施の形態1(図8)と同様である。
【0036】
図15は、実施の形態2におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
バーコードの読み取り(S1501)と、コード情報の出力(S1502)と、日付の取得(S1503)は、図9のS901とS902とS904と同様である。コード情報記憶部106は、バーコード読取部101から出力されたコード情報を日付と対応付けて記憶する(S1504)。
【0037】
図16は、コード情報記憶部の構成例を示す図である。
読み取ったコード情報毎に、レコードが設けられ、レコード毎に、検認日付とコード情報を対応付けて記憶している。
【0038】
図17は、実施の形態2におけるバーコード読取装置の検認情報出力処理フローを示す図である。
検認情報出力部104は、検認者識別情報記憶部111から検認者識別情報を取得し(S1701)、更にコード情報記憶部106から対応付けられているコード情報と日付を取得する(S1702)。そして、検認情報出力部104は、コード情報と日付の組みと検認者識別情報からなる検認情報(判定情報の例)を出力する(S1703)。出力の形態は、前述と同様である。その後、S1702で取得した文書識別情報と日付を、コード情報記憶部106上からクリアする。
【0039】
図18は、実施の形態2における文書管理支援サーバの検認登録処理フローを示す図である。
検認情報入力部201は、コード情報と日付の組みと検認者識別情報からなる検認情報を入力する(S1801)。入力の形態は、前述と同様である。その後、文書特定部206は、コード情報から文書識別情報を特定し(S1802)、検認記録登録部204は、検認記録登録処理を行う(S1803)。
【0040】
前述の例では、検認者識別情報とコード情報を同じタイミングで転送する例を示したが、異なるタイミングで転送しても構わない。検認者識別情報とコード情報を対応付けることができれば有効である。但し、同じタイミングで一括して送る場合には、両者の対応付けが確実であり、装置間の通信コネクションの確立のような両者の対応付けを担保する為の手段が不要である点で有効である。
【0041】
実施の形態3.
本実施の形態では、バーコードに文書識別情報を特定する為のデータと検認適格者識別情報(当該文書を検認する適格を備えた検認適格者の識別情報)が含まれている。そして、バーコード読取装置1で、読み込んだバーコードに含まれる検認適格者識別情報により、操作者(検認しようとする者)が検認適格を満たすか否か判断し、不適格の場合に警告を出力する形態について説明する。
尚、検認適格者識別情報は、判定適格者識別情報(当該文書を判定する適格を備えた者の識別情報)の例である。
【0042】
図19は、実施の形態3におけるバーコード読取装置の構成例を示す図である。113は、検認適格判断部、114は、警告出力部、115は、検認適格者特定部である。本構成は、実施の形態1のバーコード読取装置を基礎としている。
【0043】
図20は、実施の形態3におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
S2001とS2002は、図9のS901とS902と同様である。
検認適格者特定部115は、コード情報に基づいて、検認適格者識別情報を特定する(S2003)。この例では、特定のフォーマットに従って、コード情報に検認適格者識別情報が含まれている。検認適格者特定部115は、このフォーマットに従って、コード情報中の検認適格者識別情報を特定する。検認適格判断部113は、検認者識別情報記憶部111から検認者識別情報を取得し(S2004)、検認適格者識別情報と検認者識別情報が一致するか判断する(S2005)。
一致する場合(検認適格を有する場合)には、S2006〜S2008の処理(図9のS903〜S905と同様)を行う。
一致しない場合(検認適格を有しない場合)には、検認適格判断部113から警告出力部114へ検認不適格警告出力を指示し(S2009)、警告出力部114は、検認不適格警告を出力する(S2010)。具体的には、例えば、警告音を発し、あるいは検認適格を有しない旨の警告文(又は警告マーク)を表示する。
【0044】
実施の形態4.
実施の形態3と同様に、バーコードに文書識別情報を特定する為のデータと検認適格者識別情報が含まれ、バーコード読取装置1で、読み込んだバーコードに含まれる検認適格者識別情報により、操作者(検認しようとする者)が検認適格を満たすか否か判断し、不適格の場合に警告を出力する形態について説明する。
【0045】
図21は、実施の形態4におけるバーコード読取装置の構成例を示す図である。本構成は、実施の形態2のバーコード読取装置を基礎としている。
【0046】
図22は、実施の形態4におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
S2201とS2202は、図15のS1501とS1502と同様である。検認適格者特定部115は、コード情報に基づいて、検認適格者識別情報を特定する(S2203)。この例では、特定のフォーマットに従って、コード情報に検認適格者識別情報が含まれている。検認適格者特定部115は、このフォーマットに従って、コード情報中の検認適格者識別情報を特定する。検認適格判断部113は、検認者識別情報記憶部111から検認者識別情報を取得し(S2204)、検認適格者識別情報と検認者識別情報が一致するか判断する(S2205)。
一致する場合(検認適格を有する場合)には、S2206とS2207の処理(図15のS1503とS1504と同様)を行う。
一致しない場合(検認適格を有しない場合)には、検認適格判断部113から警告出力部114へ検認不適格警告出力を指示し(S2208)、警告出力部114は、検認不適格警告を出力する(S2209)。出力の形態は、前述と同様である。
【0047】
上述のバーコードは、2次元バーコードであっても構わない。バーコード以外でも、文書の紙面上の印刷形状であって、所定の手順に従ってコード情報に変換できるものであれば足りる。バーコード読取装置1は、印刷形状読取装置の例である。光学式バーコード読取手段25は、コード情報に変換可能な印刷形状を読み取る光学式印刷形状読取手段の例であり、バーコード読取部101は、印刷形状を読み取り、コード情報に変換する印刷形状読取部の例である。
【0048】
判定の例として、検認について説明したが、検査、承認、合格、認可、許可等の他の判定形態であっても有効である。
【0049】
文書管理支援サーバ2は、コンピュータであり、各要素はプログラムにより処理(手順)を実行することができる。また、プログラムを記憶媒体に記憶させ、記憶媒体からコンピュータに読み取られるようにすることができる。
また、バーコード読取装置1は、コンピュータにより構成することが可能であり、各要素はプログラムにより処理(手順)を実行することができる。また、プログラムを記憶媒体に記憶させ、記憶媒体からコンピュータに読み取られるようにすることができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明においては、印刷形状読取装置(例えば、バーコード読取装置)で、文書の紙面上の印刷形状(例えば、バーコード)を読み取り、変換したコード情報から特定される文書識別情報と、印刷形状読取装置に登録されている判定者識別情報を用いて、文書管理データべースに判定記録を登録するので、判定者識別情報を登録済みの専用の印刷形状読取装置を用いることを前提として、判定者による印刷形状の読み取り操作のみで、判定記録を登録することができる。また、判定者への成りすまし行為も防止できる。
特に、文書識別情報(例えば、文書番号)のキー入力操作や、判定者識別情報(例えば、判定者番号)の入力操作が不要である点、また、判定者識別情報を用いるので文書管理支援サーバの構成が単純である点で有利である。
【0051】
印刷形状を読み取った際の日付を特定し、判定記録に含まれる判定日付として記憶させるので、判定日付の入力が不要となる。文書管理支援サーバによる登録が印刷形状を読み取った日以降であっても、判定日付が正当である点で、特に有効である。
【0052】
印刷形状読取装置(例えば、バーコード読取装置)で、文書の紙面上の印刷形状(例えば、バーコード)を読み取り、変換したコード情報から特定される情報に基づいて、判定適格を判断し、判定適格を有する場合に、処理を継続するので、判定者への成りすましや、錯誤による判定の登録を防止することができる。また、判定適格を有しない場合に警告するので、錯誤による操作ミスを注意することができる。
【0053】
印刷形状読取装置(例えば、バーコード読取装置)による文書紙面上の印刷形状(例えば、バーコード)の読み取り操作は、文書に対する押印行為と似ており、キー入力が苦手な判定者にとっても馴染みやすく、従来の手続からの移行が容易である。また、印刷形状読取装置(例えば、バーコード読取装置)は、パソコン等のユーザ端末から独立し、バーコード読み取り時に通信を行う必要が無く、携帯可能で、いつでもどこでも認証意思(判定意思)を入力できる点で、特に実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置群の構成を示す図である。
【図2】バーコード読取装置のハードウェア構成例を示す図である。
【図3】本発明に係るシステム構成の第一例を示す図である。
【図4】本発明に係るシステム構成の第二例を示す図である。
【図5】本発明に係るシステム構成の第三例を示す図である。
【図6】本発明に係るシステム構成の第四例を示す図である。
【図7】実施の形態1におけるバーコード読取装置と文書管理支援サーバの構成例を示す図である。
【図8】実施の形態1における検認者識別情報登録処理フローを示す図である。
【図9】実施の形態1におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
【図10】文書識別情報記憶部の構成例を示す図である。
【図11】実施の形態1におけるバーコード読取装置の検認情報出力処理フローを示す図である。
【図12】実施の形態1における文書管理支援サーバの検認登録処理フローを示す図である。
【図13】文書管理データベースの構成例を示す図である。
【図14】実施の形態2におけるバーコード読取装置と文書管理支援サーバの構成例を示す図である。
【図15】実施の形態2におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
【図16】コード情報記憶部の構成例を示す図である。
【図17】実施の形態2におけるバーコード読取装置の検認情報出力処理フローを示す図である。
【図18】実施の形態2における文書管理支援サーバの検認登録処理フローを示す図である。
【図19】実施の形態3におけるバーコード読取装置の構成例を示す図である。
【図20】実施の形態3におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
【図21】実施の形態4におけるバーコード読取装置の構成例を示す図である。
【図22】実施の形態4におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 バーコード読取装置、2 文書管理支援サーバ、3 文書管理データベース、21 演算装置、22 メモリ、23 入力キー、24 通信手段、25 光学式バーコード読取手段、26 表示手段、27 出音手段、101 バーコード読取部、102 文書特定部、103 文書識別情報記憶部、104 検認情報出力部、110 検認者識別情報登録部、111 検認者識別情報記憶部、113 検認適格判断部、114 警告出力部、115 検認適格者特定部、201 検認情報入力部、204 検認記録登録部、205 文書管理データベース、206 文書特定部。
【発明の属する技術分野】
本発明は、文書管理データベースへ判定記録(例えば、検認記録)を登録する文書管理支援システムに係り、押印行為と近似するバーコード読み取り操作により、容易に判定意志を入力し、文書管理データベースへ自動的に判定記録を登録することができる文書管理支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ワークフローシステムの普及に伴い、特に文書管理の電子化が進んでいる。その為に、検認等の判定に伴う記録をシステムに登録する必要がある。
【0003】
しかし、判定の記録は、伝統的に文書への押印により行われているため、システムへの登録の操作負荷が問題となる。具体的には、文書番号の入力操作や、判定者番号の入力操作が負担になる。
【0004】
特に、パソコン等のユーザ端末の操作が苦手な判定者にとっては、その負荷は過大である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した従来技術の欠点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、押印行為と近似するバーコード読み取り操作により、容易に検認意思を入力し、文書管理データベースへ自動的に検認記録を登録することを目的とする。
【0006】
また、検認者への成りすましや、錯誤による検認を防止することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る文書管理支援システムは、
文書管理データベースにアクセスする文書管理支援サーバと、上記文書管理支援サーバとデータの伝達が可能な印刷形状読取装置からなる文書管理支援システムであって、以下の要素を有することを特徴とする
(1)印刷形状読取装置に設けられ、文書の紙面上の印刷形状を読み取り、コード情報に変換する印刷形状読取部
(2)印刷形状読取装置に設けられ、判定者を識別する判定者識別情報を記憶する為の判定者識別情報記憶部
(3)印刷形状読取装置に設けられ、判定者識別情報を入力し、入力した判定者識別情報を判定者識別情報記憶部に記憶させる判定者識別情報登録部
(4)上記コード情報から文書識別情報を特定する文書特定部
(5)文書管理支援サーバに設けられ、文書管理データべースに、特定した文書識別情報に対応付けて、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報を判定記録として記憶させる判定記録登録部。
【0008】
上記文書特定部は、上記印刷形状読取装置に設けられ、
上記印刷形状読取装置は、更に、上記文書特定部により特定した文書識別情報と、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報とを判定情報として出力する判定情報出力部を有し、
上記文書管理支援サーバは、更に、上記判定情報を入力する判定情報入力部を有し、
上記判定記録登録部は、入力した判定情報の文書識別情報に対応付けて、入力した判定情報の判定者識別情報を判定記録として記憶させることを特徴とする。
【0009】
上記印刷形状読取装置は、更に、上記印刷形状読取部により変換されたコード情報と、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報とを判定情報として出力する判定情報出力部を有し、
上記文書管理支援サーバは、更に、上記判定情報を入力する判定情報入力部を有し、
上記文書特定部は、上記文書管理支援サーバに設けられ、入力した判定情報のコード情報から文書識別情報を特定し、
上記判定記録登録部は、特定した文書識別情報に対応付けて、入力した判定情報の判定者識別情報を判定記録として記憶させることを特徴とする。
【0010】
上記印刷形状は、バーコードであることを特徴とする。
【0011】
上記判定者識別情報は、文書を検認する検認者を識別する検認者識別情報であることを特徴とする。
【0012】
上記文書特定部は、所定のフォーマットに従って、コード情報に含まれる文書識別情報を特定することを特徴とする。
【0013】
上記印刷形状読取装置は、印刷形状を読み取った際の日付を特定し、
上記判定記録登録部は、特定した日付を判定記録に含まれる判定日付として記憶させることを特徴とする。
【0014】
上記印刷形状読取装置は、携帯電話端末とバーコードリーダーから構成されていることを特徴とする。
【0015】
本発明に係る印刷形状読取装置は、
以下の要素を有することを特徴とする
(1)文書の紙面上の印刷形状を読み取り、コード情報に変換する印刷形状読取部
(2)判定者を識別する判定者識別情報を記憶する為の判定者識別情報記憶部
(3)判定者識別情報を入力し、入力した判定者識別情報を判定者識別情報記憶部に記憶させる判定者識別情報登録部
(4)上記コード情報から文書識別情報を特定する文書特定部
(5)上記文書特定部により特定した文書識別情報と、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報とを判定情報として出力する判定情報出力部。
【0016】
本発明に係る文書管理支援サーバは、
文書管理データベースにアクセスする文書管理支援サーバであって、以下の要素を有することを特徴とする
(1)文書識別情報と判定者識別情報とからなる判定情報を入力する判定情報入力部
(2)文書管理データべースに、入力した判定情報の文書識別情報に対応付けて、入力した判定情報の判定者識別情報を判定記録として記憶させる判定記録登録部。
【0017】
本発明に係る印刷形状読取装置は、
以下の要素を有することを特徴とする
(1)文書の紙面上の印刷形状を読み取り、コード情報に変換する印刷形状読取部
(2)判定者を識別する判定者識別情報を記憶する為の判定者識別情報記憶部
(3)判定者識別情報を入力し、入力した判定者識別情報を判定者識別情報記憶部に記憶させる判定者識別情報登録部
(4)変換したコード情報と、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報とを判定情報として出力する判定情報出力部。
【0018】
本発明に係る文書管理支援サーバは、
文書管理データベースにアクセスする文書管理支援サーバであって、以下の要素を有することを特徴とする文書管理支援サーバ
(1)コード情報と判定者識別情報とからなる判定情報を入力する判定情報入力部
(2)入力した判定情報のコード情報から文書識別情報を特定する文書特定部
(3)文書管理データべースに、特定した文書識別情報に対応付けて、入力した判定情報の判定者識別情報を判定記録として記憶させる判定記録登録部。
【0019】
上記印刷形状読取装置は、更に、
上記コード情報から判定適格者識別情報を特定する判定適格者特定部と、
特定した判定適格者識別情報が、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報と一致するか判断する判定適格判断部と、
上記判定適格判断部により一致しないと判断した場合に、警告を出力する警告出力部とを有することを特徴とする。
【0020】
上記印刷形状読取装置は、更に、
上記コード情報から判定適格者識別情報を特定する判定適格者特定部と、
特定した判定適格者識別情報が、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報と一致するか判断する判定適格判断部とを有し、
上記判定情報出力部は、上記判定適格判断部により一致すると判断した場合に、判定情報を出力することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る装置群の構成を示す図である。1は、バーコード読取装置、2は、文書管理支援サーバ、3は、文書管理データベースである。
バーコード読取装置1は、文書の紙面に印刷されたバーコードを読み取るように構成されている。また、バーコード読取装置1は、通信媒体あるいは記憶媒体を介して、文書管理支援サーバ2とデータを直接的又は間接的に伝達できるように構成されている。文書管理支援サーバ2は、文書管理データベース3と接続し、データを伝達できるように構成されている。文書管理支援サーバ2と文書管理データベース3は、外部的に接続する場合に限らず、装置内部で接続されていても構わない。つまり、文書管理支援サーバ2の内部に、文書管理データベース3を設け、あるいは文書管理データベース3の内部に、文書管理支援サーバ2を設けても構わない。また、文書管理データベース3は、ワークフローシステムの要素であることもある。
本発明に係る文書管理支援システムは、文書管理データベース3にアクセスする文書管理支援サーバ2と、バーコード読取装置1から構成されている。
【0022】
図2は、バーコード読取装置のハードウェア構成例を示す図である。21は、演算装置、22は、メモリ、23は、入力キー、24は、通信手段、25は、光学式バーコード読取手段、26は、表示手段、27は、出音手段である。演算装置21は、メモリ22に記憶するプログラムを実行し、文書管理支援サーバ2の機能を達成するように構成されている。入力キー23は、コードを入力する手段である。通信手段24は、文書管理支援サーバ2等との通信(無線通信あるいは有線通信)に用いられる。光学式バーコード読取手段25は、バーコードを読み取る。表示手段26は、コード情報等を表示する。出音手段27は、警告音等を出力する。記憶媒体を介して、文書管理支援サーバ2とデータを伝達する場合には、通信手段24に代えて記憶メディアドライブ(読み書き装置)を備える。
【0023】
次に、本発明に係るシステムの構成例について説明する。
図3は、本発明に係るシステム構成の第一例を示す図である。この例では、バーコード読取装置1は、ユーザ端末に接続されたデータ入出力装置を介してデータ通信を行うように構成されている。ユーザ端末は、LAN(Local Area Network、ネットワークの例)を介して、文書管理支援サーバ2に対する通信を仲介するように構成されている。文書管理支援サーバ2は、LANを介して文書管理データベース3と接続している。
図4は、本発明に係るシステム構成の第二例を示す図である。この例では、バーコード読取装置1は、ユーザ端末と近距離無線通信媒体(例えば、赤外線通信やBluetooth)を介してデータ通信を行うように構成されている。ユーザ端末と、文書管理支援サーバ2と、文書管理データベース3の関係は、第一例と同様である。
図5は、本発明に係るシステム構成の第三例を示す図である。この例では、バーコード読取装置1は、ユーザ端末と記憶媒体(例えば、メモリカード)を介してデータを伝達するように構成されている。ユーザ端末と、文書管理支援サーバ2と、文書管理データベース3の関係は、第一例と同様である。この例に拠らず、記憶媒体をバーコード読取装置1の内部に設け、バーコード読取装置1と文書管理支援サーバ2(あるいはユーザ端末)を接続した状態で、文書管理支援サーバ2(あるいはユーザ端末)から記憶媒体にアクセスできるように構成してもよい。
図6は、本発明に係るシステム構成の第四例を示す図である。この例のバーコード読取装置1は、携帯電話端末と、それに接続されたバーコードリーダーから構成されている。バーコード読取装置1は、携帯電話網とインターネットとLANを介して、文書管理支援サーバ2と接続するように構成されている。本構成では、電子メールやブラウザを用いたインターネット通信を通信媒体として利用することが有効である。
【0024】
以下、バーコード読取装置と文書管理支援サーバの構成と動作について説明する。バーコード読取装置1に検認者識別情報を登録し、登録した検認者識別情報を文書管理支援サーバ2へ出力する検認情報に含め、文書管理支援サーバ2による検認記録の登録に用いる。また、バーコードに文書識別情報(文書に一意のID)を特定する為のデータが含まれており、バーコード読取装置1において、文書の特定を行う。
【0025】
図7は、実施の形態1におけるバーコード読取装置と文書管理支援サーバの構成例を示す図である。101は、バーコード読取部、102は、文書特定部、103は、文書識別情報記憶部、104は、検認情報出力部、110は、検認者識別情報登録部、111は、検認者識別情報記憶部、201は、検認情報入力部、204は、検認記録登録部、205は、文書管理データベースである。
【0026】
本実施の形態では、認証操作に先立って、予め検認者識別情報をバーコード読取装置1に登録する。
図8は、実施の形態1における検認者識別情報登録処理フローを示す図である。
入力キー等を用いて、検認者識別情報登録部110により検認者識別情報を入力し(S801)、検認者識別情報記憶部111に検認者識別情報を記憶させる。(S802)。検認者識別情報登録部110は、安全性確保の為、安易に登録(更新)できない構成とすることが望ましい。検認者識別情報記憶部111は、バーコード読取装置1の電源が切れた場合にも保持するように記憶することが望ましい。バーコード読取装置1として携帯電話端末を用いる場合には、検認者識別情報として携帯電話番号やメールアドレスを用いることも有効である。
【0027】
検認者(文書を判定する判定者の例)は、検認する場合(判定者を特定して、文書の判定結果を記録する場合の例)に、バーコード読取装置1による当該文書上のバーコードを読み取る操作を行う。この際のバーコード読取装置の処理について説明する。
図9は、実施の形態1におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
バーコード読取部101は、バーコードを読み取り(S901)、読み取ったバーコードを変換したコード情報を内部的に出力する(S902)。文書特定部102は、コード情報に基づいて、文書識別情報を特定する(S903)。この例では、特定のフォーマットに従って、コード情報に文書識別情報が含まれている。文書特定部102は、このフォーマットに従って、コード情報中の文書識別情報を特定する。図示しない日付管理部より、日付を取得する(S904)。文書識別情報記憶部103は、文書識別情報と日付を対応つけて記憶する(S905)。
【0028】
このようにして、記憶される文書識別情報記憶部の構成例について説明する。図10は、文書識別情報記憶部の構成例を示す図である。
検認した文書毎に、レコードが設けられ、レコード毎に、検認日付(判定日付の例)と文書識別情報を対応付けて記憶している。この例は、複数のレコードを記憶するように構成しているが、1レコードのみ記憶する構成であっても有効である。
【0029】
このようにして蓄積した情報を、文書管理支援サーバ2から出力する処理について説明する。図11は、実施の形態1におけるバーコード読取装置の検認情報出力処理フローを示す図である。
検認情報出力部104は、検認者識別情報記憶部111から検認者識別情報を取得し(S1101)、更に文書識別情報記憶部103から、対応付けられている文書識別情報と日付を取得する(S1102)。そして、文書識別情報と日付の組みと検認者識別情報からなる検認情報(判定情報の例)を出力する(S1103)。通信媒体を用いる場合には、直接的又は間接的に文書管理支援サーバ2に送信し、記憶媒体を用いる場合には、記憶媒体への書込む。その後、S1102で取得した文書識別情報と日付を、文書識別情報記憶部103上からクリアする(S1104)。
文書識別情報記憶部103上に複数のレコード(文書識別情報と日付の組み)が存在する場合には、文書識別情報と日付の組み毎に、S1102とS1103の処理を繰り返して行い、検認情報(1つの上記組みを含む。)を上記組み数分出力する方法でも良いし、文書識別情報と日付の組みをまとめて、S1102とS1103の処理を行い、検認情報(すべての上記組みを含む。)を1回で出力する方法でもよい。
【0030】
一方、文書管理支援サーバ2は、バーコード読取装置1から検認情報を入力し、文書管理データベース3に検証記録を登録する処理を行う。図12は、実施の形態1における文書管理支援サーバの検認登録処理フローを示す図である。
検認情報入力部201は、文書識別情報と日付の組みと検認者識別情報からなる検認情報を入力する(S1201)。通信媒体を用いる場合には、直接的又は間接的にバーコード読取装置1から受信し、記憶媒体を用いる場合には、記憶媒体から直接的又は間接的に読み取る。あるいは、直接的又は間接的にバーコード読取装置から読み取る。検認記録登録部204は、検認記録登録処理を行う(S1202)。具体的には、文書管理データベース205上の文書識別情報に対応する検認記録に、検認者識別情報と日付を記録させる。文書管理データベース205は、文書識別情報に対応付けて検認記録を記憶するように構成されている。
【0031】
図13は、文書管理データベースの構成例を示す図である。
文書毎に、レコードが設けられ、レコード毎に、文書識別情報と、文書名と、作成者識別情報と、検認記録を対応付けて記憶している。検認記録は、検認者識別情報と、検認日付(判定日付の例)とから構成されている。
【0032】
前述の例では、検認者識別情報と文書識別情報を同じタイミングで転送する例を示したが、異なるタイミングで転送しても構わない。検認者識別情報と文書識別情報を対応付けることができれば有効である。但し、同じタイミングで一括して送る場合には、両者の対応付けが確実であり、装置間の通信コネクションの確立のような両者の対応付けを担保する為の手段が不要である点で有効である。
【0033】
実施の形態2.
実施の形態1と同様に、バーコード読取装置1に検認者識別情報を登録し、登録した検認者識別情報を検認情報に含め、文書管理支援サーバ2による検認記録の登録に用いる形態について説明する。但し、文書の特定を文書管理支援サーバ2で行う。
【0034】
図14は、実施の形態2におけるバーコード読取装置と文書管理支援サーバの構成例を示す図である。106は、コード情報記憶部、206は、文書特定部である。
【0035】
検認者識別情報登録処理は、実施の形態1(図8)と同様である。
【0036】
図15は、実施の形態2におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
バーコードの読み取り(S1501)と、コード情報の出力(S1502)と、日付の取得(S1503)は、図9のS901とS902とS904と同様である。コード情報記憶部106は、バーコード読取部101から出力されたコード情報を日付と対応付けて記憶する(S1504)。
【0037】
図16は、コード情報記憶部の構成例を示す図である。
読み取ったコード情報毎に、レコードが設けられ、レコード毎に、検認日付とコード情報を対応付けて記憶している。
【0038】
図17は、実施の形態2におけるバーコード読取装置の検認情報出力処理フローを示す図である。
検認情報出力部104は、検認者識別情報記憶部111から検認者識別情報を取得し(S1701)、更にコード情報記憶部106から対応付けられているコード情報と日付を取得する(S1702)。そして、検認情報出力部104は、コード情報と日付の組みと検認者識別情報からなる検認情報(判定情報の例)を出力する(S1703)。出力の形態は、前述と同様である。その後、S1702で取得した文書識別情報と日付を、コード情報記憶部106上からクリアする。
【0039】
図18は、実施の形態2における文書管理支援サーバの検認登録処理フローを示す図である。
検認情報入力部201は、コード情報と日付の組みと検認者識別情報からなる検認情報を入力する(S1801)。入力の形態は、前述と同様である。その後、文書特定部206は、コード情報から文書識別情報を特定し(S1802)、検認記録登録部204は、検認記録登録処理を行う(S1803)。
【0040】
前述の例では、検認者識別情報とコード情報を同じタイミングで転送する例を示したが、異なるタイミングで転送しても構わない。検認者識別情報とコード情報を対応付けることができれば有効である。但し、同じタイミングで一括して送る場合には、両者の対応付けが確実であり、装置間の通信コネクションの確立のような両者の対応付けを担保する為の手段が不要である点で有効である。
【0041】
実施の形態3.
本実施の形態では、バーコードに文書識別情報を特定する為のデータと検認適格者識別情報(当該文書を検認する適格を備えた検認適格者の識別情報)が含まれている。そして、バーコード読取装置1で、読み込んだバーコードに含まれる検認適格者識別情報により、操作者(検認しようとする者)が検認適格を満たすか否か判断し、不適格の場合に警告を出力する形態について説明する。
尚、検認適格者識別情報は、判定適格者識別情報(当該文書を判定する適格を備えた者の識別情報)の例である。
【0042】
図19は、実施の形態3におけるバーコード読取装置の構成例を示す図である。113は、検認適格判断部、114は、警告出力部、115は、検認適格者特定部である。本構成は、実施の形態1のバーコード読取装置を基礎としている。
【0043】
図20は、実施の形態3におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
S2001とS2002は、図9のS901とS902と同様である。
検認適格者特定部115は、コード情報に基づいて、検認適格者識別情報を特定する(S2003)。この例では、特定のフォーマットに従って、コード情報に検認適格者識別情報が含まれている。検認適格者特定部115は、このフォーマットに従って、コード情報中の検認適格者識別情報を特定する。検認適格判断部113は、検認者識別情報記憶部111から検認者識別情報を取得し(S2004)、検認適格者識別情報と検認者識別情報が一致するか判断する(S2005)。
一致する場合(検認適格を有する場合)には、S2006〜S2008の処理(図9のS903〜S905と同様)を行う。
一致しない場合(検認適格を有しない場合)には、検認適格判断部113から警告出力部114へ検認不適格警告出力を指示し(S2009)、警告出力部114は、検認不適格警告を出力する(S2010)。具体的には、例えば、警告音を発し、あるいは検認適格を有しない旨の警告文(又は警告マーク)を表示する。
【0044】
実施の形態4.
実施の形態3と同様に、バーコードに文書識別情報を特定する為のデータと検認適格者識別情報が含まれ、バーコード読取装置1で、読み込んだバーコードに含まれる検認適格者識別情報により、操作者(検認しようとする者)が検認適格を満たすか否か判断し、不適格の場合に警告を出力する形態について説明する。
【0045】
図21は、実施の形態4におけるバーコード読取装置の構成例を示す図である。本構成は、実施の形態2のバーコード読取装置を基礎としている。
【0046】
図22は、実施の形態4におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
S2201とS2202は、図15のS1501とS1502と同様である。検認適格者特定部115は、コード情報に基づいて、検認適格者識別情報を特定する(S2203)。この例では、特定のフォーマットに従って、コード情報に検認適格者識別情報が含まれている。検認適格者特定部115は、このフォーマットに従って、コード情報中の検認適格者識別情報を特定する。検認適格判断部113は、検認者識別情報記憶部111から検認者識別情報を取得し(S2204)、検認適格者識別情報と検認者識別情報が一致するか判断する(S2205)。
一致する場合(検認適格を有する場合)には、S2206とS2207の処理(図15のS1503とS1504と同様)を行う。
一致しない場合(検認適格を有しない場合)には、検認適格判断部113から警告出力部114へ検認不適格警告出力を指示し(S2208)、警告出力部114は、検認不適格警告を出力する(S2209)。出力の形態は、前述と同様である。
【0047】
上述のバーコードは、2次元バーコードであっても構わない。バーコード以外でも、文書の紙面上の印刷形状であって、所定の手順に従ってコード情報に変換できるものであれば足りる。バーコード読取装置1は、印刷形状読取装置の例である。光学式バーコード読取手段25は、コード情報に変換可能な印刷形状を読み取る光学式印刷形状読取手段の例であり、バーコード読取部101は、印刷形状を読み取り、コード情報に変換する印刷形状読取部の例である。
【0048】
判定の例として、検認について説明したが、検査、承認、合格、認可、許可等の他の判定形態であっても有効である。
【0049】
文書管理支援サーバ2は、コンピュータであり、各要素はプログラムにより処理(手順)を実行することができる。また、プログラムを記憶媒体に記憶させ、記憶媒体からコンピュータに読み取られるようにすることができる。
また、バーコード読取装置1は、コンピュータにより構成することが可能であり、各要素はプログラムにより処理(手順)を実行することができる。また、プログラムを記憶媒体に記憶させ、記憶媒体からコンピュータに読み取られるようにすることができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明においては、印刷形状読取装置(例えば、バーコード読取装置)で、文書の紙面上の印刷形状(例えば、バーコード)を読み取り、変換したコード情報から特定される文書識別情報と、印刷形状読取装置に登録されている判定者識別情報を用いて、文書管理データべースに判定記録を登録するので、判定者識別情報を登録済みの専用の印刷形状読取装置を用いることを前提として、判定者による印刷形状の読み取り操作のみで、判定記録を登録することができる。また、判定者への成りすまし行為も防止できる。
特に、文書識別情報(例えば、文書番号)のキー入力操作や、判定者識別情報(例えば、判定者番号)の入力操作が不要である点、また、判定者識別情報を用いるので文書管理支援サーバの構成が単純である点で有利である。
【0051】
印刷形状を読み取った際の日付を特定し、判定記録に含まれる判定日付として記憶させるので、判定日付の入力が不要となる。文書管理支援サーバによる登録が印刷形状を読み取った日以降であっても、判定日付が正当である点で、特に有効である。
【0052】
印刷形状読取装置(例えば、バーコード読取装置)で、文書の紙面上の印刷形状(例えば、バーコード)を読み取り、変換したコード情報から特定される情報に基づいて、判定適格を判断し、判定適格を有する場合に、処理を継続するので、判定者への成りすましや、錯誤による判定の登録を防止することができる。また、判定適格を有しない場合に警告するので、錯誤による操作ミスを注意することができる。
【0053】
印刷形状読取装置(例えば、バーコード読取装置)による文書紙面上の印刷形状(例えば、バーコード)の読み取り操作は、文書に対する押印行為と似ており、キー入力が苦手な判定者にとっても馴染みやすく、従来の手続からの移行が容易である。また、印刷形状読取装置(例えば、バーコード読取装置)は、パソコン等のユーザ端末から独立し、バーコード読み取り時に通信を行う必要が無く、携帯可能で、いつでもどこでも認証意思(判定意思)を入力できる点で、特に実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置群の構成を示す図である。
【図2】バーコード読取装置のハードウェア構成例を示す図である。
【図3】本発明に係るシステム構成の第一例を示す図である。
【図4】本発明に係るシステム構成の第二例を示す図である。
【図5】本発明に係るシステム構成の第三例を示す図である。
【図6】本発明に係るシステム構成の第四例を示す図である。
【図7】実施の形態1におけるバーコード読取装置と文書管理支援サーバの構成例を示す図である。
【図8】実施の形態1における検認者識別情報登録処理フローを示す図である。
【図9】実施の形態1におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
【図10】文書識別情報記憶部の構成例を示す図である。
【図11】実施の形態1におけるバーコード読取装置の検認情報出力処理フローを示す図である。
【図12】実施の形態1における文書管理支援サーバの検認登録処理フローを示す図である。
【図13】文書管理データベースの構成例を示す図である。
【図14】実施の形態2におけるバーコード読取装置と文書管理支援サーバの構成例を示す図である。
【図15】実施の形態2におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
【図16】コード情報記憶部の構成例を示す図である。
【図17】実施の形態2におけるバーコード読取装置の検認情報出力処理フローを示す図である。
【図18】実施の形態2における文書管理支援サーバの検認登録処理フローを示す図である。
【図19】実施の形態3におけるバーコード読取装置の構成例を示す図である。
【図20】実施の形態3におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
【図21】実施の形態4におけるバーコード読取装置の構成例を示す図である。
【図22】実施の形態4におけるバーコード読取装置の検認操作処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 バーコード読取装置、2 文書管理支援サーバ、3 文書管理データベース、21 演算装置、22 メモリ、23 入力キー、24 通信手段、25 光学式バーコード読取手段、26 表示手段、27 出音手段、101 バーコード読取部、102 文書特定部、103 文書識別情報記憶部、104 検認情報出力部、110 検認者識別情報登録部、111 検認者識別情報記憶部、113 検認適格判断部、114 警告出力部、115 検認適格者特定部、201 検認情報入力部、204 検認記録登録部、205 文書管理データベース、206 文書特定部。
Claims (14)
- 文書管理データベースにアクセスする文書管理支援サーバと、上記文書管理支援サーバとデータの伝達が可能な印刷形状読取装置からなる文書管理支援システムであって、以下の要素を有することを特徴とする文書管理支援システム
(1)印刷形状読取装置に設けられ、文書の紙面上の印刷形状を読み取り、コード情報に変換する印刷形状読取部
(2)印刷形状読取装置に設けられ、判定者を識別する判定者識別情報を記憶する為の判定者識別情報記憶部
(3)印刷形状読取装置に設けられ、判定者識別情報を入力し、入力した判定者識別情報を判定者識別情報記憶部に記憶させる判定者識別情報登録部
(4)上記コード情報から文書識別情報を特定する文書特定部
(5)文書管理支援サーバに設けられ、文書管理データべースに、特定した文書識別情報に対応付けて、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報を判定記録として記憶させる判定記録登録部。 - 上記文書特定部は、上記印刷形状読取装置に設けられ、
上記印刷形状読取装置は、更に、上記文書特定部により特定した文書識別情報と、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報とを判定情報として出力する判定情報出力部を有し、
上記文書管理支援サーバは、更に、上記判定情報を入力する判定情報入力部を有し、
上記判定記録登録部は、入力した判定情報の文書識別情報に対応付けて、入力した判定情報の判定者識別情報を判定記録として記憶させることを特徴とする請求項1記載の文書管理支援システム。 - 上記印刷形状読取装置は、更に、上記印刷形状読取部により変換されたコード情報と、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報とを判定情報として出力する判定情報出力部を有し、
上記文書管理支援サーバは、更に、上記判定情報を入力する判定情報入力部を有し、
上記文書特定部は、上記文書管理支援サーバに設けられ、入力した判定情報のコード情報から文書識別情報を特定し、
上記判定記録登録部は、特定した文書識別情報に対応付けて、入力した判定情報の判定者識別情報を判定記録として記憶させることを特徴とする請求項1記載の文書管理支援システム。 - 上記印刷形状は、バーコードであることを特徴とする請求項1記載の文書管理支援システム。
- 上記判定者識別情報は、文書を検認する検認者を識別する検認者識別情報であることを特徴とする請求項1記載の文書管理支援システム。
- 上記文書特定部は、所定のフォーマットに従って、コード情報に含まれる文書識別情報を特定することを特徴とする請求項1記載の文書管理支援システム。
- 上記印刷形状読取装置は、印刷形状を読み取った際の日付を特定し、
上記判定記録登録部は、特定した日付を判定記録に含まれる判定日付として記憶させることを特徴とする請求項1記載の文書管理支援システム。 - 上記印刷形状読取装置は、携帯電話端末とバーコードリーダーから構成されていることを特徴とする請求項1記載の文書管理支援システム。
- 以下の要素を有することを特徴とする印刷形状読取装置
(1)文書の紙面上の印刷形状を読み取り、コード情報に変換する印刷形状読取部
(2)判定者を識別する判定者識別情報を記憶する為の判定者識別情報記憶部
(3)判定者識別情報を入力し、入力した判定者識別情報を判定者識別情報記憶部に記憶させる判定者識別情報登録部
(4)上記コード情報から文書識別情報を特定する文書特定部
(5)上記文書特定部により特定した文書識別情報と、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報とを判定情報として出力する判定情報出力部。 - 文書管理データベースにアクセスする文書管理支援サーバであって、以下の要素を有することを特徴とする文書管理支援サーバ
(1)文書識別情報と判定者識別情報とからなる判定情報を入力する判定情報入力部
(2)文書管理データべースに、入力した判定情報の文書識別情報に対応付けて、入力した判定情報の判定者識別情報を判定記録として記憶させる判定記録登録部。 - 以下の要素を有することを特徴とする印刷形状読取装置
(1)文書の紙面上の印刷形状を読み取り、コード情報に変換する印刷形状読取部
(2)判定者を識別する判定者識別情報を記憶する為の判定者識別情報記憶部
(3)判定者識別情報を入力し、入力した判定者識別情報を判定者識別情報記憶部に記憶させる判定者識別情報登録部
(4)変換したコード情報と、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報とを判定情報として出力する判定情報出力部。 - 文書管理データベースにアクセスする文書管理支援サーバであって、以下の要素を有することを特徴とする文書管理支援サーバ
(1)コード情報と判定者識別情報とからなる判定情報を入力する判定情報入力部
(2)入力した判定情報のコード情報から文書識別情報を特定する文書特定部
(3)文書管理データべースに、特定した文書識別情報に対応付けて、入力した判定情報の判定者識別情報を判定記録として記憶させる判定記録登録部。 - 上記印刷形状読取装置は、更に、
上記コード情報から判定適格者識別情報を特定する判定適格者特定部と、
特定した判定適格者識別情報が、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報と一致するか判断する判定適格判断部と、
上記判定適格判断部により一致しないと判断した場合に、警告を出力する警告出力部とを有することを特徴とする請求項9または11記載の印刷形状読取装置。 - 上記印刷形状読取装置は、更に、
上記コード情報から判定適格者識別情報を特定する判定適格者特定部と、
特定した判定適格者識別情報が、上記判定者識別情報記憶部から取得した判定者識別情報と一致するか判断する判定適格判断部とを有し、
上記判定情報出力部は、上記判定適格判断部により一致すると判断した場合に、判定情報を出力することを特徴とする請求項9または11記載の印刷形状読取装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100703109B1 (ko) * | 2005-09-27 | 2007-04-06 | 한국과학기술연구원 | 팽창법을 이용한 포토닉 크리스탈 광섬유의 제조방법 |
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