JP2004078487A - 物流管理方法および情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】拠点/商品毎にきめ細かに最適な在庫管理方式を設定し、その際のシミュレーション結果確認を画面上で簡単に行い、方式設定を効率的に行う。
【解決手段】モデル選択/パラメタ設定画面60上で見出し部61に表示される拠点/商品毎に、モデル選択/パラメタ設定部62に複数の在庫管理モデルを提示して選択させ、選択されたモデルに対してパラメタ65の設定および算出用基礎データ66の入力により、シミュレーション結果を出力して確認する操作を反復して在庫管理方式を設定していく。モデル選択/パラメタ設定画面60上で前回設定した情報が予め表示され、在庫基準値67も同一画面で確認できる。その結果、設定された方式とパラメタによって、在庫日数、欠品率、在庫推移のシミュレーション結果を現状/前回/今回という形式で簡単に確認できるので、在庫管理方式設定が効率的に行える。
【選択図】 図10
【解決手段】モデル選択/パラメタ設定画面60上で見出し部61に表示される拠点/商品毎に、モデル選択/パラメタ設定部62に複数の在庫管理モデルを提示して選択させ、選択されたモデルに対してパラメタ65の設定および算出用基礎データ66の入力により、シミュレーション結果を出力して確認する操作を反復して在庫管理方式を設定していく。モデル選択/パラメタ設定画面60上で前回設定した情報が予め表示され、在庫基準値67も同一画面で確認できる。その結果、設定された方式とパラメタによって、在庫日数、欠品率、在庫推移のシミュレーション結果を現状/前回/今回という形式で簡単に確認できるので、在庫管理方式設定が効率的に行える。
【選択図】 図10
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物流管理技術および情報処理技術に関し、特に、SCM(サプライチェーンマネジメント)の需要予測、在庫計画、輸送計画に関し、より詳細には、各種の在庫管理方式の選択や設定を効率的に行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報技術を駆使して、メーカから消費者の手にわたるまでの商品の製造、販売、物流の全過程における情報と商品の流れの効率化を図る技術としてサプライチェーンマネジメントが知られている。ところで、このような物流管理技術では、流通経路の各拠点での適切な在庫管理がコスト削減および機会損失の低減による経済効率向上等の観点から必須となっている。
【0003】
図15は、商品の流通経路のイメージ図であり、拠点配置の概略を示した図である。商品は複数の工場171a,171b,..より複数の工場倉庫172a,172b,..に輸送され、そこで在庫を保有し、さらに工場倉庫から複数の流通センタ173a,173b,173c,...に輸送され、そこでも在庫を保有する。工場倉庫からは複数の流通センタに輸送される。SCM業務では、各拠点における在庫補充方式(在庫管理方式)や需要予測方式、輸送計画方式等に関する計画立案及び管理を行う。
【0004】
すなわち、一般的な物流形態では、商品は工場倉庫から複数の流通センタに輸送され、さらに流通センタから複数の販売店へと輸送される。このような商品の流れにおいて、工場倉庫から流通センタへ、および流通センタから複数の販売店へと商品を補充する作業を管理する技術が在庫補充方式(在庫管理方式)であり、個別の販売店にて各商品の売れ行きを予測する技術が需要予測方式である。また、工場倉庫と複数の流通センタとの間、および流通センタと個別の販売店との間における商品の輸送を効率的に管理する技術が輸送計画方式である。
【0005】
従って、一般には、需要予測方式の予測結果にて在庫補充方式(在庫管理方式)が決定され、さらに在庫補充方式(在庫管理方式)に応じて輸送計画方式が確定することになる。
【0006】
在庫管理方式設定画面に関して、特開2001−265866号公報には、販売在庫シミュレーション方法に関する表示方法が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の設定方法では、在庫日数(=期間在庫合計/期間出荷合計)や欠品率(=期間欠品数合計/期間受注数合計)の結果が表形式のみの表示で、在庫推移の確認をしにくい上、在庫日数や欠品率の結果を確認するだけで在庫管理方式を実際の在庫計画システムに反映させる方式設定にはつながっていない。そのため、データ再入力等により、在庫管理方式の設定作業に多くの工数、調整を要する、という技術的課題があった。
【0008】
本発明の目的は、拠点/商品毎にきめ細かに最適な在庫管理方式を設定することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、拠点/商品毎にきめ細かに在庫管理方式を設定する際のシミュレーション結果確認を画面上で簡単に行い、在庫管理方式の設定作業を効率的に行えるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、情報処理装置の情報表示画面に、商品および当該商品の流通拠点を設定する第1ステップと、情報表示画面に提示された複数種の在庫管理方式の中から一つの在庫管理方式を選択する第2ステップと、選択された在庫管理方式における在庫量の時間遷移モデルの表示領域と、当該在庫管理方式のシミュレーションに必要な商品および流通拠点に関する数値情報の表示領域および入力領域の少なくとも一方、とを情報表示画面に表示する第3ステップと、情報処理装置における選択された在庫管理方式による数値情報を用いたシミュレーションの実行結果を、在庫推移を示すグラフとして可視化して情報表示画面に出力する第4ステップと、シミュレーションの実行結果に基づいて一つの在庫管理方式を決定する第5ステップと、を含む物流管理技術を提供する。
【0011】
また、本発明は、処理装置と、記憶装置と、情報入力装置と、情報表示装置とを含む情報処理装置であって、上記物流管理方法を実行する物流管理ソフトウェアを備えた情報処理装置を提供する。情報処理装置は必要に応じて外部の在庫計画システムに接続されている。
【0012】
上記した本発明によれば、画面上で拠点/商品毎に在庫管理方式を設定していく仕掛けとしているため、それぞれに最適な在庫管理方式が選択される。
【0013】
また、数値情報等のパラメタは在庫管理方式の各モデルに必要なもののみ、かつ前回設定した情報が予め表示されるため、設定が簡単になる。さらにパラメタの結果が反映される基準値も同一画面で確認できるので、パラメタの設定が効率的に行える。
【0014】
さらに、設定された方式とパラメタによって、在庫日数、欠品率、在庫推移のシミュレーション結果を現状/前回/今回という形式で比較対照可能に表示されるので、簡単に確認でき、在庫管理方式の設定作業が効率的に行える。
【0015】
また、決定された在庫管理方式は数値情報等のパラメタとともに情報処理装置に接続された外部の在庫計画システムに自動的に伝達されるので、在庫計画システム側での数値情報等のパラメタの再入力等の手間を必要とすることなく、シミュレーション結果を、現実の在庫計画に簡単かつ確実に反映させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置の一例として、在庫管理方式設定方法を実現する情報処理システムの構成例を示す概念図である。
【0018】
本実施の形態の情報処理システムは、入力装置10、画面表示装置20、処理装置30、記憶装置40を有し、処理装置30を介して外部システムである在庫計画システム50と接続されている。処理装置30は拠点/商品選択受付部31、モデル選択受付部32、パラメタ設定支援部33、モデル設定結果確定部34、在庫計算部35、在庫推移シミュレーション結果表示部36を有し、記憶装置40は拠点マスタ41、商品マスタ42、モデル設定結果43、算出用基礎データ44、管理マスタ45、現状/前回/今回在庫データ46、在庫日数/欠品率結果47を有する。
【0019】
処理装置30の拠点/商品選択受付部31〜在庫推移シミュレーション結果表示部36は、たとえば処理装置30で実行されるソフトウェアで構成され、記憶装置40の情報にアクセスして後述の各種の処理を実行する。
【0020】
図2は、記憶装置40に保持される拠点マスタ41のデータ構成例を示す概念図である。拠点マスタ41にはSCMにおける対象拠点に関する情報(レコード)が格納され、各レコードは拠点コード41aとそれに対応する拠点名41bとからなる。
【0021】
図3は、記憶装置40に保持される商品マスタ42のデータ構成例を示す概念図である。商品マスタ42にはSCMにおける対象商品に関する情報(レコード)が格納され、各レコードは商品コード42aとそれに対応する商品名42bからなる。
【0022】
図4は、記憶装置40に保持されるモデル設定結果43のデータ構成例を示す概念図である。モデル設定結果43には、前回設定/計算した内容(レコード)が保存されており、モデル設定時に更新した結果が書き込まれる。1つのレコードは拠点コード43a、商品コード43b、モデル名43c、共通パラメタ43d(サービス率、リードタイム)、個別パラメタ43e(サイクル、発注量)、在庫基準値43f(上限値、発注点、安全在庫量)からなる。
【0023】
図5は、記憶装置40に保持される算出用基礎データ44のデータ構成例を示す概念図である。算出用基礎データ44は、外部システムである在庫計画システム50より入手したデータ(レコード)であり、モデル設定結果43の在庫基準値を算出する際に用いられる(在庫補充(管理)方式にて、安全在庫量、発注点、発注量等を求める時に使用される)。1つのレコードは拠点コード44a、商品コード44b、モデル名44c、平均需要量44d、標準偏差44eからなる。
【0024】
なお、平均需要量44dは、例えば、需要データに販売店のデータを使う場合、当該販売店における特定期間内の売上の平均値を示す。また、標準偏差44eは、当該販売店における特定期間内の売上のバラツキを示す。
【0025】
図6は、記憶装置40に保持される管理マスタ45の一例を示す概念図である。管理マスタ45は、本システムで在庫管理方式を設定すべき拠点(拠点コード41a)と商品(商品コード42a)の組み合わせを納めたものである。拠点と商品の組み合わせは、本システムのユーザが適宜設定したり変更したりすることができ、図6(a)に示した管理マスタの例は全ての拠点と全ての商品の組み合わせを網羅的に書き出したものであり、図6(b)に示した管理マスタの例は全ての拠点と特定の商品との組み合わせを書き出したものである。この他にも、担当者毎の担当拠点と商品の組み合わせ、地域内の拠点と商品との組み合わせ等、本システムのユーザが必要に応じて適当な管理マスタを作成することができる。
【0026】
図7は、記憶装置40に保持される現状/前回/今回在庫データ46のデータ構成例を示す概念図である。現状/前回/今回在庫データ46は、現状/前回/今回に関する在庫数/入庫数/出庫数/欠品数について、日付毎にデータを保有しており、モデル設定時やシミュレーション時に更新した結果が書き込まれる。
【0027】
すなわち、現状/前回/今回在庫データ46は、ある商品における日毎の在庫数46d、入庫数46e、出庫数46f、欠品数46gを現状46a(実績値)、前回シミュレーション結果46b、今回シミュレーション結果46cと3つ対照して表示したものである。
【0028】
図8は、記憶装置40に保持される在庫日数/欠品率結果47のデータ構成例を示す概念図である。在庫日数/欠品率結果47は、現状/前回/今回に関する在庫日数47a(=期間在庫合計/期間出荷合計)、欠品率47b(=期間欠品数合計/期間受注数合計)について、モデル設定時やシミュレーション時に更新した結果が書き込まれる。
【0029】
図9は、図1に示したシステムを用いた本実施の形態の在庫管理方式設定時のシミュレーション結果表示方法の手順を示すフローチャートである。
【0030】
まず、拠点/商品選択受付部31により拠点/商品選択処理を行う。この選択は、管理マスタ45内のレコードを上から順に取り出すことにより行われる。拠点/商品選択受付部31は、拠点マスタ41より情報を受け付け、次に商品マスタ42より情報を受け付ける(ステップS11)。次に、モデル選択受付部32により、オペレータが、拠点/商品の組み合わせにより最適と思われるモデルを選択するモデル選択処理を行う。モデル選択受付部32は、前回の結果や推奨モデルを表示し、それを基に在庫補充モデル(後述の図10にて選択可能な定期必要量型、定期上限型、発注点法型、...等)の選択を行う(ステップS12)。
【0031】
次に、パラメタ設定支援部33は、ステップS12で選択されたモデルに関するパラメタ(後述の図10のパラメタ65)を表示し、確定する。その結果、在庫基準値やパラメタが更新される(ステップS13)。
【0032】
次に、オペレータは表示された内容を見ながら、在庫推移シミュレーション画面が見たい場合は、シミュレーション処理へ進む(ステップS14)。次に、在庫推移シミュレーション結果表示部36は、現状/前回/今回に関する在庫推移、在庫日数、欠品率を表示する(ステップS15)。次に、ステップS14においてシミュレーション不要とされた場合及びステップS15を受けて、拠点/商品選択受付部31は、管理マスタ45中に拠点/商品のレコードが残っているかどうかを判定し、残っていればステップS11に戻る(ステップS16)。ステップS16において残りの拠点/商品がないと判定された場合、モデル設定結果確定部34は、モデル設定結果を確定し、それを外部システムである在庫計画システム50に伝達し、在庫計画立案へとつなげる(ステップS17)。
【0033】
図10は、本実施の形態のシステムによる在庫管理方式のモデル選択/パラメタ設定画面の例を示す概念図である。これは拠点/商品の組み合わせに応じて、様々な在庫管理モデルが選択されるが、ここでは一例を示している。
【0034】
モデル選択/パラメタ設定画面60は、見出し部61とモデル選択/パラメタ設定部62からなる。見出し部61には拠点/商品の組み合わせが表示される。モデル選択/パラメタ設定部62には選択されたモデルのタブ63、モデルイメージ64、パラメタ65、算出用基礎データ66、在庫基準値67が表示される。モデルのタブ63は複数有り、選択されたタブ63により各表示内容が切り替わる。モデルイメージはモデルの特徴を描いたもので、モデルを選択する際の支援情報としてだけ使用され、パラメタ等を変更してもモデルイメージ64は変化しない。
【0035】
パラメタ65は各モデル共通の項目とモデル固有の項目に分かれ、各モデルとも必要最小限の項目のみが表示され、数値の書き換えが可能である。なお、モデルにより、個別パラメタの項目が異なる。算出用基礎データ66は、外部システムの在庫計画システム50よりデータを入手して表示されたもので、数値を変更することはできない。なお、算出用基礎データ66とパラメタ65を用いて、在庫基準値67が計算される。パラメタが変わると在庫基準値67も更新される。また、モデルにより、在庫基準値67の項目が異なる。結果確認ボタン69を押すと、表示された結果をモデル設定結果43に保存し、現状/前回/今回在庫データと在庫日数/欠品率の結果を更新し、シミュレーション結果を表示する。また、確定ボタン69aを押すと、表示されたデータをモデル設定結果43に保存し、次拠点/商品の組み合わせの設定画面となる。
【0036】
図10は、在庫管理方式のモデル及びパラメタを設定すべき拠点として札幌流通センタ、在庫管理すべき商品としてオーディオが選択され、在庫管理モデルとして「定期必要量型」が選択されている状態の設定画面例である。モデルイメージ64には、定期必要量型の在庫イメージ、すなわち固定の発注タイミングで都度需要予測量と現在在庫量の差を発注したときの在庫量の時間遷移モデルが描かれている。モデルイメージにおいて発注タイミングの後も在庫量が減少しているのは、発注タイミングと入庫タイミングとの間にずれがあるためである。共通パラメタ欄の「リードタイム」が、このタイミングのずれに相当する。共通パラメタ欄の「サービス率」は、納期と量に関して顧客の要求を満たす割合を表し、オペレータによって変更可能である。個別パラメタ欄の「サイクル」は発注タイミング(発注間隔)を表す。パラメタの値はオペレータによって変更可能であるが、「リードタイム」や「サイクル」は実際には他からの制約によって自由に変更できない場合が多い。算出用基礎データ66の欄の「平均需要量」及び「標準偏差」には、記憶装置40に格納されている算出用基礎データ44の数値がそのまま表示され、その数値を変更することはできない。在庫基準値67(図の例の場合「安全在庫量」)には、設定されたパラメタ及び算出用基礎データの値を用いて既知の方法で計算された理論値が表示される。
【0037】
次に、本実施の形態の在庫管理方式設定方法における実際の処理ステップを、図11、図12のフローチャートに沿って説明する。図11はモデル選択処理(図9のステップS12の処理)の詳細を示し、図12はパラメタ設定処理(図9のステップS13の処理)の詳細を示している。
【0038】
まず、モデル選択処理について説明する。処理装置30のモデル選択受付部32は、選択された拠点/商品に関する前回設定されたモデルの情報を、モデル設定結果(図4)より読み込み、表示する。新商品等でモデル設定結果に前回の情報がない場合には、類似品情報等から推奨のモデルを初期設定する(ステップS21)。オペレータは、表示された内容を見ながらモデルが最適かどうかを判断し、OKならばそれを選択済モデルとして受け付け、モデルの設定を終了する(ステップS22)。ステップS22においてオペレータが、表示されたモデルが最適でないと判断した場合、画面上でモデルタブをクリックし、他のモデルを選択する(ステップS23)。すると、モデル選択受付部32は、モデル選択の支援情報としてモデルのイメージを表示する(ステップS24)。その後、ステップS22に戻り、モデルが最適かどうかを再度判断する。
【0039】
次に、パラメタ設定処理の詳細について説明する。パラメタ設定支援部33は、選択された拠点/商品に関する前回設定されたモデルの共通パラメタ、個別パラメタの情報をモデル設定結果43より読み込み、表示する。新商品等で前回の情報がない場合、モデル設定結果の共通パラメタ欄、個別パラメタ欄の情報は空欄となっている(ステップS31)。次に、外部システムより算出用基礎データ44に取り込まれた平均需要量と標準偏差の情報を取得する(ステップS32)。次に、ステップS32にて取得した情報とモデル設定結果43の共通パラメタ、個別パラメタを基に、在庫基準値67を算出し、結果を画面上に表示する(ステップS33)。この時の表示イメージは、図10のようになる。
【0040】
次に、ステップS33にて表示された内容で、結果確認ボタン69が押された場合は、ステップS34からステップS35に進み、在庫推移シミュレーション結果確認画面へ画面が遷移する(図13)。次にステップS34にて結果確認ボタン69が押されず、ステップS33にて表示された内容で確定ボタン69aが押された場合は、ステップS36からステップS37に進み、モデル設定結果43の共通パラメタ欄、個別パラメタ欄、在庫基準値欄を更新し、処理を終了する。確定ボタン69aが押される前にモデルを変更する場合には、ステップS38からモデル選択処理に戻り、モデルの再設定を行う(ステップS39)。モデルを変更せず、画面上でパラメタの新規入力/変更が行われた場合には、ステップS39aからステップS33に戻り、新規入力あるいは変更されたパラメタに基づいて、在庫基準値67を再算出し、表示する。
【0041】
図13は、本実施の形態のシステムによる在庫管理方式設定時の在庫推移シミュレーション結果表示の例を示す概念図である。この画面は、図10の在庫管理方式のモデル選択/パラメタ設定画面において、結果確認ボタン69が押された時に表示される。これにより、在庫推移シミュレーションを行い、在庫推移と在庫日数/欠品率結果を画面上で確認し、在庫管理方式やパラメタを設定する際に役立てる。
【0042】
在庫推移シミュレーション結果表示画面70は、見出し部71と結果表示部72からなる。見出し部71には拠点/商品の組み合わせが表示される。結果表示部72には現状在庫推移73、前回シミュレーション結果74、今回シミュレーション結果75の各々の在庫推移グラフ76および在庫日数/欠品率結果77が表示される。
【0043】
図13は、在庫管理方式のモデル及びパラメタを設定すべき拠点として札幌流通センタ、在庫管理すべき商品としてテレビが選択されている状態の在庫推移シミュレーション結果の画面例である。現状在庫推移73と前回シミュレーション結果74と今回シミュレーション結果75の在庫推移グラフ76は、現状/前回/今回在庫データ46を基に作成され表示される。但し、初回のシミュレーション時は、前回シミュレーション結果74については表示されない。現状在庫推移73と前回シミュレーション結果74と今回シミュレーション結果75の在庫日数/欠品率結果77は、在庫日数/欠品率結果47の結果が表示される。
【0044】
次に、本実施の形態の在庫管理方式設定方法における在庫推移シミュレーション結果表示に関する実際の処理ステップを、図14のフローチャートに沿って説明する。
【0045】
まず、処理装置30の在庫計算部35は、選択された拠点/商品に関して現状/前回/今回の在庫数、入庫数、出庫数、欠品数をそれぞれ算出し、結果は現状/前回/今回在庫データ46に反映される(ステップS41)。「現状」は現状の数値をそのまま保持しており、「前回/今回」は、選択された在庫管理方式/パラメタの内容で計算されたものであり、各データは既知の方法で求められる。なお、新たにシミュレーションを行う度に、1回前に行ったシミュレーションでの「今回」は「前回」にデータが移動し、更新される。次に、選択された拠点/商品に関して現状/前回/今回の在庫日数/欠品率を算出し、結果は在庫日数/欠品率結果47に更新される(ステップS42)。これは全て、現状/前回/今回在庫データ46を基に既知の方法で求められる。次に、処理装置30の在庫推移シミュレーション結果表示部36は、選択された拠点/商品に関して、現状/前回/今回在庫データ46及び在庫日数/欠品率結果47を基に、在庫推移グラフ及び在庫日数/欠品率結果を表示する(ステップS43)。オペレータは、ステップS43にて表示された内容を見ながらモデルが最適かどうかを判断し、結果がOKならば戻るボタン78を押して、ステップS44からステップS45に進み、在庫管理方式設定画面に戻り、確定ボタン69aを押す。次に、ステップS44にて結果がNGならば戻るボタン78を押して、ステップS44からステップS46に進み、在庫管理方式設定画面に戻り、ステップS12のモデル選択処理またはステップS13のパラメタ設定処理に戻る。
【0046】
以上説明したように、本実施の形態によれば、モデル選択/パラメタ設定画面60の見出し部61に表示された拠点/商品の組み合わせ毎に在庫管理方式が設定されるので、拠点/商品毎に最適な在庫管理方式を選択することができる。
【0047】
また、モデル選択/パラメタ設定画面60におけるモデル選択/パラメタ設定部62では、選択されたモデルのモデルイメージ64を表示する等の画面上の工夫により、操作者が各モデルの特性を直感的に把握でき、モデルの選択が容易になる。
【0048】
さらに、在庫推移シミュレーション結果表示画面70の結果表示部72では、現状在庫推移73、前回シミュレーション結果74、今回シミュレーション結果75の各々の在庫推移グラフ76および在庫日数/欠品率結果77が比較対照可能にまとめて表示されるので、シミュレーション結果を画面上で簡単に確認できる上、すぐに方式/パラメタの変更ができるため、在庫管理方式の設定が効率的となる。
【0049】
また、決定された在庫管理方式は数値情報等のパラメタとともに情報処理装置に接続された外部の在庫計画システム50に自動的に伝達されるので、在庫計画システム50側での数値情報等のパラメタの再入力等の手間を必要とすることなく、シミュレーション結果を、現実の在庫計画に簡単かつ確実に反映させることができる。
【0050】
本願の特許請求の範囲に記載された発明を見方を変えて表現すれば以下の通りである。
【0051】
(1)在庫管理方式設定時に、在庫推移シミュレーション結果画面を表示する方法。
【0052】
(2)在庫管理方式設定時に、在庫推移シミュレーション結果画面で結果を確認した後、在庫管理方式設定画面に遷移する方法。
【0053】
(3)在庫管理方式設定時に、在庫管理方式設定画面で設定した結果、在庫推移シミュレーション結果画面に遷移して結果を確認する方法。
【0054】
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0055】
【発明の効果】
拠点/商品毎にきめ細かに最適な在庫管理方式を設定することができる。
【0056】
拠点/商品毎に在庫管理方式を設定する際のシミュレーション結果の確認を画面上で簡単に行うことができ、在庫管理方式の設定作業を効率的に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置の構成例を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における拠点マスタのデータ構成例を示す概念図である。
【図3】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における商品マスタのデータ構成例を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置におけるモデル設定結果のデータ構成例を示す概念図である。
【図5】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における算出用基礎データのデータ構成例を示す概念図である。
【図6】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における管理マスタの一例を示す概念図である。
【図7】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における現状/前回/今回在庫データのデータ構成例を示す概念図である。
【図8】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における在庫日数/欠品率結果のデータ構成例を示す概念図である。
【図9】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における在庫管理方式設定時のシミュレーション結果表示方法の手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における在庫管理方式のモデル選択/パラメタ設定画面の例を示す概念図である。
【図11】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置におけるモデル選択処理の詳細を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置におけるパラメタ設定処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における在庫管理方式設定時のシミュレーション結果表示画面の例を示す概念図である。
【図14】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置におけるシミュレーション結果表示処理の詳細を示すフローチャートである。
【図15】本発明の参考技術である物流管理方法における拠点配置の概略を示した概念図である。
【符号の説明】
10…入力装置、20…画面表示装置、30…処理装置、31…拠点/商品選択受付部、32…モデル選択受付部、33…パラメタ設定支援部、34…モデル設定結果確定部、35…在庫計算部、36…在庫推移シミュレーション結果表示部、40…記憶装置、41…拠点マスタ、41a…拠点コード、41b…拠点名、42…商品マスタ、42a…商品コード、42b…商品名、43…モデル設定結果、43a…拠点コード、43b…商品コード、43c…モデル名、43d…共通パラメタ、43e…個別パラメタ、43f…在庫基準値、44…算出用基礎データ、44a…拠点コード、44b…商品コード、44c…モデル名、44d…平均需要量、44e…標準偏差、45…管理マスタ、46…現状/前回/今回在庫データ、46a…現状、46b…前回シミュレーション結果、46c…今回シミュレーション結果、46d…在庫数、46e…入庫数、46f…出庫数、46g…欠品数、47…在庫日数/欠品率結果、47a…在庫日数、47b…欠品率、50…在庫計画システム、60…モデル選択/パラメタ設定画面、61…見出し部、62…モデル選択/パラメタ設定部、63…タブ、64…モデルイメージ、65…パラメタ、66…算出用基礎データ、67…在庫基準値、69…結果確認ボタン、69a…確定ボタン、70…在庫推移シミュレーション結果表示画面、71…見出し部、72…結果表示部、73…現状在庫推移、74…前回シミュレーション結果、75…今回シミュレーション結果、76…在庫推移グラフ、77…在庫日数/欠品率結果、78…戻るボタン。
【発明の属する技術分野】
本発明は、物流管理技術および情報処理技術に関し、特に、SCM(サプライチェーンマネジメント)の需要予測、在庫計画、輸送計画に関し、より詳細には、各種の在庫管理方式の選択や設定を効率的に行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報技術を駆使して、メーカから消費者の手にわたるまでの商品の製造、販売、物流の全過程における情報と商品の流れの効率化を図る技術としてサプライチェーンマネジメントが知られている。ところで、このような物流管理技術では、流通経路の各拠点での適切な在庫管理がコスト削減および機会損失の低減による経済効率向上等の観点から必須となっている。
【0003】
図15は、商品の流通経路のイメージ図であり、拠点配置の概略を示した図である。商品は複数の工場171a,171b,..より複数の工場倉庫172a,172b,..に輸送され、そこで在庫を保有し、さらに工場倉庫から複数の流通センタ173a,173b,173c,...に輸送され、そこでも在庫を保有する。工場倉庫からは複数の流通センタに輸送される。SCM業務では、各拠点における在庫補充方式(在庫管理方式)や需要予測方式、輸送計画方式等に関する計画立案及び管理を行う。
【0004】
すなわち、一般的な物流形態では、商品は工場倉庫から複数の流通センタに輸送され、さらに流通センタから複数の販売店へと輸送される。このような商品の流れにおいて、工場倉庫から流通センタへ、および流通センタから複数の販売店へと商品を補充する作業を管理する技術が在庫補充方式(在庫管理方式)であり、個別の販売店にて各商品の売れ行きを予測する技術が需要予測方式である。また、工場倉庫と複数の流通センタとの間、および流通センタと個別の販売店との間における商品の輸送を効率的に管理する技術が輸送計画方式である。
【0005】
従って、一般には、需要予測方式の予測結果にて在庫補充方式(在庫管理方式)が決定され、さらに在庫補充方式(在庫管理方式)に応じて輸送計画方式が確定することになる。
【0006】
在庫管理方式設定画面に関して、特開2001−265866号公報には、販売在庫シミュレーション方法に関する表示方法が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の設定方法では、在庫日数(=期間在庫合計/期間出荷合計)や欠品率(=期間欠品数合計/期間受注数合計)の結果が表形式のみの表示で、在庫推移の確認をしにくい上、在庫日数や欠品率の結果を確認するだけで在庫管理方式を実際の在庫計画システムに反映させる方式設定にはつながっていない。そのため、データ再入力等により、在庫管理方式の設定作業に多くの工数、調整を要する、という技術的課題があった。
【0008】
本発明の目的は、拠点/商品毎にきめ細かに最適な在庫管理方式を設定することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、拠点/商品毎にきめ細かに在庫管理方式を設定する際のシミュレーション結果確認を画面上で簡単に行い、在庫管理方式の設定作業を効率的に行えるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、情報処理装置の情報表示画面に、商品および当該商品の流通拠点を設定する第1ステップと、情報表示画面に提示された複数種の在庫管理方式の中から一つの在庫管理方式を選択する第2ステップと、選択された在庫管理方式における在庫量の時間遷移モデルの表示領域と、当該在庫管理方式のシミュレーションに必要な商品および流通拠点に関する数値情報の表示領域および入力領域の少なくとも一方、とを情報表示画面に表示する第3ステップと、情報処理装置における選択された在庫管理方式による数値情報を用いたシミュレーションの実行結果を、在庫推移を示すグラフとして可視化して情報表示画面に出力する第4ステップと、シミュレーションの実行結果に基づいて一つの在庫管理方式を決定する第5ステップと、を含む物流管理技術を提供する。
【0011】
また、本発明は、処理装置と、記憶装置と、情報入力装置と、情報表示装置とを含む情報処理装置であって、上記物流管理方法を実行する物流管理ソフトウェアを備えた情報処理装置を提供する。情報処理装置は必要に応じて外部の在庫計画システムに接続されている。
【0012】
上記した本発明によれば、画面上で拠点/商品毎に在庫管理方式を設定していく仕掛けとしているため、それぞれに最適な在庫管理方式が選択される。
【0013】
また、数値情報等のパラメタは在庫管理方式の各モデルに必要なもののみ、かつ前回設定した情報が予め表示されるため、設定が簡単になる。さらにパラメタの結果が反映される基準値も同一画面で確認できるので、パラメタの設定が効率的に行える。
【0014】
さらに、設定された方式とパラメタによって、在庫日数、欠品率、在庫推移のシミュレーション結果を現状/前回/今回という形式で比較対照可能に表示されるので、簡単に確認でき、在庫管理方式の設定作業が効率的に行える。
【0015】
また、決定された在庫管理方式は数値情報等のパラメタとともに情報処理装置に接続された外部の在庫計画システムに自動的に伝達されるので、在庫計画システム側での数値情報等のパラメタの再入力等の手間を必要とすることなく、シミュレーション結果を、現実の在庫計画に簡単かつ確実に反映させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置の一例として、在庫管理方式設定方法を実現する情報処理システムの構成例を示す概念図である。
【0018】
本実施の形態の情報処理システムは、入力装置10、画面表示装置20、処理装置30、記憶装置40を有し、処理装置30を介して外部システムである在庫計画システム50と接続されている。処理装置30は拠点/商品選択受付部31、モデル選択受付部32、パラメタ設定支援部33、モデル設定結果確定部34、在庫計算部35、在庫推移シミュレーション結果表示部36を有し、記憶装置40は拠点マスタ41、商品マスタ42、モデル設定結果43、算出用基礎データ44、管理マスタ45、現状/前回/今回在庫データ46、在庫日数/欠品率結果47を有する。
【0019】
処理装置30の拠点/商品選択受付部31〜在庫推移シミュレーション結果表示部36は、たとえば処理装置30で実行されるソフトウェアで構成され、記憶装置40の情報にアクセスして後述の各種の処理を実行する。
【0020】
図2は、記憶装置40に保持される拠点マスタ41のデータ構成例を示す概念図である。拠点マスタ41にはSCMにおける対象拠点に関する情報(レコード)が格納され、各レコードは拠点コード41aとそれに対応する拠点名41bとからなる。
【0021】
図3は、記憶装置40に保持される商品マスタ42のデータ構成例を示す概念図である。商品マスタ42にはSCMにおける対象商品に関する情報(レコード)が格納され、各レコードは商品コード42aとそれに対応する商品名42bからなる。
【0022】
図4は、記憶装置40に保持されるモデル設定結果43のデータ構成例を示す概念図である。モデル設定結果43には、前回設定/計算した内容(レコード)が保存されており、モデル設定時に更新した結果が書き込まれる。1つのレコードは拠点コード43a、商品コード43b、モデル名43c、共通パラメタ43d(サービス率、リードタイム)、個別パラメタ43e(サイクル、発注量)、在庫基準値43f(上限値、発注点、安全在庫量)からなる。
【0023】
図5は、記憶装置40に保持される算出用基礎データ44のデータ構成例を示す概念図である。算出用基礎データ44は、外部システムである在庫計画システム50より入手したデータ(レコード)であり、モデル設定結果43の在庫基準値を算出する際に用いられる(在庫補充(管理)方式にて、安全在庫量、発注点、発注量等を求める時に使用される)。1つのレコードは拠点コード44a、商品コード44b、モデル名44c、平均需要量44d、標準偏差44eからなる。
【0024】
なお、平均需要量44dは、例えば、需要データに販売店のデータを使う場合、当該販売店における特定期間内の売上の平均値を示す。また、標準偏差44eは、当該販売店における特定期間内の売上のバラツキを示す。
【0025】
図6は、記憶装置40に保持される管理マスタ45の一例を示す概念図である。管理マスタ45は、本システムで在庫管理方式を設定すべき拠点(拠点コード41a)と商品(商品コード42a)の組み合わせを納めたものである。拠点と商品の組み合わせは、本システムのユーザが適宜設定したり変更したりすることができ、図6(a)に示した管理マスタの例は全ての拠点と全ての商品の組み合わせを網羅的に書き出したものであり、図6(b)に示した管理マスタの例は全ての拠点と特定の商品との組み合わせを書き出したものである。この他にも、担当者毎の担当拠点と商品の組み合わせ、地域内の拠点と商品との組み合わせ等、本システムのユーザが必要に応じて適当な管理マスタを作成することができる。
【0026】
図7は、記憶装置40に保持される現状/前回/今回在庫データ46のデータ構成例を示す概念図である。現状/前回/今回在庫データ46は、現状/前回/今回に関する在庫数/入庫数/出庫数/欠品数について、日付毎にデータを保有しており、モデル設定時やシミュレーション時に更新した結果が書き込まれる。
【0027】
すなわち、現状/前回/今回在庫データ46は、ある商品における日毎の在庫数46d、入庫数46e、出庫数46f、欠品数46gを現状46a(実績値)、前回シミュレーション結果46b、今回シミュレーション結果46cと3つ対照して表示したものである。
【0028】
図8は、記憶装置40に保持される在庫日数/欠品率結果47のデータ構成例を示す概念図である。在庫日数/欠品率結果47は、現状/前回/今回に関する在庫日数47a(=期間在庫合計/期間出荷合計)、欠品率47b(=期間欠品数合計/期間受注数合計)について、モデル設定時やシミュレーション時に更新した結果が書き込まれる。
【0029】
図9は、図1に示したシステムを用いた本実施の形態の在庫管理方式設定時のシミュレーション結果表示方法の手順を示すフローチャートである。
【0030】
まず、拠点/商品選択受付部31により拠点/商品選択処理を行う。この選択は、管理マスタ45内のレコードを上から順に取り出すことにより行われる。拠点/商品選択受付部31は、拠点マスタ41より情報を受け付け、次に商品マスタ42より情報を受け付ける(ステップS11)。次に、モデル選択受付部32により、オペレータが、拠点/商品の組み合わせにより最適と思われるモデルを選択するモデル選択処理を行う。モデル選択受付部32は、前回の結果や推奨モデルを表示し、それを基に在庫補充モデル(後述の図10にて選択可能な定期必要量型、定期上限型、発注点法型、...等)の選択を行う(ステップS12)。
【0031】
次に、パラメタ設定支援部33は、ステップS12で選択されたモデルに関するパラメタ(後述の図10のパラメタ65)を表示し、確定する。その結果、在庫基準値やパラメタが更新される(ステップS13)。
【0032】
次に、オペレータは表示された内容を見ながら、在庫推移シミュレーション画面が見たい場合は、シミュレーション処理へ進む(ステップS14)。次に、在庫推移シミュレーション結果表示部36は、現状/前回/今回に関する在庫推移、在庫日数、欠品率を表示する(ステップS15)。次に、ステップS14においてシミュレーション不要とされた場合及びステップS15を受けて、拠点/商品選択受付部31は、管理マスタ45中に拠点/商品のレコードが残っているかどうかを判定し、残っていればステップS11に戻る(ステップS16)。ステップS16において残りの拠点/商品がないと判定された場合、モデル設定結果確定部34は、モデル設定結果を確定し、それを外部システムである在庫計画システム50に伝達し、在庫計画立案へとつなげる(ステップS17)。
【0033】
図10は、本実施の形態のシステムによる在庫管理方式のモデル選択/パラメタ設定画面の例を示す概念図である。これは拠点/商品の組み合わせに応じて、様々な在庫管理モデルが選択されるが、ここでは一例を示している。
【0034】
モデル選択/パラメタ設定画面60は、見出し部61とモデル選択/パラメタ設定部62からなる。見出し部61には拠点/商品の組み合わせが表示される。モデル選択/パラメタ設定部62には選択されたモデルのタブ63、モデルイメージ64、パラメタ65、算出用基礎データ66、在庫基準値67が表示される。モデルのタブ63は複数有り、選択されたタブ63により各表示内容が切り替わる。モデルイメージはモデルの特徴を描いたもので、モデルを選択する際の支援情報としてだけ使用され、パラメタ等を変更してもモデルイメージ64は変化しない。
【0035】
パラメタ65は各モデル共通の項目とモデル固有の項目に分かれ、各モデルとも必要最小限の項目のみが表示され、数値の書き換えが可能である。なお、モデルにより、個別パラメタの項目が異なる。算出用基礎データ66は、外部システムの在庫計画システム50よりデータを入手して表示されたもので、数値を変更することはできない。なお、算出用基礎データ66とパラメタ65を用いて、在庫基準値67が計算される。パラメタが変わると在庫基準値67も更新される。また、モデルにより、在庫基準値67の項目が異なる。結果確認ボタン69を押すと、表示された結果をモデル設定結果43に保存し、現状/前回/今回在庫データと在庫日数/欠品率の結果を更新し、シミュレーション結果を表示する。また、確定ボタン69aを押すと、表示されたデータをモデル設定結果43に保存し、次拠点/商品の組み合わせの設定画面となる。
【0036】
図10は、在庫管理方式のモデル及びパラメタを設定すべき拠点として札幌流通センタ、在庫管理すべき商品としてオーディオが選択され、在庫管理モデルとして「定期必要量型」が選択されている状態の設定画面例である。モデルイメージ64には、定期必要量型の在庫イメージ、すなわち固定の発注タイミングで都度需要予測量と現在在庫量の差を発注したときの在庫量の時間遷移モデルが描かれている。モデルイメージにおいて発注タイミングの後も在庫量が減少しているのは、発注タイミングと入庫タイミングとの間にずれがあるためである。共通パラメタ欄の「リードタイム」が、このタイミングのずれに相当する。共通パラメタ欄の「サービス率」は、納期と量に関して顧客の要求を満たす割合を表し、オペレータによって変更可能である。個別パラメタ欄の「サイクル」は発注タイミング(発注間隔)を表す。パラメタの値はオペレータによって変更可能であるが、「リードタイム」や「サイクル」は実際には他からの制約によって自由に変更できない場合が多い。算出用基礎データ66の欄の「平均需要量」及び「標準偏差」には、記憶装置40に格納されている算出用基礎データ44の数値がそのまま表示され、その数値を変更することはできない。在庫基準値67(図の例の場合「安全在庫量」)には、設定されたパラメタ及び算出用基礎データの値を用いて既知の方法で計算された理論値が表示される。
【0037】
次に、本実施の形態の在庫管理方式設定方法における実際の処理ステップを、図11、図12のフローチャートに沿って説明する。図11はモデル選択処理(図9のステップS12の処理)の詳細を示し、図12はパラメタ設定処理(図9のステップS13の処理)の詳細を示している。
【0038】
まず、モデル選択処理について説明する。処理装置30のモデル選択受付部32は、選択された拠点/商品に関する前回設定されたモデルの情報を、モデル設定結果(図4)より読み込み、表示する。新商品等でモデル設定結果に前回の情報がない場合には、類似品情報等から推奨のモデルを初期設定する(ステップS21)。オペレータは、表示された内容を見ながらモデルが最適かどうかを判断し、OKならばそれを選択済モデルとして受け付け、モデルの設定を終了する(ステップS22)。ステップS22においてオペレータが、表示されたモデルが最適でないと判断した場合、画面上でモデルタブをクリックし、他のモデルを選択する(ステップS23)。すると、モデル選択受付部32は、モデル選択の支援情報としてモデルのイメージを表示する(ステップS24)。その後、ステップS22に戻り、モデルが最適かどうかを再度判断する。
【0039】
次に、パラメタ設定処理の詳細について説明する。パラメタ設定支援部33は、選択された拠点/商品に関する前回設定されたモデルの共通パラメタ、個別パラメタの情報をモデル設定結果43より読み込み、表示する。新商品等で前回の情報がない場合、モデル設定結果の共通パラメタ欄、個別パラメタ欄の情報は空欄となっている(ステップS31)。次に、外部システムより算出用基礎データ44に取り込まれた平均需要量と標準偏差の情報を取得する(ステップS32)。次に、ステップS32にて取得した情報とモデル設定結果43の共通パラメタ、個別パラメタを基に、在庫基準値67を算出し、結果を画面上に表示する(ステップS33)。この時の表示イメージは、図10のようになる。
【0040】
次に、ステップS33にて表示された内容で、結果確認ボタン69が押された場合は、ステップS34からステップS35に進み、在庫推移シミュレーション結果確認画面へ画面が遷移する(図13)。次にステップS34にて結果確認ボタン69が押されず、ステップS33にて表示された内容で確定ボタン69aが押された場合は、ステップS36からステップS37に進み、モデル設定結果43の共通パラメタ欄、個別パラメタ欄、在庫基準値欄を更新し、処理を終了する。確定ボタン69aが押される前にモデルを変更する場合には、ステップS38からモデル選択処理に戻り、モデルの再設定を行う(ステップS39)。モデルを変更せず、画面上でパラメタの新規入力/変更が行われた場合には、ステップS39aからステップS33に戻り、新規入力あるいは変更されたパラメタに基づいて、在庫基準値67を再算出し、表示する。
【0041】
図13は、本実施の形態のシステムによる在庫管理方式設定時の在庫推移シミュレーション結果表示の例を示す概念図である。この画面は、図10の在庫管理方式のモデル選択/パラメタ設定画面において、結果確認ボタン69が押された時に表示される。これにより、在庫推移シミュレーションを行い、在庫推移と在庫日数/欠品率結果を画面上で確認し、在庫管理方式やパラメタを設定する際に役立てる。
【0042】
在庫推移シミュレーション結果表示画面70は、見出し部71と結果表示部72からなる。見出し部71には拠点/商品の組み合わせが表示される。結果表示部72には現状在庫推移73、前回シミュレーション結果74、今回シミュレーション結果75の各々の在庫推移グラフ76および在庫日数/欠品率結果77が表示される。
【0043】
図13は、在庫管理方式のモデル及びパラメタを設定すべき拠点として札幌流通センタ、在庫管理すべき商品としてテレビが選択されている状態の在庫推移シミュレーション結果の画面例である。現状在庫推移73と前回シミュレーション結果74と今回シミュレーション結果75の在庫推移グラフ76は、現状/前回/今回在庫データ46を基に作成され表示される。但し、初回のシミュレーション時は、前回シミュレーション結果74については表示されない。現状在庫推移73と前回シミュレーション結果74と今回シミュレーション結果75の在庫日数/欠品率結果77は、在庫日数/欠品率結果47の結果が表示される。
【0044】
次に、本実施の形態の在庫管理方式設定方法における在庫推移シミュレーション結果表示に関する実際の処理ステップを、図14のフローチャートに沿って説明する。
【0045】
まず、処理装置30の在庫計算部35は、選択された拠点/商品に関して現状/前回/今回の在庫数、入庫数、出庫数、欠品数をそれぞれ算出し、結果は現状/前回/今回在庫データ46に反映される(ステップS41)。「現状」は現状の数値をそのまま保持しており、「前回/今回」は、選択された在庫管理方式/パラメタの内容で計算されたものであり、各データは既知の方法で求められる。なお、新たにシミュレーションを行う度に、1回前に行ったシミュレーションでの「今回」は「前回」にデータが移動し、更新される。次に、選択された拠点/商品に関して現状/前回/今回の在庫日数/欠品率を算出し、結果は在庫日数/欠品率結果47に更新される(ステップS42)。これは全て、現状/前回/今回在庫データ46を基に既知の方法で求められる。次に、処理装置30の在庫推移シミュレーション結果表示部36は、選択された拠点/商品に関して、現状/前回/今回在庫データ46及び在庫日数/欠品率結果47を基に、在庫推移グラフ及び在庫日数/欠品率結果を表示する(ステップS43)。オペレータは、ステップS43にて表示された内容を見ながらモデルが最適かどうかを判断し、結果がOKならば戻るボタン78を押して、ステップS44からステップS45に進み、在庫管理方式設定画面に戻り、確定ボタン69aを押す。次に、ステップS44にて結果がNGならば戻るボタン78を押して、ステップS44からステップS46に進み、在庫管理方式設定画面に戻り、ステップS12のモデル選択処理またはステップS13のパラメタ設定処理に戻る。
【0046】
以上説明したように、本実施の形態によれば、モデル選択/パラメタ設定画面60の見出し部61に表示された拠点/商品の組み合わせ毎に在庫管理方式が設定されるので、拠点/商品毎に最適な在庫管理方式を選択することができる。
【0047】
また、モデル選択/パラメタ設定画面60におけるモデル選択/パラメタ設定部62では、選択されたモデルのモデルイメージ64を表示する等の画面上の工夫により、操作者が各モデルの特性を直感的に把握でき、モデルの選択が容易になる。
【0048】
さらに、在庫推移シミュレーション結果表示画面70の結果表示部72では、現状在庫推移73、前回シミュレーション結果74、今回シミュレーション結果75の各々の在庫推移グラフ76および在庫日数/欠品率結果77が比較対照可能にまとめて表示されるので、シミュレーション結果を画面上で簡単に確認できる上、すぐに方式/パラメタの変更ができるため、在庫管理方式の設定が効率的となる。
【0049】
また、決定された在庫管理方式は数値情報等のパラメタとともに情報処理装置に接続された外部の在庫計画システム50に自動的に伝達されるので、在庫計画システム50側での数値情報等のパラメタの再入力等の手間を必要とすることなく、シミュレーション結果を、現実の在庫計画に簡単かつ確実に反映させることができる。
【0050】
本願の特許請求の範囲に記載された発明を見方を変えて表現すれば以下の通りである。
【0051】
(1)在庫管理方式設定時に、在庫推移シミュレーション結果画面を表示する方法。
【0052】
(2)在庫管理方式設定時に、在庫推移シミュレーション結果画面で結果を確認した後、在庫管理方式設定画面に遷移する方法。
【0053】
(3)在庫管理方式設定時に、在庫管理方式設定画面で設定した結果、在庫推移シミュレーション結果画面に遷移して結果を確認する方法。
【0054】
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0055】
【発明の効果】
拠点/商品毎にきめ細かに最適な在庫管理方式を設定することができる。
【0056】
拠点/商品毎に在庫管理方式を設定する際のシミュレーション結果の確認を画面上で簡単に行うことができ、在庫管理方式の設定作業を効率的に行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置の構成例を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における拠点マスタのデータ構成例を示す概念図である。
【図3】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における商品マスタのデータ構成例を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置におけるモデル設定結果のデータ構成例を示す概念図である。
【図5】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における算出用基礎データのデータ構成例を示す概念図である。
【図6】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における管理マスタの一例を示す概念図である。
【図7】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における現状/前回/今回在庫データのデータ構成例を示す概念図である。
【図8】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における在庫日数/欠品率結果のデータ構成例を示す概念図である。
【図9】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における在庫管理方式設定時のシミュレーション結果表示方法の手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における在庫管理方式のモデル選択/パラメタ設定画面の例を示す概念図である。
【図11】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置におけるモデル選択処理の詳細を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置におけるパラメタ設定処理の詳細を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置における在庫管理方式設定時のシミュレーション結果表示画面の例を示す概念図である。
【図14】本発明の一実施の形態である物流管理方法を実施する情報処理装置におけるシミュレーション結果表示処理の詳細を示すフローチャートである。
【図15】本発明の参考技術である物流管理方法における拠点配置の概略を示した概念図である。
【符号の説明】
10…入力装置、20…画面表示装置、30…処理装置、31…拠点/商品選択受付部、32…モデル選択受付部、33…パラメタ設定支援部、34…モデル設定結果確定部、35…在庫計算部、36…在庫推移シミュレーション結果表示部、40…記憶装置、41…拠点マスタ、41a…拠点コード、41b…拠点名、42…商品マスタ、42a…商品コード、42b…商品名、43…モデル設定結果、43a…拠点コード、43b…商品コード、43c…モデル名、43d…共通パラメタ、43e…個別パラメタ、43f…在庫基準値、44…算出用基礎データ、44a…拠点コード、44b…商品コード、44c…モデル名、44d…平均需要量、44e…標準偏差、45…管理マスタ、46…現状/前回/今回在庫データ、46a…現状、46b…前回シミュレーション結果、46c…今回シミュレーション結果、46d…在庫数、46e…入庫数、46f…出庫数、46g…欠品数、47…在庫日数/欠品率結果、47a…在庫日数、47b…欠品率、50…在庫計画システム、60…モデル選択/パラメタ設定画面、61…見出し部、62…モデル選択/パラメタ設定部、63…タブ、64…モデルイメージ、65…パラメタ、66…算出用基礎データ、67…在庫基準値、69…結果確認ボタン、69a…確定ボタン、70…在庫推移シミュレーション結果表示画面、71…見出し部、72…結果表示部、73…現状在庫推移、74…前回シミュレーション結果、75…今回シミュレーション結果、76…在庫推移グラフ、77…在庫日数/欠品率結果、78…戻るボタン。
Claims (5)
- 情報処理装置の情報表示画面に、商品および当該商品の流通拠点を設定する第1ステップと、
前記情報表示画面に提示された複数種の在庫管理方式の中から一つの前記在庫管理方式を選択する第2ステップと、
選択された前記在庫管理方式における在庫量の時間遷移モデルの表示領域と、当該在庫管理方式のシミュレーションに必要な前記商品および前記流通拠点に関する数値情報の表示領域および入力領域の少なくとも一方、とを前記情報表示画面に表示する第3テップと、
前記情報処理装置における選択された前記在庫管理方式による前記数値情報を用いたシミュレーションの実行結果を、在庫推移を示すグラフとして可視化して前記情報表示画面に出力する第4ステップと、
前記シミュレーションの実行結果に基づいて一つの前記在庫管理方式を決定する第5ステップと、
を含むことを特徴とする物流管理方法。 - 請求項1記載の物流管理方法において、前記情報処理装置は、外部の在庫計画システムに接続され、前記第5ステップでは、決定された前記在庫管理方式の設定指示を対応する前記数値情報とともに前記在庫計画システムに伝達することを特徴とする物流管理方法。
- 請求項1または2記載の物流管理方法において、
前記第4ステップでは、今回のシミュレーション結果を、前記数値情報の設定状態が異なる前回のシミュレーション結果である在庫推移を示すグラフおよび前記商品と前記流通拠点に関する現状の在庫推移を示すグラフとともに比較対照可能に前記情報表示画面に出力することを特徴とする物流管理方法。 - 処理装置と、記憶装置と、情報入力装置と、情報表示装置とを含む情報処理装置であって、
前記情報表示装置に、前記記憶装置から読み出された商品および当該商品の流通拠点を設定する第1ステップと、
前記情報入力装置を介して、前記情報表示装置に提示された複数種の在庫管理方式の中から一つの前記在庫管理方式を選択させる第2ステップと、
選択された前記在庫管理方式における在庫量の時間遷移モデルの表示領域と、当該在庫管理方式のシミュレーションに必要な前記商品および前記流通拠点に関する数値情報の表示領域および入力領域の少なくとも一方、とを前記情報表示装置に表示する第3テップと、
前記情報処理装置における選択された前記在庫管理方式による前記数値情報を用いたシミュレーションの実行結果を、在庫推移を示すグラフとして可視化して前記情報表示装置に出力する第4ステップと、
前記シミュレーションの実行結果に基づいて一つの前記在庫管理方式を決定する第5ステップと、
を含む物流管理ソフトウェアが実装されたことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項4記載の情報処理装置において、
前記第4ステップでは、今回のシミュレーション結果を、前記数値情報の設定状態が異なる前回のシミュレーション結果である在庫推移を示すグラフおよび前記商品と前記流通拠点に関する現状の在庫推移を示すグラフとともに比較対照可能に前記情報表示画面に出力する操作が行われ、
前記情報処理装置は、外部の在庫計画システムに接続され、前記第5ステップでは、決定された前記在庫管理方式の設定指示を対応する前記数値情報とともに前記在庫計画システムに伝達する動作が行われることを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002236859A JP2004078487A (ja) | 2002-08-15 | 2002-08-15 | 物流管理方法および情報処理装置 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-08-15 JP JP2002236859A patent/JP2004078487A/ja active Pending
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