JP2004077883A - プロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造 - Google Patents

プロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2004077883A
JP2004077883A JP2002239196A JP2002239196A JP2004077883A JP 2004077883 A JP2004077883 A JP 2004077883A JP 2002239196 A JP2002239196 A JP 2002239196A JP 2002239196 A JP2002239196 A JP 2002239196A JP 2004077883 A JP2004077883 A JP 2004077883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
display element
reflective display
air
louver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002239196A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Shindo
新藤 幹雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamron Co Ltd
Original Assignee
Tamron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamron Co Ltd filed Critical Tamron Co Ltd
Priority to JP2002239196A priority Critical patent/JP2004077883A/ja
Publication of JP2004077883A publication Critical patent/JP2004077883A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】冷却効率が高く、長期間の性能の劣化がなく、構造が簡単に実現することができ、静音効果も高いプロジェクターの表示素子の冷却部の構造を提供する
【構成】反射型表示素子7を有するプロジェクターにおいて、反射型表示素子7の背面14にヒートシンク16を取り付け、ヒートシンク16の近傍にシロッコファン21とルーバー31とを配置し、シロッコファン21の送出口23から送出された冷却風32を導く導風路25を設け、導風路25中にヒートシンク16のフィン18を配置し、導風路25から出た冷却風32がルーバー31を通して筐体11の外部に排出されるように構成した
【選択図】  図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明はプロジェクターの反射型表示素子の冷却部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プロジェクターの方式の代表的なものとしては液晶方式とDLP(デジタル・ライト・プロセッシング)方式があるが、このうちDLP方式ではDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス−テキサス・インスツルメンツ社製)と呼ばれる反射型表示素子を使用する。反射型表示素子は表面に多数のミラーを備えていて、それらのミラーを画像信号に応じて変位させ、反射光の有・無で画像を形成する。この反射型表示素子の動作の精能を維持するためには、それを一定温度に保つための冷却装置が必要である。
【0003】
従来使用されている冷却方法としては、ヒートシンクと冷媒を組合せて使用するものがある(特開平1−169424号参照)。これは、反射型表示素子の反射面とは反対側の背面にヒートシンクを取り付け、このヒートシンクを冷蔵装置を使用して冷媒で冷却する。また、一般的に使用されている軸流ファンを用いて空冷する冷却方法も数種類考えられている。
【0004】
【解決すべき課題】
しかしながら、ヒートシンクと冷媒を使用する冷却方法においては、長期的に使用した場合、冷媒の劣化、減少、漏れによる機器内部の汚染等の危険性があり、実用性が高いものとはいえない。また、軸流ファンを使用した冷却方法においては、吸気口、排気口の位置による制限(直線的に配置できないなど)や、中間に存在する物体による導風路の遮断及び前記物体による発熱等による冷却風の温度上昇による冷却効率の悪化等が考えられる。
【0005】
この発明は上記のごとき事情に鑑みてなされたものであって冷却効率が高く、長期間の使用においても性能の劣化がなく、構造が簡単に実現することができ、静音効果も高いプロジェクターの反射型表示素子の冷却部の構造を提供することを目的とするものである。
【0006】
【構成】
この目的に対応して、この発明のプロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造は、反射型表示素子を有するプロジェクターにおいて、前記反射型表示素子の背面にヒートシンクを取り付け、前記ヒートシンクの近傍にシロッコファンとルーバーとを配置し、シロッコファンの前記送出口から送出された冷却風を導く導風路を設け、前記導風路中に前記ヒートシンクのフィンを配置し、前記導風路から出た前記冷却風がルーバーを通して筐体の外部に排出されるように構成したことを特徴としている。ここで反射型表示素子としては、LCOSが用いられているが、D−ILA又はDMDを用いても良い。
【0007】
【実施態様】
以下この発明の詳細を一実施例を示す図面について説明する。
図1から図3において、1は映像プロジェクターであり、映像プロジェクター1はランプ2、カラーホイール3、インテグレートロッド4、コンデンサーレンズ5、ミラー6、反射型表示素子7及びプロジェクションレンズ8を筐体11内に配置して備えている。
【0008】
ランプ2から放射された光はカラーホイール3、インテグレートロッド4、コンデンサーレンズ5、ミラー6を通して反射型表示素子7に入射し、反射型表示素子7の反射面12で反射され、かつミラー6にも反射されてプロジェクションレンズ8に入射し、プロジェクションレンズ8からスクリーン(図示せず)に向けて拡大投射される。
以上の構成の映像プロジェクター1は従来から良く知られているものである。
【0009】
この発明の映像プロジェクター1で特に重要な構成は反射型表示素子7の冷却構造にある。すなわち、この発明の冷却構造13では、図2、図3、図4に示すように反射型表示素子7の背面14(反射面15とは反対側の面)にヒートシンク16を取り付ける。
【0010】
ヒートシンク16はベース17とフィン18とからなり、材料はアルミニウムまたは銅などの金属製である。フィン18はブレード状フィン、ピン状フィンなどが採用可能である。この実施例ではピン状フィンが採用されている。
【0011】
ヒートシンク16はベース17が反射型表示素子7と熱伝達可能に取り付けられる。取り付け方としては熱伝導性の両面テープで接着することが可能である。ヒートシンク16の近傍にはシロッコファン21が配置される。シロッコファン21は正面の吸込口22から外気を吸入して側面の送出口23から冷却風を送出する構成になっていて、正面が筐体11の開口部24に対応して位置しており、送出口23は導風路25の入口26に対向して配置される。導風路25は冷却風を導くための通路で、シロッコファン21及びヒートシンク16に対応して筐体11の直近の内側に形成される。導風路25は直線状に形成され、したがって冷却風の進行方向34も水平の直線となる。導風路25の壁面の一部分はヒートシンク16のベース17の表面が構成し導風路25内にはヒートシンク16のフィン18が位置するように配置される。
【0012】
導風路25の側面27には出口28が設けられ、この出口28に対向してルーバー31が筐体11に取り付けられている。
【0013】
ルーバー28は導風路25から排出する冷却風を外部に案内するためのものであるが、そのときの案内の方向は排気を導風路25と平行な方向に案内するようにベーン33を配置している。すなわちルーバー31は縦ルーバーであって、導風路における冷却風の進行方向34を含む水平平面内で90°より小さい角度θをなす斜め前方の方向36に排出する。これに対し他のルーバー37はベーンが横に配置されている横ルーバーである。
【0014】
このように構成された反射型表示素子の冷却構造では、シロッコファン21が外気を吸込口22から吸込み、送出口23から排され、冷却風32が導風路25内を流れる。反射型表示素子7が動作中に発熱した場合のその熱は背面14からヒートシンク16のベース17に伝達され、さらにフィン18に伝達される。前記の導風路25内には反射型表示素子7の背面に固定されたヒートシンク16のフィン18が配置されているので、冷却風32はフィン18を冷却しながら導風路25内を流れ、導風路25から排出された冷却後の冷却風はルーバー31によって導風路25の斜め前方の方向36に案内されて筐体11の外へ排出される。
【0015】
一方、反射型表示素子7のヒートシンク16以外のDC電源45、ランプバラスト46等の他の発熱部品は従来通り軸流ファン47を作動させた冷却風によって冷却され、冷却後の冷却風は他のルーバー37によって案内されて筐体外に排出される。これらのルーバー37は横ルーバーであって、冷却風は斜め下方に排出される。
【0016】
図5には、この発明の第2の実施例に係る冷却部構造13bが示されている。この冷却部構造13bでは反射型表示素子7とヒートシンク16との間に熱電素子を介在させる点で第1の実施例に係る冷却部構造13と異なっている。
【0017】
すなわち、冷却部構造13bは反射型表示素子7の背面14とヒートシンク16のベース17との間に熱電素子41を備えている。
【0018】
熱電素子41は通常ペルチェ素子やブリジスタ素子と呼ばれる素子であって、熱電素子41に電圧が印加されれば片面(冷却面42)は冷却されて熱を吸収し、他面(放熱面43)は発熱されて熱を放出する。この第2の実施例では、熱電素子41は冷却面42を反射型表示素子7の背面14に接触させ、放熱面43をヒートシンク16のベース17に接触させた状態でねじて反射型表示素子7に取り付けられる。一方、温度検出器44が取付られている。このように構成された冷却部構造13bでは反射型表示素子7が動作する途中で、温度検出器44が検出した反射型表示素子7の温度が設定値を超えると、温度検出器44が信号を発し、この信号によって熱電素子41が作動し、冷却面42が反射型表示素子7から吸熱し、放熱面43がヒートシンク16に放熱し、その結果として反射型表示素子7が冷却される。ヒートシンク16に伝達された熱は導風路25を流れる冷却風32によって冷却される。
【0019】
【発明の効果】
この発明の冷却部構造ではシロッコファン21と導風路25及びルーバー31によって反射型表示素子7に専用の冷却風ルートを構成して外気を直接ヒートシンクに吹き付ける為、冷却効率が良い。また、高温化した空気は、専用の導風路を通る為、途中に障害物がなくストレスなく排気できる為、冷却効率が良い。
【0020】
排気口には、斜め方向に排気するルーバーが設けられている為、高温化した空気は、直接外部に排気される為、他の部品の冷却効率を妨げないし、また他の部品から熱を受けて高温化することがなく、反射表示素子の冷却効率を高く維持することができる。また、ファンにシロッコファンを使用している為、静音設計にも貢献している。
【0021】
こうしてこの発明では、反射型表示素子の冷却に冷媒を使用せず、また軸流ファンを使用せず、冷却効率が高く、長期間の性能の劣化がなく、構造が簡単で静音効果も高い反射型表示素子の冷却部の構造を得ることができる。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】映像プロジェクターの正面説明図。
【図2】映像プロジェクターの側面説明図。
【図3】映像プロジェクターの断面説明図。
【図4】冷却部構造の拡大断面説明図。
【図5】他の冷却部構造の拡大断面説明図。
【符号の説明】
1      映像プロジェクター
2      ランプ
3      カラーホイール
4      インテグレートロッド
5      コンデンサーレンズ
6      ミラー
7      反射型表示素子
8      プロジェクションレンズ
11     筐体
13、13b 冷却部構造
14     背面
15     反射面
16     ヒートシンク
17     ベース
18     フィン
21     シロッコファン
22     吸込口
23     送出口
24     開口部
25     導風路
26     入口
27     側面
28     出口
31     ルーバー
32     冷却風
33     ベーン
34     進行方向
36     ルーバーの案内方向
37     他のルーバー
41     熱電素子
42     冷却面
43     放熱面
44     温度検出器
45     DC電源
46     ランプバラスト
47     軸流ファン

Claims (8)

  1. 反射型表示素子を有するプロジェクターにおいて、前記反射型表示素子の背面にヒートシンクを取り付け、前記ヒートシンクの近傍にシロッコファンとルーバーとを配置し、シロッコファンの前記送出口から送出された冷却風を導く導風路を設け、前記導風路中に前記ヒートシンクのフィンを配置し、前記導風路から出た前記冷却風がルーバーを通して筐体の外部に排出されるように構成したことを特徴とするプロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造。
  2. 前記反射型表示素子の背面と前記ヒートシンクとの間に熱電素子を取り付け、前記熱電素子は冷却面を前記反射型表示素子の背面側にし放熱面を前記ヒートシンク側にして取付られていることを特徴とする請求項1記載のプロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造。
  3. 前記反射型表示素子の温度を検出する温度検出器を備え、前記熱電素子は前記温度検出器からの信号によって作動することを特徴とする請求項2記載のプロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造。
  4. 前記ルーバーは前記導風路内の前記冷却風の進行方向と90°より小さい角度をなす方向に前記冷却風を排出するベーンを備えていることを特徴とする請求項1または2記載のプロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造。
  5. 前記導風路を前記シロッコファンの送出口から送出される冷却風の進行方向に沿って形成したことを特徴とする請求項1または2記載のプロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造。
  6. 前記シロッコファンの送出口から送出される冷却風の進行方向を前記シロッコファンの吸込口から吸い込まれる冷却風の進行方向に対して垂直にし、前記導風路を前記シロッコファンの送出口から送出される冷却風の進行方向に沿って形成し、前記ルーバーは前記導風路内の前記冷却風の進行方向の斜め前方に前記冷却風を排出するブレードを備えていることを特徴とする請求項1または2記載のプロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造。
  7. 前記ルーバーのベーンは導風路における冷却風の進行方向を含む平面に平行に冷却風を排出するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のプロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造。
  8. 前記ルーバーは縦ルーバーであることを特徴とする請求項1または2記載のプロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造。
JP2002239196A 2002-08-20 2002-08-20 プロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造 Pending JP2004077883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002239196A JP2004077883A (ja) 2002-08-20 2002-08-20 プロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002239196A JP2004077883A (ja) 2002-08-20 2002-08-20 プロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004077883A true JP2004077883A (ja) 2004-03-11

Family

ID=32022363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002239196A Pending JP2004077883A (ja) 2002-08-20 2002-08-20 プロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004077883A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7384152B2 (en) 2004-04-22 2008-06-10 Nec Viewtechnology, Ltd. Liquid-cooled projector
CN102253579A (zh) * 2010-05-17 2011-11-23 三洋电机株式会社 投射型显示装置
US8118083B2 (en) 2004-08-18 2012-02-21 Nec Viewtechnology, Ltd. Circulation-type liquid cooling apparatus and electronic device containing same

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7384152B2 (en) 2004-04-22 2008-06-10 Nec Viewtechnology, Ltd. Liquid-cooled projector
US8118083B2 (en) 2004-08-18 2012-02-21 Nec Viewtechnology, Ltd. Circulation-type liquid cooling apparatus and electronic device containing same
CN102253579A (zh) * 2010-05-17 2011-11-23 三洋电机株式会社 投射型显示装置
US9158186B2 (en) 2010-05-17 2015-10-13 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Projection display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9958760B2 (en) Projection apparatus with heat dissipating module
US7188973B2 (en) Optical image projector and light source device for optical image projector
JP4193796B2 (ja) 軸流ファン及びこれを用いたプロジェクタ
JP2006267622A (ja) ランプ冷却装置及び投射型表示装置
JP2007316319A (ja) プロジェクタ
US8465156B2 (en) Image projection apparatus having cleaning function of air filter
JP4257311B2 (ja) 投写型表示装置
JP2003337380A (ja) 投射型表示装置
JP2014048354A (ja) プロジェクタ装置
JP3985749B2 (ja) 投射型表示装置
JP6645667B2 (ja) 投写型表示装置
JP6277608B2 (ja) 冷却構造、画像投射装置、電子機器
JP5159347B2 (ja) 映像表示装置
JP2003057754A (ja) 冷却装置およびこれを備えたプロジェクタ
JP5565517B1 (ja) 冷却装置、冷却構造、画像投射装置、電子機器
US9645478B2 (en) Cooling device, image projection apparatus, and electronic apparatus
TW201319720A (zh) 投影機光機散熱裝置
JPH11119181A (ja) 投射型液晶表示装置の冷却構造
JP2008076661A (ja) 密閉型ランプ装置およびプロジェクター
JP2004077883A (ja) プロジェクターにおける反射型表示素子の冷却部構造
JP2004045990A (ja) 表示装置
JP2008016394A (ja) 光源装置、照明装置及びプロジェクタ装置
JP2006091697A (ja) プロジェクタ
CN110716374B (zh) 投影仪
JP2005321525A (ja) プロジェクタ