JP2005321525A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷却効率を向上させたプロジェクタを提供する。
【解決手段】 プロジェクタ1は、光源としてのランプ53と、ランプ53からの出射光の光路上に配設され、出射光の変換を行う光学変換部50と、光学変換部50を液状の冷却媒体を用いて冷却する冷却装置3と、プロジェクタ1に電源を供給する電源装置と、ランプ53または電源装置を空冷する冷却ファン4と、プロジェクタ1の本体内部に外気を取入れる吸気部22と、プロジェクタ1の本体内部の熱を外部に排気する排気部23とを備える。また、冷却装置3は、冷却媒体の流通路となる流通パイプ31と、冷却媒体を流通させるためのポンプ32と、温まった冷却媒体の熱を放熱する放熱部33とを備える。そして、冷却ファン4は、ランプ53または電源装置を空冷すると同時に放熱部33を空冷する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷却媒体を用いた冷却装置を備えたプロジェクタに関するものである。
従来、プロジェクタの発熱部分に対する冷却方法として、一般的には冷却ファンを用いて、外気をその発熱部分に吹きつけて冷却する空冷方式が用いられている。
そのような中で、直方体状のハウジング内にランプを設置すると共に、ランプの後方位置に排気ファンを設置してランプを冷却することが提案されている(特許文献1)。
また、液状の冷却媒体を用いた液冷方式として、プロジェクタの発熱部分の熱を冷却媒体が流通パイプの中を流通することで、発熱部分を冷却させることが考案されている。その中で、プロジェクタの光源からの出射光を変調する液晶パネル部分に、透明部材で形成した容器を固定し、その容器を冷却媒体で充填し、その容器を連結パイプ、液送ポンプおよび放熱器でなる冷却装置に接続して、放熱器を冷却ファンにより空冷することで液晶パネルを冷却することが提案されている(特許文献2)。
特開2004−4942号公報 特開平6−189240号公報
特許文献2によると、プロジェクタとして考えた場合、放熱器を冷却ファンで空冷するが、放熱器および冷却ファンの配設する場所などに関しては、記述されていないため、この構成を実施する場合に課題がある。また、放熱器以外にも冷却ファンは複数必要となることが課題となる。
また、空冷による冷却の場合、外気を直接発熱部分(液晶パネル)に吹きつけるため、例えば液晶パネルの表示面にゴミが付着し、その結果、画像を投写するスクリーンにゴミの陰影も拡大投写されてしまう問題も発生し、投写画像の品質を下げる原因になっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、冷却効率を向上させたプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像データを拡大投写するプロジェクタであって、光源と、光源からの出射光の光路上に配設され、出射光の変換を行う光学変換部と、光学変換部を液状の冷却媒体を用いて冷却する冷却装置と、プロジェクタに電源を供給する電源装置と、光源または電源装置を空冷する冷却ファンと、プロジェクタの本体内部に外気を取入れる吸気部と、プロジェクタの本体内部の熱を外部に排気する排気部とを備え、冷却装置は、冷却媒体の流通路となる流通パイプと、冷却媒体を流通させるためのポンプと、温まった前記冷却媒体の熱を放熱する放熱部とを備え、冷却ファンは、光源または電源装置を空冷すると同時に放熱部を空冷することを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、光源の出射光により発熱した光学変換部を液状の冷却媒体を用いて冷却する冷却装置が備えられており、また、冷却装置は、流通パイプ、ポンプ、放熱部を備えて、冷却媒体が冷却装置の内部を流通し、放熱部で発熱した光学変換部の熱を放熱する。また、発熱した光源または電源装置を空冷する冷却ファンを備えている。そして、この空冷するための冷却ファンを冷却措置の放熱部を空冷することに共通に使用することで、光学変換部もあわせて空冷することができる。また、冷却ファンは、プロジェクタの吸気部から外気を吸気することができ、光学変換部の放熱部と光源または電源装置を冷却した熱を持った気流を排気部から排気することができる。
以上により、冷却ファンを空冷による冷却用と、液状の冷却媒体を用いた液冷用とに共通で使用することができるため、プロジェクタの冷却に使用する冷却ファンの数を減らせるため、プロジェクタの小型化が可能になる。また、冷却効率も向上する。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタであって、冷却ファンによる吸気部から排気部に至る気流経路上において、放熱部を光源または電源装置に対して上流側に配置したことを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、放熱部は、発熱が放熱部よりも高温になる光源や電源装置などより、冷却ファンによる気流経路上で、上流側である吸気部側に配置されるため光源や電源装置などの熱を受けることなく冷却することができる。
そのため、効率的に光源または電源装置および放熱部を冷却することが可能となる。よって、冷却効率を向上することができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタであって、放熱部は、吸気部と冷却ファンの間に配置され、光源または電源装置は、冷却ファンと排気部の間に配置されることを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、冷却ファンは、吸気部から外気を吸気して、最初に放熱部を冷却し、次に、その放熱した熱を持った温風を光源に吹きつけることで、光源または電源装置を冷却することができる。そして、熱せられた気体を排気部から排気することができる。光源の発熱量は放熱部での放熱量に比べて格段に高いため、放熱部からの温風でも十分に光源を冷却することができる。
そのため、効率的に光源または電源装置および放熱部を冷却することが可能となる。よって、冷却効率を向上することができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタであって、プロジェクタの本体内部において光源からの出射光の光路上の領域を少なくとも含み密閉させる密閉部を備えたことを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、密閉部により、光源からの出射光の光路上の領域を少なくとも含んで密閉させることができる。
そのため、従来の空冷方式のように、光学変換部の発熱部に直接外気を吹きつけることにより発生していた、ゴミの付着を防止することが可能となる。また、冷却装置を使用した場合の冷却ファンによる間接的なゴミの付着も密閉することにより防止することが可能となる。よって、投写画像の品質を向上することができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタであって、密閉部は、光学変換部を構成し光源からの出射光を変調する表示デバイスを少なくとも含むことを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、表示デバイスを含んだ領域で密閉できる。
そのため、従来の空冷方式において問題となっていた、表示デバイスの表示面へのゴミの付着を防止することができる。そのため、画像を投写するスクリーンにゴミの陰影も拡大投写されてしまうなどの問題も防止することが可能となる。よって、投写画像の品質を向上することができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタであって、プロジェクタの本体内部において光源からの出射光の光路上の領域を全体に密閉させる密閉部を備え、さらに、密閉部内で表示デバイスを含む領域を密閉させることを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、光学変換部を含め、光源からの出射光の光路上の領域の全体を密閉させることができ、さらに表示デバイスを含む領域も密閉できる。
そのため、表示デバイスを含む領域は二重に密閉されることになり、表示デバイスの表示面へのゴミの付着をさらに防止することができる。よって、投写画像の品質をさらに向上することができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタであって、光源または電源装置、および放熱部を冷却する冷却ファンによる熱風が、光学変換部に流れ込まないように、熱風を遮へいする遮へい部を備えたことを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、遮へい部により、光源または電源装置、および放熱部を冷却する冷却ファンによる熱風が、光学変換部に流れ込まないようにできる。
そのため、熱風により光学変換部が熱せられるのを防止することができるため、光学変換部の冷却効率を向上することが可能となる。
また、本発明の好ましい態様によれば、プロジェクタであって、密閉部は、遮へい部を兼ねていることを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、密閉部が遮へい部を兼ねるため、光学変換部へのゴミの付着を防止することができるばかりでなく熱風により光学変換部が熱せられるのを防止することができる。
そのため、投写画像の品質を向上すると共に冷却効率も向上することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のプロジェクタにおける冷却媒体を用いた冷却装置の配置と、冷却装置を用いた場合の光源であるランプからの出射光の光路上の領域における構造を示す概略平面図である。また、プロジェクタの外装ケースの上側筐体である上外装ケース(図示省略)と、ランプからの出射光の光路上の領域に配置される光学変換部および光学変換部を保持固定する光学エンジンを構成する筐体の上側筐体である上エンジンケース(図4に示す)を取外した状態の概略平面図である。また、プロジェクタを制御する回路ブロック、および、回路ブロックや光源などに電源を供給する電源装置などは図示を省略している。
外装ケース2は上下の筐体である上外装ケース(図示省略)と下外装ケース21などから構成されており、その側面部にはプロジェクタ1の外側の外気を吸気する吸気部22と、プロジェクタ1の内部の熱をプロジェクタ1の外部に排気する排気部23とが備えられている。そして、外装ケース2の内部には、光学エンジン5を構成するランプ53と、光学変換部50と、投写光学系(投写レンズ59として図示)とが下エンジンケース51に固定設置されている。なお、光学変換部50は、照明光学系54と、色分離光学系56と、液晶デバイスと、色合成光学系(クロスダイクロイックプリズム58として図示)とで構成されている。そして、下エンジンケース51は、下外装ケース21にネジ締めにより固定される構造となっている。
光学変換部50の液晶デバイスである液晶パネル57を冷却するための冷却装置3が、下外装ケース21に固定設置されている。そして、冷却装置3の放熱部33は外装ケース2の側面部に設けられた吸気部22の内側に位置するように設けられている。そして、放熱部33を空冷する冷却ファン4が放熱部33とランプ53の間に位置するように設けられている。また、冷却ファン4は下外装ケース21に固定設置されている。なお、冷却装置3に関しては、図2および図3を用いて詳細に説明する。
ここで、プロジェクタ1の光学エンジン5の構成と動作を簡単に説明する。
光学エンジン5は、筐体である上下のエンジンケース51,52により、光源であるランプ53や光学変換部50である各種の光学系部品などを組込んだ1つのユニットとしてまとめた構造体である。そして、ランプ53から出射した出射光を偏光・色分離・変調・色合成などの光学的な変換を行う光学変換部50を介して、投写レンズ59によりスクリーンなどに画像データを拡大投写する。
光学エンジン5の内部は、光学機能的には、光源であるランプ53と、照明光学系54と、色分離光学系56と、液晶デバイスと、色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム58と、投写光学系としての投写レンズ59とに大別できる。
照明光学系54は、第1レンズアレイ541、第2レンズアレイ542、偏光変換素子543、重畳レンズ544、第1反射ミラー545、第2反射ミラー546、リレーレンズ547、第3反射ミラー548、第4反射ミラー549から構成される。
色分離光学系56は、第1ダイクロイックミラー561、第2ダイクロイックミラー562から構成される。
液晶デバイスは、液晶パネル57R(赤色用)、57G(緑色用)、57B(青色用)から構成される。詳細は後述する。また、投写光学系としての投写レンズ59は、各種のレンズから構成され、画像を拡大したり、ピントを合せたりすることが可能である。
ランプ53は、投写するための光源となる発光源531と、発光源531から出射された放射状の光線を照明光軸の向きに平行光線として反射するリフレクタ532とで構成される。
ここで、ランプ53から出射された出射光の動作を、光学変換部50に備わる各種光学系部品の説明と合せて説明する。
ランプ53からの略平行な出射光は、第1レンズアレイ541に入射する。第1レンズアレイ541は、照明光軸方向から見て概矩形状の小レンズがマトリクス状に配列構成され、入射光を分割して、照明光軸方向に出射する。第2レンズアレイ542は、第1レンズアレイ541とほぼ同様の構成であり、重畳レンズ544と共に第1レンズアレイ541の各小レンズの像が液晶デバイスの表示面上に結像させる働きを行う。
偏光変換素子543は、第2レンズアレイ542からの出射光を1種類の偏光光に変換する素子であり、光の利用率を向上するためのものである。
重畳レンズ544からの出射光は第1反射ミラー545により反射される。そして色分離光学系56を構成する第1ダイクロイックミラー561により、色分離が行われる。本実施形態では、第1ダイクロイックミラー561により、青色光成分は透過させ、それ以外の色光成分は反射させている。透過した青色光成分は第2反射ミラー546により反射し、フィールドレンズ550Bに入射し、液晶デバイスを構成する液晶パネル57Bに達する。また、反射した青色光成分以外の色光成分は第2ダイクロイックミラー562により再度、色分離が行われる。本実施形態では、第2ダイクロイックミラー562により、赤色光成分は透過させ、緑色光成分は反射させている。そして、反射した緑色光成分はフィールドレンズ550Gに入射して、液晶パネル57Gに達する。また、透過した赤色光成分は、リレーレンズ547A、第3反射ミラー548、リレーレンズ547Bおよび第4反射ミラー549により透過および反射させ、フィールドレンズ550Rに入射し、液晶パネル57Rに達する。
ここで、赤色光成分の光路上のリレーレンズ547A,547Bは、赤色光の光路長が他の色光成分の光路長に対して長いため、光の発散などによる光の利用効率の低下を防止する働きを行う。また、第1ダイクロイックミラー561および第2ダイクロイックミラー562は、上述したように、ランプ53の出射光を赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)の3色の色光に色分離する働きを行う。
各液晶パネル57R,57G,57Bに到達した光線は各液晶パネル57により変調され出射する。出射した各色光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム58により、色合成が行われ、合成された出射光が投写光学系としての投写レンズ59により、拡大投写される。
図2は、プロジェクタ1における冷却媒体を用いた冷却装置3の配置の関係を示した概略平面図である。また、図3は、冷却装置3の放熱部33を吸気部22側から見た図である。図2および図3を用いて、冷却装置3の構成と動作について説明する。
冷却装置3は、流通パイプ31と、ポンプ32と、放熱部33とから構成される。流通パイプ31の中を循環させる液状の冷却媒体として、本実施形態ではエチレングリコールを用いている。
そして、液晶デバイスを構成する液晶パネル57R,57G,57Bを冷却するための構造として、液晶パネル57の表示面を覆う面積で備えられた透明部材で構成される箱状の冷却部315を備えている。
ここで、赤色光用の液晶デバイスを構成する液晶パネル57R部を例に説明する。
液晶パネル57Rは、電極を形成した2枚のガラス板に液晶を封入し構成した液晶パネル本体571Rと、入射側偏光板572Rと、出射側偏光板573Rとで構成されている。また、箱状冷却部315Rは、入射側を液晶パネル本体571Rの出射側面に接続し、箱状冷却部315Rの出射側を出射側偏光板573Rに接続している。
箱状冷却部315Rは、冷却媒体が充填され、冷却媒体の流通路として、流入口(図示省略)と流出口(図示省略)とが備えられている。そして、箱状冷却部315Rの流入口は流通パイプ311と接続され、流出口は箱状冷却部315Gの流入口との接続パイプである流通パイプ312と接続されている。
このように、液晶パネル57G部および液晶パネル57B部においても液晶パネル57Rと同様の構成で、それぞれ、箱状冷却部315Gおよび箱状冷却部315Bが構成されている。具体的には、箱状冷却部315Gは、入射側偏光板572Gを備えた液晶パネル本体571Gと、出射側偏光板573Gとに挟まれるように接続される。また、箱状冷却部315Bは、入射側偏光板572Bを備えた液晶パネル本体571Bと、出射側偏光板573Bとに挟まれるように接続される。そして、箱状冷却部315Gの流入口は流通パイプ312と接続され、流出口は箱状冷却部315Bの流入口と流通パイプ313で接続され、箱状冷却部315Bの流出口は流通パイプ314と接続される構成となっている。
箱状冷却部315Bの流出口は流通パイプ314と接続され、流通パイプ314はポンプ32の流入口と接続される。そして、ポンプ32の流出口は放熱部33と接続される。
放熱部33は、流路断面形状として流通パイプ31の断面形状と同様であり、その流路形状は、図3に示すように、流通パイプ31をU字状の屈曲部を何重かに形成した経路形状となっている。また、その何重かに形成した流通パイプ31の断面方向に流路を横断する形で放熱用フィン331を設けた構成になっている。
そして、放熱部33は流通パイプ311に接続され、そして、箱状冷却部315Rの流入口に接続される。
以上のように、冷却装置3は構成される。
また、放熱部33は、外装ケース2の側面部に設けられた吸気部22の内側に位置するように設けられている。そして、放熱部33を空冷する冷却ファン4が放熱部33とランプ53の間に位置するように設けられている。
次に、冷却装置3の動作について説明する。
冷却装置3は、ポンプ32により流通パイプ31の内部に充填された冷却媒体を流通することで、循環させている。そして、液晶パネル57R,57G,57Bで温められた冷却媒体の熱は、放熱部33で冷却ファン4が吸気部22から外気を吸気することにより流通パイプ31を介して放熱させることで冷却される。また、その冷やされた冷却媒体がポンプ32により、再度、液晶パネル57R,57G,57Bに流通するという循環を行っている。冷却装置3では、図2および図3に示す実線矢印の方向に冷却媒体が流通することになる。
ここで、赤色光用の液晶デバイスを構成する液晶パネル57R部を冷却するための箱状冷却部315Rから動作を詳細に説明する。
液晶パネル57Rを構成する液晶パネル本体571Rと、入射側偏光板572Rと、出射側偏光板573Rとは、ランプ53からの入射光を変調することで熱を発生する。その発生した熱は、液晶パネル本体571Rおよび出射側偏光板573Rに接続する箱状冷却部315Rに伝熱する。その結果、箱状冷却部315R内の冷却媒体は伝熱により温められる。
その温められた冷却媒体は、流通パイプ312により箱状冷却部315Gに流入する。箱状冷却部315Gでは、液晶パネル57R部と同様に、液晶パネル57Gの変調により発生した熱が、箱状冷却部315Gに伝熱される。そこで更に温められた冷却媒体は流通パイプ313により箱状冷却部315Bに流入する。
箱状冷却部315Bに流入した冷却媒体は、液晶パネル57Bで発生する熱を伝熱され温められる。このようにして、液晶パネル57R,57G,57Bで温められた冷却媒体は、箱状冷却部315Gの流出口と接続される流通パイプ314を流通してポンプ32に戻り、ポンプ32により、放熱部33に流入することになる。
放熱部33に流入した、温められた冷却媒体は、流通パイプ31をU字状の屈曲部を何重かに形成した経路を流通することで、冷却ファン4により、吸気部22から吸気される外気に熱を放熱することにより、冷却流体が冷却される。ここで、流通パイプ31をU字状の屈曲部を何重かに形成した経路になっているのは、流路長を長くして、外気と接触する表面積を大きくすることで、冷却媒体を効率よく冷却させるためである。また、U字状の屈曲部を横断する形で流通パイプ31に設けられた放熱用フィン331により、さらに放熱効率を高めている。また、冷却装置3の流通パイプ31を構成する材料は、本実施形態では、熱伝導率の高い銅系の金属で構成された管を用いている。
放熱部33で冷却された冷却媒体は、流通パイプ311を流通して、箱状冷却部315Rに流入する。これ以降は、上述した一連の動作により、流通パイプ31内を循環し、液晶パネル57R,57G,57Bで発生する熱を冷却する働きを行う。特に液晶パネル57Bで発生する熱量は、他の液晶パネル57R,57Gで発生する熱量に比べて大きいため、液晶パネル57Bで発生する熱が他の液晶パネル57R,57Gに伝熱するのを防止するために箱状冷却部315Bを冷却媒体が流通する順番を最後としている。
ここで、冷却ファン4は、放熱部33とランプ53との間に位置するように設置されており、放熱部33に対して外気を吸気することで、放熱部33を冷却する。その後、冷却ファン4は、放熱部33で放熱した熱を持った外気を、ランプ53に吹きつけることで、ランプ53で発生する熱を冷却する。また、冷却ファン4は、ランプ53から放熱した熱で温められた熱風を外装ケース2の側面に備えた排気部23からプロジェクタ1の外部に排気することで、プロジェクタ1の内部に熱が残らないようにしている。
ここで、ランプ53は、冷却ファン4により放熱部33での放熱で温められた外気を吹きつけられることになるが、ランプ53での発熱温度は、放熱部33で放熱する温度に比べて、格段に高いため、放熱部33での放熱で温められた外気を吹きつけることでランプ53を十分に冷却することができる。
図1および図2に示す二点鎖線矢印矢印が、冷却ファン4による外気の流れの方向を示している。
上述したように、冷却装置3と冷却ファン4の動作により、液晶パネル57R,57G,57Bおよびランプ53は冷却される。
図4は、ランプ53からの出射光の光軸上の領域を全体および部分的に密閉させたときの概略平面図である。また、プロジェクタ1の外装ケース2の上側筐体である上外装ケースを取外した状態の概略平面図である。
図5は、図4で示した密閉構造に対して、更に、液晶パネル57部を略二重に密閉した状態の概略部分拡大平面図である。
図4および図5を用いて光学エンジン5の密閉構造に関して説明する。
光学エンジン5を構成する下エンジンケース51の内面部に、図4に破線で示された光学変換部50を構成する各種の光学系部品の底面側および側面側を保持固定する構造となっている。そして、下エンジンケース51内に各種光学系部品を所定の位置に配設して、その上から、上エンジンケース52を下エンジンケース51および光学変換部50を覆う形で、上エンジンケース52をかぶせ、上エンジンケース52をネジ締めにより、下エンジンケースに固定することで、内部に保持固定する光学変換部50を密閉するようにしている。
また、図5に示すように、液晶パネル57、箱状冷却部315およびクロスダイクロイックプリズム58の部分は、下エンジンケース51、フィールドレンズ550および上エンジンケース52によって、密閉される構造をとっている。図5の斜線部で示す部分が略二重に密閉される部分である。詳細には、左右側方向(同図では、上下方向)と、背面側方向(同図では、右側方向)を下エンジンケース51と上エンジンケース52(図4に図示)とに勘合されたフィールドレンズ550R,550G,550Bにより囲まれた状態にあり、この三方向については、ケースとレンズとにより二重に密閉されている。
従来は、空冷による冷却方式であったため、液晶パネル57を冷却する各液晶パネル57R,57G,57Bの底面側に相対する下エンジンケース51部に外気の通る孔を設けていた。そして、上エンジンケース52の液晶パネル57およびクロスダイクロイックプリズム58に相対す部分を開放することで、外気を液晶パネル57の底面側から上面側に流れるように構成して冷却していた。それにより、外気からのゴミが、直接各液晶パネル57R,57G,57Bの表示面に付着していた。
しかし、液冷による冷却装置3を用いることで、密閉構造を採用することが可能となり、光学変換部50全体が密閉され、しかも、液晶パネル57部分は、更に略二重密閉される構造となっている。そのため、液晶パネル57の表示面へのゴミの付着は確実に防止できる。
また、本実施形態の密閉構造は、ゴミが入らない密閉構造を前提としており、気密性はないため、気圧変化や温度変化により密閉構造内部の空気の膨張、圧縮は生じずに、外気とは同じ圧力であるためプロジェクタ1を様々な場所で使用することができる。
上述した、実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)冷却装置3を液晶パネル57部に箱状冷却部315を備えて構成し、プロジェクタ1の吸気部22の近傍に放熱部33を配設したことで、冷却ファン4の外気の吸気により放熱部33で効率的に液晶パネル57部の熱を放熱させることができる。
また、放熱部33の形状は、流通パイプ31をU字状の屈曲部を何重かに形成した経路を流通する形状としたことで流路長を長くして、外気と接触する表面積を大きくすることで、冷却媒体の冷却効率を向上させることができる。
更に、U字状の屈曲部を横断する形で流通パイプ31に設けられた放熱用フィン331により、放熱効率を一段と向上することが可能となる。よって、冷却媒体を効率的に冷却でき、液晶パネル57を確実に冷却することが可能となる。
(2)冷却装置3の流通パイプ31を構成する材料は、熱伝導率の高い銅系の金属で構成された管を用いているため、効率的に冷却媒体の熱を流通パイプ31に伝熱し、外気に放熱することができる。よって、冷却媒体の冷却効率を向上することが可能となる。
(3)冷却ファン4を冷却装置3の放熱部33とランプ53の間に配設したことにより、放熱部33を冷却すると同時に、放熱部33で放熱した熱を持った外気を、ランプ53に吹きつけることで、ランプ53で発生する熱を冷却することが可能となる。また、冷却ファン4は、ランプ53から放熱した熱で温められた熱風を外装ケース2の側面に備えた排気部23からプロジェクタ1の外部に排気することで、プロジェクタ1の内部に熱が残らないようにしている。そのため、放熱部33とランプ53は確実に冷却することが可能になる。よって、冷却効率をさらに向上させることができる。
(4)液冷による冷却装置3を用いることで、光学エンジン5部を密閉する構造をとることができ、光学変換部50を密閉することができる。また液晶パネル57を含む領域は略二重に密閉される構造とすること可能となる。これに対し従来は、空冷による冷却方式であったため、密閉構造を用いることができなかったため、外気からのゴミが液晶パネルの表示面に付着していたが、本実施形態では密閉構造を用いることが可能であり、液晶パネル57の表示面へのゴミの付着の問題が解決する。
密閉構造を用いることにより、付着したゴミの陰影が投写レンズ59により、スクリーンに画像と共に拡大投写されることもなくなり、投写画像の品質を向上することが可能となる。更に、密閉構造を用いたことで、タバコの煙の充満する場所や粉塵などが多い場所などにおいてもプロジェクタ1を安心して使用することができるため、プロジェクタ1の使用場所を拡大することが可能となる。
(5)冷却ファン4を空冷による冷却用(ランプ53の冷却用)と、液状の冷却媒体を用いた液冷用(放熱部33の冷却用)とに共通で使用することができるため、プロジェクタ1の冷却に使用する冷却ファン4の数を減らせるため、プロジェクタ1の小型化が可能になる。
(6)本実施形態では、光学エンジン5部を密閉する構造をとる密閉部を、冷却ファン4による熱風を遮へいする遮へい部と兼ねている。そのため、冷却ファン4による熱風が光学変換部50に直接流れ込まないようにできるため、光学変換部50へのゴミの付着を防止することができるばかりでなく、熱風により光学変換部50が熱せられるのを防止することができる。そのため、投写画像の品質を向上すると共に冷却効率も向上することが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良など加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)前記実施形態では、冷却ファン4を用いて、ランプ53を空冷しているが、これに限らず、電源装置を冷却ファン4により空冷しても良い。これにより、放熱部33を冷却するのに合せて、電力を供給することで発熱する電源装置を冷却することができる。
(変形例2)前記実施形態では、冷却ファン4を放熱部33とランプ53の間に配置した。しかし、これに限らず、放熱部33を冷却ファン4とランプ53の間に配置して、冷却ファン4を吸気部22の近傍に配置する構造としても良い。この構造により、冷却ファン4は、吸気部22から外気を吸気して、その外気を放熱部33に吹きつけることで、放熱部33を冷却し、その後で、放熱部33の放熱による温められた外気を、ランプ53に吹きつけることで、ランプ53を冷却することができる。放熱部33とランプ53の冷却効果は変化がなく、このような構成でも、効率的に冷却することが可能である。
(変形例3)前記実施形態では、吸気部22の近傍から放熱部33、冷却ファン4、ランプ53という順番で配置した。しかし、これに限らず、排気部23の近傍からランプ53、冷却ファン4、放熱部33という順番で配置しても良い。また、排気部23の近傍から冷却ファン4、ランプ53、放熱部33という順番で配置しても良い。よって、冷却ファン4による吸気部22から排気部23への気流の流れ(気流経路)に対して、気流経路の上流側から放熱部33、ランプ53の順番で配置することで、冷却効率を向上することができる。これにより、放熱部33、ランプ53および冷却ファン4の配置に関する設計上の自由度が拡大する。
(変形例4)変形例3に記述した配置順番と同様ではあるが、吸気部22の近傍に放熱部33を配置して、排気部23の近傍に、ランプ53、冷却ファン4の順で配置するか、または、冷却ファン4、ランプ53の順で配置することでも良い。このようにすることで、放熱部33は吸気部22の近傍に配置され、放熱部33とランプ53との距離を確保することができるため、放熱部33はランプ53の熱の影響を受けず、また、ランプ53は排気部23の近傍に配置され冷却ファン4により、熱風が排気部23から確実に排気される。よって、放熱部33およびランプ53は、冷却ファン4によってどちらも確実に冷却することができる。
(変形例5)前記実施形態では、冷却装置3により液晶パネル57を冷却した。しかし、これに限らず、光学変換部50の発熱する光学系部品を冷却することも可能である。例えば、液晶パネル57に次いで発熱温度が高くなる、出射光を1種類の偏光光に変換して、光の利用率を向上するための偏光変換素子543の部分に、液晶パネル57に用いた箱状冷却部315を構成することで、偏光変換素子543を効率的に冷却することが可能となる。それにより、偏光変換素子543の信頼性を向上することが可能となる。
(変形例6)前記実施形態では、冷却装置3において、冷却媒体が、液晶パネル57部を流通する流通経路の順番として、最初に液晶パネル57R、次に、液晶パネル57G、そして、最後に液晶パネル57Bという順番で流通している。しかし、これに限らず、各液晶パネル57R,57G,57Bでの発熱温度を確認することで流通経路の順番を決めることが良い。これにより、発熱温度が低い順に流通経路の順番とすることで、伝熱した冷却媒体により、液晶パネル57のうちいずれかの冷却効率が低下するという不具合を防止することができる。
(変形例7)前記実施形態では、密閉構造をとるために上エンジンケース52を下エンジンケース51にネジ締めしている。しかし、これに限らず、下エンジンケース51と上エンジンケース52を溶着により必要個所を固定することで、密閉構造を形成しても良い。これにより、光学エンジン5の組立てにおける作業効率を向上することができる。
(変形例8)前記実施形態では、光学エンジン5部を密閉する構造をとる密閉部を、冷却ファン4による熱風を遮へいする遮へい部と兼ねている。しかし、これに限らず、光学変換部50と冷却ファン4による熱風を確実に分離するための遮へい部を設けても良い。そのとき、プロジェクタ1の本体内部において、光学変換部50側と、放熱部33、冷却ファン4およびランプ53による熱風発生部側を分離するための壁を外装ケース2に形成するなどして実施することができる。それにより、より確実に熱風が光学変換部50に流れ込まないようにでき、しかも、分離した壁により排気部23から熱風を排気するための流路が形成されたのと同様の効果を得ることができるため、冷却効果を向上することができる。
(変形例9)前記実施形態では、冷却ファン4は、吸気部22から外気を吸気して、放熱部33を冷却させ、放熱部33の放熱により、温まった外気をランプ53に吹きつけてランプ53の冷却を行い、更にランプ53の放熱により熱せられた外気を、排気部23から排気することで、プロジェクタ1の内部に熱がこもらないようにしている。しかし、この構造に追加して、ランプ53から排気部23の間に熱せられた外気を導くためのダクトを設置しても良い。
このようにすることで、ランプ53で熱せられた外気は、ダクトの中を通り排気部23から排気されるので、プロジェクタ1の内部に熱せられた外気が拡散されることがなく、プロジェクタ1の内部の冷却効率を向上することができる。
同様に、冷却ファン4からランプ53の間にもダクトを設置することで、冷却ファン4からの外気を効率的にランプ53に吹きつけることができる。
(変形例10)前記実施形態では、冷却媒体として、エチレングリコールを用いているが、窒素ガス(N2)、アルゴンガス(Ar)などの気体や、純水、フッ素系炭化水素あるいはシリコンオイル等の液体を用いることもできる。これにより、使用する冷却媒体の選択の自由度が拡大する。
(変形例11)前記実施形態では、流通パイプ31や放熱部33の材質に、熱伝導率の高い銅系の金属を用いているが、本発明はこれに限られるものではなく、アルミニウム合金などの熱伝導率の高い金属も使用することができる。
(変形例12)前記実施形態において、プロジェクタ1は、透過型液晶方式の表示デバイスを採用しているが、これに限られるものではない。例えば、DLP(登録商標)(Digital Light Processing)方式、CRT(Cathode-Ray Tube)方式、および、反射型液晶方式であるLCOS(Liquid Crystal On Silicon)方式などを採用したプロジェクタにも本発明を採用することが可能である。これにより、様々な方式を採用するプロジェクタに対しても、冷却効率を向上させることが可能となる。
前記実施形態および変形例から把握できる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(技術的思想1)画像データを拡大投写するプロジェクタであって、光源と、該光源からの出射光の光路上に配設され、出射光の変換を行う光学変換部と、該光学変換部を液状の冷却媒体を用いて冷却する冷却装置と、前記プロジェクタに電源を供給する電源装置と、前記光源または前記電源装置を空冷する冷却ファンと、前記プロジェクタの本体内部に外気を取入れる吸気部と、前記プロジェクタの本体内部の熱を外部に排気する排気部とを備え、前記冷却装置は、前記冷却媒体の流通路となる流通パイプと、前記冷却媒体を流通させるためのポンプと、温まった前記冷却媒体の熱を放熱する放熱部とを備え、該放熱部を前記吸気部近傍に配置し、前記光源または前記電源装置と冷却ファンとを前記排気部に配置したことを特徴とするプロジェクタ。
このようなプロジェクタにより、放熱部33は吸気部22の近傍に配置され、放熱部33とランプ53または電源装置との距離を確保することができるため、放熱部33はランプ53または電源装置の熱の影響を受けず、また、ランプ53または電源装置は排気部23の近傍に配置され冷却ファン4により、熱風が排気部23から確実に排気される。よって、放熱部33およびランプ53または電源装置は、冷却ファン4によってどちらも確実に冷却することができる。
本発明のプロジェクタにおける冷却媒体を用いた冷却装置の配置と、冷却装置を用いた場合の光源からの出射光の光路上の領域における構造を示す概略平面図。 プロジェクタにおける冷却媒体を用いた冷却装置の配置関係を示した概略平面図。 冷却装置の放熱部を吸気部側から見た図。 ランプ出射光の光軸上の領域を全体および部分的に密閉させた概略平面図。 液晶パネル部を密閉した状態の概略の部分平面図。
符号の説明
1…プロジェクタ、2…外装ケース、3…冷却装置、4…冷却ファン、5…光学エンジン、21…下外装ケース、22…吸気部、23…排気部、31…流通パイプ、32…ポンプ、33…放熱部、50…光学変換部、51…密閉部および遮へい部を構成する下エンジンケース、52…密閉部および遮へい部を構成する上エンジンケース、53…光源としてのランプ、54…光学変換部を構成する照明光学系、56…光学変換部を構成する色分離光学系、57…光学変換部を構成する表示デバイスとしての液晶パネル、58…光学変換部を構成する色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム、59…投写光学系としての投写レンズ、315…箱状冷却部、331…放熱用フィン、543…偏光変換素子、550…フィールドレンズ。

Claims (8)

  1. 画像データを拡大投写するプロジェクタであって、
    光源と、該光源からの出射光の光路上に配設され、出射光の変換を行う光学変換部と、該光学変換部を液状の冷却媒体を用いて冷却する冷却装置と、前記プロジェクタに電源を供給する電源装置と、前記光源または前記電源装置を空冷する冷却ファンと、前記プロジェクタの本体内部に外気を取入れる吸気部と、前記プロジェクタの本体内部の熱を外部に排気する排気部とを備え、
    前記冷却装置は、前記冷却媒体の流通路となる流通パイプと、前記冷却媒体を流通させるためのポンプと、温まった前記冷却媒体の熱を放熱する放熱部とを備え、
    前記冷却ファンは、前記光源または前記電源装置を空冷すると同時に前記放熱部を空冷することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記冷却ファンによる前記吸気部から前記排気部に至る気流経路上において、前記放熱部を前記光源または前記電源装置に対して上流側に配置したことを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタであって、
    前記放熱部は、前記吸気部と前記冷却ファンの間に配置され、前記光源または前記電源装置は、前記冷却ファンと前記排気部の間に配置されることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクタであって、
    前記プロジェクタの本体内部において前記光源からの出射光の光路上の領域を少なくとも含み密閉させる密閉部を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項4に記載のプロジェクタであって、
    前記密閉部は、前記光学変換部を構成し光源からの出射光を変調する表示デバイスを少なくとも含むことを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項4に記載のプロジェクタであって、
    前記プロジェクタの本体内部において前記光源からの出射光の光路上の領域を全体に密閉させる密閉部を備え、さらに、前記密閉部内で前記表示デバイスを含む領域を密閉させることを特徴とするプロジェクタ。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のプロジェクタであって、
    請求項1に記載の前記光源または前記電源装置、および前記放熱部を冷却する前記冷却ファンによる熱風が、前記光学変換部に流れ込まないように、熱風を遮へいする遮へい部を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  8. 請求項4〜請求項6のいずれか一項に記載のプロジェクタであって、
    前記密閉部は、請求項7に記載の遮へい部を兼ねていることを特徴とするプロジェクタ。
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