JP2004077655A - 情報処理装置およびその方法、ナビゲーション装置およびその表示方法、ならびにそれらのプログラム、および、それらのプログラムを記録する記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像情報取得手段41Aが、撮像による撮像情報を取得する。撮像位置情報取得手段41Bが、撮像した位置に関する撮像位置情報を取得する。方向情報取得手段41Cが、撮像方向に関する方向情報を取得する。撮像距離情報取得手段41Dが、撮像した位置から被撮像物までの撮像距離に関する撮像距離情報を取得する。そして、被撮像物位置情報取得手段41Eが、撮像位置情報、方向情報、および、撮像距離情報に基づいて、被撮像物の位置に関する被撮像物位置情報を取得する。この後、撮像情報処理手段41Gが、撮像情報を被撮像物位置情報に関連付ける。表示制御手段41Hが、被撮像物位置情報に基づいて、撮像情報をディスプレイ21に表示させる。このような撮像情報の処理により、ユーザ操作が不要となり、容易に撮像情報を表示できる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像された情報を取得して表示する情報処理装置およびその方法、ナビゲーション装置およびその表示方法、ならびにそれらのプログラム、および、それらのプログラムを記録する記録媒体に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、デジタルカメラ等にて撮像した撮像情報を、ユーザ操作により、例えば、地図情報等の所定の情報にリンクさせて撮像情報を表示させる情報処理装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような情報処理装置では、撮像情報を所定の情報にリンクさせる作業が煩雑であるなどの問題が一例として挙げられる。
【0004】
本発明の目的は、このような点に鑑みて、撮像情報の処理が容易な情報処理装置およびその方法、ナビゲーション装置およびその表示方法、ならびにそれらのプログラム、および、それらのプログラムを記録する記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報処理装置は、撮像による撮像情報を取得する撮像情報取得手段と、前記撮像した位置に関する撮像位置情報を取得する撮像位置情報取得手段と、前記撮像方向に関する方向情報を取得する方向情報取得手段と、前記撮像した位置から被撮像物までの撮像距離に関する撮像距離情報を取得する撮像距離情報取得手段と、前記撮像位置情報、前記方向情報、および、前記撮像距離情報に基づいて、前記被撮像物の位置に関する被撮像物位置情報を取得する被撮像物位置情報取得手段と、前記撮像情報と前記被撮像物位置情報とを関連付ける撮像情報処理手段と、前記被撮像物位置情報に基づいて、前記撮像情報を表示部に表示させる表示制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0006】
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置を情報処理方法に展開したもので、撮像による撮像情報、前記撮像した位置に関する撮像位置情報、前記撮像方向に関する方向情報、および、前記撮像した位置から被撮像物までの撮像距離に関する撮像距離情報を取得し、前記撮像位置情報、前記方向情報、および、前記撮像距離情報に基づいて、前記被撮像物の位置に関する被撮像物位置情報を取得し、前記撮像情報と前記被撮像物位置情報とを関連付け、前記被撮像物位置情報に基づいて、前記撮像情報を表示部に表示することを特徴とする。
【0007】
請求項10に記載の発明は、情報処理プログラムであって、請求項9に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0008】
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の情報処理プログラムがコンピュータに読取可能に記録されたことを特徴とした情報処理プログラムを記録する記録媒体である。
【0009】
請求項12に記載のナビゲーション装置は、請求項1ないし8のいずれかに記載の情報処理装置と、移動体の現在位置を測位する現在位置測位手段とを具備し、前記情報処理装置は、前記移動体の現在位置が撮像位置情報に基づく撮像した位置または被撮像物位置情報に基づく被撮像物の位置に近接した場合に、前記撮像位置情報または前記被撮像物位置情報に対応する撮像情報を表示部に表示させることを特徴とする。
【0010】
請求項14に記載のナビゲーション装置は、請求項1ないし8のいずれかに記載の情報処理装置と情報を送受信可能にする通信手段と、移動体の現在位置を測位する現在位置測位手段と、前記通信手段を介して撮像位置情報または被撮像物位置情報、および、撮像情報を取得し、前記移動体の現在位置が前記取得した撮像位置情報に基づく撮像した位置または被撮像物位置情報に基づく被撮像物の位置に近接した場合に、前記撮像位置情報または前記被撮像物位置情報に対応する撮像情報を表示部に表示させる表示制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0011】
請求項15に記載の発明は、請求項12に記載のナビゲーション装置をナビゲーション装置の表示方法に展開したもので、移動体の現在位置を測位し、この測位した移動体の現在位置が請求項9に記載の情報処理方法にて取得した撮像位置情報に基づく撮像した位置または被撮像物位置情報に基づく被撮像物の位置に近接した場合に、撮像情報を表示部に表示することを特徴とする。
【0012】
請求項16に記載の発明は、請求項14に記載のナビゲーション装置をナビゲーション装置の表示方法に展開したもので、移動体の現在位置を測位し、請求項9に記載の情報処理方法にて取得した撮像位置情報または被撮像物位置情報、および、撮像情報を取得し、前記測位した移動体の現在位置が前記取得した撮像位置情報に基づく撮像した位置または被撮像物位置情報に基づく被撮像物の位置に近接した場合に、前記撮像位置情報または前記被撮像物位置情報に対応する撮像情報を表示部に表示することを特徴とする。
【0013】
請求項17に記載の発明は、ナビゲーション装置の表示プログラムであって、請求項15または16に記載のナビゲーション装置の表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0014】
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載のナビゲーション装置の表示プログラムがコンピュータに読取可能に記録されたことを特徴としたナビゲーション装置の表示プログラムを記録する記録媒体である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
〔ナビゲーション装置の構成〕
図1は、本発明に係るナビゲーション装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、1は車載用のナビゲーション装置で、このナビゲーション装置1は、移動体としての車両に搭載され、車両の現在位置や後述するスコープ100にて撮像された被撮像物に関する画像を表示する。
【0017】
先ず、スコープ100の構成について説明する。スコープ100は、周囲に存在する構成物を撮像する。例えば、このスコープ100は、遠方にある山や建造物等の構成物を撮像する。このスコープ100は、図1に示すように、レンズ群101と、レンズ群位置切替部102と、撮像ボタン103と、撮像部104と、GPS(Global Positioning System)受信部105と、方位角センサ106と、傾きセンサ107とを備えて構成されている。
【0018】
レンズ群101は、複数のレンズで構成され、例えば、ズームレンズの倍率変換のレンズ群、焦点調節用のレンズ群、およびこれらのレンズ群に対して基準となる接眼レンズによって構成されている。これら倍率変換のレンズ群、焦点調節用のレンズ群、および、接眼レンズは、所定の光軸上に配置されている。ユーザ等は、このレンズ群101を介して山や建造物等の構成物を観察することができる。なお、レンズ群101は、複数のレンズで構成されているものに限らず、例えば、1つのレンズで構成してもよい。
【0019】
レンズ群位置切替部102は、レンズ群101において、所定の光軸上に並列配置された各レンズを光軸に沿って相互位置を変更する。例えば、接眼レンズに対して、ズームレンズの倍率変換のレンズ群および焦点調節用のレンズ群の相互位置を変更することにより、構成物の倍率変換および焦点調節を実施する。なお、このレンズ群位置切替部102は、ユーザ操作等の手動により実施する構成としてもよく、オートフォーカス機能等を備えて自動により実施する構成としてもよい。
【0020】
撮像ボタン103は、入力操作により操作信号を出力し、撮像部104を動作させる。この撮像ボタン103は、例えば、プッシュポップ型の押釦スイッチや静電容量検出型のタッチスイッチ等を備えている。
【0021】
撮像部104は、撮像ボタン103からの操作信号を検出し、レンズ群101を介して観察される構成物と略同様の映像を撮像する。この撮像部104は、例えば、レンズ群101の光軸上に光軸に対して45°傾斜して配置されたハーフミラー等を介した映像を撮像する。そして、この被撮像物に関する撮像情報をナビゲーション装置1の後述するシステム制御部40に出力する。この撮像部104は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)、MOS(Metal Oxide Semiconductor)センサ等の撮像素子から構成できる。このような構成において、撮像部104では、観察される構成物の動画像および静止画像の双方の撮像を可能とする。
【0022】
GPS受信部105は、緯度および経度情報で表されたスコープ100の絶対的な位置情報を検出する。そして、このスコープ100の位置情報をナビゲーション装置1の後述するシステム制御部40に出力する。
【0023】
方位角センサ106は、スコープ100を被撮像物に向けた時の該スコープ100の方位を磁北からの角度で表された方位情報を検出する。そして、このスコープ100の方位情報をナビゲーション装置1の後述するシステム制御部40に出力する。
【0024】
傾きセンサ107は、スコープ100を被撮像物に向けた時の該スコープ100の仰角およびレンズ群101のレンズ軸回りの回転角で表された傾斜情報を検出する。そして、このスコープ100の傾斜情報をナビゲーション装置1の後述するシステム制御部40に出力する。
【0025】
ナビゲーション装置1は、スコープ100にて撮像された撮像情報を取得して車両の現在位置とともに表示する。このナビゲーション装置1は、操作部10と、報知部20と、位置検出部30と、システム制御部40とを備えて構成されている。
【0026】
操作部10は、例えば、車両の移動状況である走行状態などを表示させる命令等、ナビゲーション装置1を適宜動作させるための図示しない各種操作ボタン等を有している。そして、ユーザが操作ボタン等を入力操作することにより、操作部10は適宜所定の操作信号をシステム制御部40に出力する。
【0027】
なお、この操作部10としては、操作ボタンの入力操作に限らず、例えば、タッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作等により、各種条件を設定入力する構成としてもできる。
【0028】
報知部20は、システム制御部40に制御され、車両の現在位置に関する情報およびスコープ100にて撮像された撮像情報を報知する。この報知部20は、表示部としてのディスプレイ21と、スピーカ22とを備えている。
【0029】
ディスプレイ21は、システム制御部40の指示の下、地図情報取得部41Fにて取得した地図データが種々の態様で表示されるとともに、これに重畳して車両の現在位置および撮像された被撮像物の画像が表示される。また、ナビゲーション動作の際に、所定のメニュー画面が表示される。
【0030】
さらに、このような機能の他、図示しないTV受信機で受信したTV画像データ、光ディスクや磁気ディスクなどの記録媒体に記録されドライブにて読み取った画像データなどを適宜表示する。具体的には、液晶や有機EL(electroluminescence)、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode−Ray Tube)などが用いられる。
【0031】
スピーカ22は、システム制御部40から出力された所定の音声信号を外部出力する。例えば、このような音声信号としては、車両の経路を誘導するための案内音声がある。
【0032】
位置検出部30は、図示しない、GPS受信部と、速度センサと、方位角センサと、加速度センサとが接続されている。そして、位置検出部30は、これらからそれぞれ出力される出力信号を取得する。
【0033】
すなわち、GPS受信部は、緯度および経度情報で表された車両の絶対的な位置情報を検出する。速度センサは、車両に配設され、例えば車軸や車輪の回転により出力されるパルス信号や電圧値等の速度に関する速度情報を取得する。方位角センサは、車両に配設され、車両の方位角すなわち車両が前進する走行方向に関する方向情報を取得する。加速度センサは、車両の走行方向における加速度に関する加速度情報を検出する。そして、位置検出部30は、これら取得した情報に基づいて、車両の現在位置に関する位置データ、車両の速度に関する速度データ、および、車両の走行距離に関する距離データ等を生成し、システム制御部40に出力する。
【0034】
システム制御部40は、ナビゲーション装置1全体の動作を制御する。このシステム制御部40は、情報処理装置としての情報処理部41と、メモリ42と、ナビゲーション制御部43とを備えて構成されている。
【0035】
なお、スコープ100からのデータの入出力は、同軸ケーブル等を介して実施してもよく、または、公衆回線や専用線などの回線を介して実施してもよい。また、このような有線を介して実施する構成に限らず、無線(電波、光、赤外線なども含む)により実施するような構成を採用してもよい。
【0036】
情報処理部41は、スコープ100にて撮像された被撮像物の撮像情報を取得し、メモリ42に記録する。そして、適宜、メモリ42から撮像情報を読み出して所定の処理を実施し、ディスプレイ21に被撮像物の画像を表示させる。この情報処理部41は、撮像情報取得手段41Aと、撮像位置情報取得手段41Bと、方向情報取得手段41Cと、撮像距離情報取得手段41Dと、被撮像物位置情報取得手段41Eと、地図情報取得手段41Fと、撮像情報処理手段41Gと、表示制御手段41Hとを備えて構成されている。
【0037】
撮像情報取得手段41Aは、スコープ100の撮像部104にて撮像された撮像情報を取得して画像信号を出力する。この撮像情報取得手段41Aは、例えば、取得した撮像情報をコンピュータ用の画像信号に変換するビデオキャプチャボード等を採用できる。
【0038】
撮像位置情報取得手段41Bは、スコープ100のGPS受信部105にて受信した該スコープ100の位置情報を取得する。そして、この取得した位置情報を基に撮像位置データとして出力する。
【0039】
方向情報取得手段41Cは、スコープ100の方位角センサにて検出した該スコープ100の方位情報およびスコープ100の傾きセンサにて検出した該スコープ100の傾斜情報を取得する。そして、これら取得した方位情報および傾斜情報を基にスコープ100の方向データとして出力する。
【0040】
撮像距離情報取得手段41Dは、スコープ100から被撮像物までの距離を算出する。例えば、スコープ100のレンズ群101において、各レンズの相互位置から焦点距離を算出し、この焦点距離に基づいて、スコープ100から被撮像物までの距離を算出する。そして、撮像距離データとして出力する。
【0041】
被撮像物位置情報取得手段41Eは、撮像位置データ、方向データ、および、撮像距離データを取得し、被撮像物の絶対的な位置を算出する。そして、被撮像物位置情報としての被撮像物位置データを出力する。
【0042】
地図情報取得手段41Fは、例えば、CD−ROM(Compact Disk−Read OnlyMemory)やDVD−ROM(Digital Video(またはVersatile)Disk−Read Only Memory)等の記憶媒体に記憶された地図情報を取得する。
【0043】
この地図情報としては、道路データ等で構成される地図データの他、店舗等の施設に関する施設情報としての施設データ等の各種データを有している。例えば、地図データとしては、全体地図をメッシュ状の単位領域としてのブロックに分割し、各ブロックに対して地図ファイルを割り当て、これら多数のブロックから構成できる。
【0044】
撮像情報処理手段41Gは、撮像情報取得手段41Aから出力される画像信号を取得して画像データに変換する。そして、この撮像情報処理手段41Gは、この画像データと被撮像物位置情報取得手段41Eにて算出した被撮像物位置データとを関連付けてメモリ42に記録させる。
【0045】
また、この撮像情報処理手段41Gは、後述するナビゲーション制御部43から出力される経路データ、および、スコープ100の撮像部104にて撮像した時間に関する撮像時間情報を取得する。そして、これら経路データおよび撮像時間情報と画像データとを関連付けてメモリ42に記録させる。ここで、撮像時間情報は、撮像した時刻のみならず、撮像した日付に関する情報をも含んで構成される。
【0046】
さらに、この撮像情報処理手段41Gは、撮像位置情報取得手段41Bから出力される撮像位置データを取得する。そして、この撮像位置データと画像データとを関連付けてメモリ42に記録させる。この関連付けにより、画像データは複数の特定場所(エリア)に分類される。
【0047】
さらにまた、この撮像情報処理手段41Gは、操作部10による入力操作により、スコープ100にて撮像したユーザ情報を取得する。そして、このユーザ情報と画像データとを関連付けてメモリ42に記録させる。
【0048】
表示制御手段41Hは、メモリ42に記録された画像データを読み出して、所定の処理を実施し、被撮像物位置データに基づいて、この画像データに関する情報を地図情報取得手段41Fにて取得した地図情報に重畳してディスプレイ21に表示させる。
【0049】
また、この表示制御手段41Hは、撮像情報処理手段41Gにて関連付けられた情報に基づいて、読み出した画像データを複数のグループに分類する。そして、これら分類したグループをメニュー画面として表示させる。
【0050】
そして、表示制御手段41Hは、ユーザ等による操作部10の入力操作により、画像データに関する情報が選択された場合、または、メニュー画面において、所定のグループが選択された場合に、表示制御手段41Hは、選択された情報に対応する画像データをディスプレイ21に表示させる。
【0051】
また、この表示制御手段41Hは、上述した表示制御の他、後述するナビゲーション制御部43から車両の現在位置データを取得する。そして、この現在位置データに基づいて、画像データをディスプレイ21に表示させる。
【0052】
ここで、この表示制御手段41Hによる表示制御は、ユーザ等による操作部10の入力操作により設定される。そして、表示制御手段41Hは、この設定に基づいて、各表示制御を実施する。
【0053】
メモリ42は、例えば、SDRAM等で構成され、撮像情報処理手段41Gによる指示の下、データ等を記録する。このメモリ42は、例えば、画像データテーブルを備え、画像データと、画像データに関連付けた各情報とをこの画像データテーブルの各区画に対応させて記録する。
【0054】
ナビゲーション制御部43は、車両の現在位置を測位して、目的地までの経路を探索する。また、この車両の現在位置に関する現在位置情報を地図情報に重畳してディスプレイ21に表示させる。このナビゲーション制御部43は、現在位置測位手段43Aと、経路取得手段としての経路設定手段43Bとを備えている。
【0055】
現在位置測位手段43Aは、位置検出部30から出力されるデータを取得して車両の現在位置を測位する。具体的に、この現在位置測位手段43Aは、位置検出部30から出力される位置データ、速度データ、および、距離データに基づいて、車両の現在位置を測位し、現在位置データを出力する。
【0056】
経路設定手段43Bは、目的地までの経路を探索する。例えば、操作部10における入力操作等に基づいて、目的地の位置を設定する。そして、現在位置測位手段43Aにて測位した車両の現在位置に関する現在位置データから設定した目的地までの推奨走行経路を探索する。そして、経路データとして出力する。この推奨走行経路の探索は、地図情報取得手段41Fにて取得した地図データ等に基づいて、例えば、車両が通行可能な道路を検索し、所要時間が短い経路、あるいは、移動距離が短い経路、または交通渋滞や交通規制場所を回避した経路等を探索する。そして、探索した推奨走行経路に関する経路データを出力する。
【0057】
なお、経路設定手段43Bによる経路の探索は、上述したものに限らず、例えば、現在位置測位手段43Aにて測位された車両の現在位置に基づいて、走行した経路を取得するように構成してもよい。
【0058】
〔ナビゲーション装置の動作〕
次に、ナビゲーション装置1の動作について説明する。
【0059】
先ず、スコープ100にて撮像した被撮像物の画像に関する情報を地図情報に重畳して表示する処理について、図1および図2を参照して説明する。図2は、撮像情報を地図情報に重畳して表示する動作について説明するフローチャートである。
【0060】
ユーザがスコープ100を覗き、レンズ群位置切替部102を調節しながらレンズ群101を介して山や建造物等の構成物を観察する。そして、構成物を観察している状態で、撮像ボタン103を操作し、構成物を撮像する。この後、撮像部104から撮像による撮像情報がシステム制御部40の情報処理部41に出力され、撮像情報取得手段41Aがこの撮像情報を取得する。そして、撮像情報取得手段41Aは、この撮像情報をコンピュータにて読取可能な画像信号に変換して出力する(ステップS1)。
【0061】
ステップS1において、撮像情報取得手段41Aが撮像情報を取得すると、撮像位置情報取得手段41Bは、GPS受信部105から緯度情報および経度情報で表されたスコープ100の絶対的な位置情報、すなわち撮像位置情報を取得する。そして、この撮像位置情報を基に撮像位置データとして出力する(ステップS2)。
【0062】
また、ステップS2と略同時に、方向情報取得手段41Cは、スコープ100による撮像方向に関する方向情報を取得し、この方向情報を基に方向データとして出力する(ステップS3)。この方向情報は、スコープ100の方位情報、および、傾斜情報により算出される。
【0063】
すなわち、スコープ100の方位角センサ106は、ユーザによりスコープ100を被撮像物に向けている際の該スコープ100の方位を磁北からの角度で表された方位情報を検出する。また、スコープ100の傾きセンサ107は、ユーザによりスコープ100を被撮像物に向けている際の該スコープ100の仰角と、レンズ群101のレンズ軸回りの回転角と、で表された傾斜情報を検出する。方向情報取得手段41Cは、これら検出された方位情報および傾斜情報を取得する。そして、これら情報に基づいて、スコープ100の撮像方向に関する方向情報を取得して方向データとして出力する。
【0064】
また、撮像距離情報取得手段41Dは、ステップS1において、構成物を撮像した際のレンズ群101における各レンズの相互位置から焦点距離に関する焦点距離情報を取得する。そして、撮像距離情報取得手段41Dは、この焦点距離情報に基づいて、スコープ100から被撮像物までの撮像距離に関する撮像距離情報を算出し、撮像距離データとして出力する(ステップS4)。
【0065】
以上のステップS1からS4までの工程の後、被撮像物位置情報取得手段41Eは、ステップS2にて出力される撮像位置データ、ステップS3にて出力される方向データ、および、ステップS4にて出力される撮像距離データを取得する。そして、これらデータに基づいて、被撮像物の絶対的な位置に関する被撮像物位置データを算出する(ステップS5)。
【0066】
例えば、被撮像物位置データは、経度情報および緯度情報で表された撮像位置データに基づくスコープ100の位置を基準として、方位情報および傾斜情報に基づく方向に、撮像距離データに基づく撮像距離を足し合わせて得られる。すなわち、この被撮像物位置データは、緯度、経度、および、高度で表される三次元情報である。
【0067】
なお、この被撮像物位置データを二次元情報として算出する場合には、例えば、方向データに含まれる傾斜情報としてのスコープ100の傾き(仰角)を考慮して、撮像距離の余弦値を用いて被撮像物位置データを算出してもよい。このような補正処理を実施することにより、被撮像物位置データの二次元位置をより高精度に算出できる。
【0068】
また、地図情報取得手段41Fは、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記憶媒体に記憶された地図情報を取得する(ステップS6)。なお、この地図情報の取得は、ステップS6での実施に限らず、ステップS1における撮像情報の取得の前に実施するように構成してもよく、その他のタイミングで実施するように構成してもよい。
【0069】
そして、撮像情報処理手段41Gは、ステップS1にて取得され、変換された画像信号を取得し、この画像信号を基に画像データを取得する。また、この画像データと他の情報とを関連付け、メモリ42に記録させる(ステップS7)。
【0070】
具体的に、他の情報として、ステップS5にて算出された被撮像物位置データ、および、ステップS2にて出力される撮像位置データと、画像データとを関連付ける。また、これらの情報の他、ナビゲーション制御部43の経路設定手段43Bにて経路が探索されている場合には、この経路に関する経路データと画像データとも関連付ける。この際には、撮像情報処理手段41Gは、ステップS1にて被撮像物が撮像された際の時間に関する撮像時間情報を取得し、経路データとともに撮像時間情報を画像データと関連付ける。さらに、ユーザ操作による操作部10の入力操作により、ステップS1にて撮像したユーザに関するユーザ情報を登録している場合には、このユーザ情報と画像データとを関連付ける。そして、メモリ42の画像データテーブルの各区画に、画像データとともに上述した情報を記録させる。
【0071】
以上のようなステップS1からS7までの工程の後、表示制御手段41Hは、適宜、メモリ42に記録された情報を読み出す。そして、この読み出した情報のうち被撮像物位置データに基づいて、ステップS6にて取得した地図情報に被撮像物位置データに基づく位置に画像データの存在を示す画像マークを重畳して表示する(ステップS8)。
【0072】
なお、画像マークの表示は、例えば、ユーザによる操作部10の入力操作により、表示および非表示を切替可能に構成してもよい。このような構成では、例えば、画像マークが重畳されている部分の詳細な地図情報を観察する場合等に、画像マークを非表示にすることで、その部分の詳細な地図情報を観察できる。
【0073】
ここで、図3は、表示制御手段による重畳表示処理における表示形態の一例を示す図である。図3において、Mは、画像マークであり、地図情報上にこの画像マークMが重畳して表示されている。ここでは、上述したステップS1からS8の工程が繰り返し実施されることで、複数の画像マークMが地図情報上に重畳して表示されている。また、図3において、P1は、車両の現在位置マークであり、車両の現在位置を示す現在位置マークP1が地図情報上に重畳して表示されている。
【0074】
なお、これら画像マークMおよび現在位置マークP1は、図3に示す形状に限らず、円形状、三角形状、四角形状、および、現在位置マークであれば車両の形状を擬似的に表現した形状を採用してもよい。
【0075】
そして、図3に示すような表示形態において、例えば、ユーザによる操作部10の入力操作により、所定の画像マークMを選択することで、表示制御手段41Hは、図4に示す画像データをディスプレイ21に表示させる。
【0076】
なお、ユーザ等による表示制御の設定により、表示制御手段41Hが、車両の現在位置データに基づいて、図4に示すような画像データをディスプレイ21に表示させてもよい。例えば、表示制御手段41Hが、ナビゲーション制御部43の現在位置測位手段43Aにて測位された車両の現在位置に関する現在位置データを取得する。そして、表示制御手段41Hは、現在位置データと、被撮像物位置データまたは撮像位置データを照合する。そしてまた、表示制御手段41Hは、被撮像物の位置または撮像した位置が、車両の現在位置に近接した場合に、この被撮像物の位置または撮像した位置に対応する画像データをディスプレイ21に表示する。すなわち、表示制御手段41Hは、図3に示す現在位置マークP1に近接した画像マークM1に対応する画像データをディスプレイ21に表示する。
【0077】
なお、画像データの表示は、図4に示すような表示処理に限られない。例えば、ディスプレイ21上に図3に示す重畳表示処理された情報と画像データとを並列に表示するように構成してもよい。
【0078】
次に、表示制御手段41Hによる分類したグループに基づく画像データの表示動作を図1および図5を参照して説明する。図5は、表示制御手段41Hによる分類したグループに基づく画像データの表示動作を説明するフローチャートである。
【0079】
先ず、表示制御手段41Hは、メモリ42に記録された情報に基づいて、画像データを分類し、ディスプレイ21にメニュー画面を表示する(ステップS9)。
【0080】
ここで、図6は、ディスプレイ21に表示されるメニュー画面の表示形態の一例を示す図である。画像データは、ルート、エリア、および、撮影者のタグTaで区分けされ、これらタグTa毎に、分類された画像データに基づく情報が表示されている。
【0081】
図6では、これらタグTaのうち、ルートが選択され、経路データ毎に分類された画像データに基づく項目Iが表示されている。また、この項目Iの右側には、各項目Iに応じた時間Tが表示されている。さらに、項目Iの左側には、各項目Iに応じたユーザ識別情報Uが表示されている。このユーザ識別情報Uは、車両の形状を模式的に表現し、各ユーザ識別情報Uの色を変えて表示することで、項目I毎の撮影者を識別する。
【0082】
なお、ユーザ識別情報Uは、車両の形状に限らず、例えば、人の形状を模式的に表示したものであってもよく、その他の形状でも構わない。また、撮影者の識別は、色を変える表示に限らず、例えば、色の濃淡を変化させる表示、撮影者毎に予め設定した異なる図形、撮影者名等、識別可能ないずれの表示形態でもよい。
【0083】
さらにまた、メニュー画面Menuの左側には、画像Fが表示され、各項目Iを選択すると、その項目Iに応じた画像が表示される。この画像Fでは、地図情報に、経路データに基づく経路F1および被撮像物位置データに基づいて画像Mが重畳して表示されている。
【0084】
具体的に、表示制御手段41Hは、メモリ42に記録された経路データ、被撮像物位置データまたは撮像位置データ、および、ユーザ情報に基づいて、画像データをルート、エリア、および、撮影者に分類し、タグTa毎に区分けする。また、各タグTaにおいて、分類された画像データに基づく項目Iを表示させる。例えば、図6において、表示制御手段41Hは、経路設定手段43Bにて設定された目的地に応じて項目Iを作成する。なお、項目Iは、例えば、ユーザによる操作部10の入力操作により項目Iを作成するように構成してもよい。
【0085】
また、表示制御手段41Hは、メモリ42に記録された撮像時間情報に基づいて、分類した画像データに基づく項目Iに応じた時間Tを表示させる。
【0086】
さらに、表示制御手段41Hは、メモリ42に記録されたユーザ情報に基づいて、経路データに関連付けられた画像データを撮像した撮影者を識別するユーザ識別情報Uを表示させる。
【0087】
さらにまた、表示制御手段41Hは、各項目Iに応じた画像F、すなわち、上述したステップS1からS8において地図情報に画像マークMを重畳させた画像にさらに経路データに基づく経路F1を重畳させた画像Fを表示させる。
【0088】
このように、画像データを種々の情報に基づいて分類することにより、ユーザに検索したい情報に応じた画像データを鑑賞させることができる。
【0089】
ステップS9において、メニュー画面が表示されている状態で、ユーザ操作による操作部10の入力操作により、項目Iが選択され、表示動作の開始操作が実行される(ステップS10)。
【0090】
ステップS10の後、表示制御手段41Hは、選択された項目Iに応じた画像データを撮像時間情報に基づいてディスプレイ21に表示させる(ステップS11)。
【0091】
ここで、図7は、ディスプレイに表示される画像データの表示形態の一例を示す図である。図7は、ディスプレイ21の略中央部分に、図6と略同様な画像Fが表示された状態を示している。この画像Fでは、地図情報上に、経路データに基づく経路F1、および、被撮像物位置データに基づいて画像マークMが重畳して表示されるとともに、経路データに基づいて車両の走行位置を擬似的に示す擬似位置マークP2が重畳して表示されている。
【0092】
また、この画像Fの左右両側には、画像Fにおける画像マークMに対応する画像データがそれぞれ上下に亘って3つずつ表示されている。これら左右それぞれの画像データのうち、中央の画像データは光量が大きく明確に表示され、他の画像データは光量を小さくして表示されている。そして、これら左右それぞれの画像データは、画像Fの擬似位置マークP2の位置に応じて、上下方向に切り替えられる。例えば、画像データが、下方向に切り替えられた場合には、ディスプレイ21の上側に新たな画像データが表示され、画像Fの左右両側には、常に、3つの画像データが表示される。
【0093】
具体的に、表示制御手段41Hは、選択された項目Iに応じて、上述したステップS1からS8において地図情報に画像マークMを重畳させた画像にさらに経路データに基づく経路F1および擬似位置マークP2を重畳させた画像Fをディスプレイ21の略中央部分に表示させる。ここで、表示制御手段41Hは、画像Fにおいて、経路データに基づく経路F1が略上下に向うように表示させる。
【0094】
また、表示制御手段41Hは、画像Fの左右両側に、画像マークMに対応する画像データをそれぞれ3つずつ表示させる。ここで、表示制御手段41Hは、上下方向に表示された経路F1を基準として、経路F1の左側に表示された画像マークMに対応する画像データを画像Fの左側に表示する。一方、経路F1の右側に表示された画像マークMに対応する画像データを画像Fの右側に表示させる。また、表示制御手段41Hは、画像Fに表示された画像マークMの上下方向の位置に対応して、表示させる。このような表示形態により、ユーザに画像マークMと画像データとの対応関係を容易に認識させることができる。なお、このような表示形態に限らず、例えば、画像Fに表示された画像マークMに対応して、上方から順に、左右交互に画像データを表示させる形態を採用してもよい。
【0095】
ここで、表示制御手段41Hは、撮像時間情報に基づいて、画像Fに表示させた擬似位置マークP2を経路F1上で移動させるとともに、この擬似位置マークP2に近接した画像データを表示させる。すなわち、図7に示すように、擬似位置マークP2における経路F1上の移動に応じて、この擬似位置マークP2に近接した画像マークMに対応する画像データを画像Fの左右両側に3つずつ表示させる。そして、表示制御手段41Hは、擬似位置マークP2における経路F1上の上方への移動に応じて、画像Fの左右両側で画像データを切り替え、擬似位置マークP2に最も近接する画像マークMに対応する画像データが常に中央になるように表示させる。そしてまた、表示制御手段41Hは、中央の画像データの光量を大きくし、他の画像データの光量を小さくする。このような表示形態により、従前に撮像した画像を時間の履歴に応じて、ユーザに閲覧させることができる。
【0096】
なお、擬似位置マークP2の移動速度は、例えば、ユーザ操作による操作部10の入力操作により、変更可能に設定される。
【0097】
〔実施形態の効果〕
上述した本実施形態の情報処理装置としての情報処理部41では、撮像による撮像情報を取得する撮像情報取得手段41Aと、撮像した位置に関する撮像位置情報を取得する撮像位置情報取得手段41Bと、撮像方向に関する方向情報を取得する方向情報取得手段41Cと、撮像した位置から被撮像物までの撮像距離に関する撮像距離情報を取得する撮像距離情報取得手段41Dと、撮像位置情報、方向情報、および、撮像距離情報に基づいて、被撮像物の位置に関する被撮像物位置情報を取得する被撮像物位置情報取得手段41Eと、撮像情報と被撮像物位置情報とを関連付ける撮像情報処理手段41Gと、被撮像物位置情報に基づいて、撮像情報を表示部としてのディスプレイ21に表示させる表示制御手段41Hとを具備したことを特徴とする。
【0098】
そして、本実施形態では、撮像情報取得手段41Aが、撮像による撮像情報を取得し、この撮像情報を画像信号に変換して出力する。また、撮像位置情報取得手段41Bが、撮像した位置に関する撮像位置情報を取得し、撮像位置データとして出力する。さらに、方向情報取得手段41Cが、撮像方向に関する方向情報を取得し、方向データとして出力する。さらにまた、撮像距離情報取得手段41Dが、撮像した位置から被撮像物までの撮像距離に関する撮像距離情報を取得し、撮像距離データとして出力する。そして、被撮像物位置情報取得手段41Eが、撮像位置データ、方向データ、および、撮像距離データを取得して、これらデータに基づいて、被撮像物の位置に関する被撮像物位置情報を取得し、被撮像物位置データとして出力する。この後、撮像情報処理手段41Gが、画像信号を検出して画像データに変換し、この画像データと被撮像物位置データとを関連付ける。そして、表示制御手段41Hが、被撮像物位置データに基づいて、画像データをディスプレイ21に表示させる。このことにより、ユーザ操作による煩雑な作業を不要とし、撮像により取得した画像データを被撮像物の位置に関連付けて、画像データを自動的にディスプレイ21に表示できる。
【0099】
ここで、撮像情報処理手段41Gは、画像データと被撮像物位置データとを関連付けて、メモリ42の画像データテーブルに記録させる。そして、表示制御手段41Hは、メモリ42に記録された画像データを被撮像物位置情報に基づいて、ディスプレイ21に表示する。したがって、メモリ42から適宜、情報を読み出すことで、被撮像物位置情報に基づいて、ディスプレイ21に容易に表示できる。
【0100】
本実施形態の情報処理部41では、地図情報を取得する地図情報取得手段41Fを具備し、表示制御手段41Hは、被撮像物位置情報に基づいて、撮像情報を地図情報に重畳させてディスプレイ21に表示させることを特徴とする。
【0101】
そして、本実施形態では、地図情報取得手段41Fが、地図情報を取得する。この後、表示制御手段41Hは、被撮像物位置情報に基づいて、撮像情報を地図情報に重畳させてディスプレイ21に表示させる。このことにより、ユーザ操作による煩雑な作業を不要とし、地図情報に撮像情報を自動的にリンクすることができる。また、地図上から被撮像物の位置を容易に認識できる。
【0102】
ここで、表示制御手段41Hは、被撮像物位置情報に基づいて、画像データに関する画像マークMを地図情報に重畳させてディスプレイ21に表示させる。したがって、縮尺の大きい地図情報に重畳させた場合であっても、被撮像物の位置を容易に認識でき、適宜、この画像マークMに応じた画像データをディスプレイ21に表示できる。
【0103】
本実施形態の情報処理部41では、撮像情報処理手段41Gは、被撮像物を撮像した時間に関する撮像時間情報を取得するとともに、この撮像時間情報と撮像情報とを関連付けし、表示制御手段41Hは、撮像時間情報に基づいて撮像情報をディスプレイ21に表示させることを特徴とする。
【0104】
そして、本実施形態では、撮像情報処理手段41Gが、被撮像物を撮像した時間に関する撮像時間情報を取得する。また、撮像情報処理手段41Gは、この取得した撮像時間情報と撮像情報とを関連付ける。この後、表示制御手段41Hは、撮像時間情報に基づいて撮像情報をディスプレイ21に表示させる。このことにより、被撮像物位置データだけでなく、撮像時間情報に関連付けて、ディスプレイ21に撮像情報を表示でき、撮像情報の処理・管理性を向上できる。
【0105】
ここで、撮像情報処理手段41Gは、ナビゲーション制御部43の経路設定手段43Bにて経路が探索されている場合には、経路設定手段43Bから出力される経路データおよび撮像時間情報と撮像情報とを関連付けて、メモリ42の画像データテーブルに記録させる。そして、表示制御手段41Hは、メモリ42の画像データテーブルに記録された情報を、適宜、読み出し、被撮像物位置データおよび経路データに基づいて、地図情報に画像マークMおよび経路F1を重畳させる。そしてまた、撮像時間情報に基づいて、経路F1上で車両の走行状態を擬似的に示すマークP2を移動させ、このマークP2の移動に応じて画像データを表示させる。したがって、この表示により、従前に走行した経路をユーザに回想させることができる。
【0106】
本実施形態の情報処理部41では、撮像情報取得手段41Aは、少なくとも1つのレンズとしてのレンズ群101を介して撮像した被撮像物に関する撮像情報を取得し、撮像距離情報取得手段41Dは、レンズ群101が形成する焦点距離に基づいて撮像した位置から被撮像物までの撮像距離に関する撮像距離情報を取得することを特徴とする。
【0107】
そして、本実施形態では、撮像情報取得手段41Aは、レンズ群101を介して撮像した被撮像物に関する撮像情報を取得する。そしてまた、撮像距離情報取得手段41Dは、レンズ群101で形成される焦点距離に基づいて撮像した位置から被撮像物までの撮像距離に関する撮像距離情報を取得する。このことにより、簡単な処理で撮像した位置から被撮像物までの撮像距離に関する撮像距離情報を取得できる。
【0108】
ここで、レンズ群101は、複数のレンズで構成される。そして、レンズ群位置切替部102により各レンズの相互位置が変更され、被撮像物のズームおよび焦点合わせが実行される。そしてまた、撮像距離情報取得手段41Dは、被撮像物のズームおよび焦点合わせが実行された後、各レンズの相互位置における焦点距離に基づいて撮像した位置から被撮像物までの撮像距離に関する撮像距離情報を取得する。したがって、レンズ群101を介して撮像する構成物の倍率変換および焦点調節を幅広く実施でき、簡単な構成および処理により正確な撮像距離情報を取得できる。
【0109】
本実施形態の情報処理プログラムは、撮像情報の処理動作をコンピュータとして機能する情報処理部41に実行させることを特徴とする。このことにより、例えば、汎用のコンピュータを利用することで、本発明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0110】
本実施形態の記録媒体は、情報処理プログラムがコンピュータとして機能する情報処理部41にて読取可能に記録されたことを特徴とする。このことにより、撮像情報の処理動作を実行させるための情報処理プログラムを記録媒体に記録させるので、プログラムの取り扱いが容易で、本発明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0111】
本実施形態のナビゲーション装置1は、情報処理部41と、移動体としての車両の現在位置を測位する現在位置測位手段43Aとを具備し、情報処理部41は、車両の現在位置が撮像位置情報に基づく撮像した位置または被撮像物位置情報に基づく被撮像物の位置に近接した場合に、撮像位置情報または被撮像物位置情報に対応する撮像情報をディスプレイ21に表示させることを特徴とする。
【0112】
そして、本実施形態では、現在位置測位手段43Aが車両の現在位置を測位する。情報処理部41は、車両の現在位置、および、撮像位置情報に基づく撮像した位置または被撮像物位置情報に基づく被撮像物の位置を照合する。そして、車両の現在位置が撮像した位置または被撮像物の位置に近接した場合に、撮像位置情報または被撮像物位置情報に対応する撮像情報をディスプレイ21に表示させる。このことにより、車両の現在位置近傍にて従前に撮像した撮像情報をディスプレイ21に表示でき、簡単な処理で撮像情報を表示できる。
【0113】
ここで、ナビゲーション装置1は、システム制御部40に情報処理部41を具備している。したがって、スコープ100を必要最低限の構成とすることができ、スコープ100の小型化を大幅に図れる。
【0114】
本実施形態のナビゲーション装置1では、移動体の経路を取得する経路取得手段としての経路設定手段43Bを具備し、情報処理部41は、経路と撮像情報とを関連付け、この経路に基づいて撮像情報をディスプレイ21に表示させることを特徴とする。
【0115】
そして、本実施形態では、経路設定手段43Bが、移動体の経路を取得する。情報処理部41は、設定された経路と撮像情報とを関連付け、この経路に基づいて撮像情報をディスプレイ21に表示させる。このことにより、経路設定手段43Bにて移動体の経路を取得しているので、取得した経路と撮像情報との関連付けを簡単に実施できる。
【0116】
ここで、情報処理部41の撮像情報処理手段41Gは、撮像した時間に関する撮像時間情報を取得する。そして、経路設定手段43Bにて探索した経路および撮像時間情報と撮像情報とを関連付けてメモリ42に記録する。そしてまた、表示制御手段41Hは、メモリ42に記録された情報を適宜、読み出し、経路毎に分類された撮像情報を時間の履歴に応じてディスプレイ21に表示する。したがって、この表示により、従前に走行した経路をユーザに回想させることができる。
【0117】
本実施形態の表示プログラムは、ナビゲーション装置1の表示動作をコンピュータとして機能するシステム制御部40に実行させることを特徴とする。このことにより、例えば、汎用のコンピュータを利用することで、本発明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0118】
本実施形態の記録媒体は、表示プログラムがコンピュータとして機能するシステム制御部40にて読取可能に記録されたことを特徴とする。このことにより、ナビゲーション装置1の表示動作を実行させるための表示プログラムを記録媒体に記録させるので、プログラムの取り扱いが容易で、本発明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0119】
〔実施形態の変形〕
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設計の変更が可能である。
【0120】
上述した実施形態では、表示制御手段41Hは、図3に示すように、地図情報取得手段41Fにて取得した二次元情報で表された地図情報上に、被撮像物位置データに基づく被撮像物の位置に応じて画像マークMを重畳させてディスプレイ21に表示させていたが、これに限らない。例えば、表示制御手段41Hが、三次元情報で表された地図情報上に、被撮像物位置データに基づく被撮像物位置データに基づく被撮像物の位置に応じて画像マークMを重畳させてディスプレイ21に表示させるなどしてもよい。
【0121】
具体的に、図8は、三次元情報で表された地図情報を示す図である。例えば、地図情報取得手段41Fが、図8に示すような三次元情報で表された地図情報を取得する。そして、被撮像物位置情報取得手段41Eは、撮像した位置から被撮像物に向う方位に関する方位情報、および、撮像した位置に対する被撮像物の仰角に関する仰角情報に基づいて、被撮像物位置情報を三次元情報として取得する。そしてまた、表示制御手段41Hは、画像マークMを三次元位置で地図情報に重畳させてディスプレイ21に表示させる。このような構成では、被撮像物の位置を、緯度、経度、および、高度の三次元位置で表すことができ、より正確に被撮像物の位置を認識できる。
【0122】
上述した実施形態では、情報処理装置としての情報処理部41をシステム制御部40内に全て具備した構成を説明したが、これに限らない。例えば、情報処理部41のうち、撮像情報取得手段41A、撮像位置情報取得手段41B、方向情報取得手段41C、撮像距離情報取得手段41D、被撮像物位置情報取得手段41E、および、撮像情報処理手段41Gをスコープ100に具備した構成を採用してもよい。この場合、ナビゲーション装置1は、スコープ100と情報を送受信可能にする通信手段と、現在位置測位手段43Aと、表示制御手段41Hを具備した構成となる。このような構成では、スコープ100を車両から離れて持ち運び、種々の場所で撮像した場合に、スコープ100にて、撮像情報と被撮像物位置データとを関連付けておくことができる。そして、撮像情報を観察する場合には、通信手段を介してナビゲーション装置1に情報を出力し、表示制御手段41Hが、取得した情報に所定の処理を施して、報知部20のディスプレイ21に撮像情報を表示できる。なお、このような構成において、スコープ100にメモリーカード等の記録手段を装着可能にし、この記録手段に情報を記録するように構成すれば、撮像した複数の撮像情報を記録させることができる。また、撮像終了後、メモリーカード等をスコープ100から外して、ナビゲーション装置またはPC等に装着すれば、スコープ100とナビゲーション装置またはPC等と接続することなく、撮像した撮像情報をナビゲーション装置またはPC等にて表示できる。
【0123】
また、情報処理部41をスコープ100に設け、さらに、スコープ100に表示部を設ける構成としてもよい。このような構成では、スコープ100を車両から離れて持ち運び、種々の場所で撮像した場合に、スコープ100にて、撮像情報と被撮像物位置データとを関連付けることができる。そして、スコープ100に設けられた表示部に、被撮像物位置データに基づいて、撮像情報を表示させることができる。したがって、スコープ100の持ち運びができるとともに、場所に囚われず、撮像情報を観察できる。
【0124】
上述した実施形態では、ナビゲーション装置1を説明したが、PC(Personalcomputer)に情報処理部41にて実施する情報処理方法のプログラムをインストールするような構成を採用してもよい。このような構成では、ナビゲーション装置1に限らず、PCのモニタ等でも撮像情報を表示させることができ、利用の拡大を図れる。
【0125】
上述した実施形態では、画像データ等をディスプレイ21に表示させる構成を説明したが、これに限らない。例えば、スコープ100に表示部を設け、画像データ等をこの表示部に表示させるように構成してもよい。また、PC等のモニタに画像データ等を表示させるように構成してもよい。スコープ100に設ける表示部としては、例えば、透過型液晶パネル等を採用できる。このように構成すれば、ユーザは、スコープ100を覗くことで、山や建造物等の構成物を観察できるとともに、撮像情報を表示部から観察できる。
【0126】
ここで、情報処理部41および表示部をスコープ100に設けた場合に、ナビゲーション制御部43の現在位置測位手段43Aにて実施した現在位置の測位を、図2に示すフローチャートの動作に基づいて撮像位置情報取得手段41Bに実施させるように構成すれば、現在位置近傍にて従前に撮像した撮像情報を表示させる処理も実施できる。
【0127】
上述した実施形態では、経路設定手段43Bが、車両の経路を探索し、情報処理部41は、探索された経路を撮像情報と関連付け、この経路に基づいて撮像情報をディスプレイ21に表示させていたが、これに限らない。以下のような構成を採用してもよい。
【0128】
例えば、撮像情報処理手段41Gが、撮像位置情報または被撮像物位置情報に基づいて、経路に関する経路情報を算出し、この経路情報を撮像情報と関連付ける。そして、表示制御手段41Hが、経路情報に基づいて撮像情報を表示部に表示させるように構成してもよい。このような構成によれば、ナビゲーション装置1の経路設定手段43Bにて経路を探索しなくとも、簡単な処理により、経路を算出でき、さらに、経路と撮像情報との関連付けを実施できる。例えば、スコープ100に情報処理部41および表示部を設けた場合には、ユーザは、スコープ100のみを持ち運びでき、他の装置と接続することなく、スコープ100から経路に基づく画像データ等を観察できる。
【0129】
また、スコープ100に情報処理部41を設け、さらに、この情報処理部41に、例えばナビゲーション装置1の経路設定手段43Bにて探索した経路情報を取得する経路情報取得手段を設けた構成としてもよい。このような構成では、スコープ100において、撮像情報処理手段41Gは、撮像位置情報または被撮像物位置情報に基づいて、経路情報取得手段にて取得した経路情報と撮像情報とを関連付ける。そして、表示制御手段41Hは、経路情報に基づいて撮像情報を表示部に表示させる。したがって、スコープ100に表示部を設けた場合には、ユーザは、スコープ100のみを持ち運び、スコープ100から経路に基づく画像データ等を観察できる。また、このスコープ100を例えばパーソナルコンピュータ等に接続することで、該パーソナルコンピュータのモニタにて経路に基づく画像データ等を観察でき、利用の拡大を図れる。
【0130】
以上のような撮像情報処理手段41Gが経路情報を算出する構成、および、スコープ100に情報処理部41を設けるとともに該情報処理部41に経路情報取得手段を設ける構成において、次のような構成を採用することが好ましい。すなわち、表示制御手段41Hは、経路情報に基づいて移動した位置を擬似的に示す擬似位置を表示部に表示させる。そして、表示制御手段41Hは、擬似位置と撮像位置情報または被撮像物位置情報とを照合する。そしてまた、表示制御手段41Hは、擬似位置に近接する撮像位置情報または被撮像物位置情報に対応する撮像情報を表示部に表示させる。このような構成では、例えば、スコープ100に表示部を設ければ、または、パーソナルコンピュータ等と接続すれば、図7に示すような表示をスコープ100にて観察でき、または、パーソナルコンピュータのモニタにて観察できる。また、この表示により、従前に移動した経路をユーザに回想させることができる。
【0131】
また、例えば、スコープ100およびナビゲーション装置1にネットワークと接続する通信機能を備える。そして、ナビゲーション装置1は、ネットワークであるインターネット上に設けられた所定のサーバに、経路情報を適宜アップロードする。そしてまた、スコープ100は、ネットワークを介してサーバに蓄積された経路情報をダウンロードするなどの構成としてもよい。ここで、このサーバに情報処理部41をさらに設ければ、スコープ100またはネットワークに接続可能な通信端末装置を利用して、適宜、スコープ100または通信端末装置からサーバにアクセスすることで、ユーザに画像データ等を観察させることができる
。
【0132】
また、スコープ100に情報処理部41を設けた場合には、スコープ100内で撮像した時間に関する撮像時間情報を管理するように構成してもよい。このような構成では、スコープ100と他の装置とを接続することなく、スコープ100単体で撮像時間情報を管理できる。したがって、スコープ100単体で、被撮像物位置情報だけでなく、管理する撮像時間情報と撮像情報とを容易に関連付けでき、撮像情報の処理・管理性を向上できる。
【0133】
上述した実施形態では、表示制御手段41Hは、地図情報に、被撮像物の位置に応じて画像データに関する画像マークMを重畳してディスプレイ21に表示させていたが、これに限らない。例えば、画像マークMに替えて画像データを縮小する等の画像処理を実施し、画像処理された画像データを表示させるように構成してもよい。
【0134】
上述した実施形態では、表示制御手段41Hは、図6に示すようなメニュー画面をディスプレイ21に表示させていたが、これに限らない。例えば、画像Fを省略してもよい。また、画像データをルート、エリア、および、撮影者で分類していたが、これに限らない。例えば、撮像時間情報に基づいて画像データを分類し、春、夏、秋、冬の四季、および、西暦等で分類してもよい。
【0135】
上述した実施形態では、表示制御手段41Hは、ルートに基づく表示を、図7に示すような表示形態で実施していたが、これに限らない。例えば、画像Fを中央にして、画像データをこの画像Fの上下に表示させるようにしてもよい。この場合には、経路F1が、略左右に向くように表示させると、画像データと対応して表示できる。また、画像データは、3つに限らず、その他の個数表示させてもよい。さらに、画像Fを中央ではなく、その他の位置に表示するように構成してもよい。さらにまた、経路F1の左側に位置する画像マークMに対応する画像データを左側、経路F1の右側に位置する画像マークMに対応する画像データを右側に表示させていたが、これに限らない。例えば、撮影者毎に、左側および右側に分けて表示させてもよい。このような構成では、画像データの表示の際に、ユーザに撮影者を明確に認識させることができる。
【0136】
上述した実施形態では、地図情報取得手段41Fは、CD−ROM、DVD−ROM等の記憶媒体に記憶された地図情報を取得するような構成を説明したが、これに限らない。例えば、地図情報が保存された外部のサーバから無線通信により取得するように構成してもよい。このような無線通信では、地図情報取得手段としては、例えば、ナビゲーション装置1に内蔵した無線ユニット、あるいは、ナビゲーション装置1に接続し、外部のサーバと無線通信を実施する携帯電話機等に相当する。また、地図情報が保存された外部のサーバからインターネットを介して取得するように構成してもよい。さらに、外部のサーバ等に、情報処理部41による情報処理機能を持たせ、無線通信により外部のサーバ等に情報処理を実施するように構成してもよい。
【0137】
上述した実施形態では、システム制御部40のメモリ42に情報処理部41の撮像情報処理手段41Gにて処理された撮像情報を記録させるような構成としたが、これに限らない。すなわち、表示制御手段41Hによる表示処理において、従前の撮像による撮像情報を表示させるような構成であればよい。例えば、ナビゲーション装置1にハードディスク装置を具備させ、このハードディスク装置に撮像情報を記録させるように構成してもよい。このような構成では、記録容量の大きいハードディスク装置を用いることで、多数の撮像情報を記録させることができる。
【0138】
上述した実施形態では、情報処理部41は、撮像による撮像情報のみを取得する構成を説明したが、これに限らない。例えば、撮像情報とともに音声情報等も取得するような構成としてもよい。このような構成では、撮像情報の表示とともに、音声情報の出力も実施できる。
【0139】
上述した実施形態では、移動体として車両に基づいて説明したが、車両に限らず、例えば飛行機や船舶などの移動するいずれの移動体に適用できる。また、携帯電話等の携帯端末装置を利用した、人そのものを案内誘導するナビゲーションシステムにも応用できる。
【0140】
また、ナビゲーション装置1における表示動作としては、図2および図5に示すフローチャートに基づく動作に限らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るナビゲーション装置の概略構成を示す図である。
【図2】前記実施形態におけるナビゲーション装置による撮像情報を地図情報に重畳して表示する動作を説明するフローチャートである。
【図3】前記実施形態における表示制御手段による重畳表示処理における表示形態の一例を示す図である。
【図4】前記実施形態における表示制御手段による画像データの表示形態を説明する図である。
【図5】前記実施形態における表示制御手段による分類したグループに基づく画像データの表示動作を説明するフローチャートである。
【図6】前記実施形態におけるディスプレイに表示されるメニュー画面の表示形態の一例を示す図である。
【図7】前記実施形態におけるディスプレイに表示される画像データの表示形態の一例を示す図である。
【図8】変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置
21 表示部としてのディスプレイ
41 情報処理装置としての情報処理部
41A 撮像情報取得手段
41B 撮像位置情報取得手段
41C 方向情報取得手段
41D 撮像距離情報取得手段
41E 被撮像物位置情報取得手段
41F 地図情報取得手段
41G 撮像情報処理手段
41H 表示制御手段
43A 現在位置測位手段
43B 経路設定手段
101 レンズとしてのレンズ群
Claims (18)
- 撮像による撮像情報を取得する撮像情報取得手段と、
前記撮像した位置に関する撮像位置情報を取得する撮像位置情報取得手段と、
前記撮像方向に関する方向情報を取得する方向情報取得手段と、
前記撮像した位置から被撮像物までの撮像距離に関する撮像距離情報を取得する撮像距離情報取得手段と、
前記撮像位置情報、前記方向情報、および、前記撮像距離情報に基づいて、前記被撮像物の位置に関する被撮像物位置情報を取得する被撮像物位置情報取得手段と、
前記撮像情報と前記被撮像物位置情報とを関連付ける撮像情報処理手段と、
前記被撮像物位置情報に基づいて、前記撮像情報を表示部に表示させる表示制御手段と
を具備したことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
地図情報を取得する地図情報取得手段を具備し、
表示制御手段は、被撮像物位置情報に基づいて、撮像情報を前記地図情報に重畳させて表示部に表示させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項2に記載の情報処理装置において、
方向情報は、撮像した位置から被撮像物に向う方位に関する方位情報、および、前記撮像した位置に対する前記被撮像物の仰角に関する仰角情報を有し、
地図情報は緯度、経度、および、高度の三次元情報を有し、
被撮像物位置情報取得手段は、前記方向情報に基づいて被撮像物位置情報を三次元情報として取得し、
表示制御手段は、撮像情報を三次元位置で前記地図情報に重畳させて表示部に表示させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理装置において、
撮像情報処理手段は、撮像位置情報または被撮像物位置情報に基づいて、経路に関する経路情報を算出するとともに、この経路情報と撮像情報とを関連付けし、
表示制御手段は、前記経路情報に基づいて前記撮像情報を表示部に表示させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理装置において、
経路に関する経路情報を取得する経路情報取得手段を具備し、
撮像情報処理手段は、撮像位置情報または被撮像物位置情報に基づいて、前記取得した経路情報と撮像情報とを関連付けし、
表示制御手段は、前記経路情報に基づいて前記撮像情報を表示部に表示させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項4または5に記載の情報処理装置において、
表示制御手段は、経路情報に基づいて移動した位置を擬似的に示す擬似位置を表示部に表示させるとともに、前記擬似位置と撮像位置情報または被撮像物位置情報とを照合し、前記擬似位置に近接する前記撮像位置情報または被撮像物位置情報に対応する撮像情報を表示部に表示させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載の情報処理装置において、
撮像情報処理手段は、被撮像物を撮像した時間に関する撮像時間情報を取得するとともに、この撮像時間情報と撮像情報とを関連付けし、
表示制御手段は、前記撮像時間情報に基づいて前記撮像情報を表示部に表示させる
ことを特徴とした情報処理装置。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の情報処理装置において、
撮像情報取得手段は、レンズを介して撮像した被撮像物に関する撮像情報を取得し、
撮像距離情報取得手段は、前記レンズが形成する焦点距離に基づいて撮像した位置から前記被撮像物までの撮像距離に関する撮像距離情報を取得する
ことを特徴とした情報処理装置。 - 撮像による撮像情報、前記撮像した位置に関する撮像位置情報、前記撮像方向に関する方向情報、および、前記撮像した位置から被撮像物までの撮像距離に関する撮像距離情報を取得し、
前記撮像位置情報、前記方向情報、および、前記撮像距離情報に基づいて、前記被撮像物の位置に関する被撮像物位置情報を取得し、
前記撮像情報と前記被撮像物位置情報とを関連付けし、
前記被撮像物位置情報に基づいて、前記撮像情報を表示部に表示する
ことを特徴とする情報処理方法。 - 請求項9に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させる
ことを特徴とした情報処理プログラム。 - 請求項10に記載の情報処理プログラムがコンピュータに読取可能に記録された
ことを特徴とした情報処理プログラムを記録する記録媒体。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載の情報処理装置と、
移動体の現在位置を測位する現在位置測位手段とを具備し、
前記情報処理装置は、前記移動体の現在位置が撮像位置情報に基づく撮像した位置または被撮像物位置情報に基づく被撮像物の位置に近接した場合に、前記撮像位置情報または前記被撮像物位置情報に対応する撮像情報を表示部に表示させる
ことを特徴としたナビゲーション装置。 - 請求項12に記載のナビゲーション装置において、
移動体の経路を取得する経路取得手段を具備し、
情報処理装置は、前記経路と撮像情報とを関連付け、この経路に基づいて前記撮像情報を表示部に表示させる
ことを特徴としたナビゲーション装置。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載の情報処理装置と情報を送受信可能にする通信手段と、
移動体の現在位置を測位する現在位置測位手段と、
前記通信手段を介して撮像位置情報または被撮像物位置情報、および、撮像情報を取得し、前記移動体の現在位置が前記取得した撮像位置情報に基づく撮像した位置または被撮像物位置情報に基づく被撮像物の位置に近接した場合に、前記撮像位置情報または前記被撮像物位置情報に対応する撮像情報を表示部に表示させる表示制御手段と
を具備したことを特徴としたナビゲーション装置。 - 移動体の現在位置を測位し、
この測位した移動体の現在位置が請求項9に記載の情報処理方法にて取得した撮像位置情報に基づく撮像した位置または被撮像物位置情報に基づく被撮像物の位置に近接した場合に、前記撮像位置情報または前記被撮像物位置情報に対応する撮像情報を表示部に表示する
ことを特徴とするナビゲーション装置の表示方法。 - 移動体の現在位置を測位し、
請求項9に記載の情報処理方法にて取得した撮像位置情報または被撮像物位置情報、および、撮像情報を取得し、
前記測位した移動体の現在位置が前記取得した撮像位置情報に基づく撮像した位置または被撮像物位置情報に基づく被撮像物の位置に近接した場合に、前記撮像位置情報または前記被撮像物位置情報に対応する撮像情報を表示部に表示する
ことを特徴とするナビゲーション装置の表示方法。 - 請求項15または16に記載のナビゲーション装置の表示方法をコンピュータに実行させる
ことを特徴としたナビゲーション装置の表示プログラム。 - 請求項17に記載のナビゲーション装置の表示プログラムがコンピュータに読取可能に記録された
ことを特徴としたナビゲーション装置の表示プログラムを記録する記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002235788A JP2004077655A (ja) | 2002-08-13 | 2002-08-13 | 情報処理装置およびその方法、ナビゲーション装置およびその表示方法、ならびにそれらのプログラム、および、それらのプログラムを記録する記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004077655A true JP2004077655A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32020176
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2002-08-13 JP JP2002235788A patent/JP2004077655A/ja active Pending
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