JP2004077234A - アンカーボルト腐食診断方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】垂直探触子を用いた超音波探傷の手法により、短時間に容易かつ安全に、腐食初期の診断が行えるようにする。
【解決手段】基礎に植設されたアンカーボルト3の頂部上面3″に超音波垂直探触子をセットし、探触子11からボルト3に、ボルト3のねじ溝が形成された基礎表面部付近で反射するように、ボルト3の軸心に対して斜めに超音波を入射し、探触子11が受波した反射波のねじ山毎に出現するピークの欠損から、ボルトの基礎表面部付近の腐食状態を診断する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート等の基礎に植設されたアンカーボルトの腐食診断方法及びその診断方法に好適な腐食診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、道路照明柱,道路標識柱等の支柱や高架橋,立体道路等の主脚(橋脚)等は、コンクリート等の基礎上にアンカーボルトを用いて固定される。
【0003】
この場合、前記の道路照明柱等の支柱であれば、例えば図13に示すように沿道の所定個所にほぼ地面1の高さにコンクリートを打込んで基礎2が形成され、この基礎2に、例えば鋼又は鋼合金の複数本のアンカーボルト3が途中まで埋込まれて植設される。
【0004】
さらに、基礎2上に、例えば鉄製,平面矩形のベースプレート4が位置し、このプレート4の隅部の各ボルト孔4’を各ボルト3が貫通する。
【0005】
そして、各ボルト3は、各ボルト孔4’から上方に突出したそれぞれの頂部に2個のナット5,5’が装着され、各ナット5,5’の締付けにより、ベースプレート4が基礎2上に固定される。
【0006】
さらに、ベースプレート4の中央部上に、上方に開口した短筒状の受け体6がベースプレート4に一体に形成され、この受け体6に、道路照明柱等の支柱7の下端部が嵌入され、支柱7が基礎2上に立設されて固定される。
なお、受け体6は周面の複数個所にフィン状の支持体8が一体に形成されている。
【0007】
また、図13ではベースプレート4等が支柱7と別体の場合を示したが、支柱によっては、その下端部にベースプレート4に相当する金属プレートが一体に形成されているものもあり、この場合は、ベースプレート4,受け体6は省かれ、支柱が直接基礎2上に立設されてアンカーボルトで固定される。
【0008】
つぎに、道路照明柱等の固定に用いられる、ボルト3等のこの種のアンカーボルトは、通常、直径が19mm(φ19)〜27mm(φ27)であり、図14に示す長さ(全長)L0 は300mm〜1000mmであり、その頂部(上端部)から下端部の少し上までの部分にねじ溝9が形成されている。
【0009】
また、図13に示すボルト3の頂部上面3’からベースプレート4表面までの長さL1 は約60mmであり、ベースプレート4の厚みDは25mm〜30mmであり、ボルト3の頂部上面3’から基礎2の表面までの長さL2 は90mm前後である。
【0010】
そして、本願発明の基礎表面部付近は、例えばボルト3の場合、その頂部上面3’から約50mm〜100mmの長さL3 の部分であり、換言すれば、ボルト3のベースプレート4より若干上の外部に露出した位置から基礎2の表面より若干下の埋設された位置までの部分である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
前記ボルト3等のこの種のアンカーボルトは、とくに屋外設置の場合、雨水等によって腐食する。
【0012】
この腐食は、種々の検査結果から、ボルト3のベースプレート4内の部分及びベースプレート4と基礎2との境界部分、すなわち前述の基礎表面部分で発生することが判明した。
【0013】
そして、腐食初期は、図15の(a)の腐食部イに示すように、ボルト3の基礎表面部付近のねじ山が欠損(消失)する程度の浅い腐食が生じる。
【0014】
さらに、この断面欠損の腐食が進むと、図15の(b)の腐食部ロに示すように、ボルト3が減肉して深い腐食状態になる。
【0015】
また、前記の浅い腐食に支柱7の揺れ(振動)等によって応力がくり返し加わると、図15の(c)の腐食部ハに示すように疲労割れの腐食が生じる。
【0016】
そして、これらの腐食を放置すると、ボルト3が破断等して重大事故を招来するため、この種アンカーボルトにあっては、腐食の状態を診断して早期に取替え等の必要な措置をとる必要がある。
【0017】
そのため、従来は重機により支柱7を持上げ、各ボルト3の前記基礎表面部分を直接目視観察するか、ファイバースコープを用いて観察するかして、各ボルト3の前記基礎表面部付近の腐食状態を診断している。
【0018】
この場合、重機を用いた大がかりで危険を伴う作業を要し、しかも、目視やファイバースコープを用いた観察によって腐食状態を診断するため、診断に熟練を要する。
【0019】
そのため、従来は、この種のアンカーボルトの腐食診断を、短時間に容易かつ安全に行うことができない問題点がある。
【0020】
そして、道路照明柱のような支柱7を固定するアンカーボルト3だけでなく、高架橋や立体道路等の主脚を固定するアンカーボルトについても、前記と同様の問題点がある。
【0021】
本発明は、超音波垂直探触子を用いた超音波探傷の手法で短時間に容易かつ安全に腐食初期の診断が行えるようにすることを課題とし、そのための診断装置を提供することも課題とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1の本発明のアンカーボルト腐食診断方法においては、基礎に植設したアンカーボルトの頂部上面に超音波垂直探触子をセットし、
この探触子から前記ボルトに、前記ボルトのねじ溝が形成された基礎表面部付近で反射するように、前記ボルトの軸心に対して斜めに超音波を入射し、
前記探触子が受波した反射波のねじ山毎に出現するピークの欠損から、前記ボルトの前記基礎表面部付近の腐食状態を診断する。
【0023】
したがって、アンカーボルトの頂部上面の垂直探触子からボルトに入射された超音波は、ボルトの軸心に対して斜めに進み、ボルトの基礎表面部付近で反射する。
【0024】
このとき、探触子が受波する反射波(エコー波)は、腐食のない健全な状態であれば、基礎表面部付近のねじ山毎にピークが生じるが、腐食初期には、ねじ山が腐食して欠損し、その反射波のピークが欠損する。
【0025】
そして、探触子から前記のねじ山の欠損程度の浅い腐食が生じたアンカーボルトに、その軸心方向(垂直方向)に超音波を入射して腐食状態を診断しようとしても、探触子が受波する反射波は、ほぼボルト端面からの反射波のみになり、ねじ山の欠損の有無によってはほとんど変化がなく、その反射波からは腐食状態を診断することは極めて困難であるが、超音波をボルトの軸心に対して斜めに入射することにより、ボルトの各ねじ溝間のねじ山の傾斜で反射した超音波が探触子に受波され、腐食によってねじ山が欠損すると、反射波のそのねじ山のピークが欠損し、探触子が受波する反射波がボルトの腐食の有無によって大きく変化し、反射波のピーク欠損からアンカーボルトの腐食状態を検出できる。
【0026】
そのため、重機で支柱を持上げたり、腐食の目視観察やファイバースコープを用いた観察等を行うことなく、垂直探触子を用いた超音波探傷の波形観察により、探触子が受波した基礎表面部分の反射波のピーク欠損から、短時間に容易かつ安全にこの種のアンカーボルトの腐食初期の診断が行える。
【0027】
つぎに、請求項2の本発明のアンカーボルト腐食診断方法においては、支柱に植設されたアンカーボルトの頂部上面に超音波垂直探触子をセットし、
この探触子から前記ボルトに、前記ボルトのねじ溝が形成された基礎表面部付近で反射するように、前記ボルトの軸心に対して斜めに斜め入射波の超音波を入射し、
前記探触子により、前記斜め入射波の反射波を斜め反射波として受波し、
前記斜め反射波の前記ボルトの腐食によるピーク欠損を検出し、
かつ、前記探触子から前記ボルトに、前記ボルトの軸心方向の垂直入射波の超音波を入射し、
前記探触子により、前記垂直入射波の反射波を垂直反射波として受波し、
前記垂直反射波の前記ボルトの腐食による反射を検出し、
前記斜め反射波の前記ピーク欠損の検出と、前記垂直反射波の前記腐食による反射の検出とから、前記ボルトの前記基礎表面部付近の腐食の浅,深を判別して腐食状態を診断する。
【0028】
したがって、この場合は、斜め入射波の反射波(斜め反射波)のピークの欠損から、請求項1と同様の浅い腐食の診断が行える。
【0029】
また、腐食が進んだり疲労割れが生じたりすると、アンカーボルトがその個所で極端に細くなり、垂直入射波がその個所で反射し、探触子が受波する垂直反射波に腐食による反射が含まれるようになり、垂直反射波から、深い腐食の診断が行える。
【0030】
そのため、斜め反射波のピーク欠損と、垂直反射波の腐食による反射とから、腐食の浅,深を判別して請求項1の場合より精度よく腐食診断を行うことができる。
【0031】
そして、請求項1,2において、アンカーボルトの頂部上面に超音波垂直探触子をセットする際に、
前記ボルトの頂部上面を前記ボルトの軸心に垂直な平面に加工し、
前記平面に、上面が傾斜した治具を介して前記探触子を接触させることが診断精度等の面から好ましい。
【0032】
つぎに、道路照明柱や道路標識柱等の支柱のアンカーボルトは、支柱基部のベースプレートを貫通している。
【0033】
さらに、道路照明柱や道路標識柱等の支柱を固定するアンカーボルトの腐食診断に適用する場合、アンカーボルトの直径が19mm〜27mmであって、基礎表面部付近が前記ボルトの頂部上面から約50mm〜100mmの範囲であることが一般的で実用的である。
【0034】
また、垂直探触子からアンカーボルトに入射する超音波は、10MHzのパルス波であることが実用的で好ましい。
【0035】
つぎに、請求項7の本発明のアンカーボルト腐食診断装置は、基礎に植設され、診断時に頂部上面が軸心に垂直な平面に加工されるアンカーボルトと、
前記平面に治具を介して接触した超音波垂直探触子と、
前記探触子に電気的に接続され、前記探触子から超音波を出射させ、前記探触子が受波した反射波を波形表示する超音波探傷器とを備え、
前記治具が、前記ボルトの頂部上面又は前記探触子の測定面に着脱自在のキャップ状でキャップ上面に傾斜面が形成された樹脂部材からなる。
【0036】
したがって、請求項1〜6の診断方法に好適な具体的構成の腐食診断装置を提供することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態につき、図1〜図12を参照して説明する。
(1形態)
まず、1形態について、図1〜図7を参照して説明する。
図1は図13,図14のアンカーボルト3の診断時の状態を示し、図1において、図13,図14と同一符合は同一もしくは相当するものを示す。
なお、図1では、図13,図14のナット5,5’を省いているが、実際には図1のボルト3もナット5,5’が装着されている。
【0038】
そして、ボルト3は直径24mm(φ24)であり、その基礎表面部付近は図中の長さL(=約50mm〜100mm)の範囲である。
【0039】
そして、診断時は作業者が図13の支柱7の設置現場に出向き、支柱7を固定している、各アンカーボルト3の全部又は一部を順次に診断対象とする。
【0040】
そして、図1の診断対象のアンカーボルト3につき、まず、その頂部上面3’がボルト3の軸心に垂直(直角)な平面になるように、必要に応じて頂部に切削加工,研磨加工等を施す。
【0041】
つぎに、ボルト3にその軸心に対して斜めに超音波(斜め入射波)を入射して超音波探傷を行うため、ボルト3の頂部上面3’に樹脂部材であるアクリル樹脂のキャップ状,無空の治具10をかぶせて装着する。
【0042】
このとき、治具10は、頂部上面3’に接したキャップ凹部底面の下面10’が、ボルト3の軸心に垂直な平面(通常は水平面)であり、上面10”が傾斜している。
【0043】
そして、その傾斜角θは、ボルト3のねじピッチや前記長さL3 等に応じて設定された約5°〜10°の範囲の適度な角度であり、直径24mmのボルト3に適用したこの形態にあっては、θ=7.5°である。
【0044】
つぎに、超音波垂直探触子11を治具10の上面10”に載せ、この上面10”に接触媒質12を介して探触子11の超音波が入出する底面(測定面)を接触し、探触子11をボルト3の頂部上にセットする。
【0045】
さらに、探触子11を接続ケーブル13を介して超音波探傷器14に接続し、超音波計測可能な状態にする。
【0046】
そして、探傷器14を操作し、探触子11からボルト3に、例えば10MHzの超音波をパルス入射し、超音波探傷診断の計測を行う。
【0047】
このとき、探触子11は、測定面(底面)がボルト3の軸心(中心軸)に対して角度θ傾いた状態にあり、ボルト3の軸心に対して斜めに超音波を入射し、この超音波が斜め入射波の超音波である。
【0048】
そして、この斜め入射波は、図1の矢印線aに示すようにボルト3の長さL3 (=50mm〜100mm)の基礎表面部付近に到達して反射される。
【0049】
この反射により、図1の矢印線bの反射波が斜め反射波として探触子11に受波されると、その受波信号が接続ケーブル13を介して探傷器14に着信する。
【0050】
この探傷器14は一般的な超音波垂直探傷の計測処理と同様の計測処理により、頂部上面3’をls(=0mm)の入射位置として、反射波の位置を送受波時間の差から演算して求め、その波形をモニタ画面14’に表示する。
【0051】
そして、ボルト3のねじピッチ,超音波の周波数等に基づき、ボルト3が腐食のない健全ボルトであれば、基礎表面部付近の各ねじ溝9間のねじ山の斜面で反射した超音波が、斜め反射波として探触子11に受波される。
【0052】
このとき、探触子11が受波する反射波は、探触子11の位置や向きを適当にセットすることにより、例えば図2の(a)の実測波形に示すように、長さL3 の基礎表面部付近において、同図の(b)に示すボルト3のねじ山毎にピークが生じた波形になる。
【0053】
なお、図2の(a)は、同図の(b)の直径24mmの健全ボルトの斜め反射波の波形図である。
【0054】
そして、図2においては、(a)の波形と(b)のボルト3の位置との関係を示すために、ボルト3を横向きにして、その頂部上面3’を0mmの位置としている。
【0055】
一方、ボルト3が腐食初期の浅い断面腐食状態であれば、ボルト3は図15の(a)に示したような局所的な腐食部イが生じて基礎表面部付近のねじ山が欠損する。
【0056】
そして、腐食部イのようなねじ山が欠損する程度の腐食,すなわち、ねじ底から2mm以下程度までの腐食が生じたときは、反射方向が腐食のない場合と異なり、探触子11に反射波が受波されなくなる。
【0057】
そのため、ボルト3の腐食初期に探触子11が受波する反射波は、例えば図3の(a)の実測波形に示すように、同図の(b)のボルト3の腐食部イのピークが欠損する。
【0058】
また、ボルト3の浅い腐食の腐食範囲が図4の(b)に示すように拡大すると、探触子11が受波する反射波は、同図の(a)の実測波形に示すように、その腐食部イ’のピークが欠損する。
【0059】
さらに、ボルト3の腐食が進むと、ねじ底から2mm程度以上減肉した図15の(b)の深い断面欠損の腐食や図15の(c)の疲労割れの腐食が生じ、このとき、探触子11が反射波を受波するか否かはそれらの腐食部ロ,ハの形状等によって決まる。
【0060】
そして、探触子11に受波された反射波が、図2の(a)のねじ山毎にピークが生じる健全波形から、図3の(a)又は図4の(a)の腐食部イ,イ’でピーク欠損が生じた波形に変化することにより、ねじ底より2mm程度以下の浅い腐食の発生を検出することができる。
【0061】
この場合、重機による支柱7の持上げや目視やファイバースコープを用いた観察からの熟練を要する診断は不要であり、モニタ画面14’のピーク欠損の波形観察から、短時間に容易かつ安全にボルト3の的確な腐食診断が行える。
【0062】
したがって、ボルト3等のこの種アンカーボルトの腐食状態を、超音波垂直探傷法の波形観察により、短時間に容易かつ安全な作業で的確に診断し、腐食初期の状態を早期に発見することができ、作業性等が著しく改善されるとともに、この発見に基づき適切な対策を施すことができる。
【0063】
なお、実際には、治具10上で探触子11を移動したり、治具10を回転したりして探触子11のボルト3の頂部上面3’に対する位置を種々に変えながら計測をくり返し、ボルト3の全周につき、その基礎表面部分付近の反射波形を観察して前記の腐食診断がくり返し行われる。
【0064】
ところで、治具10を外して探触子11をボルト3の頂部上面3’に直接セットし、探触子11からボルト3の軸心方向の超音波(垂直入射波)をパルス入射し、その反射波(垂直反射波)を探触子11により受波した場合、ボルト3が腐食のない健全ボルトであれば、探触子11が受波する反射波は、例えば図5の(a)の実測波形に示すようになる。
なお、図5の(b)の矢印線a’は垂直入射波の超音波を示す。
【0065】
また、ボルト3が図3の(b)の腐食初期ボルトであれば、図6の(b)の矢印線a’の垂直入射波に基づき、探触子11が受波する反射波は、例えば図6の(a)の実測波形に示すようになる。
【0066】
さらに、ボルト3が図4の(b)の断面欠損ボルトであれば、図7の(b)の矢印線a’の垂直入射波に基づき、探触子11が受波する反射波は、例えば図7の(a)の実測波形に示すようになる。
【0067】
そして、図5の(a)の健全ボルトの波形と、図6の(a)の腐食部イが生じた腐食初期ボルトの波形,図7の(a)の断面欠損ボルトの波形とはほぼ同じであり、これらの波形比較からも明らかなように、ボルト3の軸心方向の垂直入射波の反射波の波形からは、ねじ底から2mm程度以下の浅い腐食を検出して超音波診断することはできない。
【0068】
(他の形態)
つぎに、他の形態について、図8を参照して説明する。
この形態においては、図15の(b)の断面欠損や同図の(c)の疲労割れ等により、ボルト3に生じたねじ底より2mm程度以上の深い腐食も検出し、腐食の浅,深を判別して総合的な腐食診断を行う。
【0069】
そのため、前記1形態の治具10を用いた腐食診断の前又は後に、探触子11をボルト3の頂部上面3’に直接セットし、探触子11からボルト3にその軸心方向の10MHzの超音波(垂直入射超音波)をパルス入射する。
【0070】
このとき、ボルト3に図15の(b),(c)の腐食部ロ,ハのような深い腐食があれば、図8の(a)に示すように探触子11からボルト3に入射された矢印線a’の垂直入射超音波は、ボルト3の下端面3”で反射するとともに、その腐食部ニでも反射し、矢印線b’のそれらの反射波が探触子11に受波される。
【0071】
そして、探傷器14のモニタ画面14’に、図8の(b)の模式図に示すように、距離ls(=0mm)の入射波の送信パルス波Ps及び距離leの下端面3”の端部反射波Peとともに、距離lxの腐食部ニの反射波Pxが表示され、この反射波Pxからボルト3に腐食部ニが発生していることが判明し、図14の(b),(c)のような深い腐食を検出できる。
【0072】
つぎに、この垂直入射波による腐食の反射波の検出と、治具10を用いた前記1形態のピーク欠損の検出とに基づき、ピーク欠損が発生する浅い腐食と、垂直入射波で腐食反射が発生する深い腐食とを区別して検出し、ボルト3の基礎表面部付近の腐食の浅,深を判別して総合的な腐食診断を行う。
【0073】
したがって、この形態の場合は、前記1形態の場合より一層良好にボルト3の腐食診断をすることができ、診断の一層の向上が得られる。
【0074】
ところで、前記両形態では、ボルト3に、上面10”に傾斜面が形成された治具10を装着し、探触子11を、治具10の上面10”に接触するようにしたが、治具10に代えて、図9ないし図12の各図に示す形状のものを用いてもよい。
【0075】
図9に示す治具15は、上面15”が傾斜した扁平な円柱状であり、下面15’がボルト3の頂部上面3’に載置され、傾斜した上面10”に沿って探触子11が移動する。
【0076】
図10に示す治具16は、図9に示す治具15と同様、上面16”が傾斜しており、上面16”の両側にガイド16’’’ が形成されて溝状になり、両ガイド16’’’ の間を探触子11が上面16”に沿って移動する。
【0077】
図11に示す治具17は、図1に示す治具10と同様、キャップ凹部底面の下面17’がボルト3の頂部上面3’に着脱自在に嵌入され、図10に示す治具16と同様、傾斜した上面17”の両側にガイド17’’’ が形成されて溝状になり、両ガイド17’’’ の間を探触子11が上面17”に沿って移動する。
【0078】
図12に示す治具18は、図1に示す治具10と上下がほぼ逆で上部がキャップ状であり、上面に対して下面18’が傾斜しており、上部のキャップ凹部に探触子11が着脱自在に嵌入され、探触子11と治具18が一体となってボルト3の頂部上面3’に沿って移動する。
なお、各治具15〜18はアクリル等の樹脂部材で形成される。
【0079】
つぎに、前記両形態において、探触子11には、点集束型の垂直探触子を用いることが好ましい。
また、基礎表面部付近の長さLは、アンカーボルトの植設条件(長さL)や、フェースプレート4の厚みD等を考慮して適当に設定すればよい。
さらに、傾斜角θは基礎表面部付近でねじ山毎にピークの生じるように設定すればよい。
【0080】
また、超音波の周波数もアンカーボルトの材質等によって選定すればよく、10MHzに限られるものではないが、実験によると、ボルト3等の道路照明柱等のアンカーボルトの場合は、10MHzにすることが好ましいことが確かめられた。
そして、本発明が種々のアンカーボルトの腐食診断に適用できるのは勿論である。
【0081】
【発明の効果】
本発明は、以下に記載する効果を奏する。
まず、請求項1の場合は、アンカーボルト3の頂部上面3’の垂直探触子11からボルト3に、その軸心に対して斜めに超音波を入射したため、ボルト3の基礎表面部付近での反射波を得ることができる。
【0082】
このとき、探触子11が受波する反射波は、腐食のない健全なボルトであれば、基礎表面部付近のねじ山毎にピークが生じるが、腐食初期には、ねじ山が腐食してピークが欠損する。
【0083】
したがって、探触子11が受波した基礎表面部分の反射波のピーク欠損から、重機で支柱で持上げて腐食の目視観察やファイバースコープを用いた観察等を行うことなく、垂直探触子を用いた超音波探傷の波形観察により、短時間に容易かつ安全にこの種のアンカーボルトの腐食初期の診断を行うことができる。
【0084】
また、請求項2の場合は、斜め入射波の反射波(斜め反射波)のピークの欠損から請求項1と同様の浅い腐食の診断を行うことができるとともに、腐食が進んだり疲労割れが生じたりすると、垂直入射波がその個所で反射し、探触子が受波する垂直反射波に、腐食による反射が含まれるようになるため、垂直反射波から、深い腐食の診断を行うことができる。
【0085】
したがって、斜め反射波のピーク欠損と、垂直反射波の腐食による反射とから、腐食の浅,深を判別して請求項1の場合より一層良好な腐食診断を行うことができる。
【0086】
つぎに、請求項3の場合は、診断対象のアンカーボルト3の頂部上面3’を平面に加工して超音波を入射するようにしたため、請求項1,2の診断を、頂部上面3’の診断前の形状等によらず、安定して精度よく行うことができる。
【0087】
つぎに、道路照明柱等のアンカーボルトの場合、請求項4のようにベースプレート4を貫通していることが多く、請求項5の寸法条件とすることが実用的である。
さらに、超音波の周波数は、請求項6の10MHzにすることが実用的で好ましい。
【0088】
つぎに、請求項7の場合は、請求項1〜6の腐食診断に好適なアンカーボルト腐食診断装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の診断時の説明図である。
【図2】(a),(b)は図1のアンカーボルトが健全ボルトの場合の1例の反射波の実測波形図,ボルトの一部の正面図である。
【図3】(a),(b)は図1のアンカーボルトが腐食初期ボルトの場合の反射波の実測波形図,ボルトの一部の正面図である。
【図4】(a),(b)は図1のアンカーボルトの腐食が進んだ場合の1例の反射波の実測波形図,ボルトの一部の正面図である。
【図5】(a),(b)は健全ボルトの1例の垂直入射波に基づく反射波の実測波形図,ボルトの一部の正面図である。
【図6】(a),(b)は腐食初期ボルトの垂直入射波に基づく反射波の実測波形図,ボルトの一部の正面図である。
【図7】(a),(b)は腐食が進んだボルトの垂直入射波に基づく反射波の実測波形図,ボルトの一部の正面図である。
【図8】(a),(b)は本発明の実施の他の形態のボルトの一部の正面図,垂直入射波に基づく反射波の波形説明図である。
【図9】(a),(b)は治具の他の例の正面図,平面図である。
【図10】(a),(b)は治具のさらに他の例の正面図,平面図である。
【図11】(a),(b)は治具の他の例の正面図,平面図である。
【図12】(a),(b)は治具のさらに他の例の正面図,平面図である。
【図13】アンカーボルトで固定された支柱の正面図である。
【図14】図13のアンカーボルトの拡大図である。
【図15】(a),(b),(c)はそれぞれ図13のアンカーボルトの腐食状態の説明図である。
【符号の説明】
2 基礎
3 アンカーボルト
3’ 頂部上面
9 ねじ溝
10,15,16,17,18 治具
11 垂直探触子
14 超音波探傷器
 基礎表面部付近

Claims (7)

  1. 基礎に植設されたアンカーボルトの頂部上面に超音波垂直探触子をセットし、
    前記探触子から前記ボルトに、前記ボルトのねじ溝が形成された基礎表面部付近で反射するように、前記ボルトの軸心に対して斜めに超音波を入射し、
    前記探触子が受波した反射波のねじ山毎に出現するピークの欠損から、前記ボルトの前記基礎表面部付近の腐食状態を診断する
    ことを特徴とするアンカーボルト腐食診断方法。
  2. 基礎に植設されたアンカーボルトの頂部上面に超音波垂直探触子をセットし、
    前記探触子から前記ボルトに、前記ボルトねじ溝が形成された基礎表面部付近で反射するように、前記ボルトの軸心に対して斜めに斜め入射波の超音波を入射し、
    前記探触子により、前記斜め入射波の反射波を斜め反射波として受波し、
    前記斜め反射波の前記ボルトの腐食によるピーク欠損を検出し、
    かつ、前記探触子から前記ボルトに、前記ボルトの軸心方向の垂直入射波の超音波を入射し、
    前記探触子により、前記垂直入射波の反射波を垂直反射波として受波し、
    前記垂直反射波の前記ボルトの腐食による反射を検出し、
    前記斜め反射波の前記ピーク欠損の検出と、前記垂直反射波の前記腐食による反射の検出とから、前記ボルトの前記基礎表面部付近の腐食の浅,深を判別して腐食状態を診断する
    ことを特徴とするアンカーボルト腐食診断方法。
  3. アンカーボルトの頂部上面に超音波垂直探触子をセットする際に、
    前記ボルトの頂部上面を前記ボルトの軸心に垂直な平面に加工し、
    前記平面に、上面が傾斜した治具を介して前記探触子を接触させることを特徴とする請求項1又は2記載のアンカーボルトの腐食診断方法。
  4. アンカーボルトが、道路照明柱,識別ポール等の支柱基部のベースプレートを貫通していることを特徴とする請求項1,2又は3記載のアンカーボルト腐食診断方法。
  5. アンカーボルトの直径が19mm〜27mmであって、基礎表面部付近が前記ボルトの頂部上面から約50mm〜100mmの範囲であることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載のアンカーボルト腐食診断方法。
  6. 垂直探触子から出射する超音波が10MHzのパルス波であることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載のアンカーボルト腐食診断方法。
  7. 基礎に植設され、診断時に頂部上面が軸心に直角な平面に加工されるアンカーボルトと、
    前記平面に治具を介して接触した超音波垂直探触子と、
    前記探触子に電気的に接続され、前記探触子から前記ボルトに超音波を入射し、前記探触子が受波した反射波を波形表示する超音波探傷器とを備え、
    前記治具が、前記ボルトの頂部上面又は前記探触子の測定面に着脱自在のキャップ状でキャップ上面に傾斜面が形成された樹脂部材からなることを特徴とするアンカーボルト腐食診断装置。
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