JP2004076888A - 湯水混合水栓および単水栓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】湯水混合水栓1は管状の水栓本体2を備える。水栓本体2の一端側に湯入口21A、他端側に水入口21Bを設け、長さ中間部に混合湯水出口22を設ける。水栓本体2の両端開口を蓋3で閉鎖する。水栓本体2内の湯入口21A、水入口21Bに対応する箇所に湯側流路形成部材4A、水側流路形成部材4Bを配置固定し、水栓本体2内を湯側弁室20Aと水側弁室20Bと湯水混合室20Cとに区画する。流路形成部材4A,4Bは、湯入口21A、水入口21Bと湯側弁室20A、水側弁室20Bを連通させる1次側流路401と、湯側弁室20A、水側弁室20Bと湯水混合室20Cを連通させる2次側流路402とを有する。湯側弁室20A、水側弁室20Bに湯側開閉弁5A、水側開閉弁5Bを設ける。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、湯水混合水栓および単水栓に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
湯水混合水栓や単水栓の水栓本体としては、内部に複雑な構造の流路や弁座を備え、銅鋳物や銅合金鋳物等の鋳物により形成されたものが一般的である。
【0003】
このような複雑な中空構造を持つ水栓本体を鋳物で作る場合、当然、それに対応した複雑な形状の鋳型や中子が必要とされるが、それらの製造は容易ではなく、コストも嵩んでしまう。また、中子は、通常、砂と樹脂とを混合して加熱することにより成形されており、鋳型内に溶融した金属を流し込んだ際、金属の熱によって中子が焼け、ガスが発生する。このガスは、通常、中子の内部を通って中子の端から鋳型の外に抜けるが、上記の通り、中子の形状が複雑であると、ガスの抜けが悪くなって、成形不良を生じ易く、特にガスにより成形品に巣穴ができ易い。このような巣穴は、漏水の原因となる上、表面の仕上がり具合に悪影響を及ぼすものであるので、好ましくない。
【0004】
本発明の目的は、水栓本体の構造が単純であって、容易にかつ低コストで製造することができ、また、不良品の発生を抑制することができる湯水混合水栓および単水栓を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明による湯水混合水栓は、管状の水栓本体を備え、水栓本体の一端側に湯入口が、同他端側に水入口が設けられ、水栓本体における湯入口と水入口との間の長さ中間部に混合湯水出口が設けられ、水栓本体の両端開口が蓋によって閉鎖され、水栓本体内における湯入口および水入口に対応する箇所に湯側流路形成部材および水側流路形成部材がそれぞれ配置固定され、これらの部材によって、水栓本体の内部が、一端側に位置する湯側弁室と、他端側に位置する水側弁室と、長さ中間部に位置する湯水混合室とに区画されており、湯側流路形成部材および水側流路形成部材は、湯入口と湯側弁室および水入口と水側弁室をそれぞれ連通させる1次側流路と、湯側弁室と湯水混合室および水側弁室と湯水混合室をそれぞれ連通させる2次側流路とを有し、湯側弁室および水側弁室に湯側開閉弁および水側弁室がそれぞれ設けられているものである。
【0006】
本発明による湯水混合水栓において、水栓本体が、所定長さに切断された金属管よりなる場合がある。金属管としては、ステンレス鋼管や銅管等が挙げられる。
【0007】
また、本発明による湯水混合水栓において、水栓本体が、管状に成形された鋳物よりなる場合もある。鋳物としては、銅鋳物や銅合金鋳物等が挙げられる。
【0008】
上記の湯水混合水栓にあっては、その水栓本体が、管状の極めて単純な構造であるので、容易にかつ低コストで製造することができる。特に、水栓本体を金属管から形成する場合には、製造容易性の面でもコストの面でも効果が大きい。また、水栓本体を鋳物製とした場合でも、鋳型や中子の製造が容易であって、コストを抑えることができる上、鋳造時に発生するガスの抜けもスムーズであり、成形不良が起こり難い。また、上記の湯水混合水栓は、これを組み立てる場合、水栓本体内に湯側と水側の流路形成部材および開閉弁を配置し、水栓本体の両端開口を蓋で閉鎖するだけでよいので、組立作業が簡単であり、製造効率が良い。
【0009】
上記湯水混合水栓の水栓本体は、通常、左右方向に延びるように配置される。湯入口および水入口は、後方または下方に開口するように、水栓本体に設けられる。これら湯入口および水入口は、通常、給湯配管および給水配管とのネジ接合のための雄ネジまたは回動可能なナットを備えた外方突出筒状のものとなされる。混合湯水出口は、前後上下のうちいずれかの方向に開口するように、水栓本体に設けられる。この混合湯水出口も、通常、吐水管とのネジ接合のための雄ネジまたは回動可能なナットを備えた外方突出筒状のものとなされる。
【0010】
蓋は、水栓本体の両端部にネジ接合されるのが、組立性および開閉弁のメンテナンス性の点で好ましい。通常は、蓋に雌ネジ部が形成され、水栓本体両端部に雄ネジ部が形成される。
【0011】
本発明による湯水混合水栓において、湯側流路形成部材および水側流路形成部材それぞれが、湯入口または水入口を間に挟むように水栓本体に嵌め込まれる2枚の仕切板と、両仕切板どうしを連結する少なくとも1つの連結筒とを備えており、各流路形成部材の1次側流路が、両仕切板どうしの間隙と、弁室側に位置する仕切板に連結筒を避けてあけられた導入孔とによって形成され、2次側流路が、連結筒の内部と、連結筒の内部に通じるように両仕切板にあけられた導出孔とによって形成されているのが好ましい。
【0012】
湯側流路形成部材および水側流路形成部材を上記のようなものとすれば、その製造が容易であって、コストを抑えることができる上、水栓本体への組み込みも容易である。
【0013】
上記の流路形成部材において、連結筒は、通常、両仕切板の周縁部どうしを連結するように複数設けられる。そして、弁室側の仕切板の中心部に導入孔があけられる。両仕切板の周縁部には、通常、水栓本体の内周面との間をシールするOリング等のシール部材が設けられる。
【0014】
流路形成部材を水栓本体内に固定する手段は、特に限定されないが、例えば次のようにして該部材を固定することができる。即ち、水栓本体の内周面の所要位置に、流路形成部材における湯水混合室側の端部を受ける段差を形成するとともに、蓋の内面に、流路形成部材における弁室側の端部に当接する内方突出状の押さえ部を形成する。また、上記押さえ部に代えて、開閉弁の一部またはスペーサを介して、蓋により、流路形成部材を段差に押し付けて固定するようにしてもよい。
その他の固定手段としては、開閉弁の不動部分(ハウジング等)と流路形成部材とをネジ接合等により一体化するとともに、開閉弁の不動部分に外向きフランジ部を形成し、このフランジ部を、水栓本体の端面と蓋の内面とで挟み付けることにより、流路形成部材を固定するものが挙げられる。この手段の場合、水栓本体の内周面に上記のような段差を形成する必要がないので、それだけ水栓本体の製造が容易となり、コストも抑えられる。
【0015】
開閉弁は、スライド弁やリフト弁によって構成することができる。
スライド弁としては、例えば、内部が流路形成部材の1次側流路に通じるように弁室に固定状に配されかつ周壁に連通孔を有する筒状ハウジングと、ハウジング内の内端部に配置固定されかつ湯通過孔または水通過孔を有する固定ディスクと、固定ディスクの外面に回動可能に重ねられかつ回動に伴って固定ディスクの湯通過孔または水通過孔を開閉し得る可動ディスクと、内端が可動ディスクに接続されかつ蓋を貫通して外端が水栓本体の外方に突出するスピンドルと、スピンドルの外端に設けられたハンドルとを備えたものを挙げることができる。この場合、ハウジングの内端部を、流路形成部材における弁室側の端部に、ネジ接合等によって固定することができる。また、ハウジングに、前述した外向きフランジ部を一体に形成することができる。
リフト弁としては、例えば、蓋にあけられた貫通孔に固定される筒状ハウジングと、ハウジングに挿通されかつ外端を回動させることにより内端が長さ方向に移動するスピンドルと、スピンドルの外端に設けられたハンドルと、スピンドルの内端に設けられかつハンドルの回動操作により流路形成部材の1次側流路の出口(弁座)に対して当接または離間させられる弁体とを備えたものを挙げることができる。
【0016】
次に、本発明による単水栓は、管状の水栓本体を備え、水栓本体の長さ中間部に湯または水入口が設けられ、水栓本体の両端開口が蓋によって閉鎖され、水栓本体の一端側部分または一端側の蓋に湯または水出口が設けられ、水栓本体内における湯または水入口に対応する箇所に流路形成部材が配置固定され、該部材によって、水栓本体の内部が、他端側に位置する弁室と、一端側に位置しかつ湯または水出口に通じる導出室とに区画されており、流路形成部材は、湯または水入口と弁室とを連通させる1次側流路と、弁室と導出室とを連通させる2次側流路とを有し、弁室に開閉弁が設けられているものである。
【0017】
本発明による単水栓において、水栓本体が、所定長さに切断された金属管よりなる場合がある。金属管としては、ステンレス鋼管や銅管等が挙げられる。
【0018】
また、本発明による単水栓において、水栓本体が、管状に成形された鋳物よりなる場合もある。鋳物としては、銅鋳物や銅合金鋳物等が挙げられる。
【0019】
上記の単水栓にあっては、その水栓本体が、管状の極めて単純な構造であるので、金属管や鋳物によって容易にかつ低コストで製造することができる。また、水栓本体を鋳物製とした場合でも、鋳型や中子の製造が容易であって、コストを抑えることができる上、成形不良が起こり難い。さらに、上記単水栓は、その組立作業が簡単であり、製造効率が良い。
【0020】
上記単水栓の水栓本体は、通常、上下方向または左右方向に延びるように配置される。
水栓本体を上下方向に配置した場合、湯または水入口は、後方に開口するように、水栓本体に設けられる。この場合、水栓本体内の上端部側に弁室が設けられ、下端部側に導出室が設けられる。湯または水出口は、下端の蓋に設けられる他、前方または左右いずれか一側方に開口するように水栓本体に設けられる場合もある。
一方、水栓本体を左右方向に配置した場合、湯または水入口は、後方または下方に開口するように設けられる。また、この場合、水栓本体内の上端側に弁室が設けられ、下端側に導出室が設けられる。湯または水出口は、下端の蓋に設けられる他、前方または左右いずれか一側方に開口するように水栓本体に設けられる場合もある。
【0021】
水栓本体を左右方向に配置した場合、湯または水出口は、後方または下方に開口するように、水栓本体に設けられる。この場合、弁室は、水栓本体内の左右いずれか一端部側に弁室が設けられる。湯または水出口は、他端の蓋に設けられる他、前後上下のうちいずれかの方向に開口するように水栓本体に設けられる。
【0022】
湯または水入口は、通常、給湯または給水配管とのネジ接合のための雄ネジまたは回動可能なナットを備えた外方突出筒状のものとなされる。同様に、湯または水出口も、通常、吐水管とのネジ接合のための雄ネジまたは回動可能なナットを備えた外方突出筒状のものとなされる。
【0023】
本発明による単水栓において、流路形成部材が、湯または水入口を挟むように互いに間隔をおいて水栓本体内に嵌め込まれる2枚の仕切板と、両仕切板どうしを連結する少なくとも1つの連結筒とを備えており、該部材の1次側流路が、両仕切板どうしの間隙と、弁室側に位置する仕切板に連結筒を避けてあけられた導入孔とによって形成され、2次側流路が、連結筒の内部と、連結筒の内部に通じるように両仕切板にあけられた導出孔とによって形成されているのが好ましい。
【0024】
流路形成部材を上記のようなものとすれば、その製造が容易であって、コストを抑えることができる上、水栓本体への組み込みも容易である。
【0025】
上記単水栓のその他の構成については、前述した本発明による湯水混合水栓と実質的に同様のものとすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1〜3は、本発明の第1の実施形態を示すものである。
図1に示すように、本発明による湯水混合水栓(1)は、左右方向に延びる管状の水栓本体(2)を備えている。水栓本体(2)は、所定長さに切断されたステンレス鋼管よりなる。
【0027】
水栓本体(2)の左端側に湯入口(21A)が、同右端側に水入口(21B)が設けられ、水栓本体(2)における湯入口(21A)と水入口(21B)との間の長さ中間部に混合湯水出口(22)が設けられている。湯入口(21A)および水入口(21B)は、図1および2に示すように、後方に突出しかつ雄ネジ部(211)を有する筒状のものとなされている。そして、湯入口(21A)の雄ネジ部(211)に給湯配接続用クランク(61A)の先端の雌ネジ部(611)がねじ嵌められ、湯入口(21A)の雄ネジ部(211)に給水配管接続用クランク(61B)の先端の雌ネジ部(611)がねじ嵌められる。混合湯水出口(22)は、図1に示すように、下方に突出しかつ雄ネジ部(221)を有する筒状のものとなされている。そして、混合湯水出口(22)の雄ネジ部(221)に、吐水管(62)の基端の雌ネジ部(621)がねじ嵌められる。なお、この実施形態では、湯入口(21A)、水入口(21B)および混合湯水出口(22)は、水栓本体(2)を構成するステンレス鋼管の所要箇所にあけられた孔の周縁に、ステンレス鋼管製の雄ネジ付き口部材を溶接することにより形成されている。
【0028】
水栓本体(2)の左右両端開口は、それぞれ蓋(3)によって閉鎖されている。左右2つの蓋(3)は、雌ネジ部(31)を有しており、これら雌ネジ部(31)が、水栓本体(2)の両端部に形成された雄ネジ部(24)にねじ嵌められることにより、蓋(3)が水栓本体(2)に固定されている。蓋(3)の中心部には、貫通孔(32)があけられている。
【0029】
図1に示すように、水栓本体(2)内における湯入口(21A)に対応する箇所に湯側流路形成部材(4A)が配置固定され、水栓本体(2)内における水入口(22B)に対応する箇所に水側流路形成部材(4B)が配置固定されている。そして、これらの部材(4A)(4B)によって、水栓本体(2)内が、左端側に位置する湯側弁室(20A)と、右端側に位置する水側弁室(20B)と、長さ中間部に位置する湯水混合室(20C)とに区画されている。
【0030】
湯側流路形成部材(4A)は、湯入口(21A)と湯側弁室(20A)を連通させる1次側流路(401)と、湯側弁室(20A)と湯水混合室(20C)を連通させる2次側流路(402)とを有している。水側流路形成部材(4B)は、水入口(21B)と水側弁室(20B)を連通させる1次側流路(401)と、水側弁室(20B)と湯水混合室(20C)を連通させる2次側流路(402)とを有している。湯側弁室(20A)に湯側開閉弁(5A)が設けられ、水側弁室(20B)に水側開閉弁(5B)が設けられている。
【0031】
湯側流路形成部材(4A)および水側流路形成部材(4B)は、同様の構造を有している。これらのうち水側流路形成部材(4B)の構造を、図2および3を参照して詳しく説明すると、水側流路形成部材(4B)は、水入口(21B)を挟むように互いに間隔をおいて水栓本体(2)内に嵌め込まれる2枚の仕切板(41)(42)と、両仕切板(41)(42)どうしを連結する4つの連結筒(43)とを備えている。そして、同流路形成部材(4B)の1次側流路(401)が、両仕切板(41)(42)どうしの間隙と、水側弁室(20B)側に位置する仕切板(41)に連結筒(43)を避けてあけられた導入孔(411)とによって形成され、2次側流路(402)が、連結筒(43)の内部と、連結筒(43)の内部に通じるように両仕切板(41)(42)にあけられた導出孔(412)(422)とによって形成されている。4つの連結筒(43)は、2枚の仕切板(41)(42)の周縁部同士を連結するように、仕切板(41)(42)の周方向に等間隔おきに配されている。導入孔(411)は、水側弁室(20B)側の仕切板(41)の中心部にあけられている。導入孔(411)には、雌ネジ(411a)が形成されている。導出孔(412)(422)は、連通筒(43)に対応するように、各仕切板(41)(42)の周縁部に4つずつあけられている。各仕切板(41)(42)の周縁部には、Oリングよりなりかつ水栓本体(2)内周面との間をシールするシール部材(44)が設けられている。仕切板(41)(42)および連結筒(43)は、例えばステンレス鋼等の金属から形成され、仕切板(41)(42)と連結筒(43)とは溶接等により接合一体化される。湯水混合室(20C)側の仕切板(42)は、水栓本体(2)内周面に形成された段差(23)に受けられている。
【0032】
湯側開閉弁(5A)および水側開閉弁(5B)は、同様の構造を有するスライド弁よりなる。これらのうち水側開閉弁(5B)の構造を、図2を参照して詳しく説明すると、水側開閉弁(5B)は、内部が水側流路形成部材(4B)の1次側流路(401)に通じるように水側弁室(20B)に固定状に配されかつ周壁に連通孔(511)を有する筒状ハウジング(51)と、ハウジング(51)内の内端部に配置固定されかつ水通過孔(図示略)を有する固定ディスク(52)と、固定ディスク(52)の外面に回動自在に重ねられかつ回動によって固定ディスク(52)の水通過孔を開閉し得る可動ディスク(53)と、内端が可動ディスク(53)に接続されかつ蓋(3)を貫通して外端が水栓本体(2)の外方に突出するスピンドル(54)と、スピンドル(54)の外端に設けられたハンドル(55)とを備えている。ハウジング(51)の内端部に雄ネジ部(512)が設けられ、この雄ネジ部(512)が流路形成部材(4B)の導入孔(411)の雌ネジ部(411a)にねじ込まれることにより、ハウジング(51)が流路形成部材(4B)に接合されている。ハウジング(51)の外端部は、蓋(3)の貫通孔(32)を通じて水栓本体(2)の外方に突出させられている。ハウジング(51)の長さ中央部には、環状の外向きフランジ部(513)が一体に形成されている。この外向きフランジ部(513)は、蓋(3)の貫通孔(32)に形成された段差(321)に受けられている。スピンドル(54)は、その外端部がハウジング(51)の外端から突出するような長さを有している。ハンドル(55)は、例えば、ビス(図示略)によって、スピンドル(54)の外端に着脱自在に取り付けられる。
【0033】
上記の湯水混合水栓の組立は、例えば次のようにして行われる。即ち、まず、湯側および水側それぞれについて、流路形成部材(4A)(4B)における弁室(20A)(20B)側の仕切板(41)と、開閉弁(5A)(5B)のハウジング(51)とをネジ接合しておく。なお、開閉弁(5A)(5B)のハンドル(55)は、スピンドル(54)の外端から取り外しておく。そして、これら一体化された流路形成部材(4A)(4B)と開閉弁(5A)(5B)とを、流路形成部材(4A)(4B)における湯水混合室(20C)側の仕切板(42)が、水栓本体(2)内の段差(23)に当たるまで、水栓本体(2)内に挿入する。こうしておいて、蓋(3)を水栓本体(2)の端部にねじ嵌めると、蓋(3)の貫通孔(32)の段差(321)が開閉弁(5A)(5B)のハウジング(51)の外向きフランジ部(513)に当接する。その結果、流路形成部材(4A)(4B)および開閉弁(5A)(5B)のハウジング(51)が、水栓本体(2)内の所定位置で固定される。その後、スピンドル(54)の外端に、ハンドル(55)を取り付ける。また、湯入口(21A)および水入口(21B)にクランク(61A)(61B)をネジ接合し、混合湯水出口(22)に吐水管(62)をネジ接合する。こうして、図1に示す湯水混合水栓(1)が得られる。このように、上記湯水混合水栓(1)は、極めて簡単に組み立てることができる。また、水栓本体(2)が、ステンレス鋼管製であるので、その製造が容易であり、コストも安くつく。
【0034】
上記の湯水混合水栓(1)にあっては、例えば、水側開閉弁(5B)のハンドル(55)を開方向に回すと、スピンドル(54)を介して可動ディスク(53)が開方向に回動し、固定ディスク(52)の水通過孔が開く。すると、給水配管からの水が、水栓本体(2)の水入口(21B)、流路形成部材(4B)の1次側流路(401)、開閉弁(5B)のハウジング(51)内、固定ディスク(52)の水通過孔およびハウジング(51)の連通孔(511)を順次通って、弁室(20B)に流れ込み、ここから流路形成部材(4B)の2次側流路(402)を経て、湯水混合室(20C)に至る。湯側開閉弁(5A)のハンドル(55)を開方向に回した場合も、前記と同様にして、給湯配管からの湯が湯水混合室(20C)に至る。湯水混合室(20C)に達した湯と水とは、ここで混合されてから、混合湯水出口(22)を経て、吐水管(62)の先端から吐出される。止水する場合には、湯側開閉弁(5A)および水側開閉弁(5B)のハンドル(55)を閉方向に回して、固定ディスク(52)の湯通過孔および水通過孔を閉じればよい。
【0035】
図4には、本発明の第2の実施形態が示されている。この実施形態の湯水混合水栓(1)は、以下の点を除いて、図1〜3に示す第1の実施形態の湯水混合水栓(1)と同じである。即ち、図4の湯水混合水栓(1)にあっては、各開閉弁(5A)(5B)におけるハウジング(51)の外向きフランジ部(513)が、Oリングよりなるシール部材(514)を介して水栓本体(2)の端部内周面に密接させられている径小部(513a)と、径小部(513a)の外側に設けられかつ水栓本体(2)の端面と蓋(3)の内面との間に介在される径大部(513b)とを備えている。このように外向きフランジ部(513)の径大部(513b)が水栓本体(2)の端面と蓋(3)とで挟み付けられることにより、流路形成部材(4A)(4B)および開閉弁(5A)(5B)のハウジング(51)が、水栓本体(2)内の所定位置で固定されている。したがって、この実施形態では、水栓本体(2)の内周面に段差を形成する必要がなく、より一層、水栓本体(2)の製造が容易となる。
【0036】
図5には、本発明の第3の実施形態が示されている。この実施形態の湯水混合水栓(1)は、以下の点を除いて、図1〜3に示す第1の実施形態の湯水混合水栓(1)と同じである。即ち、図5の湯水混合水栓(1)にあっては、各開閉弁(50A)(50B)がリフト弁により構成されている。より詳細には、各開閉弁(50A)(50B)は、蓋(3)にあけられた貫通孔(32)に嵌め込まれた筒状ハウジング(501)と、ハウジング(501)に挿通されかつ外端を回動させることにより内端が長さ方向に移動するスピンドル(502)と、スピンドル(502)の外端に設けられたハンドル(503)と、スピンドル(503)の内端に設けられかつハンドル(503)の回動操作により流路形成部材(4A)(4B)の1次側流路(401)出口、即ち、弁座(図示略)に対して当接または離間させられる弁体(504)とを備えている。ハウジング(501)は、その外周面に形成された雄ネジ部(501a)を、蓋(3)の貫通孔(32)に形成された雌ネジ部(322)にねじ込むことにより、蓋(3)に固定されている。スピンドル(502)は、外端部が水栓本体(2)の外方に突出するようにハウジング(501)に挿入され、内端部に雄ネジ部を有し、かつ長さ方向には移動不能であるが回転可能となされた第1スピンドル部材(502a)と、外端側に第1スピンドル部材(502a)の雄ネジ部にねじ嵌められる雌ネジ部を有し、かつ内端部が弁体(504)に接続されている第2スピンドル部材(502b)とで構成されている。
【0037】
また、図5に示す湯水混合水栓(1)では、蓋(2)の内面周縁部に、流路形成部材(4A)(4B)における弁室(20A)(20B)側の仕切板(41)に当接する内方突出状の押さえ部(33)が形成されている。
【0038】
上記の湯水混合水栓(1)にあっては、例えば、水側開閉弁(50B)のハンドル(503)を開方向に回すと、弁体(504)が外方に移動させられて、弁座から離間させられ、弁室(20A)(20B)側の仕切板(41)の導入孔(411)が開放される。すると、給水配管からの水が、水栓本体(2)の水入口(21B)および流路形成部材(4B)の1次側流路(401)を通って、弁室(20B)に流れ込み、ここから流路形成部材(4B)の2次側流路(402)を経て、湯水混合室(20C)に至る。湯側開閉弁(50B)のハンドル(503)を開方向に回した場合も、前記と同様にして、給湯配管からの湯が湯水混合室(20C)に至る。湯水混合室(20C)に達した湯と水とは、ここで混合されてから、混合湯水出口(22)を経て、吐水管(61)の先端から吐出される。止水する場合には、湯側開閉弁(50A)および水側開閉弁(50B)のハンドルを閉方向に回して、弁体(504)を弁座に当接させ、弁室(20A)(20B)側の仕切板(41)の導入孔(411)を閉じればよい。
【0039】
図6および7には、本発明の第4の実施形態が示されている。
図6および7に示すように、本発明による給水用単水栓(100)は、上下方向に延びる管状の水栓本体(200)を備えている。水栓本体(200)は、所定長さに切断されたステンレス鋼管よりなる。
【0040】
水栓本体(200)の長さ中間部には、水入口(210)が設けられている。水入口(210)は、後方に突出しかつ雄ネジ部(211)を有する水平筒状のものとなされている。雄ネジ部(211)には、給水配管先端の雌ネジ部(図示略)がねじ嵌められるようになっている。この実施形態では、水入口(210)は、水栓本体(200)を構成するステンレス鋼管の所要箇所にあけられた孔の周縁に、ステンレス鋼管製の雄ネジ付き口部材を溶接することにより形成されている(図7参照)。図6に示すように、水入口(210)には、環状のカバー(C)が嵌め被せられるようになっている。
【0041】
水栓本体(20)の上下両端開口は、それぞれ蓋(300A)(300B)によって閉鎖されている。上端側の蓋(300A)は、雌ネジ部(301)を有しており、この雌ネジ部(301)が、水栓本体(200)の上端部に形成された雄ネジ部(240)にねじ嵌められることにより、該蓋(300A)が水栓本体(200)に固定されている。上端側の蓋(300A)の中心部には、貫通孔(320)があけられている。一方、下端側の蓋(300B)は、雄ネジ部(図示略)を有しており、この雄ネジ部が、水栓本体(200)の下端部に形成された雌ネジ部(図示略)にねじ嵌められることにより、該蓋(300B)が水栓本体(200)に固定されている。下端側の蓋(300B)には、水出口(310)が設けられている。水出口(310)には、吐水管(600)の基端部が回動自在に接続されている。
【0042】
水栓本体(200)内における水入口(210)に対応する箇所に流路形成部材(400)が配置固定されている。そして、該部材(400)によって、水栓本体(200)内が、上端側に位置する弁室(200A)と、下端側に位置しかつ水出口(310)に通じる導出室(200B)とに区画されている。
【0043】
流路形成部材(400)は、水入口(210)と弁室(200A)とを連通させる1次側流路(401)と、弁室と導出室とを連通させる2次側流路とを有している。そして、弁室に、開閉弁が設けられている。
【0044】
図7に詳しく示すように、流路形成部材(400)は、水入口(210)を挟むように互いに間隔をおいて水栓本体(200)内に嵌め込まれる2枚の仕切板(41)(42)と、両仕切板(41)(42)どうしを連結する4つの連結筒(43)とを備えている。そして、該部材(400)の1次側流路(401)が、両仕切板(41)(42)どうしの間隙と、弁室(200A)側に位置する仕切板(41)に連結筒(43)を避けてあけられた導入孔(411)とによって形成され、2次側流路(402)が、連結筒(43)の内部と、連結筒(43)の内部に通じるように両仕切板(41)(42)にあけられた導出孔(412)(422)とによって形成されている。この流路形成部材(400)は、上下方向に配置されている点を除いて、図1〜3に示す第1の実施形態の各流路形成部材(4A)(4B)と同じ構造を有しているので、詳しい説明は省略する。導出室(200B)側の仕切板(42)は、水栓本体(200)内周面に形成された段差(230)に受けられている。
【0045】
開閉弁(500)は、スライド弁よりなる。この開閉弁(500)も、上下方向に配置されている点を除いて、図1〜3に示す第1の実施形態の各開閉弁(5A)(5B)と同じ構造を有しているので、詳しい説明は省略する。
【0046】
上記単水栓(100)の組立は、例えば次のようにして行われる。即ち、まず、流路形成部材(400)における弁室(200A)側の仕切板(41)と開閉弁(500)のハウジング(51)とをネジ接合しておく。なお、開閉弁(500)のハンドル(55)は、スピンドル(54)の外端から取り外しておく。そして、これら一体化された流路形成部材(400)と開閉弁(500)とを、流路形成部材(400)における導出室(200B)側の仕切板(42)が、水栓本体(200)内の段差(230)に受けられるまで、水栓本体(200)内に挿入する。こうしておいて、蓋(300A)を水栓本体(200)の上端部にねじ嵌めると、蓋(300A)の貫通孔(320)の段差(321)が開閉弁(500)のハウジング(51)の外向きフランジ部(513)に当接し、これにより、流路形成部材(400)および開閉弁(500)のハウジング(51)が、水栓本体(200)内の所定位置で固定される。その後、スピンドル(54)の上端に、ハンドル(55)を取り付ける。一方、下端側の蓋(300B)を、その水出口(310)に吐水管(600)の基端部をネジ接合しておいてから、水栓本体(200)の下端部にネジで固定する。こうして、図6および7に示す単水栓(100)が得られる。このように、上記単水栓(100)は、極めて簡単に組み立てることができる。また、水栓本体(200)が、ステンレス鋼管製であるので、その製造が容易であり、コストも安くつく。
【0047】
上記の単水栓(100)にあっては、開閉弁(500)のハンドル(55)を開方向に回すと、スピンドル(54)を介して可動ディスク(53)が開方向に回動し、固定ディスク(52)の水通過孔(図示略)が開く。すると、給水配管からの水が、水栓本体(200)の水入口(210)、流路形成部材(400)の1次側流路(401)、開閉弁(500)のハウジング(51)内、固定ディスク(52)の水通過孔およびハウジング(51)の連通孔(511)を順次通って、弁室(200A)に流れ込み、ここから流路形成部材(400)の2次側流路(402)を経て、導出室(200B)に至る。導出室(200B)に達した水は、ここから、水出口(310)を経て、吐水管(600)の先端から吐出される。止水する場合には、開閉弁(500)のハンドル(55)を閉方向に回して、固定ディスク(52)の水通過孔を閉じればよい。
【0048】
図8には、本発明の第5の実施形態が示されている。
図8に示すように、本発明による給水用単水栓(100A)は、左右方向に延びる管状の水栓本体(200)を備えている。水栓本体(200)は、所定長さに切断されたステンレス鋼管よりなる。
【0049】
水栓本体(200)の長さ中間部には、水入口(210)が設けられている。水入口(210)は、後方に突出しかつ雄ネジ部(211)を有する水平筒状のものとなされている。雄ネジ部(211)には、給水配管先端の雌ネジ部(図示略)がねじ嵌められるようになっている。
【0050】
水栓本体(200)の左右両端開口は、それぞれ蓋(300A)(300C)によって閉鎖されている。右端側の蓋(300A)は、雌ネジ部(図示略)を有しており、この雌ネジ部が、水栓本体(200)の右端部に形成された雄ネジ部(図示略)にねじ嵌められることにより、該蓋(300A)が水栓本体(200)に固定されている。一方、左端側の蓋(300B)は、雄ネジ部(図示略)を有しており、この雄ネジ部が、水栓本体の左端部に形成された雌ネジ部(図示略)にねじ嵌められることにより、該蓋(300B)が水栓本体(200)に固定されている。左端側の蓋(300B)は、略ドーム形のものであって、その先端側には、下方に開口した水出口(310)が設けられている。水出口(310)には、吐水管(600)の基端部が回動自在に接続されている。
【0051】
水栓本体(200)内における水入口(210)に対応する箇所に流路形成部材(400)が配置固定されている。そして、該部材(400)によって、水栓本体(200)内が、右端側に位置する弁室(200A)と、左端側に位置しかつ水出口(310)に通じる導出室(200B)とに区画されている。
【0052】
流路形成部材(400)は、水入口(210)と弁室(200A)とを連通させる1次側流路(401)と、弁室(200A)と導出室(200B)とを連通させる2次側流路(402)とを有している。そして、弁室(200A)に、開閉弁(500)が設けられている。流路形成部材(400)および開閉弁(500)は、図1〜3に示す第1の実施形態のそれらと同じ構造を有しているので、詳しい説明は省略する。
【0053】
上記以外は、図6および7に示す第4の実施形態と実質的に同じである。
【0054】
なお、上記の各実施形態はあくまでも例示にすぎず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜に変更を加えた上で本発明を実施することも勿論可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すものであって、湯水混合水栓の斜視図である。
【図2】図1の湯水混合水栓の右端側部分を拡大して示す水平断面図である。
【図3】図1の湯水混合水栓の流路形成部材を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示すものであって、湯水混合水栓の右端側部分の水平断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態を示すものであって、湯水混合水栓の右端側部分の水平断面図である。
【図6】本発明の第4の実施形態を示すものであって、単水栓の斜視図である。
【図7】図6の単水栓の垂直断面図である。
【図8】本発明の第5の実施形態を示すものであって、単水栓の斜視図である。
【符号の説明】
(1):湯水混合水栓
(2):水栓本体
(20A):湯側弁室
(20B):水側弁室
(20C):湯水混合室
(21A):湯入口
(21B):水入口
(22):混合湯水出口
(3):蓋
(4A):湯側流路形成部材
(4B):水側流路形成部材
(401):1次側流路
(402):2次側流路
(41)(42):仕切板
(411):導入孔
(412)(422):導出孔
(43):連結筒
(5A):湯側開閉弁
(5B):水側開閉弁
(100)(100A):単水栓
(200):水栓本体
(200A):弁室
(200B):導出室
(210):水入口
(300A)(300B):蓋
(310):水出口
(400):流路形成部材
(500):開閉弁
Claims (8)
- 管状の水栓本体(2)を備え、水栓本体(2)の一端側に湯入口(21A)が、同他端側に水入口(21B)が設けられ、水栓本体(2)における湯入口(21A)と水入口(21B)との間の長さ中間部に混合湯水出口(22)が設けられ、水栓本体(2)の両端開口が蓋(3)によって閉鎖され、水栓本体(2)内における湯入口(21A)および水入口(21B)に対応する箇所に湯側流路形成部材(4A)および水側流路形成部材(4B)がそれぞれ配置固定され、これらの部材(4A)(4B)によって、水栓本体(2)内が、一端側に位置する湯側弁室(20A)と、他端側に位置する水側弁室(20B)と、長さ中間部に位置する湯水混合室(20C)とに区画されており、湯側流路形成部材(4A)および水側流路形成部材(4B)は、湯入口(21A)と湯側弁室(20A)および水入口(21B)と水側弁室(20B)をそれぞれ連通させる1次側流路(401)と、湯側弁室(20A)と湯水混合室(20C)および水側弁室(20B)と湯水混合室(20C)をそれぞれ連通させる2次側流路(402)とを有し、湯側弁室(20A)および水側弁室(20B)に湯側開閉弁(5A)および水側開閉弁(5B)がそれぞれ設けられている、湯水混合水栓。
- 水栓本体(2)が、所定長さに切断された金属管よりなる、請求項1記載の湯水混合水栓。
- 水栓本体(2)が、管状に成形された鋳物よりなる、請求項1記載の湯水混合水栓。
- 湯側流路形成部材(4A)および水側流路形成部材(4B)それぞれが、湯入口(21A)または水入口(21B)を挟むように互いに間隔をおいて水栓本体(2)内に嵌め込まれる2枚の仕切板(41)(42)と、両仕切板(41)(42)どうしを連結する少なくとも1つの連結筒(43)とを備えており、各流路形成部材(4A)(4B)の1次側流路(401)が、両仕切板(41)(42)どうしの間隙と、弁室(20A)(20B)側に位置する仕切板(41)に連結筒(43)を避けてあけられた導入孔(411)とによって形成され、2次側流路(402)が、連結筒(43)の内部と、連結筒(43)の内部に通じるように両仕切板(41)(42)にあけられた導出孔(412)(422)とによって形成されている、請求項1〜3のいずれか1つに記載の湯水混合水栓。
- 管状の水栓本体(200)を備え、水栓本体(200)の長さ中間部に湯または水入口(210)が設けられ、水栓本体(200)の両端開口が蓋(300A)(300B)によって閉鎖され、水栓本体(200)の一端側部分または一端側の蓋(300B)に湯または水出口(310)が設けられ、水栓本体(200)内における湯または水入口(210)に対応する箇所に流路形成部材(400)が配置固定され、該部材(400)によって、水栓本体(200)内が、他端側に位置する弁室(200A)と、一端側に位置しかつ湯または水出口(310)に通じる導出室(200B)とに区画されており、流路形成部材(400)は、湯または水入口(210)と弁室(200A)とを連通させる1次側流路(401)と、弁室(200A)と導出室(200B)とを連通させる2次側流路(402)とを有し、弁室(200A)に開閉弁(500)が設けられている、単水栓。
- 水栓本体(200)が、所定長さに切断された金属管よりなる、請求項5記載の単水栓。
- 水栓本体(200)が、管状に成形された鋳物よりなる、請求項5記載の単水栓。
- 流路形成部材(400)が、湯または水入口(210)を挟むように互いに間隔をおいて水栓本体(200)内に嵌め込まれる2枚の仕切板(41)(42)と、両仕切板(41)(42)どうしを連結する少なくとも1つの連結筒(43)とを備えており、該部材(400)の1次側流路(401)が、両仕切板(41)(42)どうしの間隙と、弁室(200A)側に位置する仕切板(41)に連結筒(43)を避けてあけられた導入孔(411)とによって形成され、2次側流路(402)が、連結筒(43)の内部と、連結筒(43)の内部に通じるように両仕切板(41)(42)にあけられた導出孔(412)(422)とによって形成されている、請求項5〜7のいずれか1つに記載の単水栓。
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