JP2004075371A - 搬送用平ベルト - Google Patents

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JP2004075371A
JP2004075371A JP2002241741A JP2002241741A JP2004075371A JP 2004075371 A JP2004075371 A JP 2004075371A JP 2002241741 A JP2002241741 A JP 2002241741A JP 2002241741 A JP2002241741 A JP 2002241741A JP 2004075371 A JP2004075371 A JP 2004075371A
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Hideaki Tanaka
田中 秀明
Toshiaki Koga
古賀 稔章
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

【課題】ベルト張力を小さく設定しなくても衝撃吸収能力を向上させた搬送用平ベルトを提供する。
【解決手段】編布を補強材としたエラストマー素材からなる搬送用平ベルトにおいて、前記編布が線条部材10を用いて作るネットに網目Dを形成し、前記網目Dの形状が4角形に形成されるネット18であり、前記ネット18が各種繊維の糸状を用いて編まれる網糸を用いて作り、前記4角形の網目Dにおいて、前記搬送用平ベルトの長手方向に平行な線と前記各々の線条部材10との交差角が略45°となる搬送用平ベルトである。
【選択図】  図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動改札機、両替機、現金支払機等において硬貨の搬送をするために用いられる硬貨類搬送用に好適な搬送用平ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動改札機など硬貨類を搬送するベルトは、前記ベルト上に硬貨が落下し、落下した硬貨を搬送するようになっている。近年においてはベルトのモジュラスを向上させる為に、編み立て機で筒状に編んだ編布や袋織り布を埋設したベルトが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの編布はベルトモジュラスが高いと同時にベルトの反発弾性も高く、ベルト背面以外に硬貨が移動するスペースがない場合は問題は無いが、ベルトの周辺で隙間があると、硬貨が落下したときにベルト上で弾み、硬貨が隙間に入り込み確実に搬送できない場合があった。
本発明はこのような問題点を解消する為に、弛ませて張らなくとも衝撃吸収能力を向上させたネットを補強材として埋設した搬送用平ベルトを提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1は上記のような目的を達成するために、編布を補強材としたエラストマー素材からなる搬送用平ベルトにおいて、前記編布が線条部材を用いて作るネットに網目を形成したものであることを特徴とする搬送用平ベルトにある。
【0005】
請求項1に記載の発明によると、前記編布が線条部材を用いて作るネットに網目を形成したものである搬送用平ベルトであることから、ネットには空間部が多くその空間内に柔軟なエラストマーが充填されることから、前記エラストマーが硬貨落下時の衝撃を吸収し、この為ベルト張力を弛ませて張らなくとも、その衝撃吸収能力を著しく向上させることが可能となる。
【0006】
請求項2に記載の発明は前記ネットの網目の形状が4角形に形成される請求項1に記載の搬送用平ベルトにある。
【0007】
請求項2に記載の発明によると、前記ネットの網目の形状が4角形に形成される請求項1に記載の搬送用平ベルトであることから、より衝撃吸収能力が向上する。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記ネットが各種繊維の糸状を用いて編まれる網糸を用いて作り、前記4角形の網目において、前記平ベルトの長手方向に平行な線と前記各々の網糸との交差角が略45°となる請求項2に記載の搬送用平ベルトである。
【0009】
請求項3に記載の発明によると、前記ネットが各種繊維の糸状を用いて編まれる網糸を用いて作り、前記4角形の網目において、前記平ベルトの長手方向に平行な線と前記各々の糸との交差角が略45°となる請求項2に記載の搬送用平ベルトであることから、ベルトの幅方向や長手方向に対するネットのモジュラスが高くなく、そのことからベルトが幅方向及び長手方向に比較的伸び易い。その為、硬貨が衝突した衝撃をベルトが幅方向及び長手方向に伸びることによって吸収でき、この為ベルト張力を弛ませて張らなくとも、その衝撃吸収能力を著しく向上させることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面にしたがって本発明を説明する。図1は本発明の搬送用平ベルトの要部断面斜視図である。
本発明の搬送用平ベルト1は、エラストマー2の搬送面1a側に補強材としてネット18が配置されているが、このネット18はエラストマー2に対して埋設状態にて設けられている。
図2は、ネット18を拡大して示す図である。このネットは太さが1mm〜3mmの網糸10により網目Dの形状が4角形に形成したものを用いた。ネット18に用いられる網糸10(線条部材)には、図3に示すようなラッセル編みの網糸10が用いられる。ラッセル編みの網糸10は基本的には、一並びの鎖条糸11と、2種類の挿入糸12,13とから構成されている。すなわち、鎖状糸11は図4に示すように編まれており、この鎖状糸11に、図3に示すように挿入糸12,13が編み込まれて、ラッセル編みの網糸10が形成されている。
【0011】
図5に示すように、網糸10の縦糸10aと横糸10bは結び目10cができるように固く結ばれて(有結節)網目Dの大きさや形が一定に保たれるようになっている。
【0012】
そして、この4角形に形成したネット18をベルト中に埋設して用いる場合は、前記ネット18の各々の糸の方向とベルト幅およびベルト長手方向が同一方向とはならないようにしたほうが良い。
【0013】
より好ましくは図6に示すようにネット18の各々の網糸10の方向とベルト幅及びべルトの長手方向とが略45°となるようにネット18をベルト中に埋設することが好ましい。そうすることによって、ベルト幅方向や長手方向に対するネットのモジュラスがネットの各網糸10がベルト幅方向及び長手方向に一致する場合と比べて、高くなく、比較的ベルトは幅方向及び長手方向に伸び易くなり、その為、硬貨が衝突した衝撃を吸収し易くなる。
【0014】
網糸10を構成する鎖状糸11及び挿入糸12、13は、ポリエチレン糸、ポリエステル糸、ナイロン糸、ビニロン糸、アラミド糸等の各種合成繊維材料により作られている。網糸10の太さは1mm〜3mmである。
【0015】
このようにして網目Dが4角形に形成されたネット18を内部に斜めに埋設したベルトを使用すると、硬貨がベルト背面に衝突した際に、図6に示すように、その衝突により生じた網糸20の引張力は糸に沿う引張り力Tc,Tdと、糸に沿わない引っ張り力Ta,Tbとに分かれるが、ベルトのエラストマーに対する引張り力Ta,Tbについては、力の掛かる方向と同方向におけるネット18の網糸10の抗張力が存在せず、前記引張り力Ta,Tbはベルト1のエラストマー部2が伸びることによって吸収される。従って、硬貨9はベルト1からの反発力が小さくなることにより、硬貨9が弾み、ベルト1背面から落下することはない。
【0016】
本発明の搬送用平ベルト1のベルト本体を構成するエラストマーとしては、特に限定されるものではないが、水素化ニトリルゴム(HNBR)、ニトリルゴム(NBR)、天然ゴム(NR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレン・プロピレン・ターポリマー(EPT)、ミラブルウレタン、ウレタンなどを用いることができるが、表面の耐摩耗性に優れていることからミラブルウレタンを用いることが好ましい。
【0017】
その他、ベルト本体を構成するエラストマーには必要に応じて、カーボンブラック、炭酸カルシウム、シリカ、可塑剤、着色剤、加硫剤、加硫促進剤、短繊維などを配合してもよい。短繊維に用いられる素材としては、ポリアミド、ポリエステル、レーヨン、ガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維等が挙げられる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1では、前記編布が線条部材を用いて作るネットに網目を形成したものである搬送用平ベルトであることから、ネットには空間部が多くその空間内に柔軟なエラストマーが充填されることから、前記エラストマーが硬貨落下時の衝撃を吸収し、この為ベルト張力を弛ませて張らなくとも、その衝撃吸収能力を著しく向上させることが可能となるという効果が有る。
【0019】
請求項2記載の発明では、前記ネットの網目の形状が4角形に形成される請求項1に記載の搬送用平ベルトであることから、より衝撃吸収能力が向上するという効果が有る。
【0020】
請求項3記載の発明では、前記ネットが各種繊維の糸状を用いて編まれる網糸を用いて作り、前記4角形の網目において、前記平ベルトの長手方向に平行な線と前記各々の糸との交差角が略45°となる請求項2に記載の搬送用平ベルトであることから、ベルトの幅方向や長手方向に対するネットのモジュラスが高くなく、そのことからベルトが幅方向及び長手方向に比較的伸び易い。その為、硬貨が衝突した衝撃をベルトが幅方向及び長手方向に伸びることによって吸収でき、この為ベルト張力を弛ませて張らなくとも、その衝撃吸収能力を著しく向上させることが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送用平ベルトの一例を示す要部断面斜視図である。
【図2】本発明に使用するネットの一実施例を示すその拡大図である。
【図3】鎖状糸11に挿入糸12,13をラッセル編みで編み込んだ状態を示す詳細図である。
【図4】ラッセル編みの1本分の網糸10の一部を構成する鎖状糸11の詳細図である。
【図5】図2に示すネットの網糸の縦糸と横糸の交差部の結び目を示す部分拡大図である。
【図6】図2に示すネットを使用したベルトに硬貨が衝突した際の衝撃による網糸の引張力の伝播する方向を示すベルトの背面図である。
【符号の説明】
1  搬送用平ベルト
1a 搬送面
2  エラストマー
9  硬貨
10,10a〜10b 網糸
18  ネット
D  網目
Ta〜Td 引張力

Claims (3)

  1. 編布を補強材としたエラストマー素材からなる搬送用平ベルトにおいて、前記編布が線条部材を用いて作るネットに網目を形成したものであることを特徴とする搬送用平ベルト。
  2. 前記ネットの網目の形状が4角形に形成される請求項1に記載の搬送用平ベルト。
  3. 前記ネットが各種繊維の糸状を用いて編まれる網糸を用いて作り、前記4角形の網目において、前記平ベルトの長手方向に平行な線と前記各々の網糸との交差角が略45°となる請求項2に記載の搬送用平ベルト。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011116543A (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 Fuji Xerox Co Ltd シート材搬送装置、画像形成装置

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