JP2004074930A - 運転支援装置付き車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦列駐車或いは並列駐車を行なう際に運転者に対して運転操作を教示する運転支援装置をそなえた車両に関し、駐車支援を受けようとするドライバの操作負担を増加させることなく駐車操作の開始を外部に報知できるようにする。
【解決手段】駐車区画に並列駐車或いは縦列駐車を行なう際に運転者に対して運転操作を教示して駐車支援を行なう駐車支援装置を備えた車両1において、駐車支援装置の作動開始を指示するための駐車支援開始指示手段6と、車両のハザードランプ10を点灯させるハザードランプ点灯手段29と、駐車支援開始指示手段6が操作されるとハザードランプ点灯手段29によりハザードランプ10を点灯させる制御手段7とを備えるように構成する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、縦列駐車或いは並列駐車を行なう際に運転者に対して運転操作を教示する運転支援装置をそなえた車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両(自動車)を縦列駐車又は並列駐車(車庫入れを含む)する際にドライバの駐車操作を支援する駐車支援装置が開発されている。
例えば、特開2000−118334号公報には、運転者が駐車支援スイッチを操作した際の車両の位置に対して、所定の位置関係にある位置を駐車位置とみなして現在位置から駐車位置までの推奨経路を演算し、推奨経路に沿って走行するために必要な情報を運転者にスピーカから音声で教示する技術が開示されている。
【0003】
また、特開2000−335436号公報には、ドライバが、予め決められた目印が車庫の中心線に一致する位置になるよう車両を停止させ、駐車支援スイッチを入れることにより、車両を停止させた位置から予め記憶された移動軌跡に基づいて駐車位置まで自動操舵制御を行なって駐車支援を行なう技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車両を駐車する場合、駐車操作を始めるにあたって、ハザードランプスイッチを操作して、ハザードランプを点灯(一般には点滅)させてその旨を周囲に知らせるようにすることで安全性を高めることができる。駐車支援装置により駐車支援を受けて駐車する場合にも、同様に、ハザードランプを点灯させてその旨を周囲に知らせることが好ましい。
【0005】
また、駐車支援の態様には、縦列駐車及び並列駐車のそれぞれにおいて、目標とする駐車区画が車両の左側か右側かによって駐車支援の内容が異なるため、左縦列駐車,右縦列駐車,左並列駐車,右並列駐車の4つの駐車支援パターンがあり、駐車支援を受ける場合には、ドライバは、駐車支援装置の作動を開始させるスイッチ(駐車支援開始指示手段)を操作し、更に、いずれかの駐車支援パターンを選択操作することが必要になる。もちろん、何らかの判定手法を用いて、目標とする駐車区画が車両の左側か右側かを自動的に判定できるようにすれば、ドライバは、縦列駐車及び並列駐車の2つ駐車支援パターンから1つを選択操作すればよい。
【0006】
したがって、駐車支援を受けようとするドライバは、駐車支援装置の作動を開始させるスイッチ操作と、駐車支援パターンを選択する操作とを行なう必要があり、これに加えて、ハザードランプスイッチを操作することが必要になるため、ドライバの操作負担が増えることになり、特に、駐車操作を開始しようとして余裕のないドライバには大きな負担になる。
【0007】
また、いずれの駐車支援パターンが選択されたかについて、車室内のドライバが認識し易い個所に表示できるようにしたい。駐車支援時には、音声やディスプレイへの文字表記によって、何れの駐車支援パターンが選択されたか案内することができるが、駐車支援時に駐車支援方向を常時確認できるものではなく、ドライバがより駐車支援時にいつでも容易に且つ確実に駐車支援方向を認識できるようにすることが望まれている。特に、左右何れの側に駐車支援がされるのかを、よりわかり易く表示できるようにしたい。また、この場合、可能な限り車両に既存の設備を用いるようにしてコスト増は抑えたい。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、駐車支援を受けようとするドライバの操作負担を増加させることなく駐車操作の開始を外部に報知させることができるようにした、駐車支援装置付き車両を提供することを目的とする。さらには、コスト増を抑えながら、ドライバにいつでも容易に且つ確実に常時駐車支援方向を認識させることができるようにした、駐車支援装置付き車両を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目標を達成するため、本発明(請求項1)の駐車支援装置付き車両は、駐車区画に縦列駐車或いは並列駐車を行なう際に運転者に対して運転操作を教示する駐車支援装置を備えた車両において、該駐車支援装置の作動を開始させる駐車支援開始指示手段と、該車両のハザードランプを点灯させるハザードランプ点灯手段と、該駐車支援開始指示手段が操作されると該ハザードランプ点灯手段により該ハザードランプを点灯させる制御手段とを備えている。これにより、駐車支援を受けて駐車を行なおうとする際には、運転者は、駐車支援開始指示手段を操作すれば、駐車支援装置が作動を開始するとともに、制御手段がハザードランプを自動的に点灯する。
【0010】
該制御手段は、該駐車支援装置による駐車支援が終了したら該ハザードランプを消灯させることが好ましい(請求項2)。
該車両のウインカランプの点灯状態を表示するウインカランプ点灯状態表示ランプを備え、該制御手段は、該駐車支援装置の作動時には該車両の左右何れかの駐車支援方向に対応して該ウインカランプ点灯状態表示ランプを表示させることが好ましい(請求項3)。
【0011】
さらに、該ウインカランプ点灯状態表示ランプの近傍に、運転支援を行なおうとする駐車が縦列駐車及び並列駐車の何れであるかを表示する表示手段が設けられていることが好ましい(請求項4)。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について図面に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の第1実施形態にかかる駐車支援装置付き車両を説明するもので、図1はその構成図、図2はそのランプ系統の回路図、図3はその車庫入れ(並列)の駐車支援を説明する模式的平面図、図4はその縦列の駐車支援を説明する模式的平面図である。
【0013】
図1に示すように、本実施形態にかかる車両(自動車)1に設けられる駐車支援装置は、物体の位置を検出する超音波センサ2と、操舵角を検出するハンドル角センサ3と、車輪速センサ4と、選択されている変速段を検出するシフトポジションセンサ5と、駐車支援開始指示手段としての駐車支援スイッチ6と、教示制御手段としての機能を有する制御手段としてのECU(電子制御ユニット)7と、具体的に教示を行なう教示手段としてのスピーカ装置8及びディスプレイ装置9と、駐車支援に関する関連情報を表示するために兼用されるハザードランプ(ターンシグナルランプ)10及びウインカランプ点灯状態表示ランプ(ウインカ点灯表示ランプ)11と、駐車支援に関する関連情報を表示する駐車支援状態表示ランプ12(表示手段)とをそなえて構成されている。
【0014】
駐車の態様には、車庫入れ(並列駐車)と縦列駐車とがあるが、それぞれに、自車両位置の左側への駐車と自車両位置の右側への駐車とがあるため、駐車支援の態様には、左側への車庫入れ,右側への車庫入れ,左側への縦列駐車,右側への縦列駐車の4つがある。
駐車支援スイッチ6としては、ここでは、トグル式のものが採用されており、オフ状態の駐車支援スイッチ6を押すと、その度に、左側への車庫入れモード→右側への車庫入れモード→左側への縦列駐車モード→右側への縦列駐車モードへと切り替わり、いずれかのモードを選択できるようになっている。また、さらに、駐車支援スイッチ6を押すと、右側への縦列駐車モード→オフ状態へと切り替わるようになっている。
【0015】
支援モードが選択されると、ECU7の制御によって、教示手段としてのスピーカ装置8及びディスプレイ装置9を用いて、各支援モードに応じた教示を行なうようになっている。
いずれの支援モードでも、まず、ドライバに所定の基準位置[例えば駐車したい区画(目標駐車区画)の真横で目標駐車区画から所定距離だけ離れた位置]まで車両を移動させるように案内する。そして、車両が基準位置に到達したら、ECU7及び教示手段8,9を通じて支援モードに応じた教示が行なわれるようになっている。
【0016】
このとき、目標駐車区画に隣接する駐車車両等(駐車車両以外の障害物や建物等を含む)の有無によって、基準位置に対する目標駐車区画の位置を修正するようになっている。つまり、超音波センサ2は、車両1の前端に設けられ、車両1の側方に存在する物体(駐車車両や障害物等)の車両1に対する位置を検出できるようになっており、超音波センサ2からの情報に基づいて目標駐車区画の位置を修正するようになっている。
【0017】
例えば、図3(a),図4(a)に示すように、目標駐車区画に隣接して(車庫入れの場合は目標駐車区画の左右、縦列駐車の場合は目標駐車区画の前後)その両方に駐車車両等31,32,21,22が存在すれば、これらの駐車車両等いずれも等距離となるようにこれらのちょうど中間に目標駐車区画を設定する。なお、両駐車車両等の間の隙間が所定距離以上なければ、駐車スペースが足りない旨をドライバに知らせる。また、図3(b),(c),図4(b),(c)に示すように、目標駐車区画に隣接してその一方のみに駐車車両等31,32,21,22が存在すれば、駐車車両等から所定距離だけ離れた位置に目標駐車区画を設定する。図3(d),図4(d)に示すように、目標駐車区画に隣接して駐車車両等が存在しなければ、当初の目標駐車区画(基準位置に対して予め設定された位置)に目標駐車区画を設定する。
【0018】
このように、目標駐車区画が設定されたら、これに応じて、基準位置から目標駐車区画に至る車両の軌跡を算出して、教示内容のベースとする。
なお、目標駐車区画に対する基準位置は、例えば目標駐車区画の真横とすることができ、左側駐車と右側駐車とでは単に左右対称になるだけであるが、車庫入れと縦列駐車とでは異なる位置となる場合もある。また、車両が基準位置に到達したか否かは、例えば所定の基準に従ってドライバが判断することができる。
【0019】
例えば、左側への車庫入れの場合、図3(a)〜(d)に示すように、車両が基準位置(初期停止位置)a20,b20,c20,d20についたら、次のような手順でスピーカ装置8又はディスプレイ装置9を用いて教示を行なう。まず、「ハンドルを右にいっぱいに切る旨」を教示する。ドライバがこの教示に従ってハンドル操作を行なったら、「車両を前進させる旨」を教示する。ドライバがこの教示に従って車両を前進させ、車両が所定距離だけ進んだら、「車両を停止させる旨」を教示する。車両が停止したら(a21,b21,c21,d21)、次に、「ハンドルを左にいっぱいに切る旨」を教示する。ドライバがこの教示に従ってハンドル操作を行なったら、「車両を後退させる旨」を教示する。ドライバがこの教示に従って車両を後退させ、車両が所定距離だけ進んだら、「車両を停止させる旨」を教示する。これに応じて、ドライバが車両を停止させれば、目標駐車区画(図中、目標駐車位置a30,b30,c30,d30)に車両を停止させることができる。ここで、車両が、所定時間停止していれば、ECU7は駐車支援が完了したものと判断する。
右側への車庫入れの場合は、上述の左側への車庫入れの場合と左右逆の教示を行なうことになる。
【0020】
また、左側への縦列駐車の場合、図4(a)〜(d)に示すように、車両が基準位置a1,b1,c1,d1についたら、次のような手順でスピーカ装置8又はディスプレイ装置9を用いて教示を行なう。
【0021】
まず、「車両をまっすぐ前進させる旨」を教示し、車両が基準位置から所定距離だけ前進したら(a2,b2,c2,d2)、「車両を停止させる旨」を教示する。ここで、「ハンドルを左にいっぱいに切る旨」を教示する。ドライバがこの教示に従って操作したら、「車両を後退させる旨」を教示する。ドライバがこの教示に従って、車両が所定距離だけ後退し車両後方が所要方向を向いたところで、「車両を停止させる旨」を教示する。車両が停止したら、次に、「ハンドルを中立位置に戻す旨」を教示する。ドライバがこの教示に従って操作を行なったら、再び「車両を後退させる旨」を教示する。ドライバがこの教示に従って、車両が所定距離だけ後退したところで、「車両を停止させる旨」を教示する。車両が停止したら、次に、「ハンドルを右にいっぱいに切る旨」を教示する。ドライバがこの教示に従って操作を行なったら、再び「車両を後退させる旨」を教示する。ドライバがこの教示に従って、車両が所定距離だけ後退したところで、「車両を停止させる旨」を教示する。これに応じて、ドライバが車両を停止させれば、目標駐車区画(図中、目標駐車位置a3,b3,c3,d3)に車両を停止させることができる。ここで、車両が、所定時間停止していれば、ECU7は駐車支援が完了したものと判断する。
【0022】
右側への縦列駐車の場合は、上述の左側への縦列駐車の場合と左右逆の教示を行なうことになる。
なお、上述の教示の際に、ドライバが教示に従ってハンドル操作を行なったか否かは、ECU7がハンドル角センサ3の検出情報から判断することができ、ドライバが教示に従ったハンドル操作を行なわなければ、ドライバに再び教示して適切なハンドル操作を促進することができる。また、車両が前進するか後進するかは、ECU7がシフトポジションセンサ5の検出情報から判断することができ、ドライバが教示に従ったシフト操作を行なわなければ、ドライバに再び教示して適切な変速段位置への操作を促進することができる。さらに、車両が所定距離だけ進んだか否かは、ECU7が車輪速センサ4の検出情報から判断することができる。
【0023】
ところで、本装置において特徴的なのは、駐車支援スイッチ6が操作されて駐車支援の開始が指示されると、ECU7が、これに連動してハザードランプ10を自動的に点灯(一般には点滅)させるようになっている点である。つまり、ECU7は、駐車支援スイッチ6が操作されて駐車支援の開始が指示されると、ハザードランプ10を作動指令して、駐車支援が終了(完了)したらハザードランプ10を停止指令するようになっている。
【0024】
これにより、本装置では、駐車支援を受けようとするドライバは、駐車支援スイッチ6を操作して駐車支援の開始を指示するだけで、同時に、ハザードランプ10を点灯させて駐車操作をする旨を外部に知らせることができるようになっている。
さらに、本装置において特徴的なのは、自車両位置の左側への駐車支援か自車両位置の右側への駐車支援かをドライバに知らせるために、駐車支援時には、ウインカ点灯表示ランプ11をこの駐車支援の方向を示すために用いるようになっている点である。
【0025】
つまり、ECU7は、駐車支援スイッチ6が操作され支援モードが選定されたら、その支援モードをドライバが認識できるように、ウインカ点灯表示ランプ11を用いて駐車方向(左側か右側か)を表示するように、駐車支援状態表示ランプ12を用いて車庫入れか縦列駐車かを表示するようになっている。なお、ECU7は、駐車支援始が終了したらウインカ点灯表示ランプ11及び駐車支援状態表示ランプ12を消灯させるようになっている。
【0026】
すなわち、ウインカ点灯表示ランプ11は、ドライバの視認しやすいメータクラスタ13内等に設置されており、左右一対のランプからなっており、ウインカランプの点灯時にはウインカランプの点灯方向に応じた方向のランプが点灯(点滅)し、ウインカランプ点灯状態をドライバに表示する。
そこで、駐車支援時には、駐車方向が左側の場合はウインカ点灯表示ランプ11の左側のランプを点灯(点滅)させ、駐車方向が右側の場合はウインカ点灯表示ランプ11の右側のランプを点灯(点滅)させてドライバに知らせるようになっている。
【0027】
また、駐車支援状態表示ランプ12は、例えばウインカ点灯表示ランプ11とともにメータクラスタ13内に装備されるなど、ウインカ点灯表示ランプ11に隣接するようにしてドライバの視認しやすい個所に装備されており、例えば「車庫入れ」が選択されれば「車庫」、「縦列駐車」が選択されれば「縦列」を表示するなどしてドライバに知らせるようになっている。
【0028】
ところで、ハザードランプ10及びウインカ点灯表示ランプ11にかかる電気回路20は、例えば図2に示すように構成される。つまり、バッテリ21にイグニッションスイッチ22を介してフラッシャリレー23,ハザードリレー24が接続され、フラッシャリレー23,ハザードリレー24にはハザードスイッチ25が接続されている。ハザードスイッチ25には、ターンシグナルスイッチ26が接続されており、ハザードスイッチ25のオフ時にターンシグナルスイッチ26が作動しうるようになっている。また、フラッシャリレー23には、パイロットランプ(ウインカ点灯表示ランプ11を含む)28が接続されている。
【0029】
ハザードランプとして機能するターンシグナルランプ(フラッシャランプ)10のうち、左側の前後のランプ10FL,10RLはパワーリレー27Lを介して、左側の前後のランプ10FR,10RRはパワーリレー27Rを介して、バッテリ21に接続されており、ハザードスイッチ25がオンになると、両パワーリレー27L,27Rが作動して、全ターンシグナルランプ10FL,10RL,10FR,10RRを点滅させてハザードランプとして機能させ、ターンシグナルスイッチ26が作動すると、対応する方向のターンシグナルランプ10FL,10RL又は10FR,10RRを点滅させるようになっている。
【0030】
本装置では、ドライバの操作する通常のハザードスイッチ25に併設するように、ドライバは特に操作しないハザードランプ自動作動スイッチ(ハザードランプ点灯手段)29が設けられ、ECU7からの信号(電力供給及び停止)によってスイッチ29が作動又は停止して、ハザードランプ10FL,10RL,10FR,10RRを自動的に点滅作動及び消灯させるようになっている。また、フラッシャリレー23にはECU7が接続され、ECU7から駐車方向に応じてパイロットランプのウインカ点灯表示ランプ11の左右いずれかが点灯するようになっている。
【0031】
本発明の第1実施形態にかかる駐車支援装置付き車両は、上述のように構成されているので、駐車支援スイッチ6により駐車支援の開始が指示されると、ECU7が、これに連動してハザードランプ10を自動的に点灯(点滅)させる。したがって、駐車支援を受けようとするドライバは、駐車支援スイッチ6を操作して駐車支援の開始を指示するだけで、同時に、ハザードランプ10を点灯させて駐車操作をする旨を外部に知らせることができる。
【0032】
また、駐車支援が終了(完了)したらハザードランプ10は自動停止される。これによって、駐車支援を受けながら車両の駐車操作をする場合、駐車操作を始めるにあたって、駐車支援スイッチ6を操作した上で、ハザードランプスイッチを操作する手間が省けて、容易にしかも確実にハザードランプを点灯させてその旨を周囲に知らせるようにすることができ、安全性を高めることができる。しかも、駐車支援が終了(完了)したら、即ち、駐車操作が終了(完了)したら、ハザードランプ10は自動的に停止されるため、消し忘れることがなく、ハザードランプ10を適切に作動させることができる。
【0033】
さらに、自車両位置の左側への駐車支援か自車両位置の右側への駐車支援かをドライバに知らせるために、駐車支援時には、ウインカ点灯表示ランプ11をこの駐車支援の方向を示すために用いるので、ドライバにとって視認性がよく、しかも、既存のウインカ点灯表示ランプ11を用いるため、設備コストを抑えることができる。もちろん、車庫入れか縦列駐車かを知らせる駐車支援状態表示ランプ12が設けられるが、駐車方向の表示は不要なので、駐車支援状態表示ランプ12を簡素なものにできる。
【0034】
また、駐車支援状態表示ランプ12は、ウインカ点灯表示ランプ11とともにメータクラスタ13内に装備されるなど、ウインカ点灯表示ランプ11に隣接するようにしてドライバの視認しやすい個所に装備されているので、ドライバが駐車支援状態を認識しやすい効果もある。
【0035】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図面に基づいて説明する。
図5は本発明の第2実施形態にかかる駐車支援装置付き車両を説明する構成図である。図5において、図1と同符号は同様のものを示し、説明は一部省略する。
図5に示すように、本実施形態では、駐車支援スイッチ6が第1実施形態のものと異なっており、車庫入れスイッチ6Aと縦列駐車スイッチ6Bとの二つが独立して設けられている。車庫入れスイッチ6A及び縦列駐車スイッチ6Bはそれぞれトグル式であり、押すたびに左側駐車→右側駐車→停止→左側駐車と繰り返すようになっている。
【0036】
そして、車庫入れスイッチ6Aと縦列駐車スイッチ6Bとのいずれかを押すとそのスイッチ自体が点灯して、駐車の種別を表示するようになっている。
駐車方向が左右のいずれかであるかの表示は、第1実施形態と同様に、ウインカ点灯表示ランプ11が用いられるようになっている。
また、車庫入れスイッチ6Aと縦列駐車スイッチ6Bとのいずれかが押されて駐車支援の開始が指示されると、ECU7が、これに連動してハザードランプ10を自動的に点灯(一般には点滅)させるようになっている点も、第1実施形態と同様である。
【0037】
本発明の第2実施形態にかかる駐車支援装置付き車両は、上述のように構成されているので、第1実施形態と同様に、駐車支援スイッチ6により駐車支援の開始が指示されると、ECU7が、これに連動してハザードランプ10を自動的に点灯(点滅)させ、駐車方向が左右のいずれかであるかの表示にウインカ点灯表示ランプ11が用いられる。
【0038】
これによって、駐車支援を受けながら車両の駐車操作をする場合、容易にしかも確実にハザードランプを点灯させてその旨を周囲に知らせるようにすることができ、安全性を高めることができ、しかも、即ち、駐車操作が終了(完了)したら、ハザードランプ10は自動的に停止されるため、消し忘れることがなく、ハザードランプ10を適切に作動させることができる。
さらに、既存のウインカ点灯表示ランプ11を用いるため、設備コストを抑えることができる。
【0039】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、駐車支援の具体的な構成は上記実施形態に限定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明(請求項1)の駐車支援装置付き車両によれば、駐車支援を受けて駐車を行なおうとする際には、運転者は、駐車支援開始指示手段を操作すれば、駐車支援装置が作動を開始するとともに、制御手段がハザードランプを自動的に点灯するようになり、ドライバがハザードランプ用のスイッチを操作する負担を省きながら、確実にハザードランプを点灯させることができ、周囲への安全性を確保しながら、ドライバが駐車操作に集中し易くすることができる。
【0041】
駐車支援装置による駐車支援が終了したら制御手段がハザードランプを消灯させるようにすることで、ドライバがハザードランプ用のスイッチを操作する負担を省きながら、確実にハザードランプを消灯させることができ、ハザードランプの消し忘れを防止することができる(請求項2)。
駐車支援装置の作動時には、制御手段により、車両の左右何れかの駐車支援方向に対応してウインカランプ点灯状態表示ランプを表示させることで、新たな設備を追加することなく、ドライバに見やすい位置に駐車支援方向を表示することができ、ドライバは駐車支援方向を容易に確認できるようになる(請求項3)。
【0042】
さらに、ウインカランプ点灯状態表示ランプの近傍に、運転支援を行なおうとする駐車が縦列駐車及び並列駐車の何れであるかを表示する表示手段を設けるようにすれば、ドライバに見やすい位置に駐車支援方向及び駐車支援種別を表示することができ、ドライバは駐車支援方向及び駐車支援種別を容易に確認できるようになる(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる駐車支援装置付き車両を説明する構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる駐車支援装置付き車両にかかるランプ系統の回路図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる駐車支援装置付き車両にかかる車庫入れの駐車支援を説明する模式的平面図であり、(a)〜(d)はそれぞれ隣接車両の存在状況の異なる場合を示す。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる駐車支援装置付き車両にかかる縦列駐車の駐車支援を説明する模式的平面図であり、(a)〜(d)はそれぞれ隣接車両の存在状況の異なる場合を示す。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる駐車支援装置付き車両を説明する構成図である。
【符号の説明】
1 車両(自動車)
2 超音波センサ
3 ハンドル角センサ
4 車輪速センサ
5 シフトポジションセンサ
6 駐車支援開始指示手段としての駐車支援スイッチ
7 教示制御手段(制御手段)としてのECU(電子制御ユニット)
8 教示手段としてのスピーカ装置
9 教示手段としてのディスプレイ装置
10 ハザードランプ(ターンシグナルランプ)
11 ウインカランプ点灯状態表示ランプ(ウインカ点灯表示ランプ)
12 駐車支援状態表示ランプ(表示手段)
29 ハザードランプ自動作動スイッチ

Claims (4)

  1. 駐車区画に並列駐車或いは縦列駐車を行なう際に運転者に対して運転操作を教示して駐車支援を行なう駐車支援装置を備えた車両において、
    該駐車支援装置の作動開始を指示するための駐車支援開始指示手段と、
    該車両のハザードランプを点灯させるハザードランプ点灯手段と、
    該駐車支援開始指示手段が操作されると該ハザードランプ点灯手段により該ハザードランプを点灯させる制御手段とを備えている
    ことを特徴とする、運転支援装置付き車両。
  2. 該制御手段は、該駐車支援装置による駐車支援が終了したら該ハザードランプを消灯させる
    ことを特徴とする、請求項1記載の運転支援装置付き車両。
  3. 該車両のウインカランプの点灯状態を表示するウインカランプ点灯状態表示ランプを備え、
    該制御手段は、該駐車支援装置の作動時には該車両の左右何れかの駐車支援方向に対応して該ウインカランプ点灯状態表示ランプを表示させる
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の運転支援装置付き車両。
  4. 該ウインカランプ点灯状態表示ランプの近傍に、運転支援を行なおうとする駐車が縦列駐車及び並列駐車の何れであるかを表示する表示手段が設けられている
    ことを特徴とする、請求項3記載の運転支援装置付き車両。
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