JP2004074543A - 印刷方法および装置並びに印刷制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プリントサーバ1が、クライアント3から受信したジョブ本体に対応するバナーシート用のジョブをバナー生成部13で本体と独立して生成し、該生成したジョブと本体のジョブとをプリンタに送信する際に、ジョブ送信部14が先行して送信するジョブとともに当該ジョブの保持指示を送信し、後に送信するジョブとともに先行して送信したジョブの印刷処理指示を送信する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、印刷方法および装置並びに印刷制御装置に関し、特に、ジョブの実行による印刷結果にバナーシートを付加する印刷方法および装置並びに印刷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数のユーザから共有されるプリンタ等の印刷装置は、複数のジョブ処理結果のそれぞれの識別を容易にするために、出力の区切りにバナーシート等を印刷するものがある。例えば、特開平1−317954号公報や特開平8−40629号公報、特開平8−245050号公報には、印刷装置自身がジョブ毎の出力間にバナーシート等を挿入する構成が記載されている。
【0003】
また、最近では、ネットワーク技術の向上に伴って、ネットワークに接続された複数のプリンタを一元管理してユーザに提供するプリントサーバシステムも多く導入されるようになっている。プリントサーバシステムでは、様々な種類のプリンタを一元管理することができるため、バナーシートの出力をサポートしているプリンタとサポートしていないプリンタが混在して管理されることがあり、このような場合には、バナーシートの出力をサポートしているプリンタにジョブが集中したり、バナーシートの出力をサポートしていないプリンタで出力結果の識別に手間取る等の状況が生じることが考えられる。
【0004】
このため、プリントサーバシステムでは、バナーシートの出力をサポートしていないプリンタからもバナーシートを出力できるようにすることが望まれており、バナーシートの出力をサポートしていないプリンタからバナーシートを出力するための方法は、従来から存在している。
【0005】
例えば、ある方法では、プリントサーバがプリンタにジョブを送出する際に、当該ジョブにより印刷される文書の先頭ページ等にバナーシートを合成したジョブを送出している。この方法では、文書に対する所望の位置に確実にバナーシートを含ませることが可能であるが、出力した文書に対してステープル等の後処理を行う場合等には、バナーシートも併せて処理されてしまい、出力結果に対する不具合が生じてしまう場合がある。
【0006】
また、別の方法では、プリントサーバがプリンタにジョブを送出する際に、当該ジョブとは独立したバナーシートを印刷するためのジョブを生成し、生成したバナーシート用のジョブと元のジョブとを連続して送出している。この方法では、バナーシートは、元のジョブ本体とは独立しているために、後処理等で不具合が生じることはないが、プリントサーバシステムの構成によっては、バナーシートが期待された位置に出力されない場合がある。
【0007】
例えば、図7に示すようなネットワーク構成を考える。図7に示したネットワーク構成では、複数のプリントサーバ501(501−1、501−2)と、複数のプリンタ502(502−1〜502−4)、複数のクライアント503(503−1〜503−n)がネットワーク510に接続されている。ここで、プリントサーバ501−1とプリントサーバ501−2のそれぞれが、全てのプリンタ502(502−1〜502−4)を管理し、各クライアント503は、プリンタ502に直接若しくはプリントサーバ501を経由してジョブを送出できるものとすると、各プリンタは、複数箇所からジョブを受信することとなる。この場合には、ジョブを送出する側は、他の装置がどのようなタイミングでジョブを送出するかを判断することができないため、複数のジョブを連続して送出しても、必ずしも複数のジョブが連続して処理されないこととなる。例えば、図8に示すように、プリントサーバ501−1がプリンタ502−1に対してジョブXのバナーシート用のジョブを送出し(ステップ601)、時間t(tは限りなく0に近いものとする)後に、ジョブXを送信したとする(ステップ602)。このとき、プリントサーバ501−1では、2つのジョブが連続して処理されることを期待していることとなるが、この僅かな時間tの間に、プリントサーバ501−2からジョブYが送出されていたとすると(ステップ603)、プリンタ502−1は、ジョブX用のバナーシート、ジョブY、ジョブXといった順に処理を行うため、ジョブX用のバナーシートは、期待した位置に出力されないこととなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、プリンタを共有する場合には、バナーシートの出力をサポートしてないプリンタからもバナーシートの出力が行えることが望まれているが、プリントサーバシステムの構成によっては、期待した位置にバナーシートが出力されず、かえって混乱を生じさせることがあった。
【0009】
そこで、この発明は、プリンタが複数のプリントサーバ等から管理される場合であっても、適切な位置にバナーシートを出力することのできる印刷方法および装置並びに印刷制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、ネットワークを介して接続された印刷装置でジョブを実行させて印刷出力を得る印刷方法において、ジョブ発行側は、発行する本体ジョブに対応し該本体ジョブとは独立したバナーシート用のバナージョブを生成し、前記本体ジョブと前記バナージョブとを順次印刷装置に送信するとともに、該印刷装置に前記本体ジョブと前記バナージョブとの連続出力を要求し、前記印刷装置は、前記ジョブ発行側から連続出力の要求を受けた際に、該要求に対応するジョブを連続して出力することを特徴とする。
【0011】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ジョブ発行側が前記本体ジョブと前記バナージョブとのうち、先行して送信するジョブとともに該ジョブの保持指示を送信し、前記保持指示を受信した印刷装置が該保持指示に対応するジョブを実行することなく保持し、前記ジョブ発行側が前記本体ジョブと前記バナージョブとのうち、後行して送信するジョブとともに前記保持指示により保持されているジョブの実行指示を送信し、前記実行指示を受信した印刷装置が前記保持指示に基づいて保持したジョブと該実行指示とともに受信したジョブとを連続して実行することを特徴とする。
【0012】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記印刷装置は、前記保持指示に基づいてジョブを保持した際に、該ジョブを特定する識別子を生成し、該生成した識別子を前記ジョブ発行側に送信し、前記ジョブ発行側は、前記識別子を前記実行指示に含めて送信することを特徴とする。
【0013】
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記ジョブ発行側は、前記印刷装置を管理するサーバ装置であることを特徴とする。
【0014】
また、請求項5の発明は、ネットワークを介して受信したジョブに基づいて印刷処理を実行する印刷装置において、受信したジョブを受け付けるジョブ受付手段と、前記ジョブ受付手段が受け付けたジョブを実行するジョブ実行手段と、前記ジョブ受付手段が受け付けたジョブのうち、ジョブ本体である本体ジョブと該ジョブに対応するバナーシート用のバナージョブとを連続して前記ジョブ実行手段に実行させるジョブ制御手段とを具備することを特徴とする。
【0015】
また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記ジョブ受付手段が受け付けたジョブを保存するジョブ保存手段をさらに具備し、前記ジョブ制御手段は、前記本体ジョブと前記バナージョブとのうち、前記ジョブ受付手段が先行して受け付けたジョブを前記ジョブ保存手段に保存し、前記ジョブ受付手段が他方のジョブを受け付けるのを待って、前記本体ジョブと前記バナージョブとを連続して前記ジョブ実行手段に実行させることを特徴とする。
【0016】
また、請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記ジョブ受付手段が受け付けたジョブを保存するジョブ保存手段をさらに具備し、前記ジョブ制御手段は、前記本体ジョブと前記バナージョブとのうち、前記ジョブ受付手段が保持指示とともに受け付けたジョブを前記ジョブ保存手段に保存し、前記ジョブ受付手段が前記保持指示に対応する印刷指示を受け付けた際に、前記ジョブ保存手段に保存したジョブのうち、該印刷指示に対応するジョブを前記ジョブ実行手段に実行させることを特徴とする。
【0017】
また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記ジョブ制御手段は、前記保持指示に基づいて前記ジョブ保存手段にジョブを保存した際に、該ジョブを特定する識別子を発行し、前記印刷指示に前記識別子が含まれていることを条件に該識別子で特定されるジョブを前記ジョブ実行手段に実行させることを特徴とする。
【0018】
また、請求項9の発明は、ネットワークを介して接続された印刷装置にジョブを実行させる印刷制御装置において、ジョブ本体に対応するバナーシート用のバナージョブを生成するバナージョブ生成手段と、前記ジョブ本体と前記バナージョブとを順次印刷装置に送信するととに、前記ジョブと前記バナージョブとを連続出力させる要求を前記印刷装置に送信するジョブ制御手段とを具備することを特徴とする。
【0019】
また、請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記ジョブ制御手段は、前記ジョブ本体と前記バナージョブとのうち、先行して送信するジョブとともに、該ジョブの保持指示を送信し、他方のジョブを送信する際に、前記保持指示に対応するジョブの印刷指示を送信することを特徴とする。
【0020】
また、請求項11の発明は、請求項10の発明において、前記ジョブ制御手段は、前記保持指示を送信した際に、該保持指示に基づいて保持されたジョブに対応する識別子を前記印刷装置から受信し、前記印刷指示を送信する際に、該印刷指示に前記識別子を含ませることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る印刷方法および装置並びに印刷制御装置の一実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0022】
図1は、この発明を適用したプリントサーバシステムの概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、この発明を適用したプリントサーバシステムは、プリントサーバ1とプリンタ2、クライアント3を具備して構成される。なお、プリントサーバ1、プリンタ2、クライアント3は、それぞれ図7に示したプリントサーバ501、プリンタ502、クライアント503に対応するもので、全体としては、図7に示したようなネットワーク構成とすることが可能なものである。
【0023】
プリントサーバ1は、ジョブ受信部11とジョブ制御部12、バナー生成部13、ジョブ送信部14を具備して構成される。ジョブ受信部11は、クライアント3からジョブを受け付ける。ジョブ制御部12は、ジョブ受信部11が受信したジョブに基づいてバナー生成部13にバナーシート用のジョブを生成させるとともに、受信したジョブと生成させたジョブをジョブ送信部14に渡す。バナー生成部13は、ジョブ制御部12の指示に基づいてバナーシート用のジョブを生成する。ジョブ送信部14は、プリンタ2との間でデータの送受信を行い、ジョブをプリンタ2に送信する。
【0024】
また、プリンタ2は、ジョブ受信部21とジョブ制御部22、キュー23、印刷処理部24を具備して構成される。ジョブ受信部21は、プリントサーバ1やクライアント3との間でデータの送受信を行い、プリントサーバ1からのジョブを受信する。ジョブ制御部22は、ジョブ受信部21が受信したジョブをキュー23に保存若しくは印刷処理部24に渡す。キュー23は、ジョブ制御部22から渡されたジョブを一時的に保存するとともに、キュー管理を行う。印刷処理実行部24は、ジョブ制御部22から渡されたジョブに基づいて印刷処理を実行する。
【0025】
次に、このプリントサーバシステムの動作について説明する。図2は、プリントサーバ1の動作の流れを示すフローチャートであり、図3は、プリンタ2の動作の流れを示すフローチャート、図4は、プリントサーバ1とプリンタ2の間のデータの流れを示した図である。
【0026】
まず、プリントサーバ1のジョブ受信部11がクライアント3からジョブを受信すると(ステップ101でYES)、ジョブ制御部12がバナー生成部13にバナーシート用のジョブを生成させる(ステップ102)。続いて、ジョブ制御部12は、バナー生成部13が生成したバナーシート用のジョブをジョブ保持指示とともにジョブ送信部14からプリンタ2へ送信し(ステップ103、ステップ301)、送信したジョブに対応する識別子の受信を待つ(ステップ104でNO)。
【0027】
一方、プリンタ2は、ジョブ受信部21がジョブを受信すると(ステップ201でYES)、ジョブ制御部22が当該ジョブを取得し、当該ジョブをジョブ保持指示と同時に受信若しくはジョブ保持指示が付加されたジョブとして受信したと判断すると(ステップ202でYES)、受信したジョブをキュー23に一時的に保存させる(ステップ203)。そして、ジョブ制御部22は、保存したジョブに対応する識別子、例えば、識別子K1を生成し(ステップ204)、生成した識別子をジョブ受信部21からプリントサーバ1に送信する(ステップ205、ステップ302)。
【0028】
プリントサーバ1では、ジョブ送信部14がプリンタ2から識別子、例えば、識別子K1を受信すると(ステップ104でYES)、ジョブ制御部12が先にクライアント3から受信したジョブを識別子K1のジョブの印刷指示とともに、ジョブ送信部14からプリンタ2へ送信し(ステップ105、ステップ303)、プリンタ2からの処理応答を待つ(ステップ106でNO)。
【0029】
プリンタ2では、ジョブ受信部21がジョブを受信すると(ステップ201でYES)、ジョブ制御部22が当該ジョブを取得する。そして、ジョブ制御部22が当該ジョブを印刷指示と同時に受信若しくは印刷指示が付加されたジョブとして受信したと判断すると(ステップ202でNO、ステップ206でYES)、印刷指示に含まれる識別子、例えば、識別子K1に対応するジョブをキュー23から取得する(ステップ207)。続いて、ジョブ制御部22は、キュー23から取得したジョブとジョブ受信部21が受信したジョブとを印刷処理部24に渡して印刷処理を実行させた後(ステップ208)、ジョブ受信部21からプリントサーバ1に処理応答を送信する(ステップ209、ステップ304)。
【0030】
そして、プリントサーバ1は、ジョブ送信部14がプリンタ2から処理応答を受信すると(ステップ106でYES)、処理を終了する。
【0031】
なお、プリンタ2は、ジョブ保持指示と印刷指示のいずれも付加されていないジョブを受信した場合には(ステップ202でNO、ステップ206でNO)、直ちに印刷処理部24でジョブの印刷処理を開始する。ただし、いずれの場合であっても、印刷処理部24での印刷処理が待ち状態にある場合には、キュー23で通常のキューイング処理が行われることとなる。
【0032】
次に、上述したプリンタ2の動作をキュー23へのジョブの保存方法を例として再度説明する。図5は、キュー23の状態の遷移を示した図である。
【0033】
キュー23は、機能的には、図5(a)に示すように、キュー処理部23−1と一時保存部23−2とで構成されている。ここで、ジョブ受信部21が上述したジョブAを保持指示とともに受信すると、キュー23では、図5(b)に示すように、一時保存部23−2にジョブAを保存する。
【0034】
この状態で、ジョブ受信部21が別のプリントサーバ1からジョブaを受け付け、このジョブaには保持指示が付されていなければ、キュー23では、図5(c)に示すように、キュー処理部23−1にジョブaを格納し、直ちに印刷処理を実行させる。
【0035】
さらに、この状態で、ジョブ受信部21が別のプリントサーバ1からジョブbを受け付け、このジョブbに保持指示が付されていた場合には、キュー23では、図5(d)に示すように、一時保存部23−2にジョブbを保存する。このとき、先に保存されたジョブAも保存されたままとなっている。
【0036】
この後、ジョブ受信部21が上述したジョブBを識別子K1のジョブの印刷指示とともに受信すると、キュー23では、図5(e)に示すように、一時保存部23−2に保存していたジョブA(識別子K1に対応)をキュー処理部23−1に移動させ、受信したジョブBをキュー処理部23−1に格納する。
【0037】
このように、キュー23では、保持指示により保持しているジョブがある間に別のジョブが投入された場合には、保持指示の無いジョブを優先して実行し、保持しているジョブの印刷指示があった場合には、指示されたジョブと、印刷指示と同時に受信したジョブを連続して実行させるようにキューイング処理を行うこととなる。なお、図5(e)に示している状態、つまり、ジョブbが一時保存部23−2に保持されている時間が一定以上続いた場合には、何らかの障害により印刷指示が発せられないものとみなして、ジョブbを削除するようにしてもよい。
【0038】
また、キュー23は、必ずしもこのような処理を行う必要はなく、例えば、キュー処理部23−1に相当する構成のみを有し、保持指示とともに受け付けたジョブをキュー処理部23−1に格納した後では、当該ジョブの印刷処理指示を受けるまで他のジョブの受け付けを行わないように処理することで、ジョブの連続性を保証するようにすることもできる。
【0039】
ところで、ここで説明したプリントサーバシステムでは、バナーシートの出力を上述以外の順序で行うこともできる。例えば、図4に示した動作では、バナーシート用のジョブを先行して送信し、その後に本体のジョブを送信したが、この順序を逆としても、最初に送信するジョブを保持指示とともに送信し、後に送信するジョブを印刷処理指示とともに送信することで、同様に連続した出力を得ることができる。バナーシートを先行させるか否かは、プリンタ2がどのように用紙を排出するかによって決定されるのが通常である。
【0040】
また、図4に示した動作では、2つのジョブを連続して出力するようにしているが、さらに多くの複数のジョブを連続して出力するようにすることも可能である。図6は、複数のジョブを連続して出力する場合のプリントサーバ1とプリンタ2の間のデータの流れを示した図である。
【0041】
この場合には、まず、プリントサーバ1がプリンタ2に対してバナーシート用のジョブCを保持指示とともに送信すると(ステップ401)、これに応じてプリンタ2がジョブCに対応する識別子K2をプリントサーバ1に返す(ステップ402)。
【0042】
続いて、プリントサーバ1がプリンタ2に対して本体のジョブDを保持指示とともに送信すると(ステップ403)、これに応じてプリンタ2がジョブDに対応する識別子K3をプリントサーバ1に返す(ステップ404)。
【0043】
そして、プリントサーバ1がプリンタ2に対してバナーシート用のジョブEを識別子K2の印刷処理指示と識別子K3の印刷処理指示とともに送信すると(ステップ405)、プリンタ2では、ジョブC、ジョブD、ジョブEを連続して印刷処理し、処理応答をプリントサーバ1に返す(ステップ406)。
【0044】
なお、ここでは、ジョブEをバナーシート用のジョブとしたが、これをジョブ本体としても(1枚のバナーシートに続けて複数のジョブ本体を出力する)、同様に処理が可能である。
【0045】
また、プリントサーバ1は、全てのプリンタ2に対して上述の方法でバナーシートを出力させる必要はなく、プリンタ2自体がバナーシートの出力をサポートしている場合には、そのプリンタ2の機能に依存してバナーシートを出力するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ジョブ本体に対応するバナーシート用のジョブを本体と独立して生成し、該生成したジョブと本体のジョブとをプリンタに送信する際に、先行して送信するジョブとともに当該ジョブの保持指示を送信し、後に送信するジョブとともに先行して送信したジョブの印刷処理指示を送信するように構成したので、バナーシート用のジョブを本体のジョブと分離することが可能であるとともに、複数のジョブを連続して処理させることができ、バナーシートを適切な位置に出力させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用したプリントサーバシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】プリントサーバ1の動作の流れを示すフローチャートである。
【図3】プリンタ2の動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】プリントサーバ1とプリンタ2の間のデータの流れを示した図である。
【図5】キュー23の状態の遷移を示した図である。
【図6】複数のジョブを連続して出力する場合のプリントサーバ1とプリンタ2の間のデータの流れを示した図である。
【図7】プリントサーバシステムが稼働するネットワーク構成例を示した図である。
【図8】複数のジョブが連続して処理されない事例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 プリントサーバ
2 プリンタ
3 クライアント
11 ジョブ受信部
12 ジョブ制御部
13 バナー生成部
14 ジョブ送信部
21 ジョブ受信部
22 ジョブ制御部
23 キュー
23−1 キュー処理部
23−2 一時保存部
24 印刷処理部
Claims (11)
- ネットワークを介して接続された印刷装置でジョブを実行させて印刷出力を得る印刷方法において、
ジョブ発行側は、発行する本体ジョブに対応し該本体ジョブとは独立したバナーシート用のバナージョブを生成し、前記本体ジョブと前記バナージョブとを順次印刷装置に送信するとともに、該印刷装置に前記本体ジョブと前記バナージョブとの連続出力を要求し、
前記印刷装置は、前記ジョブ発行側から連続出力の要求を受けた際に、該要求に対応するジョブを連続して出力する
ことを特徴とする印刷方法。 - 前記ジョブ発行側が前記本体ジョブと前記バナージョブとのうち、先行して送信するジョブとともに該ジョブの保持指示を送信し、
前記保持指示を受信した印刷装置が該保持指示に対応するジョブを実行することなく保持し、
前記ジョブ発行側が前記本体ジョブと前記バナージョブとのうち、後行して送信するジョブとともに前記保持指示により保持されているジョブの実行指示を送信し、
前記実行指示を受信した印刷装置が前記保持指示に基づいて保持したジョブと該実行指示とともに受信したジョブとを連続して実行する
ことを特徴とする請求項1記載の印刷方法。 - 前記印刷装置は、
前記保持指示に基づいてジョブを保持した際に、該ジョブを特定する識別子を生成し、該生成した識別子を前記ジョブ発行側に送信し、
前記ジョブ発行側は、
前記識別子を前記実行指示に含めて送信する
ことを特徴とする請求項2記載の印刷方法。 - 前記ジョブ発行側は、
前記印刷装置を管理するサーバ装置であることを特徴とする請求項1記載の印刷方法。 - ネットワークを介して受信したジョブに基づいて印刷処理を実行する印刷装置において、
受信したジョブを受け付けるジョブ受付手段と、
前記ジョブ受付手段が受け付けたジョブを実行するジョブ実行手段と、
前記ジョブ受付手段が受け付けたジョブのうち、ジョブ本体である本体ジョブと該ジョブに対応するバナーシート用のバナージョブとを連続して前記ジョブ実行手段に実行させるジョブ制御手段と
を具備することを特徴とする印刷装置。 - 前記ジョブ受付手段が受け付けたジョブを保存するジョブ保存手段をさらに具備し、
前記ジョブ制御手段は、
前記本体ジョブと前記バナージョブとのうち、前記ジョブ受付手段が先行して受け付けたジョブを前記ジョブ保存手段に保存し、前記ジョブ受付手段が他方のジョブを受け付けるのを待って、前記本体ジョブと前記バナージョブとを連続して前記ジョブ実行手段に実行させる
ことを特徴とする請求項5記載の印刷装置。 - 前記ジョブ受付手段が受け付けたジョブを保存するジョブ保存手段をさらに具備し、
前記ジョブ制御手段は、
前記本体ジョブと前記バナージョブとのうち、前記ジョブ受付手段が保持指示とともに受け付けたジョブを前記ジョブ保存手段に保存し、前記ジョブ受付手段が前記保持指示に対応する印刷指示を受け付けた際に、前記ジョブ保存手段に保存したジョブのうち、該印刷指示に対応するジョブを前記ジョブ実行手段に実行させる
ことを特徴とする請求項5記載の印刷装置。 - 前記ジョブ制御手段は、
前記保持指示に基づいて前記ジョブ保存手段にジョブを保存した際に、該ジョブを特定する識別子を発行し、前記印刷指示に前記識別子が含まれていることを条件に該識別子で特定されるジョブを前記ジョブ実行手段に実行させることを特徴とする請求項7記載の印刷装置。 - ネットワークを介して接続された印刷装置にジョブを実行させる印刷制御装置において、
ジョブ本体に対応するバナーシート用のバナージョブを生成するバナージョブ生成手段と、
前記ジョブ本体と前記バナージョブとを順次印刷装置に送信するととに、前記ジョブと前記バナージョブとを連続出力させる要求を前記印刷装置に送信するジョブ制御手段と
を具備することを特徴とする印刷制御装置。 - 前記ジョブ制御手段は、
前記ジョブ本体と前記バナージョブとのうち、先行して送信するジョブとともに、該ジョブの保持指示を送信し、他方のジョブを送信する際に、前記保持指示に対応するジョブの印刷指示を送信することを特徴とする請求項9記載の印刷制御装置。 - 前記ジョブ制御手段は、
前記保持指示を送信した際に、該保持指示に基づいて保持されたジョブに対応する識別子を前記印刷装置から受信し、
前記印刷指示を送信する際に、該印刷指示に前記識別子を含ませる
ことを特徴とする請求項10記載の印刷制御装置。
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Cited By (2)
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JP2006053784A (ja) * | 2004-08-12 | 2006-02-23 | Fuji Xerox Co Ltd | 印刷処理装置、印刷処理方法、画像出力装置、印刷処理装置および画像出力装置の印刷処理方法、印刷処理システム、印刷処理プログラム |
JP2017087522A (ja) * | 2015-11-09 | 2017-05-25 | セイコーエプソン株式会社 | ネットワークシステム、印刷装置、及び、印刷装置の制御方法 |
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JP4374835B2 (ja) | 2009-12-02 |
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