JP2004074475A - 画像出力装置 - Google Patents

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Seiichi Yoshinobu
吉信 誠一
Rie Muraishi
村石 理恵
Yuuki Doi
土樋 祐希
Yoshihiro Tsuchiya
土屋 好弘
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

【課題】オプション装置が装着可能であり、かつ当該オプション装置の装着/未装着によって変化する、排出される用紙の制限を変更可能とし、各排出トレイが持つ最大限の機能を発揮させ、ユーザーに対する使い勝手を向上させる。
【解決手段】画像出力装置100のメンニュニット200にフィニッシャー260が装着されているか、未装着であるかによって、
各トレイにおける記録用紙114のサイズの制限値を変更するようにした。具体的には、予め表1及び表2に示されるような2種の制限値を記憶しておき、判別センサ288によってフィニッシャー260の装着/未装着を判別し、当該判別結果に基づいて自動的に表1又は表2の判別するようにしたため、従来厳しい条件で固定的であった制限値を可能な限り緩和することができ、ユーザーの使い勝手を向上することができる。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排出される用紙に対して付加的な処理を施すオプション装置が装着可能であり、当該オプション装置の装着によって特定の排出トレイにおいて排出方向スペースが制限される画像出力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、画像出力装置において、画像出力された用紙を受け取るための排出トレイが複数設けられており、その機構上、それぞれの排出トレイが受け取ることができる用紙のサイズや種類に制限がある場合、各排出トレイ毎に排出可能な用紙のサイズや種類を予め設定しておき、画像出力指示と同時に指定された排出トレイが、出力される用紙を受け取ることができない場合、画像出力処理自体を中止(中断)したり、排出トレイを変更して画像出力処理を継続するといった対応をとっている(例えば、特開2000−198614公報参照)。
【0003】
上記先行技術によれば、受け取ることができない用紙が排出トレイへ送られることを未然に防止する手段としては、効果的である。
【0004】
ここで、画像出力装置には、用紙に付加的な処理(例えば、パンチ孔加工やステープル加工等)を施すことが可能なオプション装置(以下、フィニッシャーという)が装着可能である。このオプション装置を装着することで、画像出力処理後の手作業で行っていた処理を自動的に行うことができるため、ユーザーの所謂使い勝手を向上させることができる。
【0005】
ところで、限られたスペース(平面的な設置スペース)や、別のスキャナ等を接続して複合機として利用している画像出力装置においては、フィニッシャーを装着するためのスペースが制限されるため、一部の排出トレイの排出方向の長さが制限されてしまう場合がある。
【0006】
より具体的にいうと、画像出力装置の矩形の筐体の平面的なスペースで排出部を確保しようとする場合、排出トレイが筐体の上面に設けられることになる。この上面排出トレイでは、例えば用紙サイズの搬送方向長さに制限がなく、筐体からはみ出して出力可能となる。或いは、特別に上面排出トレイと面一となるように延長トレイを取り付けることで、用紙は上面排出トレイと延長トレイとに跨って支持されることになる。
【0007】
このような画像出力装置において、フィニッシャーは、当該筐体の上面に設けられた排出排出トレイの上方を通過させるための案内搬送部、並びに排出トレイに隣接して配設される付加的処理部とで構成されており、このフィニッシャーが装着されることで、上面排出トレイに天井面ができ、延長トレイは排除されることになる。
【0008】
このため、フィニッシャーが未装着では、排出される用紙のサイズに制限がなかった上面排出トレイが、フィニッシャーが装着されることによって制限ができてしまうことになる。
【0009】
この場合、上記従来技術(先行技術)では、各排出トレイに対して禁則が設定されているものの、この禁則が固定的であるため、フィニッシャー装着/未装着を考慮すると、何れか一方で制限が厳しい方に対応せざるを得なかった。従って、上記の場合を例にとると、上面排出トレイに対して予めフィニッシャーが装着されていることを前提として禁則をかけるため、フィニッシャーの未装着時には長尺の用紙の排出が可能であるにも拘らず、画像出力不可としたり、排出トレイを変更したりしていた。
【0010】
しかしながら、上記のような固定的な禁則では、利用可能な排出トレイの機能を無駄にし、実質的には排出に何ら支障がない場合でも画像出力ができないという問題が生じ、ユーザーに対する使い勝手を悪化させていた。
【0011】
本発明は上記事実を考慮し、オプション装置が装着可能であり、かつ当該オプション装置の装着/未装着によって変化する、排出される用紙の制限を変更可能とし、各排出トレイが持つ最大限の機能を発揮させ、ユーザーに対する使い勝手を向上させることができる画像出力装置を得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、排出される用紙に対して付加的な処理を施すオプション装置が装着可能であり、当該オプション装置の装着によって特定の排出トレイにおける排出方向スペースが制限される画像出力装置であって、前記オプション装置の装着の有無を判別する判別手段と、前記判別手段でオプション装置の装着を判別した場合に、前記特定の排出トレイへの排出指示を変更する変更手段と、を有している。
【0013】
第1の発明によれば、判別手段によりオプション装置が装着されているか否かが判断され、この判別手段でオプション装置が装着されていると判断された場合には、前記特定の排出トレイへの排出可能な用紙のサイズまたは種類が変化する。このため、変更手段では、オプション装置が未装着のときには排出可能であったが、オプション装置装着時にはこの排出指示を変更する。
【0014】
変更は、例えば、他の排出トレイへの切り替えや、画像出力自体を中止(中断)するといった態様が考えられる。
【0015】
上記第1の発明において、前記特定の排出トレイにおける排出の制限が、排出方向のスペースであることを特徴としている。
【0016】
特定の排出トレイへ排出される用紙の排出方向長さがプション装置が未装着の場合には排出可能な長さであったが、オプション装置を装着することで、排出方向長さが制限されることがある。そこで、このような場合、オプション装置の装着/未装着で排出指示を変更することで、特定の排出トレイを有効利用することができる。
【0017】
第2の発明は、排出される用紙に対して付加的な処理を施すオプション装置が装着可能であり、当該オプション装置の装着によって特定の排出トレイにおいて排出方向スペースが制限される画像出力装置であって、前記オプション装置の未装着状態における各排出トレイへ排出される用紙サイズの制限を定めた第1の禁則情報と、オプション装置の装着状態における既存の各排出トレイへ排出される用紙サイズの制限を定めた第2の禁則情報と、を記憶する禁則情報記憶手段と、前記オプション装置の装着の有無を判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に基づいて、前記禁則情報記憶手段に記憶された第1の禁則情報又は第2の禁則情報の何れか一方の選択して画像出力データ送信元へ送信する禁則情報送信手段と、を有している。
【0018】
判別手段でオプション装置が装着されていないと判別された場合には、禁則情報記憶手段から第1の禁則情報を読み出す。一方、オプション装置が装着されていると判別された場合には、禁則情報記憶手段から第2の禁則情報を読み出す。
【0019】
禁則情報送信手段では、この読み出された第1の禁則情報又は第2の禁則情報を画像出力データ送信元へ送信する。これにより、画像出力元では、オプションの装着/未装着によって異なる禁則を設定することができ、特定の排出トレイを最大限利用することができ、実質的に排出することができるのに、画像出力が中止(中断)されたり、他の排出トレイに変更されるといった、ユーザーの使い勝手が悪化するようなことを防止することができる。
【0020】
上記第2の発明において、前記禁則情報送信手段で送信された第1の禁則情報又は第2の禁則情報を受け取る画像出力データ送信元では、当該第1の禁則情報又は第2の禁則情報に基づいて、排出トレイの指示に制限を与えることを特徴としている。
【0021】
画像出力元で受け取った第1の禁則情報又は第2の禁則情報に基づいて、例えば画像出力指示に対して制限を与えることで、画像出力元と画像出力装置との所謂同期が可能であり、ユーザーは画像出力装置の状態を考慮することなく通常の画像出力指示操作を行えばよく、この画像出力指示操作で、禁則にかかる場合には、メッセージを報知するといった対応がとれ、操作性を向上することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1には、本実施の形態に係る画像出力装置100のエンジン(以下、プリントエンジンという)102の概略が示されている。
【0023】
プリントエンジン102は、画像の記録を実行する走査出力部104と、この走査出力部104に画像データを供給するプリント出力処理部106とを備えており、これらには、図示しない商用電源(AC)に接続された電源部108から所定の電力が供給されるようになっている。
【0024】
このプリントエンジン102では、記録対象となる画像出力データを複数系統(本実施の形態では2系統)で入力できるようになっている。第1の系統は、図示しないホストコンピュータからホストインタフェース端子110を介して画像出力データを入力する方法であり、例えばパソコン等から専用のケーブルを介して画像出力データが供給されるようになっている。
【0025】
第2の系統は、図示しないネットワークから入力端子112を通じて画像出力データが入力されるようになっている。この第2の系統の場合には、ネットワーク上の複数の装置が画像出力データの供給源となり得る。
【0026】
走査出力部104は、例えばレーザプリンタから構成されており、プリント出力処理部106と走査出力部104との間で各種の信号の授受を行なって記録作業を行ない、片面或いは両面に記録された記録用紙114を排出するようになっている。
【0027】
また、画像の転送についてプリント出力処理部106と走査出力部104との同期をとるための同期パルス116もプリント出力部106に送出される。プリント出力処理部106は、これに対して各種の動作指令信号118や、記録内容としての画像信号120を走査出力部104に供給するようになっている。
【0028】
図2は、上記プリントエンジン102の回路構成の要部を表したブロック図である。画像出力装置100は、各種制御の中枢的な機能を果たすCPU122を備えている。CPU122はCPUバス124を通じて以下に示す各種の回路と接続されている。
【0029】
NVM(不揮発性メモリ)126は、図示しない電池によってバックアップされたメモリであり、画像出力装置100自体の電源がオフになった状態でも、必要なデータを保存することができる。
【0030】
プログラムメモリ128は、この画像出力装置100の制御を行なうためのプログラムを格納したメモリである。
【0031】
パネルインタフェース回路130は操作パネルとのインタフェースをとるための回路である。
【0032】
ホストインタフェース回路132は、パソコン等のホストとのインタフェースをとるための回路である。
【0033】
RAM134は、作業用のメモリであり、このプリントエンジン102の各部を制御する上で必要なデータやホストインタフェース回路132から入力された画像出力データ等を一時的に保存するためのメモリ領域として、ビットマップメモリ136、ワークメモリ138、受信メモリ140に分類されている。
【0034】
文字パターンメモリ142は所謂フォトメモリと呼ばれるメモリであり、プリントアウトするときの文字パターンを格納している。
【0035】
記録部インタフェース回路144は、ビットマップコントローラ146の制御により、ビットマップメモリ136に展開されたビットマップデータを、走査出力部104(図1参照)にラスタデータとしての画像信号を供給したり、走査出力部104との間で信号を送受信するための回路である。
【0036】
また、この画像出力装置100では、各種のホストと接続可能であるので、各ホストから送られてくる画像出力データや制御データに対応したプログラムや文字パターンが必要な場合がある。
【0037】
プログラムメモリ148と文字パターンメモリ150は、共に着脱自在のICカード形式またはSIMM形式のリード・オンリ・メモリであり(図2の一点鎖線参照)、これら各種のホストに対応させたり、オペレータの要求する特殊な機能を実現するために選択的にこの装置に接続されるようになっている。
【0038】
さらに、画像出力装置100は、複数のホストインタフェース端子を持つことが可能である。ホストインタフェース回路152(図2の一点鎖線参照)は、オペレータが必要とするホストインタフェースに合わせて増設する。例えば、セントロニクスインタフェース、Ethernet(R)等である。これにより、複数のホストインタフェースから画像出力データを入力することができる。
【0039】
ハードディスク154は、文字パターンの追加、フォームデータ/ロゴデータの保存、ホストコンピュータからの入力画像出力データの保持等に使用され、オペレータが必要に応じて接続することが可能である。
【0040】
図3には、本実施の形態に係る画像出力装置100の構成が示されている。
【0041】
画像出力装置100は、メインユニット200と、メインユニット200の上面に位置する標準排出トレイ202と、メインユニット200の図3の左側壁面に配設されたサイドトレイ204と、手差しトレイ206と、メインユニット200の下部側に設置された複数の給紙トレイ208(本実施の形態では4段)とからなる。
【0042】
メインユニット200の内部には、記録用紙114を走査出力部104側に搬入したり、或いはROSベースの走査出力部104、Y、M、C、Kの各色用のトナーカートリッジ209Y、M、C、Kが配設されたカートリッジ部209及びROSベースの走査出力部104にて画像出力された記録用紙114を標準排出トレイ202等に排出させるための各種ロール210、用紙センサ212からなる搬送系214が収容されている。なお、搬送系214における各種ロール210、用紙センサ212の詳細については説明を省略する。
【0043】
メインユニット200の下部に配設された給紙トレイ208は、各種ロール216や各種の用紙センサ218からなるフィーダ部220と、所定サイズの記録用紙114を収容するための用紙カセット222とから構成されている。フィーダ部220は、用紙カセット222から記録用紙114を1枚ずつ取出してメインユニット200内の搬送系214へ送り出す。
【0044】
走査出力部104には、一方向に順次一定間隔において並設されたY、M、C、Kの各色の転写部232(以下、必要に応じてそれぞれの末尾にY、M、C、Kを付す。その他の部材についても同様に末尾にY、M、C、Kを付す。)が設けられている。
【0045】
前記転写部232を備えた走査出力部104では、オン・オフ2値化トナー信号に基づいて潜像をドラム224Yに記録するための図示しないレーザ光源、ポリゴンミラー238やその他のミラー240等からなる書込走査光学系242をさらに備え、この走査光学系242によって、感光体であるドラム224に画像出力データに基づくレーザー光を照射し、一次転写ロール226を介して中間転写体ベルト228に画像を転写し、この中間転写体ベルト228の転写画像部分と記録用紙114とを二次転写ロール230で挟持することにより画像を記録用紙114に画像出力する構成となっている。
【0046】
Y色用の転写部232Yの中央には、ドラム224Yが配設されている。このドラム224Yの周囲には、一次帯電器234Yと、現像器236Yと、が設けられている。
【0047】
中間転写体ベルト228は、複数のベルト搬送ロール244に巻き掛けられている。1つのベルト搬送ロール244と対応する位置には、前記二次転写ロール230が配設されている。また、図3の右側に配設されたベルト搬送ロール244の近傍には、ベルトクリーニングユニット246が配設されている。
【0048】
メインユニット200の図3の左側には、二次転写ロール230から送り出された画像出力済の記録用紙114を排出するために、二次転写ロール230の記憶用紙114の搬送方向下流側に、定着ロール248、定着排出ロール250等の種々の搬送ロールが設けられている。また、標準排出トレイ202には、メインユニット200から送られた記録用紙114を機外に排出するための排出ロール252が設けられている。
【0049】
このような構成の走査出力部104においては、まず、Y(イエロー)用のレーザ光源は、Y色のオン・オフ2値化トナー信号によって駆動されることで、Y色のオン・オフ2値化信号を光信号に変換し、この変換されたレーザ光をドラム224Yに向けて照射する。これにより、レーザ光は、一次帯電器234Yによって帯電されたドラム224Y上を走査することで、ドラム224Yに静電潜像を形成する。
【0050】
この静電潜像は、トナーカートリッジ209YからY色のトナーが供給される現像器236Yによってトナー像が形成される。そして、ドラム224Yと一次転写ロール226Yとが対をなし、中間転写体ベルト228を駆動することで、トナー像は中間転写体ベルト228に転写される。転写後は、図示しないクリーナによってドラム224Y上から余分なトナーが除去される。
【0051】
同様に、Y色のオン・オフ2値化トナー信号に対して順次一定間隔をおいて得られる、対応するM、C、Kの各色のオン・オフ2値化トナー信号に基づいて一次帯電器234M、234C、234Kによって帯電されたドラム224M、224C、224K上を走査することで、ドラム224M、224C、224K上にそれぞれ静電潜像を順次形成する。
【0052】
各静電潜像は、トナータンク209M、C、Kからそれぞれ各色のトナーが供給される現像器236M、236C、236Kによって順次トナー像とされ、各トナー像は、一次転写ロール226M、226C、226Kによって中間転写体ベルト228上に順次転写される。転写後は、図示しないクリーナによってドラム224M、224C、224K上から余分なトナーが除去される。
【0053】
上記転写後は、中間転写体ベルト228の画像が転写された部位が、二次転写ロール230の方向に搬送される。
【0054】
一方、搬送系214は、ベルト搬送ロール210と二次転写ロール230との当接部に向けて、記録用紙114を搬送する。その後、中間転写体ベルト228上の転写画像部分と記録用紙114とを二次転写ロール230で挟持しながら下流側に搬送することにより、画像を記録用紙114に画像出力する。
【0055】
このようにY、M、C、Kの各色のトナー像が順次多重転写された記録用紙114は、中間転写体ベルト228から剥離され、定着ロール248によってトナー像が熱定着され、トナー像が記録用紙114に固着し、その後、標準排出トレイ202等の機外へ排出される。
【0056】
なお、上記画像出力装置200における図3の左側の壁面(前記サイドトレイ204が設けられた側)には両面モジュール254が装着されている。この両面モジュール254は、記録用紙114をスイッチバックさせて、画像記録面を反転させる役目を有しており、この両面モジュール254の装着によって両面に画像を形成することが可能となる。なお、この両面モジュール254は、画像出力装置100のメインユニット200に対して着脱可能である。
【0057】
ここで、本実施の形態の画像出力装置200には、オプション装置であるフィニッシャー260が着脱可能となっている。図3は、このフィニッシャー260を装着した状態で示しているが、画像出力装置100のメインユニット200とは完全に分離可能な構造となっている。
【0058】
フィニッシャー260は、メインユニット200の図3の右側壁面から標準排出トレイ202の上部にかけて略L字型の構造となっており、この右側壁面と標準排出トレイ202を覆うように配置されていR。
【0059】
フィニッシャー260は、用紙受取部262、水平トランスポート部264、内部にステープラ266を収容した加工部268、用紙収容部270及び架台部272から構成されている。
【0060】
用紙受取部262及び水平トランスポート部264は、記録用紙114を標準排出トレイ202、加工部268、及びサイドトレイ204の何れか1つに切り替える機能を有している。
【0061】
用紙受取部262は、ゲートインソレノイド274を有している。また、水平トランスポート部264は、ゲート276、入力部センサ278、出力センサ280、インターロックセンサ282及びセンタトレイフルセンサ284等の各種の用紙センサと搬送ベルトと、各種の搬送ローラ286とを有している。
【0062】
また、排出先切替え機構は、ゲートインソレノイド274をオン・オフさせてゲート276を上下させることで実現する。すなわち、標準排出トレイ202/フィニッシャ260の切替えとして、標準排出トレイ202への排出時はゲート276を上げることで記録用紙114を標準排出トレイ202へ搬送させる。一方、フィニッシャー260への排出時は、ゲート276を下げることで記録用紙114を水平トランスポート部264へ搬送し、フィニッシャー260へ排出する。なお、サイドトレイ204への排出時は、用紙受取部262の搬送ロール252上流側で搬送方向を切替えるようになっている。
【0063】
上記画像出力装置100では、フィニッシャー26が装着されているか否かによって、表1及び表2に示される如く、各トレイ(給紙、排出を含む)の適用可能な記録用紙サイズの許容範囲をそれぞれ別々に設定している。
【0064】
【表1】
Figure 2004074475
【0065】
【表2】
Figure 2004074475
【0066】
上記表1及び表2からわかるように、フィニシャー260の未装着時では、標準排出トレイ202における記録用紙114の搬送方向長さ(記録用紙長)が140.0mm〜1200.0mmまで許容されているが、フィニッシャー260を装着すると、140.0mm〜432.0mmに制限される。
【0067】
これは、フィニッシャー260を構成する用紙受取部262、水平トランスポート部264によって、標準排出トレイ202の排出方向に壁ができ、排出される記録用紙114がこの壁に突き当たってしまうため、フィニッシャー260の装着時では、壁に当る前までの長さに制限されるようになっている。
【0068】
この場合従来では、上記各トレイの適用可能の記録用紙サイズが固定的であったため、何れか一方の制限の厳しい方に設定されていた。このため、フィニッシャー260の未装着であっても標準排出トレイ202における制限が140.0mm〜432.0mmとなる。これに対して、本実施の形態では、フィニッシャー260の装着/未装着を判別し、その判別結果に基づいて、上記表1又は表2を選択する構成とした。
【0069】
この選択によって、例えば、標準排出トレイ202の排出の指示があり、かつ記録用紙114の長さが432.0mmを超える指定であった場合、フィニッシャー260が未装着のときには、指示どおり標準排出トレイ202への排出が実行される。一方、同一の条件でフィニッシャー260が装着されているときには、画像形成処理を中止(中断)するか、他のトレイ(例えば、サイドトレイ204への排出に切替える等の処置が施される。
【0070】
例えば、手差しトレイ206からJIS規格から逸脱した1000mmを超える長尺の記録用紙114が記録用紙114として指定された場合、十分に標準排出トレイ202によって受け取ることができるのに、画像記録自体が中止(中断)されるようなことが回避される。
【0071】
フィニッシャー260の装着/未装着の判別は、手動操作によって設定してもよいし、図3に示される如く、メインユニット200に判別センサ288を配設し、この判別センサ288からの信号に応じて判別するようにしてもよい。判別センサ288は、光学センサ、磁気センサ、メカ式のリミットスイッチ等何れであっても適用可能である。
【0072】
以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0073】
ホストコンピュータ等から画像出力の指示があると、画像出力装置は入力される画像出力データに基づいて起動する。
【0074】
このとき、画像出力装置100には、画像出力データと共に、画像を出力する記録用紙のサイズ、給紙トレイ208、手差しトレイ206の指定、排出先のトレイの指定、片面/両面記録、画像記録後の後処理(ステープル等)等の付加情報も併せて入力される。
【0075】
画像出力装置100では、この入力された付加情報に基づいて搬送系214等を制御して、指定された記録用紙114を指定された給紙トレイ208又は手差しトレイ206から取出し、画像記録を実行した後、指定された排出トレイ(標準排出トレイ202、サイドトレイ204)に排出するか、或いは必要に応じてフィニッシャー260へ搬送してステープル等の加工を施して排出するように制御する。
【0076】
(画像記録の手順)
メインユニット200の走査出力部104において、まず、Y(イエロー)用のレーザ光源が、Y色のオン・オフ2値化トナー信号によって駆動される。
【0077】
すなわち、Y色のオン・オフ2値化信号を光信号に変換し、この変換されたレーザ光をドラム224Yに向けて照射することで、レーザ光は、一次帯電器234Yによって帯電されたドラム224Y上を走査され、ドラム224Yに静電潜像が形成される。
【0078】
この静電潜像は、Y色のトナーが供給される現像器236Yによってトナー像が形成され、中間転写体ベルト228を駆動することで、当該トナー像は中間転写体ベルト228に転写される。
【0079】
同様に、M、C、Kの各色のオン・オフ2値化トナー信号に基づいて一次帯電器234M、234C、234Kによって帯電されたドラム224M、224C、224K上を走査することで、ドラム224M、224C、224K上にそれぞれ静電潜像を順次形成すると共に、現像器236M、236C、236Kによって順次トナー像とされ、中間転写体ベルト228上に順次転写される。
【0080】
上記転写後は、中間転写体ベルト228の画像が転写された部位が、二次転写ロール230の方向に搬送される。
【0081】
一方、搬送系214は、二次転写ロール230に向けて、記録用紙114を搬送し、中間転写体ベルト228上の転写画像部分と記録用紙114とを二次転写ロール230で挟持しながら下流側に搬送することにより、画像を記録用紙114に画像出力する。
【0082】
ここで、本実施の形態では、フィニッシャー260が装着されているか否かによって、排出されるトレイの適用可能な記録用紙114のサイズの制限を切替えるようにしている。すなわち、上記表1及び表示2に示される如く、フィニッシャー未装着用の記録用紙サイズ制限値(表1参照)と、フィニッシャー装着用の記録用紙サイズ制限値(表2参照)とを予め記憶しておき、判別センサ288によるフィニッシャー260の装着/未装着の判別により、適宜表1又は表2に選択的に切替えるようにしている。以下、図4のフローチャートに従い、記録用紙制限値切替え制御について説明する。
【0083】
ステップ300では、接続されているオプション装置の装着/未装着状態を判別する。これは、フィニッシャー260のみならず、両面モジュール254は、最上段の給紙トレイ208(トレイ1)を除く、2段目以降の給紙トレイ208(トレイ2〜4)の有無等、全てのオプション装置の装着状態を判別する。
【0084】
この内、フィニッシャー260に関しては判別センサ288からの信号によって判別している。
【0085】
ステップ302において、この判別センサ288からの信号に応じて判別した結果が、フィニッシャー260が装着(接続)されているか否かが判断され、否定判定されると、ステップ304へ移行して、表1に示されるようなフィニッシャー未装着での各トレイの制限値を選択するように設定し、肯定判定されると、ステップ306へ移行して、表2に示されるようなフィニッシャー装着での各トレイの制限値を選択するように設定し、このルーチンは終了する。
【0086】
上記設定により、ホストコンピュータからの指示が制限を逸脱するような場合、画像記録処理自体を中止(中断)するか、他の排出トレイ(サイドトレイ204等)に切替えるかは、ユーザーの設定によるが、サイドトレイ204等、他に排出トレイが存在し、かつ制限値をクリアしていれば、画像記録を継続することが好ましい。
【0087】
以上説明したように本実施の形態では、画像出力装置100のメンニュニット200にフィニッシャー260が装着されているか、未装着であるかによって、各トレイにおける記録用紙114のサイズの制限値を変更するようにした。具体的には、予め表1及び表2に示されるような2種の制限値を記憶しておき、判別センサ288によってフィニッシャー260の装着/未装着を判別し、当該判別結果に基づいて自動的に表1又は表2の判別するようにしたため、従来厳しい条件で固定的であった制限値を可能な限り緩和することができ、ユーザーの使い勝手を向上することができる。
【0088】
また、本実施の形態の画像出力装置100の場合、メインユニット200の設置スペースの範囲で画像出力装置100が使用可能なように、上面に標準排出トレイ202を設けている。また、この標準排出トレイ202の上部にスキャナを載置する架台を設けて、複合機として利用することが多い。
【0089】
このような画像出力装置100にフィニッシャー260を装着する場合、メインユニット200の内部に記録用紙114をフィニッシャー260までパスさせるスペースがないため、標準排出トレイ202とスキャナを載置した架台との間のわずかなスペースを利用することになる。
【0090】
この結果、標準排出トレイ202における記録用紙114の収容スペースが犠牲となるため、フィニッシャー260の装着/未装着でこの標準排出トレイ202に対する適用可能な記録用紙のサイズの制限テーブルを切り替えるという本発明は、特に有効な手段となる。
【0091】
なお、本実施の形態では、記録用紙114のサイズの制限値を切替えるようしたが、指示される記録用紙の種類(例えば、OHP紙、光沢紙等)に制限を与え、フィニッシャー等のオプション装置の有無によって切替えるようにしてもよい。
【0092】
また、上記表1及び表2の禁則情報として、画像出力指示を行なう画像出力データ送信元のホストコンピュータに自動転送、或いはホストコンピュータからの要求によって送信するようにしてもよい。これによれば、ホストコンピュータでの指示の段階で禁則がかかり、ユーザーは画像出力の指示の前にどのような条件で出力をしたらよいか等を判断することができ、作業効率の向上につながる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、オプション装置が装着可能であり、かつ当該オプション装置の装着/未装着によって変化する、排出される用紙の制限を変更可能とし、各排出トレイが持つ最大限の機能を発揮させ、ユーザーに対する使い勝手を向上させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像出力装置におけるエンジンの制御ブロック図である。
【図2】プリント出力処理部の回路構成の要部を表したブロック図である。
【図3】本実施の形態に係る画像出力装置の概略構成図である。
【図4】本実施の形態に係るフィニッシャーの装着状態によって切り替える給紙・排出トレイの適用可能な記録用紙の制限テーブルを設定するための制御ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100  画像出力装置
102  プリントエンジン
104  走査出力部
106  プリント出力処理部
114  記録用紙
118  動作指令信号
122  CPU(変更手段)
132  ホストインタフェース回路(禁則情報送信手段)
200  メインユニット
202  標準排出トレイ(排出トレイ)
204  サイドトレイ
206  手差しトレイ
242  書込走査光学系
260  フィニッシャー
262  用紙受取部
264  水平トランスポート部
266  ステープラ
268  加工部
270  用紙収容部
272  架台部
288  判別センサ(判別手段)

Claims (4)

  1. 排出される用紙に対して付加的な処理を施すオプション装置が装着可能であり、当該オプション装置の装着によって特定の排出トレイにおける排出が制限される画像出力装置であって、
    前記オプション装置の装着の有無を判別する判別手段と、
    前記判別手段でオプション装置の装着を判別した場合に、前記特定の排出トレイへの排出可能な用紙のサイズ又は種類を変更する変更手段と、
    を有する画像出力装置。
  2. 前記特定の排出トレイにおける排出の制限が、排出方向のスペースであることを特徴とする請求項1記載の画像出力装置。
  3. 排出される用紙に対して付加的な処理を施すオプション装置が装着可能であり、当該オプション装置の装着によって特定の排出トレイにおいて排出方向スペースが制限される画像出力装置であって、
    前記オプション装置の未装着状態における各排出トレイへ排出される用紙サイズの制限を定めた第1の禁則情報と、オプション装置の装着状態における既存の各排出トレイへ排出される用紙サイズの制限を定めた第2の禁則情報と、記憶する禁則情報記憶手段と、
    前記オプション装置の装着の有無を判別する判別手段と、
    前記判別手段の判別結果に基づいて、前記禁則情報記憶手段に記憶された第1の禁則情報又は第2の禁則情報の何れか一方の選択して画像出力データ送信元へ送信する禁則情報送信手段と、
    を有する画像出力装置。
  4. 前記禁則情報送信手段で送信された第1の禁則情報又は第2の禁則情報を受け取る画像出力データ送信元では、当該第1の禁則情報又は第2の禁則情報に基づいて、排出トレイの指示に制限を与えることを特徴とする請求項3記載の画像出力装置。
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