JP2004072977A - 車両用冷却ファンモータの駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の冷却ファンモータの定格設定がアンバランスである場合でも、冷却効率を極力向上させるように駆動することができる車両用冷却ファンモータの駆動装置を提供する。
【解決手段】2つの冷却ファン51,53を回転させるモータ2A,2Bの定格が異なり、駆動用電源が共通のバッテリ1で且つエンジンECU10が出力するPWMデューティ指令信号が共通であっても、電圧補正回路13A,13Bがその定格の差に応じて駆動電圧を等価的に変化させることで、各冷却ファン51,53が生成する送風量を略均一にする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の冷却ファンモータを夫々独立して駆動する車両用冷却ファンモータの駆動装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
車両(例えば自動車)には、エンジンのラジエータおよびエアコンディショナー(以下、エアコンと称す)のコンデンサを冷却するために冷却ファンが設けられており、この冷却ファンをモータ(例えば直流モータ)で回転駆動するようになっている。
【0003】
このように、1つの室内(車両のフロント部)に配置された少なくとも1つの熱交換器を2つの冷却ファンを用いて冷却する場合、夫々の風量が均一になる状態で冷却を行なうと効率が良いことが一般に知られている。従って、2つのモータの定格が例えば100W+100W,200W+200Wとなるように選択し、両者を同じ出力で駆動することが好ましい。
【0004】
しかしながら、実際の自動車などに適用するケースを想定すると、冷却装置に割り当てられる出力(消費電力)の上限は、必ずしも切りの良い数字になるとは限らない。加えて、モータの定格設定も細かい単位があるわけではなく、数十W程度の幅を持って設定されている。その結果、出力上限が例えば260Wに制限された場合、2つのモータの定格を130W+130Wに設定することができず、例えば100W+160Wといったようなアンバランスな設定にせざるを得ないという事情がある。
【0005】
従って、従来の駆動装置では、アンバランスな設定のままで2つの冷却ファンを駆動させるケースが多く、冷却を効率的に行なうことができないという問題があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の冷却ファンモータの定格設定がアンバランスである場合でも、冷却効率を極力向上させるように駆動できる車両用冷却ファンモータの駆動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の車両用冷却ファンモータの駆動装置によれば、複数の冷却ファンモータの定格が異なる場合でも電圧補正回路がその定格の差に応じて駆動電圧を等価的に変化させることで、各冷却ファンが生成する送風量を略均一にすることができる。従って、冷却効率を向上させることが可能となる。
【0008】
請求項2記載の車両用冷却ファンモータの駆動装置によれば、電圧補正回路は、増幅部において、電源電圧とスイッチング素子の電源側端子に印加される電圧との差を増幅したものを出力すると、その電圧と外部より与えられるファンモータの駆動指令信号との差に応じて生成された電圧を、変調指令信号としてパルス幅変調信号生成回路に出力する。即ち、増幅部における増幅率を適宜設定することで、夫々の定格に応じて冷却ファンモータの巻線の両端にパルス幅変調信号により印加される電圧の平均値を変化させることができるので、冷却ファンモータの駆動電圧を等価的に変化させることができる。
【0009】
請求項3記載の車両用冷却ファンモータの駆動装置によれば、冷却ファンモータの数が2つである場合に、制御回路は、駆動指令信号の入力に応じて2つのスイッチング素子に夫々出力する2つのパルス幅変調信号について、少なくとも一方の信号の立下り開始タイミングと、他方の信号の立上がり終了タイミングとを一致させた状態で出力する。
【0010】
即ち、2つのパルス幅変調信号の位相関係がこのようになると、例えば一方の信号側のスイッチング素子がターンオフを開始する場合には、他方の信号側のスイッチング素子のターンオンは完全に終了していることになる。従って、2つのスイッチング素子が同時にスイッチングされることはなく、ノイズの発生を抑制することができる。
【0011】
請求項4記載の車両用冷却ファンモータの駆動装置によれば、波形成形回路は、パルス幅変調信号の信号波形を台形波状に成形する。即ち、搬送波周波数が高い場合は、パルス幅変調信号を出力することだけでもノイズの発生原因となってしまうが、信号波形を台形波状に成形すれば信号の立上がりと立下りが緩やかになり、ノイズの発生を抑制することができる。
【0012】
また、信号波形を台形波状に成形することで、スイッチング素子のターンオン時間,ターンオフ時間はより長くなる傾向を示すが、請求項1の発明を適用することで、過渡的なスイッチング期間の重なりを回避することが可能となる。従って、総じてノイズ低減効果を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。電気的構成を示す図1において、バッテリ(電源)1とグランドとの間には、モータ(冷却ファンモータ)2A及びパワーMOSFET(スイッチング素子)3A,モータ2B及びパワーMOSFET3Bの直列回路が並列接続されている。FET3A,3Bのドレインは、順方向のダイオード4A,4B及びπ型フィルタ5を介してバッテリ1に接続されている。
【0014】
尚、モータ2Aの定格は160W、モータ2Bの定格は100Wである。モータ2Aは、冷却ファン51を回転させてラジエータ(熱交換器)52及びコンデンサ54に送風して冷却を行なうものであり、モータ2Bは、冷却ファン53を回転させてラジエータ52及びコンデンサ54に送風して冷却を行なうものとする。
【0015】
π型フィルタ5は、コンデンサ6及び7並びにコイル8によって構成されている。また、ダイオード4の両端には、ノイズ除去用のコンデンサ9が並列に接続されている。
【0016】
エンジンECU(Electronic Control Unit)10は、車両のエンジン制御を行うものであり、マイクロコンピュータを中心として構成されている。エンジンECU10が出力する駆動制御信号は、制御回路部11の入力信号処理部12に与えられている。エンジンECU10は、駆動制御信号を例えば搬送波周波数が100Hz程度である低速PWM信号として出力する。
【0017】
入力信号処理回路12は、その比較的低速なPWM(パルス幅変調)信号を一旦F/V変換して電源電圧補正回路13A,13Bに出力する。電源電圧補正回路13A,13Bには、バッテリ1の端子電圧+BとFET3A,3Bのドレイン電圧VDA,VDBが与えられている。電源電圧補正回路13A,13Bは、これらの電圧信号に基づきPWM指令信号を生成してPWM信号生成回路(パルス幅変調信号生成回路,制御回路)14に出力する。
【0018】
図2は、電源電圧補正回路13A,13B及びPWM信号生成回路14の詳細な構成を中心として示すものである。尚、以下において特に区別する必要がない場合は符号A,Bを付さない。電源電圧補正回路13は、電圧検出部15,増幅部16,指令信号出力部(変調指令信号出力部)17によって構成されている。
【0019】
電圧検出部15は、バッテリ1とグランドとの間に直列接続される分圧抵抗18及び19で構成されており、それらの共通接続点は、増幅部16を構成するオペアンプ20の非反転入力端子に接続されている。オペアンプ20の反転入力端子と出力端子との間には、抵抗21及びコンデンサ22の並列回路が接続されており、また、前記反転入力端子は抵抗23を介してFET3のドレイン(電源側端子)に接続されている。
【0020】
指令信号出力部17は、オペアンプ24,抵抗25及びコンデンサ26よりなる積分回路として構成されており、増幅部16を構成するオペアンプ20の出力端子は、抵抗25を介してオペアンプ24の反転入力端子に接続されている。そのオペアンプ24の非反転入力端子には、入力信号処理回路12より出力されるF/V変換された指令信号が与えられている。
【0021】
尚、電圧検出部15Aを構成する分圧抵抗18A,19Aの抵抗値を夫々R1,R2とすると、増幅部16Aを構成する抵抗21A,23Aの抵抗値は夫々R2,R1であるとする。また、電圧検出部15Bを構成する分圧抵抗18B,19Bの抵抗値を夫々R3,R4とすると、増幅部16Bを構成する抵抗21B,23Bの抵抗値は夫々R4,R3であるとする。
【0022】
PWM信号生成回路14は、搬送波信号出力部27,移相部28,PWM信号生成部29によって構成されている。搬送波信号出力部27は、PWM制御を行うための搬送波信号(例えば、鋸歯状波,周波数19kHz)を生成して2系統に出力する。移相部28は、その内の一系統の信号を移相させる回路であり、2つのコンパレータで構成されるPWM信号生成部29(A,B)は、それら2つの位相が異なる搬送波信号と、電源電圧補正回路13の指令信号出力部17より与えられるPWM指令信号とのレベルを比較することでPWM信号を生成する。そのPWM信号は、駆動回路30A,30B及び抵抗31A,31B(波形成形回路)を介してFET3A,3Bのゲートに出力される。
【0023】
次に、本実施例の作用について図3乃至図5をも参照して説明する。電源電圧補正回路13Aの増幅部16Aより出力される電圧信号VOAは、(1)式のようになる。尚、ドレイン電圧VDAは平均値である。
VOA=B´A+(R2/R1)(B´A−VDA)=(B−VDA) ・・・(1)
但し、B´Aは、分圧抵抗18A及び19Aによって分圧されたバッテリ1の検出電圧(R2・B/(R1+R2))である。そして、指令信号出力部17Aのコンデンサ26は、電圧信号VOAと入力信号処理回路12より出力される指令信号電圧との差に応じた電流が流れて充電される。
【0024】
従って、PWM信号生成回路14のPWM信号生成部29に出力されるPWM指令信号は、モータ2Aに印加される駆動電圧BとFET3Aのドレイン電圧VDAの平均値との差(即ち、モータ2Aの巻線両端に印加される電圧に相当)を増幅した電圧を加えたものと、エンジンECU10が出力した指令信号との差に応じて設定される。
【0025】
また、電源電圧補正回路13Bの増幅部16Bより出力される電圧信号VOAは(2)式のようになる。尚、ドレイン電圧VDBは平均値である。
VOB=B´B+(R4/R3)(B´B−VDB)=(B−VDB) ・・・(2)
但し、B´Bは、分圧抵抗18B及び19Bによって分圧されたバッテリ1の検出電圧(R4・B/(R3+R4))である。従って、駆動用電源が共通のバッテリ1であり、エンジンECU10が出力するPWMデューティ指令信号が共通であっても、電圧抵抗値R1〜R4を適宜設定することで、電源電圧補正回路13A,13Bの作用により夫々のFET3A,3BをスイッチングさせるPWMデューティが異なるように設定できるため、定格の異なるモータ2A,2Bの駆動電圧を等価的に変化させることが可能となる。
【0026】
図3は、定格が夫々160W,100Wのモータにより冷却ファンを回転させて同じ送風量を得るために必要な印加電圧を示すものである。例えば、送風量を夫々2000m/hとする場合は、160Wのモータを約5.8Vで駆動し、100Wのモータを約7.0Vで駆動すれば良い。
【0027】
そして、FET3がオンすると、バッテリ1からモータ2,FET3,グランドの経路で電流が流れてモータ2が通電される。そして、FET3がオフすると、遅れ電流がダイオード4及びπ型フィルタ5を介してバッテリ1側に回生される。その回生電流は、π型フィルタ5のコンデンサ6によって平滑される。
【0028】
この場合、PWM信号生成回路14がFET3A,3Bに出力するゲート信号は、信号線に直列に介挿された抵抗31A,31Bによって台形波状に成形され、一方が移相部28により移相されることによって図4に示す位相関係を有している。即ち、信号(B)の立下り開始タイミングと、信号(A)の立上がり終了タイミングとが一致する関係にある。
【0029】
両信号の位相関係がこのようになると、FET3Bがターンオフを開始する場合、FET3Aのターンオンは完全に終了していることになる。従って、2つのFET3A,3Bが同時にスイッチングされることはなく、ノイズの発生を抑制することができる。
【0030】
また、図4に示す波形では、基本的にはFET3A,3Bが交互にオンするので電源電流リップルの振幅を小さく抑えて且つ波形歪も抑制し、また、FET3A,3Bが同時にオフする期間が両者のオンオフの切替わり毎に発生しないので、リップル周波数の2倍成分が発生することを抑止している。更に、これらの条件を満たした上で、信号(A),(B)は、FET3A,3Bの一方がオンしている場合に他方がオフしている期間を極力長く確保するような位相関係となっている。このことは、π型フィルタ5のコンデンサ6に流れる回生電流を減少させる効果がある。
【0031】
以上のように本実施例によれば、2つの冷却ファン51,53を回転させるモータ2A,2Bの定格が異なり、駆動用電源が共通のバッテリ1で且つエンジンECU10が出力するPWMデューティ指令信号が共通であっても、電圧補正回路13A,13Bがその定格の差に応じて駆動電圧を等価的に変化させることで、各冷却ファン51,53が生成する送風量を略均一にすることができる。従って、冷却効率を向上させることが可能となる。
【0032】
そして、電圧補正回路13の増幅部16は、電圧検出部15によって検出された電圧B´とFET3のドレインに印加される電圧VDとの差を増幅したものを出力し、その出力電圧VOAとエンジンECU10より与えられる駆動指令信号との差に応じた電圧をPWM指令信号としてPWM信号生成回路14に出力する。従って、増幅部16における増幅率を適宜設定することで、夫々の定格に応じてモータ2A,2Bの巻線の両端にPWM信号により印加される電圧の平均値を変化させて、モータ2A,2Bの駆動電圧を等価的に変化させることができる。
【0033】
また、PWM信号生成回路14は、駆動指令信号の入力に応じて2つのFET3A,3Bに夫々出力する2つのPWM信号について、少なくとも一方の信号の立下り開始タイミングと、他方の信号の立上がり終了タイミングとを一致させた状態で出力するので、電源電流のリップルと波形歪を抑制し、π型フィルタ5を構成するコンデンサ6の体格を小さくすることを可能とした上で、ノイズの発生を抑制することができる。
【0034】
そして、波形成形回路たる抵抗31は、PWM信号の信号波形を台形波状に成形するので、信号の立上がりと立下りが緩やかになりノイズの発生を抑制することができる。また、この場合、FET3のターンオン時間,ターンオフ時間はより長くなる傾向を示すが、PWM信号生成回路14の作用により、過渡的なスイッチング期間の重なりを回避することが可能となるので、総じてノイズ低減効果を向上させることができる。
【0035】
本発明は、上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形または拡張が可能である。
例えば、駆動回路をプッシュプル出力として電源側とグランド側とに配置する抵抗比を変化させることで、PWM信号の台形波の立上がり時間と立下り時間とが異なるような波形を出力しても良い。
PWM信号処理回路14における移相部28の処理は、必要に応じて行なえば良い。
また、PWM信号は台形波に限ることなく、許容されるノイズレベルとの関係によっては図5に示すように略矩形波となる波形であっても良い。
電圧補正回路の構成は、図2に示すものに限ることなく、冷却ファンモータ夫々の駆動電圧を等価的に変化させることで各冷却ファンの送風量を略均一とする構成であれば良い。
スイッチング素子は、パワーMOSFETに限ることなく、その他、パワートランジスタやIGBTなどであっても良い。また、ハイサイドスイッチとして接続されるものでも良い。
冷却用ファンモータは、3つ以上あっても良い。その場合、必ずしもそれら全ての定格が異なる必要はなく、その内の少なくとも一部について定格が異なる場合に本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であり、車両用冷却ファンモータの駆動装置の電気的構成を示す図
【図2】電源電圧補正回路及びPWM信号生成回路の詳細な構成を中心として示す図
【図3】定格が夫々160W,100Wのモータにより冷却ファンを回転させて同じ送風量を得るために必要な印加電圧を示す図
【図4】2つのPWM信号の位相関係を示す図
【図5】変形例を示す図4相当図
【符号の説明】
1はバッテリ(電源)、2A及び2Bはモータ(冷却ファンモータ)、3A及び3BはパワーMOSFET(スイッチング素子)、5はπ型フィルタ、6及び7はコンデンサ、8はコイル、13A及び13Bは電源電圧補正回路、14はPWM信号生成回路(パルス幅変調信号生成回路,制御回路)、15は電圧検出部、16は増幅部、17は指令信号出力部(変調指令出力部)、51及び53は冷却ファンを示す。

Claims (4)

  1. 少なくとも一部について定格が異なる複数の冷却ファンモータを夫々独立して駆動する車両用冷却ファンモータの駆動装置において、
    複数の冷却ファンモータの駆動電圧を等価的に変化させる電圧補正回路を備えることで、複数の冷却ファンが生成する送風量を略均一とすることを特徴とする車両用冷却ファンモータの駆動装置。
  2. 前記複数の冷却ファンモータに対して直列に接続され、オン状態となることで当該冷却ファンモータを通電させる複数のスイッチング素子と、
    これら複数のスイッチング素子をスイッチングするためのパルス幅変調信号を夫々生成して出力する複数のパルス幅変調信号生成回路とを備え、
    前記電圧補正回路は、
    電源電圧と前記スイッチング素子の電源側端子に印加される電圧との差を増幅したものを出力する増幅部と、
    この増幅部より出力される電圧と外部より与えられるファンモータの駆動指令信号との差に応じて生成された電圧を、変調指令信号として前記パルス幅変調信号生成回路に出力する変調指令出力部とで構成されることを特徴とする請求項1記載の車両用冷却ファンモータの駆動装置。
  3. 前記冷却ファンモータの数は2つであり、
    2つの冷却ファンモータに対して夫々直列に接続され、オン状態となることで当該冷却ファンモータを通電させる2つのスイッチング素子と、
    これら2つのスイッチング素子がオフ状態となった場合に電源側に流れる回生電流の経路に配置され、コイル及びコンデンサで構成されるπ型フィルタと、
    駆動指令信号の入力に応じて前記2つのスイッチング素子に夫々出力する2つのパルス幅変調信号について、少なくとも一方の信号の立下り開始タイミングと、他方の信号の立上がり終了タイミングとを一致させた状態で出力する制御回路とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の車両用冷却ファンモータの駆動装置。
  4. 前記パルス幅変調信号の信号波形を、台形波状に成形するための波形成形回路を備えてなることを特徴とする請求項3記載の車両用冷却ファンモータの駆動装置。
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