JP2004072875A - 模擬故障電流発生装置および地絡点表示器の点検装置 - Google Patents

模擬故障電流発生装置および地絡点表示器の点検装置 Download PDF

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Abstract

【課題】架空送電線路の送電停止や大規模な設備などを必要とすることなく、送電鉄塔の地絡故障時に架空地線に分流する故障電流を模擬する。
【解決手段】2つの電極22,23が外部導体を介して接続されることによって、共振手段42が並列共振回路を構成する。昇圧用電池39の電池電圧に基づいて充電された充電用コンデンサ41の充電電圧が共振手段42に印加されることで、並列共振回路に故障電流を模擬する振動電流が発生し、この振動電流が模擬故障電流として外部導体に通電される。そのため、外部導体として架空地線に適用すれば、送電停止や大規模な設備を必要とすることなく架空地線に模擬故障電流を流すことができる。
【選択図】       図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、模擬故障電流発生装置および当該模擬故障電流発生装置を用いた地絡点表示器の点検装置に関し、送電鉄塔の地絡故障時に架空地線に分流する故障電流の模擬発生、および、地絡故障が発生した送電鉄塔を表示する地絡点表示器の点検に有効に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、落雷あるいは鳥獣害などによって送電鉄塔に地絡故障が発生した場合に、地絡故障が発生した送電鉄塔の早期発見を図る観点から、送電鉄塔に地絡点表示器が設けられている。地絡点表示器は、図1に示すように、送電鉄塔1をはさんで架空地線2に取付けられた検出コイル3,4と、送電鉄塔1に取付けられた故障判定表示部5とを有している。送電鉄塔1で地絡故障が発生した場合、商用周波の故障電流が、送電鉄塔1を介して大地に流れると共に、送電鉄塔1をはさんだ両側の架空地線2にI,Iとして分流する。架空地線2に分流する故障電流I,Iは、地絡故障が発生していない健全な送電鉄塔では同方向となるのに対して、地絡故障が発生した送電鉄塔1では図1に示すように逆方向になる。地絡点表示器は、架空地線2に流れるこのような故障電流I,Iを検出コイル3,4によって検出し、故障電流I,Iの位相および大きさに基づいて地絡故障が発生した送電鉄塔か否かを判定し、地絡故障が発生した送電鉄塔のみを表示する。なお、このような地絡点表示器は例えば特開平11−316256号公報に開示されている。
【0003】
このような地絡点表示器に関して、従来においては、送電鉄塔1に取付けられたままの状態で正常に動作するか否かを確認する手段がなかったので、地絡点表示器が正常に動作するか否かは実際の地絡故障の発生に委ねられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、地絡点表示器の取付不良や経年劣化などによって、地絡点表示器が地絡故障時に正常に動作しないという状態を招来するおそれがあった。地絡点表示器の取付不良は、特に架空地線への検出コイルの取付けにおいて生じやすい。図2は地絡点表示器の検出コイル3(4)の取付不良の一例を説明するための図である。検出コイル3(4)は、コイル6が巻回されたI形コア7と、I形コア7に対して一側部を支点として回動するU形コア8とを有し、コア7,8に設けられた保持部材9,10によって架空地線2を挟持するようになっている。架空地線2の径は同一ではなく異なる場合があるので、コア7,8の保持部材9,10の挟持部分よりも径が大きい場合、I形コア7とU形コア8との間にギャップが生じ、地絡点表示器の正常な動作が損なわれることとなる。
【0005】
このような観点から、本発明者は、本出願において、送電鉄塔に取付けられたままの状態で地絡点表示器が正常に動作するか否かを確認することのできる点検装置を提案するものである。ところで、架空地線に分流する故障電流は数十A〜数百Aと大きい。そのため、このような故障電流を模擬する方法として、送電を停止した状態で発電機等の使用により、このような大きな電流を架空地線に流すことが考えられる。しかしながら、これによれば、架空送電線路を送電停止にしなければならないばかりでなく、発電機等を含む大規模な設備が必要になるなどの問題があり、実施することは極めて難しい。このような観点から、送電停止が不要で且つ大規模な設備などを用いることなく、地絡故障時に架空地線に分流する故障電流を模擬できることが望まれる。
【0006】
本発明は上記観点に基づいてなされたもので、その目的は、送電停止や大規模な設備などを必要とすることなく、地絡故障時に架空地線に分流する故障電流を模擬することのできる模擬故障電流発生装置を提供することにある。
【0007】
本発明の別の目的は、地絡故障時に架空地線に分流する故障電流を模擬し、送電鉄塔に取付けられたままの状態で地絡点表示器が正常に動作するか否かを確認することのできる地絡点表示器の点検装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明においては、送電鉄塔の地絡故障時に架空地線に分流する故障電流を模擬する装置であって、電池電圧に基づいて充電用コンデンサを充電する充電手段と、回路の一部が開放され、一方の開放端が2つの電極の一方に接続され、他方の開放端が前記2つの電極の他方に接続されるようになっており、これら2つの電極が外部導体を介して電気的に接続されることによって並列共振回路を構成し、前記充電用コンデンサの充電電圧が印加されることで前記故障電流を模擬する振動電流を発生して前記外部導体に通電する共振手段と、オンされることで前記充電用コンデンサの充電電圧を前記共振手段に印加するスイッチング手段とを有する模擬故障電流発生装置によって、上記目的を達成する。
【0009】
このような構成によれば、2つの電極が外部導体を介して接続されることによって共振手段が並列共振回路を構成し、電池電圧に基づいて充電された充電用コンデンサの充電電圧が共振手段に印加されることで、並列共振回路に故障電流を模擬する振動電流が発生し、この振動電流が模擬故障電流として外部導体に通電される。そのため、外部導体として架空地線に適用すれば、送電停止や大規模な設備を必要とすることなく、架空地線に模擬故障電流を流すことができる。
【0010】
また、本発明においては、送電鉄塔の架空地線に取付けられた複数の検出コイルによって送電鉄塔の地絡故障時に架空地線に分流する故障電流を検出して地絡故障が発生した送電鉄塔を表示する地絡点表示器が正常に動作するか否かを点検するための装置であって、前記地絡点表示器の検出コイルと同数の点検装置本体と、外部操作に応答して各点検装置本体に点検信号を与えるコントローラとを備え、各点検装置本体が、前記地絡点表示器の検出コイルをはさんで架空地線に電気的に接触する2つの電極と、電池電圧に基づいて充電用コンデンサを充電する充電手段と、回路の一部が開放され、一方の開放端が前記2つの電極の一方に接続され、他方の開放端が前記2つの電極の他方に接続されており、これら2つの電極が架空地線を介して電気的に接続されることによって並列共振回路を構成し、前記充電用コンデンサの充電電圧が印加されることで前記故障電流を模擬する振動電流を発生して架空地線に通電する共振手段と、オンされることで前記充電用コンデンサの充電電圧を前記共振手段に印加するスイッチング手段と、前記コントローラからの点検信号に応答して前記スイッチング手段をオンにする受信手段とを有する地絡点表示器の点検装置によって、上記目的を達成する。
【0011】
このような構成によれば、地絡点表示器の検出コイルをはさんで架空地線に電気的に接触する2つの電極によって各点検装置本体の共振手段が並列共振回路を構成し、コントローラから点検信号が与えられることで、各点検装置本体が、電池電圧に基づいて充電された充電用コンデンサの充電電圧を共振手段に印加し、並列共振回路に故障電流を模擬する振動電流を発生して、この振動電流を模擬故障電流として架空地線に通電する。模擬故障電流は地絡点表示器の検出コイルをはさんだ架空地線の部分に通電されるので、地絡点表示器の各検出コイルに模擬故障電流が与えられ、地絡点表示器が正常に動作するか否かを確認することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図3は本発明の実施の形態の一例を示す構成図で、20は点検装置本体、21はコントローラである。なお、後述するように、本発明による点検装置は地絡点表示器の検出コイルと同数の点検装置本体20を有している。
【0013】
点検装置本体20は、2つの電極22,23と、電流発生器24と、絶縁棒25とを有している。
【0014】
電極22,23は、絶縁体からなる電極保持部材26に互いに電気的に独立して保持されている。電極保持部材26は本例ではコ字状の板状部材で、コ字状の端部26a,26bから電極22,23が角状に突出するように、電極22,23が電極保持部材26に設けられている。図4は電極22,23の側面図で、図4に示すように、電極22,23の自由端がU字状に折返されることによって、電極22,23にフック部22a,23aが形成されている。後述するように、電極22,23のフック部22a,23aは地絡点表示器の検出コイルをはさんで架空地線に掛けられ、これによって、電極22,23が架空地線に電気的に接触すると共に、点検装置本体20が架空地線に着脱自在に取付けられることとなる。更に、本例では、電極22,23が架空地線に掛かりやすくなるように、電極22,23のフック部22a,23aの先端部が外方に開いている。
【0015】
このように電極22,23を保持する電極保持部材26は、その中央部が、本例ではボルト27によって図3の矢印a−b方向に回動自在となるように絶縁棒25の一端25aに軸支されている。絶縁棒25は継手28によって伸縮自在に構成されており、地絡点表示器の検出コイルが送電鉄塔から離れている場合でも、絶縁棒25を伸ばすことによって点検装置本体20を容易に架空地線に取付けることができるようになっている。
【0016】
電流発生器24は、電極保持部材26の回動を妨げないように、電極保持部材26の近傍の絶縁棒25に設けられている。電流発生器24は、ケース29内に電流発生回路30を収納している。電流発生回路30は、後述するように、電池電圧に基づいて充電用コンデンサ41を充電し、コントローラ21からの後述する点検信号に応答して充電電圧を共振手段42に印加することによって、地絡故障時に架空地線に分流する故障電流を模擬する振動電流を発生し、この振動電流を模擬故障電流として電極22,23を介して架空地線に通電する。電流発生回路30の電源スイッチ31および後述する充電用コンデンサ41の充電完了を表示する充電完了LED32はケース29の外面に設けられており、外部からスイッチ操作することができ、また、外部から点灯の有無を視認することができるようになっている。なお、充電完了LED32は特許請求の範囲に記載された充電完了表示手段に対応している。
【0017】
コントローラ21は、本例では特定小電力と称されるような出力の小さい送信機で、点検信号送信SW33を有し、点検信号送信SW33が操作されることで点検装置本体20に点検信号を無線送信する。
【0018】
図5は点検装置本体20の電流発生回路30の一例を示す構成図で、模擬故障電流発生手段35および受信回路36を有している。模擬故障電流発生手段35は特許請求の範囲に記載された模擬故障電流発生装置に対応し、受信回路36は特許請求の範囲に記載された受信手段に対応している。模擬故障電流発生手段35および受信回路36の動作電源は、電源スイッチ31およびレギュレータ37を介して動作用電池38から与えられるようになっている。動作用電池38としては、例えば角形積層タイプの9V乾電池(006P)などが用いられる。
【0019】
模擬故障電流発生手段35は、前述した充電完了LED32に加えて、昇圧用電池39と、昇圧用電池39の電池電圧を昇圧し全波整流して出力する充電回路40と、充電回路40の出力で充電される充電用コンデンサ41と、充電用コンデンサ41の充電電圧が印加される共振手段42と、充電用コンデンサ41と共振手段42との間に挿入されたスイッチング手段43とを有している。昇圧用電池39,充電回路40および充電用コンデンサ41は特許請求の範囲に記載された充電手段に対応している。昇圧用電池39としては、例えば1個の1.5V乾電池などが用いられる。
【0020】
図6は充電回路40の一例を示す回路図であり、図7は図6の回路の動作波形図である。充電回路40は発振器44,昇圧用スイッチング手段45,昇圧トランス46,全波整流回路47および充電電圧検出手段48を有している。発振器44および充電電圧検出手段48は特許請求の範囲に記載された発振手段に対応している。
【0021】
発振器44は、電源スイッチ31およびレギュレータ37を介して与えられる動作用電池38を動作電源として、図7の(a)に示すように、発振出力として逆位相の2つの矩形波Qおよび−Qを出力する。また、発振器44は、充電電圧検出手段48からの検出電圧に基づいて充電用コンデンサ41が所定電圧に充電されたか否かを判断し、充電用コンデンサ41が所定電圧に充電されることで発振を停止して、充電完了LED32を点灯すると共に、受信回路36に充電完了信号を与える。発振器44は、その発振周波数が低いと充電用コンデンサ41の充電時間が長くなるので発振周波数を高くすることが望ましく、本例では20KHz程度の矩形波を出力するようになっている。充電電圧検出手段48は充電用コンデンサ41に並列挿入された直列接続の2つの抵抗49,50を有し、その分圧電圧が発振器44に与えられる。
【0022】
昇圧用スイッチング手段45は第1および第2のスイッチングトランジスタ51,52を有している。第1のスイッチングトランジスタ51は、コレクタが昇圧トランス46の一次コイルの一端に接続され、エミッタがグランドされていると共に、ベースに発振器44から一方の矩形波Qが与えられ、発振器44からの矩形波Qによってオン/オフ駆動されるようになっている。第2のスイッチングトランジスタ52は、コレクタが昇圧トランス46の一次コイルの他端に接続され、エミッタがグランドされていると共に、ベースに発振器44から他方の矩形波−Qが与えられ、発振器44からの矩形波−Qによってオン/オフ駆動されるようになっている。第1および第2のスイッチングトランジスタ51,52のエミッタ・コレクタ間には保護ダイオード53,54が夫々挿入されている。昇圧トランス46の一次コイルはセンタータップを有し、このセンタータップが、マイナス側がグランドされた昇圧用電池39のプラス側に接続されている。昇圧トランス46の二次コイルは全波整流回路47に接続されており、昇圧トランス46の二次側出力が全波整流された後、充電用コンデンサ41に印加されるようになっている。
【0023】
このような充電回路40において、発振器44からの矩形波Q,−Qによって第1および第2のスイッチングトランジスタ51,52がオン/オフ駆動されると、図7の(b)に示すように、昇圧トランス46の一次側に発振周波数の周期で正負交互に切換わる電圧が供給され、昇圧トランス46の一次コイルへの電圧が正から負および負から正に切換えられる際にバックサージ電圧が発生して昇圧トランス46の一次側に印加される。昇圧用電池39として1.5V乾電池を用いた場合、バックサージ電圧は乾電池の定格電圧の数十倍以上となり、図7の(c)に示す昇圧トランス46の二次側出力電圧は数百Vに達する。昇圧トランス46の出力電圧は図7の(d)に示すように全波整流され、これによって充電用コンデンサ41が充電されることとなる。
【0024】
図5に戻り、共振手段42は、共振コイル55および共振コンデンサ56を有し、その回路の一部が開放されており、一方の開放端42aが一方の電極22に接続され、他方の開放端42bが他方の電極23に接続されている。これによって、共振手段42は、2つの電極22,23が架空地線を介して電気的に接続された場合に、並列共振回路を構成するようになっている。地絡故障時に架空地線に分流する故障電流は商用周波数であるので、共振手段42の共振周波数は、地絡点表示器を動作させることができるように商用周波数もしくはその近傍になるように設定されている。このような共振手段42には、スイッチング手段43を介して充電用コンデンサ41の充電電圧が印加されるようになっている。電極22,23が架空地線を介して接続されている状態下で、共振手段42に充電電圧が印加されると、図8に示すように、故障電流を模擬する商用周波もしくはその近傍の周波数を有する振動電流が発生し、この振動電流が模擬故障電流として電極22,23を接続する架空地線に流れることとなる。
【0025】
スイッチング手段43はサイリスタ57を有し、そのゲートが抵抗58を介してグランドされているとともに受信回路36に接続されている。このようなスイッチング手段43は、受信回路36から制御信号が与えられることでオンになり、充電用コンデンサ41の充電電圧を共振手段42に印加する。
【0026】
受信回路36は、充電回路40から前述した充電完了信号が与えられた場合にコントローラ21からの点検信号の受信に応答して、スイッチング手段43に上述した制御信号を与える。受信回路36は、充電回路40から充電完了信号が未だ与えられていない場合には、コントローラ21から点検信号が送信されてもスイッチング手段43に制御信号を出力しないようになっている。
【0027】
図9は図3の構成の点検装置による地絡点表示器の点検の一例を説明するための図で、図1と同符号のものは同一物を示している。以下、図9を併用して図3の構成を有する点検装置の動作を説明する。
【0028】
本例では、地絡点表示器が2つの検出コイル3,4を有し、点検装置は点検装置本体20として検出コイル3,4と同数の点検装置本体20A,20Bを有している。各点検装置本体20A,20Bは、電源スイッチ31をオンにした後、図9に示すように架空地線2に着脱自在に取付けられる。すなわち、一方の点検装置本体20Aは地絡点表示器の一方の検出コイル3をはさむように電極22,23のフック部22a,23aが架空地線2に掛けられ、他方の点検装置本体20Bは地絡点表示器の他方の検出コイル4をはさむように電極22,23のフック部22a,23aが架空地線2に掛けられることによって取付けられる。これにより、点検装置本体20A,20Bの電極22,23は架空地線2を介して電気的に接続され、点検装置本体20A,20Bの共振手段42が並列共振回路を構成する。各点検装置本体20A,20Bは、架空地線2に流れる振動電流すなわち模擬故障電流I,Iが送電鉄塔1をはさんで互いに逆方向に流れるように、取付けられている。本例では、一方の模擬故障電流Iが図面左方向に、他方の模擬故障電流Iが図面右方向に流れるように点検装置本体20A,20Bが取付けられているが、模擬故障電流I,Iが互いに向い合う方向となるように取付けても良い。
【0029】
点検装置本体20A,20Bの電源スイッチ31のオンにより、各点検装置本体20A,20Bにおける充電用コンデンサ41の充電が開始される。すなわち、充電回路40の発振器44の駆動によって昇圧用スイッチング手段45がオン/オフ駆動され、昇圧用電池39の電池電圧に基づくバックサージ電圧が昇圧トランス46および整流回路47によって昇圧された後に全波整流され、これによって充電用コンデンサ41が充電される。充電用コンデンサ41が所定電圧に充電されると、発振器44の発振が停止し、充電完了LED32が点灯されると共に、受信回路36に充電完了信号が与えられる。各点検装置本体20A,20Bの充電完了は充電完了LED32の点灯で視認され、また、充電完了で各点検装置本体20A,20Bの受信回路36がコントローラ21からの点検信号に応答することができるようになる。
【0030】
コントローラ21から点検信号が送信されると、各点検装置本体20A,20Bの受信回路36からスイッチング手段43に制御信号が与えられ、スイッチング手段43のオンにより、充電用コンデンサ41に充電された所定電圧が共振手段42に印加される。これにより、架空地線2と電極22,23との電気接触を介して並列共振回路を構成している共振手段42に図8に示す振動電流が発生し、この振動電流が模擬故障電流I,Iとして架空地線2に流れる。各点検装置本体20A,20Bは、同一構成であるので、コントローラ21からの点検信号の送信で、模擬故障電流I,Iとしての振動電流を同時に発生することとなる。地絡点表示器に取付不良や経年劣化による不良などがなければ、地絡点表示器は、検出コイル3,4による模擬故障電流I,Iの検出に基づいて地絡故障を検出表示することとなる。これにより、送電鉄塔1に取付けられている地絡点表示器が正常に動作するか否かを確認することができる。
【0031】
図10は図3の電流発生回路30の別の例を示す構成図で、図5と同符号のものは同一物を示している。図11は図10の電流発生回路30を有する点検装置本体20に用いられるコントローラの構成図である。
【0032】
本例では、図11のコントローラ60が、点検信号送信スイッチ33が操作されることで先のコントローラ21と同様に点検信号を送信することに加えて、駆動信号送信スイッチ61を有し、この駆動信号送信スイッチ61が操作されることで点検装置本体20に駆動信号を送信するようになっている。電流発生回路30は、オンされることで充電回路40に動作電源を供給するスイッチ回路62を更に有していると共に、受信回路63が、コントローラ60からの点検信号の受信に応答してスイッチング手段43に制御信号を与える前述した機能に加えて、コントローラ60からの駆動信号の受信に応答してスイッチ回路62にオン信号を与え、スイッチ回路62をオンにする機能を有している。スイッチ回路62は、電源スイッチ31がオンにされてもオフ状態で、受信回路63からオン信号が与えられることでオン状態になり、電源スイッチ31がオフされることでオフ状態になる。受信回路63は、電源スイッチ31がオンされることでコントローラ60からの駆動信号に応答可能な状態となり、駆動信号の受信でスイッチ回路62にオン信号を与える。コントローラ60からの点検信号に対する受信回路63の応答は、先の受信回路36で述べた通りである。また、その他の構成および動作については前述した通りである。
【0033】
このような構成によれば、点検装置本体20の電源スイッチ31のオンによって充電回路40による充電が開始することはなく、点検装置本体20を架空地線2に取付けた後にコントローラ60の駆動信号送信スイッチ61の操作で充電を開始させることができる。そのため、点検装置本体20の取付中に感電するようなことを有効に防止することができる。
【0034】
以上述べた例ではコントローラから点検装置本体に信号を無線送信するようにしたが、これに限定するものではなく、信号線の取扱いの煩わしさを考慮しなければ有線で与えるようにすることもできる。また、地絡点表示器が2つの検出コイルを有する場合を例に説明したが、架空地線が3方向に分かれているT分岐、あるいは、4方向に分岐しているX分岐の場合には、地絡点表示器は3つあるいは4つの検出コイルを有しているので、検出コイルと同数の点検装置本体が用いられることとなる。また、絶縁棒を伸縮自在としたが、竹製の釣竿のように継ぎ足すことによって伸ばすことができるように構成してもよい。また、動作用電池と昇圧用電池とを夫々別々に設けたが、これに限定するものではなく、別々に設けることなく同一の電池から動作用および昇圧用電源を与えるようにしてもよい。また、電流発生器を電極保持部材の近傍の絶縁棒に設けたが、電極保持部材から更に離して絶縁棒に設けるようにしてもよい。更に、上述の例ではバックサージ電圧を昇圧トランスで昇圧するようにしたが、これに限定するものではなく、故障電流を模擬する振動電流の発生に必要な電圧に充電用コンデンサを充電することが可能な昇圧手段であればよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、2つの電極が外部導体を介して接続されることによって共振手段が並列共振回路を構成し、電池電圧に基づいて充電された充電用コンデンサの充電電圧を共振手段に印加することで、並列共振回路に故障電流を模擬する振動電流を発生させ、この振動電流を模擬故障電流として外部導体に通電するようにしたので、例えば外部導体として架空地線に適用すれば、送電停止や大規模な設備を必要とすることなく、架空地線に模擬故障電流を流すことができる。
【0036】
また、本発明によれば、地絡点表示器の検出コイルをはさんで架空地線に電気的に接触する2つの電極によって各点検装置本体の共振手段が並列共振回路を構成し、コントローラから点検信号が与えられることで、各点検装置本体が、電池電圧に基づいて充電された充電用コンデンサの充電電圧を共振手段に印加し、並列共振回路に故障電流を模擬する振動電流を発生して、この振動電流を模擬故障電流として架空地線に通電するようにしたので、地絡点表示器の各検出コイルに模擬故障電流が与えられ、送電鉄塔に取付けられたままの状態で地絡点表示器が正常に動作するか否かを確認することができる。
【0037】
また、電池電圧に基づいてバックサージ電圧を発生させ、このバックサージ電圧を昇圧して充電用コンデンサを充電するようにしたので、充電手段を大型化することなく、地絡故障時に架空地線に分流する故障電流を模擬するに十分な高電圧を与えることができる。
【0038】
また、オンされることで充電手段に動作電源を供給するスイッチ回路を設け、受信手段がコントローラからの駆動信号に応答してスイッチ回路をオンにするようにしたので、点検装置本体を架空地線に取付けた後に充電を開始させることができ、点検装置本体の取付中に感電するようなことを有効に防止することができる。
【0039】
また、コントローラから点検装置本体の受信手段に信号を無線送信するようにしたので、有線で行なうことに伴う信号線の取扱いの煩わしさがなく、作業性の向上を図ることができる。
【0040】
更に、充電用コンデンサが所定電圧に充電された場合に、受信手段がコントローラからの点検信号に応答してスイッチング手段をオンにするようにしたので、所定電圧の充電前に過誤により点検信号が送信されてもスイッチング手段がオンすることはなく、常に所定電圧を共振手段に印加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は地絡点表示器の説明図である。
【図2】図2は地絡点表示器の取付不良の一例を説明するための図である。
【図3】図3は本発明の実施の形態の一例を示す構成図である。
【図4】図4は図3の電極22,23の側面図である。
【図5】図5は図3の電流発生回路の一例を示す構成図である。
【図6】図6は図5の充電回路の一例を示す回路図である。
【図7】図7は図6の回路の動作波形図である。
【図8】図8は図5の共振手段が発生する振動電流の波形図である。
【図9】図9は図3の構成の点検装置による地絡点表示器の点検の一例を説明するための図である。
【図10】図10は図3の電流発生回路の別の例を示す構成図である。
【図11】図11は図10の電流発生回路を有する点検装置本体に用いられるコントローラの構成図である。
【符号の説明】
1 送電鉄塔
2 架空地線
3,4 検出コイル
20,20A,20B 点検装置本体
21,60 コントローラ
22,23 電極
32 充電完了LED
33 点検信号送信スイッチ
35 模擬故障電流発生手段
36,63 受信回路
39 昇圧用電池
40 充電回路
41 充電用コンデンサ
42 共振手段
42a,42b 開放端
43 スイッチング手段
44 発振器
45 昇圧用スイッチング手段
46 昇圧トランス
47 整流回路
48 充電電圧検出手段
61 駆動信号送信スイッチ
62 スイッチ回路

Claims (7)

  1. 送電鉄塔の地絡故障時に架空地線に分流する故障電流を模擬する装置であって、
    電池電圧に基づいて充電用コンデンサを充電する充電手段と、
    回路の一部が開放され、一方の開放端が2つの電極の一方に接続され、他方の開放端が前記2つの電極の他方に接続されるようになっており、これら2つの電極が外部導体を介して電気的に接続されることによって並列共振回路を構成し、前記充電用コンデンサの充電電圧が印加されることで前記故障電流を模擬する振動電流を発生して前記外部導体に通電する共振手段と、
    オンされることで前記充電用コンデンサの充電電圧を前記共振手段に印加するスイッチング手段とを有する模擬故障電流発生装置。
  2. 前記充電手段が、
    昇圧トランスと、
    発振出力として矩形波を出力し、前記充電用コンデンサが所定電圧に充電されることで発振を停止する発振手段と、
    前記発振手段の発振出力によってオン/オフ駆動され、前記電池電圧を正負交互に切換えて前記昇圧トランスの一次側に供給し、当該切換時に発生する正負交互のバックサージ電圧を前記昇圧トランスの一次側に印加する昇圧用スイッチング手段と、
    前記昇圧トランスの昇圧出力を全波整流して前記充電用コンデンサを充電する整流回路とを有する請求項1に記載の模擬故障電流発生装置。
  3. 送電鉄塔の架空地線に取付けられた複数の検出コイルによって送電鉄塔の地絡故障時に架空地線に分流する故障電流を検出して地絡故障が発生した送電鉄塔を表示する地絡点表示器が正常に動作するか否かを点検するための装置であって、
    前記地絡点表示器の検出コイルと同数の点検装置本体と、
    外部操作に応答して各点検装置本体に点検信号を与えるコントローラとを備え、
    各点検装置本体が、
    前記地絡点表示器の検出コイルをはさんで架空地線に電気的に接触する2つの電極と、
    電池電圧に基づいて充電用コンデンサを充電する充電手段と、
    回路の一部が開放され、一方の開放端が前記2つの電極の一方に接続され、他方の開放端が前記2つの電極の他方に接続されており、これら2つの電極が架空地線を介して電気的に接続されることによって並列共振回路を構成し、前記充電用コンデンサの充電電圧が印加されることで前記故障電流を模擬する振動電流を発生して架空地線に通電する共振手段と、
    オンされることで前記充電用コンデンサの充電電圧を前記共振手段に印加するスイッチング手段と、
    前記コントローラからの点検信号に応答して前記スイッチング手段をオンにする受信手段とを有する地絡点表示器の点検装置。
  4. 前記点検装置本体が、更に、オンされることで前記充電手段に動作電源を供給するスイッチ回路を含み、
    前記コントローラが、更に、外部操作に応答して前記スイッチ回路をオンにするための駆動信号を与え、
    前記点検装置本体の前記受信手段が、更に、前記コントローラからの駆動信号に応答して前記スイッチ回路をオンにするようにした請求項3に記載の地絡点表示器の点検装置。
  5. 前記コントローラから前記点検装置本体の前記受信手段への信号が無線送信される請求項3又は4に記載の地絡点表示器の点検装置。
  6. 前記充電手段が前記充電用コンデンサを所定電圧に充電することで充電を停止し、
    前記受信手段が、前記充電用コンデンサが前記所定電圧に充電された場合に、前記コントローラからの点検信号に応答して前記スイッチング手段をオンにする請求項3乃至5の何れかに記載の地絡点表示器の点検装置。
  7. 前記充電手段が、
    昇圧トランスと、
    発振出力として矩形波を出力し、前記充電用コンデンサが前記所定電圧に充電されることで発振を停止する発振手段と、
    前記発振手段の発振出力によってオン/オフ駆動され、前記電池電圧を正負交互に切換えて前記昇圧トランスの一次側に供給し、当該切換時に発生する正負交互のバックサージ電圧を前記昇圧トランスの一次側に印加する昇圧用スイッチング手段と、
    前記昇圧トランスの昇圧出力を全波整流して前記充電用コンデンサを充電する整流回路と、
    前記充電用コンデンサが前記所定電圧に充電された場合に充電完了を表示する充電完了表示手段とを有する請求項6に記載の地絡点表示器の点検装置。
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