JP2004072604A - 光分岐挿入装置 - Google Patents

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小澤 潤
Yoshihiko Noro
野呂 良彦
Kiyoshi Morita
森田 清
Yoshiatsu Yokoo
横尾 芳篤
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Abstract

【課題】フィルタ点数削減により構造の簡略、小型、低コスト化を図る。
【解決手段】光分岐挿入装置100において、特定波長光を分岐・挿入する分岐挿入部110と、入力用光ファイバ91よりの入力光を分岐挿入部に出射する入力光用コリメータ101と、分岐挿入部からの出力光を出力用光ファイバ92に入射する出力光用コリメータ102とを有する。分岐挿入部110は、波長選択フィルタ105と、分岐光用コリメータ104と、挿入光用コリメータ103とを備え、これらは、分岐挿入部110に入射されて波長選択フィルタ105を透過した光が、分岐光用コリメータ104に入射して外部へ伝送され、且つ、挿入光用コリメータ103から出射された光が、同じ波長選択フィルタ105の反対側より入射して、波長選択フィルタ105で反射された他波長の光と合波されるように配置されている。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信等の分野において、例えば中継局に向けて信号光を分岐したり、中継局からの信号光を挿入したりするための光分岐挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
波長多重方式の光通信システムでは、1本の光ファイバ上に複数の波長の光信号を多重化することができる。この方式によれば、1本の光ファイバを多重化により有効に活用できるようになる上、波長を単位として信号を中継局に向けて取り出したり、同時に中継局からの信号を挿入したりすることが可能になる。例えば、波長多重方式において波長単位で信号を取り出す場合には、幹線から読み出した信号を波長空間で分離し、しかるべき波長の信号だけを中継局に向けて取り出すことができる。ここで、光信号を識別する一つの方法としては、誘電体多層膜からなる波長選択フィルタを利用する方法がある。例えば、SiO2 及びTa2O5 を多層に積層した光学フィルタを用いることにより、所定の波長の光学信号をシャープに取り出すことができるとされている。
【0003】
このような波長選択フィルタを用いた光分岐挿入装置の例は、特開平11−337765号公報に開示されている。同公報に開示された技術を図5に簡略化して示す。図5の光分岐挿入装置10は、波長選択フィルタ6、7を介してそれぞれコリメートレンズ8a、8b、9a、9bを対向配置した構造のフィルタモジュール11、12と、入出力用の各光ファイバ1〜5とを有している。
【0004】
この光分岐挿入装置10の機能について述べる。
光ファイバ1からフィルタモジュール11に入力した波長多重光のうち、波長選択フィルタ6を透過した波長の光は、光ファイバ3により、外部(図示略)に分岐される。波長選択フィルタ6で反射された光は、この光分岐挿入装置10に入力された波長多重光から光ファイバ3に取り出した波長の光信号を除いた全ての信号成分を持っており、光ファイバ2を経由してフィルタモジュール12に入力される。この光信号は、波長選択フィルタ6と同一の波長選択特性を持つ波長選択フィルタ7で反射される。一方、外部より光ファイバ4を通じてフィルタモジュール12に挿入された光は、波長選択フィルタ7を通過して、前記波長選択フィルタ7で反射された光信号と合成された上で、光ファイバ5に入力される。このようにして、外部への光の分岐・挿入が行われる。
【0005】
上述した図5の光分岐挿入装置10では、外部に取り出されて利用される信号が、固定した波長の光信号である場合を想定しているが、外部に取り出される信号の波長が固定されていない場合もある。例えば、回線の混雑、もしくは回線の障害を避けるため、既定の波長以外の信号を利用するケースもあり得る。このような場合、外部に取り出す新たな波長の信号の追加、もしくは利用する波長の変更を行う必要が生じる。
【0006】
このような外部に取り出される信号の波長が固定されない場合を想定し、回線の故障や混雑状況に応じて柔軟に分岐する波長を選択できるようにした光分岐挿入装置が、S.V.Kartalopoulos著「Introduction to DWDM Technology」153ページ等に一般的な形で開示されている。このタイプの光分岐挿入装置は、ROADM(= Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer=再配置可能光分岐挿入装置)」と呼ばれている。
【0007】
図6に3チャンネルのROADMの例を示す。
この光分岐挿入装置20は、入力される光を分波する光分波部21と、分波された各光に対して設けられ、(a)分波された各光をそのまま透過させるか、あるいは、(b)分波された各光を外部に分岐すると共に外部からの光を挿入するか、のいずれかの状態を選択可能な光スイッチ30と、外部に分岐されなかった光と外部から挿入された光とを合波する光合波部26とを有している。ここでは、光分波部21及び光合波部26としては、各3個のフィルタモジュール22、23、24、27、28、29が使用され、光スイッチ30としては、3個の2×2型光スイッチ31、32、33が使用されている。
【0008】
この光分岐挿入装置20の基本動作を説明する。
まず、光伝送路(幹線)からの波長多重の入力光は、光ファイバ41を経由して光分波部21に入力される。入力光は、フィルタモジュール22、23、24を順次通過することで、各波長ごとに分波される。分波された光は、それぞれ光ファイバ51、52、53に進み、対応する光スイッチ31、32、33に入力される。ここで、光スイッチ31、32、33により、各波長の光は、外部に分岐されるか、そのまま透過されるかを選択される。
【0009】
ここで、一例として、第1の光スイッチ31の信号が外部に取り出され、第2、第3の光スイッチ32、33の信号が直接、光合波部26を経由して幹線に戻されるケースを説明する。
【0010】
第2、第3の光スイッチ32、33を透過した信号光は、光ファイバ57、58を通って、光合波部26の各フィルタモジュール28、29に入力されて、フィルタモジュール28、29で、光ファイバ42を経由してきた信号光と合波される。一方、第1の光スイッチ31に入力した信号は外部に分岐され、同時に外部から挿入される光が光スイッチ31を介して、光合波部26のフィルタモジュール27に入力される。光合波部26のフィルタモジュール27では、他のフィルタモジュール28、29を経由した信号と、外部から挿入された信号とが合波されて、出力用光ファイバ43に送り出される。その結果として、入力用光ファイバ41の信号は、フィルタモジュール22で一部の波長の信号が取り出され、同一波長の別な信号に置き換えられた形態で、出力用光ファイバ43に送出されることになる。
【0011】
この例では、第1の光スイッチ31を利用して信号の分岐・挿入を行う例を説明したが、一般的にROADMタイプの光分岐挿入装置では、光スイッチの状態を選択することで、使用する波長及びその数を選択することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の光分岐挿入装置10、20には、以下のような問題点があった。
第1に、多数の部品が光ファイバで接続されているため、回路として煩雑な構造になっていることである。これは、回路製造上の問題があるばかりでなく、使用上も、必要以上に大きな回路を利用することになるという不具合をもたらしている。
【0013】
第2に、比較的価格の高い波長選択フィルタを、1波長の処理につき2個使用しているため、光分岐挿入装置が高価となることである。
【0014】
第3に、図6に示すようなROADMの場合には、結果的に何ら信号処理をせずに通過する信号に対してすら、2個のフィルタモジュールを使用することになっている。フィルタの処理は、不可避的に信号の損失を伴うので、ROADMにおいて単に信号を通過させるためだけにフィルタモジュールによる処理を2度行うことは、信号をいたずらに劣化させることになっている。
【0015】
本発明の第1の目的は、フィルタの点数削減により、構造の簡略化、小型化、低コスト化を図れるようにした光分岐挿入装置を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、その上で更に、損失の少ない光分岐挿入装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、入力用光伝送路より伝送されてきた波長多重入力光から、選択的に特定の波長帯域の光を外部に分岐して取り出す機能と、分岐された光と同じ波長帯域の光を外部より挿入して合波し、波長多重出力光として出力用光伝送路へ出力する機能とを有した光分岐挿入装置であって、前記入力光に対して外部との間で特定の波長帯域の光を分岐・挿入する分岐挿入部と、前記入力用光伝送路より伝送されてきた入力光をコリメートして前記分岐挿入部に向けて出射する入力光用コリメータと、前記分岐挿入部から出射される出力光を受けて集光して前記出力用光伝送路に結合する出力光用コリメータとを有し、前記分岐挿入部は、特定の波長帯域の光を透過し且つそれ以外の光を反射する波長選択フィルタと、外部に分岐される光を受けて集光する分岐光用コリメータと、外部より挿入される光をコリメートする挿入光用コリメータとを備えると共に、これら波長選択フィルタと分岐光用コリメータ及び挿入光用コリメータは、分岐挿入部に入射されて前記波長選択フィルタを透過した光が、前記分岐光用コリメータに入射して外部へ伝送され、且つ、前記挿入光用コリメータから出射された光が、同じ前記波長選択フィルタの反対側より入射して、波長選択フィルタで反射された他波長の光と合波されるように配置されていることを特徴とする。
【0017】
本発明では、光の入出力部分にコリメータを使用し、部品間で光を空間伝播させるようにしたので、部品間を光ファイバで接続する必要がなくなり、製造の容易化及び装置の小型化が可能になる。また、不良時の部品交換も容易に行えるようになる。また、1波長の分岐挿入処理に波長選択フィルタを1個使用すればよいので、高価なフィルタの個数を削減することができ、光分岐挿入装置の低コスト化が可能になる。
【0018】
請求項2の発明は、請求項1に記載の光分岐挿入装置において、前記分岐挿入部が複数設けられており、前記入力光用コリメータ、出力光用コリメータ、及び複数の分岐挿入部は、入力光用コリメータから出射した入力光が、複数の分岐挿入部に順次入射して分岐・挿入された後、出力光として出力光用コリメータに入射されるように配置されていることを特徴とする。
【0019】
本発明では、複数の分岐挿入部を設けているので、複数の波長の光を外部に分岐したり外部から挿入したりすることができるようになる。
【0020】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の光分岐挿入装置において、前記分岐挿入部に対応して、分岐されるべき光が入射される光入射側に光路切替部が設けられており、該各光路切替部が、
(a)対応する分岐挿入部へ光を透過する;
(b)対応する分岐挿入部に光を送らずに、隣接する下流側の切替部または出力光用コリメータに光を送る;
のいずれかの状態に切替可能とされていることを特徴とする。
【0021】
本発明では、光路切替部を切替操作することによって、入力光用コリメータから出射される波長多重光のうち、外部への分岐挿入処理を行う波長及びその数を任意に選択して組み合わせることができる。しかも、分岐挿入処理しない波長の光については、分岐挿入部の波長選択フィルタを通過させずにすむようになる。つまり、波長選択フィルタでの処理回数を最小限に抑えることができるようになる。このため、波長選択フィルタ通過時の無駄な損失を極力減らすことができ、損失の小さい分岐挿入装置を提供することができる。
【0022】
請求項4の発明は、請求項3に記載の光分岐挿入装置において、前記光路切替部が可動プリズムからなり、該可動プリズムが、光路を妨げずに前記(a)の状態を成立させる第1の位置と、光路を妨げて入射する光を反射して前記(b)の状態を成立させる第2の位置と、の間で可動となっていることを特徴とする。
【0023】
本発明では、可動プリズムを第1の位置に移動することで、前記(a)の状態を成立させることができ、第2の位置に移動することで、前記(b)の状態を成立させることができ、光路切替部に可動プリズムを採用したので、低コスト化を図ることができる。
【0024】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の光分岐挿入装置において、前記各コリメータが、同一基板上に形成されたV溝上に固定されていることを特徴とする。
【0025】
本発明では、同一基板上に形成されたV溝上に各コリメータを固定しているので、組み立てが容易である。
【0026】
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の光分岐挿入装置において、前記各コリメータが、光軸が互いに平行になるように形成されたV溝に固定されており、反射鏡により光路が調整されていることを特徴とする。
【0027】
本発明では、光軸が互いに平行になるように形成したV溝に各コリメータを固定し、光路を反射鏡で調整するようにしたので、部品通過時の光路ずれを反射鏡で補正することができ、結合効率の良い光分岐挿入装置を得ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態に係る光分岐挿入装置100を示す図である。
この光分岐挿入装置100は、入力用光伝送路(幹線)である光ファイバ91から入力される波長多重光(入力光)を、平行ビームに変換(コリメート)して出射する入力光用コリメータ101と、入力光に対して外部との間で特定波長帯域の光を分岐・挿入する分岐挿入部110と、分岐挿入処理された平行ビームからなる出力信号光を集光させて、出力用光伝送路である光ファイバ92に入力する出力光用コリメータ102とを有している。
【0029】
この入力光用コリメータ101、出力光用コリメータ102、及び分岐挿入部110は、入力光用コリメータ101から出射した入力光が分岐挿入部110に入射して、所望の光信号の分岐及び挿入が行われた後、出力光として出力光用コリメータ102に入射される光路を形成するように配置されている。
【0030】
分岐挿入部110は、特定の波長帯域の光を透過し且つそれ以外の波長の光を反射する波長選択フィルタ105と、外部に分岐される光を受けて集光して分岐用光ファイバ93に結合する分岐光用コリメータ104と、外部から光ファイバ94を通して挿入される光をコリメートする挿入光用コリメータ103とを備えている。これら波長選択フィルタ105と分岐光用コリメータ104及び挿入光用コリメータ103は、分岐挿入部110に入射されて波長選択フィルタ105を透過した光が、分岐光用コリメータ104に入射して外部へ伝送され、且つ、挿入光用コリメータ103から出射された光が、同じ波長選択フィルタ105の反対側より入射して、波長選択フィルタ105で反射された他波長の光と合波されるように配置されている。
【0031】
本実施形態に使用されている入力光用コリメータ101、出力光用コリメータ102、分岐光用コリメータ104、挿入光用コリメータ103の各コリメータは、いずれも光ファイバと光学的に結合するコリメートレンズで構成され、光ファイバの信号光を平行光に変換(コリメート)して空間に向けて出射したり、空間伝送されてきた平行光を光ファイバの端面に集光させて入射したりする機能を果たす。
【0032】
コリメートレンズとしては、取り扱いが容易な点から、ロッド状のレンズを用いるのが好ましい。このようなロッド状のレンズとしては、端部に非球面が形成されたものがレンズ光学特性の点では望ましいが、必ずしもこれに限定されるものではなく、屈折率分布レンズ、モールド技術等で作成される球面レンズや非球面レンズ等を使用することも可能である。各コリメータは、例えば、コリメートレンズと同じ径の保持具に光ファイバを固定し、コリメートレンズ及び光ファイバ付き保持具をガラスやステンレスなどの金属製の共通の筒状部材に挿入固定することで形成することができる。
【0033】
また、本実施形態の波長選択フィルタ105としては、特定の波長帯域の光を透過し、他の波長帯域の光を反射する機能を有するものを用いる。このようなフィルタとしては、ガラスなどの透光性基板上に誘電体多層膜が形成された誘電体多層膜フィルタを用いることができる。
【0034】
前記各コリメータ101〜104は、同一基板30上の所定の位置に形成された図示略のV溝上にそれぞれ位置決め固定されている。入力光用コリメータ101及び出力光用コリメータ102は、矩形の基板30の一方の辺に近い位置に、互いに隣接するように配置され、これに対向する辺に近い位置に、分岐光用コリメータ104及び挿入光用コリメータ103が、互いに隣接するように配置されている。入力光用コリメータ101と挿入光用コリメータ103の各出射端、及び、出力光用コリメータ102と分岐光用コリメータ104の各入射端は、互いに基板30の内側に向けられている。また、入力光用コリメータ101及び分岐光用コリメータ104は、波長選択フィルタ105を挟んで互いに対向しており且つその光軸がほぼ一致するように配置されている。各コリメータ101〜104が配置されるV溝は互いに平行に形成されており、各コリメータ101〜104の光軸が互いに平行に設定されている。
【0035】
各コリメータ101〜104及び波長選択フィルタ105の各素子は、それら素子間を光信号が空間伝播するように配置されている。また、上述した光路、つまり、入力光用コリメータ101から出射した入力光が分岐挿入部110に入射し、分岐挿入部110の波長選択フィルタ105を透過した光が、分岐光用コリメータ104に入射して外部へ伝送され、且つ、挿入光用コリメータ103から出射された光が同じ波長選択フィルタ105の反対側より入射して、波長選択フィルタ105で反射された他波長の光と合波され、光信号の分岐及び挿入が行われた後の出力光が出力光用コリメータ102に入射されるという光路を形成するため、基板30上には、光路補正用の反射鏡106、107が配置されている。また、波長選択フィルタ105を通過時の光路のずれを補正するため、補正用基板108が波長選択フィルタ105と分岐光用コリメータ104との間に配置されている。
【0036】
なお、各コリメータ101〜104等の固定に使用する基板30としては、シリコン基板、ガラス基板、アルミニウム等の金属基板などを使用することができる。また、基板30に形成するコリメータ配置用のV溝は、研削で形成することができる。ガラス基板を用いた場合には、プレス成形により型の形状を転写することで、V溝を形成することもできる。また、基板30に、波長選択フィルタ105や、反射鏡106、107、光路補正用基板108の固定用のスリット等の溝を設けてもよい。
【0037】
また、本実施形態の反射鏡106、107としては、光路を変更できるものであれば何でも利用できるが、角度の調整が容易な点から、2軸方向にミラー面を調整することが可能な、いわゆるジンバル(Gimbal)型ミラーを用いるのが好ましい。勿論これに限定されるものではない。
【0038】
また、本実施形態において、波長選択フィルタ105と分岐光用コリメータ104との間に配置されている光路補正用基板108は、波長選択フィルタ105の基板と同じ材料のほぼ同じ厚みの基板から構成されており、波長選択フィルタ105を通過した際に発生する光路のずれを補正する機能を果たす。この光路補正用基板108は、波長選択フィルタ105で生じる光路のずれを相殺するように、波長選択フィルタ105を通過する光に対し、波長選択フィルタ105と対称な傾きを有するように配置される。この光路補正用基板108は、必要に応じて設ければよく、代わりに光路補正用の反射鏡を設けてもよい。
【0039】
この光分岐挿入装置100は、次のようにして製造することができる。
まず、光ファイバとコリメートレンズを用いて、各コリメータ101〜104を形成する。次に、基板30上の所定の位置に形成されたV溝に各コリメータ101〜104を固定する。また、波長選択フィルタ105及び反射鏡106、107を所定の位置に配置し、各コリメータ101〜104との間で所定の光路が得られるように微調整して固定する。波長選択フィルタ105や反射鏡106、107等は、基板30上に形成したスリット等に挿入して固定してもよい。
【0040】
次に、上記光分岐挿入装置100の作用について説明する。
まず、入力用光伝送路である光ファイバ91より入力された波長多重光(入力光)は、入力光用コリメータ101から平行光となって出射される。この光は、空間を伝播し、波長選択フィルタ105の一方の面側(以下表側とする)から入射される。波長多重光のうち、予め選択された特定の波長の光のみが、波長選択フィルタ105を透過し、波長選択フィルタ105の他方側の面(以下裏側)から空間に出射される。その他の波長の光は、波長選択フィルタ105で反射される。波長選択フィルタ105を透過した光は、光路補正用基板108を通過して分岐光用コリメータ104に入射し、集束されて光ファイバ93を経由して外部に送られる。
【0041】
一方、外部から挿入される光は、挿入光用コリメータ103から平行ビームとして出射され、空間を伝播し、反射鏡107で反射されて、波長選択フィルタ105の裏側から波長選択フィルタ105に入射し、これを通過し、波長選択フィルタ105の表側より出射される。このとき、この光は、最初に入力光用コリメータ101から入射された波長多重光のうち、波長選択フィルタ105で反射された光と合波される。
【0042】
なお、入力光用コリメータ101側(表側)から波長選択フィルタ105を通過する光の光路が波長選択フィルタ105となす角度と、挿入光用コリメータ103側(裏側)から波長選択フィルタ105を通過する光の光路が波長選択フィルタ105となす角度とが同じになるように、これらの光路が波長選択フィルタ105に垂直な面に対して対称に形成されている。
【0043】
そして、波長選択フィルタ105にて合波された光は、空間を伝播し、反射鏡106で反射された後、出力光用コリメータ102に入射され、出力用光伝送路である光ファイバ92へ送り出される。このようにして、入力された波長多重光に対し、外部への特定の波長の信号光の分岐・挿入が行われる。
【0044】
このように、本実施形態の光分岐挿入装置100によれば、光の入出力部分にコリメータ101〜104を使用し、部品間で光を空間伝播させるようにしたので、部品間を光ファイバで接続する必要がなくなり、製造の容易化及び装置の小型化が可能になると共に、不良時の部品交換も容易に行えるようになる。また、1波長の分岐挿入処理に波長選択フィルタ105を1個使用すればよいので、高価なフィルタの個数を減らすことができて、製造コストの低減が可能になる。
【0045】
また、同一基板30上に形成したV溝上に各コリメータ101〜104を固定するようにしたので、組み立てが容易にできる。また、光路を反射鏡106、107で調整するようにしたので、部品通過時の光路ずれも補正することができ、結合効率を高めることができる。
【0046】
なお、本実施形態では、入力光用コリメータ101と分岐光用コリメータ104を互いに対向した位置に配置し、挿入光用コリメータ103及び出力光用コリメータ102と波長選択フィルタ105との各間にそれぞれ光路補正用の反射鏡107、106を設けた構成としたが、上記の光路が形成できるのであれば、適宜他の配置としてもよい。
【0047】
<第2実施形態>
図2は本発明の第2実施形態に係る光分岐挿入装置200を示す図である。
この光分岐挿入装置200は、第1実施形態の光分岐挿入装置100における分岐挿入部110が、複数(110a、110b、110cの3個)設けられている点で第1の実施の形態と異なる。更に、これらの分岐挿入部110a、110b、110c同士の間の光路に、光路を補正するための反射鏡111〜114が設けられている。その他の各部の構成は、第1実施形態の光分岐挿入装置100と同様であるので、各要素に対応する符号(3桁数字)にa、b、cの符号を追加して付することで、以下の説明を簡略化する。
【0048】
複数の分岐挿入部110a、110b、110cを連絡する光路は、1つの分岐挿入部からの分岐挿入後の出力光が、順次隣接する下流側の分岐挿入部へと入力されるように反射鏡111〜114を配することで形成されている。各分岐挿入部110a、110b、110cには、それぞれ異なる波長選択特性(λ1〜λ3)を有する波長選択フィルタ105a、105b、105cが備えられており、入力光用コリメータ104から入射された入力光は、まず、最上流側にある分岐挿入部110aに入射される。そして、入力光は、所定波長の光の分岐・挿入が行われながら、順次下流側への分岐挿入部へと送られ、最下流にある分岐挿入部110cからの出力光は、反射鏡106を介して、出力光用コリメータ102に入射されるようになっている。
【0049】
各分岐挿入部110a、110b、110cでの光の分岐・挿入については、第1実施形態の光分岐挿入装置100で説明したとおりである。本実施形態の光分岐挿入装置200では、分岐光は分岐挿入部110a、110b、110cにそれぞれ設けられた分岐光用コリメータ104a、104b、104cを介して外部へと送られる。一方、外部から挿入される所定波長の光は、各分岐挿入部110a、110b、110cの挿入光用コリメータ103a、103b、103cを介して、それぞれ波長選択フィルタ105a、105b、105cに入射され、同フィルタ105a、105b、105cを透過して、他波長の光と合波された後、最終的に出力光として、出力光用コリメータ102に入射されて出力用光伝送路としての光ファイバ92へ送り出される。
【0050】
この光分岐挿入装置200によれば、各波長λ1〜λ3に対応した複数の分岐挿入部110a、110b、110cを設けているので、複数の波長の光を外部に分岐して取り出したり外部から挿入したりすることができる。
【0051】
<第3実施形態>
図3は本発明の第3実施形態に係る光分岐挿入装置300を示す図である。
この光分岐挿入装置300は、第2実施形態の光分岐挿入装置200の各分岐挿入部110a、110b、110cの光入射側に、それぞれに対応させて光路切替部115a、115b、115cが設けられ、ROADM(再配置可能光分岐挿入装置)として構成されている点で、第2実施形態の光分岐挿入装置200と異なっている。また、各分岐挿入部110a、110b、110cから出射される光の光路切替部115a、115b、115cへの光路を形成するために、更に反射鏡106a、106b、106cが設けられている。他の構成は第2実施形態と同様であるので、説明を簡略化する。
【0052】
前記光路切替部115a、115b、115cは、自身に入射する光を、
(a)対応する分岐挿入部に光を透過する;
(b)対応する分岐挿入部に光を透過させずに、隣接する下流側の光路切替部または出力光用コリメータ102に光を送る;
のいずれかの状態に切り替えるものである。
【0053】
本実施形態における光路切替部115a、115b、115cは、可動プリズム116a、116b、116cからなっている。これらの可動プリズム116a、116b、116cは、それぞれ対応する分岐挿入部110a、110b、110cに入射される光の光路を遮らない第1の位置(退避位置)と、この光路上に配置される第2の位置(反射位置)との間を移動可能とされている。移動の方向としては、基板(ここでは図示省略)に対して垂直な上下方向でもよいし、基板に対して平行な平面方向のいずれであってもよい。
【0054】
可動プリズム116a、116b、116cが退避位置にある場合は、光は可動プリズム116a、116b、116cがないものとして透過する。つまり、前記(a)の状態が成立する。また、可動プリズム116a、116b、116cが反射位置(第2の位置)にある場合は、可動プリズム116a、116b、116cで反射された光は、下流側にある光路切替部115b、115c、あるいは、最下流側の可動プリズム116cの場合は、出力光用コリメータ102にそのまま送られる。つまり、前記(b)の状態が成立する。
【0055】
次に作用を述べる。
分岐挿入部110a及びそれに対応する光路切替部115aを例として参照しながら説明する。入力光用コリメータ101より出射された光は、光路切替部115aの可動プリズム116aが、分岐挿入部110aに入射される光の光路を遮らない退避位置にある場合には、そのまま直進して分岐挿入部110aに入射し、特定波長λ1の光の分岐・挿入が行われたのち、下流側の光路切替部115bに送られる。
【0056】
一方、光路切替部115aの可動プリズム116bが、分岐挿入部110aへの入射光を遮る反射位置にある場合には、入力光用コリメータ101から出射された光は、プリズム116bで反射され、反射鏡111、112を介して、下流側の光路切替部115bにそのまま送られる。このとき、分岐挿入部110aでのλ1の光の分岐・挿入処理は行われないため、波長λ1の光は、分岐挿入部110aの波長選択フィルタ105aを通過しないことになる。
【0057】
以上のように、光路切替部115aの可動プリズム116aの位置により、対応する分岐挿入部110aで分岐挿入処理を行うか、行わないかの切り替えが可能となる。他の光路切替部115b、115cについても動作は同様である。
【0058】
この光分岐挿入装置300によれば、上記のようにして、入力光用コリメータ101から出射される波長多重光のうち、外部への分岐挿入処理を行う波長及びその数を任意に選択して組み合わせることができる。しかも、分岐挿入処理しない波長の光については、分岐挿入部110a、110b、110cの波長選択フィルタ105a、105b、105cを通過させずにすむようになる。つまり、波長選択フィルタ105a、105b、105cでの処理回数を最小限に抑えることができるようになる。このため、波長選択フィルタ105a、105b、105c通過時の無駄な損失を極力減らすことができ、損失の小さい分岐挿入装置を提供することができる。その他の効果については、第2実施形態の光分岐挿入装置200と同様である。
【0059】
なお、本実施形態では、光路切替部115a、115b、115cとして、可動プリズム116a、116b、116cを用いた場合を示したが、同様の機能を有するものであれば、適宜他の物を用いてもよい。このようなものとしては、可動ミラーなどが挙げられる。
【0060】
また、本実施形態では、分岐挿入部110a、110b、110cが複数配置されるものについて説明したが、第1実施形態のように、1つの分岐挿入部110を有する光分岐挿入装置100の、分岐挿入部110の光入射側に、同様に光路切替部を設けてもよい。この場合には、入力光に対し、所定の波長の光の分岐挿入を行うか、あるいは、全く分岐挿入を行わないか、の2つの状態が選択できることになる。
【0061】
また、本実施形態では、反射鏡111〜114を用いて光路を180度折り返すように構成したが、図4に示す光分岐挿入装置400のように、4つの反射鏡111〜114を、2つの固定プリズム121、122で置き換えてもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、光の入出力部分にコリメータを使用し、部品間で光を空間伝播させるようにしているので、部品間を光ファイバで接続する必要がなくなり、その結果、製造の容易化及び装置の小型化を図ることができると共に、不良時の部品交換が容易に行えるようになる。また、1波長の分岐挿入処理に対し波長選択フィルタを1個使用すればよいので、高価なフィルタの使用個数を減らすことができて、低コスト化を実現できる。
【0063】
請求項2の発明によれば、複数の分岐挿入部を設けているので、複数の波長の光を外部に分岐したり外部から挿入したりすることができる。
【0064】
請求項3の発明によれば、光路切替部を切替操作することによって、波長多重入力光のうち、外部への分岐挿入処理を行う波長及びその数を任意に選択して組み合わせることができる。しかも、分岐挿入処理しない波長の光については、分岐挿入部の波長選択フィルタを通過させずにすむようになる。このため、波長選択フィルタでの処理回数を最小限に抑えることができ、損失の低減を図ることができる。
【0065】
請求項4の発明によれば、光路切替部に可動プリズムを採用したので、低コスト化を図ることができる。
【0066】
請求項5の発明によれば、同一基板上に形成されたV溝上に各コリメータを固定したので、組み立てが容易になる。
【0067】
請求項6の発明によれば、光軸が互いに平行になるように形成したV溝に各コリメータを固定し、光路を反射鏡で調整するようにしたので、部品通過時の光路ずれを反射鏡で補正することができ、結合効率を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の光分岐挿入装置の構成図である。
【図2】本発明の第2実施形態の光分岐挿入装置の構成図である。
【図3】本発明の第3実施形態の光分岐挿入装置の構成図である。
【図4】図3の変形例として示す光分岐挿入装置の構成図である。
【図5】従来の光分岐挿入装置の構成図である。
【図6】別の従来の光分岐挿入装置の構成図である。
【符号の説明】
91 光ファイバ(入力用光伝送路)
92 光ファイバ(出力用光伝送路)
100,200,300,400 光分岐挿入装置
101 入力光用コリメータ
102 出力光用コリメータ
103,103a,103b,103c 挿入光用コリメータ
104,104a,104b,104c 分岐光用コリメータ
105,105a,105b,105c 波長選択フィルタ
106,106a,106b,106c 反射鏡
107,107a,107b,107c 反射鏡
108,108a,108b,108c 光路補正用基板
110,110a,110b,110c 分岐挿入部
115a,115b,115c 光路切替部
116a,116b,116c 可動プリズム

Claims (6)

  1. 入力用光伝送路より伝送されてきた波長多重入力光から、選択的に特定の波長帯域の光を外部に分岐して取り出す機能と、分岐された光と同じ波長帯域の光を外部より挿入して合波し、波長多重出力光として出力用光伝送路へ出力する機能とを有した光分岐挿入装置であって、
    前記入力光に対して外部との間で特定の波長帯域の光を分岐・挿入する分岐挿入部と、前記入力用光伝送路より伝送されてきた入力光をコリメートして前記分岐挿入部に向けて出射する入力光用コリメータと、前記分岐挿入部から出射される出力光を受けて集光して前記出力用光伝送路に結合する出力光用コリメータとを有し、
    前記分岐挿入部は、特定の波長帯域の光を透過し且つそれ以外の光を反射する波長選択フィルタと、外部に分岐される光を受けて集光する分岐光用コリメータと、外部より挿入される光をコリメートする挿入光用コリメータとを備えると共に、これら波長選択フィルタと分岐光用コリメータ及び挿入光用コリメータは、分岐挿入部に入射されて前記波長選択フィルタを透過した光が、前記分岐光用コリメータに入射して外部へ伝送され、且つ、前記挿入光用コリメータから出射された光が、同じ前記波長選択フィルタの反対側より入射して、波長選択フィルタで反射された他波長の光と合波されるように配置されていることを特徴とする光分岐挿入装置。
  2. 前記分岐挿入部が複数設けられており、前記入力光用コリメータ、出力光用コリメータ、及び複数の分岐挿入部は、入力光用コリメータから出射した入力光が、複数の分岐挿入部に順次入射して分岐・挿入された後、出力光として出力光用コリメータに入射されるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光分岐挿入装置。
  3. 前記分岐挿入部に対応して、分岐されるべき光が入射される光入射側に光路切替部が設けられており、
    該各光路切替部が、
    (a)対応する分岐挿入部へ光を透過する;
    (b)対応する分岐挿入部に光を送らずに、隣接する下流側の切替部または出力光用コリメータに光を送る;
    のいずれかの状態に切替可能とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の光分岐挿入装置。
  4. 前記光路切替部が可動プリズムからなり、
    該可動プリズムが、光路を妨げずに前記(a)の状態を成立させる第1の位置と、光路を妨げて入射する光を反射して前記(b)の状態を成立させる第2の位置と、の間で可動となっていることを特徴とする請求項3に記載の光分岐挿入装置。
  5. 前記各コリメータが、同一基板上に形成されたV溝上に固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光分岐挿入装置。
  6. 前記各コリメータが、光軸が互いに平行になるように形成されたV溝に固定されており、反射鏡により光路が調整されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光分岐挿入装置。
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