JP2004071937A - 配線引込部の防水構造 - Google Patents

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Masayuki Ishikura
石倉 昌幸
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Abstract

【課題】内部圧力変化による防水性の劣化を防止し得る配線引込部の防水構造を提供すること。
【解決手段】電装品を収容配置するケース体10と、このケース体10の貫通孔11hを通ってケース体10の内に導入された中継ケーブル20と、ケース体10外で中継ケーブル20に接続された主ケーブル30とを備えている。中継ケーブル20と貫通孔11hとの間は防水クランプ部26で防水され、中継ケーブル20と主ケーブル30との接続部分は防水スプライス部36で防水される。主ケーブル30は、電気的配線に供されないエア流出入用電線33を備えており、エア流出入用電線33は防水スプライス部36を経ずに、防水クランプ部26を通ってケース体10内に導入されている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケース体内に電気配線を引込む部分に用いられる配線引込部の防水構造に関するものである。
【0002】
【背景の技術】
この種の配線引込部の防水構造として、図3に示すものがある。
【0003】
この防水構造では、密封されたケース体101の内外を貫通するようにしてケーブル110が配設されている。このケーブル110のケース体101の内側端部には内部コネクタ111が接続されており、この内部コネクタ111が当該ケース体101内に収容配置された電気機器のコネクタ(図示省略)に接続される。また、ケーブル110のケース体101の外側端部には、主ケーブル120が接続されており、該主ケーブル120の他端部がケース体101の外部の電気機器に接続される。
【0004】
かかる配線引込部に対して次のような防水構造が採用されている。
【0005】
まず、ケーブル110がケース体101を貫通する部分では、ケーブル110とケース体101の貫通孔間に、防水クランプ部102が介在配置されており、この防水クランプ部102により、ケーブル110とケース体101との間の防水が図られている。
【0006】
また、ケーブル110の各電線110aと主ケーブル120の各電線120aとの接続部分は、防水スプライス部124により覆われている。この防水スプライス部124により、ケーブル110の各電線110aの心線を通った防水が図られている。
【0007】
ちなみに、図4に示すように、主ケーブル120Bがシールド線であり、ドレン線122を含んでいる場合にも、上記と同様にして、防水クランプ部102及び防水スプライス部124による防水が図られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記防水構造は、いずれもケース体101の内部空間をほぼ完全に密閉しようとするものであるため、周辺温度変化等の影響を受けて、ケース体101の内部圧力に変化が生じ易い。例えば、この配線引込部を自動車に適用した場合、自然環境下(−45℃〜85℃)において最大約0.5kgf/cm(0.049MPa)の圧力変化が生じる。
【0009】
そして、この圧力変化は、ケース体101や防水クランプ部102の変形を生じさせることとなり、これが繰返されると、上記防水構造が破壊される可能性がある。
【0010】
そこで、この発明の課題は、防水性の劣化を防止し得る配線引込部の防水構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、請求項1記載の配線引込部の防水構造は、貫通孔を有するケース体と、少なくとも1本の配線用電線を有し、前記ケース体の貫通孔を通って前記ケース体内に導入された中継ケーブルと、前記中継ケーブルの配線用電線に対応する配線用電線を有し、その配線用電線が前記ケース体外で前記中継ケーブルの配線用電線に接続された主ケーブルと、前記中継ケーブルと前記貫通孔の周縁部との間に介在配置される防水クランプ部と、前記中継ケーブルの配線用電線と前記主ケーブルの配線用電線との接続部分を覆う防水スプライス部と、を備え、前記主ケーブルは、エア流出入用電線をさらに備え、前記エア流出入用電線の一端部は、前記防水クランプ部を通って前記ケース体内に導入されたものである。
【0012】
なお、請求項2記載のように、前記エア流出入用電線の他端部は、非被水箇所に引回されているとよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態に係る配線引込部の防水構造について説明する。
【0014】
図1は、配線引込部の防水構造を示す概略図である。この配線引込部の防水構造は、例えば、車両の車外電装品を収容するケースへの配線引込部に適用されるものであり、ケース体10と、中継ケーブル20と、主ケーブル30とを備えている。
【0015】
ケース体10は、気密構造を有する筺状に形成されており、このケース体10の内部に、防水が必要とされる電気機器が収容配置可能とされている。かかる電気機器としては、例えば、車両の車外電装品、より具体的な例としては、車両の周辺領域を撮像するためのカメラ等が想定される。また、このケース体10には、貫通孔11hが形成されている。
【0016】
中継ケーブル20は、少なくとも1本(本実施の形態では3本)の配線用電線21の外周囲に被覆部22が形成されてなる。中継ケーブル20は、上記貫通孔11hを貫通してケース体10内に導入されている。
【0017】
ケース体10内では、中継ケーブル20の被覆部22は剥離されており、各配線用電線21の端部は内部コネクタ14に接続されている。この内部コネクタ14は、ケース体10内の電気機器側のコネクタ(図示省略)に接続される。
【0018】
また、中継ケーブル20の外周部と貫通孔11hの内周縁部との間には、防水クランプ部26が介在配置されている。この防水クランプ部26は、中継ケーブル20の外周部と貫通孔11hの内周縁部との間を通った水の浸入を防止する機能を有している。かかる防水クランプ部26は、例えば、ゴム栓や熱収縮チューブ或は樹脂モールド等により形成される。
【0019】
主ケーブル30は、前記中継ケーブル20の配線用電線21に対応する配線用電線31を有している。すなわち、本実施の形態においては、3本の配線用電線21に対応して3本の配線用電線31を有している。
【0020】
また、この主ケーブル30は、エア流出入用電線33をも備えている。つまり、この主ケーブル30は、中継ケーブル20が有している配線用電線21の数(即ち、電気機器の外部配線に必要な電線の数)よりも1本多い電線を有している。そして、そのうちの一部の電線を配線用電線31として用い、残りの電線をエア流出入用電線33として用いている。
【0021】
これら配線用電線31及びエア流出入用電線33としては、共に心線の周囲に被覆部を施した一般的な電線が用いられており、集合された状態で被覆部32により被覆されている。
【0022】
上記各配線用電線31は、ケース体10外で前記中継ケーブル20の対応する配線用電線21にそれぞれ接続されている。すなわち、ケース体10外で、中継ケーブル20の端部の被覆部22が剥離されて所定長に亘り配線用電線21が露出しており、当該露出端部でさらに配線用電線21の心線21aが露出している。また、主ケーブル30の端部においても被覆部32が剥離されて所定長に亘り配線用電線31が露出しており、その露出端部でさらに配線用電線31の心線31aが露出している。
【0023】
そして、これら各配線用電線21の心線21aと各配線用電線31の心線31a同士が、圧接刃を用いた接続構造や半田付、溶接等の適宜手法で電気的・機械的に接続されている。
【0024】
また、これら各配線用電線21の心線21aと各配線用電線31の心線31a及びそれらの接続部分を覆うようにして防水スプライス部36が設けられている。この防水スプライス部36は、各配線用電線21の心線21aを通った水の浸入を防止する機能を有している。かかる防水スプライス部36としては、例えば、液状樹脂(例えばシリコン、エポキシ、ゴム等)を心線21a,31aの露出部及び接続部分に塗布しこれを硬化させた後、この外周囲に熱収縮チューブを被せて熱収縮させた構成等を採用することができる。
【0025】
上記エア流出入用電線33は、防水スプライス部36内を経由することなくその側方を通り、防水クランプ部26を通ってケース体10内に導入されている。すなわち、エア流出入用電線33は、貫通孔11hを通ってケース体10内に導入されている。そして、貫通孔11hでは、中継ケーブル20の外周部及びエア流出入用電線33の外周部と、貫通孔11hの内周縁部との間に、防水クランプ部26が充填状に介在している。これにより、防水クランプ部26は、中継ケーブル20の外周部やエア流出入用電線33の外周部を通った水の浸入を防止している。また、エア流出入用電線33の一端部は、ケース体10内に配設されている。
【0026】
なお、エア流出入用電線33の他端部は、非被水箇所、例えば、本防水構造を車両に適用した場合には、車室内に引回しておくとよい。
【0027】
以上のように構成された配線引込部の防水構造によると、エア流出入用電線33が防水スプライス部36内を経ることなくケース体10内に導入されているため、ケース体10内の空気は当該エア流出入用電線33内の心線を通って外部に流出入する。従って、周辺温度変化等の影響を受けて、ケース体10内の空気が膨張又は圧縮しても、エア流出入用電線33を通って内部の空気抜き或は外気導入がなされることとなり、ケース体10内の内部圧力変化自体が生じ難く、ケース体10や防水クランプ部26自体の変形を防止して、防水性の劣化を防止することができる。
【0028】
なお、エア流出入用電線33を複数本設けてもよい。
【0029】
また、エア流出入用電線33の他端部については、例えば、車両の車室内等の非被水箇所に引回しておくことで、当該エア流出入用電線を通った水の浸入をより確実に防止できる。
【0030】
さらに、一般的な電線をエア流出入用電線33として用いているため、特別な部品を用いることなく、安価に製造できる。
【0031】
図2は、上記実施の形態における配線用電線31を構成する一つの電線としてドレン線31Bを有する主ケーブル30Bを用いた場合を示す変形例である。この場合でも、電気的配線に必要となる電線本数よりも多い電線本数を有する主ケーブル30Bを用い、電気的配線に用いない余剰電線をエア流出入用電線33として用いることで、上記実施の形態と同様の効果を奏する防水構造を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1記載の配線引込部の防水構造によると、エア流出入用電線が防水スプライス部を経ることなくケース体内に導入されているため、ケース体内の空気は当該エア流出入用電線を通って外部に流出入する。従って、周辺温度変化等の影響を受けても、ケース体内の内部圧力変化自体が生じ難く、防水性の劣化を防止することができる。
【0033】
また、請求項2記載のように、エア流出入用電線の他端部については、例えば、車両の車室内等の非被水箇所に引回しておくことで、当該エア流出入用電線を通った水の浸入をより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る配線引込部の防水構造を示す概略図である。
【図2】変形例に係る配線引込部の防水構造を示す概略図である。
【図3】背景技術を示す概略図である。
【図4】他の背景技術を示す概略図である。
【符号の説明】
10 ケース体
11h 貫通孔
20 中継ケーブル
21 配線用電線
26 防水クランプ部
30,30B 主ケーブル
31 配線用電線
31B ドレン線
33 エア流出入用電線
36 防水スプライス部

Claims (2)

  1. 貫通孔を有するケース体と、
    少なくとも1本の配線用電線を有し、前記ケース体の貫通孔を通って前記ケース体内に導入された中継ケーブルと、
    前記中継ケーブルの配線用電線に対応する配線用電線を有し、その配線用電線が前記ケース体外で前記中継ケーブルの配線用電線に接続された主ケーブルと、
    前記中継ケーブルと前記貫通孔の周縁部との間に介在配置される防水クランプ部と、
    前記中継ケーブルの配線用電線と前記主ケーブルの配線用電線との接続部分を覆う防水スプライス部と、
    を備え、
    前記主ケーブルは、エア流出入用電線をさらに備え、前記エア流出入用電線の一端部は、前記防水クランプ部を通って前記ケース体内に導入された、配線引込部の防水構造。
  2. 請求項1記載の配線引込部の防水構造であって、
    前記エア流出入用電線の他端部は、非被水箇所に引回された、配線引込部の防水構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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