JP2004070001A - 照明光学系及びプロジェクタ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ランプ12の照明光を、ロッド棒25で複数の光源像とする。この照明光を、偏光分離プリズム45の偏光分離面45bでS偏光光の光束とP偏光光の光束とに分離し、P偏光光の光束は位相差板47でS偏光光の光束に偏光する。これら光束を、第1の集光レンズ31と第2の集光レンズ34bとにより、平行な光束とするとともに、液晶パネルLCbのパネル面上で重畳する。光束を液晶パネルLCbのパネル面上で重畳するパワーは、第1の集光レンズ31と第2の集光レンズ34bとに分散する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、光源が照射した光線を液晶パネルに導く照明光学系及びこの照明光学系を備えたプロジェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開2001−174811号公報に示されるように、光源が照射した光線(照明光)を照明光学系を介して液晶パネルなどの変調手段に投射し、さらに投射光学系を介してスクリーンに投射するプロジェクタ装置が知られている。そして、このような照明光学系においては、照明光をいわゆるPS変換して利用する構成が知られている。すなわち、照明光のS偏光波とP偏光波とをプリズムで分離し、P偏光波を位相差板でS偏光波に変換した後、分離した光束を集光レンズや凹面鏡などの集光光学系で液晶パネル上に重畳させている。さらに、液晶パネルの直前には、フィールドレンズと呼ばれる集光レンズが配置され、照明光を平行な光束として液晶パネルに入射させている。しかしながら、このような構成において、照明光を効率良く利用するなどのためにPS変換の機構を大型化させると、この機構から出射する照明光の光束の面積(光束幅)も大きくなる。そして、従来の構成のように、1枚の集光レンズで光束を液晶パネル上に重畳させようとすると、大型で高い屈折率すなわち大きなパワーの集光レンズを採用する必要などが生じ、高屈折率化に伴う投射画像の画質の劣化やレンズのコストの増加などが生じる問題を有している。
【0003】
この点、特開2000−10047号公報に示されるように、複数の集光レンズにより、照明光を液晶パネルに重畳させる構成が知られている。しかしながらこの構成では、液晶パネルのスクリーン側に配置されるダイクロイック面での色光の合成の特性を確保するため、液晶パネルのスクリーン側に光束を平行にするフィールドレンズが配置されており、集光レンズと合わせて、レンズの枚数が増加し、コストの増加などが生じる問題を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、PS変換などした照明光の光束を1枚の集光レンズで液晶パネル上に重畳させようとすると、大型で高い屈折率すなわち大きなパワーの集光レンズを採用する必要などが生じ、高屈折率化に伴う投射画像の画質の劣化やレンズのコストの増加などが生じる問題を有している。また、特開2000−10047号公報に示されるように、複数の集光レンズにより、照明光を液晶パネルに重畳させる構成では、これら集光レンズと液晶パネルのスクリーン側に配置されたフィールドレンズとを合わせてレンズの枚数が増加し、コストの増加などが生じる問題を有している。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、光線を有効に利用できるとともに、コストを低減できる照明光学系及びプロジェクタ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の照明光学系は、光源から照射された光線を、この光線を変調する変調手段に導く照明光学系であって、前記光源から照射された光線を偏光方向に応じた複数の光束に分離し、いずれかの光束の偏光方向を変換して光線の偏光方向を揃える偏光手段と、第1の集光レンズ及び第2の集光レンズを備え、前記偏光手段から出射された複数の光束を前記変調手段上で重畳させるとともに前記変調手段に平行光束として入射させる集光レンズ系とを具備し、この集光レンズ系は、前記偏光手段から出射された複数の光束を前記変調手段上で重畳させるパワーを、前記第1の集光レンズ及び前記第2の集光レンズに分散したものである。
【0007】
そして、この構成では、偏光手段から出射された複数の光束を変調手段上で重畳させるパワーを、集光レンズ系を構成する第1の集光レンズ及び第2の集光レンズに分散したため、1枚のレンズに高い屈折率を設定する必要がなく、製造コストが低減されるとともに、高い屈折率を設定することによる画像の劣化が抑制される。さらに、集光レンズ系は、光線を変調手段に平行光束として入射させるため、光束を平行にするための別個のフィールドレンズは不要であり、構成が簡略化され、製造コストが低減される。
【0008】
請求項2記載の照明光学系は、請求項1記載の照明光学系において、第1の集光レンズに対して第2の集光レンズの屈折率を大きく設定したものである。
【0009】
そして、この構成では、他の構成に較べ、比較的コントラストは低くなるものの、明るい投影像が容易に実現される。
【0010】
請求項3記載の照明光学系は、請求項1記載の照明光学系において、第1の集光レンズに対して第2の集光レンズの屈折率を小さく設定したものである。
【0011】
そして、この構成では、他の構成に較べ、比較的暗くなるものの、コントラストの高い投影像が容易に実現される。
【0012】
請求項4記載のプロジェクタ装置は、光源と、この光源から照射された光線を変調する変調手段と、前記光源の光線を前記変調手段に導く請求項1ないし3いずれか一記載の照明光学系と、変調手段から出射された光線を投射する投射光学系とを具備するものである。
【0013】
そして、この構成では、請求項1ないし3いずれか一記載の照明光学系を備えたため、製造コストが低減されるとともに、画像の劣化が抑制される。
【0014】
請求項5記載のプロジェクタ装置は、請求項4記載のプロジェクタ装置において、変調手段は、液晶パネルを備えたものである。
【0015】
そして、この構成では、光線は偏光が揃えられ、かつ、平行光束として液晶パネル入射されるため、液晶パネルが効率良く利用される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の照明光学系及びプロジェクタ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】
図1及び図2において、11はプロジェクタ装置で、このプロジェクタ装置11は、光源としてのランプ12、表示機構14、ランプ12の光線を表示機構14に導く照明光学系15、及び表示機構14で変調された光線をスクリーンに投射する投射光学系16などを備えている。また、図示しないが、このプロジェクタ装置11は、筐体、制御手段、操作部、表示部、電源装置などを備えている。
【0018】
そして、表示機構14は、変調手段としての透過型あるいは反射型の表示デバイスである単数あるいは複数、本実施の形態では3枚の透過型の液晶パネルLCr,LCg,LCbを備えている。また、各液晶パネルLCr,LCg,LCbの光源側には、偏光板21r,21g,21bが配置され、各液晶パネルLCr,LCg,LCbのスクリーン側には、フィルタ22r、偏光板22g、及びフィルタ22bが配置されている。
【0019】
照明光学系15は、リフレクタ24、ロッド棒25、集光レンズ26、偏光手段30、集光レンズ系を構成する第1の集光レンズ31、第1の全反射鏡32、第1のダイクロイックミラー33、集光レンズ系を構成する一対の第2の集光レンズ34b,34rg、第2の全反射鏡35、第2のダイクロイックミラー36、第1のリレーレンズ37、第3の全反射鏡38、第2のリレーレンズ39、第4の全反射鏡41、第3のリレーレンズ42などを備えている。
【0020】
そして、リフレクタ24は、ランプ12に取り付けられた回転楕円体であるいわゆる楕円リフレクタで、この回転楕円体の一方の焦点(第1焦点位置)に、ランプ12が配置されている。そこで、このランプ12が照射した白色の光線すなわち照明光は、リフレクタ24で前方に反射され、回転楕円体の他方の焦点(第2焦点位置)に、集光する。
【0021】
そして、この第2焦点位置には、ロッド棒(ロッドガラス)25の入射端面25aが配置されている。このロッド棒25は、截頭四角錐状をなし、図3(a)に示すように、矩形状の入射端面25aと、図3(b)に示すように、この入射端面25aより面積の大きい矩形状の出射端面25bとを備えている。そして、入射端面25aから入射した照明光は、照度分布の均一化を図るため、出射端面25bから複数の光源像として出射される。
【0022】
そして、このロッド棒25から出射された照明光は、集光レンズ26により、平行(テレセントリック)光束とされる。そして、この集光レンズ26は、照明光が偏光手段30を構成する偏光分離プリズム(PBSプリズム、偏光ビームスプリッタ)45の入射端面45aに全て入射するように設計されている。
【0023】
そして、この偏光分離プリズム45は、入射端面45aに対して45°の角度で配置された偏光分離面45bを備えいるとともに、この偏光分離面45bと平行に、全反射面45cを備えている。そこで、入射端面45aから入射した照明光のS偏光光は、偏光分離面45bを透過して直進し、第1の出射端面45dから出射され、第1の集光レンズ31に入射する。一方、照明光のP偏光光は、偏光分離面45bで反射され、本実施の形態では上方に向かい、さらに、全反射面45cで反射されて、第2の出射端面45eからS偏光光と平行に出射される。さらに、このP偏光光は、偏光手段30を構成する位相差板47でS偏光光に偏光された後、第1の集光レンズ31に入射する。
【0024】
なお、偏光分離面45bは、入射角により偏光分離特性が変化する角度依存性を有するが、この偏光分離面45bに入射する照明光は、集光レンズ26により、平行光束とされているため、角度依存性による影響は低減されPS偏光光の反射・透過作用が効率的に行われる。
【0025】
また、第1の集光レンズ31は、偏光分離面45bを透過した下段の照明光と、位相差板47で変換された上段の照明光とが入射するように、図4に示すように、円盤状のレンズの両側を切除したような縦長の形状に設定されている。すなわち、第1の集光レンズ31は、偏光分離プリズム45から出射される偏光光の光束が全て入射できる口径に設定されている。
【0026】
なお、本実施の形態では、偏光分離プリズム45から出射する照明光が上下2段の縦長になっているため、第1の集光レンズ31も縦長の形状となっているが、例えば、偏光分離面45bで照明光を水平方向に分離する場合には、第1の集光レンズ31は横長に形成される。
【0027】
そして、第1の集光レンズ31から出射した照明光は、平面状の第1の全反射鏡32で反射された後、光軸に対して45°に配置された第1のダイクロイックミラー33に入射する。ここで、照明光の青色成分光は第1のダイクロイックミラー33を透過し、他の赤色成分光及び緑色成分光は、側方に反射される。そして、第1のダイクロイックミラー33を透過した青色成分光は、第2の集光レンズ34bを介し、さらに、第2の全反射鏡35で反射され、偏光板21bを介して、青色成分光に対応する液晶パネルLCbのパネル面に導かれる。一方、第1のダイクロイックミラー33で反射された照明光は、第2の集光レンズ34rgを介して第2のダイクロイックミラー36に入射する。ここで、照明光の赤色成分光は、第2のダイクロイックミラー36を透過し、他の緑色成分光は、側方に反射される。そして、第2のダイクロイックミラー36を透過した赤色成分光は、第1のリレーレンズ37、第3の全反射鏡38、第2のリレーレンズ39、第4の全反射鏡41、及び第3のリレーレンズ42を介し、さらに、偏光板21rを介して、赤色成分光に対応する液晶パネルLCrのパネル面に導かれる。また、第2のダイクロイックミラー36で反射された緑色成分光は、偏光板21gを介して、緑色成分光に対応する液晶パネルLCgのパネル面に導かれる。
【0028】
ここで、照明光は、2枚の集光レンズ31,34bあるいは2枚の集光レンズ31,34rgを介して液晶パネルLCr,LCg,LCbに導かれることにより、2枚の集光レンズ31,34b,34rgに分散された集光力により、ロッド棒25から出射された複数の光源像が、液晶パネルLCr,LCg,LCbのパネル面上で重畳され、かつ、平行光束として液晶パネルLCr,LCg,LCbに入射するようになっている。
【0029】
そして、各液晶パネルLCr,LCg,LCbに入射された各色光は、各液晶パネルLCr,LCg,LCbにより、画素単位で画像信号に応じた光変調が与えられ、さらに、赤色成分光は、赤色成分光を透過し他の色光を吸収するフィルタ22rを透過し、緑色成分光は、偏光板22gを透過し、青色成分光は、青色成分光を透過し他の色光を吸収するフィルタ22bを透過して、投射光学系16に出射される。
【0030】
また、投射光学系16は、図2に示すように、クロスプリズム51と、投射レンズ53となどを備えている。
【0031】
そして、クロスプリズム51は、ダイクロイックプリズムなどとも呼ばれるもので、赤反射ダイクロイック面Drと、青反射ダイクロイック面Dbとが互いに直交するように配置されている。そこで、液晶パネルLCrで変調された赤色成分光は、赤反射ダイクロイック面Drで反射され、液晶パネルLCbで変調された青色成分光は、青反射ダイクロイック面Dbで反射され、液晶パネルLCgで反射された緑色成分光は、これらダイクロイック面Dr,Dbを透過して、各色光が合成される。そして、合成された光線は、投射レンズ53を介して拡大して投射され、スクリーン上でカラー画像を構成する。
【0032】
このように、本実施の形態によれば、2枚の集光レンズ31,34bあるいは31,34rgに、集光レンズとしてのパワーを分散させたため、効率良く照明光を液晶パネルLCr,LCg,LCbに入射させることができ、製造コストを低減しつつ、画像の劣化を抑制し、画質を向上できる。
【0033】
すなわち、偏光分離プリズムから出射した照明光を、偏光分離プリズムの直後に配置した集光レンズあるいは凹面鏡などの集光光学系により、液晶パネル面に光束が集光すなわち重畳するようにし、さらに、この照明光を液晶パネルの直前に配置したフィールドレンズにより、平行光束として液晶パネル面に入射させるようにした構成においては、大きな幅の光束を一枚の集光レンズだけで液晶パネルに集光すなわち重畳させるには、高屈折率すなわち大きなパワーの集光レンズを採用するなど、レンズのコスト面や高屈折率化にともなう投射画像の劣化などを生じるおそれがあるが、本実施の形態では、ランプ12の照明光を平行なS偏光光の光束とP偏光光の光束とに分離し、一方の偏光光を位相差板により変換することにより、照明光の偏光方向を揃える偏光分離プリズム45を用い、この偏光分離プリズム45から出射する照明光の光束幅が大きくなり、ランプ12の照明光を全て取り込めるように縦方向に大型化した第1の集光レンズ31を用いる場合にも、2枚の集光レンズ31,34bあるいは31,34rgに集光レンズとしてのパワーを分散させたため、1枚のレンズに高い屈折率を設定する必要がなく、製造コストを低減できるとともに、高い屈折率を設定することによる画像の劣化を抑制できる。
【0034】
また、クロスプリズム51での色光の合成の特性は、ダイクロイック面Dr,Dbに入射する光の入射角に依存するが、2枚の集光レンズ31,34bあるいは31,34rgに、重畳レンズとフィールドレンズとの機能を有させることができるため、すなわち、2枚の集光レンズ31,34bあるいは31,34rgを用いて照明光を各液晶パネルLCr,LCg,LCbに集光させるようにした結果、各液晶パネルLCr,LCg,LCbにフィールドレンズを備えなくとも、液晶パネルLCr,LCg,LCbに平行光束を入射させることができ、製造コストを低減しつつ、クロスプリズム51における色光の合成特性を確保することができる。
【0035】
次に、本発明の第1の実施の形態の照明光学系のレンズ構成及び全体のレンズ構成を表1及び表2に示す。
【0036】
なお、以下の表2及び表4中、r1〜r14は、ランプ12側からの光学面番号で、図1の記載に対応する。また、ガラス材料の欄は、当該光学面のスクリーン側の部材の材質を示し、「AIR」は、当該光学面のスクリーン側が空間であることを示している。また、図2に示すように、ランプ12からリフレクタ24の後端面までの寸法L1は8mm、このリフレクタ24の後端面からロッド棒25の入射端面25aまでの寸法L2は64mm、平面正方形状をなすクロスプリズム51の一辺の寸法L3は20mmとなっている。
【0037】
そして、これら表1及び表2構成のように、第1の集光レンズ31の屈折率よりも、第2の集光レンズ34b,34rgの屈折率を大きくすることにより、他の構成に較べ、コントラストは低くなるものの、明るい投射像を実現できる。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
次に、本発明の第2の実施の形態の照明光学系のレンズ構成及び全体のレンズ構成を表3及び表4に示す。
【0041】
そして、これら表3及び表4構成のように、第1の集光レンズ31の屈折率よりも、第2の集光レンズ34b,34rgの屈折率を小さくすることにより、他の構成に較べ、明るさが暗くなるものの、コントラストの高い投射像を実現できる。
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【発明の効果】
請求項1記載の照明光学系によれば、偏光手段から出射された複数の光束を変調手段上で重畳させるパワーを、集光レンズ系を構成する第1の集光レンズ及び第2の集光レンズに分散したため、1枚のレンズに高い屈折率を設定する必要がなく、製造コストを低減できるとともに、高い屈折率を設定することによる画像の劣化を抑制できる。さらに、集光レンズ系は、光線を変調手段に平行光束として入射させるため、光束を平行にするための別個のフィールドレンズは不要であり、構成を簡略化し、製造コストを低減できる。
【0045】
請求項2記載の照明光学系によれば、請求項1記載の効果に加え、第1の集光レンズに対して第2の集光レンズの屈折率を大きく設定したため、他の構成に較べ、比較的コントラストは低くなるものの、明るい投影像を容易に実現できる。
【0046】
請求項3記載の照明光学系によれば、請求項1記載の効果に加え、第1の集光レンズに対して第2の集光レンズの屈折率を小さく設定したため、他の構成に較べ、比較的暗くなるものの、コントラストの高い投影像を容易に実現できる。
【0047】
請求項4記載のプロジェクタ装置によれば、請求項1ないし3いずれか一記載の照明光学系を備えたため、製造コストを低減できるとともに、画像の劣化を抑制できる。
【0048】
請求項5記載のプロジェクタ装置によれば、請求項4記載の効果に加え、光線は偏光が揃えられ、かつ、平行光束として液晶パネル入射されるため、液晶パネルを効率良く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明光学系及びプロジェクタ装置の一実施の形態を示す説明図である。
(a)は照明光学系を直管形として示した側面図
(b)は(a)の一部の平面図
【図2】同上プロジェクタ装置の一部の平面図である。
【図3】同上プロジェクタ装置のロッド棒の説明図である。
(a)は入射側の端面図
(b)は出射側の端面図
【図4】同上プロジェクタ装置の第1の集光レンズの正面図である。
【符号の説明】
11 プロジェクタ装置
12 光源としてのランプ
15 照明光学系
16 投射光学系
30 偏光手段
31 集光レンズ系を構成する第1の集光レンズ
34b,34rg 集光レンズ系を構成する第2の集光レンズ
LCr,LCg,LCb 変調手段としての液晶パネル
Claims (5)
- 光源から照射された光線を、この光線を変調する変調手段に導く照明光学系であって、
前記光源から照射された光線を偏光方向に応じた複数の光束に分離し、いずれかの光束の偏光方向を変換して光線の偏光方向を揃える偏光手段と、
第1の集光レンズ及び第2の集光レンズを備え、前記偏光手段から出射された複数の光束を前記変調手段上で重畳させるとともに前記変調手段に平行光束として入射させる集光レンズ系とを具備し、
この集光レンズ系は、
前記偏光手段から出射された複数の光束を前記変調手段上で重畳させるパワーを、前記第1の集光レンズ及び前記第2の集光レンズに分散した
ことを特徴とする照明光学系。 - 第1の集光レンズに対して第2の集光レンズの屈折率を大きく設定した
ことを特徴とする請求項1記載の照明光学系。 - 第1の集光レンズに対して第2の集光レンズの屈折率を小さく設定した
ことを特徴とする請求項1記載の照明光学系。 - 光源と、
この光源から照射された光線を変調する変調手段と、
前記光源の光線を前記変調手段に導く請求項1ないし3いずれか一記載の照明光学系と、
変調手段から出射された光線を投射する投射光学系と
を具備することを特徴とするプロジェクタ装置。 - 変調手段は、液晶パネルを備えた
ことを特徴とする請求項4記載のプロジェクタ装置。
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