JP2004069960A - 緊急車両用サイレン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基本周波数を変更することなく、より荒々しさが抑制されたサイレン音を発生できる緊急車両用サイレン装置を提供する。
【解決手段】合成サイレン音発生回路15と選別回路13とを用いて、高低2音の繰り返しによる基本サイレン音(高音時960Hz/低音時770Hz;基本周波数)と、基本サイレン音よりも1オクターブ低い第1付加サイレン音と、上記基本サイレン音よりも1オクターブ高い第2付加サイレン音と、上記基本サイレン音よりも2オクターブ高い第3付加サイレン音とからなる合成サイレン音を発生させる。
【効果】周囲に注意を促すのに十分な指向性を維持したまま、調和された合成サイレン音を発生させることができる。
【選択図】      図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、救急車、パトカーおよび消防車などの緊急用車両に搭載される緊急車両用サイレン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
緊急車両の一例である救急車には、緊急時などにサイレン音を発生させて、周囲に注意を促すための緊急車両用サイレン装置が搭載されている。この種のサイレン装置は、通常、高低2音の繰り返しによるサイレン音(いわゆるピーポー音)を発生できる。具体的には、相対的に高い周波数(960Hz)の高サイレン音(ピー音)と、相対的に低い周波数(770Hz)の低サイレン音(ポー音)とを一定周期で交互に繰り返し出力して、そのサイレン音を増幅回路で増幅することにより、スピーカからサイレン音が発生するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の緊急車両用サイレン装置では、周囲環境に関わらず一定の周波数および出力でサイレン音が発生されるため、特に夜間における閑静な住宅地域や救急車の出動が頻繁な消防署周辺地域などで、サイレン音により住民に迷惑をかける場合があった。
上記課題を解決するために、特開2001−249673号公報には、サイレン音の周波数および出力を小さくすることで、サイレン音がよりソフトな音色に聞こえるようにした(すなわち、より荒々しさが抑制された)救急車用サイレン装置が提案されている。
【0004】
図7は、先行技術に係る救急車用サイレン装置3の構成を示すブロック図である。
この救急車用サイレン装置3は、サイレン音を発生させる際などに操作される操作部31を備えていて、この操作部31には、高サイレン音(960Hz)および低サイレン音(770Hz)の繰り返しによるサイレン音(ピーポー音)を発生させるためのサイレン音発生回路33と、サイレン音の周波数を、例えば高サイレン音が850Hz、低サイレン音が680Hzとなるように約10%程度低くする周波数低減回路32と、サイレン音の出力を、道路運送車両の保安基準を満足する範囲で小さくする出力低減回路34と、外部機器(マイク、カセットデッキ、ワイヤレスチューナーなど)からの信号を入力するためのマイク/補助入力端子35とが接続されている。
【0005】
サイレン音発生回路33およびマイク/補助入力端子35は、増幅回路36に接続されている。サイレン音発生回路33およびマイク/補助入力端子35から増幅回路36に入力された音声信号は、増幅回路36で増幅された後にスピーカ37に与えられ、その結果、スピーカ37からサイレン音または音声が発生する。
しかしながら、昭和45年6月10日に各都道府県知事宛に通達された消防庁長官による通達事項によれば、サイレン音の基本周波数は、高音が960Hz、低音が770Hzとそれぞれ明記されており、この基本周波数を遵守する必要がある。
【0006】
また、サイレン音の周波数を低くした場合、スピーカから出力されるサイレン音の指向性(すなわち、スピーカからの出力の方向(前方)へのサイレン音の方向性)が低くなり、前方を走行中の車両の運転者などに十分に注意を促すことができなくなるおそれがある。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、基本周波数を変更することなく、より荒々しさが抑制されたサイレン音を発生できる緊急車両用サイレン装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、サイレン音を増幅させてスピーカから出力するための緊急車両用サイレン装置(1、2)であって、基本サイレン音に、上記基本サイレン音とは異なる音程の少なくとも1つの付加サイレン音を付加して、合成サイレン音を発生させる合成サイレン音発生部(15、22)を含むことを特徴とする緊急車両用サイレン装置である。
【0008】
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、所定の周波数(基本周波数)の基本サイレン音に、この基本サイレン音とは音程の異なる少なくとも1つの付加サイレン音を付加して、調和されたサイレン音(合成サイレン音)を発生させることができる。基本サイレン音と少なくとも1つの付加サイレン音との合成の割合を適当に調整すれば、周囲に注意を促すのに十分な指向性を維持したまま、調和された合成サイレン音を発生させることができるので、緊急車両内の運転者や前方を走行中の車両の運転者が感じる不快感を抑えることができる。したがって、基本周波数を変更することなく、より荒々しさが抑制されたサイレン音を発生できる。
【0009】
上記少なくとも1つの付加サイレン音は、上記基本サイレン音とは異なる音階(ド・レ・ミ・・・など)であることが好ましい。この場合、音階の異なる付加サイレン音を基本サイレン音に付加することにより、和音として良好に調和された合成サイレン音を発生させることができる。
請求項2記載の発明のように、上記少なくとも1つの付加サイレン音は、上記基本サイレン音よりもn(ただし、nは自然数である。)オクターブ異なる音程の付加サイレン音を含むような構成とすれば、より良好に調和されたサイレン音を発生させることができるので、サイレン音の荒々しさを効果的に抑制できる。
【0010】
基本サイレン音よりも低いサイレン音(基本サイレン音よりも低周波数のサイレン音)を基本サイレン音に付加すると、緊急車両内の運転者(乗組員)や付近住民に対しては指向性の低いサイレン音が聞こえるので、基本サイレン音による刺激(不快感)を抑えることができる。一方、基本サイレン音よりも高いサイレン音(基本サイレン音よりも高周波数のサイレン音)を基本サイレン音に付加すると、前方を走行中の車両の運転者などに対しては指向性の高いサイレン音が聞こえるので、緊急車両の接近を確実に知らせることができるとともに、乗組員や付近住民に対しては刺激(不快感)とならない。
【0011】
特に、請求項3記載の発明のように、上記少なくとも1つの付加サイレン音は、上記基本サイレン音よりも1オクターブ低い第1付加サイレン音と、上記基本サイレン音よりも1オクターブ高い第2付加サイレン音と、上記基本サイレン音よりも2オクターブ高い第3付加サイレン音とを含むような構成とすれば、さらに良好に調和されたサイレン音を発生させることができる。
請求項4記載の発明は、上記合成サイレン音発生部(15)は、上記少なくとも1つの付加サイレン音に、その周波数とは所定周波数(例えば3Hz〜15Hz)だけ異なる音を合成することにより、上記少なくとも1つの付加サイレン音を震動させて出力(いわゆるビブラート処理)するものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の緊急車両用サイレン装置である。
【0012】
この構成によれば、上記少なくとも1つの付加サイレン音を震動させて出力することにより、合成サイレン音の強弱の変化を和らげることができる。これにより、緩やかな印象を与える合成サイレン音を発生できる。
請求項5記載の発明は、上記合成サイレン音発生部(15)は、第1の音程の合成サイレン音(高合成サイレン音)を発生する高合成サイレン音発生部(154)と、上記第1の音程よりも低い第2の音程の合成サイレン音(低合成サイレン音)を発生する低合成サイレン音発生部(159)とを備え、上記合成サイレン音発生部が発生する上記高合成サイレン音と低合成サイレン音とを交互に選別する選別手段(13)をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の緊急車両用サイレン装置である。
【0013】
この構成によれば、救急車に適用可能な、上記効果を奏する緊急車両用サイレン装置を提供できる。
請求項6記載の発明は、上記合成サイレン音発生部(22)は、所定の音程の基準合成サイレン音を発生する基準合成サイレン音発生部(222)を備え、上記基準合成サイレン音発生部から発生する基準合成サイレン音の周波数を周期的に変動させる基準合成サイレン音変動手段(23)をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の緊急車両用サイレン装置である。
【0014】
この構成によれば、パトカーや消防車に適用可能な、上記効果を奏する緊急車両用サイレン装置を提供できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、本発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る緊急車両用サイレン装置1の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る緊急車両用サイレン装置1(以下、単に「サイレン装置」という。)は、例えば救急車に搭載され、緊急時などにサイレン音(いわゆるピーポー音)を発生させて、周囲に注意を促すことができる。このサイレン装置1は、例えば、サイレン音を発生させる際などに操作される操作部11を備えていて、この操作部11には、音程が相対的に高いサイレン音(高サイレン音)と相対的に低いサイレン音(低サイレン音)とを発生させるための基本サイレン音発生回路12が接続されている。
【0016】
基本サイレン音発生回路12から発生される高サイレン音は、例えば、周波数960Hzの基音に、この基音よりも10Hzだけ高い周波数970Hzの音が合成されることにより、震動(いわゆるビブラート処理)されている。一方、基本サイレン音発生回路12から発生される低サイレン音は、例えば、周波数770Hzの基音に、この基音よりも10Hzだけ低い周波数760Hzの音が合成されることにより、ビブラート処理されている。
【0017】
基本サイレン音発生回路12は、選別回路13を介して増幅回路17に接続されている。基本サイレン音発生回路12から出力された高サイレン音と低サイレン音とが、選別回路13により一定周期(例えば0.65秒周期)で交互に選別されることにより、高サイレン音と低サイレン音との繰り返しによるピーポー音(基本サイレン音)が発生する。発生した基本サイレン音は、選別回路13から増幅回路17に入力され、この増幅回路17により増幅された後、スピーカ18から発生するようになっている。
【0018】
なお、上記基本サイレン音の基音の周波数(高音時960Hz/低音時770Hz)および周期(0.65秒周期)の各値は、それぞれ、昭和45年6月10日に各都道府県知事宛に通達された消防庁長官による通達事項に明記された「基本周波数」および「音の長さ」に適合するものである。
操作部11には、さらに、外部機器(マイク、カセットデッキ、ワイヤレスチューナーなど)からの信号を入力するためのマイク/補助入力端子16が接続されている。マイク/補助入力端子16は増幅回路17に接続されていて、マイク/補助入力端子16から入力された信号に基づく音声などは、増幅回路17で増幅された後、スピーカ18から発生するようになっている。
【0019】
本実施形態では、基本サイレン音発生回路12とは別に、基本サイレン音とは音程(音階)の異なる複数のピーポー音(付加サイレン音)を基本サイレン音に付加して合成サイレン音を発生させるための合成サイレン音発生回路15が、操作部11に接続されている。合成サイレン音発生回路15からの出力は、出力低減回路14により道路運送車両の保安基準を満足する範囲に低減されて、選別回路13に入力される。
【0020】
なお、上記道路運送車両の保安基準を満足する範囲のサイレン音とは、「道路運送車両の保安基準」(昭和26年7月28日 運輸省令第67号)の第49条第1項第2号に定める基準に適合するようなサイレン音、すなわち、救急車の前方20mの位置における騒音レベルが90ホン以上120ホン以下のサイレン音をいう。
合成サイレン音発生回路15は、例えば、基本サイレン音発生回路12により発生されるのと同様の高サイレン音(960Hz)に、この高サイレン音よりも1オクターブ低いサイレン音(480Hz;第1高付加サイレン音)と、1オクターブ高いサイレン音(1920Hz;第2高付加サイレン音)と、2オクターブ高いサイレン音(2880Hz;第3高付加サイレン音)とを合成した高合成サイレン音を出力すると共に、基本サイレン音発生回路12により発生されるのと同様の低サイレン音(770Hz)に、この低サイレン音よりも1オクターブ低いサイレン音(385Hz;第1低付加サイレン音)と、1オクターブ高いサイレン音(1540Hz;第2低付加サイレン音)と、2オクターブ高いサイレン音(2310Hz;第3低付加サイレン音)とを合成した低合成サイレン音を出力する。
【0021】
合成サイレン音発生回路15から出力された高合成サイレン音と低合成サイレン音とが、選別回路13により一定周期(例えば0.65秒周期)で交互に選別されることにより、基本サイレン音(高音時960Hz/低音時770Hz)に、基本サイレン音よりも1オクターブ低いピーポー音(第1付加サイレン音)と、基本サイレン音よりも1オクターブ高いピーポー音(第2付加サイレン音)と、基本サイレン音よりも2オクターブ高いピーポー音(第3付加サイレン音)とが付加された合成サイレン音が発生するようになっている。
【0022】
図2は、合成サイレン音発生回路15から発生される高合成サイレン音および高合成サイレン音を構成する各サイレン音の波形図であって、図2(a)は高サイレン音(960Hz)の波形、図2(b)は第1高付加サイレン音(480Hz)の波形、図2(c)は第2高付加サイレン音(1920Hz)の波形、図2(d)は第3高付加サイレン音(2880Hz)の波形、図2(e)は高合成サイレン音の波形をそれぞれ示している。なお、図2では、縦軸にレベル(dB)、横軸に時間(t)をとって示している。
【0023】
図2から分かるように、第1高付加サイレン音(480Hz)の波長は、高サイレン音(960Hz)の波長の2倍になっている(図2(a)、(b)参照))。第2高付加サイレン音(1920Hz)の波長は、高サイレン音(960Hz)の波長の2分の1になっている(図2(a)、(c)参照)。第3高付加サイレン音(2880Hz)の波長は、高サイレン音(960Hz)の波長の3分の1になっている(図2(a)、(d)参照)。
【0024】
本実施形態では、例えば、高サイレン音が26.6%、第1高付加サイレン音が53.3%、第2高付加サイレン音が13.3%、第3高付加サイレン音が6.6%の割合でそれぞれ合成されて、図2(e)に示すような波形からなる高合成サイレン音が合成サイレン音発生回路15から発生される。
低合成サイレン音を構成する各サイレン音の波形の関係も同様である。すなわち、低サイレン音(770Hz)の波長に対して、第1低付加サイレン音(385Hz)の波長は2倍、第2低付加サイレン音(1540Hz)の波長は2分の1、第3低付加サイレン音(2310Hz)の波長は3分の1となる。
【0025】
低合成サイレン音を構成する各サイレン音が、高合成サイレン音の場合と同様の割合(低サイレン音が26.6%、第1低付加サイレン音が53.3%、第2低付加サイレン音が13.3%、第3低付加サイレン音が6.6%)で合成されることにより、低合成サイレン音が合成サイレン音発生回路15から発生される。
また、本実施形態では、合成サイレン音発生回路15から発生される各サイレン音は、それぞれの周波数とは所定周波数だけ異なる音(合成音)が合成されることにより、ビブラート処理されている。具体的には、高サイレン音よりも1オクターブ低いサイレン音は、例えば、周波数480Hzの基音に、この基音よりも5Hzだけ高い周波数485Hzの合成音が合成されることにより、ビブラート処理されている。一方、低サイレン音よりも1オクターブ低いサイレン音は、例えば、周波数385Hzの基音に、この基音よりも5Hzだけ低い周波数380Hzの合成音が合成されることにより、ビブラート処理されている。
【0026】
高サイレン音よりも1オクターブ高いサイレン音は、例えば、周波数1920Hzの基音に、この基音よりも5Hzだけ高い周波数1925Hzの合成音が合成されることにより、ビブラート処理されている。一方、低サイレン音よりも1オクターブ高いサイレン音は、例えば、周波数1540Hzの基音に、この基音よりも5Hz(基本サイレン音と、この基本サイレン音をビブラート処理するときに合成される合成音との周波数差とは異なる値とするのが好ましい。)だけ低い周波数1535Hzの合成音が合成されることにより、ビブラート処理されている。
【0027】
高サイレン音よりも2オクターブ高いサイレン音は、例えば、周波数2880Hzの基音に、この基音よりも5Hzだけ高い周波数1885Hzの合成音が合成されることにより、ビブラート処理されている。一方、低サイレン音よりも2オクターブ高いサイレン音は、例えば、周波数2310Hzの基音に、この基音よりも5Hzだけ低い周波数2305Hzの合成音が合成されることにより、ビブラート処理されている。
【0028】
基本サイレン音を10Hzでビブラート処理すると共に、第1〜第3付加サイレン音をそれぞれ5Hzでビブラート処理することにより、合成サイレン音の強弱の変化を和らげることができる。これにより、緩やかな印象を与える合成サイレン音を発生できる。
図3は、合成サイレン音発生回路15の構成を示すブロック図である。
合成サイレン音発生回路15は、高サイレン音を発生する高サイレン音発生回路151Aと、第1高付加サイレン音を発生する第1高付加サイレン音発生回路151Bと、第2高付加サイレン音を発生する第2高付加サイレン音発生回路151Cと、第3高付加サイレン音を発生する第3高付加サイレン音発生回路151Dとを含む。
【0029】
また、合成サイレン音発生回路15には、上記各サイレン音発生回路151A〜151Dに対応して、各サイレン音発生回路151A〜151Dから発生するサイレン音をビブラート処理するための合成音をそれぞれ発生する合成音発生回路152A〜152Dが備えられている。
各サイレン音発生回路151A〜151Dから発生するサイレン音(高サイレン音、第1〜第3高付加サイレン音)と、それぞれに対応する合成音発生回路152A〜152Dから発生する合成音とは、各サイレン音発生回路151A〜151Dに対応して設けられた震動回路153A〜153Dにおいて合成され、高合成サイレン音発生回路154に与えられる。その結果、各震動回路153A〜153Dからのサイレン音が高合成サイレン音発生回路154で合成されて、高合成サイレン音が発生する。
【0030】
同様に、合成サイレン音発生回路15は、低サイレン音を発生する低サイレン音発生回路156Aと、第1低付加サイレン音を発生する第1低付加サイレン音発生回路156Bと、第2低付加サイレン音を発生する第2低付加サイレン音発生回路156Cと、第3低付加サイレン音を発生する第3低付加サイレン音発生回路156Dとを含む。
また、合成サイレン音発生回路15には、上記各サイレン音発生回路156A〜156Dに対応して、各サイレン音発生回路156A〜156Dから発生するサイレン音をビブラート処理するための合成音をそれぞれ発生する合成音発生回路157A〜157Dが備えられている。
【0031】
各サイレン音発生回路156A〜156Dから発生するサイレン音(低サイレン音、第1〜第3低付加サイレン音)と、それぞれに対応する合成音発生回路157A〜157Dから発生する合成音とは、各サイレン音発生回路156A〜156Dに対応して設けられた震動回路158A〜158Dにおいて合成され、低合成サイレン音発生回路159に与えられる。その結果、各震動回路158A〜158Dからのサイレン音が低合成サイレン音発生回路159で合成されて、低合成サイレン音が発生する。
【0032】
図4は、スピーカ18から発生されるサイレン音の指向性について説明するための概念図であって、図4(a)は車両の側方から見た図、図4(b)は車両の上方から見た図をそれぞれ示している。
通常、救急車の屋根には、緊急時などに点灯させるためのランプL(いわゆる警光灯)が取り付けられている。スピーカ18は、このランプL内のほぼ中央に、前方(図4における左方)に向けて配置されている。
【0033】
スピーカ18から発生されるサイレン音は、音程が低いほど指向性が低く、音程が高いほど指向性が高い。すなわち、基本サイレン音は、図4においてS1で示すような範囲で拡がるのに対して、第1付加サイレン音のように比較的低音のサイレン音は、図4においてS2で示すように、スピーカ18からの出力の方向に関わりなく、四方八方にほぼ均一に拡がる。一方、第2付加サイレン音のように比較的高音のサイレン音は、図4においてS3で示すように、スピーカ18からの出力の方向(前方)に向かって拡がりやすく、逆方向(後方)には拡がりにくい。図4には示していないが、第3付加サイレン音のように第2付加サイレン音よりもさらに高音のサイレン音は、第2付加サイレン音の場合よりもさらに前方に向かって拡がりやすく、後方には拡がりにくい。
【0034】
したがって、比較的低いサイレン音を発生するサイレン装置を、前方に向けてサイレン音が出力されるように救急車に取り付けた場合、図4においてS2で示すようにサイレン音が四方八方に拡がるので、前方を走行中の車両の運転者の耳までサイレン音が届きにくく、十分に注意を促すことができないおそれがある。また、比較的高いサイレン音を発生するサイレン装置を、前方に向けてサイレン音が出力されるように救急車に取り付けた場合、図4においてS3で示すようにサイレン音が前方に向かって拡がりやすいので、前方を走行中の車両の運転者の耳に必要以上にサイレン音が入り、不快感を与えてしまうおそれがある。
【0035】
本実施形態では、指向性の低い第1付加サイレン音と、指向性の高い第2付加サイレン音および第3付加サイレン音とを、上述したような割合で基本サイレン音に付加することにより(基本サイレン音26.6%、第1付加サイレン音53.3%、第2付加サイレン音13.3%、第3付加サイレン音6.6%)、当該サイレン装置1を救急車に搭載した場合に、発生される合成サイレン音が従来の救急車用サイレン装置のサイレン音と同程度の指向性を有するような構成とすることができる。これにより、周囲に注意を促すのに十分な指向性を維持したまま、複数のサイレン音が調和された合成サイレン音を発生させることができるので、救急車内の運転者や前方を走行中の車両の運転者が感じる不快感を抑えることができる。したがって、基本周波数(高音時960Hz/低音時770Hz)を変更することなく、より荒々しさが抑制されたサイレン音を発生できる。
【0036】
ただし、上記のような各サイレン音の合成の割合は、本願発明者の経験によって導き出された値であり、上記値に限られるものではない。
サイレン装置1の操作部11には、例えば、スピーカ18から発生されるサイレン音を、基本サイレン音発生回路12からの基本サイレン音と、合成サイレン音発生回路15からの合成サイレン音とで切り替えるための切替ボタン(図示せず)が配置されている。この構成により、特に夜間における閑静な住宅地域や救急車の出動が頻繁な消防署周辺地域などでは、上記切替ボタンを操作して、スピーカ18から発生されるサイレン音を基本サイレン音から合成サイレン音に切り替えることにより、救急車のサイレン音により住民に迷惑をかけるのを抑制できる。
【0037】
図5は、本発明の他の実施形態に係る緊急車両用サイレン装置2の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る緊急車両用サイレン装置2(以下、単に「サイレン装置」という。)は、例えばパトカー(パトロールカー)や消防車に搭載され、緊急時などにサイレン音を発生させて、周囲に注意を促すことができる。このサイレン装置2は、第1実施形態において説明した救急車用のサイレン装置1のように、高サイレン音と低サイレン音とを交互に選別することによりサイレン音を発生させるのではなく、サイレン音の周波数を周期的に連続変動させることにより、高低が周期的にかつ連続的に変化するサイレン音を発生させることができるようになっている。
【0038】
サイレン音を発生させる際などに操作される操作部21には、基本サイレン音とは音程(音階)の異なる複数の付加サイレン音を基本サイレン音に付加して、合成サイレン音を発生させるための合成サイレン音発生回路22と、合成サイレン音発生回路22から発生されるサイレン音の周波数を周期的に変動させるための変動回路23とが接続されている。
パトカーの場合、合成サイレン音発生回路22は、例えば、850Hz(基本周波数)のサイレン音(基準サイレン音)に、このサイレン音よりも1オクターブ低いサイレン音(425Hz;第1基準付加サイレン音)と、1オクターブ高いサイレン音(1700Hz;第2基準付加サイレン音)と、2オクターブ高いサイレン音(2550Hz;第3基準付加サイレン音)とを合成した基準合成サイレン音を出力する。一方、消防車の場合、合成サイレン音発生回路22は、例えば、780Hz(基本周波数)のサイレン音(基準サイレン音)に、このサイレン音よりも1オクターブ低いサイレン音(390Hz;第1基準付加サイレン音)と、1オクターブ高いサイレン音(1560Hz;第2基準付加サイレン音)と、2オクターブ高いサイレン音(2340Hz;第3基準付加サイレン音)とを合成した基準合成サイレン音を出力する。
【0039】
図6は、合成サイレン音発生回路22の構成を示すブロック図である。
合成サイレン音発生回路22は、基準サイレン音を発生する基準サイレン音発生回路221Aと、第1基準付加サイレン音を発生する第1基準付加サイレン音発生回路221Bと、第2基準付加サイレン音を発生する第2基準付加サイレン音発生回路221Cと、第3基準付加サイレン音を発生する第3基準付加サイレン音発生回路221Dとを含む。
【0040】
各サイレン音発生回路221A〜221Dから発生するサイレン音(基準サイレン音、第1〜第3基準付加サイレン音)は、基準合成サイレン音発生回路222に与えられる。その結果、各サイレン音発生回路221A〜221Dからのサイレン音が基準合成サイレン音発生回路222で合成されて、基準合成サイレン音が発生する。
合成サイレン音を発生させる際には、まず、変動回路23から合成サイレン音発生回路22に向けて、当該合成サイレン音発生回路22で発生する基準合成サイレン音の周波数を一定周期で変動させるための信号が送られる。そして、この変動回路23からの信号を受けて、合成サイレン音発生回路22から発生される基準合成サイレン音の周波数が周期的に変動されることにより、基本周波数のサイレン音の高低が周期的に変化する基本サイレン音に、基本サイレン音よりも1オクターブ低い第1付加サイレン音と、基本サイレン音よりも1オクターブ高い第2付加サイレン音と、基本サイレン音よりも2オクターブ高い第3付加サイレン音とが付加された合成サイレン音が発生する。
【0041】
合成サイレン音発生回路22は、増幅回路25を介してスピーカ26に接続されており、合成サイレン音発生回路22から発生された合成サイレン音は、増幅回路25により増幅された後、スピーカ26から発生するようになっている。
操作部21には、さらに、外部機器(マイク、カセットデッキ、ワイヤレスチューナーなど)からの信号を入力するためのマイク/補助入力端子24が接続されている。マイク/補助入力端子24は増幅回路25に接続されていて、マイク/補助入力端子24から入力された信号に基づく音声などは、増幅回路25で増幅された後、スピーカ26から発生するようになっている。
【0042】
第1実施形態においても説明したように、スピーカから発生されるサイレン音は、音程が低いほど指向性が低く、音程が高いほど指向性が高い。本実施形態では、指向性の低い第1付加サイレン音と、指向性の高い第2付加サイレン音および第3付加サイレン音とを適当な割合で基本サイレン音に付加することにより、当該サイレン装置2をパトカーや消防車に搭載した場合に、発生されるサイレン音が従来よりパトカーや消防車に搭載されているサイレン装置のサイレン音(850Hz(パトカー)/780Hz(消防車);基本周波数)と同程度の指向性を有するような構成とすることができる。これにより、周囲に注意を促すのに十分な指向性を維持したまま、複数のサイレン音が調和された合成サイレン音を発生させることができるので、パトカー内または消防車内の運転者や前方を走行中の車両の運転者が感じる不快感を抑えることができる。したがって、基本周波数(850Hz(パトカー)/780Hz(消防車))を変更することなく、より荒々しさが抑制されたサイレン音を発生できる。
【0043】
本実施形態では、基本サイレン音だけを発生させるための基本サイレン音発生回路が設けられていない構成について説明したが、第1実施形態と同様に、基本サイレン音発生回路を設けると共に、操作部11に切替ボタンを配置して、基本サイレン音と合成サイレン音とを切り替えることができるような構成としてもよい。
合成サイレン音発生回路22から発生される各サイレン音(基本サイレン音、第1〜第3付加サイレン音)は、第1実施形態と同様に、所定周波数だけ異なる音が合成されることによりビブラート処理されていてもよい。この場合、合成サイレン音発生回路22は、第1実施形態に係る合成サイレン音発生回路15と同様に、基準サイレン音発生回路221Aおよび第1〜第3基準付加サイレン音発生回路221B〜221Dにそれぞれ対応して、合成音発生回路および震動回路を備えていてもよい。
【0044】
上述した2つの実施形態では、基本サイレン音に、第1付加サイレン音、第2付加サイレン音および第3付加サイレン音の3つの付加サイレン音を付加する構成について説明したが、これに限らず、2つ以下の付加サイレン音を付加するような構成であってもよいし、4つ以上の付加サイレン音を付加するような構成であってもよい。
また、基本サイレン音に付加する付加サイレン音の音程は、上述したような音程(基本サイレン音よりもn(自然数)オクターブ異なる音程)に限られるものではない。
【0045】
本発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る緊急車両用サイレン装置の構成を示すブロック図である。
【図2】合成サイレン音発生回路から発生される高合成サイレン音および高合成サイレン音を構成する各サイレン音の波形図である。
【図3】合成サイレン音発生回路の構成を示すブロック図である。
【図4】スピーカから発生されるサイレン音の指向性について説明するための概念図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る緊急車両用サイレン装置の構成を示すブロック図である。
【図6】合成サイレン音発生回路の構成を示すブロック図である。
【図7】先行技術に係る救急車用サイレン装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 緊急車両用サイレン装置
13 選別回路
15 合成サイレン音発生回路
154 高合成サイレン音発生回路
159 低合成サイレン音発生回路
18 スピーカ
2 緊急車両用サイレン装置
22 合成サイレン音発生回路
222 基準合成サイレン音発生回路
23 変動回路
26 スピーカ

Claims (6)

  1. サイレン音を増幅させてスピーカから出力するための緊急車両用サイレン装置であって、
    基本サイレン音に、上記基本サイレン音とは異なる音程の少なくとも1つの付加サイレン音を付加して、合成サイレン音を発生させる合成サイレン音発生部を含むことを特徴とする緊急車両用サイレン装置。
  2. 上記少なくとも1つの付加サイレン音は、上記基本サイレン音よりもn(ただし、nは自然数である。)オクターブ異なる音程の付加サイレン音を含むことを特徴とする請求項1記載の緊急車両用サイレン装置。
  3. 上記少なくとも1つの付加サイレン音は、上記基本サイレン音よりも1オクターブ低い第1付加サイレン音と、上記基本サイレン音よりも1オクターブ高い第2付加サイレン音と、上記基本サイレン音よりも2オクターブ高い第3付加サイレン音とを含むことを特徴とする請求項2記載の緊急車両用サイレン装置。
  4. 上記合成サイレン音発生部は、上記少なくとも1つの付加サイレン音に、その周波数とは所定周波数だけ異なる音を合成することにより、上記少なくとも1つの付加サイレン音を震動させて出力するものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の緊急車両用サイレン装置。
  5. 上記合成サイレン音発生部は、第1の音程の合成サイレン音を発生する高合成サイレン音発生部と、上記第1の音程よりも低い第2の音程の合成サイレン音を発生する低合成サイレン音発生部とを備え、
    上記合成サイレン音発生部が発生する上記高合成サイレン音と低合成サイレン音とを交互に選別する選別手段をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の緊急車両用サイレン装置。
  6. 上記合成サイレン音発生部は、所定の音程の基準合成サイレン音を発生する基準合成サイレン音発生部を備え、
    上記基準合成サイレン音発生部から発生する基準合成サイレン音の周波数を周期的に変動させる基準合成サイレン音変動手段をさらに含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の緊急車両用サイレン装置。
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