JP2004069695A - ポインティングデバイス用磁気センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 特性ばらつきの小さい磁気センサを用い、同時に磁気センサの配置場所の位置精度を向上させ、かつ磁気センサから検出制御部へ信号を伝送する際にノイズの影響を受けにくくすること。
【解決手段】 シリコンの集積回路22は、差動アンプと検出制御部と出力制御部を含んでいる。ホール素子21は、X軸及びY軸に沿って2個ずつ対称に配置されていて、同一のシリコンチップ上にホール素子21と集積回路22を形成している。集積回路22をリードフレーム23上にダイボンドし、集積回路22はリードフレーム23とワイヤ25で電気的に接合している。そして、全体をモールド樹脂24で一体に成形している。特性ばらつきの小さい磁気センサを使用することになり、同時に磁気センサの配置場所の位置精度を向上でき、かつ磁気センサから検出制御部へ信号を伝送する際にノイズの影響を受けにくくできる。
【選択図】 図1

Description

 本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話等の入力手段として使用されるポインティングデバイス用磁気センサに関し、より詳細には、マグネットの移動による周囲の磁界変化を検出することにより、座標検知を行う磁気検出方式のポインティングデバイスで使用される磁気センサに関する。
 図7は、従来の磁気検出式ポインティングデバイスを示す回路ブロック図である。検出部1は、X軸及びY軸に沿って2個ずつ対称に配置された4個の磁気センサ(例えば、ホール素子)11からなり、ホール素子11の上方に配置されたマグネットの移動によるX軸方向とY軸方向の各ホール素子11の出力をそれぞれ差動アンプ2が差動的に増幅し、その出力(アナログ値)を検出制御部3がX座標値及びY座標値に変換し、これを出力制御部4が出力するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−20999号公報
 しかしながら、検出部1に用いられる4個の磁気センサ11は、1つずつパッケージされた磁気センサをそれぞれ実装基板上に配置しているので、磁気センサ11を実装する装置の位置精度が悪いと、信号出力として所望の値が得られないという問題がある。
 また、別々の磁気センサ11を用いているので、4個の磁気センサ間に特性のばらつきが生じやすく、X軸方向の感度とY軸方向の感度が異なることがある。また、ポインティングデバイスの0点の位置がずれることがある。
 さらに、磁気センサ11と検出制御部3を別々の部品にしているので、磁気センサ11の出力から検出制御部3の入力までを配線で接続する必要がある。この配線の距離が長くなると、ノイズ等の影響を受けやすくなり、ポインティングデバイスの出力精度が低下する。
 また、磁気センサ11を封止する際、エポキシ樹脂を用いるのが一般的であるが、磁気センサ部分に加わる樹脂の圧力(応力)で、ピエゾ効果が発生し、その結果、出力電圧やオフセット電圧が変動する問題がある。磁気センサにシリコンを用いる場合、特にこの効果は顕著になる。
 本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、特性ばらつきの小さい磁気センサを用い、同時に磁気センサの配置場所の位置精度を向上させ、かつ磁気センサから検出制御部へ信号を伝送する際にノイズの影響を受けにくくし、また、ピエゾ効果による磁気センサの感度及びオフセットの変動を抑制することにより、精度良くマグネットの座標を検知することのできる小型のポインティングデバイス用磁気センサを提供することにある。
 本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、マグネットの発生する磁力を検出する複数の磁気センサと、該磁気センサの信号を用いて前記マグネットの座標位置を検出する検出制御部と、該検出制御部の信号を出力する出力制御部とを、1つの筐体に収納したことを特徴とするものである。
 また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記磁気センサは、直交系の2次元平面上の2軸であるX軸及びY軸に沿って対称に配設されていることを特徴とするものである。
 また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記磁気センサと前記検出制御部と前記出力制御部とを、同一のシリコンチップ上に形成したことを特徴とするものである。
 また、請求項4に記載の発明は、請求項1,2又は3に記載の発明において、前記筐体の最大面積を有する面に垂直な方向からみて、該最大面積を有する面に対して辺の長さ比で30%以内であり、かつ中心を同一にする前記最大面積を有する面の相似形状内部に、前記複数の磁気センサの感磁部の中心が、すべて配置されていることを特徴とする。
 また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記複数の磁気センサにおけるそれぞれの感磁部の中心間の距離の最小値が、0.05〜1.50mmの範囲内であることを特徴とする。
 また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載のポインティングデバイス用磁気センサが組み込まれたことを特徴とする電子機器である。
 なお、磁気センサとしては、ホール素子、ホールIC、磁気抵抗効果素子(MR素子)、磁気抵抗効果IC(MRIC)など様々な磁気センサの適用が可能であり、アナログ出力型のポインティングデバイスには、アナログ出力型の磁気センサが望ましく、デジタル出力型のポインティングデバイスには、デジタル出力型の磁気センサが望ましい。
 マグネットについては、特に種類の限定はないが、通常量産されているフェライト系、サマリウム−コバルト系、ネオジ系など様々なマグネットが適用可能である。ポインティングデバイスの小型化を進める上では、マグネットの小型化が必須であるので、小さくても強磁場を発生するサマリウム−コバルト系やネオジ系などのマグネットが好ましい。
 また、検出制御部3や出力制御部4は、シリコン等を用いた集積回路が適用可能である。さらに、この集積回路上に磁気センサ11を配置することができれば、磁気センサ11から検出制御部3へ信号を伝送する際に、配線距離を短くすることができるので、外乱ノイズの影響を受けにくくすることができる。また、磁気センサ11の配置場所も、半導体プロセスで用いるマスクの精度で制御可能になるので、配置場所の位置精度が向上する。
 磁気センサそれぞれの感磁部の中心間の距離については、0.05〜1.50mmにする。さらに望ましくは0.05〜0.50mmにすることが好ましい。磁気センサ間の距離が近くなると、半導体プロセスでの面内バラツキもなく、磁気センサの特性はほぼ同様のものとなる。また、上述した距離内に配置することにより、磁気センサのばらつきの要因となりうるエポキシ樹脂からの応力もほぼ等しくなり、ピエゾ効果による磁気センサの感度及びオフセットの変動も均一になる。つまり、エポキシ樹脂からの応力がたとえ生じたとしても、ほぼ均一とみなせる領域にすべての磁気センサを配置するのが好ましい。上述した配置をとることにより、磁気センサ1つ1つの特性変動を完全にキャンセルすることが可能になる。
 また、ダイパッドとモールド樹脂の境界部には特に応力が発生しやすく、その近傍に磁気センサを配置するのは好ましくない。したがって、できるだけダイの中心部に磁気センサを配置するのが好ましくなる。リードフレームとダイの形状にもよるが、一般的に筐体の最大面積を有する面に垂直な方向からみて、その面に対して辺の長さ比で30%以内であり、かつ中心を同一にする相似形状面内部に、磁気センサの感磁部の中心をすべて配置することにより、上述した問題を解決することができる。
 従来のポインティングデバイス用磁気センサにおいては、原理上、磁気センサ間の差磁界を検出して出力するため、磁気センサ間の距離を2〜6mm程度にしているものしか存在しなかったが、本発明の方式を採用することにより、ポインティングデバイス用磁気センサのみならずポインティングデバイスの小型化も可能になる。
 上述した構成を採ることにより、特性ばらつきの小さい磁気センサを使用することになり、同時に磁気センサ11の配置場所の位置精度を向上でき、かつ磁気センサから検出制御部3へ信号を伝送する際にノイズの影響を受けにくくし、また、ピエゾ効果による磁気センサ11の感度及びオフセット変動を抑制できるので、精度良くマグネットの座標を検知でき、多様なアプリケーションに対して好都合に対応することが可能な小型のポインティングデバイス用磁気センサを実現することができる。
 以上説明したように、本発明によれば、マグネットの発生する磁力を検出する複数の磁気センサと、磁気センサの信号を用いてマグネットの座標位置を検出する検出制御部と、検出制御部の信号を出力する出力制御部とを、1つの筐体に収納したので、特性ばらつきの小さい磁気センサを使用することになり、同時に磁気センサの配置場所の位置精度を向上でき、かつ磁気センサから検出制御部へ信号を伝送する際にノイズの影響を受けにくくできるので、精度良くマグネットの座標を検知でき、多様なアプリケーションに対して好都合に対応することが可能なポインティングデバイス用磁気センサを実現することができる。
 また、筐体の最大面積を有する面に垂直な方向からみて、辺の長さ比で30%以内であり、かつ中心を同一にする相似形状内部に、磁気センサの感磁部の中心が、すべて配置されるようにしたので、特性ばらつきの小さい磁気センサを用いることになり、同時に磁気センサの配置場所の位置精度を向上させ、かつ磁気センサから検出制御部へ信号を伝送する際にノイズの影響を受けにくくし、またピエゾ効果による磁気センサの感度及びオフセットの変動を抑制することにより、精度良くマグネットの座標を検知でき、多様なアプリケーションに対して好都合に対応することが可能なポインティングデバイス用磁気センサを実現することができる。
 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。 
 本発明のポインティングデバイス用磁気センサの実施例を示す回路ブロック図は、図7に示した従来例の構成と同様である。つまり、検出部1は、4個の磁気センサ(例えば、ホール素子)11からなり、このホール素子11は、X軸及びY軸に沿って2個ずつ対称に配置されている。X軸及びY軸上に対称に配設された4個のホール素子の中央付近にマグネットが配置されている。このマグネットの移動による磁界の変化によりホール素子11の出力電圧が変化する。
 差動アンプ2は、X軸方向とY軸方向の各ホール素子11の出力をそれぞれ差動的に増幅する。Z軸方向の磁界が原点Oについて対称、すなわちマグネットの着磁方向が鉛直方向にあるとき、出力が0になるようにしてあり、マグネットが移動すると、これに応じて差動アンプ2に出力が発生し、その出力(アナログ値)を検出制御部3がX座標値及びY座標値に変換し、これを出力制御部4が出力するように構成されている。このように、本発明は、検出部1と差動アンプ2と検出制御部3と出力制御部4とを1つの筐体に収納したポインティングデバイス用磁気センサである。
 図1は、本発明のポインティングデバイス用磁気センサの実施例1を示す上面透視図である。図中符号21は磁気センサ(この例ではホール素子)、22は差動アンプ2と検出制御部3と出力制御部4を含むシリコンの集積回路である。ホール素子21は、前述したようにX軸及びY軸に沿って2個ずつ対称に配置されている。この例では、同一のシリコンチップ上にホール素子21と集積回路22を形成している。集積回路22をリードフレーム23上にダイボンドし、集積回路22はリードフレーム23とワイヤ25で電気的に接合している。そして、全体をモールド樹脂24で一体に成形している。
 上述した構成を採ることにより、2〜3mm角程度の大きさのシリコンチップ内に4個のホール素子21を設けているので、膜特性など製造工程で生じる特性の分布が小さくなり、ホール素子21の磁気特性も非常に似かよったものになるという利点がある。
 また、ホール素子21の配置場所を集積回路の製造工程で行うリソグラフィーの精度で制御できるので、サブμmの位置ずれしか生じない。さらに、ホール素子21の出力は、シリコンチップ上のアルミの配線層を介して検出制御部3に伝送されるので、配線距離を短くすることが可能になり、ノイズ等の影響をほぼ無視することができるようになる。
 図1のような構成を採ることにより、シリコンチップ上に集積回路22を形成しておき、その上部に磁気センサ21として磁気抵抗効果素子を形成することも可能である。
 図2は、本発明におけるポインティングデバイス用磁気センサの実施例2を示す上面透視図で、図中符号31は磁気センサ(この例ではホール素子)、32は差動アンプ2と検出制御部3と出力制御部4を含むシリコンの集積回路である。ホール素子31は、前述したようにX軸及びY軸に沿って2個ずつ対称に配置されている。
 この実施例2では、あらかじめ配線層を設けておいたインターポーザー36に、ホール素子31と集積回路32を、フリップチップボンダーを用いて接合している。インターポーザー36をリードフレーム33上にダイボンドし、インターポーザー36は、リードフレーム33とワイヤ35で電気的に接合している。そして、全体をモールド樹脂34で一体に成形している。
 このインターポーザー36を用いることにより、ホール素子31に磁気感度の高い化合物半導体のものを利用することが可能になる。つまり、実施例2の構成を採ることにより、S/N比のよいポインティングデバイス用磁気センサが実現可能になる。
 図3は、本発明のポインティングデバイス用磁気センサの実施例3を示す上面透視図である。図中符号41は磁気センサ(この例ではシリコンウェハに形成された4個のホール素子)、42は差動アンプ2と検出制御部3と出力制御部4を含むシリコンの集積回路である。ホール素子41は、前述したようにX軸及びY軸に沿って2個ずつ対称に配置されている。この実施例3では、同一のシリコンチップ上にホール素子41と集積回路42を形成している。この集積回路42をリードフレーム43上にダイボンドし、集積回路42はリードフレーム43とワイヤ45で電気的に接合している。そして、全体をモールド樹脂44で一体に成形している。
 図3に示した構成において、最大面積を有する面(図3において紙面上方から見たモールド樹脂44で囲まれた範囲)に対して辺の長さ比が30%で、かつ中心を同一にする相似形状46の内部に、ホール素子41の感磁部中心が、すべて配置されている。1つのシリコンチップ内に4個のホール素子41を、距離をあけずに配置しているので、膜特性など製造工程で生じる特性の分布が小さくなり、ホール素子41の磁気特性も非常に似かよったものになるという利点がある。
 ホール素子間の距離は、絶対値では0.05〜1.50mmにおさめるのが好ましい。さらに、0.05〜0.50mmにおさめるのがより好ましい。そうすることにより、ピエゾ効果によるホール素子41の感度及びオフセットの変動を均一にすることができ、特性変動を完全にキャンセルすることが可能になる。また、ダイパッドとモールド樹脂の境界部に集中する応力の影響を受けにくくできる。
 また、ホール素子41の配置場所を集積回路の製造工程で行うリソグラフィーの精度で制御できるので、サブμmの位置ずれしか生じない。さらに、ホール素子41の出力は、シリコンチップ上のアルミの配線層を介して検出制御部3に伝送されるので、配線距離を短くすることが可能になり、ノイズ等の影響をほぼ無視することができるようになる。
 図3のような構成を採ることにより、シリコンチップ上に集積回路42を形成しておき、その上部に磁気センサ41として磁気抵抗効果素子を形成することも可能である。
 図4(a),(b)は、本発明におけるポインティングデバイス用磁気センサの実施例4を示す図で、図4(a)は上面透視図、図4(b)は断面透視図である。図中符号51は磁気センサ(この例では4個のホール素子)、52は差動アンプ2と検出制御部3と出力制御部4を含むシリコンの集積回路である。ホール素子51は、前述したようにX軸及びY軸に沿って2個ずつ対称に配置されている。
 この実施例4では、磁石53のサイズを3.0×3.0×0.65mmとし、磁石53とシリコンの集積回路52の距離を2.0mmとした。磁石53は、厚み方向にNSの着磁を行っている。磁石53の残留磁束密度を970mT、対角に位置するホール素子間の距離を0.3mmとしたとき、左右のホール素子51部分に発生する磁束密度差は、図5に示すようになる。磁石53をXY平面上で移動させると、ポインティングデバイスとして必要な磁束密度の変化が生じていることがわかる。
 図6は、対角に位置するホール素子間の距離を0.1〜0.5mmに変化させたときの、y座標が0のときの磁束密度差の変化を示す図である。ホール素子間の距離を大きくとる方が磁束密度差は大きくなることがわかる。また、x座標で±1mm程度のストロークにおいては、磁束密度差がリニアに変化するので、この範囲の出力を用いてポインティングデバイスを構成すればよい。 
 なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、更に種々変形して実施することが可能である。
 本発明は、マグネットの移動による周囲の磁界変化を検出することにより、座標検知を行う磁気検出方式のポインティングデバイスで使用される磁気センサに関し、特性ばらつきの小さい磁気センサを用い、同時に磁気センサの配置場所の位置精度を向上させ、かつ磁気センサから検出制御部へ信号を伝送する際にノイズの影響を受けにくくし、また、ピエゾ効果による磁気センサの感度及びオフセットの変動を抑制することにより、精度良くマグネットの座標を検知することのできる小型のポインティングデバイス用磁気センサを提供することができる。
本発明におけるポインティングデバイス用磁気センサの実施例1を示す上面透視図である。 本発明におけるポインティングデバイス用磁気センサの実施例2を示す上面透視図である。 本発明におけるポインティングデバイス用磁気センサの実施例3を示す上面透視図である。 本発明におけるポインティングデバイス用磁気センサの実施例4示す図で、(a)は上面透視図、(b)は断面透視図である。 本発明におけるポインティングデバイス用磁気センサの実施例4での、左右のホール素子部に生じる磁束密度差の分布を示す図である。 本発明におけるポインティングデバイス用磁気センサの実施例4での、左右のホール素子部に生じる磁束密度差のホール素子間距離依存性を示す図である。 磁気検出方式のポインティングデバイスに係る従来例及び本発明におけるポインティングデバイスの一例を示す回路ブロック図である。
符号の説明
 1 検出部
 2 差動アンプ
 3 検出制御部
 4 出力制御部
 11,21,31,41,51 磁気センサ
 22,32,42,52 集積回路
 23,33,43 リードフレーム
 24,34,44 モールド樹脂
 25,35,45 ワイヤ
 36 インターポーザー
 46 辺の長さ比30%を示す領域
 53 磁石

Claims (6)

  1.  マグネットの発生する磁力を検出する複数の磁気センサと、該磁気センサの信号を用いて前記マグネットの座標位置を検出する検出制御部と、該検出制御部の信号を出力する出力制御部とを、1つの筐体に収納したことを特徴とするポインティングデバイス用磁気センサ。
  2.  前記磁気センサは、直交系の2次元平面上の2軸であるX軸及びY軸に沿って対称に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のポインティングデバイス用磁気センサ。
  3.  前記磁気センサと前記検出制御部と前記出力制御部とを、同一のシリコンチップ上に形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のポインティングデバイス用磁気センサ。
  4.  前記筐体の最大面積を有する面に垂直な方向からみて、該最大面積を有する面に対して辺の長さ比で30%以内であり、かつ中心を同一にする前記最大面積を有する面の相似形状内部に、前記複数の磁気センサの感磁部の中心が、すべて配置されていることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のポインティングデバイス用磁気センサ。
  5.  前記複数の磁気センサにおけるそれぞれの感磁部の中心間の距離の最小値が、0.05〜1.50mmの範囲内であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のポインティングデバイス用磁気センサ。
  6.  請求項1乃至5のいずれかに記載のポインティングデバイス用磁気センサが組み込まれたことを特徴とする電子機器。
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