JP2004069609A - ナビゲーション装置およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ナビゲーション装置20およびそのプログラムでは、探索された推奨経路を走行した場合に要する推定所要時間を所要時間算出プログラム22eにより推測して算出し、推奨経路を進行した場合に要する実際の実所要時間に対する推定所要時間の推定誤差を誤差算出プログラム22fにより推測して算出し、描画プログラム22gにより、推奨経路、推定所要時間および推定誤差をディスプレィ26に表示させる。これにより、現在地から目的地までの推奨経路、目的地までの推定所要時間とともにその所要時間の推定誤差をディスプレィ26に表示できるので、利用者は、推定誤差から推定所要時間に対する信頼度を得ることができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置およびコンピュータプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりナビゲーション装置やナビゲーション機能に関するコンピュータプログラムとしては、利用者が希望する目的地を検索し、出発地から該目的地までの経路を探索して案内を行うものがある。このようなナビゲーション装置等のなかには、経路探索後、探索された経路に沿って目的地まで進行したと仮定した場合における所要時間を推定して表示したり、あるいはそのような目的地への到達時刻を推定して表示したりする機能を備えているものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなナビゲーション装置等によって表示される所要時間や到達時刻は、所定の推測演算処理に基づいて推定されているものの、利用者にとっては、表示されている所要時間や到着時刻がどの程度に信頼性のあるものかは判別がつかず、おおよその目安にすぎなかった。そのため、表示された所要時間や到着時刻よりも、実際の所要時間等の方が短くなるか長くなるか等の見当をつけることが困難であり、利用者には、表示された所要時間等に対して実際にかかる時間がどの程度に変動する可能性があるかを予測をすることができないという問題があった。
【0004】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、目的地までの推定所要時間に対する信頼度を利用者に提示し得るナビゲーション装置およびコンピュータプログラムを提供することにある。
また、本発明は、目的地に到着する推定到着時刻に対する信頼度を利用者に提示し得るナビゲーション装置およびコンピュータプログラムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の作用・効果】
上記目的を達成するため、請求項1のナビゲーション装置では、出発地から目的地までの推奨経路を探索して案内を行うナビゲーション装置において、探索された推奨経路を進行した場合に要する推定所要時間を推測して算出する推定所要時間算出手段と、前記推定所要時間の推定誤差を推測して算出する推定誤差算出手段と、前記推奨経路、前記推定所要時間および前記推定誤差を表示装置に表示させる表示制御手段と、を備えることを技術的特徴とする。
【0006】
請求項1の発明では、探索された推奨経路を進行した場合に要する推定所要時間を推定所要時間算出手段により推測して算出し、推定所要時間の推定誤差を推定誤差算出手段により推測して算出し、表示制御手段により、推奨経路、推定所要時間および推定誤差を表示装置に表示させる。これにより、出発地から目的地までの推奨経路、目的地までの推定所要時間とともにその所要時間の推定誤差を表示装置に表示できるので、利用者は、当該推定誤差から推定所要時間に対する信頼度を得ることができる。そして推定所要時間に対する推定誤差の表示により、当該ナビゲーション装置の利用者は、当該推定所要時間に対して時間の誤差を見込んで、到着後の予定を立てることが可能となる。
【0007】
また、請求項2のナビゲーション装置では、現在時刻を取得する計時装置を備えた請求項1記載のナビゲーション装置であって、前記表示制御手段は、前記推定所要時間に代えてまたは加えて、前記計時装置により取得された現在時刻に前記推定所要時間を加算した推定到着時刻を前記表示装置に表示させることを技術的特徴とする。
【0008】
請求項2の発明では、表示制御手段は、推定所要時間に代えてまたは加えて、計時装置により取得された現在時刻に推定所要時間を加算した推定到着時刻を表示装置に表示させる。これにより、推定所要時間の代わりにまたは加えて推定到着時刻とその推定誤差を表示装置に表示させることで、当該ナビゲーション装置の利用者は、当該推定誤差から推定到着時刻に対する信頼度を得ることができ、より直接的に到着時刻とその推定変動幅を把握することができる。
【0009】
さらに、請求項3のナビゲーション装置では、車両に搭載される請求項1または2に記載のナビゲーション装置であって、前記推定所要時間算出手段は、車両外部から取得した交通情報および/または車両の走行速度に基づいて前記推定所要時間を推測して算出し、前記推定誤差算出手段は、車両外部から取得した交通情報および/または車両の走行速度に基づいて前記推定誤差を算出することを技術的特徴とする。
【0010】
請求項3の発明では、推定所要時間算出手段は、車両外部から取得した交通情報および/または車両の走行速度に基づいて推定所要時間を推測して算出し、推定誤差算出手段は、車両外部から取得した交通情報および/または車両の走行速度に基づいて推定誤差を算出する。これにより、車両外部から取得した交通情報および車両の走行速度、または、車両外部から取得した交通情報もしくは車両の走行速度に基づいて、推定所要時間あるいは推定誤差が算出されるので、道路交通実情に即した推定所要時間や推定誤差を表示装置に表示できる。したがって、利用者は、推定所要時間に対するより高い信頼度を得ることができる。
【0011】
さらにまた、請求項4のナビゲーション装置では、請求項2記載のナビゲーション装置において、前記推定所要時間算出手段および/または前記推定誤差算出手段は、前記推定到着時刻および/または前記推定誤差を所定時間毎に推定し、前回算出した推定到着時刻および/または推定誤差と異なる結果が算出された場合に、前回と異なる結果が算出されたことを利用者に通知する通知手段を、備えることを技術的特徴とする。ここに「通知手段」とは、表示装置への表示もしくは、スピーカを通しての音声出力を意味する。
【0012】
請求項4の発明では、推定到着時刻および/または推定誤差が定期的に算出され、前回の算出結果と異なる結果が得られた場合にその旨を利用者に通知できるので、利用者は、経路に沿って進行中に、到着予想時刻、および/または到着予想時刻に対する信頼度、が何らかの理由で変動したことを直ちに知ることが可能となる。
【0013】
また、請求項5のナビゲーション装置では、請求項1〜4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、前記推定誤差算出手段により算出される前記推定誤差は、推定所要時間算出手段により算出された前記推定所要時間に対して、所定の確率以上となる推定所要時間の最大値および最小値であることを技術的特徴とする。
【0014】
請求項5の発明では、推定誤差は、推定所要時間に対して所定の確率以上となる推定所要時間の最大値および最小値であることから、さらに高精度に推定所要時間や推定誤差を算出することができる。これにより、当該ナビゲーション装置の利用者は、推定所要時間に対するよりさらに高い信頼度を得ることができる。
【0015】
さらに、請求項6のナビゲーション装置では、出発地から目的地までの推奨経路を複数探索する請求項1〜5のいずれか一項に記載のナビゲーション装置であって、前記推定所要時間算出手段は、探索された複数の推奨経路ごとに前記推定所要時間を算出し、前記推定誤差算出手段は、探索された複数の推奨経路ごとに前記推定所要時間の推定誤差を算出し、前記表示制御手段は、前記複数の推奨経路、前記複数の推奨経路ごとの前記推定所要時間および前記複数の推奨経路ごとの前記推定誤差を表示装置に表示させることを技術的特徴とする。
【0016】
請求項6の発明では、推定所要時間算出手段は、探索された複数の推奨経路ごとに推定所要時間を算出し、推定誤差算出手段は、探索された複数の推奨経路ごとに推定所要時間の推定誤差を算出し、表示制御手段は、複数の推奨経路、複数の推奨経路ごとの推定所要時間および複数の推奨経路ごとの推定誤差を表示装置に表示させる。これにより、経路探索で得られた複数の推奨経路に対して、各々の推奨経路の推定所要時間とその誤差範囲が表示装置に表示されるので、当該ナビゲーション装置の利用者は、複数の推奨経路からひとつの経路を選択する際に、所要時間の確からしさを考慮して選択することが可能となる。
【0017】
例えば推奨経路AとBが探索され、どちらの経路も所要時間が1時間30分であったとしても、経路Aの誤差(例えば90%の確率で確からしい所要時間の範囲)が±10分、経路Bの誤差が±60分とした場合には、できるだけ確かな所要時間の情報を得て次の行動に備えたいといったときには経路Aを、また余計に時間がかかるリスクを覚悟しても、もしかしたら早く到着できる可能性に期待したい場合は経路Bを、選択するなどといったように、経路選択についての理由を明示して広げられるという効果がある。
【0018】
また上記目的を達成するため、請求項7のコンピュータプログラムでは、出発地から目的地までの推奨経路を探索して案内情報を出力するコンピュータを、探索された推奨経路を進行した場合に要する推定所要時間を推測して算出する推定所要時間算出手段、前記推定所要時間の推定誤差を推測して算出する推定誤差算出手段、および、前記推奨経路、前記推定所要時間および前記推定誤差を出力する出力手段、として機能させるためのプログラム、を含むことを技術的特徴とする。
【0019】
請求項7の発明では、探索された推奨経路を進行した場合に要する推定所要時間を推定所要時間算出手段により推測して算出し、推定所要時間の推定誤差を推定誤差算出手段により推測して算出し、出力手段により推奨経路、推定所要時間および推定誤差を出力する。これにより、出発地から目的地までの推奨経路、目的地までの推定所要時間とともにその所要時間の推定誤差を出力できるので、利用者は、当該推定誤差から推定所要時間に対する信頼度を得ることができる。そして推定所要時間に対する推定誤差の出力により、当該コンピュータの利用者は、当該推定所要時間に対して時間の誤差を見込んで、到着後の予定を立てることが可能となる。また、請求項6に記載のコンピュータプログラムを、電気通信回路を通じて利用者の端末に交通情報、経路情報を提供する情報センタ内のコンピュータに実装することによって、当該プログラムによるサービスを多くの端末利用者に提供することも可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のナビゲーション装置およびコンピュータプログラムを、車両に搭載されるタイプのナビゲーション装置に適用した一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
【0021】
まず本実施形態のナビゲーション装置の構成を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、ナビゲーション装置20は、主に、CPU21、メモリ22、地図情報データベース23、入出力インタフェイス24、入力装置25、ディスプレィ26、GPSセンサ31、車速センサ32、ジャイロセンサ33、通信装置35等から構成されている。
【0022】
CPU21は、ナビゲーション装置20を制御する中央演算処理装置で、システムバスを介してメモリ22、地図情報データベース23、入出力インタフェイス24等と接続されている。このメモリ22には、CPU21を制御するシステムプログラム22aのほか、各種制御プログラム22b〜22g等が格納されており、CPU21はこれらのプログラムをメモリ22から読み出して逐次実行している。なお、このCPU21には、現在の時刻を計時する機能を有する時計21aが内蔵されている。
【0023】
メモリ22は、システムバスに接続されている記憶装置であり、CPU21が使用する主記憶空間を構成するものである。このメモリ22には、システムプログラム22aをはじめとして、入力装置25からの情報入力を可能にする入力プログラム22b、ナビゲーション装置20の基本機能であるナビゲーション機能を担う経路探索プログラム22c、後述する情報センタ70から交通情報を取得する機能を有する交通情報取得プログラム22d、探索された推奨経路を走行(進行)した場合に要する所要時間等を算出する機能を有する所要時間算出プログラム22eおよび誤差算出プログラム22f、そしてディスプレィ26に推奨経路や所要時間等を表示制御する機能を有する描画プログラム22g等が予め書き込まれている。
【0024】
地図情報データベース23は、CPU21が使用する補助記憶空間を構成するハードディスク、コンパクトディスクやディジタルバーサティルディスク等で、システムバスを介してCPU21に接続されている。この地図情報データベース23には、道路情報として検索される地図情報が格納されている。なお「道路情報」とは、道路や河川等の地形、道幅、通行方向や速度規制等の各種情報のことをいう。またこの地図情報データベース23には、情報センタ70から取得すべき交通情報に相当する道路交通情報が蓄積されている場合もある。
【0025】
入出力インタフェイス24は、入力装置25、ディスプレィ26、GPSセンサ31、車速センサ32、ジャイロセンサ33、通信装置35等の入出力装置とCPU21等とのデータのやり取りを仲介する装置で、システムバスに接続されている。
【0026】
入力装置25は、ナビゲーション装置20の操作パネルに設けられている入力装置で、入出力インタフェイス24を介してシステムバスに接続されている。この入力装置25は、利用者が経路探索を希望する目的地等に関する情報を入力プログラム22bを介して入力するものである。一般に、押圧式のスイッチを所定数並べた構成を採るが、入力操作の簡便化を考慮してディスプレィ26の表面に設けられたタッチパネル式のものや、あるいは利用者の声を認識してナビゲーション装置20への入力情報に変換する、マイクロフォンと音声認識装置とで構成されているものもある。
【0027】
ディスプレィ26は、現在地から目的地までの経路案内情報や当該目的地に到着するまでにかかる推定所要時間あるいは推定到着時刻を描画プログラム22gを介して出力し得る表示装置で、ナビゲーション装置20の操作パネルに設けられている。このディスプレィ26も、入出力インタフェイス24を介してシステムバスに接続されており、例えば、液晶表示器やCRT表示器により構成されている。また表示面に、入力装置25を構成するタッチパネルを備えているものもある。
【0028】
なお、本実施形態では、入力装置25とディスプレィ26は、ナビゲーション装置20の操作パネルに設けたが、これに限られることはなく、ナビゲーション装置20とは、別個の筐体に、入力装置25とディスプレィ26とを構成しても良い。また入力装置25とディスプレィ26とが互いに物理的に分離された構成を採っても良い。また、本実施形態のナビゲーション装置は出力装置としてディスプレイのほかに図略のスピーカを備える。スピーカからは経路案内、交通情報のほか、推定到着時刻などが音声により出力され、利用者に各種の情報が通知される。
【0029】
GPSセンサ31は、経度・緯度により車両の現在位置データを出力するためのもので、入出力インタフェイス24を介してシステムバスに接続されている。このGPSセンサ31は、複数のGPS衛星からの信号を受信して利用者の絶対位置を計測するGPS受信機等から構成されている。
【0030】
車速センサ32およびジャイロセンサ33は、車両の相対位置を計測するためのもので、入出力インタフェイス24を介してシステムバスに接続されている。これらセンサは自律航法に使用されるもので、これらにより計測される相対位置は、GPS受信機が衛星からの電波を受信できないトンネル内等において位置を得たり、GPS受信機によって計測された絶対位置の測位誤差を補正する等に利用される。
【0031】
通信装置35は、情報センタ70との間で無線通信回線によるデータの送受信を行うための無線通信機器で、入出力インタフェイス24を介してシステムバスに接続されている。例えば、携帯電話機、PHS等の無線通信システムを利用している。
【0032】
情報センタ70は、主に、制御装置72、通信装置74等から構成されている。制御装置72は、ナビゲーション装置20のCPU21、メモリ22等と同様に、CPU、メモリ等を備えており、道路交通情報72bをナビゲーション装置20に送信し得る交通情報提供プログラム72aを格納している。これにより、ナビゲーション装置20の要求に応じて、ナビゲーション装置20に道路交通情報72bを提供できるようにしている。
【0033】
情報センタ70の通信装置74は、ナビゲーション装置20との間で無線回線によるデータの送受信を行うための無線通信機器で、ナビゲーション装置20の通信装置35と同様に、例えば自動車電話機、携帯電話機、PHS等の無線通信システムを利用し、もしくはナビゲーション装置20の通信装置35と通信を行う電話回線交換局と接続するための機器を利用して構成されている。
【0034】
ここで、メモリ22に格納されている、入力プログラム22b、経路探索プログラム22c、交通情報取得プログラム22d、所要時間算出プログラム22e、誤差算出プログラム22fおよび描画プログラム22gの概要を説明する。
【0035】
入力プログラム22bは、ナビゲーション装置20の利用者が経路案内を希望する目的地に関する情報等その他、ナビゲーション機能を利用する上で必要な各種情報等を、利用者に対し入力装置25を介して入力させ、他のプログラムや処理等に受け渡す機能を有するものである。
【0036】
経路探索プログラム22cは、入力装置25により入力された目的地を地図情報データベース23に記憶された地図情報に基づいて検索する機能と、GPSセンサ31等により検出される車両の現在地から当該希望目的地に至るまでの推奨経路を地図情報データベース23に記録されている道路情報に基づいて探索する機能と、の2つの機能を有するものである。
【0037】
交通情報取得プログラム22dは、通信装置35を介して情報センタ70から道路交通情報72bを取得する機能を有するもので、これにより車両外部から所望の道路交通情報72bを取得している。
【0038】
所要時間算出プログラム22eは、経路探索プログラム22cにより探索された推奨経路を走行した場合に要する推定所要時間を、後述する統計処理により推測して算出する機能を有するもので、特許請求の範囲に記載の「推定所要時間算出手段」に相当するものである。
【0039】
誤差算出プログラム22fは、経路探索プログラム22cにより探索された推奨経路を走行した場合に要する実際の実所要時間に対して、所要時間算出プログラム22eにより算出された推定所要時間に存在する推定誤差を推測して算出する機能を有するもので、特許請求の範囲に記載の「推定誤差算出手段」に相当するものである。
【0040】
描画プログラム22gは、各種画面情報をディスプレィ26に線図として描画する機能のほか、地図情報データベース23の道路情報をもとに地図を描画したり、経路探索プログラム22cにより探索された推奨経路を地図上に描画する機能の有する。また所要時間算出プログラム22eにより算出された推定所要時間や誤差算出プログラム22fにより算出された推定誤差を推奨経路に併せて表示したりする機能を有するものである。なお、この描画プログラム22gは、特許請求の範囲に記載の「表示制御手段」に相当するものである。また、描画プログラムに加え、スピーカを介して到着予想時刻等を利用者に音声によって通知する図略の音声出力プログラムが、特許請求の範囲の「通知手段」に相当する。
【0041】
次に、本ナビゲーション装置20により処理される各プログラムの流れを図2〜図5に基づいて説明する。なお、以下説明する各処理は、前述した入力プログラム22b、経路探索プログラム22c、交通情報取得プログラム22d、所要時間算出プログラム22e、誤差算出プログラム22fおよび描画プログラム22gにより実行されるもので、システムプログラム22aのメインルーチンから起動されるものである。
【0042】
図2に示すように、ナビゲーション装置20は、まずステップS101により目的地を入力する処理が行われる。具体的には、入力プログラム22bにより描画プログラム22gを介してディスプレィ26に所定の入力画面を表示させることにより、タッチパネル等の入力装置25を介して経路案内を希望する目的地を選択したり、あるいは目的地名称をテキストボックスに入力する等の入力操作を利用者に促す。これにより、入力された当該目的地に関する目的地情報は、メモリ22の作業領域等に記憶されるので、経路探索プログラム22c等に対する当該目的地情報の受渡しを可能にしている。
【0043】
次にステップS103により現在地情報を取得する処理が行われる。具体的には、GPSセンサ31やジャイロセンサ33により得られた車両の現在位置に関する現在地情報を、経度・緯度等によるデータとしてメモリ22の作業領域等に記憶することで、経路探索プログラム22c等に対し受渡しを可能にしている。なお、ここにいう現在位置とは、特許請求の範囲に記載の「出発地」に相当するものである。
【0044】
ステップS105では、経路を探索する処理が行われる。この処理は、経路探索プログラム22cにより実行されるもので、ステップS101により入力された目的地情報とステップS103により取得された現在地情報とに基づいて、地図情報データベース23の道路情報23aを参照することにより、現在地から目的地に到るまでの推奨経路を探索する。なお、この経路探索のアルゴリズムは、例えば特開平1−173297号公報、特開平1−173298号公報に開示された方法で行われ、経路全体の距離が最も短いものを最適経路とする等の条件で推奨経路を設定するものである。
【0045】
続くステップS107では、交通情報を取得する処理が行われる。この処理は、交通情報取得プログラム22dにより実行されるもので、情報センタ70から通信装置35を介して、当該推奨経路に関する道路交通情報72bを取得する。例えば、当該推奨経路に関する各道路それぞれについての過去の所要時間データを道路交通情報72bとして情報センタ70から取得する。なお、このような道路交通情報72bが地図情報データベース23等に予め格納されている場合には、交通情報取得プログラム22dは、当該地図情報データベース23から当該推奨経路に関する道路交通情報72bを取得する。また、ステップS107で交通情報を取得した後に、取得した交通情報を加味してステップS105の経路探索するようにしても良い。この場合、取得した交通情報により現在発生している交通渋滞を回避できる経路を探索することが可能となる。
【0046】
ステップS109では、推定所要時間を算出する処理が行われる。この処理は、所要時間算出プログラム22eにより実行されるもので、ステップS107により取得された過去の所要時間データを統計処理することにより、各道路の平均所要時間とその所要時間の変動幅を確率分布として得る。このようにして得られた確率密度分布は経路の各道路ごとに算出されるので、それらを統合することにより現在地(出発地)から目的地までの推奨経路に沿った所要時間の確率密度分布が生成され、当該確率密度分布のピーク値が推定所要時間として算出される。つまり、推奨経路を走行した場合に要する所要時間の確率密度分布のピーク値を推定所要時間として推測して算出している。
【0047】
ステップS111では、推定所要時間に対する推定誤差を算出する処理が行われる。この処理は、誤差算出プログラム22fにより実行されるもので、ステップS109により算出された所要時間の確率密度分布のピーク値を中心として、確率が例えば90%となる範囲の下限値と上限値を、推定誤差の最小値と最大値として推測して算出している。
【0048】
例えば、図3(A) に示すように、確率密度分布グラフのピーク値Pavr が推定所要時間であり、このピーク値Pavr を中心としてグラフ左右に等距離に点Pmin とPmax をとり、Pmin からPmax までのグラフ曲線と横軸で囲まれた部分(図3(A) 中のハッチングで示した部分)が90%となるPmin とPmax の値を推定誤差の最小値および最大値として算出する。つまり、ステップS109では、このような統計処理に基づいて、推定所要時間、所定の確率(例えば90%)以上となる推定所要時間の最大値および最小値を算出している。
【0049】
なお、本実施形態では、所要時間算出プログラム22eおよび誤差算出プログラム22fによる処理(ステップS109、S111)は、ナビゲーション装置20側で行うように構成したが、これに限られず、例えば情報センタ70側で、所要時間算出プログラム22eおよび誤差算出プログラム22fによる処理と同様の処理を行い、その処理結果をナビゲーション装置20が交通情報取得プログラム22dにより取得するように構成しても良い。これにより、情報センタ70側の制御装置72の処理能力が高く、ナビゲーション装置20よりもスループットが高い場合には情報処理時間の短縮化を期待することができる。
【0050】
ステップS113では、推奨経路、推定所要時間、推定誤差をディスプレィ26に表示させる処理が行われる。即ち、描画プログラム22gにより、ステップS105により探索された推奨経路およびその周辺地図をディスプレィ26に描画する処理が行われ、さらにS109、S111により算出された推定所要時間、推定誤差をディスプレィ26に表示させる処理が行われる。
【0051】
例えば、図4(A) に示すように、車両の現在地(出発地)αから目的地βまでの推奨経路γがディスプレィ26に表示され、さらに当該推奨経路を走行した場合に要する所要時間を推定したものとして、画面右下方に「所要時間1:30」と表示されている。そして、この推定所要時間の右側の上付位置には「+30」、また下付位置には「−10」がそれぞれ推定誤差として表示されている。
【0052】
この上付位置に表示される「+30」は、図3(A) を参照しながら説明したように、推定所要時間1時間30分に対し90%の確率を有する所要時間の範囲は増加する方向に30分であること、また下付位置に表示される「−10」は、推定所要時間1時間30分に対し90%の確率を有する所要時間の範囲は減少する方向に10分であること、をそれぞれ示している。即ち、図5に示す例では、90%の確率で所要時間が1時間20分(=1時間30分−10分)から2時間(=1時間30分+30分)の間で到着できるということを示している。これにより、利用者は、推定所要時間としては1時間30分だが、より多くの時間がかかる可能性の方が大きいということを把握することができる。
【0053】
なお、前述したステップS109では推定所要時間を算出する処理として、ステップS107により取得された過去の所要時間データを統計処理することにより、各道路の平均所要時間とその所要時間の変動幅を確率分布として得ることとしたが、例えば、ステップS107により、過去の車両の走行速度(以下「車速」という)を交通情報として取得し、ステップS109により、車速により推定所要時間を推定するように処理しても良い。即ち、図3(A) と同様に、横軸に車速をとった確率密度分布を得ることにより、その横軸を、推奨経路の総距離を車速で割って変換すると、図3(A) に示すような横軸に所要時間をとった確率密度分布を得ることができる。
【0054】
また、ステップS107により情報センタ70から取得された道路交通情報72bが各道路における通過車両ごとの所要時間データである場合は、ステップS109において、横軸に所要時間を所定の時間刻みでとり、各所要時間刻みの範囲内で通過した車の台数を縦軸に度数として表した度数分布表を生成するように演算処理を行っても良い。この場合、図3(B) に示すような度数分布表が生成されるので、最大度数の所要時間Pavr を推定所要時間とし、この所要時間Pavr からグラフ左右隣接する度数を加算していき、加算結果が総度数の90%となる範囲の下限値Pmin と上限値Pmax とを推定誤差の最小値と最大値として算出するように処理する。図3(B) では、下限値Pmin から上限値Pmax までの度数を加えると、総度数の90%となる。
【0055】
さらに、ステップS111において、図3(A) 、図3(B) に示すグラフ中の推定所要時間Pavr の位置から左右独立に、各々確率(または総度数と加算する度数の比)が、45%となるように下限値Pmin および上限値Pmax を算出するように処理しても良い。これにより、グラフの形状がPavr を中心として左右対称でない場合には、そのグラフ形状に依存して誤差の最小値および最大値と推定値の差が決定されるので、分布形状を反映した誤差範囲を得ることができる。
【0056】
さらにまた、CPU21に内蔵された時計21aにより得られる現在時刻に、推定所要時間を加算した推定到着時刻をディスプレィ26に表示させるようにステップS113における表示処理を構成しても良い。
【0057】
即ち、図4(B) に示すように、描画プログラム22gにより、アナログ時計δのグラフィック表示を行うことで、このアナログ時計δに推定到着時刻を表示させる処理を追加するものである。この場合には、推定誤差は、扇型の誤差範囲表示k1(縦横のクロスハッチング範囲)、k2(縦のハッチング範囲)として表現されている。誤差範囲表示k1は90%の誤差範囲、また誤差範囲表示k2は80%の誤差範囲、における到着時刻の変動幅をそれぞれ示している。このようにアナログ時計風に表示することで、到着時刻の変動幅をデジタル時計表示よりもより視覚上直感的に把握し易くすることができる。なお、図4(A) に示す所要時間表示と図4(B) に示すアナログ時計表示とを同一画面に双方表示させるようにしても良い。これにより、時計表示に対する、多様化した利用者の嗜好に対応することができる。
【0058】
また、ステップS105により推奨経路を複数探索し、ステップS109により、探索された複数の推奨経路ごとに推定所要時間を算出し、ステップS111により、探索された複数の推奨経路ごとに推定所要時間の推定誤差を算出し、ステップS113により、複数の推奨経路、複数の推奨経路ごとの推定所要時間および複数の推奨経路ごとの推定誤差をディスプレィ26に表示させるように各処理を構成しても良い。
【0059】
これにより、図5に示す表示例のように、ルート1(図5中符号γ1 )では推定所要時間が1時間20分、推定誤差は+30分、−40分であり、ルート2(図5中符号γ2 )では推定所要時間が1時間、推定誤差は±5分と表示された場合には、推定所要時間としてはルート2の方が短いことがわかり、またルート1はかなり時間がかかる危険性はあるが、場合によってはルート2よりも早く到着できる可能性のあることが把握できる。これにより、利用者の現況および好みに応じた推奨経路選択の自由度を利用者に与えることができる。
【0060】
以上説明したように、本実施形態に係るナビゲーション装置20およびそのプログラムによると、探索された推奨経路γを走行した場合に要する推定所要時間を所要時間算出プログラム22e(ステップS109)により推測して算出し、推奨経路γを進行した場合に要する実際の実所要時間に対する推定所要時間の推定誤差を誤差算出プログラム22f(S111)により推測して算出し、描画プログラム22g(S113)により、推奨経路γ、推定所要時間および推定誤差をディスプレィ26に表示させる(図4(A) )。これにより、現在地αから目的地βまでの推奨経路γ、目的地までの推定所要時間とともにその所要時間の推定誤差をディスプレィ26に表示できるので、利用者は、推定誤差から推定所要時間に対する信頼度を得ることができる。そして推定所要時間に対する推定誤差の表示により、ナビゲーション装置20の利用者は、推定所要時間に対して時間の誤差を見込んで、到着後の予定を立てることが可能となる。
【0061】
なお、Pavr や推定誤差の算出方法については、上記実施形態で例示した統計的処理の他の方法を用いても良い。例えばPavr の算出方法には、算術平均、加重平均、メディアン(中央値)、モード(最多頻度の値)などがあり、また確率の求め方としては、検定などを行い統計的に信頼区間や信頼度を求める、また所要時間の分布や車速の分布が正規分布するとして標準偏差などから確率を求める、などの方法を利用しても良い。
【0062】
また、本実施形態に係るナビゲーション装置20によると、描画プログラム22g(S113)は、推定所要時間に代えてまたは加えて、CPU21の時計21aにより取得された現在時刻に推定所要時間を加算した推定到着時刻をアナログ時計δとしてディスプレィ26に表示させる(図4(B) )。これにより、推定所要時間の代わりにまたは加えて推定到着時刻とその推定誤差をディスプレィ26に表示させることで、ナビゲーション装置20の利用者は、推定誤差から推定到着時刻に対する信頼度を得ることができ、より視覚上直接的に到着時刻とその推定変動幅を把握することができる。
【0063】
さらに、本実施形態に係るナビゲーション装置20によると、所要時間算出プログラム22e(S109)は、車両外部から取得した交通情報および/または車両の走行速度に基づいて推定所要時間を推測して算出し、誤差算出プログラム22f(S111)は、車両外部から取得した交通情報および/または車両の走行速度に基づいて推定誤差を算出する。これにより、車両外部から取得した交通情報および車両の走行速度、または、車両外部から取得した交通情報もしくは車両の走行速度に基づいて、推定所要時間あるいは推定誤差が算出されるので、道路交通実情に即した推定所要時間や推定誤差をディスプレィ26に表示できる。したがって利用者は推定所要時間に対するより高い信頼度を得ることができる。
【0064】
さらにまた、本実施形態に係るナビゲーション装置20によると、推定誤差は、推定所要時間に対して90%以上となる推定所要時間の最大値Pmax および最小値Pmin であることから、さらに高精度に推定所要時間や推定誤差を算出することができる(図3(A) 、図3(B) )。これにより、ナビゲーション装置20の利用者は、推定所要時間に対するよりさらに高い信頼度を得ることができる。なお推定所要時間に対する所定の確率は、95%、85%、80%、70%等であっても良く、この確率を変動させることにより、推定所要時間に対する推定誤差をより道路交通実情に即したものに設定することが可能となる。
【0065】
さらに、本実施形態に係るナビゲーション装置20によると、所要時間算出プログラム22e(S109)は、探索された複数の推奨経路γ1 、γ2 ごとに推定所要時間を算出し、誤差算出プログラム22f(S111)は、探索された複数の推奨経路γ1 、γ2 ごとに推定所要時間の推定誤差を算出し、描画プログラム22g(S113)は、複数の推奨経路γ1 、γ2 、複数の推奨経路ごとの推定所要時間および複数の推奨経路ごとの推定誤差をディスプレィ26に表示させる(図5)。これにより、経路探索で得られた複数の推奨経路γ1 、γ2 に対して、各々の推奨経路の推定所要時間とその誤差範囲がディスプレィ26に表示されるので、ナビゲーション装置20の利用者は、複数の推奨経路γ1 、γ2 からひとつの経路を選択する際に、所要時間の確からしさを考慮して選択することが可能となる。
【0066】
また、推奨経路が探索され経路案内が実行されている最中に、所定時間毎(例えば30分毎)に図2のステップS107からS113を繰り返し実行することも好適である。そして、ステップS109で得られた推定所用時間に現在時刻を加算して推定到着時刻を算出したのち、前回の推定到着時刻と所定時間異なる(例えば30分以上異なる)結果が得られたときにディスプレィ26に表示するだけでなく、到着予想時刻が変化したことをスピーカから音声により通知するようにする。即ち、経路を進行中にも時々刻々変化する交通情報を取得することによって、到着予想時刻が変化したときに直ちにその旨を利用者に通知することができる。到着予想時刻に対する推定誤差が変化した場合でも、同様に利用者に通知することで、利用者は経路上の交通状況の変化に伴って、推定到着時刻の確からしさが変化した場合に、そのことを知ることによって、次の行動計画を再考する示唆を得ることができる。
【0067】
さらに、推定到着時刻または推定誤差が前回の算出結果と異なった場合に、その旨とともに、算出結果が異なることになった原因を知らせることも好適である。利用者は交通の状況そのものを直接知りたいのではなく、その時々の交通状況によって、何時頃目的地に到着できるかが知りたいのであるから、予想到着時刻が変化した場合に、その旨とその理由を知らせることが利用者に対して効果的な情報の提示だからである。
【0068】
なお、上述した実施形態においては、ナビゲーション装置20を例に説明したが、本発明はこれに限られることはなく、ナビゲーション機能を有する情報処理装置であれば例えば、パーソナルコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、携帯情報端末、携帯情報端末機能を備えた携帯電話機や電子手帳等であっても、本発明を適用することができ、上述同様の作用・効果を得ることができる。
【0069】
また、ナビゲーション装置に交通情報等を提供する情報センタを構成するコンピュータに本発明のコンピュータプログラムを適用し、ナビゲーション装置のディスプレィに表示させる画像データをナビゲーション装置に送信するように構成しても上述同様の作用・効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係るナビゲーション処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】図2に示すステップS109による統計処理により生成される確率密度分布グラフの例を示す説明図で、図3(A) は横軸に過去の所要時間、縦軸に確率密度分布をとったもの、図3(B) は横軸に過去の通過車両による所要時間、縦軸に車両台数の度数分布をとったものである。
【図4】図2に示すステップS113によるディスプレィ表示の例を示す説明図で、図4(A) は推奨経路に加えて推定所要時間および推定誤差を数字表示したもの、図4(B) は推奨経路に加えて推定所要時間および推定誤差をアナログ時計表示したものである。
【図5】複数の推奨経路、複数の推奨経路ごとの推定所要時間および複数の推奨経路ごとの推定誤差をディスプレィ表示させた例を示す説明図である。
【符号の説明】
20 ナビゲーション装置 (コンピュータ)
21 CPU (推定所要時間算出手段、推定誤差算出手段、表示制御手段)
21a 時計 (計時装置)
22 メモリ
22b 入力プログラム
22c 経路探索プログラム
22d 交通情報取得プログラム
22e 所要時間算出プログラム(推定所要時間算出手段)
22f 誤差算出プログラム (推定誤差算出手段)
22g 描画プログラム (表示制御手段)
23 地図情報データベース
25 入力装置
26 ディスプレィ (表示装置)
31 GPSセンサ
32 車速センサ
33 ジャイロセンサ
70 情報センタ
72a 交通情報提供プログラム
72b 道路交通情報 (交通情報)
α 現在地 (出発地)
β 目的地
γ 推奨経路
γ1 ルート1 (複数の推奨経路)
γ2 ルート2 (複数の推奨経路)
S109(推定所要時間算出手段)
S111(推定誤差算出手段)
S113(表示制御手段)
Claims (7)
- 出発地から目的地までの推奨経路を探索して案内を行うナビゲーション装置において、
探索された推奨経路を進行した場合に要する推定所要時間を推測して算出する推定所要時間算出手段と、
前記推定所要時間の推定誤差を推測して算出する推定誤差算出手段と、
前記推奨経路、前記推定所要時間および前記推定誤差を表示装置に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 現在時刻を取得する計時装置を備えた請求項1記載のナビゲーション装置であって、
前記表示制御手段は、前記推定所要時間に代えてまたは加えて、前記計時装置により取得された現在時刻に前記推定所要時間を加算した推定到着時刻を前記表示装置に表示させることを特徴とするナビゲーション装置。 - 車両に搭載される請求項1または2に記載のナビゲーション装置であって、
前記推定所要時間算出手段は、車両外部から取得した交通情報および/または車両の走行速度に基づいて前記推定所要時間を推測して算出し、
前記推定誤差算出手段は、車両外部から取得した交通情報および/または車両の走行速度に基づいて前記推定誤差を算出することを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記推定所要時間算出手段および/または前記推定誤差算出手段は、前記推定到着時刻および/または前記推定誤差を所定時間毎に推定し、前回算出した推定到着時刻および/または推定誤差と異なる結果が算出された場合に、前回と異なる結果が算出されたことを利用者に通知する通知手段を、
備えることを特徴とする請求項2記載のナビゲーション装置。 - 前記推定誤差算出手段により算出される前記推定誤差は、
推定所要時間算出手段により算出された前記推定所要時間に対して、所定の確率以上となる推定所要時間の最大値および最小値であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。 - 出発地から目的地までの推奨経路を複数探索する請求項1〜5のいずれか一項に記載のナビゲーション装置であって、
前記推定所要時間算出手段は、探索された複数の推奨経路ごとに前記推定所要時間を算出し、
前記推定誤差算出手段は、探索された複数の推奨経路ごとに前記推定所要時間の推定誤差を算出し、
前記表示制御手段は、前記複数の推奨経路、前記複数の推奨経路ごとの前記推定所要時間および前記複数の推奨経路ごとの前記推定誤差を表示装置に表示させることを特徴とするナビゲーション装置。 - 出発地から目的地までの推奨経路を探索して案内情報を出力するコンピュータを、
探索された推奨経路を進行した場合に要する推定所要時間を推測して算出する推定所要時間算出手段、
前記推定所要時間の推定誤差を推測して算出する推定誤差算出手段、および、前記推奨経路、前記推定所要時間および前記推定誤差を出力する出力手段、として機能させるためのプログラム、
を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
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