JP2004069162A - スターリング冷蔵庫 - Google Patents

スターリング冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2004069162A
JP2004069162A JP2002228482A JP2002228482A JP2004069162A JP 2004069162 A JP2004069162 A JP 2004069162A JP 2002228482 A JP2002228482 A JP 2002228482A JP 2002228482 A JP2002228482 A JP 2002228482A JP 2004069162 A JP2004069162 A JP 2004069162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerator
cooler
stirling
compartment
stirling refrigerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002228482A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sugimoto
杉本 一夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2002228482A priority Critical patent/JP2004069162A/ja
Publication of JP2004069162A publication Critical patent/JP2004069162A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/06Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/25Control of valves
    • F25B2600/2511Evaporator distribution valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D17/00Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
    • F25D17/02Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating liquids, e.g. brine

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

【課題】冷蔵室内に貯蔵されている食品の乾燥を抑止することができる、スターリング冷蔵庫を提供する。
【解決手段】本発明のスターリング冷蔵庫1は、スターリング冷凍機3と、仕切られた冷蔵室8と、スターリング冷凍機3によって冷却された冷媒の冷熱を冷蔵室8内に与えるための冷蔵室専用冷却器6と、スターリング冷凍機3によって冷却された冷媒の流量のうち、冷蔵室専用冷却器6へ流す流量を制御するための流量制御弁5とを備える。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スターリング冷凍機を備えたスターリング冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、冷凍冷蔵庫などの冷却手段として、冷媒にフロンを用いた蒸気圧縮式冷凍サイクルが一般に用いられている。このフロン冷媒はオゾン破壊係数が大きいため、近年、フロンのうち特定フロンを対象として使用と生産とが規制されてきている。このため、特定フロンを用いなくてもすむ技術として、逆スターリングサイクルを利用したスターリング冷凍機などの研究が進められている。
【0003】
スターリング冷凍機は、外部動力によってディスプレーサピストンを駆動させて冷媒を圧縮、膨張させ、それを繰り返すことにより放熱、吸熱を行う。冷媒にヘリウムガスなどの不活性ガスを利用するため、地球環境に影響を及ぼすことなく有効に低温を得ることができる。
【0004】
特開平7−180921号公報に開示された冷蔵庫では、スターリング冷凍機で発生した冷熱を2次冷媒を介して庫内の空気と熱交換させている。図7はこの冷蔵庫の構成を示す概略図である。図7を参照して、スターリング冷蔵庫本体200の庫内には庫内の空気を冷却する冷却器201が設けられており、機械室202内にはスターリング冷凍機203が設けられている。スターリング冷凍機203のフィン214を含む低温部204と冷却器201とは、2次冷媒が充填された配管213によって接続されている。これにより、膨張空間を含む低温部204の冷熱が配管213を介して冷却器201に伝えられ、冷却器201により庫内に放出されることにより、庫内を冷却している。また、スターリング冷凍機には、圧縮空間215を含む高温部が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の従来技術で冷蔵室を冷却する場合、スターリング冷凍機の出力を変化させることのみによって冷蔵室に必要な冷熱量の変化に対応することになる。しかし、外気温の低い時には、冷蔵室の室内温度と冷蔵室の基準温度との差が小さくなり、冷蔵室に必要な冷熱量も小さくなる。このような場合に、スターリング冷凍機203が出力する冷熱量は冷蔵室に必要な冷熱量に比べて大きすぎるため、冷蔵室が過度に冷却されてしまう。そしてその結果、冷蔵室の基準温度よりも冷蔵室の室内温度は極端に低くなってしまう。冷蔵室の室内温度が極端に低い温度になると、特に温度の低い冷却器201付近に霜が発生しやすくなる。これにより、冷蔵庫内の湿度が低下し、貯蔵されている食品が乾燥するという問題があった。
【0006】
そこで本発明は、冷蔵室内に貯蔵されている食品の乾燥を抑止することができる、スターリング冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のスターリング冷蔵庫は、スターリング冷凍機と、仕切られた冷蔵室と、スターリング冷凍機によって冷却された冷媒の冷熱を冷蔵室内に与えるための冷蔵室用冷却器と、スターリング冷凍機によって冷却された冷媒の流量のうち、冷蔵室用冷却器へ流す流量を制御するための流量制御弁とを備えている。
【0008】
本発明のスターリング冷蔵庫によれば、冷蔵室の室内温度と冷蔵室の基準温度との差、言いかえれば冷蔵室に必要な冷熱量に応じて、冷蔵室用冷却器へ供給される冷媒の流量が流量制御弁により制御される。したがって、冷蔵室の室内温度と冷蔵室の基準温度との差が小さいときには、スターリング冷凍機の出力が抑えられるとともに、流量制御弁により冷蔵室用冷却器へ供給される冷媒の流量を少なく抑えることが可能となる。これにより、冷蔵室が過度に冷却されることはなくなり、霜の発生による冷蔵室内の湿度の低下が抑止され、冷蔵室内に貯蔵されている食品の乾燥が抑止される。
【0009】
上記本発明のスターリング冷蔵庫において好ましくは、断熱仕切壁によって冷蔵室から仕切られた冷凍室と、スターリング冷凍機によって冷却された冷媒の冷熱を冷凍室内に与えるための冷凍室用冷却器とがさらに備えられている。
【0010】
通常、冷蔵室および冷凍室の各々で必要な冷熱量は異なるが、この構成により、冷蔵室および冷凍室の各々での必要な冷熱量の割合に応じて、流量制御弁により冷蔵室用冷却器および冷凍室用冷却器へ供給される各々の冷媒の流量が制御される。また、冷蔵庫全体で必要な冷熱量に応じてスターリング冷凍機の出力が調節される。したがって、冷蔵室および冷凍室の室内温度が独立に制御可能となる。
【0011】
上記本発明のスターリング冷蔵庫において好ましくは、スターリング冷凍機は、冷蔵室用冷却器と冷凍室用冷却器よりも上方に配置されている。
【0012】
この構成により、スターリング冷凍機で冷却された冷媒は、冷却により比重が大きくなっているため自然降下し、スターリング冷凍機よりも下方にある冷蔵室用冷却器または冷凍室用冷却器に到達し、そこで冷熱を放出する。冷熱を放出することにより冷媒の比重は小さくなるため、冷媒は管路内を自然上昇し、各冷却器より上方にあるスターリング冷凍機に戻ってくる。このようにスターリング冷凍機と各冷却器との位置関係を設定することで冷媒の循環が促進される。
【0013】
上記本発明のスターリング冷蔵庫において好ましくは、冷蔵室用冷却器は、蛇行したフィンなしの管より構成されており、かつスターリング冷蔵庫の背面の壁内に配置されている。
【0014】
この構成により冷蔵室用冷却器はフィンを有さない簡易な構成となり、かつ冷蔵室の壁内に配置されるため、冷蔵室のスペースをより大きくとることができる。ここでフィンなしの管とは、フィンを持たず、内部に冷媒が充填可能な通常の管のみから構成されるものを意味する。また、背面とは冷蔵室の扉を設ける部分を前面としたときの反対側の面を意味する。
【0015】
上記本発明のスターリング冷蔵庫において好ましくは、冷媒は二酸化炭素である。
【0016】
二酸化炭素はオゾン層を破壊しない物質であり、地球環境への影響がほとんどないので好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるスターリング冷蔵庫の断面図である。
【0018】
図1を参照して、スターリング冷蔵庫1は、冷蔵庫本体2と、スターリング冷凍機3と、断熱仕切壁4と、流量制御弁5と、冷蔵室専用冷却器6と、冷凍室専用冷却器7と、冷蔵室専用冷気循環ファン11と、冷凍室専用冷気循環ファン12とを主に有している。
【0019】
冷蔵庫本体2は、断熱仕切壁4によって上部空間と下部空間とに分けられている。上部空間は冷蔵室8であり、下部空間は冷凍室9である。冷蔵室8は扉8aを有していて、これにより冷蔵室8の前面が開閉される。冷凍室9は扉9aを有していて、これにより冷凍室9の前面が開閉される。
【0020】
冷蔵室8の庫内背面には冷蔵室専用冷却器6と冷蔵室専用冷気循環ファン11とが設けられている。冷凍室9の庫内背面には冷凍室専用冷却器7と冷凍室専用冷気循環ファン12とが設けられている。冷蔵室専用冷却器6および冷凍室専用冷却器7は、冷蔵室専用冷気循環ファン11および冷凍室専用冷気循環ファン12によって冷熱の放出が促進される。
【0021】
スターリング冷凍機3は、冷蔵室8の後方上部に設けられたスターリング冷凍機室10に配置されている。また、スターリング冷凍機3は、吸熱部3aと放熱部3bとを有している。冷蔵室専用冷却器6および冷凍室専用冷却器7と流量制御弁5とは、配管13により閉回路で各々接続されていて、かつ配管13は、スターリング冷凍機3の吸熱部3aで冷熱を受け取るように配置されている。
【0022】
閉回路を構成する配管13は次の5つの部分に分けられる。すなわち、吸熱部3aから延び流量制御弁5に接続された第1配管13a、流量制御弁5で第1配管13aから分岐して流量制御弁5と冷蔵室専用冷却器6とを接続している第2配管13b、流量制御弁5で第1配管13aから分岐して流量制御弁5と冷凍室専用冷却器7とを接続している第3配管13c、冷蔵室専用冷却器6と第5配管13eの途中部分とを接続している第4配管13d、冷凍室専用冷却器7に接続され吸熱部3aへ延びる第5配管13eである。配管13の中にはたとえば二酸化炭素などの2次冷媒が充填されている。
【0023】
本発明において最も注目すべきは、流量制御弁5が設置されていることである。この流量制御弁5は、スターリング冷凍機3によって冷却された2次冷媒の流量のうち冷蔵室専用冷却器6へ流す流量を制御するためのものである。
【0024】
図2は本発明の実施の形態1におけるスターリング冷蔵庫に用いられる流量制御弁の構成を示す概略断面図である。
【0025】
図2を参照して、流量制御弁5には3つの配管が接続されている。すなわちスターリング冷凍機3の吸熱部3aから延びる配管13aと、冷蔵室専用冷却器6へ接続されている配管13bと、冷凍室専用冷却器7へ接続されている配管13cとである。また、流量制御弁5は、2次冷媒を通すことのできる内部空間15を有し、その内部空間15内に弁板14を備えている。弁板14は冷蔵室8および冷凍室9の各々での必要な冷熱量の割合に応じて図中上下方向に移動可能である。具体的には、冷蔵室8に必要な冷熱量が小さい場合には弁板14は図中下方へ移動する。これにより冷蔵室専用冷却器6に接続されている配管13bへの流路が狭まり、冷蔵室専用冷却器6へ供給される2次冷媒の流量が減少し、冷凍室専用冷却器7へ供給される2次冷媒の流量が増加する。また、冷蔵室8に必要な冷熱量が大きい場合には弁板14は図中上方へ移動する。これにより冷蔵室専用冷却器6に接続されている配管13bへの流路が広がり、冷蔵室専用冷却器6へ供給される2次冷媒の流量が増加し、冷凍室専用冷却器7へ供給される2次冷媒の流量が減少する。
【0026】
なお、図1に示すスターリング冷凍機3には、例えば図3に示すようなフリーピストン型のスターリング冷凍機が用いられる。
【0027】
図3を参照して、フリーピストン型のスターリング冷凍機3では、一端がケーシング113で密閉されたシリンダ101内に、ディスプレーサ103とピストン102とが配設されており、これらによって圧縮空間108と膨張空間109とが形成されている。そして、これらと再生器105により閉回路が構成され、この閉回路の作動空間にはヘリウムなどの作動ガスが充填されている。ピストン102はスプリング119を介して接続されており、リニアモータなどの外部動力によってシリンダ101の軸方向に振動可能とされている。ディスプレーサ103は、ディスプレーサロッド104を介してスプリング106に接続され、自由に往復運動することが可能である。
【0028】
このフリーピストン型のスターリング冷凍機3の動作においては、ピストン102により圧縮された圧縮空間108内の作動ガスが、シリンダ通気口118、流路112、高温側熱交換器110を通過し、再生器105で予冷されて、低温側熱交換器114を経由して膨張空間109へ移動する。このとき、圧縮空間108で生じた熱は高温側熱交換器110を介して放熱器111から放熱部3b(図1)に放出される。大部分の作動ガスが膨張空間109に流入すると、膨張空間109の圧力は上昇し、作動ガスはディスプレーサ103を押し上げるようにして膨張を始める。そして、ある程度膨張すると、ピストン102の復元力によりディスプレーサ103は逆に押し上げられ、圧力の低くなった膨張空間109内の作動ガスが再び圧縮空間108へ移動する。このときに、膨張空間109で生じた冷熱は低温側熱交換器114を介して吸熱器117から吸熱部3a(図1)に放出される。そして、大部分の作動ガスが圧縮空間108へ移動すると、再びピストン102に圧縮されて次のサイクルに移行する。以上のような一連のサイクルが連続的に繰り返されることにより、極低温の冷熱が取り出される。
【0029】
続いて、本実施の形態のスターリング冷蔵庫における2次冷媒の流れについて説明する。
【0030】
図4は、本発明の実施の形態1におけるスターリング冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図である。図4中の矢印は2次冷媒の流れを示している。
【0031】
図4を参照して、スターリング冷凍機3の吸熱部3aで冷熱を得た2次冷媒は、比重が大きくなるため第1配管13a内を自然降下し、流量制御弁5に到達する。流量制御弁5では冷蔵室8および冷凍室9の各々での必要な冷熱量の割合に応じて、冷蔵室専用冷却器6と冷凍室専用冷却器7とに供給される2次冷媒の流量が調節される。流量が調節された2次冷媒の一方は第2配管13b内を自然降下して冷蔵室専用冷却器6に到達し、その冷蔵室専用冷却器6にて冷熱を冷蔵室8内に放出する。また、流量が調節された2次冷媒の他方は第3配管13c内を自然降下して冷凍室専用冷却器7に到達し、その冷凍室専用冷却器7にて冷熱を冷凍室9内に放出する。次いで、冷蔵室専用冷却器6および冷凍室専用冷却器7で冷熱を放出した2次冷媒は、比重が小さくなるため、それぞれ第4配管13d内および第5配管13e内を自然上昇する。第4配管13dは途中で第5配管13eと合流しているので、2次冷媒は第5配管13e内を通って吸熱部3aへ戻ってくる。これらの動作を繰り返すことにより、吸熱部3aの冷熱が冷蔵室専用冷却器6および冷凍室専用冷却器7へ搬送可能となる。
【0032】
本実施の形態においては、冷蔵室8および冷凍室9の各々での必要な冷熱量の割合に応じて、流量制御弁5により冷蔵室専用冷却器6および冷凍室専用冷却器7へ供給される各々の冷媒の流量が調節される。また、スターリング冷蔵庫1全体で必要な冷熱量に応じてスターリング冷凍機3の出力が調節される。したがって、冷蔵室8および冷凍室9の室内温度が独立に制御可能となる。
【0033】
また、冷蔵室8の室内温度と冷蔵室8の基準温度との差が小さいときには、スターリング冷凍機3の出力が抑えられるとともに、流量制御弁5により冷蔵室専用冷却器6へ供給される冷媒の流量を少なく抑えることが可能となる。これにより、冷蔵室8が過度に冷却されることはなくなり、霜の発生による冷蔵室8内の湿度の低下が抑止され、冷蔵室8内に貯蔵されている食品の乾燥が抑止される。
【0034】
また、本実施の形態においては、スターリング冷凍機3は、冷蔵室専用冷却器6および冷凍室専用冷却器7よりも上方に配置されている。これにより、スターリング冷凍機3の吸熱部3aで冷却された2次冷媒は比重が大きくなるために配管13内を自然降下し、冷蔵室専用冷却器6および冷凍室専用冷却器7で冷熱を放出する。そして冷熱を放出後、2次冷媒は比重が小さくなるために配管13内を自然上昇する。したがって2次冷媒の循環が促進される。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2におけるスターリング冷蔵庫の断面図である。
【0035】
図5を参照して、本実施の形態における冷蔵室専用冷却器6は冷蔵室8内の背面の壁内に設置されている。この、冷蔵室専用冷却器6は、冷蔵室8内に冷熱が放出可能であれば、冷蔵庫本体2の背面部分に完全に埋め入れられる構成でもよいし、予め冷蔵庫本体2の背面側の壁に設けられた溝にはめ込まれる構成でもよい。
【0036】
図6は本発明の実施の形態2におけるスターリング冷蔵庫に用いられる冷蔵室専用冷却器の構成を示す模式図である。図6を参照して、本実施の形態における冷蔵室専用冷却器6はフィンを持たず、内部に2次冷媒が充填可能な通常の管のみから構成されており、蛇行した形状を有している。
【0037】
これにより、実施の形態1で示されていた冷蔵室専用冷却器6のスペースの分だけ冷蔵室内の容積効率が上がる。
【0038】
なお、これ以外の構成については図1に示す実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0039】
なお、実施の形態1および2では、配管内を2次冷媒が循環される場合について示したが、本発明は2次冷媒に限られるものではなく、たとえばスターリング冷凍機3内で圧縮と膨張とを繰り返す作動ガスの冷媒が循環される構成でもよい。
【0040】
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものと意図される。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、本発明のスターリング冷蔵庫によれば、冷蔵室の室内温度と冷蔵室の基準温度との差、言いかえれば冷蔵室に必要な冷熱量に応じて、冷蔵室用冷却器へ供給される冷媒の流量が流量制御弁により制御される。したがって、冷蔵室の室内温度と冷蔵室の基準温度との差が小さいときには、スターリング冷凍機の出力が抑えられるとともに、流量制御弁により冷蔵室用冷却器へ供給される冷媒の流量を少なく抑えることが可能となる。これにより、冷蔵室が過度に冷却されることはなくなり、霜の発生による冷蔵室内の湿度の低下が抑止され、冷蔵室内に貯蔵されている食品の乾燥が抑止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるスターリング冷蔵庫の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるスターリング冷蔵庫に用いられる流量制御弁の構成を示す概略断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるスターリング冷蔵庫に用いられるフリーピストン型のスターリング冷凍機の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1におけるスターリング冷蔵庫の冷凍サイクルを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2におけるスターリング冷蔵庫の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2におけるスターリング冷蔵庫に用いられる冷蔵室専用冷却器の構成を示す模式図である。
【図7】従来のスターリング冷蔵庫の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 スターリング冷蔵庫、2,200 冷蔵庫本体、3,203 スターリング冷凍機、3a 吸熱部、3b 放熱部、4 断熱仕切壁、5 流量制御弁、6冷蔵室専用冷却器、7 冷凍室専用冷却器、8 冷蔵室、8a,9a 扉、9冷凍室、10 スターリング冷凍機室、11 冷蔵室専用冷気循環ファン、12 冷凍室専用冷気循環ファン、13,13a〜13e,213 配管、14 弁板、15 内部空間、101 シリンダ、102 ピストン、103 ディスプレーサ、104 ディスプレーサロッド、105 再生器、106 スプリング、108 圧縮空間、109 膨張空間、110 高温側熱交換器、111 放熱器、112 流路、113 ケーシング、114 低温側熱交換器、117吸熱器、118 シリンダ通気口、119 スプリング、201 冷却器、202 機械室、204 低温部、214 フィン、215 高温部。

Claims (5)

  1. スターリング冷凍機と、
    仕切られた冷蔵室と、
    前記スターリング冷凍機によって冷却された冷媒の冷熱を前記冷蔵室内に与えるための冷蔵室用冷却器と、
    前記スターリング冷凍機によって冷却された冷媒の流量のうち、前記冷蔵室用冷却器へ流す流量を制御するための流量制御弁とを備えた、スターリング冷蔵庫。
  2. 断熱仕切壁によって前記冷蔵室から仕切られた冷凍室と、
    前記スターリング冷凍機によって冷却された冷媒の冷熱を前記冷凍室内に与えるための冷凍室用冷却器とをさらに備えた、請求項1に記載のスターリング冷蔵庫。
  3. 前記スターリング冷凍機は、前記冷蔵室用冷却器と前記冷凍室用冷却器よりも上方に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載のスターリング冷蔵庫。
  4. 前記冷蔵室用冷却器は、蛇行したフィンなしの管より構成されており、かつスターリング冷蔵庫の背面の壁内に配置されることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載のスターリング冷蔵庫。
  5. 前記冷媒は二酸化炭素である、請求項1から4のいずれかに記載のスターリング冷蔵庫。
JP2002228482A 2002-08-06 2002-08-06 スターリング冷蔵庫 Withdrawn JP2004069162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002228482A JP2004069162A (ja) 2002-08-06 2002-08-06 スターリング冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002228482A JP2004069162A (ja) 2002-08-06 2002-08-06 スターリング冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004069162A true JP2004069162A (ja) 2004-03-04

Family

ID=32015154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002228482A Withdrawn JP2004069162A (ja) 2002-08-06 2002-08-06 スターリング冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004069162A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003322457A (ja) 冷蔵庫の結露防止装置
JP3235997U (ja) 移動可能な空気調和装置及びその冷房方法
US7386984B2 (en) Refrigerator
WO2002016835A1 (fr) Systeme de refrigeration sterling et dispositif de refroidissement
JP3826998B2 (ja) スターリング冷凍システム及びスターリング冷蔵庫
TW514716B (en) Stirling cooling apparatus, cooler, and refrigerator
JP3910096B2 (ja) スターリング機関用放熱システムおよびそれを備えた冷却庫
JPH07180921A (ja) スターリング冷蔵庫
US20050016184A1 (en) Stirling cooling device, cooling chamber, and refrigerator
JP2714155B2 (ja) 冷却庫
JP2006084135A (ja) 放熱システムおよびスターリング冷却庫
JP2004069162A (ja) スターリング冷蔵庫
JP2000205682A (ja) 冷却装置
KR930000943B1 (ko) 스터링 사이클방식 냉장고
KR200161214Y1 (ko) 냉장고의 냉각장치
JP2004101050A (ja) 冷却庫
JP2003269839A (ja) スターリング冷蔵庫
KR0123063Y1 (ko) 스터링 사이클방식 냉동기
KR100304575B1 (ko) 맥동관 냉동기
JP2006090684A (ja) 冷蔵庫
JPH07180938A (ja) パルスチューブ冷蔵庫
JP2005257210A (ja) 冷蔵庫
JP2005257246A (ja) 冷蔵庫
JP2000337747A (ja) 冷蔵庫
JPH0854151A (ja) パルスチューブ冷凍機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051101