JP2004069113A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】排気構造の簡略化を図るとともに、鍋を取り外した状態でも熱気が鍋装着部から漏れないようにした炎漏出防止型のガスコンロを提供する。
【解決手段】コンロ本体の上面の天板3に鍋Pを挿入するための開口部3aを設け、この開口部に装着される鍋Pの底よりも下方にブンゼン式のガスバーナ4を設け、開口部に装着される鍋Pの周囲およびガスバーナ4の周囲を囲む燃焼室6を設ける。燃焼室6の上部に天板3と平行な方向にエアを供給するエアカーテン発生装置41を設け、燃焼室の上部と排気筒7とを連通する排気通路と設ける。開口部3aにエアカーテンを形成して、燃焼室内の熱気が開口部から上方へ漏れるのを防止する。燃焼ガスおよび熱気はエアカーテンのエア流に沿って流れ、排気筒7を介してコンロ本体の外部に放出される。
【選択図】  図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスバーナの炎や熱気がコンロ本体の上方に放出されるのを抑制できるガスコンロに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のガスコンロは、バーナの上部に爪付きの五徳が設けられており、バーナの炎や、炎により生じた熱気が五徳の爪部に載置された鍋等の底面に沿って五徳の外側に放出されるようになっている。このため、放出された熱気によって鍋等の取手が加熱され、取手が持ち難くなるといった不具合を生ずることがある。
【0003】
このような不具合を解消するための炎漏出防止型のコンロは、例えば特開平9−243088号公報を初めとして種々提案されている。提案されている炎漏出防止型のコンロは、バーナの炎を囲う筒状の五徳と、バーナの炎により生じた熱気を五徳で囲われた空間から強制的に吸引排気する排気ファンを備え、炎や熱気が五徳の外側に漏出するの防止している。
【0004】
上記公報では、コンロ本体の天板に鍋を周囲に隙間を存して挿入可能な凹入部を設け、凹入部の周囲に凹入部内に向けて炎を噴出するバーナを配置するとともに、凹入部の底部に排気ファンを設けた排気通路を接続させることで、熱気による鍋の取手の加熱を防止して、加熱効率を向上させるようにしたコンロを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報等で提案された炎漏出防止型のコンロは、バーナの炎により生じた熱気を五徳で囲われた空間から強制的に吸引排気するために、五徳を内外2重構造にするとともに、五徳の内周壁に排気窓を形成する必要があり、このため五徳の構造が複雑になってしまうという不具合を有している。
【0006】
また、上記公報で提案されたコンロは、排気通路に排気ファンを設ける必要があり、このため構造が複雑になってしまうという不具合を有している。さらに、上記公報等で提案された炎漏出防止型のコンロは、鍋を取り去った際には熱気が上方に放出されてしまう。これを防止するには、鍋が脱着されたことを検出してガスの燃焼を停止したり、ガスの燃焼量を低くしたりする複雑な制御が必要になる。このため、ガスを燃焼させていても、鍋の装着部の上方に熱気が上がらないようにすることが望まれている。
【0007】
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、排気構造の簡略化を図った炎漏出防止型のガスコンロを提供することを目的とする。また、本発明は鍋を取り外した状態でも熱気が鍋装着部から上方に上がらないようにしたガスコンロを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、鍋を装着するための開口部を備えた天板と、装着された前記鍋の鍋底より下方に配置されるガスバーナと、前記開口部に装着される前記鍋の周囲および前記ガスバーナの周囲を断熱材で囲んだ燃焼室と、前記燃焼室の上部に接続され、燃焼ガスを排出する排気通路とを有することを特徴とするガスコンロによって達成される。
【0009】
本発明によるガスコンロは、コンロ本体の内部に燃焼室を設け、天板の開口部に装着された鍋の周囲と燃焼室との間の空間を排気のために利用するので、排気構造が簡単である。なお、排気通路に排気ファンを配置することで、排気を確実に行うことができる。
【0010】
また、送風ファンを設けて燃焼室の下部に空気を送り込む構造にすることで、ガスの燃焼を確実にするとともに、排気通路を介しての排気を確実に行うことができる。
【0011】
また、天板と排気通路との間に燃焼室に空気を送り込む空気流入通路を配置することにより、空気流入通路を流れる空気により天板を冷却することができると共に、排気通路を流れる熱い排気ガスの熱を空気流入通路を流れる空気に伝えて熱交換させることにより、ガス燃焼時の給気温度を上昇させて燃焼の効率を向上させることができるようになる。
また、五徳の代わりに鍋を支えるために天板から弾性体で網を支えた支え網構造にしてもよい。
【0012】
また、本発明の目的は、鍋を装着するための開口部を備えた天板と、挿入された前記鍋の鍋底より下方に配置されるブンゼン式のガスバーナと、前記開口部に向けて前記天板と略平行な方向にエアを供給するエアカーテン発生装置と、前記エア及び燃焼ガスを外部へ排出させる排気通路とを有することを特徴とするガスコンロによって達成される。
【0013】
本発明によるガスコンロは、鍋を挿入するための開口部にエアカーテンを形成する構造としたので、燃焼室内の熱気が開口部から上方へ漏れるのを防止することができる。
【0014】
また、本発明の目的は、鍋を装着するための開口部を備えた天板と、挿入された前記鍋の鍋底より下方に配置されるブンゼン式のガスバーナと、前記開口部に装着される前記鍋の周囲および前記ガスバーナの周囲を囲む燃焼室と、前記燃焼室の上部に上記天板と略平行な方向にエアを供給するエアカーテン発生装置と、前記燃焼室の上部に接続され、前記エア及び燃焼ガスを排出する排気通路とを有することを特徴とするガスコンロによって達成される。
【0015】
本発明によるガスコンロは、鍋を挿入するための開口部にエアカーテンを形成する構造としたので、燃焼室内の熱気が開口部から上方へ漏れるのを防止することができる。
【0016】
また、本発明の目的は、鍋を装着するための開口部を備えた天板と、前記開口部に装着される前記鍋の底に向けて炎を噴射するブラスト式のガスバーナと、前記開口部に向けて前記天板と略平行な方向にエアを供給するエアカーテン発生装置と、前記エア及び燃焼ガスを排出する排気通路とを有することを特徴とするガスコンロによって達成される。
【0017】
本発明によるガスコンロは、鍋を挿入するための開口部にエアカーテンを形成する構造としたので、燃焼室内の熱気が開口部から上方へ漏れるのを防止することができる。
【0018】
また、鍋を装着するための開口部を備えた天板と、前記開口部に装着される前記鍋の側周面および底面を囲む燃焼室と、前記開口部に装着される前記鍋の側周面に向けて下向きの炎を噴出する下向き内炎式ブラストバーナと、前記燃焼室の底部と外部とを接続する排気通路とを有するようにしてもよい。
【0019】
本発明によるガスコンロは、下向きの炎を噴出する下向き内炎式ブラストバーナを備えているので、下向き内炎式ブラストバーナから下向きに噴射されるエアの勢いで、熱気を燃焼室の底部に接続する排気通路を介してコンロ本体の外部に放出することができる。排気通路の排気ファンを設けることなく、熱気を排気できるので構造が簡単である。
【0020】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態によるガスコンロについて図1乃至図6を用いて説明する。図1は本実施の形態によるガスコンロの模式構造を示す縦断面図、図2は本実施の形態によるガスコンロの排気構造を示す水平断面図であり、図1のB−B線断面図である。
【0021】
図1に示すように本実施の形態によるガスコンロ1は、箱形の筺体2と、鍋装着用の開口部3aを備える天板3と、ブンゼンバーナ4とを有している。また、ガスコンロ1は、開口部3aに装着された鍋Pの底部側の周側面およびブンゼンバーナ4の周囲を略円筒形状の断熱材5で囲んで形成した燃焼室6と、天板3の上面に立設した排気筒7と、燃焼室6の上部と排気筒7とを結ぶ排気通路8と、排気通路8に設けられた排気ファン9とを有している。また、ガスコンロ1は、鍋Pの装着および鍋Pの鍋底の温度を検出するセンサ部10と、ブンゼンバーナ4の燃焼/停止を制御する制御部11とを有している。
【0022】
また、排気筒7と排気通路8とを接続させるために天板3には連通孔3bが形成されている。ブンゼンバーナ4にはガス供給口12からガス配管13a,13bを介してガスが供給されるようになっている。天板3の上面の開口部の周囲には環状の断熱材14が取り付けられている。また、天板3の下面にも断熱材15a,15bが取り付けられている。
【0023】
鍋Pは一対の取手PAを備えるとともに、取手PAよりも下側に鍋Pの側周面から外方へ延出する環状の鍔部PBを備える。鍔部PBが天板3の上面の開口部の周囲に設けられた環状の断熱材14に当接することで、鍋Pが天板3上に載置・支持されるとともに、開口部3aを閉塞して燃焼室6内の熱気が取手PA側に漏れるのを防止するようになっている。なお、本実施の形態では、天板3の上面に設けた環状の断熱材14を介して鍋Pの鍔部PBを載置・支持することで、鍋Pの熱が天板3に伝達され難くしているが、断熱材14を設けずに天板3で鍋Pの鍔部PBを載置・支持する構造としてもよい。また、本実施の形態では、天板3の下面に断熱材15a,15bを設けることで、燃焼室6内の熱気および排気通路8内の熱気によって天板3が加熱されるのを防止している。
【0024】
筺体2は筺体の外側と内側とを接続する連通孔(不図示)を複数箇所に備える。これにより、コンロ本体内に燃焼用の空気が流入するようになっている。燃焼室6を形成する略円筒形状の断熱材5の下側には複数の空気流入口5aが設けられており、これらの空気流入口5aを介して燃焼室6内に空気が流入するようになっている。
【0025】
ブンゼンバーナ4は、ガス噴出部とその周囲に形成された空気孔とを有しているノズル部、ガスと空気とを混合する混合部と、複数の炎孔を備えたバーナヘッドと、着火プラグとを備えている。
【0026】
制御部11は、ガス配管13a,13b間に介設された電磁式のガス流量弁と、図示しない操作部から操作指令入力に基づいてガス流量弁の開度制御および着火プラグによる着火制御、並びに排気ファンの運転制御を行う燃焼制御部と、電池電源または商用電源を入力として必要な電源を供給する電源部を備えている。
【0027】
燃焼制御部はセンサ部10の出力を監視しており、鍋Pが装着されていない状態では着火を禁止するようになっている。また、燃焼制御部は、鍋底の温度が予め設定した温度範囲内になるようにガス燃焼量の調整を行う。さらに、燃焼制御部は、鍋底の温度が予め設定した過熱温度に達した場合にはガスの燃焼を停止させたり、ガスの供給量を低減させたりするようになっている。燃焼制御部は、ガス燃焼状態で鍋Pが取り外されたことを検出した場合には、ガスの燃焼を停止させるようにしてもよい。また、燃焼制御部は、ガス燃焼状態で鍋Pが取り外れたことを検出した場合には、ガスの供給量を例えば最小段階に低減するようにしてもよい。さらに、燃焼制御部は、ガスの供給量を例えば最小段階に低減した状態が予め設定した許容時間を越えた場合には、ガスの燃焼を停止させるようにしてもよい。燃焼制御部は、ガスの燃焼を停止させた時点から所定時間が経過するまでは排気ファン9の運転を継続させるようにしてもよい。これにより、燃焼室6内の熱気を完全に逃すことができる。
【0028】
図1および図2に示すように、燃焼室6の上部は排気通路8の一端側に連通され、図1に示すように、排気通路8の他端側は排気筒7を介してコンロ本体の外部で大気側に開放されている。したがって、排気ファン9を運転することで、ガス燃焼によって生じた燃焼ガスおよびガス燃焼によって生じた熱気を排気通路8および排気筒7を介してコンロ本体の外部へ放出することができる。図1中の矢印は燃焼ガスおよび熱気の流れを模式的に示している。燃焼室6の上部は鍋Pの鍔部PBによって閉塞されているので、熱気が開口部3aから上方に逃げることはない。したがって、鍋Pの取手PAが過熱されることはない。
【0029】
ブンゼンバーナ4は燃焼室6の下方に設けているので、鍋Pを取り外した状態であってもブンゼンバーナ4の炎が開口部3aよりも上方へ出ることはない。したがって、開口部3aの上方に手をかざしても火傷等のおそれがなく安全である。このため、ガスの無駄な消費を低減することを考慮しなくてもよい場合には、鍋Pの脱着を検出してガスの燃焼を停止したりガス燃焼量を低減したりする制御が不要となる。
【0030】
図3及び図4は本実施の形態によるガスコンロの変形例を示す縦断面図である。図1に示したガスコンロ1は天板3上に鍋Pを載置する構造であるので、鍋Pの重量および鍋Pの内容物の重量を支持するためには天板3の剛性を高くする必要がある。そこで、図3に示すガスコンロ20は、燃焼室6内の鍋Pを載置するための架台21を設けたものである。図3では、複数の爪部21aを備えた脚部の長い(背の高い)五徳形状の架台21を例示したが、例えば図4に示すように爪部21aの代わりに目の荒い網(例えば焼網)を備え、天板3からばねなどで網を支える支え網構造22を五徳の代わりに用いるようにしてもよい。
【0031】
図5は本実施の形態によるガスコンロの他の変形例を示す縦断面図である。図1に示したガスコンロ1は排気通路8に排気ファン9を設けているので、高温に耐える排気ファン9を用いる必要がある。これに対して、図5に示すガスコンロ30は、燃焼室5の各空気流入口5aに接続する空気流入通路31を設け、この空気流入通路31に送風ファン32を設置している。送風ファン32を運転することで、筺体2に形成した空気取入口2aから空気を取り込み、取り込んだ空気を空気流入通路31を介して燃焼室6の下部から燃焼室6内に強制的に送給することで、燃焼室6内の燃焼ガスおよび熱気を排気通路8および排気筒7を介してコンロ本体の外部へ放出させるようになっている。なお、図5では図示の都合上、図1に示した制御部11およびガス配管13a,13bの記載を省略している。
【0032】
図6は本実施の形態によるガスコンロのさらに他の変形例を示す縦断面図である。図1乃至図5に示したガスコンロは天板3直下に排気通路8が設けられているため、天板3は高温に耐える材質が要求される。これに対して、図6に示すガスコンロ35は、天板3直下の空間に燃焼室5の各空気流入口5aに接続される空気流入通路31を設け、また空気流入通路31に送風ファン32を設置している。さらに、排気通路8は空気流入通路31直下に配置されている。これにより、空気流入通路31を流れる空気により天板3を冷却することができると共に、排気通路8を流れる熱い排気ガスの熱を空気流入通路31を流れる空気に伝えて熱交換させることにより、ガス燃焼時の給気温度を上昇させて燃焼の効率を向上させることができるようになる。
【0033】
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態によるガスコンロについて図7及び図8を用いて説明する。図7は本実施の形態によるガスコンロの模式構造を示す縦断面図、図8は図7に示したガスコンロのエアカーテンの作用を説明する図である。図7に示すガスコンロ40は、燃焼室6の上部にエアを天板3に平行な方向に送給するエアカーテン発生装置41を設けるとともに、エアカーテン発生装置41から送給されたエアをコンロ本体の外部に排出する排気通路8および排気筒7を設けたものである。筺体2の側面には空気取入口2bが形成されている。
【0034】
図8に示すように、エアカーテン発生装置41は、燃焼室6の直径に相当する広い範囲に亘ってエアを送給する。エアカーテン発生装置41から送給されたエアはエアカーテン通路42内を流れ、排気筒7を介してコンロ本体の外部に放出される。燃焼ガスおよび熱気は、エアカーテン通路42内のエア流に沿って流れ、排気筒7を介してコンロ本体の外部に放出される。このように、本実施の形態によるガスコンロ40は、燃焼室6の上部にエアカーテンを形成する構造としたので、燃焼ガスおよび熱気が開口部3aから開口部3aの上方へ漏れるのを防止することができる。このため、鍔部を備えていない通常の鍋Pを使用しても、また、鍋Pを装着していない状態でも、燃焼ガスおよび熱気が開口部3aから漏れるのを防止できる。
【0035】
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態によるガスコンロについて図9を用いて説明する。図9は本実施の形態によるガスコンロの模式構造図である。図9に示すガスコンロ50は、ブラストバーナ51を備え、天板3の開口部3aに装着された鍋Pの底部に向けてブラストバーナ51の炎Hを斜めに噴射するようになっている。また、ガスコンロ50は、開口部3aに向けて天板3と平行な方向にエアを供給するエアカーテン装置41を備えている。ガスコンロ50は、エアカーテン装置41から送給されたエアとともに燃焼ガスおよび熱気を排気筒7を介してコンロ本体の外部に放出する構造になっている。なお、天板3の下面には断熱材15a,15bが設けられ、筺体2の内面であって排気筒7の下方には断熱材15cが設けられている。架台21は、鍋Pを載置するための爪部21aを有している。架台21の下方には汁受け部52が設けられている。
【0036】
図9に示した本実施の形態によるガスコンロ50は、図8に示した第2の実施の形態によるガスコンロ40と同様に、開口部3aにエアカーテンを形成する構造としたので、燃焼ガスおよび熱気が開口部3aから開口部3aの上方へ漏れるのを防止することができる。このため、鍔部を備えていない通常の鍋Pを使用しても、また、鍋Pを装着していない状態でも、燃焼ガスおよび熱気が開口部3aから漏れるのを防止できる。
【0037】
〔第4の実施の形態〕
次に、本発明の第4の実施の形態によるガスコンロについて図10及び図11を用いて説明する。図10は本実施の形態によるガスコンロの模式構造を示す縦断面図、図11は図10に示したガスコンロの平面図である。図10に示すガスコンロ60は、コンロ本体の上面の天板3に鍋Pを装着するための開口部3aを設け、この開口部3aに装着される鍋Pの側周面および鍋Pの底面を囲む燃焼室6を形成し、鍋Pの側周面に向けて下向きの炎Hを噴出する下向き内炎式ブラストバーナ61を設け、鍋Pの底面の下方に燃焼ガスを鍋底に効果的に流すための風向変更板62を配置し、燃焼室6の底部の中央部と排気筒7との間を排気通路63で連通させたものである。燃焼室6の外周面を覆うように断熱材64が設けられている。架台65は、鍋Pを載置するための爪部65aを有している。
【0038】
本実施の形態によるガスコンロ60は、下向きの炎Hを噴出する下向き内炎式ブラストバーナ61を用いているので、下向き内炎式ブラストバーナ61から下向きに噴射されるエアの勢いで、燃焼ガスおよび熱気を燃焼室6の底部に接続された排気通路63を介してコンロ本体の外部に放出することができる。排気通路63に排気ファンを設ける必要がないので、排気通路63の構造が簡略化できる。
【0039】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、排気構造の簡略化を図った炎漏出防止型のガスコンロを実現できる。また、エアカーテン装置を備えることで、鍋を取り外した状態でも熱気が鍋装着部から上方に上がらないようにしたガスコンロを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるガスコンロの模式構造を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるガスコンロの排気構造を示す水平断面図であり、図1のB−B線断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態によるガスコンロの変形例を示す縦断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態によるガスコンロの他の変形例を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態によるガスコンロのさらに他の変形例を示す縦断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態によるガスコンロのまたさらに他の変形例を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態によるガスコンロの模式構造を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態によるガスコンロのエアカーテンの作用を説明する図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態によるガスコンロの模式構造を示す縦断面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態によるガスコンロの模式構造を示す縦断面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態によるガスコンロの平面図である。
【符号の説明】
1,20,30,40,50,60 ガスコンロ
2 筺体
2a,2b 空気取入口
3 天板
4 ブンゼンバーナ
5,14,15a,15b,64 断熱材
6 燃焼室
7 排気筒
8,63 排気通路
9 排気ファン
10 センサ部
11 制御部
12 ガス供給口
13a,13b ガス配管
21,65 架台
21a,65a 架台の爪部
22 支え網構造
31 空気流入通路
32 送風ファン
41 エアカーテン発生装置
42 エアカーテン通路
51 ブラストバーナ
52 汁受部
61 下向き内炎式ブラストバーナ
62 風向変更板

Claims (8)

  1. 鍋を装着するための開口部を備えた天板と、
    装着された前記鍋の鍋底より下方に配置されるガスバーナと、
    前記開口部に装着される前記鍋の周囲および前記ガスバーナの周囲を断熱材で囲んだ燃焼室と、
    前記燃焼室の上部に接続され、燃焼ガスを排出する排気通路と
    を有することを特徴とするガスコンロ。
  2. 請求項1記載のガスコンロにおいて、
    前記排気通路内に排気ファンを配置すること
    を特徴とするガスコンロ。
  3. 請求項1記載のガスコンロにおいて、
    前記燃焼室の下部に空気を送り込む送風ファンを設けたこと
    を特徴とするガスコンロ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガスコンロにおいて、
    前記天板と前記排気通路との間に前記燃焼室に空気を送り込む空気流入通路が配置されていること
    を特徴とするガスコンロ。
  5. 鍋を装着するための開口部を備えた天板と、
    挿入された前記鍋の鍋底より下方に配置されるブンゼン式のガスバーナと、
    前記開口部に向けて前記天板と略平行な方向にエアを供給するエアカーテン発生装置と、
    前記エア及び燃焼ガスを外部へ排出させる排気通路と
    を有することを特徴とするガスコンロ。
  6. 鍋を装着するための開口部を備えた天板と、
    挿入された前記鍋の鍋底より下方に配置されるブンゼン式のガスバーナと、
    前記開口部に装着される前記鍋の周囲および前記ガスバーナの周囲を囲む燃焼室と、
    前記燃焼室の上部に上記天板と略平行な方向にエアを供給するエアカーテン発生装置と、
    前記燃焼室の上部に接続され、前記エア及び燃焼ガスを排出する排気通路と
    を有することを特徴とするガスコンロ。
  7. 鍋を装着するための開口部を備えた天板と、
    前記開口部に装着される前記鍋の底に向けて炎を噴射するブラスト式のガスバーナと、
    前記開口部に向けて前記天板と略平行な方向にエアを供給するエアカーテン発生装置と、
    前記エア及び燃焼ガスを排出する排気通路と
    を有することを特徴とするガスコンロ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のガスコンロにおいて、
    前記鍋を支えるために前記天板から弾性体で網を支えた支え網構造を有していること
    を特徴とするガスコンロ。
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