JP2004069034A - 自在軸継手用ニードル軸受 - Google Patents

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JP2004069034A JP2002233168A JP2002233168A JP2004069034A JP 2004069034 A JP2004069034 A JP 2004069034A JP 2002233168 A JP2002233168 A JP 2002233168A JP 2002233168 A JP2002233168 A JP 2002233168A JP 2004069034 A JP2004069034 A JP 2004069034A
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Akira Takahashi
高橋 朗
Naoya Takatsuka
高塚 直哉
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Abstract

【課題】軸受寿命の向上を図ることができる良好な自在軸継手用ニードル軸受を提供する。
【解決手段】自在軸継手用ニードル軸受は、十字金具の各軸12にニードルころ13を介して回動可能に外嵌される有底筒状の軸受カップ14を備える。軸受カップ14の軌道面16の内径を該軸受カップ14の底側から開口側に向けて次第に縮径するテーパ形状とする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自在軸継手用ニードル軸受に関し、例えば自動車のプロペラシャフトに組み込まれ、非直線的なプロペラシャフトによる回転軸の伝達を自在とする自在軸継手用ニードル軸受の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば自動車のプロペラシャフトに組み込まれ、非直線的なプロペラシャフトによる回転軸の伝達を自在とする自在軸継手としては、ヨークをもった継手本体と十字金具とから成るフック形自在軸継手が使われている。
【0003】
このフック形自在軸継手は、図2に示したように、十字金具1と、ヨークをもった継手本体(図示せず)とから成る。
前記十字金具1の各軸2には、図3に示したように、ニードルころ3を介して有底円筒状の軸受カップ4が外嵌されており、ヨークとの間に自在軸継手用ニードル軸受を挿着してグリース潤滑するようになっている。
【0004】
前記各軸2の基端部には、軸受カップ4の開口端との間をシールするシール部材5が装着されている。また、軸受カップ4の内周面は、軌道面6とされており、この軌道面6の底側には、該軌道面6に研削未加工部を残さないように、切削加工時に隅逃げ加工を施して研削逃げ部7を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動車用プロペラシャフトに使用される自在軸継手用ニードル軸受は、軸方向に軸受と十字金具1間で動き、且つ揺動運動を伴い、プロペラシャフトの回転による捩じれを受ける。
また、自在軸継手用ニードル軸受は、使用箇所の限られたスペースで軸受の有効荷重を増やすため、前記ニードルころ3のころ転動面の直線部を長くして接触面積を稼ぐ必要がある。
【0006】
しかしながら、上記従来の自在軸継手用ニードル軸受においては、図3に示したように、軸受カップ4の軌道面6が軸受カップ4の軸線Sに対して平行に加工が施されているため、プロペラシャフト稼働時の上記捩じれにより、軸受カップ4の軸線Sに対して十字金具1の軸2の軸線Tが傾くと、前記ニードルころ3の当たり箇所が軌道面6の底面側に集中し、該当たり箇所の面圧が上がって軸受寿命が低下するという問題があった。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、軸受寿命の向上を図ることができる良好な自在軸継手用ニードル軸受を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、十字金具の各軸にニードルころを介して回動可能に外嵌される有底筒状の軸受カップを備えた自在軸継手用ニードル軸受であって、前記軸受カップの軌道面の内径を該軸受カップの底側から開口側に向けて次第に縮径するテーパ形状としたことを特徴とする自在軸継手用ニードル軸受により達成される。
【0008】
上記構成によれば、軸受カップの軌道面の内径が該軸受カップの底側から開口側に向けて次第に縮径するテーパ形状とされているため、プロペラシャフト等の稼働時の捩じれにより軸受カップの軸線に対して十字金具の軸の軸線が傾いた際にも、ニードルころの当たり箇所が軌道面の底側に集中し難くなり、この結果、該当たり箇所の面圧が適切になって軸受寿命が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る自在軸継手用ニードル軸受を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自在軸継手用ニードル軸受の要部拡大断面図である。
【0010】
本発明の一実施形態に係る自在軸継手用ニードル軸受は、図1に示したように、十字金具の各軸12にニードルころ13を介して有底円筒状の軸受カップ14が回動可能に外嵌されている(図2、参照)。
前記各軸12の基端部には、軸受カップ14の開口端との間をシールするシール部材15が装着されている。
【0011】
前記軸受カップ14は、図1に示したように、削り出しにより形成された内周面が軌道面16とされている。この軌道面16の底側には、該軌道面16に研削未加工部を残さないように、切削加工時に隅逃げ溝加工を施して研削逃げ部17を設けている。
【0012】
更に、本実施形態の自在軸継手用ニードル軸受では、プロペラシャフト稼働時の捩じれにより生じる軸受カップ14の軸線Sに対する十字金具の軸12の軸線Tの傾き角θを予め想定する。
そして、この想定された傾き角θに基づいて、前記軸受カップ14の軌道面16の開口側(図1中、右側)の内径K2を底側(図1中、左側)の内径K1より若干小さくし、該軌道面16の内径を軸受カップ14の底側から開口側に向けて次第に縮径するテーパ形状としている。
【0013】
これにより、プロペラシャフト稼働時の捩じれにより前記軸受カップ14の軸線Sに対して十字金具の軸12の軸線Tが傾いた際にも、前記ニードルころ13の当たり箇所が軌道面16の底側に集中し難くなる。
この結果、前記ニードルころ13の当たり箇所の面圧が適切になり、軸受寿命を向上させることができる。
【0014】
尚、本発明の自在軸継手用ニードル軸受における十字金具、軸受カップ及びニードルころ等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、研削加工により軌道面を形成したソリッド形の軸受カップ14を備えた自在軸継手用ニードル軸受を例に採ったが、本発明はこれに限定されず、プレス成形により形成されたシェル形の軸受カップを備えた自在軸継手用ニードル軸受にも適用できる。
【0015】
【発明の効果】
上述の説明から明らかなように、本発明の自在軸継手用ニードル軸受によれば、軸受カップの軌道面の内径が該軸受カップの底側から開口側に向けて次第に縮径するテーパ形状とされているため、プロペラシャフト等の稼働時の捩じれにより軸受カップの軸線に対して十字金具の軸の軸線が傾いた際にも、ニードルころの当たり箇所が軌道面の底側に集中し難くなる。
この結果、前記ニードルころの当たり箇所の面圧が適切になって軸受寿命を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る自在軸継手用ニードル軸受の要部拡大断面図である。
【図2】自在軸継手用ニードル軸受を説明するための概略図である。
【図3】従来の自在軸継手用ニードル軸受を説明するための要部拡大断面図である。
【符号の説明】
12 軸
13 ニードルころ
14 軸受カップ
16 軌道面

Claims (1)

  1. 十字金具の各軸にニードルころを介して回動可能に外嵌される有底筒状の軸受カップを備えた自在軸継手用ニードル軸受であって、
    前記軸受カップの軌道面の内径を該軸受カップの底側から開口側に向けて次第に縮径するテーパ形状としたことを特徴とする自在軸継手用ニードル軸受。
JP2002233168A 2002-08-09 2002-08-09 自在軸継手用ニードル軸受 Withdrawn JP2004069034A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8157451B2 (en) 2008-05-30 2012-04-17 Schaeffler Kg Bearing arrangement of a shaft
DE102012216438A1 (de) 2012-09-14 2014-04-10 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Wälzlagerung einer geneigten Welle
JP7480735B2 (ja) 2021-03-25 2024-05-10 株式会社明電舎 回転電機の筐体構造及び回転電機

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