JP2004068123A - 高周波加熱方法および高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱方法および高周波加熱装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】高周波加熱装置20は、一対の加熱導体部22aおよび22bと、第1の移動機構24と、第2の移動機構26とを有し、第1の移動機構24の動作によって加熱導体部22aと22bを相互に接近または離間移動させ(矢印X方向)、ワークW1に対し所定の間隙Aを有し位置決めする。さらに、第2の移動機構26の動作によって加熱導体部22aと22bを移動させ(矢印Y方向)、ワークW1に対し所定の上下位置に位置決めする。
【選択図】図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波加熱方法および高周波加熱装置に関し、一層詳細には、エンジンバルブ等のように寸法の異なる複数のワークを高周波加熱処理する際に、一対の高周波加熱コイルによって多種類のワークに対応させることを可能とする高周波加熱方法および高周波加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、エンジンバルブ等の製造工程の中、熱間鍛造工程において該エンジンバルブには予備加熱が行われる。この際、該エンジンバルブの寸法や種類にかかわらず単一の高周波加熱コイルを備えた高周波加熱装置を用いて加熱処理を行うようにしている。すなわち、従来の高周波加熱装置は、前記エンジンバルブの最大寸法に対応させた高周波加熱コイルを備え、この最大寸法より小さい寸法のエンジンバルブに対しては、該エンジンバルブの種類に応じて、高周波電源から供給される電流または印加される電圧をその都度調整して加熱処理するものである。
【0003】
この種の高周波加熱装置に備えられた高周波加熱コイルとエンジンバルブの中間品との位置関係を、図5Aおよび図5Bに示す。
【0004】
図5Aでは、高周波加熱装置1に備えられた高周波加熱コイル2が、最大径Raを有するエンジンバルブの中間品3aに対して所定の間隙Aを有して位置づけされる。なお、前記高周波加熱コイル2は、絶縁性の連結部材4によって対向配置されている。前記中間品3aは搬送コンベア5に設けられたクランプ6によって支持されている。そして、前記中間品3aは、該クランプ6とともに回転され、且つ対向配置された前記高周波加熱コイル2の間を進行されながら、高周波電源(図示せず)から前記高周波加熱コイル2に通電することによって加熱処理される。この場合、前記間隙Aは中間品3aを加熱処理する際に、生産効率あるいは電気エネルギーの利用効率の点から位置づけされる最適な間隙である。
【0005】
一方、図5Bでは、径Rbを有するエンジンバルブの中間品3bが、高周波加熱装置1に備えられた高周波加熱コイル2に対して間隙Bを有して位置づけされる。この径Rbは中間品3aの最大径Raより小さく、従って、図5Aおよび図5Bから容易に諒解されるように、間隙Bは前述した間隙Aより大きくなる。この場合、中間品3bを加熱処理するためには、前記高周波電源から前記高周波加熱コイル2に通電される電流または印加される電圧を、該中間品3bに対応させて調整しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、エンジンバルブの種類が増加し当該種類毎の生産量が少量化してくると、エンジンバルブの中間品3a、3bおよびその他の径寸法を有する中間品の種類替えの際には、前記高周波電源から前記高周波加熱コイル2に通電される電流または印加される電圧をその都度調整しなければならず、この調整作業が極めて煩雑となる。その結果、エンジンバルブの生産性が著しく阻害される。
【0007】
また、前記中間品3bを始めとする中間品3aより径寸法が小さい中間品を加熱処理する際には、前記間隙Aより間隙が大きくなるので、前記高周波電源から前記高周波加熱コイル2に通電される電流または印加される電圧を大きくする必要があり、その結果、電気エネルギーの損失が大きくなるという問題がある。
【0008】
本発明は、前記課題に鑑みなされたものであり、寸法の異なる複数のワークを加熱処理する際に、一対の高周波加熱コイルによって寸法の異なる複数のワークのそれぞれに対応させることを可能とし、その結果、該ワークの生産性を向上させ、且つ電気エネルギーの利用効率を向上させることが可能な高周波加熱方法および高周波加熱装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、寸法の異なる複数のワークを加熱処理する高周波加熱方法であって、一対の高周波加熱コイルと、前記ワークの一方向に沿って、前記一対の高周波加熱コイルを相互に接近または離間移動させる第1の移動機構と、前記ワークの他方向に沿って、前記一対の高周波加熱コイルを移動させる第2の移動機構と、を有し、前記第1の移動機構を作動させ、前記ワークの一方向の寸法に対し所定の間隙を有して前記一対の高周波加熱コイルを位置決めする工程と、前記第2の移動機構を作動させ、前記ワークの他方向の寸法に対し所定の位置に前記一対の高周波加熱コイルを位置決めする工程と、前記第1と第2の移動機構により位置決めされた前記一対の高周波加熱コイルに通電して、前記ワークを高周波加熱する工程と、を有することを特徴とする。
【0010】
この高周波加熱方法によれば、寸法の異なる複数のワークを加熱処理する際に、一対の高周波加熱コイルを接近または離間移動させることにより対応することが可能となり、従来技術のように高周波電源から供給される電流または印加される電圧をその都度調整する必要がないので、該ワークに対する生産性を向上させることができる。
【0011】
また、寸法の異なる複数のワークのそれぞれに対して、一対の高周波加熱コイルを最適な間隙を有して位置決めすることが可能となり、高周波電源から供給される電気エネルギーの損失を極めて少なくすることができるので、電気エネルギーの利用効率を向上させることができる。
【0012】
さらに、本発明は、寸法の異なる複数のワークを加熱処理する高周波加熱装置であって、一対の高周波加熱コイルと、前記ワークの一方向に沿って、前記一対の高周波加熱コイルを相互に接近または離間移動させる第1の移動機構と、前記ワークの他方向に沿って、前記一対の高周波加熱コイルを移動させる第2の移動機構と、を有することを特徴とする。
【0013】
この場合、前記第1の移動機構は、第1の駆動手段と該第1の駆動手段の駆動力を伝達する第1の伝達手段とを含み、前記第2の移動機構は、第2の駆動手段と該第2の駆動手段の駆動力を伝達する第2の伝達手段とを含み、前記第1と第2の移動機構は、複数の柱状部材によって支持される支持部材に載置され、前記第1の駆動手段の駆動力により前記第1の伝達手段を付勢して、前記一対の高周波加熱コイルを相互に接近または離間移動させ、前記第2の駆動手段の駆動力により前記第2の伝達手段を付勢して、前記支持部材とともに前記一対の高周波加熱コイルを移動させるようにしている。
【0014】
また、前記一対の高周波加熱コイルは、前記複数のワークを両側から加熱するため分割して対向配置された長尺な高周波加熱コイルであるとよい。さらに、前記一対の高周波加熱コイルへの電気回路および冷却流体回路の接続は、前記一対の高周波加熱コイルのそれぞれに接続されているとよい。
【0015】
この高周波加熱装置によれば、第1の移動機構によって、ワークの一方向の寸法に対して一対の高周波加熱コイルを最適な間隙を有して位置決めすることができる。また、第2の移動機構によって、ワークの他方向の寸法に対して一対の高周波加熱コイルを最適な位置に位置決めすることができる。その結果、第1の移動機構および(または)第2の移動機構を作動させることによって、当該ワークの種類毎に設定された一対の高周波加熱コイルの位置を位置決めすることが可能となるので、該ワークの種類替えの際、装置の設定を自動化することができ、該ワークの生産効率を一挙に高めることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係る高周波加熱方法について、それを実施するための高周波加熱装置との関係において好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施の形態に係る高周波加熱装置20の斜視説明図である。
【0018】
この高周波加熱装置20は、高周波加熱コイル22と、第1の移動機構24と、第2の移動機構26と、ワーク搬送機構28と、電源部30とから構成される。なお、図1において、参照符号32は、冷却液循環手段(図示せず)から、前記高周波加熱コイル22のそれぞれに冷却液を流通させるためのホースを示す。
【0019】
高周波加熱コイル22は、長尺状に形成された加熱導体部22aと22bを有し、前記第1の移動機構24に取り付けられている。前記加熱導体部22aと22bは、エンジンバルブの中間品Wを両側から挟むように対向配置されている。なお、これらの加熱導体部22aおよび22bの内部には、前記ホース32を介して供給される冷却液を流通させるための流路(図示せず)がそれぞれ設けられている。
【0020】
第1の移動機構24は、第1モータ34と、該第1モータ34から延在し該第1モータ34とともに回転するシャフト36と、該シャフト36に回転自在に連結されるスクリューシャフト38と、該スクリューシャフト38の回転動作によって互いに接近または離間移動するスライドブロック40a、40bと、該スライドブロック40aおよび40bを摺動自在に支持するガイド42とを有する。
【0021】
第1モータ34は、第1支持ブロック44を介して板状の第1支持部材46から一体的に形成されるステイ48に取り付けられ、ガイド42は前記第1支持部材46の略中央部に前記シャフト36の軸方向に対して平行に取り付けられる。なお、第1支持部材46は、絶縁材料から形成されている。前記高周波加熱コイル22と該第1の移動機構24との良好な絶縁性を得るためである。
【0022】
スクリューシャフト38は、その略中央部にねじ無し部39が設けられている。このねじ無し部39の両側にはそれぞれ雄ねじ38aと雄ねじ38bとが逆ねじの関係に形成されている。また、前記スライドブロック40aには前記雄ねじ38aに対応する雌ねじが形成され、前記スライドブロック40bには前記雄ねじ38bに対応する雌ねじが形成される。従って、前記スライドブロック40aと40bとは、前記ガイド42の摺動支持下にスクリューシャフト38の回転動作によって互いに接近または離間移動される。
【0023】
スライドブロック40aおよび40bには、絶縁部材50を介して、前記加熱導体部22aおよび22bがそれぞれ取り付けられている。これにより、該加熱導体部22aおよび22bが該スライドブロック40aおよび40bとともに、中間品Wの径寸法の種類に対応し所定の間隙を有するように互いに接近または離間移動される(図1中、矢印X方向参照)。
【0024】
第2の移動機構26は、第2モータ54と、該第2モータ54から延在し該第2モータ54とともに回転するシャフト56と、一端が該シャフト56に回転自在に連結され他端が軸受58によって軸支されるスクリュー柱60aと、該スクリュー柱60aの回転動作によって他のスクリュー柱60b、60cおよび60dに該回転動作を同期的に伝達するベルト62と、該ベルト62の張力を調整するための張力調整部64とを有する。前記スクリュー柱60b、60cおよび60dは、前記スクリュー柱60aと同様に軸受58によって軸支される。なお、これらのスクリュー柱60a、60b、60cおよび60dは、該軸受58とともに絶縁プレート52に載置されている。
【0025】
第2モータ54は、第2支持ブロック66を介して板状の第2支持部材68から一体的に形成される架台70に取り付けられる。
【0026】
スクリュー柱60a、60b、60cおよび60dには、ベルト62に係合し該スクリュー柱60a、60b、60cおよび60dとともに回動するリング72が固着されている。これらのスクリュー柱60a、60b、60cおよび60dには、前記第1支持部材46が上下移動可能に支持されている。すなわち、この第1支持部材46には、スクリュー柱60a、60b、60cおよび60dに形成された雄ねじに対応する雌ねじが形成されており、これらのスクリュー柱60a、60b、60cおよび60dが同期的に回転することによって、該第1支持部材46が中間品Wの軸部Uに沿って上下移動される(図1中、矢印Y方向参照)。これにより、前記加熱導体部22aおよび22bが該第1支持部材46とともに、該中間品Wに対して所定の位置に移動される。
【0027】
張力調整部64は、前記第2支持部材68に対しスライド自在に備えられた調整軸74と、前記ベルト62に係合し該調整軸74に対して回動自在に支持される滑車76とを含む。この調整軸74を進退移動させることによって、該ベルト62が前記リング72に対して滑り等が惹起しないように調整される。
【0028】
第2支持部材68には、前記スクリュー柱60a、60b、60cおよび60dから延在するねじ無し部が係合され、これにより該第2支持部材68が該スクリュー柱60a、60b、60cおよび60dによって支持されている。
【0029】
なお、第2支持部材68の略中央部には開口部78が設けられている。前述したスクリューシャフト38、スライドブロック40aおよび40b、ガイド42等に対するメンテナンスを容易にするためである。
【0030】
ワーク搬送機構28は、搬送コンベア80と、該搬送コンベア80上に備えられ中間品Wの軸部Uを挟持するクランプ82とを有する。
【0031】
搬送コンベア80は、前記高周波加熱コイル22に沿って並進移動する(図1中、矢印Z方向参照)。
【0032】
クランプ82は、前記中間品Wを挟持して前記搬送コンベア80とともに並進移動され、且つ前記中間品Wが前記高周波加熱コイル22中を進行する間に、該中間品Wを一様に加熱するために回転駆動手段(図示せず)によって回転される。
【0033】
電源部30は、高周波電源84を含む制御部86と、第1の電気接続機構88と、第2の電気接続機構90とを有する。なお、図1中、参照符号92a、92bおよび92cは、制御部86と、第1の電気接続機構88および第2の電気接続機構90とを電気的に接続するための導体を示す。また、参照符号94は、第1の電気接続機構88と加熱導体部22b、および第2の電気接続機構90と加熱導体部22aをそれぞれ電気的に接続するための導線を示す。
【0034】
制御部86は、中間品Wを加熱するための設定条件として、高周波電源84から供給される電流または印加される電圧の設定と、前記第1の移動機構24の動作による前記加熱導体部22aと22bの離間位置の設定および第2の移動機構26の動作による前記第1支持部材46の上下位置の設定等を行い、且つ前記各設定値を記憶させ、表示させるものである。そして、前記各設定条件に基づき関係各構成要素の入出力制御を行う。
【0035】
第1の電気接続機構88は、エアシリンダ等の進退駆動手段96と、該進退駆動手段から延在するロッド98と、該進退駆動手段96から延在し該ロッド98に対峙するアーム100とを有する。そして、この第1の電気接続機構88では、それぞれ前記導体92aと導電体102a、および前記導体92bと導電体102bの接続動作または解放動作を行う。
【0036】
すなわち、通常は、進退駆動手段96が進動作され、ロッド98が付勢されてアーム100との間に補助プレート104および絶縁プレート106を介して、それぞれ前記導体92aと導電体102a、および前記導体92bと導電体102bが接続されている。なお、前記導電体102aと102bは、導線94を介して加熱導体部22aに接続される。
【0037】
一方、前記第1の移動機構24により加熱導体部22aと22bが接近または離間移動する際、あるいは前記第2の移動機構26により該加熱導体部22aと22bが第1支持部材46とともに上下移動する際には、前記進退駆動手段96が退動作され、ロッド98の付勢が解かれて前記導体92aと導電体102a、および前記導体92bと導電体102bの接続が解放される。前記導電体102aと102bとに接続された導線94にかかるストレスを回避させるためである。
【0038】
第2の電気接続機構90は、前記第1の電気接続機構88と同様に構成されており、同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その動作状態において相違する点を説明する。
【0039】
この第2の電気接続機構90では、それぞれ導体92bと導電体102d、および導体92cと導電体102cの接続動作または解放動作を行う。通常は、導体92bと導電体102d、および導体92cと導電体102cがそれぞれ接続されている。なお、導電体102cと102dは、導線94を介して加熱導体部22bに接続される。
【0040】
一方、加熱導体部22aと22bが接近または離間移動する際、あるいは上下移動する際には、導体92bと導電体102d、および導体92cと導電体102cの接続が解放される。前記導電体102cと102dとに接続された導線94にかかるストレスを回避させるためである。
【0041】
なお、第1の電気接続機構88および第2の電気接続機構90は、前記第1の移動機構24および第2の移動機構26の動作に同期させるため、前記制御部86からの制御指令に基づき動作させることが望ましい。
【0042】
本発明の実施の形態に係る高周波加熱装置20は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、この高周波加熱装置20の動作および作用効果について、図2および図3を参照しながら高周波加熱方法との関係において説明する。なお、以下に参照する図面において、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0043】
ここで、この高周波加熱装置20に供給されるまでのエンジンバルブの中間品Wについて、図4を参照しながら若干説明する。
【0044】
先ず、円柱状の原材料から所定長さに切断された切断品110が得られる。次いで、該切断品110の一端が据え込み鍛造工法によって成形され、略球状に形成された先端部112を含む中間品Wが得られる。この中間品Wの先端部112が熱間鍛造工法によって成形され、略傘状に形成された弁部Vを含むバルブ原形品114が得られる。
【0045】
この熱間鍛造工法によって前記中間品Wの先端部112が形成される際、該中間品Wは高周波加熱装置20(図1参照)に供給され予備加熱が行われる。
【0046】
制御部86において、当該中間品Wの種類毎に設定され、記憶されている条件が読み出される。なお、図2において、中間品W1は前記高周波加熱装置20において加熱処理される最大寸法を有するものとする。
【0047】
この場合、作業開始指令により、第1モータ34が所定の方向に回転動作され、シャフト36とともにスクリューシャフト38が回転動作される。これにより、ガイド42の摺動支持下に、スライドブロック40aと40bとともに加熱導体部22aと22bが矢印X方向に接近移動(または離間移動)され、所定の位置に位置決めされる。この所定の位置は、中間品W1の先端部112の径Waに対して、図5Aに示される間隙Aに一致するように設定される。すなわち、この間隙Aは、中間品W1の先端部112を加熱処理する際に、生産効率あるいは電気エネルギーの利用効率の点から位置づけされる最適な間隙である。
【0048】
さらに、第2モータ54が所定の方向に回転動作され、シャフト56とともにスクリュー柱60aが回転動作される。これにより、ベルト62の作用下に、スクリュー柱60b、60cおよび60dが前記スクリュー柱60aに同期して回転動作される。そして、第1支持部材46とともに前記加熱導体部22aと22bが矢印Y方向に上下移動され、所定の位置に位置決めされる。この上下移動の位置は、前述した間隙Aと同様に、中間品W1の先端部112を加熱処理する際に、生産効率あるいは電気エネルギーの利用効率の点から位置づけされる最適な位置である。
【0049】
このとき、第1の電気接続機構88および第2の電気接続機構90では、それぞれ進退駆動手段96が退動作されて、それぞれロッド98の付勢が解かれて導体92aと導電体102a、導体92bと導電体102b、導体92bと導電体102d、および導体92cと導電体102cの接続がそれぞれ解放されている。そして、前述した加熱導体部22aと22bの位置決めが完了したとき、それぞれの進退駆動手段96が進動作され、それぞれロッド98が付勢されて導体92aと導電体102a、導体92bと導電体102b、導体92bと導電体102d、および前記導体92cと導電体102cがそれぞれ接続される(図1参照)。
【0050】
そして、搬送コンベア80に供給された前記中間品W1は、クランプ82によって軸部U側が支持される。次いで、制御部86の指令信号に基づき、高周波電源84から導体92a、92cおよび92bと、第1の電気接続機構88および第2の電気接続機構90と、導線94とを介して加熱導体部22aおよび22bに所定の電流が供給される(または所定の電圧が印加される)。
【0051】
ここで、前記搬送コンベア80が矢印Z方向へ進行し、前記中間品W1が前記加熱導体部22aおよび22bの間に沿って搬送され、この間に前記加熱導体部22aおよび22bによって該中間品W1の先端部112が加熱される。このとき、該中間品W1は、クランプ82とともに回転しており、これにより、該先端部112が一様に加熱される。なお、前記搬送コンベア80の進行速度は、中間品W(W1)の生産タクトタイムおよび該中間品W(W1)の進行方向に対する前記加熱導体部22aと22bの長さから鑑みて設定されるものである。
【0052】
このように、搬送コンベア80に順次供給された中間品W1は連続的に加熱処理され、該搬送コンベア80上でクランプ82によって軸部U側が支持された状態で、次の工程である熱間鍛造工程に搬送される。
【0053】
ところで、前記中間品W1から、例えば、図3に示される中間品W2に種類替えする場合には、前記高周波電源84から供給されている所定の電流の供給を一時停止する(または所定の電圧の印加を一時停止する)。次いで、第1の電気接続機構88および第2の電気接続機構90において、導体92aと導電体102a、導体92bと導電体102b、導体92bと導電体102d、および導体92cと導電体102cの接続をそれぞれ解放させる。
【0054】
ここで、制御部86において、当該中間品W2に対して設定され、記憶されている条件が読み出される。この場合、該中間品W2は、前記中間品W1の先端部112の径Waより小径な径Wbを有するものとする。
【0055】
そして、前述した中間品W1の場合と同様に、加熱導体部22aと22bが矢印X方向に接近移動(または離間移動)され、中間品W2の先端部112の径Wbに対して間隙Aに一致するように位置決めされる。さらに、前記加熱導体部22aと22bが第1支持部材46とともに矢印Y方向に上下移動され、前記中間品W2の先端部112に対して最適な位置に位置決めされる。
【0056】
次いで、前記第1の電気接続機構88および第2の電気接続機構90において、導体92aと導電体102a、導体92bと導電体102b、導体92bと導電体102d、および前記導体92cと導電体102cがそれぞれ接続される。そして、制御部86の指令信号に基づき、高周波電源84から加熱導体部22aおよび22bに所定の電流が供給される(または所定の電圧が印加される)。この場合、前記所定の電流(または所定の電圧)は、前述した中間品W1の場合と同じ設定で構わない。
【0057】
このようにすることによって、前記搬送コンベア80に順次供給された中間品W2は連続的に加熱処理され、該搬送コンベア80上でクランプ82によって軸部U側が支持された状態で、次の工程である熱間鍛造工程に搬送される。
【0058】
なお、本実施の形態では、ワークである中間品W(W1、W2)の軸部Uが単一の径寸法を有するものとして説明したが、例えば、この軸部Uの径寸法が異なる場合には、クランプ82から当該径寸法にそれぞれ対応させたクランプに交替するようにしても勿論構わない。あるいは、前記径寸法の種類に対応させた複数種類のクランプを搬送コンベア80上に予め備えておき、且つ高周波加熱コイル22と第1の移動機構24と第2の移動機構26とともに絶縁プレート52をスライドテーブル等に載置して、前記径寸法による種類替えの際には、前記搬送コンベア80に対して該スライドテーブル等をスライドさせて、該径寸法の種類に対応させるようにしても勿論構わない。
【0059】
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る高周波加熱装置20によれば、寸法の異なる複数の中間品W、W1およびW2を加熱処理する際に、加熱導体部22aおよび22bを用いて、該中間品W、W1またはW2の寸法にそれぞれ対応させることが可能となり、高周波電源84から供給される電流または印加される電圧をその都度調整する必要がないので、該中間品W、W1およびW2の生産性を向上させることができる。
【0060】
また、寸法の異なる複数の中間品W、W1またはW2のそれぞれに対して加熱導体部22aと22bを、最適な間隙Aを有して、および最適な位置に位置決めすることが可能となり、高周波電源84から供給される電気エネルギーの損失を極めて少なくすることができるので、電気エネルギーの利用効率を向上させることができる。
【0061】
さらに、第1の移動機構24および(または)第2の移動機構26を作動させることによって、前記中間品W、W1およびW2の種類毎に設定された加熱導体部22aと22bの位置を位置決めすることが可能となるので、該中間品W、W1およびW2の種類替えの際、前記加熱導体部22aと22bの位置設定を自動化することができ、該中間品W、W1およびW2の生産効率を一挙に高めることが可能となる。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0063】
すなわち、寸法の異なる複数のワークを加熱処理する際に、一対の高周波加熱コイルを接近または離間移動させることにより対応することが可能となり、従来技術のように高周波電源から供給される電流または印加される電圧をその都度調整する必要がないので、該ワークに対する生産性を向上させることができる。
【0064】
また、寸法の異なる複数のワークのそれぞれに対して、一対の高周波加熱コイルを最適な間隙を有して位置決めすることが可能となり、高周波電源から供給される電気エネルギーの損失を極めて少なくすることができるので、電気エネルギーの利用効率を向上させることができる。
【0065】
さらに、第1の移動機構および(または)第2の移動機構を作動させることによって、当該ワークの種類毎に設定された一対の高周波加熱コイルの位置を位置決めすることが可能となるので、該ワークの種類替えの際、装置の設定を自動化することができ、該ワークの生産効率を一挙に高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る高周波加熱装置の斜視説明図である。
【図2】本実施の形態に係る高周波加熱装置における加熱導体部とエンジンバルブの中間品(W1)との位置関係を示す側面説明図である。
【図3】本実施の形態に係る高周波加熱装置における加熱導体部とエンジンバルブの中間品(W2)との位置関係を示す側面説明図である。
【図4】本実施の形態に係るエンジンバルブの中間品の説明図である。
【図5】図5Aは、従来技術に係る高周波加熱装置における高周波加熱コイルとエンジンバルブの中間品(3a)との位置関係を示す側面説明図である。図5Bは、従来技術に係る高周波加熱装置における高周波加熱コイルとエンジンバルブの中間品(3b)との位置関係を示す側面説明図である。
【符号の説明】
20…高周波加熱装置 22…高周波加熱コイル
22a、22b…加熱導体部 24…第1の移動機構
26…第2の移動機構 34…第1モータ
38…スクリューシャフト 40a、40b…スライドブロック
54…第2モータ 60a〜60d…スクリュー柱
62…ベルト W、W1、W2…中間品(ワーク)
Claims (5)
- 寸法の異なる複数のワークを加熱処理する高周波加熱方法であって、
一対の高周波加熱コイルと、
前記ワークの一方向に沿って、前記一対の高周波加熱コイルを相互に接近または離間移動させる第1の移動機構と、
前記ワークの他方向に沿って、前記一対の高周波加熱コイルを移動させる第2の移動機構と、
を有し、
前記第1の移動機構を作動させ、前記ワークの一方向の寸法に対し所定の間隙を有して前記一対の高周波加熱コイルを位置決めする工程と、
前記第2の移動機構を作動させ、前記ワークの他方向の寸法に対し所定の位置に前記一対の高周波加熱コイルを位置決めする工程と、
前記第1と第2の移動機構により位置決めされた前記一対の高周波加熱コイルに通電して、前記ワークを高周波加熱する工程と、
を有することを特徴とする高周波加熱方法。 - 寸法の異なる複数のワークを加熱処理する高周波加熱装置であって、
一対の高周波加熱コイルと、
前記ワークの一方向に沿って、前記一対の高周波加熱コイルを相互に接近または離間移動させる第1の移動機構と、
前記ワークの他方向に沿って、前記一対の高周波加熱コイルを移動させる第2の移動機構と、
を有することを特徴とする高周波加熱装置。 - 請求項2記載の高周波加熱装置において、
前記第1の移動機構は、第1の駆動手段と該第1の駆動手段の駆動力を伝達する第1の伝達手段とを含み、
前記第2の移動機構は、第2の駆動手段と該第2の駆動手段の駆動力を伝達する第2の伝達手段とを含み、
前記第1と第2の移動機構は、複数の柱状部材によって支持される支持部材に載置され、
前記第1の駆動手段の駆動力により前記第1の伝達手段を付勢して、前記一対の高周波加熱コイルを相互に接近または離間移動させ、
前記第2の駆動手段の駆動力により前記第2の伝達手段を付勢して、前記支持部材とともに前記一対の高周波加熱コイルを移動させることを特徴とする高周波加熱装置。 - 請求項2記載の高周波加熱装置において、
前記一対の高周波加熱コイルは、前記複数のワークを両側から加熱するため分割して対向配置された長尺な高周波加熱コイルであることを特徴とする高周波加熱装置。 - 請求項2または4記載の高周波加熱装置において、
前記一対の高周波加熱コイルへの電気回路および冷却流体回路の接続は、前記一対の高周波加熱コイルのそれぞれに接続されていることを特徴とする高周波加熱装置。
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