【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、優れた毛髪成長促進作用を示す養育毛剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から多くの養育毛剤が知られており、脱毛症の予防及び治療に用いられている。
毛髪は毛根に血液により運ばれた栄養素が供給されて太くなり成長する。産毛があっても毛髪が十分成長をしないのは、血行が悪く栄養素が充分に補給されないためである。
頭皮への血行は頭皮の厚さに関係する。毛髪の薄い部分の頭皮は他の部分に比べて薄く血行が悪い。
【０００３】
従来の養育毛剤には頭皮への血行をよくする効果を狙うものが数多く見受けられる。
これらの養育毛剤の薬効成分としては、例えば、センブリエキス、ビタミンＥアセテ−ト等の血管拡張剤、トウガラシチンキ等の刺激剤、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類、さらには、ホルモン剤、抗炎症剤、殺菌剤等が使用されている。
【０００４】
また、炭素数が奇数の炭素鎖長を有する脂肪酸、アルコール類及びそれらの誘導体が優れた養育毛作用を有することも知られており（特開昭６０−４１１３号公報）、また、炭素数が奇数の炭素鎖長を有する脂肪酸等と生薬エキスを組み合わせた養育毛剤（特開平６−１７２１３２号公報）も知られている。更に、養育毛剤の有効成分としてトコトリエノールを用いた養育毛剤も知られている（特開平８−１２５３２号公報）。
また、ジオウ、タイソウ、レイシ、ヘチマ、ブクリョウ、サンザシの植物エキスに養育毛作用があることが知られている（特開平６−７２８２８号公報）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、頭皮の血行障害は、体質的な問題があって一時的は改善されても恒久的な改善は困難である。従って、一時的な改善が見られても長期的な育毛効果が充分でない。また、体質的に血行を充分に改善できず、効果がみられないケースが多い。今までに知られている上述の養育毛剤は、このように、未だ養育毛作用が十分でないという課題があり、更に優れた養育毛剤が望まれているのが現状である。
本発明は、上記従来の課題を解消しようとするものであり、優れた毛髪成長促進作用及び毛髪を太くする作用を示す養育毛剤を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、養育毛剤にヒラミレモンの果実や皮の絞り汁を使用し、あるいは、日本酒等に浸漬して抽出した溶液を使用することにより、優れた毛髪成長促進作用及び毛髪を太くする作用と、整髪作用等を示すことを見いだした。
【０００７】
ヒラミレモンは、沖縄産カンキツであるシイクワシャーという名称で知られるみかん科の果実で、糖質、カリウム、カルシウム、カロチン、ビタミンＡ、Ｃ、Ｂ１、Ｂ２を含み、疲労回復、高血圧、糖尿予防、美肌効果を有している。この果汁には、血をサラサラにする効果のある「ノビレチン」（ポリメトキシフラボノイド）が他の柑橘系果実に比べて２〜１２倍もの大量に含まれている。
【０００８】
ヒラミレモンに含まれているポリメトキシフラボノイドが育毛効果を奏する有効な天然果汁成分であると考えられる。ところで、ポリメトキシフラボノイドを含む育毛剤は知られているが（特開平１０―２８７５３１号公報、特開平９―６７２４３号公報）、本発明の養育毛剤ほど顕著な効果は現れていない。 本発明は、以下の構成の養育毛剤である。
〈構成１〉
ヒラミレモンの果実部分の搾り汁を配合してなる養育毛剤。
【０００９】
〈構成２〉
ヒラミレモンの皮部分の搾り汁を配合してなる養育毛剤。
【００１０】
〈構成３〉
日本酒１００重量部に対して、ヒラミレモンの果実部分２０重量部以上を浸漬して、成分を抽出した抽出液を配合してなる養育毛剤。
【００１１】
〈構成４〉
日本酒１００重量部に対して、ヒラミレモンの皮２０重量部以上を浸漬して、成分を抽出した抽出液を配合してなる養育毛剤。
【００１２】
〈構成５〉
日本酒７重量部に対して泡盛２以上４重量部の割合で混合した溶液を得て、この溶液１００重量部に、ヒラミレモンの皮１みかんの皮０．５以上１．５の混合比の混合物を２０重量部以上浸漬して、上記溶液中に上記混合物の成分を抽出した抽出液を配合してなる養育毛剤。
【００１３】
〈構成６〉
日本酒７重量部に対して泡盛２以上４重量部の割合で混合した溶液を得て、この溶液１００重量部に、ヒラミレモンの皮１オレンジの皮０．５以上１．５の混合比の混合物を２０重量部以上浸漬して、上記溶液中に上記混合物の成分を抽出した抽出液を配合してなる養育毛剤。
【００１４】
〈構成７〉
日本酒７重量部に対して泡盛２以上４重量部の割合で混合した溶液を得て、この溶液１００重量部に、ヒラミレモンの皮１みかんの皮０．５以上１．５オレンジの皮０．５以上１．５の混合比の混合物を２０重量部以上浸漬して、上記溶液中に上記混合物の成分を抽出した抽出液を配合してなる養育毛剤。
【００１５】
〈構成８〉
実施例７の抽出液１００重量部にアセロラ１０重量部を添加したものを配合してなる養育毛剤。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を説明する。
本発明において、絞り汁または抽出液は、養育毛剤中に任意の濃度で配合できる。通常は、製品形態、使用頻度により、養育毛剤の全量中に、３０％以上、好ましくは、７０％以上である。１００％の濃度であっても、成分が柑橘類の果実や皮と日本酒等であるから、皮膚に過剰な刺激を与えることはない。また、整髪効果を得るには、７０％以上の濃度であることが好ましい。希釈する場合には水を使用することが好ましい。
【００１７】
本発明の養育毛剤は、スプレーをして使用するために、エアゾール組成物の形態をとることができ、その場合には、上記の成分以外に、ｎ−プロピルアルコールまたはイソプロピルアルコール等の低級アルコール：ブタン、プロパン、イソブタン、液化石油ガス（ＬＰＧ）、ジメチルエーテル等の可燃性ガス：窒素ガス、酸素ガス、炭酸ガス、亜酸化窒素ガス等の圧縮ガスを含有することができる。なお、ポンプ式のスプレー容器を用いることにより、不純物無しで使用することができる。
【００１８】
このように構成される養育毛剤では、毛周期や毛の成長に対し重要な役割を担っている毛乳頭を活性化する作用を有するヒラミレモンを使用するので、きわめて優れた毛髪成長促進作用と毛根を太くする作用とを示す養育毛剤が提供されることとなる。
【００１９】
本発明の養育毛剤は、整髪剤と同様の要領でスプレーしてマッサージすることにより、毛根に外部から直接栄養素を補給し、毛髪の成長促進効果を奏すると共に、毛髪を太くする効果を奏する。毛髪全体に付着させておくことで、毛根にほどよく栄養補給することができる。また、ヒラミレモンの成分が効果的に毛根から吸収されて、栄養補給されるものと考えられる。
【００２０】
本発明によれば、毛髪の成長を促進する効果を奏する。すなわち、成長した毛髪と産毛が混在した状態のときに産毛の成長を促進する。故に、単位面積当たりの成長した毛髪の本数が増加する。従って、実質的な増毛効果があったものと判断することができる。
【００２１】
また、本発明によれば、毛髪を太くする効果を奏する。すなわち、成長した毛髪であっても毛根から供給される栄養が不足すると、細い毛髪となるが、毛髪の本数が増加しなくとも毛髪が太くなることにより、毛髪の密度が高まる。また、丈夫になるため抜け毛も防止される。従って髪質の改善という育毛効果があったものと判断することができる。
【００２２】
一般に、育毛剤は、整髪剤とは別個に使用される。即ち、育毛剤を塗布し、さらに整髪剤を使用して髪を整える。この場合に、整髪剤と育毛剤との組み合わせが不適切だと、整髪剤が育毛剤の効果を弱めてしまうおそれもある。
【００２３】
また、育毛剤は頭皮に直接塗布し、整髪剤は髪に塗布するという観念がある。しかしながら、本発明では、育毛剤を髪全体に塗布すると整髪剤と同様に髪全体を固めるという効果がある。従って、整髪剤が不要である。しかも、髪全体に塗布されることで髪に直接栄養を与える効果が増大する。さらに、髪の艶が増す効果もある。即ち、整髪剤のように使用すると、髪の黒艶が増すという効果がある。故に、本発明の養育毛剤は頭髪全体を健康的にする効果もある。なお、アセロラのようなビタミンＣを多量に含む果汁を添加することで、さらに頭皮から毛根への栄養補給効果が増大する。
【００２４】
【実施例】
［実施例１］
ヒラミレモンの果実部分の搾り汁に微量の香料を添加した。
［実施例２］
ヒラミレモンの皮部分の搾り汁に微量の香料を添加した。
［実施例３］
ヒラミレモンの果実部分１０００ｇを、日本酒３０００ｍｌに２４時間浸漬して、成分を抽出し、微量の香料を添加した。
［実施例４］
ヒラミレモンの皮１０００ｇを、日本酒３０００ｍｌに２４時間浸漬して、成分を抽出し、微量の香料を添加した。
【００２５】
［実施例５］
日本酒７と泡盛３の割合で混合した溶液を得る。
上記溶液１０００ｍｌに、ヒラミレモンの皮１５０ｇ、みかんの皮１５０ｇを浸漬して、数週間から数カ月放置し、上記溶液にこれらの成分を抽出した。
［実施例６］
日本酒７と泡盛３の割合で混合した溶液を得る。
上記溶液１０００ｍｌに、ヒラミレモンの皮１５０ｇ、オレンジの皮１５０ｇを浸漬して、数週間から数カ月放置し、上記溶液にこれらの成分を抽出した。
［実施例７］
日本酒７と泡盛３の割合で混合した溶液を得る。
上記溶液１０００ｍｌに、ヒラミレモンの皮１５０ｇ、みかんの皮１５０ｇ、オレンジの皮１５０ｇを浸漬して、数週間から数カ月放置し、上記溶液にこれらの成分を抽出した。
［実施例８］
実施例７の抽出液１００重量部にアセロラ１０重量部を添加した。
【００２６】
［比較例１］
みかんの皮部分の搾り汁に微量の香料を添加した。
［比較例２］
オレンジの皮部分の搾り汁に微量の香料を添加した。
［比較例３］
みかん皮部分１０００ｇを、日本酒３０００ｍｌに２４時間浸漬して、成分を抽出し、微量の香料を添加した。
［比較例４］
日本酒７と泡盛３の割合で混合した溶液を得る。
上記溶液１０００ｍｌに、みかんの皮１５０ｇ、オレンジの皮１５０ｇを浸漬して、数週間から数カ月放置し、上記溶液にこれらの成分を抽出した。
【００２７】
［実験と効果］
実施例および比較例を２０人の被験者に適用して、抽出液をそのまま朝１回、夕方１回ずつ、３月間、頭髪全体に振りかけて、頭皮に刷り込むようにマッサージをし、櫛で整髪をした。
【００２８】
［整髪効果］
実施例３、４、５、６、７は、適用後数分後には溶液が乾いて固まり、髪全体が固定された。即ち、風が吹いても髪が乱れない程度に固定された。頭髪全体に振りかけた場合と頭皮に刷り込んだだけの場合とを比較すると、髪の黒艶の度合いに大きな開きを生じた。以上は、使用によりただちに現れる効果であった。実施例１、２、および比較例１、２には、その効果が見いだせなかった。比較例３、４には整髪効果があった。
【００２９】
［育毛効果］
いずれの実施例と比較例についても、養育毛効果については、下記の点に着目して評価を行なった。なお、各被験者の頭皮の２×２センチメートル四方の数カ所ずつを特定して観測対象にし、３月後その効果を観察した。
１．産毛がほとんど見られなかった部分に産毛が発生したかどうか。
観察対象面積の２０％以上産毛が発生したものは効果大、１０％以上産毛が発生したものは効果中、５％以上１０％未満産毛が発生したものは効果小、それ以下は効果無しと評価する。
２．産毛ばかりだった部分で、産毛が通常の毛髪に成長したかどうか。
観察対象面積の１０％以上産毛が通常の毛髪に成長したものは効果大、５％以上産毛が通常の毛髪に成長したものは効果中、通常の毛髪に成長したものがあった場合には効果小、それ以下は効果無しと評価する。
３．細くて未成熟な毛髪が太くなったかどうか。
観察対象面積の２０％以上毛髪が太くなったものは効果大、１０％以上毛髪が太くなったものは効果中、５％以上１０％未満毛髪が太くなったものは効果小、それ以下は効果無しと評価する。
【００３０】
［評価］
上記の効果が小のものが２以上混じっている場合には総合評価小、効果が小のものが１でその他は効果中または大のものが総合評価中、効果中が２で効果大が１のものは総合評価大、全ての効果が大の場合は総合評価が顕著に大とした。
総合評価をみると、実施例１、２、は小、実施例３、４、は中、５、６は大、実施例７、８は顕著に大という結果であった。特に、実施例５、６、７、８は、整髪効果と黒艶を出す効果が顕著であった。個人差、適用方法や使用量の若干の差、体調、気候、その他、様々な外的要因により、上記の実験の効果に比較的大きなばらつきが発生するが、少なくとも既存の養育毛剤と比較して、十分に卓越した効果があることが分かった。
【００３１】
また、実施例７について、ヒラミレモンの皮と、ミカンの皮と、オレンジの皮の混合比を、ほぼ、１対１対１としたが、それぞれ５０％ずつ増減しても、効果に著しい差は見られなかった。故に、ヒラミレモンの皮１に対して、ミカンの皮を０．５以上１．５以下、オレンジの皮を０．５以上１．５以下を混合したものを使用すればよい。また、日本酒７と泡盛３の割合で混合した溶液は、泡盛を２以上４以下の範囲で混合しても、ほぼ同様の効果を得ることがわかった。なお、溶液１００重量部に対して、ヒラミレモンの皮とミカンの皮とオレンジの皮の混合物を４５重量部という割合で抽出液を生成したが、溶液１００重量部に対して、ヒラミレモンの皮とミカンの皮とオレンジの皮の混合物を２０以上、７０重量部、好ましくは、３０以上６０重量部の範囲に選定する。２０重量部以下では抽出液の濃度が低く、７０重量部以上では未抽出分が残留して無駄が多く、抽出液の成分比は６０重量部以上はあまり変わらない。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a hair-growing agent that exhibits an excellent hair growth promoting action.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, many hair tonics are known and used for the prevention and treatment of alopecia.
Hair grows thicker and thicker as nutrients carried by the blood are supplied to the hair roots. The reason that the hair does not grow sufficiently even if there is hair growth is that blood circulation is poor and nutrients are not sufficiently supplied.
Blood circulation to the scalp is related to the thickness of the scalp. The scalp of the thin part of the hair is thin and has poor blood circulation as compared with other parts.
[0003]
Many conventional hair-growing agents aim to improve blood circulation to the scalp.
The medicinal components of these hair tonics include, for example, vasodilators such as assembly extract, vitamin E acetate, stimulants such as pepper tincture, vitamins such as pantothenic acid and biotin, and hormones, Inflammatory agents, bactericides and the like are used.
[0004]
It is also known that fatty acids, alcohols and derivatives thereof having an odd-numbered carbon chain length have an excellent hair-growth effect (Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-4113). There is also known a hair-growing agent (JP-A-6-172132) in which a crude drug extract is combined with a fatty acid having an odd carbon chain length and the like. Further, a hair-growing agent using tocotrienol as an active ingredient of the hair-growing agent is also known (JP-A-8-12532).
In addition, it is known that plant extracts of Jio, diatom, litchi, loofah, bakuryo and hawthorn have a hair-growing effect (Japanese Patent Application Laid-Open No. 6-72828).
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, scalp impaired blood circulation has a constitutional problem, and it is difficult to permanently improve it even if it is temporarily improved. Therefore, even if temporary improvement is observed, the long-term hair growth effect is not sufficient. Further, in many cases, the blood circulation cannot be sufficiently improved constitutionally and the effect is not seen. As described above, the above-mentioned hair tonics which have been known so far have a problem that the hair toning action is not yet sufficient, and at present, more excellent hair tonics are desired.
An object of the present invention is to solve the above-mentioned conventional problems, and an object of the present invention is to provide a hair-growing agent that exhibits an excellent hair growth promoting action and an action of thickening hair.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The inventor of the present invention uses an extract of fruit and skin of Hirami lemon as a nourishing hair agent, or an excellent action of promoting hair growth and thickening hair by using a solution extracted by immersion in sake or the like. And a hair styling effect.
[0007]
Hirami lemon is a fruit of the tangerine family known as the Okinawan citrus, Shiikuwasha, which contains carbohydrates, potassium, calcium, carotene, vitamins A, C, B1, and B2, recovers from fatigue, prevents hypertension, prevents diabetes, and has a beautiful skin effect. have. This fruit juice contains "Nobiletin" (polymethoxyflavonoid), which has the effect of making blood smooth, as much as 2 to 12 times as large as other citrus fruits.
[0008]
It is considered that the polymethoxyflavonoid contained in Hirami lemon is an effective natural juice component having a hair growth effect. By the way, hair growth agents containing polymethoxyflavonoids are known (Japanese Patent Application Laid-Open Nos. Hei 10-287331 and Hei 9-67243), but do not show as remarkable effects as the hair restorer of the present invention. The present invention is a hair-growing agent having the following constitution.
<Configuration 1>
A hair-growing agent formulated with squeezed juice of the fruit of the Hirami lemon.
[0009]
<Configuration 2>
A hair-growing agent formulated with squeezed juice of the skin of the Hirami lemon.
[0010]
<Configuration 3>
A hair restorer obtained by immersing 20 parts by weight or more of the fruit portion of the Hirami lemon in 100 parts by weight of sake and blending an extract obtained by extracting the components.
[0011]
<Configuration 4>
A hair tonic comprising a extract obtained by immersing 20 parts by weight or more of hirami lemon peel in 100 parts by weight of sake and extracting the components.
[0012]
<Configuration 5>
A solution obtained by mixing 2 parts to 4 parts by weight of Awamori with respect to 7 parts by weight of sake is obtained. To 100 parts by weight of this solution, a mixture having a mixing ratio of 0.5 to 1.5 of hirami lemon peel and tangerine peel is used. A hair-growing agent comprising an extract obtained by immersing at least 20 parts by weight of the mixture and extracting the components of the mixture into the solution.
[0013]
<Configuration 6>
A solution obtained by mixing awamori 2 to 4 parts by weight with respect to 7 parts by weight of sake is obtained. To 100 parts by weight of this solution, a mixture having a mixing ratio of 0.5 to 1.5 of hirami lemon peel 1 orange peel is used. A hair-growing agent comprising an extract obtained by immersing at least 20 parts by weight of the mixture and extracting the components of the mixture into the solution.
[0014]
<Configuration 7>
A solution obtained by mixing 2 parts to 4 parts by weight of Awamori with respect to 7 parts by weight of sake was obtained, and 100 parts by weight of this solution was mixed with 0.5 parts of orange peel and one part of orange peel 0.5 parts of orange and 0.5 parts of orange. A hair tonic comprising a mixture having a mixing ratio of 1.5 and immersed in an amount of 20 parts by weight or more, and an extract obtained by extracting the components of the mixture into the solution.
[0015]
<Configuration 8>
A hair tonic comprising a mixture of 100 parts by weight of the extract of Example 7 and 10 parts by weight of acerola.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described.
In the present invention, the juice or the extract can be added to the hair growth agent at any concentration. Usually, it is 30% or more, preferably 70% or more, in the total amount of the hair tonic, depending on the product form and the frequency of use. Even at a concentration of 100%, since the components are citrus fruits and skins, sake, etc., they do not give excessive irritation to the skin. In order to obtain a hair-styling effect, the concentration is preferably 70% or more. When diluting, it is preferable to use water.
[0017]
The hair tonic of the present invention can be in the form of an aerosol composition for use by spraying, in which case, in addition to the above components, a lower alcohol such as n-propyl alcohol or isopropyl alcohol : Combustible gas such as butane, propane, isobutane, liquefied petroleum gas (LPG) and dimethyl ether: can contain compressed gas such as nitrogen gas, oxygen gas, carbon dioxide gas and nitrous oxide gas. In addition, it can be used without impurities by using a pump type spray container.
[0018]
In the hair-growing composition thus constructed, Hirami lemon, which has the effect of activating the dermal papilla, which plays an important role in the hair cycle and hair growth, is used. And a hair-growing agent showing an action of thickening the hair.
[0019]
The hair-growing agent of the present invention sprays and massages in the same manner as a hair-styling agent to directly replenish nutrients from the outside to the hair root, and has an effect of promoting hair growth and an effect of thickening the hair. By attaching it to the entire hair, it is possible to moderately replenish the hair root. In addition, it is considered that the components of the lentil lemon are effectively absorbed from the hair roots, and are supplied for nutrition.
[0020]
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, there exists an effect which promotes hair growth. That is, the growth of hair growth is promoted when the grown hair and hair growth are mixed. Therefore, the number of grown hairs per unit area increases. Therefore, it can be determined that there is a substantial hair growth effect.
[0021]
Further, according to the present invention, the effect of making the hair thicker is exhibited. That is, even if the hair is grown, if the nutrition supplied from the hair root is insufficient, the hair becomes thin, but the hair becomes thicker without increasing the number of hairs, thereby increasing the density of the hair. In addition, the hair becomes durable and hair loss is also prevented. Therefore, it can be determined that the hair growth effect of improving the hair quality was obtained.
[0022]
Generally, the hair restorer is used separately from the hair styling agent. That is, a hair restorer is applied, and the hair is adjusted using a hair styling agent. In this case, if the combination of the hair styling agent and the hair stimulating agent is inappropriate, the hair styling agent may weaken the effect of the hair stimulating agent.
[0023]
Also, there is an idea that a hair restorer is applied directly to the scalp, and a hair styling agent is applied to the hair. However, in the present invention, when the hair restorer is applied to the whole hair, there is an effect that the whole hair is hardened as in the case of the hair styling agent. Therefore, a hairdressing agent is not required. Moreover, the effect of directly applying nutrition to the hair by being applied to the entire hair increases. In addition, there is an effect of increasing the gloss of the hair. That is, when used like a hair styling agent, there is an effect that the black luster of hair is increased. Therefore, the hair tonic of the present invention also has an effect of making the whole hair healthy. The addition of fruit juice containing a large amount of vitamin C, such as acerola, further enhances the nutritional supplement effect from the scalp to the hair root.
[0024]
【Example】
[Example 1]
A trace amount of fragrance was added to the juice of the fruit of the Hirami lemon.
[Example 2]
A trace amount of fragrance was added to the juice of the skin of the Hirami lemon.
[Example 3]
1000 g of the fruit portion of the Hirami lemon was immersed in 3000 ml of sake for 24 hours to extract the components, and a small amount of flavor was added.
[Example 4]
Hirami lemon peel 1000 g was immersed in 3000 ml of sake for 24 hours to extract the components, and a trace amount of flavor was added.
[0025]
[Example 5]
A solution obtained by mixing sake 7 and awamori 3 in a ratio is obtained.
In 1000 ml of the above solution, 150 g of peeled lemon peel and 150 g of orange peel were immersed and allowed to stand for several weeks to several months to extract these components into the solution.
[Example 6]
A solution obtained by mixing sake 7 and awamori 3 in a ratio is obtained.
150 g of lentil of lemon and 150 g of orange were immersed in 1000 ml of the above solution and left for several weeks to several months to extract these components into the solution.
[Example 7]
A solution obtained by mixing sake 7 and awamori 3 in a ratio is obtained.
In 1000 ml of the above solution, 150 g of peeled lemon peel, 150 g of orange peel and 150 g of orange peel were immersed and left for several weeks to several months to extract these components into the solution.
Example 8
Acerola (10 parts by weight) was added to the extract of Example 7 (100 parts by weight).
[0026]
[Comparative Example 1]
A small amount of flavor was added to the juice of the orange peel.
[Comparative Example 2]
A small amount of flavor was added to the juice of the orange peel.
[Comparative Example 3]
1000 g of the tangerine skin portion was immersed in 3000 ml of sake for 24 hours to extract the components, and a small amount of flavor was added.
[Comparative Example 4]
A solution obtained by mixing sake 7 and awamori 3 in a ratio is obtained.
150 g of orange peel and 150 g of orange peel were immersed in 1000 ml of the above solution and left for several weeks to several months to extract these components into the solution.
[0027]
[Experiment and effect]
The Example and the Comparative Example were applied to 20 subjects, and the extract was sprayed as it was once in the morning and once in the evening, over the entire hair for 3 months, massaged so as to be imprinted on the scalp, and combed with a comb. did.
[0028]
[Hair styling effect]
In Examples 3, 4, 5, 6, and 7, the solution dried and solidified several minutes after application, and the entire hair was fixed. That is, the hair was fixed so that the hair would not be disturbed even when the wind blows. A comparison between the case where the hair was sprinkled on the entire hair and the case where the hair was simply imprinted on the scalp showed a large difference in the degree of black gloss of the hair. The above is an effect that appears immediately after use. In Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 and 2, the effect was not found. Comparative Examples 3 and 4 had a hair styling effect.
[0029]
[Hair restoration effect]
Regarding any of the examples and the comparative examples, the hair growth effect was evaluated by focusing on the following points. In addition, several places of 2 × 2 cm square of the scalp of each subject were specified and set as observation targets, and the effect was observed three months later.
1. Whether hair growth occurred in areas where hair growth was barely seen.
Those with hair growth of 20% or more of the observation target area were evaluated as effective, those with hair growth of 10% or more were evaluated as effective, those with hair growth of 5% or more and less than 10% were evaluated as small, and those with hair growth of less than 10% were evaluated as no effect. I do.
2. Whether or not the downy hair has grown into normal hair in the part that was just downy hair.
Larger hair growth of 10% or more of the area to be observed grows into normal hair. Great effect if hair growth of 5% or more grows into normal hair. Small and below are evaluated as having no effect.
3. Whether the thin, immature hair has become thicker.
If the hair is 20% or more of the observation area is thicker, the effect is large. If the hair is 10% or more, the effect is good. If the hair is 5% or more and less than 10%, the effect is small. Evaluate as none.
[0030]
[Evaluation]
When two or more of the above effects are mixed, the overall evaluation is small, the one with a small effect is 1, the other is in the middle of the effect or large in the overall evaluation, the middle is 2 in the effect, and the large is 1 In the case of, the comprehensive evaluation was large, and when all the effects were large, the comprehensive evaluation was markedly large.
As a result of the comprehensive evaluation, Examples 1 and 2 were small, Examples 3 and 4 were medium, 5 and 6 were large, and Examples 7 and 8 were significantly large. Particularly, in Examples 5, 6, 7, and 8, the hair styling effect and the effect of giving a black luster were remarkable. Due to individual differences, slight differences in application and usage, physical condition, climate, and various other external factors, the effects of the above experiments may vary widely, but at least compared to existing hair restorations. It turned out to have a sufficiently outstanding effect.
[0031]
Further, in Example 7, the mixing ratio of the peel of the lentil lemon, the peel of the mandarin orange, and the peel of the orange was almost 1: 1: 1: 1. I couldn't see it. Therefore, it is only necessary to use a mixture of citrus peel 1 and citrus peel 0.5 to 1.5 and orange peel 0.5 to 1.5. In addition, it was found that a solution obtained by mixing sake 7 and awamori 3 at a ratio of awamori in a range of 2 to 4 had substantially the same effect. An extract was prepared at a ratio of 45 parts by weight of a mixture of the peel of the peel of lemon, the peel of orange and the peel of orange with respect to 100 parts by weight of the solution. The mixture of husk and orange peel is selected in the range of 20 to 70 parts by weight, preferably 30 to 60 parts by weight. When the amount is less than 20 parts by weight, the concentration of the extract is low, and when the amount is more than 70 parts by weight, unextracted components remain and wasteful, and the component ratio of the extract does not change much when the amount is more than 60 parts by weight.