JP2004067530A - Ozostomia-removing agent and composition for oral cavity obtained by using the same - Google Patents

Ozostomia-removing agent and composition for oral cavity obtained by using the same Download PDF

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JP2004067530A
JP2004067530A JP2002225662A JP2002225662A JP2004067530A JP 2004067530 A JP2004067530 A JP 2004067530A JP 2002225662 A JP2002225662 A JP 2002225662A JP 2002225662 A JP2002225662 A JP 2002225662A JP 2004067530 A JP2004067530 A JP 2004067530A
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ozostomia
breath
composition
oral cavity
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Sei Itakura
板倉  聖
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Kracie Foods Ltd
Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
Kanebo Foods Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain an ozostomia-removing agent which has strong deodorizing effects on chronic non-meal-originating ozostomia, comprises an ozostomia-removing component whose odor or taste itself does not affect on the taste of the ozostomia-removing agent or a composition for oral cavity regardless of shapes of the composition for oral cavity, and permits various taste designs even when the content of the ozostomia-removing component is increased, and to obtain a composition for oral cavity obtained by using the same. <P>SOLUTION: The ozostomia-removing agent comprises an extract of a plant of the family Labiatae and lactoferrin. The composition for oral cavity comprises the ozostomia-removing agent. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、体調、体質等に由来する慢性的な口臭(非食事性口臭)を効果的に除去するための口臭除去剤及びそれを用いた口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、口臭は、食べかす、口腔内の歯面沈着物、歯周ポケットからの浸出物、唾液の状態、舌苔の他、う蝕などの歯周疾患や、口腔内細菌等の口腔内の衛生状態や、内臓疾患や、喫煙、胃に滞留する食品もしくはアルコール由来の臭気等が呼気中に放出されることなどに起因して発生するといわれている。
口臭の成分としては、アンモニア、アミン類、硫化物、インドール、スカトールなどがあり、特に揮発性硫化硫黄化合物であるメチルメルカプタンと硫化水素が主体であるといわれている。
【0003】
そこで、従来から、口臭除去成分としては、銅クロロフィル、シャンピニオンエキス、香料、健胃漢方成分などが良く知られている。しかしながら、上記成分は、ニンニク、ネギなどを含有する食事を喫食した際の揮発性硫化物由来の食事性口臭に対しては、効力を発揮するものの、体調、体質等に由来する慢性的な非食事性口臭に対しては、効果を得ることができなかった。
【0004】
食事性口臭の除去効果を有する口腔用組成物の形態は、例えば、口中に長く滞留することで唾液を誘発し口臭を軽減したり、また食品中の香料で口臭をマスキングすることを企図したチューインガム、飴、トローチや、ゼラチンカプセル中に口臭除去成分を充填し、服用して胃内で溶解するようにしたカプセルの他、洗口液、歯みがき剤などがある。
【0005】
しかしながら、口腔内の歯面沈着物、歯周ポケットからの浸出物、唾液の状態、舌苔の他、う蝕などの歯周疾患や口腔内細菌等の口腔内の衛生状態や、内臓疾患や、疾患、疾病などに由来する非食事性口臭の場合は、即効性を期待される方法では除去し難く、口内細菌叢改善などの口腔環境の改善が必要であった。
【0006】
そこで、非食事性慢性口臭に対しては、体調、体質の改善等とあわせて、ヨウ素などの殺菌成分などを含むうがい薬、歯みがき剤を用いることが行われている。しかしながら、上記殺菌成分の中には食品の添加物としては認められないものもあるため、日常的に簡便に食品の形態で利用しにくく、使用形態が限定される。
【0007】
また、上記従来の口臭除去成分、殺菌成分は、成分自体の臭いや風味が強く、臭いや風味をマスキングするために、該成分の含有量を制約をする必要があるとともに強いミント味等の香料等を添加しなければならず、例えば、フルーツ風味などに設計しにくく、風味の設計が困難であるという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、口腔用組成物の形態に拘わらず、慢性的な非食事性口臭に対する強い消臭効果を有し、かつ口臭除去成分自体の臭いや味が口臭除去剤もしくは口腔用組成物の風味に影響することがなく、口臭除去成分の含有量を増やしてもさまざまな風味設計が可能な口臭除去剤及びそれを用いた口腔用組成物を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シソ科植物抽出物とラクトフェリンとを含有することを特徴とする口臭除去剤によって前記目的を達成する。
【0010】
好適には、糖アルコールを含有する。また、植物由来ポリフェノールを含有することが好ましい。更には、酸味料を含有することが好ましい。更に好適には、リナロールを含有する。
【0011】
更に詳しくは、上記口臭除去剤を含有してなる口腔用組成物により前記目的を達成する。
上記口腔用組成物が、粘弾性食品であってもよい。
【0012】
すなわち、本発明者は、非食事性の慢性的な口臭の除去に対する有効な食品素材の探索に際して、非食事性の口臭の由来が、口腔疾患や内臓疾患由来の菌類にあることに着目した。その結果、ラクトフェリンが上記疾患由来の菌類に対して抗菌作用を有することを想起したが、単独ではその効果が弱いという問題点があった。そこで、シソ科植物抽出物と併用することで、驚くべき口内細菌叢の改善が行われ、非食事性口臭に有効であることを見出し、本発明に到達した。
なお、上記二成分に糖アルコールを併用すると、長期に亘る口臭改善に対して好適であり、更に口臭除去の点で植物由来ポリフェノールを加えることが好適である。更に酸味料も含有すると、唾液の分泌が促進され、口内細菌叢の改善に対し相乗効果がある点で好適である。
更には、リナロールを含有させることにより、唾液の発現を促進し、且つ、口臭除去成分自体の臭いや味が最終製品の風味に影響することを防止でき、多様な風味設計ができる点で好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を詳しく説明する。
本発明の口臭除去剤は、シソ科植物抽出物とラクトフェリンとを含有するものである。
【0014】
まず、本発明にかかるシソ科植物抽出物とは、シソ科植物から得られる成分で、該シソ科植物としては、例えば、セージ、タイム、ロ−ズマリー、ペパーミント、オレガノ、クラリセージ、バジル、ヒソップ、マージョラム、ラベンダー、ラバンジン、パチュリー、レモンバーム、シソ、セイボリー等が挙げられる。この中でも、特にセージとタイムとローズマリーとペパーミントとの組合せが口臭除去効果の点で好適である。
上記シソ科植物から抽出物を得る方法は、特に限定されず、例えば、水やエタノール等の水性媒体中に該植物を浸漬させて一定時間攪拌する等適宜常法を用いればよい。
【0015】
シソ科植物抽出物の形態は、特に限定するものではないが、例えば、粉末状、液状、溶液状、ペースト等が挙げられ、適宜選択すればよい。
【0016】
次に、ラクトフェリンは、1本のポリペプチド鎖にガラクトース、マンノース、シアル酸などからなる糖鎖が結合した分子量約80,000の鉄結合性の糖タンパク質である。
具体的には例えば、森永乳業(株)製の「森永ラクトフェリン」等が挙げられる。
【0017】
本発明の口臭除去剤には、好適には糖アルコールを含有することが望ましい。糖アルコールを併用すると、短期間の治療では改善しない口腔疾患や内臓疾患に由来する口臭に対しても、反復摂取もしくはチューインガムのような口内滞留時間の長い食品の形態によって長時間摂取することにより、他の成分の効果と相俟って口臭除去効果を発揮する点で好適である。また、糖アルコールのうち、非う蝕性のものは、有害細菌の繁殖を促進させることなく甘味を付与できる点で好適である。
糖アルコールとしては、例えば、キシリトール、マルチトール、ラクチトール、エリスリトール、マンニトール、ソルビトール、還元パラチノース等が挙げられる。この中でも、特にキシリトールは、上記効果を効果的に奏する点で好適である。
【0018】
また、本発明の口臭除去剤には、更に好適には植物由来ポリフェノールを用いることが口臭除去効果の点で望ましい。
植物由来ポリフェノールは、例えば、ユーカリポリフェノール、茶ポリフェノール、カカオポリフェノール、ワインポリフェノール、黒豆ポリフェノールなどが挙げられる。この中でも、特にユーカリポリフェノールは口臭除去効果の点で好適である。
ユーカリポリフェノールは、ユーカリの抽出物の形態で用いられる。例えば、長岡香料社製の「ユーカリ葉抽出物P」等が挙げられる。この製品のポリフェノール含有量は、1.5重量%である。
【0019】
また、本発明の口臭除去剤は、更に好適には酸味料を含有すると、唾液の分泌を促進し、口内細菌叢を改善する点で好適である。すなわち、唾液の分泌を促進することで、乾燥した環境で生息する細菌類の活動を阻害し、更には唾液の抗菌作用で細菌類を死滅させることができる。
酸味料としては、食用に用いられる酸味料であれば特に限定するものではないが、例えば、クエン酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、酢酸などの有機酸が挙げられる。
【0020】
また、本発明の口臭除去剤は、更に好適には、リナロールを含有することが、唾液の分泌を促進させるとともに、口臭除去成分の添加量を増量しても上記成分自体の臭いや味が口臭除去剤や口腔用組成物の風味に影響し難く、多様な風味設計が可能となる点で好適である。
リナロールは、リナロエ油、ボアドローズ油、コリアンダー油、オヤイヌコウジュの精油等に存在する。本発明のリナロールは、リナロールを60%以上含むものを指す。
【0021】
上記シソ科植物抽出物、ラクトフェリン、糖アルコール、植物由来ポリフェノール、酸味料、リナロールの各形態は、特に限定するものではなく、例えば、抽出物、その粉末、ペースト状物等が挙げられ、最終形態にあわせて適宜選択すればよい。
【0022】
本発明の口臭除去剤におけるシソ科植物抽出物とラクトフェリンとの含有量は、特に限定するものではなく、口臭除去剤の形態等によって適宜設定すればよいが、シソ科植物抽出物とラクトフェリンとを組み合わせた割合が、口臭除去剤全体重量中、好ましくは50重量%以上、更に好ましくは80重量%以上であることが口臭除去効果に優れる点で好適である。なお、本発明の口臭除去剤は、全体がシソ科植物抽出物とラクトフェリンからなる場合も含む趣旨である。
【0023】
シソ科植物抽出物とラクトフェリンとの重量比は、シソ科植物抽出物1に対し、ラクトフェリン0.001〜0.1とすることが風味及び口臭除去効果を発揮する点で好ましい。
なお、糖アルコール、植物由来ポリフェノール、酸味料、リナロールを併用する場合、各成分のシソ科植物抽出物重量1に対する重量はそれぞれ以下の通りに設定することが望ましい。すなわち、糖アルコール0.1〜100、植物由来ポリフェノール(ポリフェノール実質添加量換算)0.001〜1、酸味料0.001以上、リナロール(リナロール実質添加量換算)0.00001以上とすることが本発明の効果を得る点で好適である。
【0024】
本発明の口臭除去剤には、上記成分の他に、本発明の目的を損なわない範囲で、賦形剤、色素、調味料、香料、乳化剤、安定剤等の副原料を適宜選択して、単独もしくは複数組合せて添加してもよい。
【0025】
本発明の口臭除去剤の形態は、液体、粉体、錠剤、ゲル類、クリーム類、スプレー等が挙げられる。
【0026】
本発明の口臭除去剤は、例えば、次のようにして製造される。
すなわち、まず、上記シソ科植物抽出物とラクトフェリン、好適には糖アルコール、植物由来ポリフェノール、酸味料、リナロールと、必要に応じ副原料とを準備する。そして、これらをミキサー等を適宜用いて混合すれば、本発明の口臭除去剤が得られる。
【0027】
かくして得られた口臭除去剤は、それ自体でも強力な口臭除去効果を発現するが、次に述べる口腔組成物に用いても、口臭除去成分自体の臭いや味が食品等の口腔組成物の風味に影響せず、非食事性口臭を効果的に除去し得るものである。
【0028】
次に、本発明の口腔用組成物について説明する。
本発明の口腔用組成物は、シソ科植物抽出物とラクトフェリンを含有するものである。なお、好適には、上記シソ科植物抽出物及びラクトフェリンの他、糖アルコール、植物由来ポリフェノール、酸味料、リナロールとを含有することが望ましい。
本発明の口腔用組成物に含有するシソ科植物抽出物とラクトフェリン、好適には糖アルコール、植物由来ポリフェノール、酸味料、リナロールとは、本発明の口臭除去剤に用いるものと同様のものである。
【0029】
本発明の口腔用組成物としては、特に限定するものではなく、各種のものが挙げられるが、例えば、洗口剤、噴霧液、歯磨剤、錠薬、錠菓、粘弾性食品、飲料等が挙げられる。
【0030】
特に、粘弾性食品に用いた場合も、口臭除去成分が粘弾性生地に吸着することなくその効果が発現するとともに該効果の持続性にも優れ、口臭除去成分の味や臭いが食品の風味に影響することがなく、多様な風味に設計することができる点で好適に用いられる。
上記粘弾性食品とは、粘性もしくは弾性の少なくとも一方を有する固形食品生地を用いたものであり、具体的には、例えばチューインガム、及びソフトキャンディ、キャラメル、グミ、マシュマロ、ヌガー、タフィー、フォンダン、ファッジ、チューインキャンディ等のキャンディ類などが挙げられる。
【0031】
本発明の口腔用組成物におけるシソ科植物抽出物とラクトフェリン、好適には糖アルコール、植物由来ポリフェノール、酸味料、リナロールの含有量は、特に限定するものではなく、口腔用組成物の形態によって適宜設定すればよい。具体的には、表1のようにすることが、口臭除去効果の点で好適である。
【0032】
【表1】

Figure 2004067530
【0033】
本発明の口腔用組成物には、上記シソ科植物抽出物とラクトフェリンと、好適には糖アルコール、植物由来ポリフェノール、酸味料の他に、本発明の目的を損なわない範囲で、上記の副原料を適宜選択して、単数もしくは複数組合せて用いてもよい。
【0034】
次に、本発明の口腔用組成物の一例として、粘弾性食品であるチューインガムは、例えば、次のようにして製造される。
【0035】
まず、チューインガムの各成分と、シソ科植物抽出物とラクトフェリン、好適には糖アルコール、植物由来ポリフェノール、酸味料、リナロールとを準備する。
上記チューインガムは、ガムベースと必要に応じて副原料とからなるものである。
上記ガムベースは、一般に用いられているものでよく、例えば、弾性体、ワックス、無機質等から適宜選択して使用される。弾性体としては、例えば天然ゴム、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、酢酸ビニル樹脂、合成ゴム、合成弾性体、天然弾性体等が挙げられ、これらの中から適宜選択し単独もしくは複数組み合わせて用いればよい。
ワックスとしては、ライスワックス、カルナバワックス、及びマイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。これらは単独でも複数組み合わせてもよい。
無機質としては、炭酸カルシウム、タルク等が挙げられ、これらは単独でも複数組み合わせてもよい。
【0036】
また、上記ガムベースは、酢酸ビニル樹脂を主体とする風船ガムタイプ、天然樹脂(チクル、グッタ、ソルバ、ジェルトン等)を主体とするレギュラーガムタイプ等の各種に分類されるが、本発明の場合は特に限定するものではなく、適宜選択すればよい。
【0037】
上記副原料としては、糖類、色素、乳化剤、安定剤、軟化剤等を適宜組み合わせて用いればよい。例えば、乳化剤としては、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、グリセリルモノステアレート、ジグリセライド、トリグリセライド、グリセリルトリアセテート、プロピレングリコールモノステアレート等が挙げられ、これらは単独でも複数組み合わせてもよい。
【0038】
次に、常法により、上記ガムベースの各成分を混練してガムベースを形成する。次いで、得られたガムベースに、シソ科植物抽出物とラクトフェリン、好適には糖アルコール、植物由来ポリフェノール、酸味料、リナロール及び必要に応じて副原料を添加して混合した後、適宜成形することにより、本発明のチューインガムが得られる。
【0039】
かくして得られたチューインガムは、口臭除去成分自体の臭いや味がチューインガムの風味に影響せず、唾液の分泌がより一層促進されて、非食事性口臭を効果的に除去し得るものである。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、本発明の口臭除去剤及び口腔用組成物は、シソ科植物抽出物とラクトフェリンとを含有しているので、非食事性由来の口臭の除去効果に優れている。このように、本発明によれば、歯周病や内臓疾患などに由来する慢性的な非食事性口臭のような口内細菌叢の改善が必要な口臭に有効である。
また、口臭除去成分自体の臭いや味が影響に難く、最終製品を各種形態に加工することができ、口臭除去成分を多量に含有させても風味設計の多様化が可能である。
更に、本発明によれば、口腔用組成物の形態に拘わらず、粘弾性食品の場合でも、口臭除去力、風味に優れている。
【0041】
【実施例】
次に、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
【0042】
〈実施例1〜7、比較例1〜2〉
(口臭除去剤の調製)
表1に示す組成で原料を混合し、口臭除去剤粉末を調製した。
【0043】
〈実施例8〜9〉
(チューインガムの調製)
表2に示す組成にて、下記のようにしてチューインガムを調製した。すなわち、表2に示す各成分をチューインガム混合機に投入し、15分間均質混合した後、圧延、裁断し、1個3g、大きさ20×14×11mmのブロック状チューインガムを得た。
【0044】
〈実施例10〉
(タブレットの調製)
表2に示す組成にて、下記のようにしてタブレットを調製した。すなわち、表2に示す各成分を混合した後、菊水製作所製打錠機(RTM−S36−25−T30)を用い、次の打錠条件で打錠した。
・杵:9mm径  標準R面
・打錠圧:1.8トン
・1粒350mg
【0045】
上述のようにして得られた口臭除去剤、チューインガム及びタブレットを、被験者20人に喫食させて消臭効果及び風味を確認した。
なお、被験者は、歯周病を有する成人20名で、朝食後、歯みがきを行い、続いて昼食前、被験者に5分間口を閉じてもらった後、口臭の強度を試験者が官能評価によって判定したものを対照とした。
そして、対照口臭測定後、口臭除去剤の場合は、毎朝食後歯磨きを行ってから1日3回毎食後摂取(1回分100mg)してもらい、1週間後に朝食後、歯磨きを行い、続いて昼食前、被験者に5分間口を閉じてもらった後の口臭の変化を評価した。
チューインガムの場合は、同じ条件で1日3枚のガムを2週間喫食してもらい、同様に官能評価を行った。
また、タブレットの場合は、同じ条件で1日3粒のタブレットを2週間喫食してもらい、同様に官能評価した。
【0046】
また、官能評価と合わせ、同じ条件で機器分析による評価も行った。評価方法は次の通りである。
インタースキャン社製「ハリメータC−21」を用い、被験者には測定5分前に口を閉じてもらい、次に測定用ストローを舌の上に乗せ、口腔内のガスを吸引し、揮発性硫化物VSC濃度ppbを口臭強度として測定した。
その結果を表2及び表3に併せて示す。
【0047】
【表2】
Figure 2004067530
【0048】
【表3】
Figure 2004067530
【0049】
表2及び表3の結果から、実施例1〜7の口臭除去剤、実施例8〜9のチューインガム、及び実施例10のタブレットは、強力な口臭除去効果が発現した。また、口臭除去成分自体の臭いや味がチューインガムやタブレットに影響することなく、風味が良好であった。なお、実施例4〜7は、シソ科植物抽出物とラクトフェリンに加えて、順次糖アルコール、植物由来ポリフェノール、酸味料、リナロールを含有したため、口臭測定もしくは風味の評価において更に良好な結果が得られた。特に、実施例7は、相乗的に口臭除去効果が発現し、かつ風味も良好であった。
これに対し、比較例1は、シソ科植物抽出物を用いなかったため、官能評価では感じられない程口臭除去効果が弱かった。また、比較例2も、ラクトフェリンを用いなかったので、口臭除去効果が弱かった。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a halitosis remover for effectively removing chronic halitosis (non-dietary halitosis) derived from physical condition, constitution, and the like, and an oral composition using the same.
[0002]
[Prior art]
In general, bad breath is caused by food debris, intraoral deposits on the oral cavity, exudate from periodontal pockets, salivary conditions, tongue coating, periodontal diseases such as caries, and oral hygiene conditions such as oral bacteria. It is said to be caused by visceral diseases, smoking, odors derived from foods or alcohol staying in the stomach and the like being released into breath, and the like.
Examples of bad breath components include ammonia, amines, sulfides, indole, skatole, and the like. Particularly, it is said that volatile mercury sulfide compounds, methyl mercaptan and hydrogen sulfide, are mainly used.
[0003]
Thus, copper chlorophyll, champignon extract, fragrance, and Chinese herbal medicine components have been well known as bad breath removing components. However, although the above-mentioned components are effective against dietary halitosis derived from volatile sulfides when eating a meal containing garlic, leek, etc., they are chronically non-natural due to physical condition, constitution, etc. No effect could be obtained on dietary bad breath.
[0004]
The form of the oral composition having an effect of removing dietary bad breath is, for example, chewing gum intended to reduce bad breath by inducing saliva by staying in the mouth for a long time, or masking bad breath with a flavor in food. In addition to capsules filled with a bad breath-removing ingredient in candy, lozenges, and gelatin capsules and taken to dissolve in the stomach, there are mouthwashes, dentifrices and the like.
[0005]
However, tooth surface deposits in the oral cavity, exudates from periodontal pockets, saliva conditions, other than tongue coating, periodontal diseases such as caries and oral hygiene conditions such as oral bacteria, internal organ diseases, In the case of non-dietary halitosis derived from diseases, illnesses, etc., it is difficult to remove it by a method that is expected to have immediate effect, and it is necessary to improve the oral environment such as improving the oral flora.
[0006]
Therefore, a mouthwash and a dentifrice containing a bactericidal component such as iodine are used for non-eating chronic halitosis, in addition to improving physical condition and constitution. However, some of the above-mentioned bactericidal components are not recognized as food additives, so that it is difficult to use them easily in the form of foods on a daily basis, and the form of use is limited.
[0007]
In addition, the above-mentioned conventional bad breath removing component and the sterilizing component have a strong odor and flavor of the component itself, and in order to mask the odor and flavor, it is necessary to restrict the content of the component and also to have a flavor such as a strong mint flavor. For example, it is difficult to design a fruit flavor or the like, and it is difficult to design the flavor.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of such circumstances, and the purpose thereof is to have a strong deodorizing effect on chronic non-eating bad breath, regardless of the form of the oral composition, In addition, the odor and taste of the breath elimination component itself do not affect the flavor of the breath elimination agent or the oral composition, and the breath elimination agent capable of various flavor designs even if the content of the breath elimination component is increased, and The present invention provides an oral composition used.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention achieves the above object by a halitosis remover characterized by containing a Labiatae plant extract and lactoferrin.
[0010]
Preferably, it contains a sugar alcohol. Further, it preferably contains a plant-derived polyphenol. Furthermore, it is preferable to contain an acidulant. More preferably, it contains linalool.
[0011]
More specifically, the above object is achieved by an oral composition comprising the above-mentioned breath freshener.
The oral composition may be a viscoelastic food.
[0012]
That is, the present inventor paid attention to the fact that non-dietary halitosis is derived from fungi derived from oral diseases and visceral diseases when searching for an effective food material for removing non-dietary chronic halitosis. As a result, it was recalled that lactoferrin has an antibacterial action against fungi derived from the above-mentioned diseases, but there was a problem that the effect was weak when used alone. Thus, the present inventors have found that by using the extract in combination with a Labiatae plant extract, the oral bacterial flora was surprisingly improved and found to be effective for non-eating halitosis.
When a sugar alcohol is used in combination with the above two components, it is suitable for improving halitosis over a long period of time, and it is preferable to add a plant-derived polyphenol from the viewpoint of removing halitosis. Further, the addition of an acidulant is preferable in that the secretion of saliva is promoted and there is a synergistic effect on the improvement of the oral flora.
Furthermore, by containing linalool, the expression of saliva is promoted, and the odor and taste of the bad breath removing component itself can be prevented from affecting the flavor of the final product, which is suitable in that various flavor designs can be made. is there.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, the present invention will be described in detail.
The breath freshener of the present invention contains a Labiatae plant extract and lactoferrin.
[0014]
First, the Labiatae plant extract according to the present invention is a component obtained from a Labiatae plant. Examples of the Labiatae plant include sage, thyme, rosemary, peppermint, oregano, clary sage, basil, hyssop, Marjoram, lavender, lavandin, patchouli, lemon balm, perilla, savory and the like. Among them, a combination of sage, thyme, rosemary, and peppermint is particularly preferable in terms of the breath odor removing effect.
The method of obtaining the extract from the Labiatae plant is not particularly limited, and any appropriate conventional method may be used, such as immersing the plant in an aqueous medium such as water or ethanol and stirring for a certain time.
[0015]
The form of the Labiatae extract is not particularly limited, and examples thereof include powder, liquid, solution, and paste, and may be appropriately selected.
[0016]
Next, lactoferrin is an iron-binding glycoprotein having a molecular weight of about 80,000 in which a sugar chain composed of galactose, mannose, sialic acid, or the like is bonded to one polypeptide chain.
Specific examples include "Morinaga lactoferrin" manufactured by Morinaga Milk Industry Co., Ltd.
[0017]
It is desirable that the breath freshener of the present invention preferably contains a sugar alcohol. When combined with sugar alcohol, even for bad breath derived from oral diseases and visceral diseases that do not improve with short-term treatment, by ingesting repeatedly for a long time in the form of foods with long oral residence time such as chewing gum, It is suitable in that it exerts an effect of removing bad breath in combination with the effects of other components. Further, among the sugar alcohols, non-cariogenic ones are preferable in that they can impart sweetness without promoting the propagation of harmful bacteria.
Examples of the sugar alcohol include xylitol, maltitol, lactitol, erythritol, mannitol, sorbitol, reduced palatinose and the like. Among them, xylitol is particularly preferable in that the above-mentioned effects are effectively exhibited.
[0018]
In addition, it is more preferable to use a plant-derived polyphenol for the halitosis removing effect of the present invention in view of the halitosis removing effect.
Examples of plant-derived polyphenols include eucalyptus polyphenol, tea polyphenol, cocoa polyphenol, wine polyphenol, and black bean polyphenol. Among them, eucalyptus polyphenol is particularly preferable in terms of the effect of removing bad breath.
Eucalyptus polyphenols are used in the form of eucalyptus extracts. For example, "Eucalyptus leaf extract P" manufactured by Nagaoka Inc. is mentioned. The polyphenol content of this product is 1.5% by weight.
[0019]
Further, when the breath freshener of the present invention further preferably contains an acidulant, it is suitable for promoting secretion of saliva and improving the oral flora. That is, by promoting the secretion of saliva, the activity of bacteria living in a dry environment is inhibited, and the bacteria can be killed by the antibacterial action of saliva.
The acidulant is not particularly limited as long as it is an edible acidulant, and examples thereof include organic acids such as citric acid, malic acid, fumaric acid, tartaric acid, and acetic acid.
[0020]
Further, the breath freshener of the present invention more preferably contains linalool, which promotes secretion of saliva and, even when the amount of the breath freshening component added is increased, the odor or taste of the above-mentioned component itself is bad breath. It is suitable in that it does not easily affect the flavor of the remover or the composition for the oral cavity, and allows various flavor designs.
Linalool is present in linaloe oil, boad rose oil, coriander oil, the essential oil of the royal cat, and the like. Linalool of the present invention refers to linalool containing 60% or more of linalool.
[0021]
Each form of the Labiatae plant extract, lactoferrin, sugar alcohol, plant-derived polyphenol, acidulant, linalool is not particularly limited, and examples thereof include an extract, a powder thereof, a paste, and the like, and a final form. May be appropriately selected according to the requirements.
[0022]
The content of the Labiatae plant extract and the lactoferrin in the breath odor remover of the present invention is not particularly limited, and may be appropriately set depending on the form of the breath eliminator. The combined ratio is preferably at least 50% by weight, more preferably at least 80% by weight, based on the total weight of the breath freshener, which is suitable in that the breath freshening effect is excellent. In addition, the purpose of the present invention is to include the case where the whole breath freshener comprises a Labiatae plant extract and lactoferrin.
[0023]
The weight ratio between the Labiatae plant extract and the lactoferrin is preferably 0.001 to 0.1 lactoferrin with respect to the Labiatae plant extract 1, from the viewpoint of exhibiting the flavor and bad breath removing effect.
When a sugar alcohol, a plant-derived polyphenol, an acidulant, and linalool are used in combination, it is desirable to set the weight of each component relative to the Labiatae plant extract weight 1 as follows. That is, the sugar alcohol is 0.1 to 100, the plant-derived polyphenol is 0.001 or more (in terms of the actual amount of added polyphenol), the acidulant is 0.001 or more, and the linalool (in terms of the actual added amount of linalool) is 0.00001 or more. It is suitable in that the effects of the invention are obtained.
[0024]
In the breath freshener of the present invention, in addition to the above-mentioned components, an excipient, a pigment, a seasoning, a flavor, an emulsifier, an auxiliary material such as a stabilizer are appropriately selected within a range not to impair the purpose of the present invention. You may add individually or in combination of two or more.
[0025]
Examples of the form of the breath freshener of the present invention include liquids, powders, tablets, gels, creams, sprays and the like.
[0026]
The breath freshener of the present invention is produced, for example, as follows.
That is, first, the Lamiaceae plant extract and lactoferrin, preferably a sugar alcohol, a plant-derived polyphenol, an acidulant, linalool, and, if necessary, auxiliary materials are prepared. Then, if these are appropriately mixed using a mixer or the like, the breath freshener of the present invention can be obtained.
[0027]
The breath-removing agent thus obtained exhibits a strong breath-removing effect by itself. However, even when used in the oral composition described below, the smell and taste of the breath-removing component itself is the flavor of the oral composition such as food. And can effectively remove non-eating bad breath.
[0028]
Next, the oral composition of the present invention will be described.
The oral composition of the present invention contains a Labiatae plant extract and lactoferrin. Preferably, it contains a sugar alcohol, a plant-derived polyphenol, an acidulant, and linalool, in addition to the Labiatae plant extract and lactoferrin.
The Labiatae extract and lactoferrin, preferably sugar alcohol, plant-derived polyphenol, acidulant, and linalool, contained in the oral composition of the present invention are the same as those used for the halitosis remover of the present invention. .
[0029]
The composition for the oral cavity of the present invention is not particularly limited and includes various types. Examples thereof include mouthwashes, sprays, dentifrices, tablets, tablets, viscoelastic foods, and beverages. No.
[0030]
In particular, even when used in viscoelastic foods, the effect of the bad breath removing component is exhibited without adsorbing to the viscoelastic fabric, and the effect is also excellent in persistence. It is preferably used in that it can be designed to have various flavors without affecting.
The viscoelastic food is a solid food dough having at least one of viscosity and elasticity, and specifically, for example, chewing gum, soft candy, caramel, gummy, marshmallow, nougat, toffee, fondant, fudge And candy such as chewing candy.
[0031]
Lamiaceae plant extract and lactoferrin in the oral composition of the present invention, preferably sugar alcohol, plant-derived polyphenol, acidulant, linalool content is not particularly limited, and may be appropriately determined depending on the form of the oral composition. Just set it. Specifically, it is preferable to perform as shown in Table 1 from the viewpoint of the bad breath removing effect.
[0032]
[Table 1]
Figure 2004067530
[0033]
In the oral composition of the present invention, the above Labiatae plant extract and lactoferrin, and preferably a sugar alcohol, a plant-derived polyphenol, and an acidulant, as long as the object of the present invention is not impaired, the above-mentioned auxiliary materials May be appropriately selected and used singly or in combination.
[0034]
Next, as an example of the oral composition of the present invention, chewing gum, which is a viscoelastic food, is produced, for example, as follows.
[0035]
First, each component of chewing gum, a Labiatae extract and lactoferrin, preferably a sugar alcohol, a plant-derived polyphenol, an acidulant, and linalool are prepared.
The chewing gum comprises a gum base and, if necessary, auxiliary materials.
The gum base may be a commonly used gum base, and is appropriately selected from, for example, an elastic material, a wax, and an inorganic material. Examples of the elastic body include natural rubber, polyisobutylene, polyisoprene, vinyl acetate resin, synthetic rubber, synthetic elastic body, natural elastic body, and the like. Any of these may be appropriately selected and used alone or in combination.
Examples of the wax include rice wax, carnauba wax, and microcrystalline wax. These may be used alone or in combination of two or more.
Examples of the inorganic substance include calcium carbonate and talc, and these may be used alone or in combination.
[0036]
The gum base is classified into various types such as a bubble gum type mainly composed of vinyl acetate resin and a regular gum type mainly composed of natural resins (such as chicle, gutta, solver, and gelton). In the case of the present invention, It is not particularly limited, and may be appropriately selected.
[0037]
As the above-mentioned auxiliary raw material, a saccharide, a dye, an emulsifier, a stabilizer, a softener and the like may be used in appropriate combination. For example, examples of the emulsifier include propylene glycol fatty acid ester, glycerin fatty acid ester, polyglycerin fatty acid ester, fatty acid monoglyceride, glyceryl monostearate, diglyceride, triglyceride, glyceryl triacetate, propylene glycol monostearate, and the like. They may be combined.
[0038]
Next, each component of the gum base is kneaded by a conventional method to form a gum base. Next, to the obtained gum base, after adding and mixing the Lamiaceae plant extract and lactoferrin, preferably a sugar alcohol, a plant-derived polyphenol, an acidulant, linalool and, if necessary, auxiliary materials, by appropriately molding. Thus, the chewing gum of the present invention is obtained.
[0039]
In the chewing gum thus obtained, the odor and taste of the breath-removing component itself do not affect the flavor of the chewing gum, the secretion of saliva is further promoted, and non-eating bad breath can be effectively removed.
[0040]
【The invention's effect】
As described above, the halitosis removing agent and the oral cavity composition of the present invention contain an extract of Labiatae and lactoferrin, and thus have an excellent effect of removing bad breath derived from non-eating. As described above, according to the present invention, it is effective for halitosis requiring improvement of oral flora, such as chronic non-dietary halitosis derived from periodontal disease and visceral disease.
In addition, the odor and taste of the breath elimination component itself are hardly affected, and the final product can be processed into various forms. Even if a large amount of the breath elimination component is contained, diversification of flavor design is possible.
Furthermore, according to the present invention, irrespective of the form of the oral composition, even in the case of a viscoelastic food, it is excellent in bad breath removing power and flavor.
[0041]
【Example】
Next, the present invention will be specifically described based on examples.
[0042]
<Examples 1 to 7, Comparative Examples 1 and 2>
(Preparation of breath freshener)
Raw materials having the compositions shown in Table 1 were mixed to prepare a breath freshener powder.
[0043]
<Examples 8 to 9>
(Preparation of chewing gum)
With the composition shown in Table 2, chewing gum was prepared as follows. That is, each of the components shown in Table 2 was put into a chewing gum mixer, homogenously mixed for 15 minutes, and then rolled and cut to obtain a block chewing gum having a size of 3 g and a size of 20 × 14 × 11 mm.
[0044]
<Example 10>
(Preparation of tablet)
Tablets having the compositions shown in Table 2 were prepared as follows. That is, after mixing each component shown in Table 2, it was tableted using a tableting machine (RTM-S36-25-T30) manufactured by Kikusui Seisakusho under the following tableting conditions.
・ Punch: 9mm diameter, standard R surface ・ Tablet pressure: 1.8 tons ・ 350mg per tablet
[0045]
The deodorant, chewing gum, and tablet obtained as described above were eaten by 20 subjects, and the deodorizing effect and flavor were confirmed.
The test subjects were 20 adults with periodontal disease, brushing their teeth after breakfast, and then before lunch, having the subjects close their mouths for 5 minutes. The tester then determined the intensity of bad breath by sensory evaluation. Those that were used as a control.
After the measurement of the control halitosis, in the case of the halitosis remover, brush the teeth after each breakfast and ingest three times a day after each meal (100 mg per dose). After one week, brush the teeth after the breakfast, and then lunch. Before, the change in halitosis after the subject had the mouth closed for 5 minutes was evaluated.
In the case of chewing gum, three gums a day were eaten under the same conditions for two weeks, and the sensory evaluation was similarly performed.
In the case of tablets, three tablets a day were eaten under the same conditions for two weeks, and the sensory evaluation was similarly performed.
[0046]
In addition to the sensory evaluation, evaluation by instrumental analysis was performed under the same conditions. The evaluation method is as follows.
Using an Interscan “Harimeter C-21”, the subject closed the mouth 5 minutes before the measurement, and then put a straw for measurement on the tongue, aspirated the gas in the oral cavity, and volatile sulfide The product VSC concentration ppb was measured as bad breath intensity.
The results are shown in Tables 2 and 3.
[0047]
[Table 2]
Figure 2004067530
[0048]
[Table 3]
Figure 2004067530
[0049]
From the results in Tables 2 and 3, the bad breath removing agents of Examples 1 to 7, the chewing gums of Examples 8 to 9, and the tablet of Example 10 exhibited a strong bad breath removing effect. Further, the odor and taste of the bad breath removing component itself did not affect the chewing gum and the tablet, and the flavor was good. In addition, since Examples 4-7 contained sugar alcohol, a plant-derived polyphenol, an acidulant, and linalool in addition to the Labiatae plant extract and lactoferrin, better results were obtained in the measurement of bad breath or the evaluation of flavor. Was. In particular, in Example 7, the bad breath removing effect was synergistically exhibited, and the flavor was also good.
On the other hand, Comparative Example 1 did not use the Labiatae plant extract, so that the bad breath removal effect was so weak that it could not be felt in the sensory evaluation. Also, Comparative Example 2 did not use lactoferrin, and thus had a weak breath elimination effect.

Claims (7)

シソ科植物抽出物とラクトフェリンとを含有することを特徴とする口臭除去剤。A breath freshener comprising a Labiatae extract and lactoferrin. 更に糖アルコールを含有する請求項1記載の口臭除去剤。The breath freshener according to claim 1, further comprising a sugar alcohol. 更に植物由来ポリフェノールを含有する請求項1又は2記載の口臭除去剤。The breath freshener according to claim 1 or 2, further comprising a plant-derived polyphenol. 更に酸味料を含有する請求項1乃至3の何れか1項に記載の口臭除去剤。The breath freshener according to any one of claims 1 to 3, further comprising an acidulant. 更にリナロールを含有する請求項1乃至4の何れか1項に記載の口臭除去剤。The breath freshener according to any one of claims 1 to 4, further comprising linalool. 請求項1乃至請求項5のいずれかの口臭除去剤を含有してなる口腔用組成物。An oral composition comprising the breath freshener according to any one of claims 1 to 5. 口腔用組成物が、粘弾性食品である請求項6記載の口腔用組成物。The oral composition according to claim 6, wherein the oral composition is a viscoelastic food.
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