JP2004067220A - 密封パック器 - Google Patents

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Abstract

【課題】密封作業中にサクション室内に入り込んだ汚染物を容易に洗浄、除去して、サクション室を清潔な状態に維持できる密封パック器を提供する。
【解決手段】下パッド部材12が取付けられたサクション室ケース13と、下パッド部材12に対向する上パッド部材11が取付けられ、ヒンジ部14により回動してサクション室ケース13の開口を閉じてサクション室5を形成するサクション室蓋体16と、サクション室ケース13の底面に設けられたサクション管17とからなるサクション室組立10を、密封パック器本体1の凹部7に対して着脱可能なカートリッジ構造として、上蓋2を閉じたときにサクション室5を気密的に閉じるように構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、密封パック器に関し、特に樹脂フィルム製の袋内に食品等を収容して袋内を密封する密封パック器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の密封パック器は、熱可塑性の樹脂フィルム製の袋内の空気を減圧することで脱気すると共に袋の開口部を熱溶着して封口することにより、内部の容積を減らしたり、収容物の酸化やカビ、腐敗等を防止して保存性を図ったりするものが知られている。このような密封パック器の1例を図13に概略して示す。
【0003】
この密封パック器は、密封パック器本体である器体41の上面に矩形の壁を立設することにより設けた箱状の凹部42を器体41の後端に回動自在に軸支された上蓋43により気密に閉じた状態で、凹部42内に先端部が挿入された袋(図示せず)を減圧することで脱気するサクション室44と、前記先端部を熱溶着するシールヒータ部45とを備えている。
【0004】
サクション室44を形成する前記凹部42の壁面に沿ってスポンジ状の下パッド部材46が周設され、凹部42の開口から上方へ突出している。そして上蓋43の下面には前記下パッド部材46に対向して同形状の上パッド部材(図示せず)が設けられている。凹部42の底面には、器体41内に設けられたサクションポンプに連通する脱気口47が設けられている。そして上蓋43を、その下面に設けられた上パッド部材と凹部42に設けられた下パッド部材46とが対面する状態で閉じて押圧した場合、上下パッド部材が密着してサクション室44が気密に保たれる構造となっている。上蓋43の下面にはシールヒータ部45に対向するシールヒータ押さえ(図示せず)が設けられ、凹部42の前方の器体41の上面に設けられたシールヒータ部45と共に、袋の開口を熱溶着して封口する封口部材を構成する。
【0005】
このように構成された密封パック器において、その上蓋43を開き、手前側から密封しようとする袋の開口している側の先端部を下パッド部材46が囲繞する範囲内(凹部42内)に挿入し、上蓋43を閉じると、その下面の上パッド部材と下パッド部材46とが密着し、この状態でサクションポンプを稼働させることによってサクション室44内が減圧されるので、袋内の空気が吸引され脱気される。続いてシールヒータ部45に通電することによって、シールヒータ部45と前記シールヒータ押さえで挟持されている袋の開口が熱溶着して封口され、密封パックが完成する。尚、サクション室44を減圧した際にサクションポンプから排出される気体は、器体41の底面に設けた排出孔(図示せず)から外部に放出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような密封パック器は、食品等を袋内に密封する用途に多く利用されるが、食品等の収容物が液状体を含むものであったり、粉末状のものであったりすると、凹部42に挿入した袋の開口から収容物の一部がこぼれることがある。こぼれた収容物は凹部42の底に溜まり、サクション室44内を汚染し、衛生状態を低下させる。あるいは脱気口47を通じて器体41内のサクションポンプ内に入り込み、ポンプの機能を阻害し、減圧度を悪化させるという問題があった。
【0007】
また、サクション室44は、器体41の上面の凹部42を利用して固定されているので、室内の清掃は器体41に対して直接に洗浄や除去等の作業を行うことになるので困難である上、上蓋43側の上パッド部材もその裏面に取付けられているので同様に汚染され、その部分の清掃も容易ではない。したがってこのような従来の密封パック器においては、サクション室44内に入り込んだ収容物の対流や汚染を容易に洗浄、除去できる機能が要求されている。
【0008】
そこで本発明はこのような要求を満たし、密封作業中にサクション室内に入り込んだ汚染物を容易に洗浄、除去して、サクション室を清潔な状態に維持できる密封パック器を提供することを目的とする。
【0009】
また、ポンプ稼働によりサクション室44から吸引されたサクションポンプから排出される気体は、器体41の底面に設けた排出孔(図示せず)から外部に放出される。このポンプ稼働時に生じる騒音は決して小さいものではないが、従来この騒音には特に対策が施されず、器体41内部にこもらせている。さらに吸引されるのは気体だけでなく、サクション室44内の水分等も吸引されるので、この水分は騒音と同様に器体41の内部にばらまかれている。そこで本発明は、ポンプ稼働時の騒音を低減し、併せて本体内部への水分のばらまきも防止した密封パック器の提供も目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、密封パック器のサクション室を形成する部材を、密封パック器本体とは別体のカートリッジ構造の部材として、下パッド部材が取付けられたサクション室ケースと、前記下パッド部材に対向する上パッド部材が取付けられてサクション室ケースの開口を閉じるサクション室蓋体とからなるサクション室組立として構成し、密封パック器本体の上蓋を閉じたときに前記サクション室を気密的に閉じるようにしたものである。この構成によれば、上蓋を開いた状態で開放されているサクション室ケース内に密封しようとする袋の先端部を挿入した後、上蓋を閉じるとサクション室蓋体も閉じられ、サクション室蓋体の上パッド部材とサクション室ケースの下パッド部材とが密着し、この状態でサクションポンプを稼働させることによってサクション室内が減圧され、袋内の空気が吸引され脱気される。続いて封口部材によって袋の開口を熱溶着して封口し、密封パックを完成する。本発明では、サクション室組立を、密封パック器本体の凹部に対して簡単便利に取付けと取外しができるので、前記密封作業時にサクション室内に入り込んだ袋内の収容物を除去・清掃することが簡単にでき、汚れやすいサクション室を常時清浄、清潔にしておける密封パック器が得られる。
【0011】
また、サクション室組立を密封パック器本体の凹部に収容したときに、サクション室ケースを常時開く方向に付勢する持ち上げ手段を、密封パック器本体に設けたことにより、密封パック器の上蓋を開いたときサクション室蓋体を開く付勢力を確実なものとし、前記上蓋を開いてから、サクション室ケースに袋の先端の挿入が容易に行える密封パック器が得られる。
【0012】
また、サクション室蓋体の下面後端部に、サクション室蓋体を閉じたときにサクション室内に垂下する係止壁を設けたことにより、サクション室ケースに挿入した袋の先端縁を係止壁に突き当てて、挿入位置のガイドとすることができ、密封作業の効率が向上する密封パック器が得られる。
【0013】
また、上蓋の下面に、サクション室蓋体の上面を押圧する押圧体とこの押圧体を付勢するばね部材を設けたことにより、上蓋によりサクション室蓋体の上面を適正な圧力で押圧することにより、上下のパッド部材を相互に密着させてサクション室内を確実に気密に保つことができる。
【0014】
また、サクション室組立を、サクション室蓋体を設けずにサクション室ケースのみで構成し、その開口を閉じる蓋構造を密封パック器の上蓋で兼ねるようにすることにより、サクション室組立の構成が簡略なものとなり、カートリッジ構造のサクション室組立のコストを低減させることができる。
【0015】
また、サクション室ケースのサクション管入力部分に、通気性のあるスポンジ状部材からなるフィルタを配し、このフィルタを通してサクション室内の気体を吸引するように構成することにより、密封作業時に前記フィルタを通じて袋内を脱気して気体のみを濾過することができ、気体以外の固形物等は確実に除去されてサクションポンプの耐久性が向上し、異物のサクション室内への排出も防止することができる。
【0016】
また、密封パック器の底部にフラットな消音室を設けるように構成することにより、サクションポンプから発生する騒音は直接外部へ放出されることがなく、消音室内で減衰し、快適な使用環境が得られる。また、排出される気体に含まれることがある水分は、消音室の底面に気体の排出孔とはオフセット状態に設けた水抜き孔から外部へ水抜きされるので、内部に滞留することがない。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、上面を開口した浅く長手の箱状であり、周縁にその開口から上方へ突出する下パッド部材が取付けられたサクション室ケースと、前記下パッド部材に対向する下面周縁に上パッド部材が取付けられ、後端に接続されたヒンジ部により回動して前記サクション室ケースの開口を閉じてサクション室を形成する板状のサクション室蓋体と、サクション室ケースの底面に設けられたサクション管とからなるサクション室組立と、前記サクション室組立を収容する凹部と、前記サクション室ケースに先端が挿入された袋の開口部を封口する封口部材と、前記サクション室内を減圧するサクションポンプを備える密封パック器本体と、前記密封パック器本体に回動自在に軸支され、閉じたときに前記サクション室蓋体を押圧して前記上パッド部材と前記下パッド部材とを密着させてサクション室を気密に閉じる上蓋とからなり、前記サクション室組立は、密封パック器本体の凹部に対して着脱可能なカートリッジ構造としたことを特徴とするものであり、サクション室組立は密封パック器本体に対して容易に取付け、取外しができるものとなり、密封作業時にサクション室内に入り込んだ収容物を簡単に除去・清掃することができ、汚れやすいサクション室を常時清浄、清潔にしておけるという作用を有する。
【0018】
請求項2に記載の発明は、前項の発明において、サクション室組立を密封パック器本体の凹部に収容したときに、サクション室ケースを常時開く方向に付勢する持ち上げ手段を、密封パック器本体に設けるようにしたものであり、密封パック器の上蓋を開いたときサクション室蓋体を開く付勢力を確実なものとし、前記上蓋を開いてから、サクション室ケースに袋の先端の挿入が容易なものとするという作用を有する。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項1、2の発明において、サクション室蓋体の下面後端部に、サクション室蓋体を閉じたときにサクション室内に垂下する係止壁を設けたものであり、サクション室ケースに挿入した袋の先端縁を係止壁に突き当てて、挿入位置のガイドとすることができ、密封作業の効率が向上するという作用を有する。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項1、2、3の発明において、上蓋の下面に、サクション室蓋体の上面を押圧する押圧体とこの押圧体を付勢するばね部材を設けたものであり、上下のパッド部材を適正な圧力で相互に密着させ、サクション室を気密に保つことができ、上下のパッド部材間に袋が挟持されていても気密性が確実であるという作用を有する。
【0021】
請求項5に記載の発明は、上面を開口した浅く長手の箱状であり、周縁にその開口から上方へ突出する下パッド部材が取付けられたサクション室ケースと、サクション室ケースの底面に設けられたサクション管とからなるサクション室組立と、前記サクション室組立を収容する凹部と、前記サクションケースに先端が挿入された袋の開口部を封口する封口部材と、前記サクション室を減圧するサクションポンプを備える密封パック器本体と、前記下パッド部材に対向する下面に上パッド部材が取付けられ、前記密封パック器本体に回動自在に軸支され、閉じたときに前記上パッド部材と前記下パッド部材とを密着させて前記サクション室ケースの開口を気密に閉じてサクション室を形成する上蓋とからなり、前記サクション室組立は、サクション室本体の凹部に対して着脱可能なカートリッジ構造としたことを特徴とするものであり、サクション室蓋体を密封パック器の上蓋で兼ねることで、サクション室組立の構成が簡略なものとなり、カートリッジ構造のサクション室組立のコストが低減するという作用を有する。
【0022】
請求項6に記載の発明は、前項までの各発明において、サクション室ケースのサクション管入力部分に、通気性のあるスポンジ上部材からなるフィルタを配し、このフィルタを通してサクション室内の気体を吸引するように構成したものであり、密封作業時に前記フィルタを通じて袋内を脱気することにより、気体のみが濾過されて気体以外の固形物等は確実に除去され、サクションポンプの耐久性が向上し、異物のサクション室内への排出を防止できる作用を有する。
【0023】
請求項7に記載の発明は、密封パック器本体の上面に設けられた凹部の開口を上蓋により気密に閉じて形成されるサクション室と、前記凹部内に先端が挿入された袋の開口部を封口する封口部材と、前記サクション室内を減圧するサクションポンプとを備えた密封パック器であって、前記サクション室から排出される気体の経路に、密封パック器本体の底部にフラットになるように消音室を配し、この消音室の上面には気体等の排出孔および小径の消音孔を設ける一方、消音室の底面には水抜き孔を前記排出孔とはオフセット状態に設けたことを特徴とするものであり、サクションポンプから発生する騒音は直接外部へ放出されることがなく、消音室内で減衰し、快適な使用環境が得られる。また、排出される気体に含まれることがある水分は、消音室の底面に気体の排出孔とはオフセット状態に設けた水抜き孔から外部へ水抜きされるので、内部に滞留することがないという作用を有する。
【0024】
(実施例1)
以下、本発明の実施例について図1〜図12を参照して具体的に説明する。
【0025】
図1は本実施例の密封パック器の全体構成を、その要部であるカートリッジ構造のサクション室組立を取外した状態で示す外観斜視図であり、図2はサクション室組立を装着後に上蓋を閉じた状態で要部を断面して示す側面図である。この密封パック器に用いられているサクション室組立は後述する実施例1〜4、実施例6、7におけるサクション室蓋体を備えたタイプであり、またその他の各実施例で説明する特徴部分は先に図示している。
【0026】
図1において、1は密封パック器本体である器体、2は器体1の後端に支軸3で回動自在に取付けられた上蓋である。上蓋2の下面前端部には、器体1側に設けられる掛止穴18に掛合する掛止爪19と連動してわずかに揺動するロックレバー6が設けられる。器体1の上面には凹部7が設けられ、凹部7の底面には器体1に内蔵されるサクションポンプP(図11)に連通する脱気口9が設けられている。器体1の上面において、凹部7の前方には、食品等を収容して密封を行うための袋20(図8)の開口部を熱溶着するシールヒータ部8aが設けられる。一方、上蓋2の下面において、ロックレバー6の後方には、上蓋2を閉じたときにシールヒータ部8aを押圧するためのシールヒータ押さえ8bが設けられる。これらシールヒータ部8aとシールヒータ押さえ8bとで、袋の開口部を封口する封口部材を構成する。またシールヒータ部8aやサクションポンプPは、器体1に内蔵される制御手段によってその温度や圧力を制御される。
【0027】
凹部7にはサクション室組立10が収容される。本実施例のサクション室組立10は、図1に示すように、器体1の凹部7に対して着脱可能なカートリッジ構造としたものである。
【0028】
つまりサクション室組立10は、上面を開口した浅く長手の箱状であり、その周縁にその開口から上方へ突出する下パッド部材12が取付けられたサクション室ケース13と、下パッド部材12に対向する下面周縁に上パッド部材11が取付けられ、後端に接続されたヒンジ部14により回動してサクション室ケース13の開口を閉じてサクション室5(図2)を形成する板状のサクション室蓋体16と、サクション室ケース13の底面に設けられたサクション管17とからなる。
【0029】
実施例1のサクション室組立10の詳細は図3〜図5に示している。図3は上パッド部材11と下パッド部材12、そしてそれら上下パッド部材11、12を取り外したサクション室本体4を分解して示す要部斜視図、図4はサクション室本体4を展開した状態で示す平面図、図5は図4におけるA−A線断面図である。サクション室本体4は例えばポリプロピレン樹脂から成形され、図4に示すような展開した形状で作られ、前記サクション管17を有するサクション室ケース13とサクション室蓋体16と両者を接続するヒンジ部14の3つの部分からなる一体のものであり、成形後に所定位置で折り曲げてサクション室5を形成可能に構成されている。サクション室ケース13の外周縁から外壁13aが立設され、この外壁13aから内側に前記下パッド部材12の幅を収容する寸法を隔てた位置に内壁13bが立設されている。そして外壁13aと内壁13bとの矩形状の間隙13cに下パッド部材12が収容される。
【0030】
サクション室ケース13の後端から細長い板状のヒンジ部14が延設されるが、その境界にはヒンジ辺14aと、その長手方向のコーナ部2箇所にはヒンジコーナ部14bが形成される。さらに、ヒンジ部14の後端から板状のサクション室蓋体16が延設されるが、境界にはヒンジ辺14cが形成される。
【0031】
サクション室蓋体16の下面には、上パッド部材11を取付けるための位置案内として低いガイドリブ16aが立設され、その後端部のヒンジ部14寄りの部分はその高さを一段高く形成して係止リブ(係止壁)16bとしている。この係止リブ16bについては図8にて詳述する。また、ガイドリブ16aの片側を仕切るようにリブ16c(図10にて詳述する。)が立設されている。16dは、サクション室蓋体16の長手方向両端縁から左右に耳状にそれぞれ突出させた係合部であり、それに対応して働く持ち上げ手段21と併せて図7にて詳述する。
【0032】
サクション室ケース13の底面は、図5に示すように一部が下方へ膨出し、異物溜め13dとして、サクション室5内に滞留する液状物などを受け入れる。またサクション室ケース13の底面にはサクション室5と連通してサクションポンプP(図11)に接続されるサクション管17が形成される。サクション室ケース13内に突出するサクション管17の入力部分13eの外側には円筒状のリブ13fが立設されている。
【0033】
以下、上記のように構成されるサクション室組立10を組立てる方法を、順に説明する。
【0034】
まず、サクション室ケース13の間隙13cに下パッド部材12を図3に示す矢印F方向に押し込み、組み付ける。下パッド部材12は適正な弾性を備え通気性のないスポンジ状の材質で形成され、間隙13cをぐるりと1周する環状であって、挿入後上端面は、外壁13a及び内壁13bの上端よりも高く突出するようにしてある。また、サクション室蓋体16の下面に、ガイドリブ16aをガイドとして上パッド部材11を、両面接着テープ等を用いて図3に示す矢印G方向に貼り付ける。上パッド部材11は適正な弾性を備える通気性のないスポンジ状の材質で形成され、ガイドリブ16aをぐるりと1周する環状であって、貼付後の表面はガイドリブ16aの上面よりも高く突出するようにしてある。
【0035】
このようにしてサクション室本体4に上パッド部材11と下パッド部材12が収容されたサクション室組立10を、ヒンジ辺14aと14cで折り曲げる。この状態を図6に示す。サクション室本体4を形成する材質の性質から、折り曲げ状態であっても、図4に示した展開状態に復帰しようとして適度に開放方向に付勢力が得られ、概ね図6に示すような折り曲げ状態が得られる。このような折り曲げ状態のサクション室組立10は、図1に示した器体1に設けた凹部7に対し、カートリッジ構造として落とし込むだけで容易に装着することができ、サクション管17も装着時にサクションポンプPに連通する脱気口9に嵌合される。
【0036】
サクション室組立10が器体1に装着された後に、図2に示すように上蓋2を閉じることによって、サクション室蓋体16が押圧されて閉じ、両パッド部材11、12が密着してサクション室5内を気密に保持するので、サクションポンプPを稼働させることによって、両パッド部材11、12で挟持してサクション室5内に挿入された袋20(図8)内の空気が吸引されて袋20内が減圧され、シールヒータ部8aとシールヒータ押さえ8b間に挟持された部分が熱溶着により封口される。尚、脱気と封口の調節は、器体1の上面後方に設けられた脱気調節部34により「強」「弱」を選択して脱気をスタートさせることができると共に、シール選択部35により、封口を行うことができる。また、カレーやシチューなどの汁物の場合には、シール選択部35を押すことにより封口のみを行うことも可能である。
【0037】
また、袋20内の収容物が密封作業中にサクション室5内にこぼれたりするようなことがあって、サクション室ケース13あるいはサクション室蓋体16の下面を汚染したりしても、サクション室組立10はカートリッジ構造となっているので、凹部7からの取付け、取外しを容易に行うことができ、密封作業時にサクション室5内に入り込んだ収容物を簡単に除去・清掃することができ、汚れやすいサクション室5を常時清浄、清潔にしておける。
【0038】
(実施例2)
実施例2は上記実施例1において、サクション室組立10を折り曲げて図6に示すような折り曲げ状態にしたとき、サクション室本体4を形成する材質の性質から、適度の開放方向への付勢力が得られるが、この付勢力をさらに確実なものとする機構を付加したものである。
【0039】
図7に実施例2の要部を概略して説明した側面図を示す。上述したように、サクション室蓋体16の左右両端には耳状に突出した係合部16dが形成されている。21はこの係合部16dに係合する持ち上げ板(持ち上げ手段)であって、軸21aにより器体1内の所定位置に軸支され回動可能であり、先端はL字状に上方へ延設されて先端を持ち上げ部21bとする。持ち上げ部21bはサクション室蓋体16の係合部16dの下面に当接するように配置する。21cは持ち上げばねであり、コイル状の引っ張りスプリングで、一方の端部を持ち上げ板21の中間部に、他方の端部を器体1内の所定位置に固定して張設され、持ち上げ板21を常時矢印C方向へ付勢する。
【0040】
このような持ち上げ板21を設けることによって、密封パック器の上蓋2を開いたとき、サクション室組立10自身の復帰力による開放方向への付勢力が得られず、開き方が不足するような場合にもサクション室蓋体16を開く方向へ回動させ、この付勢力を確実なものとし、上蓋2を開いたときに、袋20の挿入を容易なものとする作用が得られる。
【0041】
(実施例3)
実施例3は、上記実施例1において示したサクション室蓋体16下面後端部に設けられた係止リブ16bについて、図8に示す概略説明図に基づき説明する。この係止リブ16bは、サクション室蓋体16を閉じたときにサクション室5内に垂下するものであり、サクション室ケース13に挿入した袋20の先端縁を係止リブ16bに突き当てて、挿入位置のガイドとすることができる。
【0042】
既に図4と図5にて示したように、サクション室蓋体16の下面には上蓋2を取付ける位置の案内として低いガイドリブ16aが立設され、その一部を高くして係止リブ16bとして形成されている。このような構造を持つサクション室本体4に上下のパッド部材11、12を組み付け、サクション室組立10とした後、器体1に設けられた凹部7にサクション室組立10を装着し、図8に示すように袋20を矢印D方向に挿入すると、先端部が係止リブ16bに当接して適正な位置に到達したことが作業者にわかり、脱気作業を効率的なものとする作用が得られる。
【0043】
(実施例4)
実施例4は、上述した実施例1、2、3に説明したようにサクション室組立10を器体1に装着した後に上蓋2を閉じた際、上蓋2の下面においてサクション室蓋体16の上面の当接部に、押圧体22とばね部材23を設け、上下のパッド部材11、12を適正な圧力で密着させてサクション室5を気密に保つようにしたものである。
【0044】
図9に、その状態を概略して説明する側面図を示す。同図において、上蓋2は支軸3により、器体1の後端に回動自在になっていて、この上蓋2を回動させて器体1の上面を開閉する。上蓋2の下面には凹部2aが形成されて、この凹部2aに固形ブロック状の押圧体22と、板ばね(ばね部材)23が嵌め込まれ取付けられている。この押圧機構は1箇所だけでなく、上蓋2の長手方向において所定間隔をおいて数カ所に分散して設けるようにする。実施例4では図1に示すように、4箇所に設けてある。
【0045】
サクション室本体4に上下のパッド部材11、12を組付けてサクション室組立10を構成した後、図1の矢印に示すようにして器体1に設けた凹部7にサクション室組立10を装着し、図9に示すように矢印E方向に上蓋2を閉じれば、サクション室蓋体16の上面を押圧体22が、板ばね23を介して適度の圧力で押圧するので、サクション室組立10の上下のパッド部材11、12は適正な圧力で袋20(図8)を挟持することができる。
【0046】
(実施例5)
実施例5は、実施例1〜4におけるサクション室本体4から、サクション室蓋体16とヒンジ部14の2部分を除去して、下パッド部材12を取付けたサクション室ケース13とサクション管17でサクション室本体4を構成したものである。
【0047】
実施例5のサクション室組立10は、図4に示したサクション室ケース13側を参酌して説明すれば、上面を開口した浅く長手の箱状であり、底面にはサクション管17が設けられる。サクション室ケース13の周縁に開口から上方へ突出する下パッド部材12が取付けられる。下パッド部材12に対向する上パッド部材11は図示はしないが、上蓋2の下面に取付けられる。つまり、実施例1におけるサクション室蓋体16に相当する部分を上蓋2で代用できるので、上パッド部材11に相当する部材を用意し、これを上蓋2の下面の下パッド部材12に対向する位置に貼付する。このように構成することで、カートリッジ構造の一部を簡略化することができ、使用状態によってひどい汚れが発生しないような場合に、取り外し部分を減少するので、清掃の手間も省くことができる作用がある。
【0048】
(実施例6)
実施例6は、サクション管17のうちサクション室5内に突出するサクション管入力部分13eの周囲にフィルタ24を設けるようにするものである。このフィルタ24は図2においても図示しており、また、図10(a)の部分断面図と、図10(b)の部分斜視図にもその設置状態を示している。
【0049】
図10において、サクション室ケース13の底面には、底面を貫通してサクション管17が形成される。底面から下方に突出した部分はサクション室組立10を器体1に装着したときに、脱気口9に嵌合されて器体1内のサクション機構に接続される。底面から上方に突出したサクション管入力部分13eの外側には、さらに円筒状のリブ13fが立設してある。サクション室ケース13の底面からの高さ関係は、図10(a)に示すように、リブ13fよりもサクション管入力部分13eの方が低く設定してあり、また、リブ13fの最上端は、サクション室蓋体16を閉じた場合、サクション動作に支障がないように、その下面との間に間隙があるように設定してある。また図10(b)に見られるように、リブ13fの上端縁には数カ所のU字状のスリット13gを設け、吸い込み面積の増加を図っている。
【0050】
図10(a)における16cは、サクション室蓋体16の下面に立設したリブであり、図4でも説明したように1周している係止リブ16bの内側を仕切るように形成され、その位置はサクション室蓋体16を閉じた場合に、図10(a)に示すようにリブ13fからやや間隔を置いた斜め上方位置に設定してある。また、リブ13fに設ける複数のスリット13gは、サクション室蓋体16のリブ16cに対向しない左側に設ける。
【0051】
フィルタ24は、通気性のあるスポンジ状の部材で形成され、高さのあるリング状であり、サクション管入力部分13eとその周囲に立設されるリブ13fとの間隙に嵌め込まれる。図10(a)に示す状態は、密封パック器の上蓋2が閉じられてサクション室蓋体16の下面によってフィルタ24の上端が押圧され密着している状態を示している。従って、サクション室5内の気体は確実にフィルタ24を経由してサクション管17を通じてサクションポンプPにより吸引され、気体以外の固形物等は確実に除去する作用がある。
【0052】
さらに、サクション室蓋体16の下面のリブ16cによって、サクション室5内の固形物等の気体以外の異物がサクション管入力部分13eより入り込むのを確実に防止しており、さらにリブ13fに設けたスリット13gは、リブ16cに対向しないように設けられ吸い込み面積の増加を図っているので、フィルタ24の効果は確実かつ効率的である。
【0053】
(実施例7)
実施例7は、密封パック器のサクションポンプ稼働時の騒音を低減し、併せて水分のばらまきを防止するようにしたものである。
【0054】
図11においてサクションされる気体の流れをブロック図で概略して示し、図12において要部を斜視図で示した。サクション室から吸引される気体は、モータMの回転がポンプ軸Psを介して駆動するサクションポンプPによりサクション管路30を経て排出管31先端から排出される。31aは排出孔である。従来の密封パック器はここまでの機構しか備えていなかったので、器体1の容積の中に音をこもらせている。または水が器体1内にばらまかれている。
【0055】
実施例7においては、この排出孔31aが開放される空間を図11に示すように、消音室32として設けた。図12の分解斜視図も併用して説明すると、消音室32は器体1の底面に凹設した底面凹部32aと、別体の受皿32bとで形成されるフラットな形状の空間であり、排出気体はこの空間に向け排出される。消音室32の天面、即ち底面凹部32aには排出孔31aおよび消音のための複数の消音孔32cを設け、消音室32の外部に接する底面側、即ち受皿32bには水抜き孔32dを排出孔31aとは位置をずらせてオフセット状態に形成する。受皿32bは図12に示すように、端部から延設した取付け部32eを用いてねじ33により器体1の底部の取付け孔1aに固定される。
【0056】
このような器体1の底面凹部32aと、別体の受皿32bとで形成されるフラットな空間である消音室32によって、サクションポンプPから発生する騒音は直接外部へ放出されることがなく、消音室32で減衰し、快適な使用環境が得られる作用がある。また、排出される気体に含まれることがある水分は受皿32bに形成した水抜き孔32dから外部へ排出され、器体1の内部に滞留することがない。
【0057】
以上説明した実施例1〜実施例7における密封パック器を使用する方法を、以下に説明する。
【0058】
まず密封パック器の器体1に設けられた電源スイッチ(図1では右側にあって図示されない)をオンし、脱気するための袋を準備する。この袋は専用のロール袋を必要な長さに切ってから片側をシールして用いても良いし、単品の袋を用いてもよい。以下、専用のロール袋を用いる場合を説明する。
【0059】
上蓋2が開いた状態で前記ロール袋の片側を、サクション室蓋体16とヒンジ部14を備えたサクション室組立10を用いた密封パック器であれば、図6で示したように適度な付勢力でサクション室蓋体16が開放状態となっているサクション室ケース13内に挿入する。また、サクション室蓋体16を備えず上蓋2で兼用した実施例5(図示せず)のような密封パック器であれば、上蓋2が開くことで開放状態となっているサクション室ケース13内に袋を挿入する。
【0060】
袋の挿入後、上蓋2を押して図2に示すような閉蓋状態とすることにより、上パッド部材11と下パッド部材12間およびシールヒータ部8aとシールヒータ押さえ8b間に袋を挟持して、サクション室5を気密状態にした後、シール選択部35を押して封口する。シールが完了すると再度ロックレバー6を押しながら上蓋2を開けて袋を取り出し、その袋の中に保存したい食品等を収容する。そしてまた上蓋2を開けて、食品等が収容された袋の開放部をサクション室ケース13内に挿入して上蓋2を閉めて、上記のようにサクション室5内を気密状態とする。
【0061】
その後、収容物に併せて、脱気の「強」「弱」を選択して、脱気調節部34を押すと、サクションポンプPが稼働してサクション室5内が減圧され、袋内の空気が吸引され脱気される。続いてシールヒータ部8aを通電することによって、そのシールヒータ部8aとシールヒータ押さえ8bで挟持されている袋の開口が熱溶着して封口され、密封パックが完成する。尚、汁物の場合では、脱気調節部34を押さずに、シール選択部35を押して封口のみの密封作業を行うことも可能である。密封作業が終わると、またロックレバー6を押して上蓋2を開けて袋を取り出す。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、密封パック器のサクション室を形成する部材を、密封パック器本体とは別体のカートリッジ構造の蓋付きサクション室組立として構成したので、そのサクション室組立を密封パック器本体に対して簡単便利に取付けと取外しすることで、密封作業時にサクション室内に入り込んだ収容物の除去・清浄が簡単にでき、汚れやすいサクション室を常時清浄、清潔にしておける有利な効果が得られる。
【0063】
また、請求項2に記載の発明によれば、サクション室組立を密封パック器本体の凹部に収容したときに、サクション室ケースを常時開く方向に付勢する持ち上げ手段を設けることによって、密封パック器の上蓋を開いたときサクション室蓋体を開く付勢力を確実なものとし、前記上蓋を開いてから、サクション室ケースに袋の先端の挿入が容易に行える有利な効果が得られる。
【0064】
また、請求項3に記載の発明によれば、サクション室ケースに挿入した袋の先端縁を、サクション室内に垂下する係止壁に突き当てて、挿入位置のガイドとすることができ、密封作業の効率が向上する有利な効果がある。
【0065】
また、請求項4に記載の発明によれば、上蓋を閉じたときに、上蓋に設けられた押圧体がばね部材で付勢されることにより、サクション室蓋体の上面を適正な圧力で押圧して上下のパッド部材を適正な圧力で相互に密着させ、サクション室を気密に保つことができる有利な効果がある。
【0066】
また、請求項5に記載の発明によれば、サクション室蓋体を、密封パック器の上蓋で兼ねることができる蓋無しのサクション室組立とすることにより、サクション室組立の構成が簡略なものにして、カートリッジ構造のサクション室組立のコストが低減する有利な効果がある。
【0067】
また、請求項6に記載の発明によれば、サクション室ケースのサクション管入力部分に配された通気性のあるフィルタを通してサクション室内の気体を吸引されるようにして、密封作業時に前記フィルタを通して袋内を脱気するので、気体のみを濾過することができ、気体以外の固形物等は確実に除去されてサクションポンプの耐久性が向上し、異物のサクション室内への排出防止などの有利な効果が得られる。
【0068】
また、請求項7に記載の発明によれば、密封パック器の器体の下部に消音室を設けるようにしたので、サクションポンプから発生する騒音は直接外部へ放出されることがなく、消音室内で減衰し、快適な使用環境が得られる。また、排出される気体に含まれることがある水分は消音室の底面に設けた水抜き孔から外部へ水抜きされ、内部に滞留することがないという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における密封パック器を、上蓋を開いてサクション室組立を取り外した状態で示す外観斜視図。
【図2】同実施例において、上蓋を閉じた状態で要部を切欠いて断面した側面図。
【図3】実施例1におけるサクション室組立の要部を分解して示す斜視図。
【図4】実施例1におけるサクション室組立の本体部分を展開して示す平面図。
【図5】図4におけるA−A線断面図。
【図6】実施例1におけるサクション室組立を概略して示す側面図。
【図7】実施例2におけるサクション室組立と持ち上げ手段を概略して示す側面図。
【図8】実施例3におけるサクション室組立への袋の挿入状態を概略して示す断面図。
【図9】実施例4におけるサクション室組立が上蓋により閉じられる状態を概略して示す側面図。
【図10】実施例6におけるサクション室組立の要部を示し、(a)はサクション室蓋体を閉じた状態で要部を示す断面図、(b)はサクション室ケース内に突出したサクション管入力部分を示す斜視図。
【図11】実施例7におけるサクション機構を概略して説明するためのブロック図。
【図12】実施例7における消音室の構成部分を、密封パック器本体の底部を分解して示す斜視図。
【図13】従来の密封パック器を、上蓋を取外した状態で示す概略斜視図。
【符号の説明】
1 器体(密封パック器本体)
2 上蓋
5 サクション室
7 凹部
8a シールヒータ部(封口部材)
10 サクション室組立
11 上パッド部材
12 下パッド部材
13 サクション室ケース
13e サクション管入力部分
14 ヒンジ部
16 サクション室蓋体
16b 係止リブ(係止壁)
17 サクション管
20 袋
21 持ち上げ板(持ち上げ手段)
22 押圧体
23 板ばね(ばね部材)
24 フィルタ
31a 排出孔
32c 消音孔
32d 水抜き孔
32 消音室
P サクションポンプ

Claims (7)

  1. 上面を開口した浅く長手の箱状であり、周縁にその開口から上方へ突出する下パッド部材が取付けられたサクション室ケースと、前記下パッド部材に対向する下面周縁に上パッド部材が取付けられ、後端に接続されたヒンジ部により回動して前記サクション室ケースの開口を閉じてサクション室を形成する板状のサクション室蓋体と、サクション室ケースの底面に設けられたサクション管とからなるサクション室組立と、
    前記サクション室組立を収容する凹部と、前記サクション室ケースに先端が挿入された袋の開口部を封口する封口部材と、前記サクション室内を減圧するサクションポンプを備える密封パック器本体と、
    前記密封パック器本体に回動自在に軸支され、閉じたときに前記サクション室蓋体を押圧して前記上パッド部材と前記下パッド部材とを密着させてサクション室を気密に閉じる上蓋とからなり、
    前記サクション室組立は、密封パック器本体の凹部に対して着脱可能なカートリッジ構造としたことを特徴とする密封パック器。
  2. サクション室組立を密封パック器本体の凹部に収容したときに、サクション室ケースを常時開く方向に付勢する持ち上げ手段を、密封パック器本体に設けた請求項1に記載の密封パック器。
  3. サクション室蓋体の下面後端部に、サクション室蓋体を閉じたときにサクション室内に垂下する係止壁を設けた請求項1または2に記載の密封パック器。
  4. 上蓋の下面に、サクション室蓋体の上面を押圧する押圧体とこの押圧体を付勢するばね部材を設けた請求項1から3のいずれか1項に記載の密封パック器。
  5. 上面を開口した浅く長手の箱状であり、周縁にその開口から上方へ突出する下パッド部材が取付けられたサクション室ケースと、サクション室ケースの底面に設けられたサクション管とからなるサクション室組立と、
    前記サクション室組立を収容する凹部と、前記サクションケースに先端が挿入された袋の開口部を封口する封口部材と、前記サクション室を減圧するサクションポンプを備える密封パック器本体と、
    前記下パッド部材に対向する下面に上パッド部材が取付けられ、前記密封パック器本体に回動自在に軸支され、閉じたときに前記上パッド部材と前記下パッド部材とを密着させて前記サクション室ケースの開口を気密に閉じてサクション室を形成する上蓋とからなり、
    前記サクション室組立は、サクション室本体の凹部に対して着脱可能なカートリッジ構造としたことを特徴とする密封パック器。
  6. サクション室ケースのサクション管入力部分に、通気性のあるスポンジ状部材からなるフィルタを配し、このフィルタを通してサクション室内の気体を吸引するように構成した請求項1から5のいずれか1項に記載の密封パック器。
  7. 密封パック器本体の上面に設けられた凹部の開口を上蓋により気密に閉じて形成されるサクション室と、前記凹部内に先端が挿入された袋の開口部を封口する封口部材と、前記サクション室内を減圧するサクションポンプとを備えた密封パック器であって、前記サクション室から排出される気体の経路に、密封パック器本体の底部にフラットになるように消音室を配し、この消音室の上面には気体等の排出孔および小径の消音孔を設ける一方、消音室の底面には水抜き孔を前記排出孔とはオフセット状態に設けたことを特徴とする密封パック器。
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