JP2004066724A - 側面印字カード - Google Patents
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Abstract
【課題】従来技術によるカード側面の利用方法では、カード側面の平らな部分に情報が印字されているために使用頻度が高いカード、例えば、金額や、有効期限を書き直して(リチャージして)繰り返し使用するプリペイドカードなどでは、カード側面の印字部がカードの有効期間中に摩滅して機械読み取りはおろか、視認することさえ不可能になってしまう。
【解決手段】上記の課題を解決するために、側面に凹部を有するカードにおいて、前記凹部に印字情報を記録した側面印字カードを提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】上記の課題を解決するために、側面に凹部を有するカードにおいて、前記凹部に印字情報を記録した側面印字カードを提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICカード、光カード、磁気カードなどの情報記録部を有するカードで、凹部を有するカードに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在流通している多くのカードは側面に凹部を形成している。
これら凹部を有するカードには、機械対応の、例えば、磁気記録部、接触,非接触対応のIC記録部、光記録部などの情報記録部が形成されているカードで、具体的には電話カード、定期券カード、乗車券カード、各分野で使用されるプリペイドカードなどがある。
これらの凹部は、目が不自由な人に対する配慮以外に目が見える人に対しても、混雑している場合や、急ぎの場合などにカードに指が触れた状態で、カードがどのような状態になっているか認識することができるようになっている。
【0003】
一方、クレジットカード、キャッシュカード、会員カード、身分証カードなど、厚めの基材で構成されているカードなどには、カードの側面に文字や、機械読取コードを印字する技術が開示されている(特開2002−42103号公報参照)。上記開示された特許技術は、カードの側面に機械読取可能な情報をレーザーで印字する技術である。
カード側面に印字された情報により、カード発行者側ではカードを発行する際にカードが重ねられた状態でそのカードの種類や、そのカードの在庫数がどのくらいであるかなどを知ることができる。
また、カードの製造者側では、製造過程で欠陥が発見されたカードに対し、マークや原因が書き込まれているために不良カードとして確実に除去することができる。
上述の目的の他に、カードの表裏だけでは利用面積が限られているために、カードの側面を情報表示エリアとして利用している例も見うけられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術によるカード側面の利用方法では、カード側面の平らな部分に情報が印字されているために使用頻度が高いカード、例えば、金額や、有効期限を書き直して(リチャージして)繰り返し使用するプリペイドカードなどでは、カード側面の印字部がカードの有効期間中に摩滅して機械読み取りはおろか、視認することさえ不可能になってしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明の側面印字カードの請求項1に記載の発明は、側面に凹部を有するカードにおいて、前記凹部に印字情報を記録したことを特徴とするものである。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、凹部に印字された情報の一部または、全部に機械読み取り対応情報が含まれていることを特徴とするものである。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、凹部に印字された印字情報は、カードの側面以外に記録された情報に関連付けられた情報であることを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、カードは、ICカード、光カード、磁気カードの機能の少なくとも1つの機能を有するカードであることを特徴とするものである
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の側面印字カードの好適な一実施形態について説明する。
図1は、本発明の側面印字カードの一例について説明するための図、図2は、カードの側面に目視情報を印字した従来の実施形態の一例について説明するための図、図3は、積層カードの製造方法の一例について説明するための図、図4は、カードの凹部加工工程の一例について説明するための図、図5は、レーザー印字装置による印字の一実施形態ついて説明するための図である。
【0010】
図1において、カード基体1の側面の一部に凹部11が形成されている。
前記凹部は、切込み部、切込部、切り欠き部、切欠き部、切り掛け部などと呼ばれることもある。凹部の加工については図4で詳細に説明する。
前記凹部面には、印字情報2が形成されている。印字情報は、インクジェット、レーザーなどの方法によって印字される。
カード基体1の表面には、カードの挿入方向を表示するマーク13が印刷されている。図示していないが、カードの表面には前記カードの挿入方向を表示するマーク13の他に、カードの発行会社名や、会社のマーク、カードのニックネーム、デザイン、ICカードの場合はICモジュール、磁気カードの場合は、磁気記録部、光カードの場合は、光記録部が形成されている。
更に、前記ICモジュール、磁気記録部、光記録部などが形成されていないエリアには、カード所持者の名前、コード番号、カードの利用有効期間、使用期限などが印字または、エンボッシングなどの方法で表示される。
更にその隙間の部分に、本人のサインを施すサイン部(サインパネル、または、シグネチュアパネルなどともいう。)が形成されている。
【0011】
前述のクレジットカード、キャッシュカード、会員カード、身分証カードなど、厚めの基材を使用したカードの側面の幅は、凡そ、0.8mmで比較的平滑な面になっている。インクジェットや、レーザーなどの技術を利用すれば、このような幅があれば十分に情報を書き込むことが可能である。
また、印字された文字や記号などは、数字、アルファベット、仮名文字に限らず、機械読取り可能な文字や記号で印字され、印字の大きさも視認可能な大きさから、拡大鏡によらないと認識不可能な大きさまでさまざまである。
【0012】
カード側面に形成される凹部11の幅や、深さは特に定めず、その形状も特に限定するものではない。
また、凹部は、側面から凹んだ状態になっており、前記凹んだ面は、平面の組み合わせの場合や、曲面の場合もある。
【0013】
図2に示す側面印字カードは、従来の実施形態の一例である。
図で判る様に、印字情報3は、カードの側面12の平らな部分に印字されている。そのため、印字情報3の面が指によって擦られると、長く使用される間に印字情報3が摩耗して消えてしまう事が容易に推測できる。
図2におけるカード基体1のその他の部分に関しては、図1における内容と共通なため説明を省略する。
【0014】
図3を参照して積層カードの作製方法の一例について説明する。
通常、縦と横に複数配列された多面付けの状態で印刷され、表裏の印刷用シートである乳白シート102、104に表、および、裏のデザインが印刷される。
デザインにより印刷の方式を選択するが、多くは表現領域が広いオフセット印刷方式で印刷する。オフセット印刷方式は、細かい線や写真などが入ったグラデーションデザインに適している。
前述の乳白シートはプラスチックであるために、前記オフセット印刷に使用されるインキにはUV(紫外線)硬化型インキが多く使用される。
UVインキで印刷された印刷面には、印刷機の排紙部で紫外線が照射されて瞬間乾燥され一定時間放置された状態で乾燥させる。
また、重厚なデザインで深みのあるデザインに対しては、多くの場合スクリーン印刷方式によって印刷する。
スクリーン印刷用のインキは、通常高沸点溶剤で溶いてあるので、熱によって溶剤を揮発させて乾燥させる。
【0015】
図3に示すように、印刷インキが乾燥したら表裏の印刷用乳白シート102、104の間にコアになる乳白シート103を挟み、表裏の印刷インキ面を透明シート101、105で被覆して積層し、多面付け状態の積層シート100を作製する。
磁気記録部が必要な場合は、上記多面付け状態の積層シート100の上から磁気材料を熱転写、または接着によって形成する。また、透明なシートに予め磁気材料を形成し積層しても良い。
【0016】
印刷用乳白シート、コア用乳白シート、透明シートの積層は通常熱と圧力によって行われ、接着剤を使用する場合は印刷シート102、104の両面、または、コア用乳白シート103の両面および透明シートの印刷インキ面に熱可塑性の接着剤をコーティングする。
前記各シートの積層において、積層のための熱は、材料が塩化ビニールの場合摂氏100度〜150度、圧力は2〜3MPa、加圧加熱時間は20〜30分、冷却時間はやはり20〜30分の条件で積層する。
【0017】
積層工程を終えた多面付け積層シート100は、型抜きの工程にまわされ、1枚のカード10になる。
ICカードの場合は、その後追加加工として、ICモジュールを実装するための凹部加工工程に回される。
【0018】
図4を参照して、凹部加工の一例について説明する。
凹部加工は、前述のICモジュール埋め込みのための凹部加工などの前工程で行われる場合もある。
前述の多面付けの状態の積層シートからカードに型抜きされる際に、型そのものに凹部を形成しておいて、型抜きと同時に凹部加工を行う場合もある。
【0019】
図4において、型抜きされたカード1を複数枚縦に重ねてカード固定枠4に収容し、カード固定枠の表裏面の方向から圧力を加えてカードを締め付ける。特に、凹部加工を施す側は、隙間や、緩みが無いように締め付ける。
カード固定枠4の凹部に対応する部分(11)には、切削の際に切削バイトの接触を割けるために予め大き目の凹部が形成されている。
所定の位置に固定されたカード固定枠4を図4の手前から奥に向かって移動させて、固定されたバイト(図示せず)によってカード1の側面を切削し、凹部11を形成する。
前記切削のためのバイトは、特殊鋼などの硬い材料でできている。
【0020】
カードには通常カード所持者自らが名前を書き込む署名欄があり、通常シグネチュアパネルと呼ばれている。
シグネチュアパネルには、その上に万年筆やボールペン等でサインが施されるために表面が粗くなるよう処方されていて、その部分は若干厚くなっている。また、クレジットカードには、偽造防止の効果を狙ってホログラムなどが転写されている。
これらの、シグネチュアパネルや、ホログラムなどの加工面は、前述のようにその他の面より若干厚くなっており、カードを複数枚重ねた場合にカード全体に高低差が生じる。
そのために、図4に示す方法で凹部の加工を行う場合には、前述のシグネチュアパネルや、ホログラムなど表面加工の前工程で行う。
【0021】
次に、図5を参照して、カード側面に設けられた凹部への印字加工の一例について説明する。
凹凸面への印字は、インクジェット、レーザーなどを使用する印字方法で行われるのが一般的である。
図5において、コンピュータ54でコントロールされ、カード1aがフィーダー部51からレーザー印字装置5に送りこまれる。
カードが、カード1aの位置から1bの位置に駆動されたときに、検知装置52でカードエッジが検知され、レーザー印字ヘッド55にn秒後に印字を開始するよう指令が発せられる。
カード1bが移動し、n秒後にレーザー印字ヘッド55の前の所定位置を通過すると、カードの横方向の移動とレーザー光線の縦の動きで、カードの凹部(11)に印字情報が記録される。
前記凹部に印字された文字などの印字ピッチ、形状、大きさなどの情報は、コントローラに事前に入力されたデータと、プログラムに基いて行われる。
印字されたカード1cは、スタッカー部53に排出される。
【0022】
次に印字に使用されるレーザーの一例について説明する。
一般的なレーザーは、光共振器の中に入れたレーザー媒質を励起して反転分布状態にして動作させる。
レーザーには、媒質の種類により固体レーザー、気体レーザー、半導体レーザー、色素レーザー、エキシマーレーザー等がある。レーザー光は、完全に位相が揃ったコヒーレント光で、スペクトル幅が極めて狭く、更に干渉性が著しく、指向性の鋭い細いビームの光線である。
レーザー光の連続発信出力は、10μWから100kWまで、ピーク出力は1Wから100TWである。また、パルス幅は通常1μsから1psである。
広く利用されているレーザーとして、気体レーザーではCO2レーザー、固体レーザーではNd:YAGレーザー,Nd:YVO4レーザー等がある。
【0023】
本発明では、媒質として、酸化バナジウム・イットリウムを使用したNd:YVO4レーザー、及び、Nd:YAGレーザーを使用してカードの側面に情報を印字する。
レーザーの概略仕様は、レーザー発信器の発信波長1064nm(基本波長)、532nm(第2高波長)、出力2W、パルス幅20nsec、パルスエネルギー1mj、最大ピークパワー5kW、ビーム径0.3mm、印字部焦点距離100mm、スポットサイズ最大20μm、印字スピード300文字/sec、電源100Vである。
なお、印字しようとする基材の材質とレーザーには相性があり、基材によってレーザーのスポット径を調整する。
【0024】
カード側面の幅(厚さ)は、透明部を除いて、0.55mm〜0.73mmである場合が多く、スポットサイズを10μmとすると、縦横24ドット構成の漢字交じりの文字列が2〜3行印字可能である。
【0025】
また、カード基材としては従来から公知のものを使用する。
公知のカード基材として例えば、塩化ビニル、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ABS等のプラスチックや、合成紙等のシートなどが使用できる。
まれに金属の単板を使用することもある
プラスチックを使用する場合、印刷シートの対象には、白の顔料が練り込まれた乳白材料が使用され、印刷面を保護するために使用されるシート材料には、顔料を含まない透明な材料が使用される。
【0026】
上記材料にレーザーで印字した場合に、ガラス転移点が高い樹脂ほど印字が鮮明になる。
例えば、ポリ塩化ビニルとポリカーボネ−トを比較すると、ポリ塩化ビニルのガラス転移点は70℃〜87℃で、ポリカーボネートのガラス転移点は140℃なので印字品質は明かにポリカーボネートの方が良い。
プラスチック上にレーザー光線を照射すると照射された部分が最初は薄く黒化し、パワーを上げて行くとプラスチックの種類によって異なるが、通常黒化度が増大する。それ以上にパワーを上げるとプラスチックは溶け出す。したがって印字する材料が定まったら条件を設定するための試験を行う。
塩化ビニルは、ポリカーボネートに比較すると印字品質的には劣るが、例えばバーコードなどを印字してバーコードリーダーで読み取りテストを行うと十分読み取るので、発色濃度的には十分である。
仮に発色濃度が不足であれば、塩化ビニルのコアシート作製時の原料を混練する際に、または押し出しの際に無機質材料に発色材料を混入する。
【0027】
【発明の効果】
(1)請求項1に記載の発明のように、側面に凹部を有するカードの凹部に印字情報を記録することによって印字部の耐久性を向上させ、印字方法の特殊性によってセキュリティを高めることができる。
(2)請求項2に記載の発明のように、凹部に印字された情報の一部、または全部に機械読み取り対応情報を含ませることによって、カードに記載する情報量を増やすことができる。
(3)請求項3に記載の発明のように、凹部の印字情報をカードの側面以外に記録された情報に関連付けられた情報とすることによって機械読みされた情報からそのカードを特定することができる。
(4)請求項4に記載の発明のように、凹部を有するカードをICカード、光カード、磁気カードの機能の少なくとも1つの機能を有するカードとすることによってカードの機能範囲を拡張することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側面印字カードの一例について説明するための図
【図2】カードの側面に目視情報を印字した従来の実施形態の一例について説明するための図
【図3】積層カードの製造方法の一例について説明するための図
【図4】カードの凹部加工工程の一例について説明するための図
【図5】レーザー印字装置による印字の一実施形態ついて説明するための図
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d、10 カード,カード基体
2、3 印字情報
4 カード固定枠
5 印字装置
11 凹部
12 カード側面
13 カード挿入方向表示マーク
51 フィーダー部
52 検知装置
53 デリバリ部
54 コントローラー(パーソナルコンピュータ)
55 レーザー印字ヘッド
101、105 透明シート
102、104 印刷用乳白シート
103 コア用乳白シート
100 多面付け積層シート
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICカード、光カード、磁気カードなどの情報記録部を有するカードで、凹部を有するカードに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在流通している多くのカードは側面に凹部を形成している。
これら凹部を有するカードには、機械対応の、例えば、磁気記録部、接触,非接触対応のIC記録部、光記録部などの情報記録部が形成されているカードで、具体的には電話カード、定期券カード、乗車券カード、各分野で使用されるプリペイドカードなどがある。
これらの凹部は、目が不自由な人に対する配慮以外に目が見える人に対しても、混雑している場合や、急ぎの場合などにカードに指が触れた状態で、カードがどのような状態になっているか認識することができるようになっている。
【0003】
一方、クレジットカード、キャッシュカード、会員カード、身分証カードなど、厚めの基材で構成されているカードなどには、カードの側面に文字や、機械読取コードを印字する技術が開示されている(特開2002−42103号公報参照)。上記開示された特許技術は、カードの側面に機械読取可能な情報をレーザーで印字する技術である。
カード側面に印字された情報により、カード発行者側ではカードを発行する際にカードが重ねられた状態でそのカードの種類や、そのカードの在庫数がどのくらいであるかなどを知ることができる。
また、カードの製造者側では、製造過程で欠陥が発見されたカードに対し、マークや原因が書き込まれているために不良カードとして確実に除去することができる。
上述の目的の他に、カードの表裏だけでは利用面積が限られているために、カードの側面を情報表示エリアとして利用している例も見うけられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術によるカード側面の利用方法では、カード側面の平らな部分に情報が印字されているために使用頻度が高いカード、例えば、金額や、有効期限を書き直して(リチャージして)繰り返し使用するプリペイドカードなどでは、カード側面の印字部がカードの有効期間中に摩滅して機械読み取りはおろか、視認することさえ不可能になってしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために本発明の側面印字カードの請求項1に記載の発明は、側面に凹部を有するカードにおいて、前記凹部に印字情報を記録したことを特徴とするものである。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、凹部に印字された情報の一部または、全部に機械読み取り対応情報が含まれていることを特徴とするものである。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、凹部に印字された印字情報は、カードの側面以外に記録された情報に関連付けられた情報であることを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、カードは、ICカード、光カード、磁気カードの機能の少なくとも1つの機能を有するカードであることを特徴とするものである
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の側面印字カードの好適な一実施形態について説明する。
図1は、本発明の側面印字カードの一例について説明するための図、図2は、カードの側面に目視情報を印字した従来の実施形態の一例について説明するための図、図3は、積層カードの製造方法の一例について説明するための図、図4は、カードの凹部加工工程の一例について説明するための図、図5は、レーザー印字装置による印字の一実施形態ついて説明するための図である。
【0010】
図1において、カード基体1の側面の一部に凹部11が形成されている。
前記凹部は、切込み部、切込部、切り欠き部、切欠き部、切り掛け部などと呼ばれることもある。凹部の加工については図4で詳細に説明する。
前記凹部面には、印字情報2が形成されている。印字情報は、インクジェット、レーザーなどの方法によって印字される。
カード基体1の表面には、カードの挿入方向を表示するマーク13が印刷されている。図示していないが、カードの表面には前記カードの挿入方向を表示するマーク13の他に、カードの発行会社名や、会社のマーク、カードのニックネーム、デザイン、ICカードの場合はICモジュール、磁気カードの場合は、磁気記録部、光カードの場合は、光記録部が形成されている。
更に、前記ICモジュール、磁気記録部、光記録部などが形成されていないエリアには、カード所持者の名前、コード番号、カードの利用有効期間、使用期限などが印字または、エンボッシングなどの方法で表示される。
更にその隙間の部分に、本人のサインを施すサイン部(サインパネル、または、シグネチュアパネルなどともいう。)が形成されている。
【0011】
前述のクレジットカード、キャッシュカード、会員カード、身分証カードなど、厚めの基材を使用したカードの側面の幅は、凡そ、0.8mmで比較的平滑な面になっている。インクジェットや、レーザーなどの技術を利用すれば、このような幅があれば十分に情報を書き込むことが可能である。
また、印字された文字や記号などは、数字、アルファベット、仮名文字に限らず、機械読取り可能な文字や記号で印字され、印字の大きさも視認可能な大きさから、拡大鏡によらないと認識不可能な大きさまでさまざまである。
【0012】
カード側面に形成される凹部11の幅や、深さは特に定めず、その形状も特に限定するものではない。
また、凹部は、側面から凹んだ状態になっており、前記凹んだ面は、平面の組み合わせの場合や、曲面の場合もある。
【0013】
図2に示す側面印字カードは、従来の実施形態の一例である。
図で判る様に、印字情報3は、カードの側面12の平らな部分に印字されている。そのため、印字情報3の面が指によって擦られると、長く使用される間に印字情報3が摩耗して消えてしまう事が容易に推測できる。
図2におけるカード基体1のその他の部分に関しては、図1における内容と共通なため説明を省略する。
【0014】
図3を参照して積層カードの作製方法の一例について説明する。
通常、縦と横に複数配列された多面付けの状態で印刷され、表裏の印刷用シートである乳白シート102、104に表、および、裏のデザインが印刷される。
デザインにより印刷の方式を選択するが、多くは表現領域が広いオフセット印刷方式で印刷する。オフセット印刷方式は、細かい線や写真などが入ったグラデーションデザインに適している。
前述の乳白シートはプラスチックであるために、前記オフセット印刷に使用されるインキにはUV(紫外線)硬化型インキが多く使用される。
UVインキで印刷された印刷面には、印刷機の排紙部で紫外線が照射されて瞬間乾燥され一定時間放置された状態で乾燥させる。
また、重厚なデザインで深みのあるデザインに対しては、多くの場合スクリーン印刷方式によって印刷する。
スクリーン印刷用のインキは、通常高沸点溶剤で溶いてあるので、熱によって溶剤を揮発させて乾燥させる。
【0015】
図3に示すように、印刷インキが乾燥したら表裏の印刷用乳白シート102、104の間にコアになる乳白シート103を挟み、表裏の印刷インキ面を透明シート101、105で被覆して積層し、多面付け状態の積層シート100を作製する。
磁気記録部が必要な場合は、上記多面付け状態の積層シート100の上から磁気材料を熱転写、または接着によって形成する。また、透明なシートに予め磁気材料を形成し積層しても良い。
【0016】
印刷用乳白シート、コア用乳白シート、透明シートの積層は通常熱と圧力によって行われ、接着剤を使用する場合は印刷シート102、104の両面、または、コア用乳白シート103の両面および透明シートの印刷インキ面に熱可塑性の接着剤をコーティングする。
前記各シートの積層において、積層のための熱は、材料が塩化ビニールの場合摂氏100度〜150度、圧力は2〜3MPa、加圧加熱時間は20〜30分、冷却時間はやはり20〜30分の条件で積層する。
【0017】
積層工程を終えた多面付け積層シート100は、型抜きの工程にまわされ、1枚のカード10になる。
ICカードの場合は、その後追加加工として、ICモジュールを実装するための凹部加工工程に回される。
【0018】
図4を参照して、凹部加工の一例について説明する。
凹部加工は、前述のICモジュール埋め込みのための凹部加工などの前工程で行われる場合もある。
前述の多面付けの状態の積層シートからカードに型抜きされる際に、型そのものに凹部を形成しておいて、型抜きと同時に凹部加工を行う場合もある。
【0019】
図4において、型抜きされたカード1を複数枚縦に重ねてカード固定枠4に収容し、カード固定枠の表裏面の方向から圧力を加えてカードを締め付ける。特に、凹部加工を施す側は、隙間や、緩みが無いように締め付ける。
カード固定枠4の凹部に対応する部分(11)には、切削の際に切削バイトの接触を割けるために予め大き目の凹部が形成されている。
所定の位置に固定されたカード固定枠4を図4の手前から奥に向かって移動させて、固定されたバイト(図示せず)によってカード1の側面を切削し、凹部11を形成する。
前記切削のためのバイトは、特殊鋼などの硬い材料でできている。
【0020】
カードには通常カード所持者自らが名前を書き込む署名欄があり、通常シグネチュアパネルと呼ばれている。
シグネチュアパネルには、その上に万年筆やボールペン等でサインが施されるために表面が粗くなるよう処方されていて、その部分は若干厚くなっている。また、クレジットカードには、偽造防止の効果を狙ってホログラムなどが転写されている。
これらの、シグネチュアパネルや、ホログラムなどの加工面は、前述のようにその他の面より若干厚くなっており、カードを複数枚重ねた場合にカード全体に高低差が生じる。
そのために、図4に示す方法で凹部の加工を行う場合には、前述のシグネチュアパネルや、ホログラムなど表面加工の前工程で行う。
【0021】
次に、図5を参照して、カード側面に設けられた凹部への印字加工の一例について説明する。
凹凸面への印字は、インクジェット、レーザーなどを使用する印字方法で行われるのが一般的である。
図5において、コンピュータ54でコントロールされ、カード1aがフィーダー部51からレーザー印字装置5に送りこまれる。
カードが、カード1aの位置から1bの位置に駆動されたときに、検知装置52でカードエッジが検知され、レーザー印字ヘッド55にn秒後に印字を開始するよう指令が発せられる。
カード1bが移動し、n秒後にレーザー印字ヘッド55の前の所定位置を通過すると、カードの横方向の移動とレーザー光線の縦の動きで、カードの凹部(11)に印字情報が記録される。
前記凹部に印字された文字などの印字ピッチ、形状、大きさなどの情報は、コントローラに事前に入力されたデータと、プログラムに基いて行われる。
印字されたカード1cは、スタッカー部53に排出される。
【0022】
次に印字に使用されるレーザーの一例について説明する。
一般的なレーザーは、光共振器の中に入れたレーザー媒質を励起して反転分布状態にして動作させる。
レーザーには、媒質の種類により固体レーザー、気体レーザー、半導体レーザー、色素レーザー、エキシマーレーザー等がある。レーザー光は、完全に位相が揃ったコヒーレント光で、スペクトル幅が極めて狭く、更に干渉性が著しく、指向性の鋭い細いビームの光線である。
レーザー光の連続発信出力は、10μWから100kWまで、ピーク出力は1Wから100TWである。また、パルス幅は通常1μsから1psである。
広く利用されているレーザーとして、気体レーザーではCO2レーザー、固体レーザーではNd:YAGレーザー,Nd:YVO4レーザー等がある。
【0023】
本発明では、媒質として、酸化バナジウム・イットリウムを使用したNd:YVO4レーザー、及び、Nd:YAGレーザーを使用してカードの側面に情報を印字する。
レーザーの概略仕様は、レーザー発信器の発信波長1064nm(基本波長)、532nm(第2高波長)、出力2W、パルス幅20nsec、パルスエネルギー1mj、最大ピークパワー5kW、ビーム径0.3mm、印字部焦点距離100mm、スポットサイズ最大20μm、印字スピード300文字/sec、電源100Vである。
なお、印字しようとする基材の材質とレーザーには相性があり、基材によってレーザーのスポット径を調整する。
【0024】
カード側面の幅(厚さ)は、透明部を除いて、0.55mm〜0.73mmである場合が多く、スポットサイズを10μmとすると、縦横24ドット構成の漢字交じりの文字列が2〜3行印字可能である。
【0025】
また、カード基材としては従来から公知のものを使用する。
公知のカード基材として例えば、塩化ビニル、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ABS等のプラスチックや、合成紙等のシートなどが使用できる。
まれに金属の単板を使用することもある
プラスチックを使用する場合、印刷シートの対象には、白の顔料が練り込まれた乳白材料が使用され、印刷面を保護するために使用されるシート材料には、顔料を含まない透明な材料が使用される。
【0026】
上記材料にレーザーで印字した場合に、ガラス転移点が高い樹脂ほど印字が鮮明になる。
例えば、ポリ塩化ビニルとポリカーボネ−トを比較すると、ポリ塩化ビニルのガラス転移点は70℃〜87℃で、ポリカーボネートのガラス転移点は140℃なので印字品質は明かにポリカーボネートの方が良い。
プラスチック上にレーザー光線を照射すると照射された部分が最初は薄く黒化し、パワーを上げて行くとプラスチックの種類によって異なるが、通常黒化度が増大する。それ以上にパワーを上げるとプラスチックは溶け出す。したがって印字する材料が定まったら条件を設定するための試験を行う。
塩化ビニルは、ポリカーボネートに比較すると印字品質的には劣るが、例えばバーコードなどを印字してバーコードリーダーで読み取りテストを行うと十分読み取るので、発色濃度的には十分である。
仮に発色濃度が不足であれば、塩化ビニルのコアシート作製時の原料を混練する際に、または押し出しの際に無機質材料に発色材料を混入する。
【0027】
【発明の効果】
(1)請求項1に記載の発明のように、側面に凹部を有するカードの凹部に印字情報を記録することによって印字部の耐久性を向上させ、印字方法の特殊性によってセキュリティを高めることができる。
(2)請求項2に記載の発明のように、凹部に印字された情報の一部、または全部に機械読み取り対応情報を含ませることによって、カードに記載する情報量を増やすことができる。
(3)請求項3に記載の発明のように、凹部の印字情報をカードの側面以外に記録された情報に関連付けられた情報とすることによって機械読みされた情報からそのカードを特定することができる。
(4)請求項4に記載の発明のように、凹部を有するカードをICカード、光カード、磁気カードの機能の少なくとも1つの機能を有するカードとすることによってカードの機能範囲を拡張することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側面印字カードの一例について説明するための図
【図2】カードの側面に目視情報を印字した従来の実施形態の一例について説明するための図
【図3】積層カードの製造方法の一例について説明するための図
【図4】カードの凹部加工工程の一例について説明するための図
【図5】レーザー印字装置による印字の一実施形態ついて説明するための図
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d、10 カード,カード基体
2、3 印字情報
4 カード固定枠
5 印字装置
11 凹部
12 カード側面
13 カード挿入方向表示マーク
51 フィーダー部
52 検知装置
53 デリバリ部
54 コントローラー(パーソナルコンピュータ)
55 レーザー印字ヘッド
101、105 透明シート
102、104 印刷用乳白シート
103 コア用乳白シート
100 多面付け積層シート
Claims (4)
- 側面に凹部を有するカードにおいて、前記凹部に印字情報を記録したことを特徴とする側面印字カード。
- 前記凹部に印字された情報の一部、または全部に機械読み取り対応情報が含まれていることを特徴とする請求項1に記載の側面印字カード。
- 前記印字情報は、前記カードの側面以外に記録された情報に関連付けられた情報であることを特徴とする請求項2に記載の側面印字カード。
- 前記カードはICカード、光カード、磁気カードの機能の少なくとも1つの機能を有するカードであることを特徴とする請求項3に記載の側面印字カード。
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- 2002-08-08 JP JP2002231367A patent/JP2004066724A/ja active Pending
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