JP2004065045A - 散布方法と散布設備 - Google Patents

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Masahito Yasutake
安武 雅人
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】チップや堆肥等を山林やスキー場等に広範囲にわたり均一に能率よくしかも経済的に散布できる散布方法と散布設備とを提供する。
【解決手段】散布機40により発生させる圧搾空気によって散布物を空気と共に散布ホース19を通して送り、散布場所に散布する。散布ホース19をブロア41を介して継ぎ足し、ブロア41によって圧搾空気を補いながら散布物を散布場所まで送る。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木材チップや堆肥等の散布物を山林等に散布する散布方法と散布設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
山林の間伐等で発生した木材は、従来は麓の処理施設まで輸送されて廃棄物として処理されていた。しかし、近年、この間伐や建築廃材としての生じる木材をチップ化し、山林や公園等に散布して雑草の発生を防いだり、肥料として再利用することが行われている。また、スキー場では、地面にチップを散布し、その上に人工降雪を行うことにより、地面と人工雪との間の熱伝導率を低下させ、人工雪の寿命を長くすることが行われている。
【0003】
従来、山林やスキー場等でチップ等の散布物を散布する場合、自走式散布機が山林やスキー場に入れないため、ヘリコプターを用いて散布したり、台車に小型の散布機を載せて移動し、散布を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記ヘリコプターを用いて山林へのチップの散布を行う場合、木々の繁殖した場所では木々に邪魔されて均一な散布が困難であり、その上、コスト高になるという問題点がある。また、台車に小型の散布機を搭載して山林に入る場合、木々が邪魔したり急傾斜で台車が入れないために、散布できない場合がある上、一度に散布できる量が少ないために能率が悪いという問題点がある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑み、チップや堆肥等を山林やスキー場等に広範囲にわたり均一に能率よくしかも経済的に散布できる散布方法と散布設備とを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するため、本発明の散布方法は、散布機により散布物を圧搾空気と共に散布ホースを通して送り、散布場所に散布するに当たり、
前記散布ホースをブロアを介して継ぎ足し、
前記ブロアによって圧搾空気を補いながら散布物を散布場所まで送る
ことを特徴とする。
【0007】
(2)また、本発明の散布設備は、散布機と、
前記散布機による圧搾空気によって散布物を空気と共に送る複数本の散布ホースと、
前記散布ホース間に介在して圧搾空気を補うブロアとを備えた
ことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による散布方法を実施する設備の一実施の形態を示す側面図である。40は自走式散布機、19は散布機40から噴出される圧搾空気により空気と共にチップ等の散布物を散布場所に送る散布ホースである。41は山林等に設置するブロアであり、このブロア41は、複数本の散布ホース19を接続して継ぎ足すと共に、圧搾空気を補って散布物の遠距離までの送給を可能にするものである。
【0009】
本実施の形態の散布機40は、図2(A)の側面図と図3の平面図に示すように構成される。すなわち、図2(A)、図3に示すように、散布機40は、走行体1と、走行体1の荷台フレーム2上に搭載されるサイロ3と、荷台フレーム2におけるサイロ3の後部に設置された破砕装置4と、破砕装置4の下方に設けられ、サイロ3に収容されるチップ等を外部に噴出させる散布装置5と、外部からチップ等をサイロ3に吸い込む吸込装置6とからなる。
【0010】
前記走行体1はトラックをベースとするものであり、運転室7と前記荷台フレーム2とからなる。
【0011】
前記サイロ3は下部がV字形の略5角形をなす断面形状を有する中空ケースであり、上面には不図示の油圧ショベル等の投入機によりチップを投入するための投入口8が設けられ、その投入口8は蓋9により閉塞される。
【0012】
前記破砕装置4は、例えば円筒ドラムの外周部に切削カッタが設けられたカッタドラムの回転により、投入された木材を外面から削り取ってチップ化する公知のものであり、本実施の形態では、前記不図示のカッタドラムとそのカッタドラムに木材を導く送り装置とを備えた破砕装置本体10と、前記破砕装置本体10の木材投入口11の外部に設けられ、木材を投入口11に導くホッパー12とにより構成される。
【0013】
また、破砕装置本体10における不図示のチップ排出口には、可撓性のホース13の一端が取付けられ、このホース13の他端はサイロ3のチップ投入口14に取付けられる。これにより破砕装置本体10により破砕された木材がチップとしてサイロ3内に投入されて貯留されるようになっている。
【0014】
前記散布装置5は、荷台フレーム2の後端部に設けられ、サイロ3内のチップを所定量ずつ排出するロータリバルブ15と、運転室7とサイロ3との間に設けられ、ロータリバルブ15により排出されるチップを空気により噴射させるため、高圧空気をロータリバルブ15に導くためのブロア16と、ブロア16の吐出空気をロータリバルブ15に導くためにサイロ3の側面下部に沿って設けられたホース17と、サイロ3の下部にその前後方向にわたって設けられ、サイロ3内のチップをロータリバルブ15に導くスクリューコンベア18とから構成される。
【0015】
なお、ロータリバルブ15は、図2(B)に示すように、上面をチップの導入口15a、下面を排出口15bとした横向きの円筒ケース内15cに同心に回転軸15dを貫通し、その回転軸15dに複数枚の羽根15eを放射状に取付けた公知のものである。このロータリバルブ15は、前記回転軸の回転を速くすると散布するチップの量が増加し、遅くすると散布されるチップの量が減少する。
【0016】
また、運転室7とサイロ3との間には、ホース19を巻回したホースリール20が搭載される。このホース19は、ロータリバルブ15から排出されるチップを所定の場所に散布するため、ロータリバルブ15の排出口に接続されて使用されたり、ブロア41の先に接続して用いられるものである。37は荷台フレーム2の後部の側面に取付けられた操作盤であり、操作装置として携帯型の無線式のものも備える。
【0017】
吸込装置6は、前記散布装置5に使用されるブロア16を、吸い込みのための駆動装置として兼用して構成の簡略化、経済化を図ったものであり、ブロア16の吸込口には不図示の切換バルブが取付けられて散布装置5に使用するときには散布時のブロア16で発生する騒音レベルを低減するサイレンサ22から空気を吸い込み、サイロ3に外部からチップ等を吸い込む場合には、吸引ホース23側から空気を吸い込むように吸込流路を切換える。
【0018】
前記吸引ホース23は、サイロ3上に設置された分離装置24の空気出口に接続される。分離装置24は、チップ等を吸い込む空気と固形物であるチップ等の散布物とを分離するためのものである。
【0019】
前記ブロア41は、図4に示すように、電動機、油圧モータ、エンジン等の原動機42によりインペラ43を回転させることにより、散布ホース19、19を接続する管路44に対して接続される分岐管路45から圧搾空気を補い、散布物の送給力を補って遠距離までの散布物の送給を可能にするものである。ブロア41は、前記散布ホース19を着脱自在に接続するための入側接続具46、出側接続具47を有する。
【0020】
このような散布機40によりチップ等の散布物を山林やスキー場に散布する場合は、散布機40を公道や林道あるいはその近傍に位置させ、散布装置5の噴出口に散布ホース19を接続し、散布ホース19の先を作業員49が把持して移動しながら散布を行う。
【0021】
この場合、まず、運転室7とサイロ3との間に搭載されたホース19をホースリール20から繰り出して、その一方の端部をロータリバルブ15のチップ噴出口に接続し、ホース19の先端を作業員49が持ち散布すべき場所に向ける。そして、切換バルブ21をサイレンサ22側から空気を吸い込むようにして切換えておき、ロータリバルブ15、ブロア16、スクリューコンベア18をそれぞれ作動させる。すると、サイロ3内に貯留されるチップは、スクリューコンベア18により、車体後部のロータリバルブ15に送り出され、ロータリバルブ15の回転により排出量が制御されて、ブロア16から供給された比較的高圧の空気によってホース19から飛散、散布される。
【0022】
ここで、散布量の調整は、スクリューコンベア18およびロータリバルブ16の回転数を調整することによって行われ、比較的近い場所に大量のチップを散布する場合は、スクリューコンベア18およびロータリバルブ15の回転数を速くして噴出される量を増やし、離れた場所にチップを飛散させるように散布する場合は、回転数を遅くして噴出されるチップを少なくしてチップを遠方まで散布する。
【0023】
1本の散布ホース19で到達しえない場所に散布する場合は、散布ホース19の到達できる距離まで伸ばした状態とし、その位置までブロア41を運び、入側接続具46に散布ホース19の先を接続すると共に、出側接続具47に別の散布ホース19を継ぎ足し、継ぎ足された散布ホース19の先を作業員49が把持して散布を行う。このようにして必要な台数だけブロア41、散布ホース19を継ぎ足すことにより、長距離まで散布することができる。
【0024】
また、散布ホース19は立木50の下を這わせて散布を行うことができるので、ヘリコプターによって上空から散布する場合のように立木50に邪魔されることなく、地面に均一に散布することができる。また、ヘリコプターの場合に比較して安価なコストで実施できる。また、ブロア41は散布機を載せる台車が移動できない場所にまで運んで作業を行うことができ、広範囲にわたって散布物を散布することができる。また、公道等を走行可能な比較的大型の散布機40を使用できるため、能率良く散布を行うことが可能となる。
【0025】
なお、この実施の形態の散布機40は、前記破砕装置4を備えるので、単に散布のみならず、山林までこの散布機を走行させて移動させ、チップ化し、散布することができる。このため、機動性に優れ、またその場所で木材のチップ化作業と散布作業を行うことができるので、作業性が向上する。
【0026】
また、吸込装置6を備えているので、別のチップ処理機等により山林等に集積されたチップをサイロ3内に貯留させてその場で散布したり、あるいは別の場所まで移動して散布することができ、例えば油圧ショベル等の投入機を用いることなく、散布機に備えた吸込装置6によってサイロ3内にチップや堆肥等をサイロ3内に収容することができ、これにより機能が拡大され、機動性、作業性がさらに向上する。
【0027】
なお、前記吸込装置6によって吸込空気によりサイロ3内に収容し散布可能なものは、チップや堆肥のみならず他のものでもよく、例えば堆肥以外の他の肥料あるいは飼料や種子等にも適用できる。
【0028】
本発明を実施する場合は、散布機40として上記実施の形態によるもの以外の構成のものを用いることができ、例えば単に散布機能を持ったものであってもよい。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、散布物の送給力を中継のブロアにより補って散布物を散布場所まで送給するようにしたので、チップや堆肥等を山林やスキー場等に広範囲にわたり均一に能率よくしかも経済的に散布できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による散布方法を実施する散布設備の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】(A)は本発明による散布機の一実施の形態を示す側面図、(B)はその散布装置のロータリバルブを示す図である。
【図3】図2(A)の平面図である。
【図4】本実施の形態のブロアを示す平面図である。
【符号の説明】
1:走行体、2:荷台フレーム、3:サイロ、4:破砕装置、5:散布装置、6:吸込装置、7:運転室、8:投入口、9:蓋、10:破砕装置本体、11:投入口、12:ホッパー、13:ホース、14:チップ投入口、15:ロータリバルブ、16:ブロア、17:ホース、18:スクリューコンベア、19:ホース、20:ホースリール、22:サイレンサ、23:出側吸引ホース、24:分離装置、27:入側吸引ホース、35:モータ、37:操作盤、40:散布機、41:ブロア、42:原動機、43:インペラ、44:管路、45:分岐管路、46:入側接続具、47:出側接続具、49:作業員、50:立木

Claims (2)

  1. 散布機により散布物を圧搾空気と共に散布ホースを通して送り、散布場所に散布するに当たり、
    前記散布ホースをブロアを介して継ぎ足し、
    前記ブロアによって圧搾空気を補いながら散布物を散布場所まで送る
    ことを特徴とする散布方法。
  2. 散布機と、
    前記散布機による圧搾空気によって散布物を空気と共に送る複数本の散布ホースと、
    前記散布ホース間に介在して圧搾空気を補うブロアとを備えた
    ことを特徴とする散布設備。
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