JP3030632U - 堆肥散布機 - Google Patents

堆肥散布機

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JP3030632U
JP3030632U JP1996003540U JP354096U JP3030632U JP 3030632 U JP3030632 U JP 3030632U JP 1996003540 U JP1996003540 U JP 1996003540U JP 354096 U JP354096 U JP 354096U JP 3030632 U JP3030632 U JP 3030632U
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JP
Japan
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compost
rotary shaft
belt conveyor
rotor
spraying
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Expired - Lifetime
Application number
JP1996003540U
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English (en)
Inventor
裕司 長崎
康治 猪之奥
昌宏 宮崎
益弘 藤川
Original Assignee
農林水産省四国農業試験場長
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Abstract

(57)【要約】 【課題】果樹園等、園内作業道を走行しながら堆肥を側
方に散布することのできる堆肥散布機が存在しなかった
こと。 【解決手段】機体に、積載された堆肥を搬送するベルト
コンベア6と、ベルトコンベア6の搬送方向と略直交に
配された横送りロータ7とを設ける。この横送りロータ
7は、回転可能に支持された回転軸10と、回転軸10
に多数取り付けられ、それぞれ同じ向きとなる屈曲部1
5aが形成されたなた爪15とを具備しており、回転軸
10の回転によってベルトコンベア6で搬送されてくる
堆肥は粉砕されて回転軸10の延出方向に横送りされ
る。そして、回転軸10に沿って横送りされてくる粉砕
堆肥を、散布ロータ31によって側方散布する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば、軽トラックなどの運搬車に搭載され、積載した肥料を粉 砕しながら側方に散布可能とする堆肥散布機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的に知られている堆肥散布機は、軽トラックに搭載されており、こ こに積載された堆肥をベルトコンベアにより一定量づつ後方に送り出し、それを 拡散ロータにより機体後方へ散布するよう構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、園内作業道が整備された果樹園等で使用する場合、従来の機体後方に 散布する方式の堆肥散布機では、園内作業道を走行しながら道路側方の果樹根元 へ堆肥を散布することはできない。そして、このような堆肥を機体側方に向けて 散布する機械は、上記した果樹園等において需要があるにもかかわらず、堆肥の 横送り機構が開発されていないため普及されるに至っていない。この場合、スク リューオーガ等を利用して堆肥の横送り搬送することが考えられるが、水分の多 い堆肥の場合、目詰まりによる搬送むらや所要動力の増大が問題となる。 この考案は、果樹園等、園内作業道を走行しながら堆肥を側方に散布すること のできる堆肥散布機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案の堆肥散布機は、機体に設けられ、積載さ れた堆肥を搬送するベルトコンベアとこのベルトコンベアによって搬送される堆 肥を横送りする横送りロータとを具備し、前記横送りロータは、回転可能に支持 された回転軸と、この回転軸に多数取り付けられ、それぞれ同じ向きとなる屈曲 部が形成されたなた爪とを具備し、これにより前記回転軸の回転によってベルト コンベアで搬送されてくる堆肥を粉砕すると共に回転軸の延出方向に横送り可能 とし、前記回転軸に沿って横送りされてくる粉砕された堆肥を機体側方へ散布す る散布ロータを設けたことを特徴としている。
【0005】 前記ベルトコンベア上に載置された堆肥は、ベルトコンベアの駆動によって一 定量づつ送り出される。この送り出された堆肥は、回転軸と共に一体的に回転す るなた爪によって切削されると同時に斜め後方に投てきされる。そして、切削さ れた堆肥は、回転軸に配され同じ向きに屈曲部が形成された一連のなた爪の回転 によって疑似的にらせん状に横送りされ、機体側方部に配された散布ロータによ って側方に散布される。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態を説明する。 図1は本考案に係る堆肥散布機を示す図であり、一例として軽トラックに搭載 した状態を示す図、図2は堆肥横送り散布機構の概略構成を示す図である。本考 案に係る堆肥散布機1は、堆肥を積載しそれを搬送すると共に粉砕する堆肥搬送 部3と、粉砕された堆肥を側方に散布する散布部30から構成されており、これ らが軽トラック4の荷台に搭載されている。
【0007】 まず、堆肥搬送部3の構成について説明する。堆肥搬送部3は、堆肥を積載す る堆肥箱5、堆肥箱5の底面に設けられ積載された堆肥を一定量づつ搬送するベ ルトコンベア(床送りコンベア)6、および床送りコンベア6によって送られて くる堆肥を粉砕し、かつそれを横送りする横送りロータ7を備えている。本実施 の形態では、床送りコンベア6および横送りロータ7は、横送りロータ7の上方 の機体に搭載された駆動源であるエンジン8によって連動駆動されるように構成 されている。従って、床送りコンベア6および横送りロータ7は、軽トラック4 とは動力的な連結がないため、堆肥搬送部3の構成が簡略化される。さらには搭 載スペースが確保されるならば、堆肥散布機1を車輪式、クローラ式の各種運搬 車に搭載することが可能となる。なお、エンジン8からの駆動力を床送りコンベ ア6に伝達する機構については、各種公知の手段が用いられるのであり、その詳 細については省略する。
【0008】 横送りロータ7は、床送りコンベア6の搬送方向と略直交する方向に延出し、 積載される堆肥側が開放したケーシング9内に回転可能に支持された回転軸10 を備えている。回転軸10の一端には、ケーシング9から突出してプーリ11が 取り付けられており、ベルト12を介して前記エンジン8の駆動出力軸8aと連 結されている。この回転軸10には、床送りコンベア6によって一定量づつ搬送 されてくる堆肥を粉砕すると共に、粉砕された堆肥を軸方向に沿って移動させる なた爪15が半径方向に延出するように多数取り付けられている。これらなた爪 15は、積載された堆肥の後方全面をカバーするように取り付けられており、回 転軸10が駆動された際に安定して駆動されるように、軸方向に沿って一定間隔 でかつ軸回りに一定の角度をもって回転軸10に取り付けることが好ましい。本 実施の形態では、18本のなた爪が、軸方向に所定間隔をおいて、かつ軸回りに 一定の角度をもって回転軸10に取り付けられている。
【0009】 なた爪15の先端部には、堆肥を横送りする方向に向けて屈曲した屈曲部15 aが形成されている。また、これらのなた爪15以外に、回転軸10の両端部に 両面に屈曲部17aが形成されたなた爪17を取り付けることが好ましい。これ らのなた爪17によって、堆肥箱5の側面部に沿って送られてくる堆肥のかき取 り作用を行うことが可能になる。
【0010】 そして、上記した床送りコンベア6と回転軸10が同期して駆動されることに より、床送りコンベア6に積載された堆肥は一定量づつ送り出され、なた爪15 で少しづつ切削・粉砕されると同時に斜め側方に投てきされ、先端が横送り方向 に向けて屈曲された一連のなた爪15の回転によって、ケーシング9内を疑似的 に螺旋状に横送りされる。このような横送りロータ7によって、堆肥の粉砕・搬 出が同時に行われ、目詰まりが発生することはなく、簡単な構成で堆肥の横送り が可能となる。そして、横送りされる粉砕堆肥は、ケーシング9の側方に形成さ れた搬出口9aを介して、以下に説明する散布部30に送り込まれる。
【0011】 散布部30は、回転軸10と直交する方向に回転駆動される散布ロータ31を 有している。この散布ロータ31は、前記プーリ11とベルト32を介して連結 されており、前記エンジン8によって駆動される。この結果、ケーシング9の側 方に形成された搬出口9aを介して搬出された粉砕堆肥は、回転駆動される散布 ロータ31の羽根33によって、機体(軽トラック4)の側方向に散布される。 なお、搬出口9aを介して搬出される堆肥が機体の後方に飛び出さないように、 散布ロータ31には円板35が取り付けられており、ロスの少ない側方散布を可 能としている。
【0012】 上記したように構成された堆肥散布機を、実際に軽トラックに搭載して、堆肥 の散布状況を測定したところ、以下のような結果が得られた。 容量が0.7m3 の堆肥箱5に376Kgの堆肥を積載し、横送りロータ7の 回転軸10と散布ロータ31の回転速度を344rpmに設定し、走行速度 0.26m/sで散布を行った。この結果、散布到達距離は2.5mであり、毎 分117Kgの堆肥を散布できたことから、10a当たり3tの堆肥を25.6 分の実散布時間(堆肥散布機への堆肥の積み込み時間は含まない)で散布するこ とができた。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、軽トラック等に搭載することによって、堆肥の側方散布が可 能となり、果樹園等の園内作業道を設置している場合に、走行しながら作業道か らの堆肥散布が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る堆肥散布機を示す図であり、一例
として軽トラックに搭載した状態を示す図。
【図2】堆肥横送り散布機構の概略構成を示す図。
【符号の説明】
1 堆肥搬送部 4 軽トラック 5 堆肥箱 6 床送りコンベア 7 横送りロータ 8 エンジン 10 回転軸 15,17 なた爪 30 散布部 31 散布ロータ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に設けられ、積載された堆肥を搬送
    するベルトコンベアと、このベルトコンベアによって搬
    送される堆肥を横送りする横送りロータとを具備し、 前記横送りロータは、回転可能に支持された回転軸と、
    この回転軸に多数取り付けられ、それぞれ同じ向きとな
    る屈曲部が形成されたなた爪とを具備し、これにより前
    記回転軸の回転によってベルトコンベアで搬送されてく
    る堆肥を粉砕すると共に回転軸の延出方向に横送り可能
    とし、 前記回転軸に沿って横送りされてくる粉砕された堆肥を
    機体側方へ散布する散布ロータを設けたことを特徴とす
    る堆肥散布機。
  2. 【請求項2】 前記なた爪は、前記回転軸に沿って一定
    間隔でかつ軸回りに一定角度をもって配されることを特
    徴とする、請求項1に記載の肥料散布機。
  3. 【請求項3】 前記回転軸の両端部に、両面に屈曲部を
    有するなた爪を取り付けたことを特徴とする、請求項1
    又は2に記載の堆肥散布機。
  4. 【請求項4】 前記ベルトコンベアおよび回転軸は、同
    一の駆動源によって駆動されることを特徴とする、請求
    項1乃至3のいずれかの1に記載の堆肥散布機。
JP1996003540U 1996-04-26 1996-04-26 堆肥散布機 Expired - Lifetime JP3030632U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996003540U JP3030632U (ja) 1996-04-26 1996-04-26 堆肥散布機

Applications Claiming Priority (1)

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JP1996003540U JP3030632U (ja) 1996-04-26 1996-04-26 堆肥散布機

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JP3030632U true JP3030632U (ja) 1996-11-01

Family

ID=43165616

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996003540U Expired - Lifetime JP3030632U (ja) 1996-04-26 1996-04-26 堆肥散布機

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