JP2004064135A - オペレーション装置、及び、通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】オペレーション装置O1は、各通信装置L1,L2,G1,G2,S1,H1から常時トラヒック情報を受信し、これに基づいて輻輳した通信装置を検出する。同図のように、加入者階梯における通信装置L2が着呼により輻輳している時は、オペレーション装置O1は、通信装置L2のトラヒック情報に基づいて制御量を算出し、通信端末情報管理装置H1に規制を投入する。これにより、回線捕捉信号の送信前(ステップS204)に、通信回線設定のための手続きを終了して、リソース資源の無駄を防ぎ、かつ、制御量の算出により細やかな制御を行うことができる。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はオペレーション装置、及び、通信制御方法に関し、特に移動通信網における輻輳を制御するためのオペレーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動通信網を構成する交換機等の通信装置において輻輳が発生した場合には、その輻輳した通信装置に隣接する通信装置に対して規制を投入し、輻輳した通信装置への通信回線を設定する信号を制御している。これにより、輻輳した通信装置における通信負荷を抑制し、当該通信装置の輻輳の沈静化を図っている。
【0003】
しかし、この従来の方法では、輻輳した通信装置に隣接する隣接通信装置に至るまで制御が行われないため、規制対象となる呼が隣接通信装置に接続するまでに要したネットワークリソースが無駄になってしまう欠点があった。これは、特に、移動通信端末に接続する加入者階梯の通信装置が着信呼によって輻輳した場合において顕著となる。
【0004】
このような問題を解決するために、例えば、特開2000−50362号公報に示されるような方法が開示されている。この公報は、移動通信交換機から輻輳状態か否かの情報をHLR(ホームロケーションレジスタ)等に収集、保持し、HLRに着信先を問い合わせる時に着信先の移動通信交換機が輻輳状態にあるかについても調べ、輻輳状態にある場合には、通信回線を設定しないようにする方法を開示するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の公報に示される方法では、HLRにおいては、移動通信交換機によって判断、送信された輻輳状態であるか否かの情報にのみ基づいて、通信回線の設定について判断するため、細かな制御を行うことができない。すなわち、通信装置が輻輳状態であるときは通信回線を設定せず、そうでないときは通信回線の設定を行うという判断しかできない。
【0006】
また、1つの通信装置の輻輳が隣接する通信装置の輻輳を招来する場合などもあるため、加入者階梯の通信装置以外の通信装置の輻輳についても、加入者階梯の通信装置と同様に、輻輳状態を把握、制御し、ネットワーク全体について輻輳状態を把握、制御可能とすることが望ましい。
本発明の目的は、移動通信網を構成する通信装置の輻輳状態を正確に把握してより細やかな制御を可能にするとともに、規制をより早い段階で行うことでネットワークリソースの無駄を最小限に抑えるオペレーション装置、及び、通信制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1によるオペレーション装置は、移動通信網を構成する通信装置の少なくとも1つにおける輻輳を検出する輻輳検出手段と、前記輻輳検出手段によって輻輳が検出された場合に、その輻輳している通信装置を介した通信回線の設定を抑止するように、通信装置を制御する規制手段と、を含むオペレーション装置であって、
前記輻輳検出手段は、予め通信装置から受信した、該通信装置における通信負荷を示すトラヒック情報に基づいて輻輳を検出し、
前記規制手段は、前記トラヒック情報に応じて、前記移動通信網を構成する所定の通信装置を制御することを特徴とする。
【0008】
オペレーション装置において、通信装置からトラヒック情報を受信し、それに基づいて輻輳を検出し、輻輳状態に応じて通信装置を制御して、輻輳した通信装置を介した通信回線の設定を抑止することにより、当該通信装置の輻輳を沈静化することができる。
この場合に、各通信装置からトラヒック情報を受信することにより、各通信装置の輻輳状態を精密に把握することができ、又これに基づいて細やかな制御も行うことができる。トラヒック情報としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)使用率等のように、共通して評価可能な数値データをそのまま受信するとよい。
【0009】
また、トラヒック情報に応じた通信装置の制御としては、例えば、トラヒック情報に応じて制御量を算出し、あるいは、輻輳した通信装置の階梯に応じて特定の階梯の通信装置を制御する等がある。
本発明の請求項2によるオペレーション装置は、請求項1において、前記輻輳検出手段によって、移動通信端末に接続する加入者階梯通信装置の輻輳が検出された場合に、
前記規制手段は、着呼先となる移動通信端末が、その輻輳している加入者階梯通信装置へ接続することが判明した時点において、前記加入者階梯通信装置を介した通信回線の設定を抑止するように、前記通信装置を制御することを特徴とする。
【0010】
これにより、加入者階梯通信装置が輻輳した場合における、最も早い段階で通信回線の設定のための手続きを終了することとなり、ネットワークリソースの浪費を抑えることができる。
本発明の請求項3によるオペレーション装置は、請求項2において、前記規制手段は、前記輻輳した加入者階梯通信装置に対するルーティング情報要求信号の送信を抑止するように、前記通信装置を制御することを特徴とする。
【0011】
ルーチング情報要求信号の送信は、回線呼を着呼する通信端末に接続する加入者階梯通信装置が、特定された直後に行われることから、これを抑止することにより、最も早い段階で通信回線設定のための手続きを終了することができ、請求項2にかかる発明について記載した効果を得ることができる。
本発明の請求項4によるオペレーション装置は、請求項2において、前記規制手段は、前記輻輳した加入者階梯通信装置に対するパケット呼着信通知信号の送信を抑止するように、前記通信装置を制御することを特徴とする。
【0012】
これにより、パケット呼着信通知信号の送信は、パケット呼を着呼する通信端末に接続する加入者階梯通信装置が、特定された直後に行われることから、これを抑止することにより、最も早い段階で通信回線設定のための手続きを終了することができ、請求項2にかかる発明について記載した効果と同様の効果を得ることができる。
【0013】
本発明の請求項5によるオペレーション装置は、請求項1〜4のいずれか1項において、前記規制手段は、前記トラヒック情報に応じて制御量を算出し、その制御量を超える前記通信回線の設定を抑止するように、前記通信装置を制御することを特徴とする。
トラヒック情報は輻輳状態の判定のみでなく、制御量の算出にも使用することができる。このように、制御量を算出することにより、輻輳レベルや輻輳の発生個所等の輻輳状態に応じて、細やかな制御を行う事ができる。
【0014】
本発明の請求項6による通信制御方法は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のオペレーション装置を用いた通信制御方法であって、
前記オペレーション装置において、移動通信網を構成する通信装置から送信される前記トラヒック情報を受信するトラヒック情報受信ステップと、
前記トラヒック情報受信ステップにおいて受信したトラヒック情報に基づいて、前記通信装置の少なくとも1つにおける輻輳を検出する輻輳検出ステップと、
前記輻輳検出ステップによって輻輳が検出された場合に、その輻輳している通信装置を介した通信回線の設定を抑止するように、前記トラヒック情報に応じて、通信装置を制御する規制ステップと、
を含むことを特徴とする。
【0015】
これにより、請求項1にかかる発明について記載した効果と同様に、輻輳した通信装置を沈静化することができる。また、オペレーション装置を用いて、移動通信ネットワークを構成する通信装置全体の制御を行うことにより、ネットワーク全体の流れに応じて、柔軟な制御を行うことができる。
本発明の請求項7による通信制御方法は、請求項6において、前記輻輳検出ステップにおいて、移動通信端末に接続する加入者階梯通信装置の輻輳が検出された場合に、
前記規制ステップにおいては、着呼先となる移動通信端末が、その輻輳している加入者階梯通信装置へ接続することが判明した時点において、前記加入者階梯通信装置を介した通信回線の設定を抑止するように、前記通信装置を制御することを特徴とする。
【0016】
これにより、請求項2〜4にかかる発明について記載した作用及び効果と同様に、加入者階梯通信装置が輻輳した場合における、最も早い段階で通信回線の設定のための手続きを終了することとなり、ネットワークリソースの浪費を抑えることができる。
本発明の請求項8による通信制御方法は、請求項6又は7において、前記規制ステップにおいては、前記トラヒック情報に応じて制御量を算出し、その制御量を超える前記通信回線の設定を抑止するように、前記所定の通信装置を制御することを特徴とする。
【0017】
これにより、請求項5にかかる発明について記載した作用及び効果と同様に、輻輳の段階や輻輳のレベル等の輻輳状態に応じて、細やかな制御を行う事ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において参照する各図においては、他の図と同等の部分が同一符号によって示されている。
図1には、本実施の形態に係る移動通信ネットワーク及びそれを管理するオペレーション装置の構成が示されている。
【0019】
通信端末T1,T2は、同図においては、移動通信端末である。発呼側、着呼側の双方が移動通信端末である必要はなく、いずれか一方が移動通信端末であれば、本実施の形態にかかるオペレーション装置によって発呼側端末及び着呼側端末間の通信が制御される。
加入者階梯の通信装置L1,L2は、それぞれ通信端末T1,T2に接続して、通信端末T1,T2間の通信を行う。例えば、無線基地局を介して、通信端末T1,T2に接続する交換機等である。
【0020】
関門階梯の通信装置G1,G2は、それぞれ加入者階梯の通信装置L1,L2に接続し、この関門階梯の通信装置G1,G2は、中継階梯の通信装置S1を介して接続される。関門階梯の通信装置G1,G2は、インターネット等の異なるネットワークにも接続されて、通信可能になっている。
通信端末情報管理装置H1は、通信端末T1,T2について通信時に必要な情報を管理する。例えば、通信端末T1,T2の位置情報を登録、管理するHLR等である。
【0021】
オペレーション装置O1は、移動通信ネットワークを構成する各通信装置L1,L2,G1,G2,S1,H1に接続し、移動通信ネットワークを管理する。例えば、汎用計算機によって構成する。図2は、オペレーション装置O1の構成を示すブロック図である。
同図に示されるように、オペレーション装置O1は、数値データ受信部O11と、輻輳検出部O12と、制御方法算出部O13と、規制送信部O14と、を含んで構成されている。
【0022】
これら各部による動作が、図3のフローチャートに示されている。以下、図2及び、図3を参照しながらオペレーション装置O1による制御について説明する。
まず、図3のステップS101においては、数値データ受信部O11が、各通信装置L1,L2,G1,G2,S1からトラヒックデータを常時受信する。このトラヒックデータは、各通信装置L1,L2,G1,G2,S1における通信負荷を示すデータであって、例えば、各通信装置L1,L2,G1,G2,S1のCPU使用率等を用いる。
【0023】
ステップS102においては、輻輳検出部O12が、ステップS101において受信したトラヒックデータに基づいて、各通信装置L1,L2,G1,G2,S1が輻輳しているか否かを判定する。例えば、各通信装置についてあらかじめ閾値を定め、受信したトラヒックデータの値が当該閾値を超えている場合は、通信装置が輻輳していると判定する。輻輳しているか否かだけでなく、トラヒックデータの値の大きさに基づいて輻輳状態をレベル分けして判定したり、トラヒックデータの時間変化に基づいて輻輳の予兆等の輻輳の段階を判定したりしてもよい。このステップにおいて、輻輳していると判定された場合(Yes)には、ステップS103に移行する。いずれの通信装置においても輻輳と判定されない場合(No)には、特別な処理を行うことなく、ステップS101において再びトラヒックデータを受信する。
【0024】
ステップS103においては、ステップS102において輻輳と判定された場合に、輻輳した通信装置の階梯を判定し、トラヒックデータの値に応じた制御量を算出する。この算出には、例えば、下記のようにトラヒックデータの値と呼数とを対応づけて、制御すべき呼数を求める式(1)を用いる。
制御量=c0+(c1−c0)*(d2−d0)/(d1−d0) ・・・(1)
ここで、c0は、輻輳1分前の呼数、c1は、輻輳時の呼数、d0は、輻輳1分前のトラヒックデータの値、d1は、輻輳時のトラヒックデータの値、d2は、制御目標とするトラヒックデータの値である。
【0025】
呼数は、数値データ受信部O11において各通信装置L1,L2,G1,G2,S1から受信する。この制御量を超える呼については、通信回線の設定を抑止する。
制御量の算出後、輻輳している通信装置の階梯の判定に基づいて、各階梯に応じた規制を投入するように、規制送信部O14に通知する。加入者階梯の通信装置が輻輳している場合には、上述の式(1)によって算出された制御量に発着呼数の比率を掛けて、例えば、着信呼について制御する場合には、制御量*(着信呼数/発着信総呼数)として、着信呼の制御量を算出する。そして、通信端末情報管理装置、及び、関門階梯装置へ規制を投入するように、規制送信部O14に通知する。尚、着信呼は、加入者階梯の通信装置が接続する通信端末が着信先となる呼である。
【0026】
加入者階梯以外の階梯の通信装置が輻輳している場合には、式(1)で算出された制御量を用い、輻輳している通信装置に隣接する通信装置へ規制を投入するように、規制送信部O14に通知する。
ステップS104においては、規制送信部O14が、ステップS103において特定された制御方法に基づいて、規制を投入すべき通信装置に規制を送信する。これにより、この規制を受信する通信装置において、信号送信の制御等が行われて、輻輳している通信装置を介した通信回線の設定が抑止される。
【0027】
次に、図4及び図5を用いて、加入者階梯の通信装置が輻輳した場合における、制御例について説明する。
図4は、回線呼に対する制御例が示されている。まず、通信装置が輻輳していない通常の場合の回線設定について説明する。
同図のステップS201において、通信端末T1からの発呼が行われる。
【0028】
ステップS202においては、発呼を受けて、通信装置L1が通信端末情報管理装置H1に対しルーチング情報問い合わせを行い、着呼先となる通信端末T2の所在を特定して、回線設定を行うことを要求する。
ステップS203においては、ルーチング情報問い合わせを受けた通信端末情報管理装置H1が、着呼先の通信端末T2に接続する加入者階梯の通信装置L2を特定してルーチング情報要求を行う。これにより、着呼先の通信端末T2が特定される。
【0029】
ステップS204においては、発呼元の通信装置L1から着呼先の通信装置L2まで回線捕捉信号が送信されて回線設定が行われる。
ステップS205においては、通信端末T2において着呼する。
しかし、同図においては、着呼先の通信装置L2が輻輳している。このため、オペレーション装置O1が上述のように、通信装置L2から常時受信するトラヒックデータに基づいてその輻輳を検出し、トラヒックデータに基づいて制御量を算出し、通信装置L2は加入者階梯であることから通信端末情報管理装置H1に規制を投入する。この規制は、ルーチング情報要求信号の送信を抑止するように、通信端末情報管理装置H1を制御するものである。このため、輻輳が発生による規制投入後に、通信端末T1から発呼が行われても(ステップS201)、ルーチング情報問い合わせ(ステップS202)後、ステップS203〜S205が行われることなく終了する。
【0030】
図5は、パケット呼に対する制御例が示されている。同図には、インターネットサーバIから通信端末T2へ、データがパケットとして送信される様子が示されている。
まず、ステップS301において、関門階梯の通信装置G1がインターネットサーバIから通信端末T2に対するパケットの通信要求を受ける。
【0031】
ステップS302においては、関門階梯の通信装置G1がルーチング情報問い合わせを行って、通信端末T2が接続する加入者階梯の通信装置L2を特定する。通信装置が輻輳していない、通常の場合には、関門階梯の通信装置G1から加入者階梯の通信装置L2に対してパケット呼着信通知が行われ(ステップS303)、通信端末T2が着呼する(ステップS304)。これにより、関門階梯の通信装置G1、加入者階梯の通信装置L2間に回線設定が行われて、インターネットサーバIから送信されたパケットが、通信端末T2において受信可能になる。
【0032】
しかし、オペレーション装置O1が通信装置L2の輻輳を検出すると、関門階梯の通信装置G1に規制が投入される。この規制が投入された通信装置G1においては、ルーチング情報問い合わせ(ステップS302)により、着呼先の通信端末T2と通信するためには、輻輳している通信装置L2への接続が必要であることが判明する。このため、通信装置G1が輻輳している通信装置L2へのパケット呼着信通知信号の送信を抑止し、以降のステップS303〜S305が行われることなく終了する。このように、以降のステップS303〜S305が行われないので、ネットワークリソースの無駄が抑制されるという効果がある。
(通信制御方法)
上述したオペレーション装置においては、以下のような通信制御方法が実現されている。すなわち、移動通信網を構成する通信装置から送信される上記トラヒック情報を受信するトラヒック情報受信ステップと、
上記トラヒック情報受信ステップにおいて受信したトラヒック情報に基づいて、上記通信装置の少なくとも1つにおける輻輳を検出する輻輳検出ステップと、上記輻輳検出ステップによって輻輳が検出された場合に、その輻輳している通信装置を介した通信回線の設定を抑止するように、上記トラヒック情報に応じて、通信装置を制御する規制ステップと、
を含む通信制御方法が実現されている。
【0033】
また、上記輻輳検出ステップにおいて、移動通信端末に接続する加入者階梯通信装置の輻輳が検出された場合に、
上記規制ステップにおいては、着呼先となる移動通信端末が、その輻輳している加入者階梯通信装置へ接続することが判明した時点において、上記加入者階梯通信装置を介した通信回線の設定を抑止するように、上記通信装置を制御することが望ましい。
【0034】
更に、上記規制ステップにおいては、上記トラヒック情報に応じて制御量を算出し、その制御量を超える上記通信回線の設定を抑止するように、上記所定の通信装置を制御することが望ましい。
【0035】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明にかかる請求項1に記載のオペレーション装置、及び、請求項6に記載の通信制御方法によれば、通信装置からトラヒック情報を受信し、それに基づいて輻輳を検出し、輻輳状態に応じて通信装置を制御して、輻輳した通信装置を介した通信回線の設定を抑止することにより、輻輳した通信装置の輻輳を沈静化することができる。また、各通信装置からトラヒック情報を受信することにより、各通信装置の輻輳状態の把握、及び、これに基づく制御を細やかに行うことができる。
【0036】
本発明にかかる請求項2〜4に記載のオペレーション装置、及び、請求項7に記載の通信制御方法によれば、加入者階梯通信装置が輻輳した場合における、最も早い段階で通信回線の設定のための手続きを終了することにより、ネットワークリソースの浪費を抑えることができる。
また、従来の方法では、例えば、輻輳した装置が大量に発生した場合に、輻輳した装置への通信要求によるリソース消費によって、輻輳した装置に隣接する装置における接続待ち時間が助長され、当該隣接する装置にまで輻輳が波及する可能性があった。しかし、リソース資源の有効利用によって、このような輻輳の波及も防止することができる。
【0037】
本発明にかかる請求項5に記載のオペレーション装置、及び、請求項8に記載の通信制御方法によれば、トラヒック情報に応じて制御量を算出することにより、輻輳レベルや輻輳の発生個所等の輻輳状態に応じて、細やかな制御を行う事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る移動通信ネットワーク及びそれを管理するオペレーション装置の構成を説明する図である。
【図2】本実施の形態に係るオペレーション装置の構成を示すブロック図である。
【図3】オペレーション装置の動作を説明するフローチャートである。
【図4】加入者階梯の通信装置が輻輳した場合における回線呼に対する制御例を説明する図である。
【図5】加入者階梯の通信装置が輻輳した場合におけるパケット呼に対する制御例を説明する図である。
【符号の説明】
T1,T2 通信端末
L1,L2, 通信装置
G1,G2,
S1
H1 通信端末情報管理装置
O1 オペレーション装置
O11 数値データ受信部
O12 輻輳検出部
O13 制御方法算出部
O14 規制送信部
Claims (8)
- 移動通信網を構成する通信装置の少なくとも1つにおける輻輳を検出する輻輳検出手段と、前記輻輳検出手段によって輻輳が検出された場合に、その輻輳している通信装置を介した通信回線の設定を抑止するように、通信装置を制御する規制手段と、を含むオペレーション装置であって、
前記輻輳検出手段は、予め通信装置から受信した、該通信装置における通信負荷を示すトラヒック情報に基づいて輻輳を検出し、
前記規制手段は、前記トラヒック情報に応じて、前記移動通信網を構成する所定の通信装置を制御することを特徴とするオペレーション装置。 - 前記輻輳検出手段によって、移動通信端末に接続する加入者階梯通信装置の輻輳が検出された場合に、
前記規制手段は、着呼先となる移動通信端末が、その輻輳している加入者階梯通信装置へ接続することが判明した時点において、前記加入者階梯通信装置を介した通信回線の設定を抑止するように、前記通信装置を制御することを特徴とする請求項1に記載のオペレーション装置。 - 前記規制手段は、前記輻輳した加入者階梯通信装置に対するルーティング情報要求信号の送信を抑止するように、前記通信装置を制御することを特徴とする請求項2に記載のオペレーション装置。
- 前記規制手段は、前記輻輳した加入者階梯通信装置に対するパケット呼着信通知信号の送信を抑止するように、前記通信装置を制御することを特徴とする請求項2に記載のオペレーション装置。
- 前記規制手段は、前記トラヒック情報に応じて制御量を算出し、その制御量を超える前記通信回線の設定を抑止するように、前記通信装置を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のオペレーション装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のオペレーション装置を用いた通信制御方法であって、
前記オペレーション装置において、移動通信網を構成する通信装置から送信される前記トラヒック情報を受信するトラヒック情報受信ステップと、
前記トラヒック情報受信ステップにおいて受信したトラヒック情報に基づいて、前記通信装置の少なくとも1つにおける輻輳を検出する輻輳検出ステップと、前記輻輳検出ステップによって輻輳が検出された場合に、その輻輳している通信装置を介した通信回線の設定を抑止するように、前記トラヒック情報に応じて、通信装置を制御する規制ステップと、
を含むことを特徴とする通信制御方法。 - 前記輻輳検出ステップにおいて、移動通信端末に接続する加入者階梯通信装置の輻輳が検出された場合に、
前記規制ステップにおいては、着呼先となる移動通信端末が、その輻輳している加入者階梯通信装置へ接続することが判明した時点において、前記加入者階梯通信装置を介した通信回線の設定を抑止するように、前記通信装置を制御することを特徴とする請求項6に記載の通信制御方法。 - 前記規制ステップにおいては、前記トラヒック情報に応じて制御量を算出し、その制御量を超える前記通信回線の設定を抑止するように、前記所定の通信装置を制御することを特徴とする請求項6又は7に記載の通信制御方法。
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