JP2004063383A - バッテリーパック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バッテリーパックは、コーナー湾曲面2Aを有する素電池2をケース1に収納している。ケース1は、一対の側壁4と端部壁5とを有する本体ケース1Aと、この本体ケース1Aの開口部に超音波溶着される蓋ケース1Bとを備える。本体ケース1Aの側壁4は、端縁部分を素電池2のコーナー湾曲面2Aに向かってケース1の内側に突出させて肉厚溶着部6としており、側壁4を弾性変形させて素電池2を挿入するようにしている。蓋ケース1Bは本体ケース1Aの端部壁5に超音波溶着される垂直壁15を有し、本体ケース1Aの端部壁5は両端を側壁4に連結して中間に凹部9を設けている。蓋ケース1Bの垂直壁15を本体ケース1Aの端部壁5に超音波溶着すると共に、蓋ケース1Bを本体ケース1Aの側壁4の肉厚溶着部6に超音波溶着している。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、素電池をケースに収納しているバッテリーパックに関し、とくにケースの横幅をできるかぎり小さくして素電池を収納してなるバッテリーパックに関する。
【0002】
【従来の技術】
素電池を収納するケースは、しっかりと強靭な構造とする必要がある。このバッテリーパックは、本体ケースと蓋ケースに分離したケースをプラスチック等で成形し、本体ケースに素電池を入れて蓋ケースで本体ケースの開口部を閉塞して製作される。本体ケースは、素電池を収納できるように、側壁と端部壁のある箱形に成形される。側壁と端部壁の内側に素電池を入れ、側壁と端部壁との開口部を蓋ケースで閉塞する。このとき、本体ケースの側壁と端部壁とをしっかりと蓋ケースに連結することが大切である。本体ケースと蓋ケースは、超音波溶着して連結される。この構造で連結されるバッテリーパックは、本体ケースと蓋ケースとをしっかりと超音波溶着するためには、側壁と端部壁を所定の厚さとする必要がある。また、超音波溶着して連結される側壁は、互いに溶着位置がずれないように、一方に連結溝を設け、他方には連結溝に嵌入される凸条を設けている。この構造で超音波溶着される側壁は、たとえば厚さを0.65〜0.8mmよりも厚くする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本体ケースの側壁等を厚くして、本体ケースと蓋ケースの連結強度を向上できるが、このことはケースの外形を大きくしてしまう。本発明は、この欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、ケースの外形を大きくすることなく、本体ケースと蓋ケースとをしっかりと連結できるバッテリーパックを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のバッテリーパックは、両側面にコーナー湾曲面2Aを有する素電池2をケース1に収納している。ケース1は、素電池2を内側に収納する一対の側壁4と端部壁5とを有する本体ケース1Aと、この本体ケース1Aの側壁4と端部壁5との開口部に超音波溶着される蓋ケース1Bとを備える。本体ケース1Aの側壁4は、蓋ケース1Bに超音波溶着される端縁部分を素電池2のコーナー湾曲面2Aに向かってケース1の内側に突出させて肉厚溶着部6とし、かつ一対の側壁4に設けている肉厚溶着部6の内幅を素電池2の幅よりも狭くしている。この本体ケース1Aは、側壁4を弾性変形させて一対の側壁4の間に素電池2を挿入するようにしている。蓋ケース1Bは、本体ケース1Aの端部壁5に超音波溶着される垂直壁15を有する。本体ケース1Aの端部壁5は、両端を側壁4に連結して中間に凹部9を設けている。蓋ケース1Bの垂直壁15は、本体ケース1Aの凹部9に嵌入される突出部16を有する。ケース1は、蓋ケース1Bの垂直壁15を本体ケース1Aの端部壁5に超音波溶着すると共に、蓋ケース1Bを本体ケース1Aの側壁4の肉厚溶着部6に超音波溶着して内部に素電池2を収納している。
【0005】
本体ケース1Aは、底面と側壁4との境界部分を、素電池2のコーナー湾曲面2Aに沿って、コーナー湾曲面2Aよりも大きな曲率半径で湾曲することができる。蓋ケース1Bは、垂直壁15の突出部16に電極窓13を開口することができる。
【0006】
さらに、本体ケース1Aは、側壁4の一方の端部に連結している端部壁5に凹部9を設けることができる。この本体ケース1Aは、側壁4の他方の端部には内面溝10を設けて、内面溝10によって側壁4を薄くして弾性変形しやすくすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのバッテリーパックを例示するものであって、本発明はバッテリーパックを以下のものに特定しない。
【0008】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0009】
図1ないし図6に示すバッテリーパックは、二次電池である素電池2と、この素電池2を収納するケース1とを備える。二次電池である素電池2は、リチウムイオン二次電池である。ただ、素電池2は、ニッケル−水素電池やニッケル−カドミウム電池等の充電できる全ての電池とすることができる。図に示す素電池2は、両側面にコーナー湾曲面2Aを有する角型電池である。素電池2には、薄型電池や円筒型電池も使用できる。
【0010】
図5のバッテリーパックは、素電池2に加えて、回路基板3をケース1の定位置に配設している。回路基板3は、素電池2の保護回路を実現する電子部品と、出力端子17とを固定している。この回路基板3は、リード板(図示せず)を介して素電池2に接続されて、ケース1内の定位置に配置されている。
【0011】
ケース1は、熱可塑性のプラスチックでもって別々に成形されてなる本体ケース1Aと蓋ケース1Bからなる。蓋ケース1Bは、素電池2と回路基板3とを定位置に配置している本体ケース1Aの開口部に超音波溶着して連結される。
【0012】
本体ケース1Aは、素電池2を内側に収納するように、一対の側壁4と端部壁5とを有する箱形に成形されている。側壁4は、図6の断面図に示すように、蓋ケース1Bを超音波溶着する部分に肉厚溶着部6を設けている。この肉厚溶着部6は、ケース1の外側には突出することなく、ケース1の内側に突出して設けられる。さらに、肉厚溶着部6は、素電池2のコーナー湾曲面2Aにできる空隙を有効に利用するために、蓋ケース1Bに超音波溶着される端縁部分であって、素電池2のコーナー湾曲面2Aに向かって突出するように設けられる。図6に示すように、素電池2が本体ケース1Aに収納されると、素電池2のコーナー湾曲面2Aは、本体ケース1Aの底面側と開口部側とに位置する。肉厚溶着部6は、開口部側のコーナー湾曲面2Aに向かって突出するように設けられる。素電池2が側壁4の内側に入れられるからである。さらに、本体ケース1Aは、底面と側壁4との境界部分であって、素電池2の底面側のコーナー湾曲面2Aと対向する部分を、素電池2のコーナー湾曲面2Aに沿って湾曲させてコーナー湾曲部12としている。このコーナー湾曲部12は、素電池2のコーナー湾曲面2Aよりも大きな曲率半径で湾曲させて、側壁4を弾性変形しやすくすることができる。この本体ケース1Aは、側壁4を簡単に弾性変形させて、一対の側壁4の間に素電池2を楽に挿入できる。
【0013】
肉厚溶着部6は、内側に突出して厚く成形される。たとえば、肉厚溶着部6の厚さを1mmとして、肉厚溶着部6でない側壁4の厚さを0.4mmに成形する。ただ、肉厚溶着部6と側壁4の厚さは、素電池2の重さや大きさ、ケース1に使用するプラスチックの強度等により変化させる必要がある。重くて大きい素電池2を収納するバッテリーパックは、肉厚溶着部6と側壁4を厚く成形する。したがって、肉厚溶着部6の厚さは、たとえば0.8〜1.5mmとし、側壁4の厚さは0.3〜0.8mmとする。
【0014】
図の本体ケース1Aは、肉厚溶着部6の溶着面に連結溝8を設けている。この連結溝8に蓋ケース1Bの凸条7が入れられて、側壁4と蓋ケース1Bとを位置ずれしないように連結している。図示しないが、肉厚溶着部の溶着面に凸条を設けて、この凸条を入れる連結溝を蓋ケースに設けることもできる。肉厚溶着部6は、溶着面に向かって次第に厚くなるように、すなわち素電池2のコーナー湾曲面2Aに沿って次第に厚く成形している。この構造の肉厚溶着部6は、素電池2をスムーズに側壁4の内側に案内すると共に、素電池2のコーナー湾曲面2Aに広い面積で当接する。このため、肉厚溶着部6が素電池2に局部的に当接して損傷させることがない。
【0015】
肉厚溶着部6を設けて厚くしている一対の側壁4は、肉厚溶着部6の内幅を素電池2の幅よりも狭くしている。できるかぎりケース1の横幅を小さくするためである。この構造の本体ケース1Aは、側壁4を弾性変形させて素電池2を入れる。ケース1の横幅をできる限り小さくするために薄くしている側壁4は、両端を端部壁5に連結して、端部壁5を補強リブとして曲げ強度を向上させている。端部壁5は、側壁4を補強して、素電池2を入れるときに側壁4が変形するのを難しくする。端部壁5は、側壁4を補強するが側壁4を変形できるように、その両端を側壁4に連結して、その中間には凹部9を設けている。端部壁5に設けられた凹部9は、端部壁5の上端縁、すなわち垂直壁15への溶着部を伸びやすくする。凹部9が上端縁を両側に切り離すからである。素電池2を入れるとき、側壁4は肉厚溶着部6の内幅が広がる方向に変形する必要がある。側壁4がこの方向に変形するためには、端部壁5の上端縁を伸長させる必要がある。凹部9のない端部壁5は極めて伸び難く、両端を側壁4に連結して側壁4の変形を阻止する。中間に凹部9を設けて、側壁4に連結している両端部を切り離している端部壁5は、上端縁が伸びやすく、側壁4を変形しやすくする。この構造の端部壁5は、蓋ケース1Bの垂直壁15に超音波溶着して連結される境界であるパートラインを、本体ケース1Aの底面側に近付けて、中間において端部壁5を低くしている。端部壁5の凹部9は、幅を広くして深くするほど、側壁4を変形しやすくできる。端部壁5は、凹部9を設けて側壁4を素電池2を入れる程度に変形させるが、側壁4を補強する作用もする。したがって、凹部9の幅と深さは、素電池2を入れることができるように側壁4を変形できるように特定される。たとえば、凹部9の幅は、端部壁5の全長の15〜80%、好ましくは15〜50%、より好ましくは15〜30%に特定される。また凹部9の深さは、端部壁5の高さの例えば20〜100%、好ましくは30〜80%、さらに好ましくは30〜60%程度に特定される。
【0016】
図の本体ケース1Aは、側壁4の一方の端部、図5において左下の端部に連結している端部壁5にのみ凹部9を設けて、側壁4の他方の端部、図において右上の端部には内面溝10を設けて、内面溝10によって側壁4を薄くして弾性変形しやすくしている。内面溝10は、側壁4を変形しやすくするので、溶着面に肉厚溶着部6を設けていない。ただ、蓋ケース1Bを定位置に連結するために、蓋ケース1Bの凸条7を位置決めする嵌着形状に成形している。内面溝10を設けている側壁4は、内面溝10で変形しやすくしているので、こちら側の端部に連結している端部壁5は、凹部を設けない形状としている。さらに、内面溝10は、側壁4を変形しやすくするために、所定の幅がある。たとえば内面溝10は、その幅を約2〜3mmとする。
【0017】
図5の本体ケース1Aは、側壁4の内面溝10を設けている部分に段差11を設けて、ここに回路基板3を配設している。段差11は端部壁5で成形されるので、端部壁5は段差11のある形状に成形している。段差11のある端部壁5は、側壁4に連結している。端部壁5は、回路基板3に固定している出力端子17を外部に表出させる電極窓13を、外部に突出している面に開口している。
【0018】
以上のバッテリーパックは、凹部9を設けない端部壁5に電極窓13を開口して、電極窓13の内側に出力端子17を配置している。ただ、本発明のバッテリーパックは、図7に示すように、凹部9を設けた端部壁5に配設される垂直壁15の突出部16に電極窓13を開口する構造とすることもできる。このバッテリーパックは、電極窓13の内側に出力端子17を配設する。出力端子17は回路基板(図示せず)に固定されて、電極窓13を設けている垂直壁15の内側に固定される。このように、蓋ケース1Bの垂直壁15に電極窓13を開口する構造は、本体ケース1Aに素電池2を収納するとき、すなわち側壁4を弾性変形させるときに、電極窓13やその周辺部が弾性変形する側壁4の影響を受けることがない。このため、側壁4を弾性変形させるときに、電極窓13やその周辺部に応力が作用してこの部分が損傷したり、変形するのを有効に防止できる。さらに、電極窓13を開口する垂直壁15は、側壁4を弾性変形させるための制約を受けないので、充分な厚さとして電極窓13の周辺部の強度を高くできる特長もある。とくに、垂直壁15の突出部16に電極窓13を設ける構造は、電極窓13の開口面積を大きくできる特長がある。
【0019】
以上のバッテリーパックは、側壁4の一方の端に連結している端部壁5に凹部9を設けている。ただ、本発明のバッテリーパックは、側壁の両端に設けている両方の端部壁に凹部を設けて、側壁を変形しやすくすることもできる。このように、両方の端部壁に凹部を設ける構造は、側壁の端部に内面溝を設けることなく、側壁を変形しやすくできる。
【0020】
端部壁5は、蓋ケース1Bの垂直壁15に超音波溶着して連結される。したがって、端部壁5は、溶着面に連結溝を設けており、蓋ケース1Bの垂直壁15には、この連結溝に入れられる凸条を設けている。ただし、端部壁に凸条を設けて垂直壁に連結溝を設けることもできるのはいうまでもない。
【0021】
蓋ケース1Bは、本体ケース1Aの端部壁5に超音波溶着される垂直壁15を一体的に成形して設けている。この垂直壁15は、本体ケース1Aの凹部9に嵌入される突出部16を有する。蓋ケース1Bの垂直壁15は、本体ケース1Aの端部壁5に超音波溶着される。また、蓋ケース1Bは、本体ケース1Aの側壁4に設けている肉厚溶着部6にも超音波溶着して連結される。蓋ケース1Bは、本体ケース1Aの側壁4に超音波溶着するための連結壁14を両側に設けている。すなわち、蓋ケース1Bは、連結壁14と垂直壁15を、本体ケース1Aの側壁4と端部壁5の開口部に連結できる形状に成形している。図の蓋ケース1Bは、連結壁14を設けてここを側壁4に超音波溶着しているが、かならずしも連結壁を側壁に溶着する必要はない。図示しないが、蓋ケースの両側を側壁に超音波溶着することもできるからである。
【0022】
以上のバッテリーパックは以下のようにして組み立てられる。
(1) 蓋ケース1Bを分離した本体ケース1Aに、回路基板3を連結している素電池2を入れる。このとき、素電池2の幅が肉厚溶着部6の内幅よりも狭いので、側壁4を弾性的に変形させて側壁4の間に素電池2を入れる。この状態で、素電池2と回路基板3は、本体ケース1Aの定位置に配置される。
(2) 本体ケース1Aの開口部に蓋ケース1Bを載せる。
(3) 本体ケース1Aを基台に載せ、蓋ケース1Bの上面を超音波ホーンで押圧し、超音波ホーンで蓋ケース1Bを超音波振動させて、蓋ケース1Bの周縁を本体ケース1Aに超音波溶着する。超音波溶着された蓋ケース1Bと本体ケース1Aは、蓋ケース1Bの連結壁14を本体ケース1Aの側壁4に、蓋ケース1Bの垂直壁15を端部壁5に溶着する。
【0023】
以上にようにして製作されるバッテリーパックは、蓋ケース1Bの全周を本体ケース1Aに超音波溶着するので、極めて強靭な構造にできる。ただ、本発明のバッテリーパックは、必ずしも蓋ケース1Bの全周を本体ケース1Aの開口部に超音波溶着する必要はなく、一部を溶着しないで連結することもできる。
【0024】
【発明の効果】
本発明のバッテリーパックは、ケースを必要最小限の大きさとしながら、本体ケースと蓋ケースとをしっかりと連結できる特長がある。それは、本発明のバッテリーパックが、本体ケースの側壁にケースの内側に突出する肉厚溶着部を設けて、その側壁開口部の内幅を素電池よりも狭くし、側壁を弾性変形させて、素電池を側壁の間に挿入するからである。とくに、本発明のバッテリーパックは、本体ケース端部壁の中間に凹部を設けて、側壁を変形しやすくしている。このため、素電池を狭い側壁の間にスムーズに入れることができる。
【0025】
さらに、本発明のバッテリーパックは、側壁の端部に端部壁を連結しているので、端部壁が側壁の曲げを防止する補強リブの作用する。このため、端部壁が側壁を補強して、側壁の強度、とくに曲げ強度を向上させる。ただ、端部壁が側壁を補強する構造は、側壁を変形させて素電池を入れときには、素電池をスムーズに入れることができないので、端部壁の中間に凹部を設けて、素電池を曲がりやすくしながら、端部壁で側壁を補強する。さらに、この凹部には蓋ケースの垂直壁に設けている突出部を嵌入して超音波溶着するので、組立られた状態では、側壁が端部壁と垂直壁とで補強されてしっかりと強靭な構造となる。
【0026】
さらに、本発明の請求項2のバッテリーパックは、本体ケースの底面と側壁との境界部分を、素電池のコーナー湾曲面に沿って湾曲しているので、素電池を本体ケースに入れるときに、側壁を変形しやすくしながら、しっかりと強靭な構造にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるバッテリーパックの底面図
【図2】図1に示すバッテリーパックの正面図
【図3】図1に示すバッテリーパックの背面図
【図4】図1に示すバッテリーパックの側面図
【図5】本体ケースに素電池を挿入する状態を示す一部拡大斜視図
【図6】図1に示すバッテリーパックの横断面図
【図7】本発明の他の実施例にかかるバッテリーパックの背面図
【符号の説明】
1…ケース 1A…本体ケース 1B…蓋ケース
2…素電池 2A…コーナー湾曲面
3…回路基板
4…側壁
5…端部壁
6…肉厚溶着部
7…凸条
8…連結溝
9…凹部
10…内面溝
11…段差
12…コーナー湾曲部
13…電極窓
14…連結壁
15…垂直壁
16…突出部
17…出力端子
Claims (5)
- 両側面にコーナー湾曲面(2A)を有する素電池(2)をケース(1)に収納しているバッテリーパックであって、ケース(1)は、素電池(2)を内側に収納する一対の側壁(4)と端部壁(5)とを有する本体ケース(1A)と、この本体ケース(1A)の側壁(4)と端部壁(5)との開口部に超音波溶着される蓋ケース(1B)とを備えており、
本体ケース(1A)の側壁(4)は、蓋ケース(1B)に超音波溶着される端縁部分であって素電池(2)のコーナー湾曲面(2A)に向かってケース(1)の内側に突出させて肉厚溶着部(6)とし、かつ一対の側壁(4)に設けている肉厚溶着部(6)の内幅を素電池(2)の幅よりも狭くして、側壁(4)を弾性変形させて一対の側壁(4)の間に素電池(2)を挿入するようにしており、
蓋ケース(1B)は本体ケース(1A)の端部壁(5)に超音波溶着される垂直壁(15)を有し、本体ケース(1A)の端部壁(5)は両端を側壁(4)に連結して中間に凹部(9)を設けており、蓋ケース(1B)の垂直壁(15)は本体ケース(1A)の凹部(9)に嵌入される突出部(16)を有し、蓋ケース(1B)の垂直壁(15)を本体ケース(1A)の端部壁(5)に超音波溶着すると共に、蓋ケース(1B)を本体ケース(1A)の側壁(4)の肉厚溶着部(6)に超音波溶着して内部に素電池(2)を収納しているバッテリーパック。 - 本体ケース(1A)の底面と側壁(4)との境界部分を、素電池(2)のコーナー湾曲面(2A)に沿って、コーナー湾曲面(2A)よりも大きな曲率半径で湾曲している請求項1に記載されるバッテリーパック。
- 蓋ケース(1B)の垂直壁(15)の突出部(16)に電極窓(13)を開口している請求項1に記載されるバッテリーパック。
- 側壁(4)の一方の端部に連結している端部壁(5)に凹部(9)を設けている請求項1に記載されるバッテリーパック。
- 側壁(4)の一方の端部に連結している端部壁(5)に凹部(9)を設け、側壁(4)の他方の端部には内面溝(10)を設けて内面溝(10)によって側壁(4)を薄くして弾性変形しやすくしている請求項4に記載されるバッテリーパック。
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