JP2004063303A - El素子用封止板、及び該封止板多面取り用マザーガラス基板 - Google Patents

El素子用封止板、及び該封止板多面取り用マザーガラス基板 Download PDF

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吉井 哲朗
Masahiro Miura
三浦 雅博
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Abstract

【課題】トップエミッション型EL素子の視認性を向上させることができるEL素子用封止板、及び該封止板多面取り用マザーガラスを提供する。
【解決手段】トップエミッション型EL素子100は、アクティブ構造をとり、基板10と、基板10上に積層された有機EL積層体20と、この有機EL積層体20を覆うように、基板10上に接着剤30により接着された封止板40とから成る。封止板40は、ウェットエッチング法によって無アルカリガラス製のガラス素板から凹部41が形成されたベース42(封止板本体)と、ベース42の上部においてベース42の外側面に形成された反射防止膜43とを備える。反射防止膜43としては、波長400〜800nmの可視光領域の光に対する反射率が1%以下の誘電体薄膜が用いられる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、EL(エレクトロ・ルミネッセンス)素子用封止板、及び該封止板多面取り用マザーガラス基板に関し、特に、トップエミッション型EL素子に用いられるEL素子用封止板、及び該封止板多面取り用マザーガラス基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
EL素子は、一般的には、表面にEL積層体が積層された基板と、このEL積層体を水分や酸素から遮断すべく気密的に覆うように基板に接着されたEL素子用封止板とから構成される。
【0003】
このEL素子用封止板の材料としては、金属、ガラス、プラスチック又は樹脂等が用いられる。EL素子用封止板が金属から成る場合は、EL積層体からの光を封止板側から取出すトップエミッション構造では、封止板に透明性が要求されるので金属から成る封止板は使用することができない。ガラス製のEL素子用封止板の加工法としては、ガラス素板自体を曲げて加工するプレス法、又はガラス素板の中央部分を取り除くサンドブラスト法、若しくはエッチング法等がある。
【0004】
このようにして作製されたEL素子用封止板を備えるトップエミッション型EL素子は、携帯電話や電子手帳などの情報表示機器における表示素子として用いられ、室内のみならず屋外でも使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、情報表示機器の情報表示部は、屋外で使用する場合、太陽光や周辺の輝度の高い部分からの表示素子への映り込みがあると情報表示機器としての機能を十分に果たすことができなくなると共に、屋外ほどではないが、屋内で使用する場合も照明等の反射光があると表示読み取りに支障をきたす場合があり、トップエミッション型EL素子の情報表示部を構成するEL素子用封止板には高い視認性が要求される。
【0006】
本発明の目的は、トップエミッション型EL素子の視認性を向上させることができるEL素子用封止板、及び該封止板多面取り用マザーガラスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のEL素子用封止板は、基板上に積層されたEL積層体を覆うように中央部が凹状に加工されたトップエミッション型EL素子用封止板において、表面に可視光反射防止膜が形成されたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載のEL素子用封止板は、請求項1記載のEL素子用封止板において、波長400〜800nmの可視光領域の光に対する反射率が1%以下であることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載のEL素子用封止板は、請求項1又は2記載のEL素子用封止板において、前記可視光反射防止膜は誘電体から成ることを特徴とする。
【0010】
請求項4記載のEL素子用封止板は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のEL素子用封止板において、前記表面は、外側面及び内側面の少なくとも一方から成ることを特徴とする。
【0011】
請求項5記載のEL素子用封止板は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のEL素子用封止板において、ガラス製であることを特徴とする。
【0012】
請求項6記載のEL素子用封止板は、請求項5記載のEL素子用封止板において、前記中央部はエッチング法によって凹状に加工されたことを特徴とする。
【0013】
請求項7記載のEL素子用封止板は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のEL素子用封止板において、前記可視光反射防止膜の形成は真空形成法による成膜によって行われたことを特徴とする。
【0014】
請求項8記載のEL素子用封止板は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のEL素子用封止板において、前記可視光反射防止膜の形成はゾルゲル形成法による成膜によって行われたことを特徴とする。
【0015】
請求項9記載のEL素子用封止板は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のEL素子用封止板において、前記可視光反射防止膜の形成は反射防止用シート材を貼り付けることによって行われたことを特徴とする。
【0016】
上記目的を達成するために、請求項10記載の封止板多面取り用マザーガラス基板は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のEL素子用封止板がほぼマトリックス状に形成されたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を行った結果、基板上に積層されたEL積層体を覆うように中央部が凹状に加工されたトップエミッション型EL素子用封止板において、表面に可視光反射防止膜が形成されると、トップエミッション型EL素子の視認性を向上させることができることを見出した。
【0018】
本発明は、上記研究の結果に基づいてなされたものである。
【0019】
以下、本発明の実施の形態に係るEL素子用封止板を図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1は、本発明の実施の形態に係るEL素子用封止板を備えるトップエミッション型EL素子の断面図である。
【0021】
図1において、トップエミッション型EL素子100は、アクティブ構造をとり、大きさ7.0cm角、厚さ1.0mmの板状の透明な無アルカリガラス製の基板10と、基板10上に積層された有機EL積層体20と、基板10上に後述する接着剤30により接着された封止板(EL素子用封止板)40とから成り、封止板40は、有機EL積層体20を覆うためにガラス素板から凹部41が形成(凹状に加工)された無アルカリガラス製のベース42(封止板本体)と、ベース42の上部においてベース42の外側面(表面)に1層形成された反射防止用シート材から成る反射防止膜43(可視光反射防止膜)とを備える。
【0022】
上記接着剤30は、例えば紫外線硬化型エポキシ樹脂から成り、基板10と封止板40の周辺突状部の頂部との間に形成される封止部分に配される。封止板40の基板10上への接着は、封止板40を基板10に押圧しつつ接着剤30に紫外線を照射することにより行われる。
【0023】
有機EL積層体20は、基板10上に積層された薄膜トランジスター(TFT)部21と、下部電極22と、該TFT部21及び該下部電極22の各電気的絶縁を行う層間絶縁膜23と、有機EL膜24と、上部透明電極25とから成る。
【0024】
図2は、図1における有機EL積層体20の部分の拡大断面図である。
【0025】
図1における有機EL積層体20のTFT部21は、図2に示すように、制御用TFT211と駆動用TFT212とから成り、制御用TFT211及び駆動用TFT212は、層間絶縁膜23を介して交互に配されていると共に上方に層間絶縁膜23が堆積されている。
【0026】
制御用TFT211及び駆動用TFT212は、コンデンサー(不図示)と、このコンデンサーに接続される信号線、走査線、及び共通電極線とを備え、さらに駆動用TFT212は、下部電極22に接続される接合線214を備える。
【0027】
制御用TFT211は、ガラス基板10上に積層された半導体層2111と、半導体層2111上に配されるゲート絶縁膜2112と、半導体層2111の上方においてゲート絶縁膜2112の上面に配されるゲート電極2113と、ゲート絶縁膜2112の上面においてソース側とドレイン側とに分離されると共にゲート絶縁層2112の上面に配される絶縁層2114と、絶縁層2114の上面に配されるソース電極2115及びドレイン電極2116とから成る。
【0028】
駆動用TFT212は、半導体層2121と、ゲート絶縁膜2122と、ゲート電極2123と、絶縁層2124と、ソース電極2125とから成り、これらの配置は基本的に制御用TFT211の配置と同様であり、上記接合線214は半導体層2121と下部電極22とを接続している。
【0029】
図1に戻り、ベース42は、波長400〜800nmの可視光領域の光に対する反射率が4%程度であり、大きさ5.0cm角、厚さ0.70mmの板状の無アルカリガラス製のガラス素板から、ウェットエッチング法によって底部の厚さが0.43mm、周辺突条部の幅が少なくとも0.70mmの凹部41が形成(凹状に加工)されたものである。
【0030】
このベース42の上部においてベース42の外側面に反射防止膜43を1層形成するには、予め成形されている反射防止用シート材から成る反射防止膜43をベース42の上部において外側面に貼り付ける。この反射防止用シート材としては、波長400〜800nmの可視光領域の光に対して1%以下の反射率を有する反射防止フィルム(例えば、住友大阪セメント株式会社製、厚さ50μm、反射率0.8%)等を用いることができる。
【0031】
図1の封止板40によれば、反射防止膜43としての反射防止用シート材が貼り付けられているので、貼り付けられていないベース42は波長400〜800nmの可視光領域の光に対する反射率が4%程度であるのに対して、該反射率を1%以下に低減させることができ、もって封止板40を備えるトップエミッション型EL素子100の視認性を向上させることができる。また、反射防止膜43が予め成形されている反射防止用シート材から成るので、容易にベース42の上部においてベース42の外側面に反射防止膜43が形成された封止板40を提供することができる。
【0032】
図1において、反射防止膜43としての反射防止用シート材をベース42の上部においてベース42の外側面に貼り付けたが、凹部41の底面から成るベース42の内側面(表面)に貼り付けてもよく(図3)、またこれら双方の面に貼り付けてもよく、これにより、有機EL積層体20からの光が透過する所望の表面に反射防止膜43を形成することができる。
【0033】
図1では、ベース42の表面に反射防止膜43を少なくとも1層形成するために、反射防止膜43としての反射防止用シート材を貼り付けたが、この形成方法に限られることはなく、ベース42の外側面に反射防止膜43を少なくとも1層形成する形成方法には、種々の形成方法、例えば略真空雰囲気中でスパッタリングを行うことにより反射防止膜43としての誘電体薄膜を形成する後述する真空形成法(形成方法の第1の変形例)や、ベース42の外側面にゾルゲル液を塗布して熱処理することによりゾルゲル液に含まれていた反射防止膜43としての多孔質状の酸化物固体を形成する後述するゾルゲル形成法(形成方法の第2の変形例)等があり、これらの形成方法は、封止板40に要求される特性に応じて適した形成方法が選択される。
【0034】
図4は、図1における封止板40の第1の変形例の封止板400の断面図である。
【0035】
本封止板400は、ベース42の表面に反射防止膜43を少なくとも1層形成する種々の形成方法のうち第1の変形例に係る真空形成法よって可視光反射防止膜が形成されたものである。
【0036】
図4において、封止板400に成膜された反射防止膜430(可視光反射防止膜)は、真空形成法としてのスパッタリング法により、下方から順に厚さ12nmのTiO膜431、厚さ37nmのSiO膜432、厚さ118nmのTiO膜433、厚さ94nmのSiO膜434がベース42上部においてベース42の外側面に配され構成されている。
【0037】
これら反射防止膜430としてのTiO膜431,433、及びSiO膜432,434は、夫々誘電体薄膜から成り、反射防止膜430は、低屈折率膜と高屈折率膜とを含むように複数の膜が積層された多層膜として形成される。これにより、波長400〜800nmの可視光領域の光に対する封止板400の反射率を制御することができる。また、誘電体薄膜から成るので、波長400〜800nmの可視光領域の光を吸収するのをなくすことができ、半透過膜として好適に用いることができる。
【0038】
上記低屈折率膜を構成する材料としては、例えばMgF、SiO等を挙げることができ、上記高屈折率膜を構成する材料としては、例えばZrO、Pr11、TiO、Ta、CeO等を挙げることができ、また、中程度の屈折率を有する膜を構成する材料として、例えばAl、CeF、SiO、In等を挙げることができる。
【0039】
上記スパッタリング法には、MF(Mid Frequency)スパッタリング法、直流スパッタリング法、高周波スパッタリング法等があり、MFスパッタリング法は、2つのターゲットを陰極と陽極との間で交互に極性を反転させながら同一ガス雰囲気中で同時に放電させ、放電により発生したプラズマが互いのターゲット表面をスパッタリングしながら誘電体薄膜を成膜するものであり、該スパッタリングによりプラズマが互いのターゲット表面はクリーニングされる。また、上記放電は、ターゲットの極性の反転周波数が、例えば1〜100kHzで行われ、互いのターゲット表面における電荷が反転電位及び反転電流で中和され、該表面の除電がなされる(除電作用)。
【0040】
スパッタリング法がMFスパッタリング法であると、互いのターゲット表面の除電がなされるので、異常放電(アーキング)が生じるのを防止することができる。
【0041】
また、MFスパッタリング法であると、プラズマが互いのターゲット表面をクリーニングするので、互いのターゲット表面に堆積する絶縁性膜による放電不能化の発生を防止することができ、その結果、より高い電力の印加を可能とすることができ、もって成膜レートを向上させることができる。さらに、直流スパッタリング法における、スパッタリング時に成膜される絶縁膜がターゲット表面にも堆積し、ターゲット表面の導電性が損なわれることによる異常放電という問題、及び高周波スパッタリング法における、成膜レートが遅いことによる製造コストの増大という問題を解消することができる。
【0042】
MFスパッタリング法におけるターゲットの極性の反転周波数は1〜100kHzが好ましいが、100Hz〜1GHz程度であってもよい。この下限は、除電作用の程度で決まり、上限は電源の駆動安定性等で決まる。また、このときの反転波形は正弦波、方形パルス波、時間非対称波等が長い時間軸に対し両ターゲット表面の電荷が中和されるような正負のバランスのとれた印加電圧波形であればよい。
【0043】
図4の封止板400によれば、反射防止膜430として誘電体薄膜がベース42の上部においてベース42の外側面に成膜されたので、成膜されていないベース42は波長400〜800nmの可視光領域の光に対する反射率が4%程度であるのに対して、該反射率を1%以下に低減させることができ、もって封止板400を備えるトップエミッション型EL素子100の視認性を向上させることができる。また、反射防止膜430が誘電体薄膜から成るので、波長400〜800nmの可視光領域の光を吸収するのをなくすことができ、半透過膜として用いることができる。
【0044】
図4の封止板400では、反射防止膜430が低屈折率膜と高屈折率膜とを含むように複数の膜(TiO膜431,433、及びSiO膜432,434)が積層された多層膜として形成されているが、1層の膜のみを形成してもよい(図1参照)。また、反射防止膜430をベース42の上部においてベース42の外側面に形成したが、凹部41の底面から成る内側面に形成してもよく(図3参照)、また双方の面に形成してもよく、これにより、有機EL積層体20からの光が透過する所望の表面に反射防止膜430を形成することができる。
【0045】
図5は、図1における封止板40の第2の変形例の封止板500の断面図である。
【0046】
本封止板500は、ベース42の外側面に反射防止膜43を少なくとも1層形成する種々の形成方法のうち第2の変形例に係るゾルゲル形成法よって可視光反射防止膜が成膜されたものである。
【0047】
図5において、封止板500に成膜された反射防止膜530(可視光反射防止膜)は、ゾルゲル形成法により成膜された1層の多孔質状の酸化物固体から構成されている。
【0048】
ゾルゲル形成法とは、金属の有機化合物溶液中又は金属の無機化合物溶液中で化合物の加水分解・縮重合反応を進行させてゾルをゲルとして固化(ゲル化)させ、ゲルを加熱することによって酸化物固体を作成して反射防止膜530を成膜するものである。尚、ゲル化とは、1種類又は複数種類の金属化合物が脱水縮重合反応により、金属−酸素−金属から成るネットワークを形成してポリマー化することである。このゲル化における反応速度は、酸触媒の濃度や反応時間等により制御することができる。
【0049】
ゾルゲル形成法(液体を塗布して熱処理する方法)では、例えば、ベース42の上部においてベース42の外側面に、調製したナトリウム−ホウ珪酸塩ガラスのゾルゲル液をディッピング法により塗布して、一旦室温で乾燥させた後、300℃以下で1時間程度熱処理することにより、ゲルの重合度を高め、且つ有機成分を蒸発させる。その後、400〜500℃程度で6時間程度熱処理をして相分離を行い、その後、NHF−HNO等のエッチング液に5〜10分間程度浸漬して分相部分を溶出させ、水洗、乾燥を経ることにより、多孔質状の酸化物固体(95質量%以上がSiO)から成る多孔質反射防止膜530を成膜する。
【0050】
上記ナトリウム−ホウ珪酸塩ガラスのゾルゲル液は、例えば、テトラエトキシシラン(Si(OC)4.47重量部、トリメトキシボロン(B(OCH)16重量部、ナトリウムメトキシド(CHONa)3重量部、水(HO)18重量部、エタノール(COH)15重量部、及び35質量%塩酸(HCl)0.2重量部から成り、これらの成分を混合した後、攪拌することによって調製される。
【0051】
上述したゾルゲル液の塗布方法は、ディッピング法としたが、公知の技術を用いることができ、例えば、スピンコータ、ロールコータ、スプレーコータ、カーテンコータ等の装置を用いる方法、浸漬引き上げ(ディップコーティング)法、流し塗り(フローティング)法、フレキソ印刷法、スクリーン印刷法、グラビア印刷法等の各種印刷方法としてもよい。
【0052】
図5の封止板500によれば、多孔質反射防止膜530としての多孔質状の酸化物固体が成膜されたので、成膜されていないベース42は波長400〜800nmの可視光領域の光に対する反射率が4%程度であるのに対して、該反射率を1%以下に低減させることができ、もって封止板500を備えるトップエミッション型EL素子100の視認性を向上させることができる。また、多孔質反射防止膜530が多孔質状の酸化物固体から成るので、波長400〜800nmの可視光領域の光を吸収することをなくすことができ、透過光の着色を防止することができる。
【0053】
さらに、多孔質反射防止膜530に金属酸化物膜を配してもよく、金属酸化物膜は、酸化等に対して化学的に安定であるので、EL素子用封止板500の酸化等に対する化学的耐久性を向上させることができる。
【0054】
図5の封止板500では、多孔質反射防止膜530としての多孔質状の酸化物固体が形成されたが、複数の多孔質状の酸化物固体が形成されてもよい(図4参照)。また、多孔質反射防止膜530をベース42の上部においてベース42の外側面に形成したが、凹部41の底面から成る内側面に形成してもよく(図3参照)、またこれら双方の面に形成してもよく、これにより、有機EL積層体20からの光が透過する所望の表面に多孔質反射防止膜530を形成することができる。
【0055】
また、予め、ベース42の外側面に極性の大きい無機材料から成る下地層を形成しておいてもよい。これにより、下層のベース42に対する密着性を確実に向上させることができる。
【0056】
上記実施の形態において、反射防止膜43,430,530の膜厚は、反射光の干渉による着色が発生しないように決定され、これらの膜厚を変化させることにより波長400〜800nmの可視光領域の光に対する反射率を任意に変更することができる。
【0057】
図1におけるベース42、又は封止板40、図4の封止板400、若しくは図5の封止板500は、上記のように枚葉処理による作製に代えて、下記図6の封止板多面取り用マザーガラス基板から切り出すことができる。
【0058】
図6は、図1におけるベース42がほぼマトリックス状に形成された封止板多面取り用マザーガラス基板の平面図である。
【0059】
図6において、縦30cm、横40cmの封止板多面取り用マザーガラス基板600は、5×6のマトリックス状に形成されたガラス製のベース42(封止板40)を有する。
【0060】
ガラス素板からベース42を5×6のマトリックス状に形成する方法としては、プレス法やサンドブラスト法があり、これら以外にも、ウェットエッチング法やドライエッチング法を含むエッチング法がある。
【0061】
例えば、ウェットエッチング法は、まず、無アルカリガラス製のガラス素板に、露出部を5×6のマトリックス状に形成すべく幅が2.0mmのテープ状のレジストによりマスキング処理し、このマスキング処理されたガラス素板を、硫酸、塩酸、硝酸、及びリン酸からなる無機酸の群から選択された少なくとも1つの酸を適量含有するフッ化水素酸5〜50質量%からなるエッチング液中に10〜180分間程度浸漬して、ガラス素板から突状部642を残して凹状に取り除いて凹部641を形成するものである。このガラス素板を純水で十分洗浄した後にレジストを剥離する。なお、上記エッチング液にはカルボン酸類、ジカルボン酸類、アミン類、及びアミノ酸類からなる群から選択された1種又は2種以上の有機の酸や塩基の類が界面活性剤として適量添加される。
【0062】
このようにガラス素板の所定部分をウェットエッチング法により凹状に取り除くので、ベース42の凹部641の底部表面を確実に平坦にすることができ、外部圧力に対してベース42の強度を増大させることができる。
【0063】
次いで、上記のように5×6のマトリックス状に凹部641が形成された封止板多面取り用マザーガラス基板600を、凹部を規定する突状部642の部位で切断する。これによりベース42を30(5×6)個取得することができる。
【0064】
封止板多面取り用マザーガラス基板600は、ベース42の配列をマトリックス状としたが、多面取りに適した配列であればマトリックス状以外のものであってもよい。また、このマザーガラス基板600の表面に、上述した反射防止膜43,430,530のベース42表面への形成方法により、反射防止膜43,430,530を形成してもよい。これにより封止板40,400,500を30(5×6)個取得することができる。なお、封止板多面取りマザーガラス基板600を切断分離した後の形状が上記ベース42、又は封止板40,400,500と同様の形状であることが望ましい。
【0065】
また、レジストの幅は、2.0mmに限定されることはなく、取得される封止板40,400,500の周辺突状部の幅が当該周辺突状部の厚さ以上であればよく、封止板40,400,500の取りしろとして確保すべく1cm程度であってもよい。
【0066】
図6の封止板多面取り用マザーガラス基板600によれば、切断分離により各ベース42又は各封止板40,400,500を取得することができ、切断時に、外部圧力に対して強度を増大させること、及び枚葉処理を行うことをなくしてベース42又は封止板40,400,500の生産性を向上させることができる。
【0067】
上記実施の形態において、上記エッチング法によれば、周辺突条部の頂面の平坦度が高く、また、中央部の表面に微小なクラックが発生しないので、基板と封止板との接着のために圧力をかけても封止部分において均一な接着を行うことができる。
【0068】
ガラス素板に凹部41,641を形成する方法として、ウェットエッチング法を用いたが、ドライエッチング法を用いてもよく、ドライエッチング法とウェットエッチング法とを併用してもよい。ドライエッチング法を用いると、エッチング処理を精密に行うことができるものの枚葉処理を余儀なくされるが、ウェットエッチング法を用いると、バッチ処理を行うことができベース42又は封止板40,400,500の生産性を向上させることができる。なお、上記エッチング液の成分とその濃度は、エッチング液の温度、並びにエッチングされるガラス素板の組成及び種類等によって適宜変更される。
【0069】
上記実施の形態では、凹部641は、厚さが0.43mm、周辺突条部の幅が少なくとも0.70mmであるとしたが、強度の点及び接着剤30の接着面積確保の点から、この厚さは、0.3〜1.1mmが好ましく、周辺突条部の幅は、当該周辺突条部の厚さ以上であることが好ましい。
【0070】
また、上記ベース42は、無アルカリガラス製のガラス素板を材料としたが、ベース42としては、絶縁物であり且つ透湿性が低く透明度の高い無アルカリガラス製、低アルカリガラス製、石英ガラス、ソーダライムガラス製等のガラスを材料とすることができる。また、ベース42の凹部41のエッチング深さは、有機EL積層体20の種類や厚さと、加工後におけるベース42の平板部の厚さに依存する透明度とに応じて適宜変更される。
【0071】
本実施の形態において、有機EL積層体20を備えるトップエミッション型EL素子100は、アクティブ構造をとるとしたが、パッシブ構造をとってもよい。さらには、有機EL積層体20を無機EL積層体としてもよく、この場合の無機EL積層体は、透明導電膜側から順に、絶縁層、発光層、絶縁層又は電子障壁層、発光層、次いで透明な電流制限層で構成されている。
【0072】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明する。
【0073】
本発明者は、ベース42及び封止板400,500をウェットエッチング法により作製し、作製したベース42及び封止板400,500を備えるトップエミッション型EL素子100の視認性について研究した。
【0074】
具体的には、反射防止膜430,530が夫々形成された封止板400,500を、夫々上記真空形成法、上記ゾルゲル形成法により以下のように作製し、該封止板400,500を備えるトップエミッション型EL素子100を作製すると共に(実施例1,2)、ベース42、即ち反射防止膜が形成されていない封止板を作製し、該封止板を備えるトップエミッション型EL素子100を作製し(比較例1)、作製したこれらのトップエミッション型EL素子100の反射率を可視光領域(波長400〜800nm)で測定した。
【0075】
測定結果を表1に示す。
【0076】
【表1】
Figure 2004063303
【0077】
なお、表1における評価は、反射防止膜が形成されていない封止板を備えるトップエミッション型EL素子100の反射率よりも低下した場合を○とし、ほとんど変化がなかった場合を×とした。
【0078】
実施例1
上記真空形成法により、下方から順に厚さ12nmのTiO膜431、厚さ37nmのSiO膜432、厚さ118nmのTiO膜433、厚さ94nmのSiO膜434から成る反射防止膜430を比較例1のものに相当する封止板(ベース42)の上部においてその外側面に成膜することにより実施例1の封止板を作製した。
【0079】
作製した実施例1の封止板400を備えるトップエミッション型EL素子100の可視光領域の光に対する反射率を測定したところ、0.5%であり、評価は○だった。
【0080】
実施例2
上記ゾルゲル形成法により、まず、ナトリウム−ホウ珪酸塩ガラスのゾルゲル液を比較例1のものに相当する封止板(ベース42)の上部においてその外側面に塗布して、室温放置することによりゾルゲル液から水分やアルコール類を蒸発させた。その後、300℃程度で1時間熱処理することにより、ゲルマトリックス中に捕獲されていた有機成分を蒸発させると共に、ゲルの重合度を高めた。その後、500℃程度で6時間加熱処理することより、ゲルマトリックス中の有機成分を完全に蒸発させ、得られた均質なマトリックスを、SiOがリッチな相とホウ酸ナトリウムがリッチな相とに相分離させた。その後、NHF−HNOから成るエッチング液に5〜10分間程度浸漬してホウ酸ナトリウムがリッチな相を溶出させ、洗浄、乾燥を経ることにより、多孔質状の酸化物固体(95質量%以上がSiO)から成る多孔質反射防止膜530を成膜することにより実施例2の封止板を作製した。なお、上記ゾルゲル液を、テトラエトキシシラン(Si(OC)4.47重量部、トリメトキシボロン(B(OCH)16重量部、ナトリウムメトキシド(CHONa)3重量部、水(HO)18重量部、エタノール(COH)15重量部、及び35質量%塩酸(HCl)0.2重量部から成る成分を混合した後、攪拌することによって調製した。
【0081】
作製した実施例2の封止板500を備えるトップエミッション型EL素子100の可視光領域の光に対する反射率を測定したところ、0.7%であり、評価は○だった。
【0082】
比較例1
作製した比較例1の封止板(ベース42)を備えるトップエミッション型EL素子100の可視光領域の光に対する反射率を測定したところ、4.0%であり、評価は×だった。
【0083】
表1から、封止板400,500がベース42の表面に反射防止膜430,530が形成されると、形成されていていないベース42の反射率4%程度に対して(比較例1)、反射率を1%以下に低減させることができ、もってトップエミッション型EL素子100の視認性を向上させることができることが分かった。
【0084】
上記実施例では、反射防止膜430,530をベース42の上部においてベース42の外側面に成膜したが、凹部41の底面から成るベース42の内側面に形成しても、ベース42の外側面及び内側面に形成しても、上記実施例と同様の効果を奏することができることが分かった。
【0085】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1記載のEL素子用封止板によれば、表面に可視光反射防止膜が形成されたので、トップエミッション型EL素子の視認性を向上させることができる。
【0086】
請求項2記載のEL素子用封止板によれば、波長400〜800nmの可視光領域の光に対する反射率が1%以下であるので、成膜されなかった場合よりもEL素子用封止板の波長400〜800nmの可視光領域の光に対する反射率を1%以下に低減させることができる。
【0087】
請求項3記載のEL素子用封止板によれば、可視光反射防止膜が誘電体から成るので、光学的吸収を生じることを無くすことができる。
【0088】
請求項4記載のEL素子用封止板によれば、可視光反射防止膜が成膜される表面が外側面及び内側面の少なくとも一方から成るので、トップエミッション型EL素子が備えるEL積層体からの光が透過する所望の表面に可視光反射防止膜を成膜することができる。
【0089】
請求項5記載のEL素子用封止板によれば、ガラス製であるので、容易にエッチングを施すことができる。
【0090】
請求項6記載のEL素子用封止板によれば、中央部がエッチング法によって凹状に加工されたので、トップエミッション型EL素子が備えるEL積層体を水分や酸素から遮断すべく気密的に覆うことができる。
【0091】
請求項7記載のEL素子用封止板によれば、可視光反射防止膜の形成が真空形成法による成膜によって行われたので、成膜されなかった場合よりもEL素子用封止板の反射率を低減させることができる。
【0092】
請求項8記載のEL素子用封止板によれば、可視光反射防止膜の形成がゾルゲル形成法による成膜によって行われたので、成膜されなかった場合よりもEL素子用封止板の波長400〜800nmの可視光領域の光に対する反射率を低減させることができる。
【0093】
請求項9記載のEL素子用封止板によれば、可視光反射防止膜の形成が反射防止用シート材を貼り付けることによって行われたので、貼り付けられなかった場合よりもEL素子用封止板の波長400〜800nmの可視光領域の光に対する反射率を低減させることができる。
【0094】
以上詳細に説明したように、請求項10記載の封止板多面取り用マザーガラス基板によれば、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のEL素子用封止板がほぼマトリックス状に形成されたので、容易にガラス製EL素子用封止板を多数取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るEL素子用封止板を備えるトップエミッション型EL素子の断面図である。
【図2】図1における有機EL積層体20の部分の拡大断面図である。
【図3】図1における反射防止膜43が内側面に形成された封止板40を示す断面図である。
【図4】図1における封止板40の第1の変形例の封止板400の断面図である(真空形成法)。
【図5】図1における封止板40の第2の変形例の封止板500の断面図である(ゾルゲル形成法)。
【図6】図1におけるベース42がほぼマトリックス状に形成された封止板多面取り用マザーガラス基板の平面図である。
【符号の説明】
10 基板
20 有機EL積層体
30 接着剤
40,400,500 封止板
42 ベース
43,430,530 反射防止膜
100 トップエミッション型EL素子
431,433 TiO
432,434 SiO
600 封止板多面取り用マザーガラス基板

Claims (10)

  1. 基板上に積層されたEL積層体を覆うように中央部が凹状に加工されたトップエミッション型EL素子用封止板において、表面に可視光反射防止膜が形成されたことを特徴とするEL素子用封止板。
  2. 波長400〜800nmの可視光領域の光に対する反射率が1%以下であることを特徴とする請求項1記載のEL素子用封止板。
  3. 前記可視光反射防止膜は誘電体から成ることを特徴とする請求項1又は2記載のEL素子用封止板。
  4. 前記表面は、外側面及び内側面の少なくとも一方から成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のEL素子用封止板。
  5. ガラス製であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のEL素子用封止板。
  6. 前記中央部はエッチング法によって凹状に加工されたことを特徴とする請求項5記載のEL素子用封止板。
  7. 前記可視光反射防止膜の形成は真空形成法による成膜によって行われたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のEL素子用封止板。
  8. 前記可視光反射防止膜の形成はゾルゲル形成法による成膜によって行われたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のEL素子用封止板。
  9. 前記可視光反射防止膜の形成は反射防止用シート材を貼り付けることによって行われたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のEL素子用封止板。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のEL素子用封止板がほぼマトリックス状に形成されたことを特徴とする封止板多面取り用マザーガラス基板。
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