JP2004063111A - 放電ランプ用電源回路 - Google Patents

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Isokazu Muroya
室屋 五十一
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Abstract

【課題】高調波電流抑制(PFC)回路を利用しても、電力の変換効率を向上できる放電ランプ用電源回路を提供する。
【解決手段】放電ランプ5を点灯させるのに必要な高調波電流抑制回路(PFC)3から出力される昇圧電圧を点灯開始から一定時間保持した後に、一定電圧に低下させるように調整するので、高調波電流抑制回路3を利用しても、放電ランプ5の点灯開始時に、高調波電流抑制回路3の昇圧比の高い時間を短縮し、かつ出力安定化回路4の降圧比の高い時間を短縮するから、電源回路全体の電力変換効率を向上することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高調波電流抑制(PFC)回路を利用した放電ランプ用電源回路に関し、特に放電ランプの点灯時における電源回路の電力変換効率の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンデンサ入力形の整流回路をもつ放電ランプ用電源回路では、入力交流電源の波高値付近の短い期間、整流回路が導通するため鋭いピーク状の電流波形が生じる。この高調波電流は、電流ひずみによる力率低下として把握される。この場合、昇圧型のDC−DCコンバータのような高調波電流抑制(PFC:Power Factor Control)回路を利用して、整流回路からの入力電圧を昇圧させることによって力率を1に近づけ、高調波電流を抑制する。
【0003】
また、例えば高圧水銀ランプのような放電ランプは、これに流れる電流が増えると端子電圧が減少するという特性があることから、降圧型のDC−DCコンバータのような出力安定化回路(バラスト回路)により、PFC回路から出力される昇圧した電圧を降圧させ、放電ランプへの供給電圧を安定化させる。これらPFC回路および出力安定化回路により、負荷の速やかな変化に対しても十分な応答ができる。
【0004】
前記PFC回路は、昇圧型のDC−DCコンバータを利用している関係上、その入力電圧の波高値に対してその出力電圧はある程度高くしなければならない。放電ランプ用電源では、ランプ点灯時に高い電圧が必要となるから、交流入力電圧が100Vから240Vのワイド入力対応の場合、PFC回路の出力電圧はほぼ370Vの一定電圧を維持するように設定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、一般にコンバータは昇降圧比が高くなればなる程、電力の変換効率が悪くなる。したがって、従来のPFC回路は上記のように昇圧比が高い状態で動作しているので、変換効率が悪い。しかも、PFC回路の出力電圧は、通常、入力電圧240Vに照準を合わせているので、入力電圧が100Vと低い場合には、入力電圧100Vから出力電圧370Vのように昇圧比を非常に高くした状態で動作するため、特に変換効率が悪くなる。一方、出力安定化回路も、PFC回路から出力される高く昇圧した電圧を降圧させることとなるから、降圧比が高い状態で動作しており、同様に変換効率が悪い。このように、放電ランプ用電源回路においてPFC回路を利用した場合、電源回路全体の電力変換効率が悪いという問題があった。
【0006】
本発明は上記の問題点を解決して、高調波電流抑制(PFC)回路を利用しても、電力の変換効率を向上できる放電ランプ用電源回路を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明にかかる放電ランプ用電源回路は、コンデンサ入力型の整流回路と、整流回路からの入力電圧を昇圧させることにより、高調波電流を抑制する高調波電流抑制(PFC)回路と、高調波電流抑制回路から出力される昇圧した電圧を降圧させ、放電ランプへの供給電圧を安定化させる出力安定化回路とを備え、
放電ランプを点灯させるのに必要な前記高調波電流抑制回路から出力される昇圧電圧を点灯開始から一定時間保持した後に、一定電圧に低下させるように調整するPFC出力調整回路を備えている。
【0008】
前記構成によれば、放電ランプを点灯させるのに必要な高調波電流抑制(PFC)回路から出力される昇圧電圧を点灯開始から一定時間保持した後に、一定電圧に低下させるように調整する。これにより、高調波電流抑制回路を利用しても、放電ランプの点灯開始時に、高調波電流抑制回路の昇圧比の高い時間を短縮し、かつ出力安定化回路の降圧比の高い時間を短縮するから、電源回路全体の電力変換効率を向上することができる。
【0009】
好ましくは、前記PFC出力調整回路は、前記一定時間を計時するタイマと、タイマからの信号に応じて出力調整信号を出力するコンパレータとを備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る放電ランプ用電源回路を示す回路図である。この電源回路は、例えば高圧水銀ランプのような放電ランプ5に電力を供給する回路で、例えばAC電圧100〜240Vの入力交流電源1と、入力交流電源1からの交流電力を直流電力に整流するコンデンサ入力型の整流回路2と、高調波電流抑制(PFC)回路3と、出力安定化回路4とを備えている。
【0011】
高調波電流抑制(PFC)回路3は、整流回路2からの入力電圧(▲1▼ライン)を昇圧させることにより、高調波電流を抑制する。PFC回路3は、例えば昇圧型のDC−DCコンバータからなり、整流回路2からの入力電圧を昇圧させた電圧を出力(▲2▼ライン)することによって力率を1に近づけ、高調波電流を抑制する。この実施形態では、AC電圧100〜240Vを整流した後のDC電圧を例えば370Vに昇圧させる。PFC回路3はPFC制御回路13により制御される。PFC回路3は、パワーMOS FETのようなスイッチング素子Q1がONのとき、インダクタンスLにエネルギを蓄え、OFFのときにこのエネルギを入力電源に重畳させて、出力に取り出すことにより、入力電圧よりも出力電圧を高く取り出して昇圧させることができる。
【0012】
出力安定化回路(バラスト回路)4は、PFC回路3から出力される昇圧した電圧を降圧させ、放電ランプ5への供給電圧(例えば、75〜300V)を安定化させる。出力安定化回路4は、例えば降圧型のDC−DCコンバータからなり、バラスト制御回路14により制御される。PFC回路3からの昇圧電圧をスイッチング素子Q2がONになるデューティ・サイクルを制御することにより、所望の出力電圧が得られる。このバラスト制御回路14からの出力電圧に基づいて、高圧パルス発生回路19により高圧パルスを発生させる。
【0013】
この電源回路は、また、前記PFC回路3からの昇圧した出力電圧を、放電ランプ5の点灯開始から一定時間保持した後に一定電圧に低下させるように調整するPFC出力調整回路15を備えている。このPFC出力調整回路15は、一定時間を計時するタイマ16と、タイマ16からの信号(▲4▼ライン)に応じてPFC制御回路13に出力調整信号S1(▲3▼ライン)を出力するコンパレータ17とを備えている。
【0014】
上記構成の放電ランプ用電源回路は、放電ランプ5の点灯開始時に以下のように動作する。
まず、PFC出力調整回路15のタイマ16は、外部からの点灯信号を受けてから数sec間(例えば5sec間)、コンパレータ17にHレベル信号(▲4▼ライン)を出力する。コンパレータ17では、トランジスタTr1のベースへHレベル信号の入力を受けて、OPアンプAからHレベル信号が出力し、このHレベル信号がトランジスタTr2のベースに入力して、トランジスタTr2がONとなる。PFC制御回路13は、高圧パルス発生回路19からの高圧パルスと、上記のHレベル信号を受けてPFC回路3を制御し、整流回路2からの入力電圧を昇圧して、図2に示すように、PFC出力電圧370Vを5秒間出力させる。こうして、PFC回路3は、入力電圧を高く昇圧させることにより高調波電流を抑制するとともに、放電ランプ5の点灯に必要となるPFC出力電圧370Vを出力安定化回路4に出力する。
【0015】
つぎに、図1のタイマ16は5sec後、コンパレータ17にLレベル信号(▲4▼ライン)を出力する。コンパレータ17では、トランジスタTr1のベースへLレベル信号の入力を受けて、OPアンプAからLレベル信号が出力し、このLレベル信号がトランジスタTr2のベースに入力して、トランジスタTr2がOFFとなる。PFC制御回路13は、このLレベル信号を受けてPFC回路3を制御し、図2に示すように、PFC出力電圧を以後200Vに低下させる。
【0016】
これにより、PFC回路3は、放電ランプ5の点灯に必要なPFC出力電圧370V、つまり昇圧比の高い電圧を5sec間出力し、以後低下させた200Vを出力するので、従来のように一定の370Vに維持した電圧を出力するのと異なり、昇圧比の高い時間を短縮でき、PFC回路3全体における昇圧比が低くなるから、PFC回路3の電力変換効率を向上できる。
【0017】
また、出力安定化回路4においても、上記のようにPFC回路3から出力され、370Vで5sec後に200Vに低下させた電圧が入力電圧となるので、同様に降圧比の高い時間を短縮でき、出力安定化回路4全体における降圧比が低くなるから、出力安定化回路4の電力変換効率を向上できる。
【0018】
こうして、PFC回路3の昇圧比の高い時間を短縮し、かつ出力安定化回路4の降圧比の高い時間を短縮することができるので、両回路3、4ともに電力変換効率を向上できるから、この電源回路全体の電力変換効率を向上できる。
【0019】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、放電ランプを点灯させるのに必要な高調波電流抑制(PFC)回路から出力される昇圧電圧を点灯開始から一定時間保持した後に、一定電圧に低下させるように調整するので、高調波電流抑制回路を利用しても、放電ランプの点灯開始時に、高調波電流抑制回路の昇圧比の高い時間を短縮し、かつ出力安定化回路の降圧比の高い時間を短縮するから、電源回路全体の電力変換効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る放電ランプ用電源回路を示す回路図である。
【図2】上記回路の動作を示す図である。
【符号の説明】
1…入力交流電源、2…整流回路、3…高調波電流抑制(PFC)回路、4…出力安定化(バラスト)回路、5…放電ランプ、15…PFC出力調整回路、16…タイマ、17…コンパレータ、S1…出力調整信号。

Claims (2)

  1. コンデンサ入力型の整流回路と、整流回路からの入力電圧を昇圧させることにより、高調波電流を抑制する高調波電流抑制(PFC)回路と、高調波電流抑制回路から出力される昇圧した電圧を降圧させ、放電ランプへの供給電圧を安定化させる出力安定化回路とを備えた放電ランプ用電源回路において、
    前記放電ランプを点灯させるのに必要な前記高調波電流抑制回路から出力される昇圧電圧を点灯開始から一定時間保持した後に、一定電圧に低下させるように調整するPFC出力調整回路を備えたことを特徴とする放電ランプ用電源回路。
  2. 請求項1において、前記PFC出力調整回路は、前記一定時間を計時するタイマと、タイマからの信号に応じて出力調整信号を出力するコンパレータとを備えている放電ランプ用電源回路。
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