JP2004062814A - コンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】Webページやメールなどで簡易に音楽・映像などのメディアを参照するリンク形式を提案する。
【解決手段】リンク形式は一般にテキスト形式であり、Webのリンク<a href=http:….>xxx</a>のように、テキスト・ファイルに埋め込むことができる。このとき、コンテンツの再生区間を指示することができる。Webブラウザなどこのリンクを解釈するソフトウェアは、リンクに該当するメディア・コンテンツがローカル・ストレージに記憶されていればコンテンツのうち指定された再生区間を再生し、そうでない場合はリンクに記述されているサーバに問い合わせる。
【選択図】 図3
【解決手段】リンク形式は一般にテキスト形式であり、Webのリンク<a href=http:….>xxx</a>のように、テキスト・ファイルに埋め込むことができる。このとき、コンテンツの再生区間を指示することができる。Webブラウザなどこのリンクを解釈するソフトウェアは、リンクに該当するメディア・コンテンツがローカル・ストレージに記憶されていればコンテンツのうち指定された再生区間を再生し、そうでない場合はリンクに記述されているサーバに問い合わせる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メディアやネットワーク上で提供されるコンテンツを参照するコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、所定のリンク情報に従ってコンテンツを参照するコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0002】
さらに詳しくは、本発明は、コンテンツに密接に関連する情報に付随してコンテンツを参照するコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、所定のリンク情報に従ってコンテンツの特定の区間を参照するコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0003】
【従来の技術】
昨今、情報処理や情報通信などのコンピューティング技術が飛躍的に向上し、コンピュータ・システムが広汎に普及してきている。さらに、コンピュータどうしを相互接続するネットワーク・コンピューティング技術に対する要望も高まってきている。ネットワーク接続環境下では、コンピュータ資源の共有や、情報の共有・流通・配布・交換などの協働的作業を円滑に行うことができる。
【0004】
コンピュータどうしを相互接続するネットワークの形態は様々である。例えば、イーサネット(登録商標)のような局所に敷設されたLAN(Local Area Network)や、さらには、ネットワークどうしの相互接続を繰り返し行った結果として文字通り世界規模のネットワークへ成長を遂げた「インターネット」(The Internet)などさまざまである。インターネットは、字義通り、ネットワークのネットワークであり、TCP/IPベースで相互接続された無数のサーバで構成され、各サーバは、各種の資源オブジェクトを無数のクライアントに公開している。
【0005】
インターネット上には無数のHTMLドキュメントすなわち情報資源が、有償又は無償で公開されている。TCP/IPに従えば、これらHTMLドキュメントを始めとする各種の情報資源は、URL(Uniform Resource Locator)という形式の識別子によって特定される。URLとは、情報資源にアクセスする手段とその情報資源の名前とを指定した文字列のことであり、「スキーム名(プロトコル名)://ホスト名(ドメイン名):ポート番号/パス名(ファイル名)」という形式で記述される。HTMLドキュメントは、他の情報資源とのリンク関係を含むことができるが、リンク情報もURL形式で指定される。
【0006】
WWWはクライアント−サーバ型で構築されるシステムである。WWWサーバは、HTTPデーモンと呼ばれるサーバ・ソフトウェアを稼動し、HTML形式で記述された情報資源を格納し、及び/又は、該資源を提供するコンピュータ・システムであり、WWWサイトとして稼動する。
【0007】
他方のWWWクライアントは、「WWWブラウザ」又は「HTMLブラウザ」と呼ばれるユーザ・エージェントを用いて動作するコンピュータである。WWWクライアント・ユーザは、ブラウザ画面上の場所ボックスに資源識別子としてのURL文字列を記入することによって、所望の情報資源を指定することができる。WWWブラウザは、通常、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルに従ってWWWサーバ上の情報資源へのアクセスすなわち情報資源の取り出しを行う。さらに、WWWブラウザは、取得したHTMLドキュメントを解析して、ブラウザ・ウィンドウ画面上で、その内容を表示する(すなわちホームページをブラウザ画面上で組み立てる)。ブラウザ画面に表示されたWWWページ上では、リンク情報は「アンカー」として表示される。ユーザはアンカーをクリックすることで、次の参照先である情報資源を順次指定することができる。すなわち、ユーザは、WWWブラウザ画面を介して、インターネット上でハイパーリンクが張り巡らされたWWW情報資源空間を探索し、多様な情報資源に次々とアクセスすることができる。
【0008】
現在、WWWサイトでは、音楽や動画像などのコンテンツの配信を始めさまざまな情報提供サービスが展開されている。例えば、音楽などのコンテンツ配信に付随して、音楽を紹介するサイトや映画への注釈や字幕情報など、元となるメディア・コンテンツと密接に関係する情報提供サービスが挙げられる。
【0009】
このような場合、WWWサイトのサービスが元のメディア・コンテンツとうまく連携していることが好ましい。例えば、音楽を紹介するWWWサイトでは、「個々のフレーズのベースラインがいい」といった記述に対して、実際のその楽曲の該当する部分を再生することができれば、記述に対する実際の音楽を即時に鑑賞することができる。
【0010】
現状では、楽曲コンテンツはMPEG4などの形式で配信されており、この場合、メディア・コンテンツそのものにタグ情報を記述するファイル・フォーマットが幾つか提案されている。しかしながら、この方式では、あらかじめ添付された情報のみしか扱うことができない。例えば、その楽曲がCDやネットワーク上で販売・流通している場合には、こういった添付情報をファイル・フォーマットの変更なしに付加することは不可能である。
【0011】
また、メディア・コンテンツでは著作物の保護の問題があるため、ファイルを無断で複製したり、情報を書き込んで改変したりという行為は、社会通念上受け入れられないばかりでなく、著作権法により制約されている。また、CDやDVDなどの読み出し専用のメディアにおいては、そもそも改変することが技術的に不可能である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、所定のリンク情報に従ってコンテンツを好適に参照することができる、優れたコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0013】
本発明のさらなる目的は、コンテンツに密接に関連する情報に付随してコンテンツを好適に参照することができる、優れたコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0014】
本発明のさらなる目的は、所定のリンク情報に従ってコンテンツの特定の区間を好適に参照することができる、優れたコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、所定のリンク情報に従ってコンテンツを参照するコンテンツ参照装置又はコンテンツ参照方法であって、
コンテンツの記憶場所ではなくコンテンツ自体を識別する固有識別子を含んだリンク情報で構成されるコンテンツを閲覧する閲覧部又はステップと、
前記閲覧部又はステップにより閲覧されるリンク情報が選択されたことに応答して、該リンク情報中の固有識別子により指定されるコンテンツを探索するコンテンツ探索部又はステップと、
前記コンテンツ探索部又はステップにより取得されたコンテンツを再生するコンテンツ再生部又はステップと、
を具備することを特徴とするコンテンツ参照装置又はコンテンツ参照方法である。
【0016】
本発明の第1の側面に係るコンテンツ参照装置又はコンテンツ参照方法によれば、楽曲コンテンツなどの同じメディアを所有している人どうしでは、楽曲の紹介などの興味のあるテキスト上のリンク参照情報に導かれるようにして自動的にコンテンツが再生される仕組みが提供される。したがって、このような仕組みを広域ネットワーク上に導入することにより、例えば同じ音楽を愛好している人どうしの効率的で魅力的なコミュニケーションを実現することができる。
【0017】
一方、コンテンツをまだ所有していないサイトでのリンク・オープンは、コンテンツの販売を促進するようなアイコン・サンプル版の再生につながる。したがって、メールなどで気に入った楽曲を他人に薦める場合にこのような仕組みを利用することができる。
【0018】
ここで、コンテンツの固有識別子は、コンテンツの所定位置からあらかじめ定められた間隔で抽出される複数のサンプリング点において複数の周波数成分毎に得たパワー・スペクトルからなる特徴ベクトルを利用して生成することができる。
【0019】
このような固有識別子の生成方法によれば、元の楽曲ファイルに変更を加えることなくコンテンツ本体から識別情報を得ることができ、また、ファイルの圧縮方式に依存せずに識別情報を得ることができるので、共通の識別情報として広い範囲でコンテンツの検索に利用することができる。
【0020】
したがって、前記コンテンツ探索部又はステップ前記コンテンツ探索部は、探索中の各コンテンツの固有識別子を生成して、選択されたリンク情報に含まれる固有識別子と一致するものを探索するは、探索中の各コンテンツの固有識別子を生成して、選択されたリンク情報に含まれる固有識別子と一致するものを探索するようにすればよい。
【0021】
また、前記コンテンツ探索部又はステップは、コンテンツ自体を識別するリンク情報に基づいて前記コンテンツ蓄積部を探索し、前記コンテンツ蓄積部で該当するコンテンツを発見できなかった場合にさらにネットワーク上の他の装置からコンテンツの取得を試みるようにしてもよい。
【0022】
また、リンク情報はネットワーク上のコンテンツの提供場所に関する情報を含んでいてもよい。このような場合、前記コンテンツ探索部又はステップは、ローカル・ストレージで該当するコンテンツを発見できなかった場合には、リンク情報に含まれるコンテンツ提供場所からコンテンツの取得を行なうようにすればよい。
【0023】
また、リンク情報はコンテンツの再生区間をさらに含んでいてもよい。例えば、楽曲の紹介などにおいて、楽曲中でコメントしたフレーズに相当する再生区間を指定しておいてもよい。このような場合、前記コンテンツ再生部又はステップはリンク情報で指定されている再生区間を再生することにより、元のメディア・コンテンツとうまく連携したコンテンツ提供サービスを展開することができる。
【0024】
また、本発明の第2の側面は、所定のリンク情報に従ってコンテンツを参照するための処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、
コンテンツ自体を識別する固有識別子を含んだリンク情報で構成されるコンテンツを閲覧する閲覧ステップと、
前記閲覧ステップにより閲覧されるリンク情報が選択されたことに応答して、該リンク情報中の固有識別子により指定されるコンテンツを探索するコンテンツ探索ステップと、
前記コンテンツ探索ステップにより取得されたコンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、
を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
【0025】
本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第1の側面に係るコンテンツ参照装置又はコンテンツ参照方法と同様の作用効果を得ることができる。
【0026】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
【0028】
図1には、本発明の実施に供されるネットワーク・コンピューティング・システム1の構成を模式的に示している。ネットワーク・コンピューティング・システム1には、無数のコンピュータ・システムが接続されている。これらコンピュータ・システムは、世界中に散在しており、一部のコンピュータは各種の資源サービスを有償又は無償で提供する「サーバ」として稼動し、他の一部はサーバに対して資源サービスを要求する「クライアント」として稼動している。
【0029】
また、図1に示すように、ネットワーク・コンピューティング・システム1は、通信媒体として、インターネット10や、その他の小規模ネットワークとしてのLAN(Local Area Network)20A,20B…、各国又は各地域の電話会社が構築・提供する公衆電話網30などを含んでいる。インターネット10やそれぞれの小規模ネットワーク20A…は、ルータ21A…などを経由して相互接続されている。これらインターネット10や小規模ネットワーク20A,20B…上のサーバ同士は、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの所定の通信プロトコルに従って相互アクセスが可能である。また、インターネット10やLAN20A,20B…などのネットワークと、公衆電話網30とは、ゲートウェイ・システム40によって相互接続されている。
【0030】
インターネット10上のコンピュータ・システム(LAN経由でインターネット接続されているコンピュータを含む)は、インターネット10上で識別可能なIPアドレスを取得している。また、インターネット10上には、専用線によるIP接続を行うことができない一般ユーザのために、インターネットへの接続サービスを提供する通信事業者すなわちインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)が存在する。ユーザは、サービス・プロバイダが設置するアクセス・ポイント(AP)にダイヤルアップすることで、インターネットへのIP接続が行われる。
【0031】
任意のサービス・プロバイダ(ISP)経由でIP接続された一般ユーザのコンピュータ(PC)100は、例えばWWWブラウザのようなクライアント・アプリケーションを導入することで、インターネット10上でクライアントとして稼動することができる。
【0032】
LAN20A上には、HTMLコンテンツなどのHTTP資源オブジェクトを提供する1以上のWWWサーバ25や、各ユーザ・アカウントに対する電子メールの送受信サービスを提供するメール・サーバ26、データベース・サーバ、ファイル・サーバなど各種のサーバが複数存在していている。LAN20A上の各サーバ22,23−1,23−2,25,26に対しては、ルータ21A経由でインターネット・アクセスすることができる。
【0033】
ネットワーク上の各サーバは、情報提供サービスを運営することができる。例えばサーバ25のうちの1つは、音楽を紹介するサイトとして動作しており、各楽曲を紹介する記述を含んだHTMLコンテンツをあらかじめ蓄積しておき、これをWWWクライアントからの要求に応答して提供している。このHTMLコンテンツは、楽曲を紹介するコメント情報に、該当するコンテンツへアクセスするためのコンテンツ識別子と、楽曲中でコメントに該当する区間の指定などのリンク情報が埋め込まれた構造となっている(後述)。また、他のサーバの中には、紹介された楽曲をMP3やATRACなどの形式のコンテンツとして配信するコンテンツ提供サーバとして稼動している。
【0034】
図1において、サーバ又はクライアントと呼ばれるホスト端末は、通常、ワークステーション又はパーソナル・コンピュータと呼ばれるコンピュータ・システム上で特定のサーバ・アプリケーション又はクライアント・アプリケーションを稼動することによって構成されている。図2には、この種のコンピュータ・システム500のハードウェア構成例を模式的に示している。以下、各部について説明する。
【0035】
システム500のメイン・コントローラであるCPU(Central Processing Unit)511は、オペレーティング・システム(OS)の制御下で、各種のアプリケーションを実行するようになっている。図示の通り、CPU511は、バス517によって他の機器類(後述)と相互接続されている。
【0036】
メモリ512は、プロセッサ511において実行されるプログラム・コードを格納したり、実行中の作業データを一時保管したりするために使用される記憶装置である。同図に示すメモリ512は、不揮発及び揮発メモリ双方を含むものと理解されたい。
【0037】
ディスプレイ・コントローラ513は、プロセッサ511が発行する描画命令を実際に処理するための専用コントローラであり、ディスプレイ・コントローラ513において処理された描画データは、例えばフレーム・バッファ(図示しない)に一旦書き込まれた後、表示装置521に画面出力される。
【0038】
入力機器インターフェース514は、キーボード522やマウス523などのユーザ入力機器をシステム500に接続するための装置である。
【0039】
ネットワーク・インターフェース515は、Ethernet(登録商標)などの所定の通信プロトコルに従って、システム500をネットワーク(図1を参照のこと)に接続することができる。ネットワーク上では、ソフトウェア・プログラムやデータ・コンテンツなどの配信が行なわれる。例えば、本実施形態に係る楽曲の紹介記事の配信処理を行なうサーバ・アプリケーションや、楽曲の紹介記事の受信処理や楽曲コンテンツのダウンロードを行なうクライアント・アプリケーションなどを、ネットワーク経由で送受信することができる。同様に、MP3やATRAC、あるいはその他の形式の楽曲コンテンツをネットワーク経由で送受信することができる。
【0040】
外部機器インターフェース516は、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)524やメディア・ドライブ525などの外部装置をシステム500に接続するための装置である。
【0041】
HDD524は、記憶担体としての磁気ディスクを固定的に搭載した外部記憶装置であり(周知)、記憶容量やデータ転送速度などの点で他の外部記憶装置よりも優れている。ソフトウェア・プログラムを実行可能な状態でHDD526上に置くことをプログラムのシステムへの「インストール」と呼ぶ。通常、HDD524には、プロセッサ511が実行すべきオペレーティング・システムのプログラム・コードや、アプリケーション・プログラム、デバイス・ドライバなどが不揮発的に格納されている。例えば、本実施形態に係る楽曲の紹介記事の配信処理を行なうサーバ・アプリケーションや、楽曲の紹介記事の受信処理や楽曲コンテンツのダウンロードを行なうクライアント・アプリケーションなどは、HDD524上にインストールされる。また、MP3やATRACなどの形式の楽曲コンテンツをHDD524上に蓄積しておいてもよい。
【0042】
また、メディア・ドライブ525は、CD(Compact Disc)やMO(Magneto−Optical disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などの可搬型メディアを装填して、データ記録面にアクセスするための装置である。可搬型メディアは、主として、ソフトウェア・プログラムやデータ・ファイルなどをコンピュータ可読形式のデータとしてバックアップすることや、これらをシステム間で移動(販売・流通・配布を含む)する目的で使用される。例えば、本実施形態に係る楽曲の紹介記事の配信処理を行なうサーバ・アプリケーションや、楽曲の紹介記事の受信処理や楽曲コンテンツのダウンロードを行なうクライアント・アプリケーションなどは、これら可搬型メディアを利用して流通・配布することができる。同様に、MP3やATRAC、あるいはその他の形式の楽曲コンテンツをこの種の可搬型メディアを利用して流通・配布することができる。
【0043】
本実施形態に係るネットワーク上で稼動するWWWサーバのうち少なくとも1つは、音楽を紹介するサイトとして稼動している。また、他のWWWサーバのうち少なくとも1つは、紹介された音楽コンテンツを配信サービスするサイトとして稼動している。また、各音楽コンテンツはネットワーク上で一意に識別可能な固有識別子を持っている。
【0044】
同じ楽曲を聴く者同士は趣味嗜好が一致することが多い。本実施形態では、WWWサーバのうち少なくとも1つは、同じ楽曲を再生しているユーザ間で意見を交換する共有空間を提供して、同じ趣味志向のユーザ間のコミュニティを支援している。そして、楽曲を紹介するコメント情報に、該当するコンテンツへアクセスするためのコンテンツ識別子と、楽曲中でコメントに該当する区間の指定などのリンク情報が埋め込まれた構造のHTMLコンテンツを提供し、元のメディア・コンテンツと密接に連携した楽曲紹介サービスを展開している。
【0045】
図3には、ネットワーク上で展開された楽曲紹介サービスの仕組みを模式的に示している。同図に示すように、楽曲の紹介を行なうWWWサイトと、この楽曲紹介ホームページにアクセスするWWWクライアントと、紹介された楽曲コンテンツを提供(販売)するコンテンツ・サイトの3者間による協働的動作により、元のメディア・コンテンツと密接に連携した楽曲紹介サービスを実現することができる。
【0046】
WWWクライアントは、所定のURLに従って、楽曲の紹介を行なうWWWサイトにアクセスして、WWWブラウザ画面上でホームページを組み立てる。このホームページ上には、楽曲を紹介するコメント情報に、該当するコンテンツへアクセスするためのコンテンツ識別子と、楽曲中でコメントに該当する区間の指定を含んだリンク参照情報が埋め込まれている。
【0047】
図4には、このリンク参照情報の一例を示している。同図に示す例では、通常のHTTPリンクと同様に、テキスト形式でメディアへの参照が記述されている。ここで、mid以降の数値データは、コンテンツ固有識別子であり、ネットワーク上で共通に使用されるものであることが好ましい。また、fromとdurationで示される数値は、コンテンツ中の再生区間の指定であり、この例での楽曲の紹介コメント「このフレーズのベースラインがいい。」に該当する場所を表している。
【0048】
なお、コンテンツ固有識別子の生成方法の一例として、楽曲の所定位置からあらかじめ定められた間隔で抽出される複数のサンプリング点において複数の周波数成分毎に得たパワー・スペクトルからなる特徴ベクトルを利用して識別子を演算する方法が挙げられる。この方法によれば、元の楽曲ファイルに変更を加えることなくコンテンツ本体から識別情報を得ることができ、また、ファイルの圧縮方式に依存せずに識別情報を得ることができるので、共通の識別情報として広い範囲でコンテンツの検索に利用することができる。
【0049】
WWWクライアントのユーザは、ブラウザ画面上で関心のあるリンク参照情報を選択(例えばマウスでクリック)することにより、該当する楽曲コンテンツの検索処理を起動することができる。WWWクライアントは、まず、自身のローカル・ストレージ(HDD)上にある各コンテンツからその識別情報を生成して、リンク参照情報に含まれている固有識別子midと同じ識別情報を持つコンテンツが存在するかどうかを検索する。そして、コンテンツが存在すれば、指定された再生区間においてコンテンツの再生処理を行なう。
【0050】
また、ローカル・ストレージ中でコンテンツを発見することができなかった場合には、さらにコンテンツ・サイト(リモート・ストレージ)にアクセスする。そして、リモート・ストレージ(HDD)上にある各コンテンツからその識別情報を生成して、リンク参照情報に含まれている固有識別子midと同じ識別情報を持つコンテンツが存在するかどうかを検索する。所望のコンテンツを発見することができたときには、所定の購入手続きなどを経て、コンテンツのダウンロードを行なう。
【0051】
図5には、WWWクライアント上で楽曲紹介サービスを受けるための動作手順をフローチャートの形式で示している。この動作は、実際にはCPUが所定のプログラム・コードを実行するという形態で実現される。
【0052】
ユーザはブラウザ画面上で表示されているリンク参照情報のアンカーをクリックしたものとする(ステップS1)。ここで言うリンク参照情報とは、ある楽曲に対する紹介やコメントなどに相当する。
【0053】
このような場合、まず、ローカル・ストレージに蓄積されているコンテンツから固有識別情報を生成して、リンク参照情報に含まれている識別情報と一致するものがあるかどうかを判別する(ステップS2)。
【0054】
ローカル・ストレージ上で該当するコンテンツを発見することができた場合には、これをローカル・ストレージから読み出す(ステップS3)。そして、リンク情報にコンテンツの再生区間の指定があるかどうかを判別する(ステップS4)。再生区間の指定がある場合には、コンテンツからその区間を探索して(ステップS5)、コンテンツの再生を行なう(ステップS6)。
【0055】
一方、コンテンツがローカル・ストレージに存在しない場合には、ネットワーク上でコンテンツを提供するサーバにおいて、リンク参照情報に含まれているコンテンツ固有識別子をキーにして、コンテンツを検索する(ステップS7)。このような場合、サーバにおいては、自身のストレージに蓄積されているコンテンツから固有識別情報を生成して、リンク参照情報に含まれている識別情報と一致するものがあるかどうかを判別する。
【0056】
サーバ上のリモート・ストレージで該当するコンテンツを発見することができた場合には、クライアントこれをリモート・ストレージから取得する(ステップS3)。そして、リンク情報にコンテンツの再生区間の指定があるかどうかを判別する(ステップS4)。再生区間の指定がある場合には、コンテンツからその区間を探索して(ステップS5)、コンテンツの再生を行なう(ステップS6)。
【0057】
このような処理によって、楽曲コンテンツなどの同じメディアを所有している人どうしでは、テキスト上のリンク参照情報によって自動的にコンテンツが再生される。したがって、このような仕組みを広域ネットワーク上に導入することにより、例えば同じ音楽を愛好している人どうしの効率的で魅力的なコミュニケーションを実現することができる。
【0058】
一方、コンテンツをまだ所有していないサイトでのリンク・オープンは、コンテンツの販売を促進するようなアイコン・サンプル版の再生につながる。したがって、メールなどで気に入った楽曲を他人に薦める場合にこのような仕組みを利用することができる(ステップS8)。
【0059】
また、コンテンツがローカル・ストレージにない場合にどのサーバに検索にいくかをブラウザ毎にあらかじめ設定しておくようにしてもよい。あるいは、図6に示すように、コンテンツがない場合に検索にいくべきサーバをリンクに(例えば引数の形式で)含めるようにしてもよい。
【0060】
[追補]
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0061】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、所定のリンク情報に従ってコンテンツを好適に参照することができる、優れたコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0062】
また、本発明によれば、コンテンツに密接に関連する情報に付随してコンテンツを好適に参照することができる、優れたコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0063】
また、本発明によれば、所定のリンク情報に従ってコンテンツの特定の区間を好適に参照することができる、優れたコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に供されるネットワーク・コンピューティング・システム1の構成を模式的に示した図である。
【図2】コンピュータ・システム500のハードウェア構成例を模式的に示した図である。
【図3】ネットワーク上で展開された楽曲紹介サービスの仕組みを模式的に示した図である。
【図4】楽曲紹介に関するリンク参照情報の一例を示した図である。
【図5】WWWクライアント上で楽曲紹介サービスを受けるための動作手順を示したフローチャートである。
【図6】コンテンツがローカル・ストレージにない場合に検索に行くべきサーバを引数に持つリンク参照情報の構成例を示した図である。
【符号の説明】
1…ネットワーク・コンピューティング・システム
10…インターネット
20…小規模ネットワーク(LAN)
21…ルータ
25…WWWサーバ
26…メール・サーバ
30…公衆電話網
40…ゲートウェイ・システム
100…ユーザ・コンピュータ(クライアント)
【発明の属する技術分野】
本発明は、メディアやネットワーク上で提供されるコンテンツを参照するコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、所定のリンク情報に従ってコンテンツを参照するコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0002】
さらに詳しくは、本発明は、コンテンツに密接に関連する情報に付随してコンテンツを参照するコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、所定のリンク情報に従ってコンテンツの特定の区間を参照するコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0003】
【従来の技術】
昨今、情報処理や情報通信などのコンピューティング技術が飛躍的に向上し、コンピュータ・システムが広汎に普及してきている。さらに、コンピュータどうしを相互接続するネットワーク・コンピューティング技術に対する要望も高まってきている。ネットワーク接続環境下では、コンピュータ資源の共有や、情報の共有・流通・配布・交換などの協働的作業を円滑に行うことができる。
【0004】
コンピュータどうしを相互接続するネットワークの形態は様々である。例えば、イーサネット(登録商標)のような局所に敷設されたLAN(Local Area Network)や、さらには、ネットワークどうしの相互接続を繰り返し行った結果として文字通り世界規模のネットワークへ成長を遂げた「インターネット」(The Internet)などさまざまである。インターネットは、字義通り、ネットワークのネットワークであり、TCP/IPベースで相互接続された無数のサーバで構成され、各サーバは、各種の資源オブジェクトを無数のクライアントに公開している。
【0005】
インターネット上には無数のHTMLドキュメントすなわち情報資源が、有償又は無償で公開されている。TCP/IPに従えば、これらHTMLドキュメントを始めとする各種の情報資源は、URL(Uniform Resource Locator)という形式の識別子によって特定される。URLとは、情報資源にアクセスする手段とその情報資源の名前とを指定した文字列のことであり、「スキーム名(プロトコル名)://ホスト名(ドメイン名):ポート番号/パス名(ファイル名)」という形式で記述される。HTMLドキュメントは、他の情報資源とのリンク関係を含むことができるが、リンク情報もURL形式で指定される。
【0006】
WWWはクライアント−サーバ型で構築されるシステムである。WWWサーバは、HTTPデーモンと呼ばれるサーバ・ソフトウェアを稼動し、HTML形式で記述された情報資源を格納し、及び/又は、該資源を提供するコンピュータ・システムであり、WWWサイトとして稼動する。
【0007】
他方のWWWクライアントは、「WWWブラウザ」又は「HTMLブラウザ」と呼ばれるユーザ・エージェントを用いて動作するコンピュータである。WWWクライアント・ユーザは、ブラウザ画面上の場所ボックスに資源識別子としてのURL文字列を記入することによって、所望の情報資源を指定することができる。WWWブラウザは、通常、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルに従ってWWWサーバ上の情報資源へのアクセスすなわち情報資源の取り出しを行う。さらに、WWWブラウザは、取得したHTMLドキュメントを解析して、ブラウザ・ウィンドウ画面上で、その内容を表示する(すなわちホームページをブラウザ画面上で組み立てる)。ブラウザ画面に表示されたWWWページ上では、リンク情報は「アンカー」として表示される。ユーザはアンカーをクリックすることで、次の参照先である情報資源を順次指定することができる。すなわち、ユーザは、WWWブラウザ画面を介して、インターネット上でハイパーリンクが張り巡らされたWWW情報資源空間を探索し、多様な情報資源に次々とアクセスすることができる。
【0008】
現在、WWWサイトでは、音楽や動画像などのコンテンツの配信を始めさまざまな情報提供サービスが展開されている。例えば、音楽などのコンテンツ配信に付随して、音楽を紹介するサイトや映画への注釈や字幕情報など、元となるメディア・コンテンツと密接に関係する情報提供サービスが挙げられる。
【0009】
このような場合、WWWサイトのサービスが元のメディア・コンテンツとうまく連携していることが好ましい。例えば、音楽を紹介するWWWサイトでは、「個々のフレーズのベースラインがいい」といった記述に対して、実際のその楽曲の該当する部分を再生することができれば、記述に対する実際の音楽を即時に鑑賞することができる。
【0010】
現状では、楽曲コンテンツはMPEG4などの形式で配信されており、この場合、メディア・コンテンツそのものにタグ情報を記述するファイル・フォーマットが幾つか提案されている。しかしながら、この方式では、あらかじめ添付された情報のみしか扱うことができない。例えば、その楽曲がCDやネットワーク上で販売・流通している場合には、こういった添付情報をファイル・フォーマットの変更なしに付加することは不可能である。
【0011】
また、メディア・コンテンツでは著作物の保護の問題があるため、ファイルを無断で複製したり、情報を書き込んで改変したりという行為は、社会通念上受け入れられないばかりでなく、著作権法により制約されている。また、CDやDVDなどの読み出し専用のメディアにおいては、そもそも改変することが技術的に不可能である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、所定のリンク情報に従ってコンテンツを好適に参照することができる、優れたコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0013】
本発明のさらなる目的は、コンテンツに密接に関連する情報に付随してコンテンツを好適に参照することができる、優れたコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0014】
本発明のさらなる目的は、所定のリンク情報に従ってコンテンツの特定の区間を好適に参照することができる、優れたコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、所定のリンク情報に従ってコンテンツを参照するコンテンツ参照装置又はコンテンツ参照方法であって、
コンテンツの記憶場所ではなくコンテンツ自体を識別する固有識別子を含んだリンク情報で構成されるコンテンツを閲覧する閲覧部又はステップと、
前記閲覧部又はステップにより閲覧されるリンク情報が選択されたことに応答して、該リンク情報中の固有識別子により指定されるコンテンツを探索するコンテンツ探索部又はステップと、
前記コンテンツ探索部又はステップにより取得されたコンテンツを再生するコンテンツ再生部又はステップと、
を具備することを特徴とするコンテンツ参照装置又はコンテンツ参照方法である。
【0016】
本発明の第1の側面に係るコンテンツ参照装置又はコンテンツ参照方法によれば、楽曲コンテンツなどの同じメディアを所有している人どうしでは、楽曲の紹介などの興味のあるテキスト上のリンク参照情報に導かれるようにして自動的にコンテンツが再生される仕組みが提供される。したがって、このような仕組みを広域ネットワーク上に導入することにより、例えば同じ音楽を愛好している人どうしの効率的で魅力的なコミュニケーションを実現することができる。
【0017】
一方、コンテンツをまだ所有していないサイトでのリンク・オープンは、コンテンツの販売を促進するようなアイコン・サンプル版の再生につながる。したがって、メールなどで気に入った楽曲を他人に薦める場合にこのような仕組みを利用することができる。
【0018】
ここで、コンテンツの固有識別子は、コンテンツの所定位置からあらかじめ定められた間隔で抽出される複数のサンプリング点において複数の周波数成分毎に得たパワー・スペクトルからなる特徴ベクトルを利用して生成することができる。
【0019】
このような固有識別子の生成方法によれば、元の楽曲ファイルに変更を加えることなくコンテンツ本体から識別情報を得ることができ、また、ファイルの圧縮方式に依存せずに識別情報を得ることができるので、共通の識別情報として広い範囲でコンテンツの検索に利用することができる。
【0020】
したがって、前記コンテンツ探索部又はステップ前記コンテンツ探索部は、探索中の各コンテンツの固有識別子を生成して、選択されたリンク情報に含まれる固有識別子と一致するものを探索するは、探索中の各コンテンツの固有識別子を生成して、選択されたリンク情報に含まれる固有識別子と一致するものを探索するようにすればよい。
【0021】
また、前記コンテンツ探索部又はステップは、コンテンツ自体を識別するリンク情報に基づいて前記コンテンツ蓄積部を探索し、前記コンテンツ蓄積部で該当するコンテンツを発見できなかった場合にさらにネットワーク上の他の装置からコンテンツの取得を試みるようにしてもよい。
【0022】
また、リンク情報はネットワーク上のコンテンツの提供場所に関する情報を含んでいてもよい。このような場合、前記コンテンツ探索部又はステップは、ローカル・ストレージで該当するコンテンツを発見できなかった場合には、リンク情報に含まれるコンテンツ提供場所からコンテンツの取得を行なうようにすればよい。
【0023】
また、リンク情報はコンテンツの再生区間をさらに含んでいてもよい。例えば、楽曲の紹介などにおいて、楽曲中でコメントしたフレーズに相当する再生区間を指定しておいてもよい。このような場合、前記コンテンツ再生部又はステップはリンク情報で指定されている再生区間を再生することにより、元のメディア・コンテンツとうまく連携したコンテンツ提供サービスを展開することができる。
【0024】
また、本発明の第2の側面は、所定のリンク情報に従ってコンテンツを参照するための処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、
コンテンツ自体を識別する固有識別子を含んだリンク情報で構成されるコンテンツを閲覧する閲覧ステップと、
前記閲覧ステップにより閲覧されるリンク情報が選択されたことに応答して、該リンク情報中の固有識別子により指定されるコンテンツを探索するコンテンツ探索ステップと、
前記コンテンツ探索ステップにより取得されたコンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、
を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
【0025】
本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第1の側面に係るコンテンツ参照装置又はコンテンツ参照方法と同様の作用効果を得ることができる。
【0026】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
【0028】
図1には、本発明の実施に供されるネットワーク・コンピューティング・システム1の構成を模式的に示している。ネットワーク・コンピューティング・システム1には、無数のコンピュータ・システムが接続されている。これらコンピュータ・システムは、世界中に散在しており、一部のコンピュータは各種の資源サービスを有償又は無償で提供する「サーバ」として稼動し、他の一部はサーバに対して資源サービスを要求する「クライアント」として稼動している。
【0029】
また、図1に示すように、ネットワーク・コンピューティング・システム1は、通信媒体として、インターネット10や、その他の小規模ネットワークとしてのLAN(Local Area Network)20A,20B…、各国又は各地域の電話会社が構築・提供する公衆電話網30などを含んでいる。インターネット10やそれぞれの小規模ネットワーク20A…は、ルータ21A…などを経由して相互接続されている。これらインターネット10や小規模ネットワーク20A,20B…上のサーバ同士は、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などの所定の通信プロトコルに従って相互アクセスが可能である。また、インターネット10やLAN20A,20B…などのネットワークと、公衆電話網30とは、ゲートウェイ・システム40によって相互接続されている。
【0030】
インターネット10上のコンピュータ・システム(LAN経由でインターネット接続されているコンピュータを含む)は、インターネット10上で識別可能なIPアドレスを取得している。また、インターネット10上には、専用線によるIP接続を行うことができない一般ユーザのために、インターネットへの接続サービスを提供する通信事業者すなわちインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)が存在する。ユーザは、サービス・プロバイダが設置するアクセス・ポイント(AP)にダイヤルアップすることで、インターネットへのIP接続が行われる。
【0031】
任意のサービス・プロバイダ(ISP)経由でIP接続された一般ユーザのコンピュータ(PC)100は、例えばWWWブラウザのようなクライアント・アプリケーションを導入することで、インターネット10上でクライアントとして稼動することができる。
【0032】
LAN20A上には、HTMLコンテンツなどのHTTP資源オブジェクトを提供する1以上のWWWサーバ25や、各ユーザ・アカウントに対する電子メールの送受信サービスを提供するメール・サーバ26、データベース・サーバ、ファイル・サーバなど各種のサーバが複数存在していている。LAN20A上の各サーバ22,23−1,23−2,25,26に対しては、ルータ21A経由でインターネット・アクセスすることができる。
【0033】
ネットワーク上の各サーバは、情報提供サービスを運営することができる。例えばサーバ25のうちの1つは、音楽を紹介するサイトとして動作しており、各楽曲を紹介する記述を含んだHTMLコンテンツをあらかじめ蓄積しておき、これをWWWクライアントからの要求に応答して提供している。このHTMLコンテンツは、楽曲を紹介するコメント情報に、該当するコンテンツへアクセスするためのコンテンツ識別子と、楽曲中でコメントに該当する区間の指定などのリンク情報が埋め込まれた構造となっている(後述)。また、他のサーバの中には、紹介された楽曲をMP3やATRACなどの形式のコンテンツとして配信するコンテンツ提供サーバとして稼動している。
【0034】
図1において、サーバ又はクライアントと呼ばれるホスト端末は、通常、ワークステーション又はパーソナル・コンピュータと呼ばれるコンピュータ・システム上で特定のサーバ・アプリケーション又はクライアント・アプリケーションを稼動することによって構成されている。図2には、この種のコンピュータ・システム500のハードウェア構成例を模式的に示している。以下、各部について説明する。
【0035】
システム500のメイン・コントローラであるCPU(Central Processing Unit)511は、オペレーティング・システム(OS)の制御下で、各種のアプリケーションを実行するようになっている。図示の通り、CPU511は、バス517によって他の機器類(後述)と相互接続されている。
【0036】
メモリ512は、プロセッサ511において実行されるプログラム・コードを格納したり、実行中の作業データを一時保管したりするために使用される記憶装置である。同図に示すメモリ512は、不揮発及び揮発メモリ双方を含むものと理解されたい。
【0037】
ディスプレイ・コントローラ513は、プロセッサ511が発行する描画命令を実際に処理するための専用コントローラであり、ディスプレイ・コントローラ513において処理された描画データは、例えばフレーム・バッファ(図示しない)に一旦書き込まれた後、表示装置521に画面出力される。
【0038】
入力機器インターフェース514は、キーボード522やマウス523などのユーザ入力機器をシステム500に接続するための装置である。
【0039】
ネットワーク・インターフェース515は、Ethernet(登録商標)などの所定の通信プロトコルに従って、システム500をネットワーク(図1を参照のこと)に接続することができる。ネットワーク上では、ソフトウェア・プログラムやデータ・コンテンツなどの配信が行なわれる。例えば、本実施形態に係る楽曲の紹介記事の配信処理を行なうサーバ・アプリケーションや、楽曲の紹介記事の受信処理や楽曲コンテンツのダウンロードを行なうクライアント・アプリケーションなどを、ネットワーク経由で送受信することができる。同様に、MP3やATRAC、あるいはその他の形式の楽曲コンテンツをネットワーク経由で送受信することができる。
【0040】
外部機器インターフェース516は、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)524やメディア・ドライブ525などの外部装置をシステム500に接続するための装置である。
【0041】
HDD524は、記憶担体としての磁気ディスクを固定的に搭載した外部記憶装置であり(周知)、記憶容量やデータ転送速度などの点で他の外部記憶装置よりも優れている。ソフトウェア・プログラムを実行可能な状態でHDD526上に置くことをプログラムのシステムへの「インストール」と呼ぶ。通常、HDD524には、プロセッサ511が実行すべきオペレーティング・システムのプログラム・コードや、アプリケーション・プログラム、デバイス・ドライバなどが不揮発的に格納されている。例えば、本実施形態に係る楽曲の紹介記事の配信処理を行なうサーバ・アプリケーションや、楽曲の紹介記事の受信処理や楽曲コンテンツのダウンロードを行なうクライアント・アプリケーションなどは、HDD524上にインストールされる。また、MP3やATRACなどの形式の楽曲コンテンツをHDD524上に蓄積しておいてもよい。
【0042】
また、メディア・ドライブ525は、CD(Compact Disc)やMO(Magneto−Optical disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などの可搬型メディアを装填して、データ記録面にアクセスするための装置である。可搬型メディアは、主として、ソフトウェア・プログラムやデータ・ファイルなどをコンピュータ可読形式のデータとしてバックアップすることや、これらをシステム間で移動(販売・流通・配布を含む)する目的で使用される。例えば、本実施形態に係る楽曲の紹介記事の配信処理を行なうサーバ・アプリケーションや、楽曲の紹介記事の受信処理や楽曲コンテンツのダウンロードを行なうクライアント・アプリケーションなどは、これら可搬型メディアを利用して流通・配布することができる。同様に、MP3やATRAC、あるいはその他の形式の楽曲コンテンツをこの種の可搬型メディアを利用して流通・配布することができる。
【0043】
本実施形態に係るネットワーク上で稼動するWWWサーバのうち少なくとも1つは、音楽を紹介するサイトとして稼動している。また、他のWWWサーバのうち少なくとも1つは、紹介された音楽コンテンツを配信サービスするサイトとして稼動している。また、各音楽コンテンツはネットワーク上で一意に識別可能な固有識別子を持っている。
【0044】
同じ楽曲を聴く者同士は趣味嗜好が一致することが多い。本実施形態では、WWWサーバのうち少なくとも1つは、同じ楽曲を再生しているユーザ間で意見を交換する共有空間を提供して、同じ趣味志向のユーザ間のコミュニティを支援している。そして、楽曲を紹介するコメント情報に、該当するコンテンツへアクセスするためのコンテンツ識別子と、楽曲中でコメントに該当する区間の指定などのリンク情報が埋め込まれた構造のHTMLコンテンツを提供し、元のメディア・コンテンツと密接に連携した楽曲紹介サービスを展開している。
【0045】
図3には、ネットワーク上で展開された楽曲紹介サービスの仕組みを模式的に示している。同図に示すように、楽曲の紹介を行なうWWWサイトと、この楽曲紹介ホームページにアクセスするWWWクライアントと、紹介された楽曲コンテンツを提供(販売)するコンテンツ・サイトの3者間による協働的動作により、元のメディア・コンテンツと密接に連携した楽曲紹介サービスを実現することができる。
【0046】
WWWクライアントは、所定のURLに従って、楽曲の紹介を行なうWWWサイトにアクセスして、WWWブラウザ画面上でホームページを組み立てる。このホームページ上には、楽曲を紹介するコメント情報に、該当するコンテンツへアクセスするためのコンテンツ識別子と、楽曲中でコメントに該当する区間の指定を含んだリンク参照情報が埋め込まれている。
【0047】
図4には、このリンク参照情報の一例を示している。同図に示す例では、通常のHTTPリンクと同様に、テキスト形式でメディアへの参照が記述されている。ここで、mid以降の数値データは、コンテンツ固有識別子であり、ネットワーク上で共通に使用されるものであることが好ましい。また、fromとdurationで示される数値は、コンテンツ中の再生区間の指定であり、この例での楽曲の紹介コメント「このフレーズのベースラインがいい。」に該当する場所を表している。
【0048】
なお、コンテンツ固有識別子の生成方法の一例として、楽曲の所定位置からあらかじめ定められた間隔で抽出される複数のサンプリング点において複数の周波数成分毎に得たパワー・スペクトルからなる特徴ベクトルを利用して識別子を演算する方法が挙げられる。この方法によれば、元の楽曲ファイルに変更を加えることなくコンテンツ本体から識別情報を得ることができ、また、ファイルの圧縮方式に依存せずに識別情報を得ることができるので、共通の識別情報として広い範囲でコンテンツの検索に利用することができる。
【0049】
WWWクライアントのユーザは、ブラウザ画面上で関心のあるリンク参照情報を選択(例えばマウスでクリック)することにより、該当する楽曲コンテンツの検索処理を起動することができる。WWWクライアントは、まず、自身のローカル・ストレージ(HDD)上にある各コンテンツからその識別情報を生成して、リンク参照情報に含まれている固有識別子midと同じ識別情報を持つコンテンツが存在するかどうかを検索する。そして、コンテンツが存在すれば、指定された再生区間においてコンテンツの再生処理を行なう。
【0050】
また、ローカル・ストレージ中でコンテンツを発見することができなかった場合には、さらにコンテンツ・サイト(リモート・ストレージ)にアクセスする。そして、リモート・ストレージ(HDD)上にある各コンテンツからその識別情報を生成して、リンク参照情報に含まれている固有識別子midと同じ識別情報を持つコンテンツが存在するかどうかを検索する。所望のコンテンツを発見することができたときには、所定の購入手続きなどを経て、コンテンツのダウンロードを行なう。
【0051】
図5には、WWWクライアント上で楽曲紹介サービスを受けるための動作手順をフローチャートの形式で示している。この動作は、実際にはCPUが所定のプログラム・コードを実行するという形態で実現される。
【0052】
ユーザはブラウザ画面上で表示されているリンク参照情報のアンカーをクリックしたものとする(ステップS1)。ここで言うリンク参照情報とは、ある楽曲に対する紹介やコメントなどに相当する。
【0053】
このような場合、まず、ローカル・ストレージに蓄積されているコンテンツから固有識別情報を生成して、リンク参照情報に含まれている識別情報と一致するものがあるかどうかを判別する(ステップS2)。
【0054】
ローカル・ストレージ上で該当するコンテンツを発見することができた場合には、これをローカル・ストレージから読み出す(ステップS3)。そして、リンク情報にコンテンツの再生区間の指定があるかどうかを判別する(ステップS4)。再生区間の指定がある場合には、コンテンツからその区間を探索して(ステップS5)、コンテンツの再生を行なう(ステップS6)。
【0055】
一方、コンテンツがローカル・ストレージに存在しない場合には、ネットワーク上でコンテンツを提供するサーバにおいて、リンク参照情報に含まれているコンテンツ固有識別子をキーにして、コンテンツを検索する(ステップS7)。このような場合、サーバにおいては、自身のストレージに蓄積されているコンテンツから固有識別情報を生成して、リンク参照情報に含まれている識別情報と一致するものがあるかどうかを判別する。
【0056】
サーバ上のリモート・ストレージで該当するコンテンツを発見することができた場合には、クライアントこれをリモート・ストレージから取得する(ステップS3)。そして、リンク情報にコンテンツの再生区間の指定があるかどうかを判別する(ステップS4)。再生区間の指定がある場合には、コンテンツからその区間を探索して(ステップS5)、コンテンツの再生を行なう(ステップS6)。
【0057】
このような処理によって、楽曲コンテンツなどの同じメディアを所有している人どうしでは、テキスト上のリンク参照情報によって自動的にコンテンツが再生される。したがって、このような仕組みを広域ネットワーク上に導入することにより、例えば同じ音楽を愛好している人どうしの効率的で魅力的なコミュニケーションを実現することができる。
【0058】
一方、コンテンツをまだ所有していないサイトでのリンク・オープンは、コンテンツの販売を促進するようなアイコン・サンプル版の再生につながる。したがって、メールなどで気に入った楽曲を他人に薦める場合にこのような仕組みを利用することができる(ステップS8)。
【0059】
また、コンテンツがローカル・ストレージにない場合にどのサーバに検索にいくかをブラウザ毎にあらかじめ設定しておくようにしてもよい。あるいは、図6に示すように、コンテンツがない場合に検索にいくべきサーバをリンクに(例えば引数の形式で)含めるようにしてもよい。
【0060】
[追補]
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0061】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、所定のリンク情報に従ってコンテンツを好適に参照することができる、優れたコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0062】
また、本発明によれば、コンテンツに密接に関連する情報に付随してコンテンツを好適に参照することができる、優れたコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0063】
また、本発明によれば、所定のリンク情報に従ってコンテンツの特定の区間を好適に参照することができる、優れたコンテンツ参照装置及びコンテンツ参照方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に供されるネットワーク・コンピューティング・システム1の構成を模式的に示した図である。
【図2】コンピュータ・システム500のハードウェア構成例を模式的に示した図である。
【図3】ネットワーク上で展開された楽曲紹介サービスの仕組みを模式的に示した図である。
【図4】楽曲紹介に関するリンク参照情報の一例を示した図である。
【図5】WWWクライアント上で楽曲紹介サービスを受けるための動作手順を示したフローチャートである。
【図6】コンテンツがローカル・ストレージにない場合に検索に行くべきサーバを引数に持つリンク参照情報の構成例を示した図である。
【符号の説明】
1…ネットワーク・コンピューティング・システム
10…インターネット
20…小規模ネットワーク(LAN)
21…ルータ
25…WWWサーバ
26…メール・サーバ
30…公衆電話網
40…ゲートウェイ・システム
100…ユーザ・コンピュータ(クライアント)
Claims (13)
- 所定のリンク情報に従ってコンテンツを参照するコンテンツ参照装置であって、
コンテンツ自体を識別する固有識別子を含んだリンク情報で構成されるコンテンツを閲覧する閲覧部と、
前記閲覧部により閲覧されるリンク情報が選択されたことに応答して、該リンク情報中の固有識別子により指定されるコンテンツを探索するコンテンツ探索部と、
前記コンテンツ探索部により取得されたコンテンツを再生するコンテンツ再生部と、
を具備することを特徴とするコンテンツ参照装置。 - コンテンツの固有識別子は、コンテンツの所定位置からあらかじめ定められた間隔で抽出される複数のサンプリング点において複数の周波数成分毎に得たパワー・スペクトルからなる特徴ベクトルを利用して生成される、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ参照装置。 - 前記コンテンツ探索部は、探索中の各コンテンツの固有識別子を生成して、選択されたリンク情報に含まれる固有識別子と一致するものを探索する、
ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ参照装置。 - ネットワーク上の他の装置と相互接続するネットワーク接続部と、コンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積部をさらに備え、
前記コンテンツ探索部は、コンテンツ自体を識別するリンク情報に基づいて前記コンテンツ蓄積部を探索し、前記コンテンツ蓄積部で該当するコンテンツを発見できなかった場合にさらにネットワーク上の他の装置からコンテンツの取得を試みる、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ参照装置。 - リンク情報はネットワーク上のコンテンツの提供場所に関する情報を含み、
前記コンテンツ探索部は、前記コンテンツ蓄積部で該当するコンテンツを発見できなかった場合には、リンク情報に含まれるコンテンツ提供場所からコンテンツの取得を試みる、
ことを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ参照装置。 - リンク情報はコンテンツの再生区間をさらに含み、
前記コンテンツ再生部はリンク情報で指定されている再生区間を再生する、
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ参照装置。 - 所定のリンク情報に従ってコンテンツを参照するコンテンツ参照方法であって、
コンテンツ自体を識別する固有識別子を含んだリンク情報で構成されるコンテンツを閲覧する閲覧ステップと、
前記閲覧ステップにより閲覧されるリンク情報が選択されたことに応答して、該リンク情報中の固有識別子により指定されるコンテンツを探索するコンテンツ探索ステップと、
前記コンテンツ探索ステップにより取得されたコンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、
を具備することを特徴とするコンテンツ参照方法。 - コンテンツの固有識別子は、コンテンツの所定位置からあらかじめ定められた間隔で抽出される複数のサンプリング点において複数の周波数成分毎に得たパワー・スペクトルからなる特徴ベクトルを利用して生成される、
ことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ参照方法。 - 前記コンテンツ探索ステップでは、探索中の各コンテンツの固有識別子を生成して、選択されたリンク情報に含まれる固有識別子と一致するものを探索する、ことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ参照方法。
- 前記コンテンツ探索ステップでは、コンテンツ自体を識別するリンク情報に基づいてローカル・ストレージを探索し、前記ローカル・ストレージで該当するコンテンツを発見できなかった場合にさらにネットワーク上の他の装置からコンテンツの取得を試みる、
ことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ参照方法。 - リンク情報はネットワーク上のコンテンツの提供場所に関する情報を含み、
前記コンテンツ探索ステップでは、前記コンテンツ蓄積部で該当するコンテンツを発見できなかった場合には、リンク情報に含まれるコンテンツ提供場所からコンテンツの取得を試みる、
ことを特徴とする請求項10に記載のコンテンツ参照方法。 - リンク情報はコンテンツの再生区間をさらに含み、
前記コンテンツ再生ステップではリンク情報で指定されている再生区間を再生する、
ことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ参照方法。 - 所定のリンク情報に従ってコンテンツを参照するための処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、
コンテンツ自体を識別する固有識別子を含んだリンク情報で構成されるコンテンツを閲覧する閲覧ステップと、
前記閲覧ステップにより閲覧されるリンク情報が選択されたことに応答して、該リンク情報中の固有識別子により指定されるコンテンツを探索するコンテンツ探索ステップと、
前記コンテンツ探索ステップにより取得されたコンテンツを再生するコンテンツ再生ステップと、
を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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