JP2007183944A - ＵＰｎＰネットワークで外部の有料コンテンツを獲得するための方法及び装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 ＵＰｎＰネットワークで外部の有料コンテンツを獲得するための方法及び装置を提供する。
【解決手段】 ＵＰｎＰメディアサーバがＵＰｎＰメディアレンダラに外部サーバに存在する有料コンテンツに対する購買を行うＣＧＩを実行させるＵＲＬを提供し、ＵＰｎＰメディアレンダラがＣＧＩを実行させるＵＲＬを提供し、該当コンテンツの再生を要請すれば、該当ＵＲＬのＣＧＩを実行させて該当有料コンテンツを購買し、かつダウンロードすることによって、ユーザは、別途のインターフェースを使用せず、ＵＰｎＰ ＡＶコントロールポイントが搭載されたＤＴＶのようなＣＥデバイスを通じて外部のコンテンツ販売サイトが提供するコンテンツ目録をブラウジングし、所望のコンテンツを購買でき、購買したコンテンツを再生しうる。
【選択図】 図３

Description

本発明は、ホームネットワークに係り、さらに詳細には、ＵＰｎＰネットワークで外部のデジタルコンテンツを獲得する方法に関する。

現在、ホームネットワークは、移動通信、超高速インターネットなど有無線通信ネットワークを基盤に家庭内の機器がネットワークで相互連結されて時間、場所、機器に拘わらず、多様なサービスが提供され、さらに、相互連動を通じたサービス提供を通じてユーザの便宜を極大化させている。

また、ホームエンターテイメント中心のホームネットワークシステムを利用するユーザは、超高速インフラを基盤にデジタルコンテンツを提供するオンラインサイトを通じて映画、音楽、漫画のようなデジタルコンテンツを購買（ダウンロード）してホームサーバに保存した後、ＤＴＶ、オーディオのようなレンダリングデバイスを通じて再生しうる。

図１に示したように、ユーザは、家でＰＣ、ＷｉＦｉ−Ｐｈｏｎｅなどコンテンツダウンロードが可能なデバイスを通じてコンテンツを販売するインターネットサイトに接続した後、所望のコンテンツを検索して該当コンテンツをダウンロードする。このとき、ユーザとコンテンツを提供するインターネットサイトとの間の代金支払は、第３のビリングシステムを利用でき、携帯電話を利用した決済方法、サイバーマネーを利用した方法など多様な方法が適用されうる。

一方、ホームネットワーク技術が発達するにつれて、ユーザは、ダウンロードしたデジタルコンテンツをホーム内のレンタリングが可能な如何なるデバイスを通じても再生でき、ＭＰ３プレイヤのような携帯用装置へのコンテンツ複写も可能になった。一例に、ホームネットワークミドルウェアのうち、先頭的な位置にあるＵＰｎＰ（ユニバーサル プラグ アンド プレイ）標準を遵守するＵＰｎＰ ＡＶ アーキテクチャを通じてダウンロードしたデータを再生するか、または第３の携帯装置に複写しうる。

しかし、ユーザがＤＴＶのようなＣＥデバイスを通じて再生可能なコンテンツを検索した結果、再生を所望するコンテンツが存在していない場合、ユーザは、ＰＣのように外部インターネットサイトに接続可能なデバイスを通じてコンテンツを購買／ダウンロードしなければならない。

すなわち、ＵＰｎＰフレームワーク基盤のホームネットワーク上で、ユーザがＤＴＶのようなＣＥデバイスを通じてコンテンツを再生しようとするコンテンツが、ホームネットワーク上のローカルコンテンツではなく、外部インターネットサイトで提供する有料コンテンツである場合、コンテンツ再生のためのデバイスとコンテンツ購買のためのデバイスとが分離されているため、ユーザは、ＰＣのような別途のインターフェースを使用してコンテンツを購買しなければならない。

したがって、本発明では、ホームネットワーク上に存在するＣＥデバイスを通じて外部のインターネットサイトと連係してコンテンツを購買できるＵＰｎＰメディアサーバＳ／Ｗを提案する。したがって、ＤＴＶのようなＣＥデバイスを通じてデジタルコンテンツを販売するオンラインストアのコンテンツ目録を容易にブラウジングし、所望のコンテンツを購買できる方法が必要である。
韓国特許公開第２００５−００７７６７２号公報 韓国特許公開第２００５−００５９８０５号公報

本発明が解決しようとする課題は、ＵＰｎＰネットワークで外部の有料コンテンツを購買してＵＰｎＰメディアレンダラに提供できる方法及びこのための装置を提供することである。

前記課題を達成するための本発明は、ＵＰｎＰネットワークで外部のコンテンツを獲得する方法において、（ａ）ＵＰｎＰメディアレンダラから外部サーバに存在する所定の有料コンテンツに対する伝送を要請されるステップと、（ｂ）前記要請が受信されることによって、前記有料コンテンツに対する購買手順を行うステップと、（ｃ）前記外部サーバから前記購買手順が成功的に完了した前記有料コンテンツを受信するステップとを含む。

ここで、前記コンテンツの獲得方法は、ＵＰｎＰコントロールポイントに前記（ｂ）ステップを行うＣＧＩ（コモン ゲート インタフェース）をトリガさせるＵＲＬを提供するステップをさらに含み、前記（ａ）ステップは、ＵＰｎＰメディアレンダラから前記ＵＲＬを含むＡＶＴ：：Ｐｌａｙ（）呼び出しメッセージを受信するステップであることが望ましい。

また、前記ＵＲＬ提供ステップは、前記ＵＰｎＰコントロールポイントのＣＤＳ：：Ｂｒｏｗｓｅ（）呼び出しに対する応答メッセージに前記ＵＲＬを含めて伝送するステップであり、前記ＵＲＬは、前記応答メッセージの＜ｒｅｓ＞タグに含まれることが望ましい。

また、前記（ｂ）ステップは、前記外部サーバに会員認証のためのユーザ情報を伝送して、会員別積立ポイントで前記有料コンテンツに対する決済を行うステップであることが望ましい。

また、本発明は、前記コンテンツの獲得方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。

また、本発明は、ＵＰｎＰネットワークで外部のコンテンツを獲得する装置において、ＵＰｎＰメディアレンダラから外部サーバに存在する所定の有料コンテンツに対する伝送が要請されるにつれて、所定のＣＧＩを利用して前記有料コンテンツに対する購買手順を行うＣＧＩモジュールと、前記外部サーバから前記購買手順が完了した前記有料コンテンツを受信するコンテンツ受信部とを備える。

ここで、前記ＵＰｎＰネットワークで外部のコンテンツを獲得する装置は、ＵＰｎＰコントロールポイントに前記ＣＧＩモジュールをトリガさせるＵＲＬを提供するＵＲＬ提供部をさらに備え、前記ＣＧＩモジュールは、ＵＰｎＰメディアレンダラから前記ＵＲＬを含むＡＶＴ：：Ｐｌａｙ（）呼び出しメッセージを受信することによって前記伝送を要請され、前記ＵＲＬは、ＣＤＳ：：Ｂｒｏｗｓｅ（）呼び出しに対する応答メッセージの＜ｒｅｓ＞タグに含まれることが望ましい。

また、前記ＵＲＬ提供部は、前記ＵＰｎＰコントロールポイントのＣＤＳ：：Ｂｒｏｗｓｅ（）呼び出しに対する応答メッセージに前記ＵＲＬを含めて伝送することによって、ＵＰｎＰコントロールポイントに前記ＵＲＬを提供することが望ましい。

本発明によれば、ＵＰｎＰ基盤のホームネットワーク上で、ユーザは、別途のインターフェースを使用せず、ＵＰｎＰＡＶコントロールポイントが搭載されたＤＴＶのようなＣＥデバイスを通じて外部のコンテンツ販売サイトが提供するコンテンツ目録をブラウジングし、所望のコンテンツを購買でき、購買したコンテンツを再生しうる。また、コンテンツ購買のために別途のＵＰｎＰメッセージを新たに定義する必要がないので、既存のＵＰｎＰメディアレンダラやＵＰｎＰ ＡＶコントロールポイントの変形なしにも、ＵＰｎＰメディアサーバで外部コンテンツ販売サイトの有料コンテンツを購買しうる。

以下、添付された図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。

図２Ａは、ＵＰｎＰＡＶアーキテクチャーモデルを説明するための図である。図２Ａに示したように、ＵＰｎＰ標準を遵守するＵＰｎＰ ＡＶデバイスは、コンテンツのソースの役割を行うＵＰｎＰメディアサーバ（ＭＳ）とシンクの役割を行うＵＰｎＰメディアレンダラ（ＭＲ）とで構成される。

ＵＰｎＰメディアサーバは、メディアコンテンツを保存しているプラットホーム上に搭載されてメディアコンテンツのメタデータを抽出してＤＩＤＬ−Ｌｉｔｅ形式でメタデータの目録を構成・管理し、ＵＰｎＰ ＡＶデバイスを制御するＡＶコントロールポイントに目録を提供する。また、外部のデータソースからコンテンツを持ち込むことができ、また外部の他のＵＰｎＰメディアサーバにコンテンツを伝送することもできる。ＵＰｎＰメディアサーバは、コンテンツ目録のブラウジングに関するサービスであるＣＤＳ（コンテント ディレクタ サービス）、ＵＰｎＰデバイスの連結管理のためのＣＭＳ（コネクション マネージャ サービス）、コンテンツの再生と関連した制御のためのＡＶＴ（ＡＶトランスポート サービス）を提供し、このような全ての動作は、ＵＰｎＰアクションという形態で定義されてＡＶコントロールポイントによって呼び出される。

ＵＰｎＰメディアＬレンダラは、コンテンツを再生するが、ＵＰｎＰメディアサーバと同様に、ＣＭＳ、ＡＶＴサービスを提供し、デバイス設定（Ｂｒｉｇｈｔｎｅｓｓ，Ｖｏｌｕｍｅ．．．）と関連したＲＣＳ（レンダリング コントロール サービス）を提供する。ＵＰｎＰメディアサーバとＵＰｎＰメディアレンダラは、ＩＥＥＥ １３９４、ＨＴＴＰなどＵＰｎＰではない二つのデバイスの間にあらかじめ約束されたプロトコルを基盤にメディアコンテンツを伝送しうる。

図２Ｂは、ＵＰｎＰネットワークでコンテンツを再生する過程を示すフローチャートである。

まず、ＡＶコントロールポイントは、ＵＰｎＰメディアサーバが提供するＣＤＳ：：Ｂｒｏｗｓｅ／Ｓｅａｒｃｈ（）Ａｃｔｉｏｎを呼び出して再生可能なメディアコンテンツ目録を獲得し、ユーザがＵＩ（ユーザ インタフェース）を通じた再生を所望するコンテンツを選択すれば、ＡＶコントロールポイントは、ＵＰｎＰメディアレンダラのＣＭ：：ＧｅｔＰｒｏｔｏｃｏｌＩｎｆｏ（）Ａｃｔｉｏｎを通じて伝送プロトコル及びデータフォーマットに関する情報を受信する。

次いで、ＡＶコントロールポイントは、ＣＭ：：ＰｒｅｐａｒｅＦｏｒＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎ（）関数の呼び出しを通じてメディアサーバ（ＭＳ）とメディアレンダラ（ＭＲ）との連結を試み、新たなＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＩＤ、ＡＶＴｒａｎｓｐｏｒｔＩＤ及びＲＣＳＩＤを生成した後、ＡＶＴ：：ＳｅｔＡＶＴｒａｎｓｐｏｒｔＵＲＩ（）を通じてＡＶＴｒａｎｓｐｏｒｔＩＤに再生するコンテンツのＵＲＩを設定し、ＡＶＴ：：Ｐｌａｙ（）Ａｃｔｉｏｎを通じてコンテンツ再生を始める。

ＵＰｎＰレベルでこのような制御プロセスが完了すれば、メディアサーバは、メディアレンダラに再生するコンテンツをストリーミングの形態で伝送し、コンテンツを受信したメディアレンダラは、コンテンツを再生する。コンテンツの再生が完了すれば、ＵＰｎＰコントロールポイントは、ＣＭ：：ＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＣｏｍｐｌｅｔｅ（）アクションを通じてＣｏｎｎｅｃｔｉｏｎＩＤ、ＡＶＴｒａｎｓｐｏｒｔＩＤ及びＲＣＳＩＤを除去する。

図３は、本発明の一実施形態によってＵＰｎＰネットワークで外部の有料コンテンツを獲得する方法を簡略に説明するための図である。

ユーザは、オンラインコンテンツの購買サイトからＵＰｎＰメディアサーバソフトウェアをダウンロードしてホームネットワークデバイスに設置する。図示されたように、ＡＶコントロールポイントとＵＰｎＰメディアレンダラとは、デジタルＴＶに搭載されており、ユーザは、デジタルＴＶを利用してＵＰｎＰメディアサーバが提供するコンテンツの目録をブラウジングするが、このとき、ＵＰｎＰメディアサーバは、自身が保存しているコンテンツだけでなく、コンテンツ購買サイトで購買できるコンテンツの目録まで提供する。これは、ＵＰｎＰメディアサーバソフトウェアがコンテンツ購買サイトで提供したものであるために可能である。

ユーザがデジタルＴＶを通じてコンテンツ購買サイトにあるコンテンツの再生を要請すれば、ＵＰｎＰメディアサーバは、会員認証過程を経てコンテンツ購買サイトにログインして積立ポイントを利用して有料コンテンツに対する決済を処理し、該当コンテンツをダウンロードする。このとき、ＵＰｎＰメディアサーバは、ログイン失敗や決済失敗、またはダウンロードの開始や終了を表すメッセージを、該当状況が発生した場合に、ＵＰｎＰメディアレンダラにストリーミングで伝送してユーザに状況を知らせる。

図４は、本発明の一実施形態によるＵＰｎＰメディアサーバを設置する過程を示す順序図である。

ユーザは、ホームネットワークデバイスを利用してオンライン購買サイトに接続した後、ＵＰｎＰメディアサーバソフトウェアをダウンロードし（３０１）、会員加入如何を判断し（３０２）、まだ加入していないならば、会員加入手順を行う（３０４）。次いで、該当サイトでコンテンツを購買できる積立ポイントを確認し（３０５）、必要に応じて積立ポイントを充電し（３０６，３０７）、ダウンロードされたコンテンツが保存されるローカルディレクトリを指定し（３０８）、ダウンロード状態データを保存するなど（３０９）、基本的な環境を設定することによってＵＰｎＰメディアサーバが設置される。ここで、ダウンロード状態データは、前述したように、エラーメッセージまたはダウンロードの進行程度による案内メッセージを構成するためのデータを意味する。

図５は、本発明の一実施形態によって外部の有料コンテンツを獲得する過程を示す順序図である。

本発明の一実施形態によるＵＰｎＰメディアサーバは、オンライン購買サイトから有料コンテンツに対する購買手順を実行するＣＧＩ及びサンプルヒアリングのためのＵＲＬを含むが、コントロールポイントがＣＤＳ：：Ｂｒｏｗｓｅ（）を呼び出せば、これに対する応答として、各有料コンテンツに対する購買を行うＣＧＩのＵＲＬ及びサンプルヒアリングのためのＵＲＬをコントロールポイントに提供する（４０１）。ユーザがコントロールポイントのユーザインターフェースを通じて特定コンテンツの再生を選択すれば、コントロールポイントは、ＵＰｎＰメディアレンダラに該当コンテンツのＵＲＬを伝送して再生を要請し、ＵＰｎＰメディアレンダラは、ＵＰｎＰメディアサーバにＵＰｎＰメディアレンダラから受信されたＵＲＬに存在するコンテンツをストリーミングで伝送することを要請する（４０２）。

ＵＰｎＰメディアサーバは、伝送要請されたコンテンツのＵＲＬを参照して該当コンテンツがローカルコンテンツであるか否かを判断し（４０３）、ローカルコンテンツであれば、直ぐＵＰｎＰメディアレンダラに伝送する。もし、ローカルコンテンツではない場合、すなわち、ＵＲＬが特定コンテンツの位置を表す形式ではなく、ＣＧＩをトリガさせる形式である場合には、該当ＣＧＩを実行させてオンライン購買サイトに認証を行い、該当コンテンツを受信して保存する（４０８）。認証に失敗した場合または積立ポイントが不足している場合には、該当エラーメッセージがＵＰｎＰメディアレンダラに伝送される（４０７）。一方、サンプルヒアリングのためのＵＲＬである場合には、該当ＵＲＬのコンテンツを受信してＵＰｎＰメディアレンダラに提供し、この時には、認証過程が省略されうる。

図６は、本発明の一実施形態によるＵＰｎＰメディアサーバの構成図である。図６に示したように、本発明の一実施形態によるＵＰｎＰメディアサーバ５３０は、ＣＧＩモジュール５３１、コンテンツ受信部５３２及びＵＲＬ提供部５３３を備える。

ＵＲＬ提供部５３３は、オンラインストア５４０で販売する各有料コンテンツを購買するように、ＣＧＩをトリガさせる有料コンテンツ別のＵＲＬをＡＶＣＰ ５２０に提供する。このようなＵＲＬは、ＡＶＣＰ ５２０のＣＤＳ：：Ｂｒｏｗｓｅ（）呼び出しに対する応答として提供され、応答メッセージの＜ｒｅｓ＞タグに含まれることが望ましい。これについては後述する。

ＣＧＩモジュール５３１は、オンラインストア５４０で販売する有料コンテンツに対する購買手順を行うＣＧＩを保存しているが、ＵＰｎＰメディアレンダラ５１０がＵＲＬ提供部５３３からＡＶＣＰ ５２０に提供したＵＲＬを含むＡＶＴ：：Ｐｌａｙ（）呼び出しメッセージを伝送すれば、ＣＧＩモジュール５３１は、これを購買要請と解釈してＣＧＩを実行させることによって、オンラインストア５４０で該当コンテンツを購買する。このとき、該当コンテンツに対する決済は、積立ポイントを利用することが望ましいが、これは、もし他の決済手段を利用する場合、ユーザの追加的な入力が必要でありうるので、ユーザが決済手順を行うために他のホームネットワークデバイスを使用しなければならないか、または決済手順のための新たなＵＰｎＰメッセージを正義しなければならない問題が発生しうるためである。したがって、ＣＧＩモジュールが会員認証のためのユーザ情報及び購買を所望するコンテンツのＩＤをオンラインストア５４０に提供すれば、オンラインストア５４０では、ユーザ情報を通じて認証を行い、ユーザの勘定に積立てられたポイントを参照してコンテンツの購買許可の如何を決定する。もし、会員認証に失敗するか、積立ポイントが足りなくて購買に失敗すれば、該当状況を知らせるメッセージをＵＰｎＰメディアレンダラ５１０に伝送する。

コンテンツ受信部５３２は、購買手順が成功的に完了した場合、オンラインストア５４０から該当コンテンツをダウンロードして保存するが（５３２）、ダウンロードを開始する時またはダウンロードが完了した場合、これについてのメッセージをＵＰｎＰメディアレンダラ５１０に伝送する。

図示していないが、ＵＰｎＰメディアサーバ５３０は、購買が完了したコンテンツを保存し、ＵＰｎＰメディアレンダラ５１０から該当コンテンツに対する伝送要請がある場合に、伝送することもあるが、オンラインストア５４０からダウンロードし、リアルタイムでＵＰｎＰメディアレンダラ５１０にストリーミングで伝送することもできる。

図７は、本発明の他の実施形態によるＵＰｎＰメディアサーバの構成図である。

本実施形態でのＵＰｎＰメディアサーバ６００は、ＵＰｎＰメディアサーバ管理部６０１、ユーザ情報管理部６０２、アクション処理部６０３、ＸＭＬ変換部６０４、イベント処理部６０５、データ操作部６０６、ストリーミングサーバ６０７及びダウンロード部６０８を備える。

ＵＰｎＰメディアサーバ管理部６０１は、ＵＰｎＰメディアサーバソフトウェアが提供するサービスを利用するために必要なインターフェースを提供する。ＡＶコントロールポイント６４０は、ユーザが要請したタスク（例えば、コンテンツブラウジング、再生など）を行うためにＵＰｎＰメディアサーバ管理部インスタンスを生成し、アクション処理部６０３が提供するインターフェースを呼び出しうる。

アクション処理部６０３は、ＵＰｎＰメディアサーバ６００が提供するＣＤＳ、ＣＭＳ、ＡＶＴサービスに定義されたアクションが実行されるように下位モジュールを制御する。ＵＰｎＰメディアサーバ管理部６０１から伝えられたＵＰｎＰアクションを記述したＳＯＡＰメッセージをパージングして、各アクションを処理できる下位モジュールを呼び出す。このとき、アクション処理部６０３は、要請されたアクションを行うために外部のインターネットサイトから必要な情報を要請でき、該当情報を要請及び受信するためにＷｅｂ ＳｅｒｖｉｃｅやＶｅｎｄｅｒ−Ｄｅｆｉｎｅｄプロトコルが使われうる。

ＵＰｎＰメディアサーバ６００が提供するＣＤＳのアクションのうち、Ｂｒｏｗｓｅ／Ｓｅａｒｃｈのようなアクションに対する応答は、ＤＩＤＬ−Ｌｉｔｅ形式のＸＭＬ文書で作成されるが、ＸＭＬ変換部６０４は、外部のインターネットサイトから得たＲａｗデータあるいはホームネットワーク上のＤａｔａｂａｓｅ Ｑｕｅｒｙを通じて得たＲａｗデータをＤＩＤＬ−ＬｉｔｅＸＭＬ文書に変換する役割を行う。

イベント処理部６０５は、ＵＰｎＰスタック６６０から伝えられるイベントメッセージを処理し、ＵＰｎＰ ＣＤＳ／ＣＭＳが管理するＳｔａｔｅ Ｖａｒｉａｂｌｅの変化が発生する時に該当イベントをＳｕｂｓｃｒｉｂｅしたＡＶコントロールポイント６４０に変化されたＳｔａｔｅ Ｖａｒｉａｂｌｅを伝達する役割を行う。

データ操作部６０６は、多様なデータベースを接近できるように一貫したデータベース接近インターフェースを提供するコンポネントである。データベース６２０の接近が必要なアクション（例えば、Ｂｒｏｗｓｅ，Ｓｅａｒｃｈなど）は、データ操作部６０６で提供するインターフェースを利用して全ての処理が可能であるため、今後に性能が良好なデータベースを追加する場合、このコンポネントで定義するインターフェースのみを遵守するように製作すれば、容易にシステムに搭載されうる。

ストリーミングサーバ６０７は、ストレージ６１０に保存されたコンテンツをＵＰｎＰメディアレンダラ６５０にストリーミング形態で伝送する。このとき、ストリーミングサーバ６０７とＵＰｎＰメディアレンダラとの間のデータ伝達は、ＵＰｎＰメディアレンダラ６５０が提供するＣＭＳ：：ＧｅｔＰｒｏｔｏｃｏｌＩｎｆｏアクションを通じてあらかじめ約束された伝送プロトコルを利用する。

ダウンロード部６０８は、オンラインストア６３０からコンテンツを購買してダウンロードするためのＣＧＩモジュールを備える。ユーザの入力によってＵＰｎＰメディアレンダラ６５０からコンテンツ購買要請が入れば、ダウンロード部６０８は、会員認証を行い、コンテンツダウンロードのためのスレッドを生成する。また、ユーザにコンテンツダウンロード状態を知らせるためのダウンロード状態データをストリーミングサーバ６０７に伝送する。

ユーザ情報管理部６０２は、ユーザ情報及びコンテンツ購買のために必要な情報を保存及び管理する。ユーザのログイン名、パッスワード、コンテンツ購買のためのインターネットサイトのＵＲＬなどがユーザ情報管理部６０２に保存されうる。

図８Ａ及び図８Ｂは、図７でのＵＰｎＰメディアサーバを利用してＡＶＣＰにＣＤＳを提供する過程を説明するための図である。

ユーザアプリケーションに搭載されたＡＶコントロールポイントは、ＵＰｎＰメディアサーバ管理部を通じてアクション処理部が提供するＢｒｏｗｓｅアクションを呼び出し（８０１，８０２）、アクション処理部は、Ｂｒｏｗｓｅアクションを呼び出すＳＯＡＰメッセージをパージングした後、オンライン購買サイトに購買可能なコンテンツリストを要請する（８０３）。オンライン購買サイトからコンテンツリストを獲得した（８０４）アクション処理部は、コンテンツリストをＸＭＬ変換部を通じてＤＩＤＬ−Ｌｉｔｅ規格を遵守するフォーマットに変換し（８０５，８０６）、変換されたＸＭＬメッセージは、ＵＰｎＰメディアサーバ管理部を通じてＡＶＣＰに返還する（８０７，８０８）。

図８Ｂには、Ｂｒｏｗｓｅアクションに対するＤＩＤＬ−Ｌｉｔｅを遵守するＸＭＬ応答メッセージの例を示した。図８Ｂに示したように、＜サンプルヒアリング＞と＜購買＞とは、それぞれ一つのアイテムで表現され、＜サンプルヒアリング＞アイテムの＜ｒｅｓ＞タグは、該当コンテンツの一部を鑑賞できるＵＲＬを、＜購買＞アイテムの＜ｒｅｓ＞タグは、コンテンツ購買のためのＣＧＩモジュールをトリガできるＵＲＬを含んでいる。このように、コンテンツの購買のために必要なＵＲＬを既存のＵＰｎＰ応答メッセージで使用する＜ｒｅｓ＞タグに含めることによって、コンテンツ購買のために別途のＵＰｎＰメッセージを定義する必要がなくなる。

図９は、図７でのＵＰｎＰメディアサーバを利用して外部の有料コンテンツを獲得する過程を示すフローチャートである。

ユーザがＵＩを通じて＜購買＞を選択すれば、ＡＶコントロールポイントは、ＵＰｎＰメディアレンダラにＰｌａｙアクションを要請する（９０１）。ＵＰｎＰメディアレンダラは、コンテンツ再生のためにＵＰｎＰメディアサーバに特定ＵＲＬに該当するコンテンツの伝送を要請し（９０２）、ストリーミングサーバは、ＵＰｎＰメディアレンダラが送ったＵＲＬを確認して、ローカルコンテンツに対する再生要請であるか、コンテンツ購買要請であるかを判断した後、コンテンツ購買要請である場合、ダウンロード部が提供するコンテンツ購買ＣＧＩを実行させる（９０３）。ＣＧＩが実行されれば、ダウンロード部は、ユーザ情報管理部を通じてコンテンツ購買サイトに登録されたユーザログイン名とパスワードを獲得し（９０４，９０５）、これらを利用してオンライン購買サイトの認証過程を行う（９０６，９０７）。

コンテンツ購買サイトは、ユーザ認証過程を経た後、残余積立ポイントを確認し、データダウンロードのためのデータサーバＵＲＬを返還するが、会員認証に失敗したり残余積立ポイントが不足した場合、エラーメッセージを返還する。エラーが発生した場合、ストリーミングサーバは、ＵＰｎＰメディアレンダラが再生できるフォーマットのエラーメッセージをＵＰｎＰメディアレンダラに伝送することによってユーザに状況を知らせる。例えば、エラーメッセージは、ＭＰ３形式を有する“積立ポイントが不足します”または“ユーザ情報が正確でありません”のような音声メッセージでありうる。

会員認証に成功して残余積立ポイントが十分である場合、ダウンロード部は、該当コンテンツをダウンロードしつつ（９１０，９１１）、状況によってＵＰｎＰメディアサーバの設置時にダウンロードしたダウンロード状態データをストリーミングサーバに伝達し、ストリーミングサーバは、伝えられたダウンロード状態データをＵＰｎＰメディアレンダラに伝送する（９０９）。このようなダウンロード状態データは、例えば、“ダウンロードを開始します”、“ダウンロードが進行中です”、“ダウンロードが完了しました”のようなメッセージを表す多様なフォーマットのデータとなり、但し、ＵＰｎＰメディアレンダラが再生できるフォーマットでなければならない。

前述したように、本発明によるＵＰｎＰメディアサーバは、エラーメッセージまたはダウンロード状態データをＵＰｎＰメディアレンダラに伝送することによって、ユーザにコンテンツの購買状態を知らせうるが、このとき、このようなエラーメッセージまたはダウンロード状態データを伝送する方法は、ＵＰｎＰメディアサーバとＵＰｎＰメディアレンダラとの間のあらかじめ約束されたプロトコル（例えば、ＨＴＴＰ−ＧＥＴ、ＩＥＥＥ １３９４など）による。

ダウンロード部は、購買したコンテンツのダウンロードが完了すれば、購買したコンテンツのメタデータを抽出し、データ操作部を通じて抽出したメタデータをデータベースに保存する。したがって、購買したコンテンツは、以後のＣＤＳ：：Ｂｒｏｗｓｅ（）呼び出しに対してローカルコンテンツで表示される。

図１０は、本発明によるＵＰｎＰメディアサーバをＰＣに具現した場合のホームネットワーク構成図である。本実施形態では、イーサネット（登録商標）基盤のホームネットワーク上にＡＶコントロールポイントが搭載されたＤＴＶ、ＵＰｎＰメディアレンダラが搭載されたオーディオ、及び本発明によるＵＰｎＰメディアサーバを搭載したＰＣを仮定する。ユーザは、図１２Ａに示したようなユーザインターフェースを有するＤＴＶを通じて＜サンプル鑑賞及び購買＞メニューを選択してオンライン購買サイトから購買できるコンテンツリストを確認でき、図１２Ｂに示したように、コンテンツリストの各アイテムを選択することによって該当コンテンツのサンプルを鑑賞するか、または該当コンテンツを購買しうる。そして、購買完了したコンテンツは、ＵＰｎＰメディアサーバソフトウェアの設置時に指定したダウンロードディレクトリに保存され、ダウンロードが完了すれば、以後に図１２Ａの＜購買／ダウンロードしたコンテンツリスト＞メニューを選択して再生しうる。

図１１は、本発明によるＵＰｎＰメディアサーバをホームゲートウェイに具現した場合のホームネットワーク構成図である。本実施形態では、本発明によるＵＰｎＰメディアサーバがＯＳＧｉ（オープン サービス ゲートウェイ イニシアチブ）の搭載されたホームゲートウェイ上にバンドルの形態に設置された例である。ＯＳＧｉプラットホーム上には、基本的にＵＰｎＰサービスバンドルが設置されており、ホームネットワークのＣＥデバイスは、イーサネット（登録商標）基盤のＵＰｎＰプロトコルによって制御される。ユーザは、図１０と同様に、ＤＴＶに搭載されたＵＰｎＰＡＶコントロールポイントを利用してＯＳＧｉプラットホーム上に設置されたＵＰｎＰメディアサーバが提供するＢｒｏｗｓｅアクションを呼び出して、外部のサービスプロバイダーが提供するコンテンツ目録を検索でき、ホームネットワークのレンダリングデバイスであるオーディオに搭載されたＵＰｎＰメディアレンダラとの相互作用を通じて所望のコンテンツを購買し、かつ再生しうる。

一方、前述した本発明の実施形態は、コンピュータで実行できるプログラムで作成可能であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を利用して前記プログラムを動作させる汎用ディジタルコンピューターで具現されうる。

前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、マグネチック記録媒体（例えば、ＲＯＭ、フロッピー（登録商標）ディスク、ハードディスクなど）、光学的判読媒体（例えば、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤなど）及びキャリアウェーブ（例えば、インターネットを通じた伝送）のような記録媒体を含む。

以上、本発明についてその望ましい実施形態を中心に説明した。当業者は、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現されうるということが理解できる。したがって、開示された実施形態は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく、特許請求の範囲に現れており、それと同等な範囲内にある全ての差異点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。

本発明は、ホームネットワーク関連の技術分野に適用可能である。

ホームネットワークでインターネットサイトからコンテンツを購買する一般的な方法を説明するための図である。 ＵＰｎＰネットワークでコンテンツを再生する過程を説明するための図である。 ＵＰｎＰネットワークでコンテンツを再生する過程を説明するための図である。 本発明の一実施形態によってＵＰｎＰネットワークで外部の有料コンテンツを獲得する方法を簡略に説明するための図である。 本発明の一実施形態によるＵＰｎＰメディアサーバを設置する過程を示す順序図である。 本発明の一実施形態によって外部の有料コンテンツを獲得する過程を示す順序図である。 本発明の一実施形態によるＵＰｎＰメディアサーバの構成図である。 本発明の他の実施形態によるＵＰｎＰメディアサーバの構成図である。 図７でのＵＰｎＰメディアサーバを利用してＡＶ ＣＰにＣＤＳを提供する過程を説明するための図である。 図７でのＵＰｎＰメディアサーバを利用してＡＶ ＣＰにＣＤＳを提供する過程を説明するための図である。 図７でのＵＰｎＰメディアサーバを利用して外部の有料コンテンツを獲得する過程を示すフローチャートである。 本発明によるＵＰｎＰメディアサーバをＰＣに具現した場合のホームネットワーク構成図である。 本発明によるＵＰｎＰメディアサーバをホームゲートウェイに具現した場合のホームネットワーク構成図である。 本発明の一実施形態によるＵＰｎＰメディアサーバを使用する場合、ＵＰｎＰメディアレンダラで提供するユーザインターフェースを示す図である。 本発明の一実施形態によるＵＰｎＰメディアサーバを使用する場合、ＵＰｎＰメディアレンダラで提供するユーザインターフェースを示す図である。

符号の説明

５１０ ＵＰｎＰメディアレンダラ
５２０ ＡＶＣＰ
５３０ ＵＰｎＰメディアサーバ
５３１ ＣＧＩモジュール
５３２ コンテンツ受信部
５３３ ＵＲＬ提供部
５４０ オンラインストア
６００ ＵＰｎＰメディアサーバ
６０１ ＵＰｎＰメディアサーバ管理部
６０２ ユーザ情報管理部
６０３ アクション処理部
６０４ ＸＭＬ変換部
６０５ イベント処理部
６０６ データ操作部
６０７ ストリーミングサーバ
６０８ ダウンロード部
６１０ ストレージ
６２０ データベース
６３０ オンラインストア
６４０ ＡＶコントロールポイント
６５０ ＵＰｎＰメディアレンダラ
６６０ ＵＰｎＰスタック

Claims (15)

1. ＵＰｎＰネットワークで外部のコンテンツを獲得する方法において、
   （ａ）ＵＰｎＰメディアレンダラから外部サーバに存在する所定の有料コンテンツに対する伝送を要請されるステップと、
   （ｂ）前記要請が受信されることによって、前記有料コンテンツに対する購買手順を行うステップと、
   （ｃ）前記外部サーバから前記購買手順が成功的に完了した前記有料コンテンツを受信するステップとを含むことを特徴とする方法。
2. ＵＰｎＰコントロールポイントに前記（ｂ）ステップを行うＣＧＩをトリガさせるＵＲＬを提供するステップをさらに含み、
   前記（ａ）ステップは、ＵＰｎＰメディアレンダラから前記ＵＲＬを含むＡＶＴ：：Ｐｌａｙ（）呼び出しメッセージを受信するステップであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記ＵＲＬ提供ステップは、前記ＵＰｎＰコントロールポイントのＣＤＳ：：Ｂｒｏｗｓｅ（）呼び出しに対する応答メッセージに前記ＵＲＬを含めて伝送するステップであることを特徴とする請求項２に記載の方法。
4. 前記ＵＲＬは、前記応答メッセージの＜ｒｅｓ＞タグに含まれることを特徴とする請求項３に記載の方法。
5. 前記（ｂ）ステップは、前記外部サーバに電源認証のためのユーザ情報を伝送して会員別積立ポイントで前記有料コンテンツに対する決済を行うステップであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 前記（ｃ）ステップは、前記有料コンテンツの受信進行程度を表すメッセージを前記ＵＰｎＰメディアレンダラに伝送するステップを含み、
   前記メッセージは、前記ＵＰｎＰメディアレンダラが再生できるフォーマットであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 前記有料コンテンツの購買が不可能な場合、これを表すエラーメッセージを前記ＵＰｎＰメディアレンダラに伝送するステップをさらに含み、
   前記エラーメッセージは、前記ＵＰｎＰメディアレンダラが再生できるフォーマットであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
8. 請求項１ないし７のうち何れか一項に記載の方法をコンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
9. ＵＰｎＰネットワークで外部のコンテンツを獲得する装置において、
   ＵＰｎＰメディアレンダラから外部サーバに存在する所定の有料コンテンツに対する伝送が要請されるにつれて、所定のＣＧＩを利用して前記有料コンテンツに対する購買手順を行うＣＧＩモジュールと、
   前記外部サーバから前記購買手順が完了した前記有料コンテンツを受信するコンテンツ受信部とを備えることを特徴とする装置。
10. ＵＰｎＰコントロールポイントに前記ＣＧＩモジュールをトリガさせるＵＲＬを提供するＵＲＬ提供部をさらに備え、
    前記ＣＧＩモジュールは、ＵＰｎＰメディアレンダラから前記ＵＲＬを含むＡＶＴ：：Ｐｌａｙ（）呼び出しメッセージを受信することによって前記伝送を要請されることを特徴とする請求項９に記載の装置。
11. 前記ＵＲＬ提供部は、前記ＵＰｎＰコントロールポイントのＣＤＳ：：Ｂｒｏｗｓｅ（）呼び出しに対する応答メッセージに前記ＵＲＬを含めて伝送することによって、ＵＰｎＰコントロールポイントに前記ＵＲＬを提供することを特徴とする請求項１０に記載の装置。
12. 前記ＵＲＬは、前記応答メッセージの＜ｒｅｓ＞タグに含まれることを特徴とする請求項１１に記載の装置。
13. 前記ＣＧＩモジュールは、前記外部サーバに電源認証のためのユーザ情報を伝送して会員別積立ポイントで前記有料コンテンツに対する決済を行うことを特徴とする請求項９に記載の装置。
14. 前記コンテンツ受信部は、前記有料コンテンツの受信進行程度を表すメッセージを前記ＵＰｎＰメディアレンダラに伝送し、
    前記メッセージは、前記ＵＰｎＰメディアレンダラが再生できるフォーマットであることを特徴とする請求項９に記載の装置。
15. 前記ＣＧＩモジュールは、前記有料コンテンツの購買が不可能な場合、これを表すエラーメッセージを前記ＵＰｎＰメディアレンダラに伝送し、
    前記エラーメッセージは、前記ＵＰｎＰメディアレンダラが再生できるフォーマットであることを特徴とする請求項９に記載の装置。

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