JP2004062217A - 情報提供システム - Google Patents
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract
【課題】経営者の死などでアドバイスできる人が居なくなった場合でも、後継者などにアドバイスを提供できるようにすること。
【解決手段】情報提供者1毎にメールの配信先とその内容とその配信時期と情報提供者の消滅の有無を格納するデータベース20と、メールの配信先とその内容とその配信時期と情報提供者の消滅の有無をデータベースに入力し、情報提供者の消滅の有無と、メールの配信時期を検索し、メールの配信先とその内容をデータベース20から出力するメール処理手段とを備え、データベースを検索し、消滅した情報提供者1のメールの配信時期に該当するメール内容を該当するメール配信先に通信網を介して配信する、情報提供システム。
【選択図】 図1
【解決手段】情報提供者1毎にメールの配信先とその内容とその配信時期と情報提供者の消滅の有無を格納するデータベース20と、メールの配信先とその内容とその配信時期と情報提供者の消滅の有無をデータベースに入力し、情報提供者の消滅の有無と、メールの配信時期を検索し、メールの配信先とその内容をデータベース20から出力するメール処理手段とを備え、データベースを検索し、消滅した情報提供者1のメールの配信時期に該当するメール内容を該当するメール配信先に通信網を介して配信する、情報提供システム。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報提供者の消滅後に予め登録してある情報を提供するシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
企業において長年経営に携わってきた経営者は、企業の環境、得意先の情報、危機管理の対処方法などの豊富な知識や的確な判断能力を有している。そこで、従来、後継者や社員は、経営者から貴重なアドバイスを受けて仕事をしている。しかし、経営者の死去など消滅すると、後継者や社員がアドバイスを受けることができなくなり、豊富な知識や的確な判断能力を喪失することになる。その結果、後継者や社員は、最適な方針が決められなくなり、特に、経営の難局に際してのアドバイスが受けられず、企業の存立が危うくなる恐れがある。また、家庭についても同様なことが言え、一家の大黒柱が死去し、相談できなくなると、残された家族が途方にくれることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
<イ>本発明は、経営者などアドバイスできる人(情報提供者)が居なくなった場合でも、アドバイスなどの情報を提供できるようにすることにある。
<ロ>また、本発明は、予めアドバイスなどの情報を格納しておき、通信手段を利用してアドバイスなどの情報を提供できるようにすることにある。
【0004】
【問題を解決するための手段】
本発明は、情報提供者毎にメールの配信先とその内容とその配信時期と情報提供者の消滅の有無を格納するデータベースと、メールの配信先とその内容とその配信時期と情報提供者の消滅の有無をデータベースに入力し、情報提供者の消滅の有無と、メールの配信時期を検索し、メールの配信先とその内容をデータベースから出力するメール処理手段と、メール配信先にメール内容を通信網を介して送信する通信装置とを備え、データベースを検索し、消滅した情報提供者のメールの配信時期に該当するメール内容を該当するメール配信先に送信することを特徴とする、情報提供システムにある。
【0005】
本発明は、前記情報提供システムにおいて、情報提供者毎にコンテンツを格納するデータベースと、コンテンツをデータベースに入力し、コンテンツを検索し、コンテンツをデータベースから出力するコンテンツ処理手段と、コンテンツを通信網を介して端末装置に送信する通信装置とを備え、配信されたメールに記載されたIDとパスワードを用いて、データベースにアクセスして、コンテンツを閲覧できることを特徴とする、情報提供システムにある。
【0006】
本発明は、情報を提供することを希望する情報提供者(委託者)が、死後、生前にプログラムされた自己の心のWebページ(故人の知的総合資産、ナレッジ・データベース)を通して、遺族その他委託者が指定した配信先(ユーザー)との対話が、情報提供者(故人)の意志によって継続的に行われることを実現する情報サービス方法である。
【0007】
本システムは、不特定多数の利用を前提としたWebページが多種多彩な手法によって情報発信・情報交換(検索機能、対話機能等)ができる利点を活かし、ID、パスワード技術を用いることによって、これをパーソナルな限定した情報交換(対話)機能手段として利用している。
【0008】
人は死を意識すると、家族や周囲の人間に対して、自己の信念、心情、人生の歩み、危機回避のための方策、さらには隠し子の問題等これまで秘密裏にしてきたことなど、遺産相続など法的解決の根拠となる遺言書にはとうてい書き残せないほど言い残しておきたいことが山ほどあるものである。また、死後もできうれば、さまざまな場面で遺族等に愛情あふれる励ましや助言を与えたり、苦言を呈したり、具体的な手助けをしたいと思うものである。しかし従来は、それらはいわば墓場に持っていく以外にはなかった。
【0009】
本システムは、情報提供者(委託者)がシステム提供者(編集制作者、受託者)の支援によって生前中に、死後の対話となるWebページ(ナレッジ・データベース)を構築および継続的メールをあらかじめ作成してコンピュータに格納封印し、死後において、情報提供者(委託者)の指定する配信先(ユーザー、複数も可)に対して、予め定められた時点で所定のメールを発信し、Webページの開封を予告する。配信先(ユーザー)は本システムにアクセスする。すると、Webページの所定の内容一部が開示され、それらにかかわる検索システムが機能し、情報提供者(死者)と電子的に対話することができる。その対話は、情報提供者(故人)の指定時期に継続的に実行され、その都度新しいWebページ内容が開示され、指定された時期まで、配信先(ユーザー、遺族等)との対話が行われる。また、対話によって解決し得ない問題、課題については、システム提供者(編集制作者、受託者)が委託を受けたコーディネーターとなり、アドバイザーの斡旋など、適切なサポートを行い、配信先(ユーザー)の便益を図る。
【0010】
このことによって、情報提供者(委託者)はその思いを達成できる。また、遺族等ユーザーは思いもかけないWebページの存在を知り、アクセスしたとき、メニューには人生や事業、人間関係の知恵など豊富な知識と対処手段方法等が列挙され、それらの豊富な情報によって、意外性と有益性を得るばかりでなく、愛情や勇気、活力、自己反省など、有形無形の利益を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
<イ>情報提供システム
情報提供システムは、経営者など情報提供者1が、消滅して直接アドバイスができなくなった場合を考え、予め、アドバイスなどの情報を格納しておき、アドバイスをできなくなった後でも、アドバイスなどの情報を必要とする人(配信先)3に提供できるシステムである。情報提供システムは、例えば、情報提供者1が死去した場合、企業の後継者や家族など配信先3のメールアドレスにアドバイスなどの情報を送信できるように設定しておき、又は、後継者や家族などの配信先3が、情報提供システムのWebページ(ナレッジ・データベース)にアクセスし、コンテンツを検索して必要な情報を得ることができるように設定しておくシステムである。
【0013】
情報提供システムは、情報提供者1や配信先3の端末装置とインターネットなどの通信網を介して接続している。情報提供システムは、図1に示すように、メール内容などのデータとコンテンツなどのデータを格納するデータベース(死後の対話ナレッジデータベース)20、ルータなどの通信装置を用いてインターネットなどの通信網を介してメールの送受信やコンテンツの送受信を行ことができ、データベースを管理する格納・配信サーバシステム21、Webページを検索する検索用サーバ22、システムをバックアップするバックアップサーバ23などを備えている。なお、情報提供システムは、情報提供者1の委託者とシステム管理を行う受託者2とが契約を結ぶことにより、情報提供者1は、生存時にデータベース20に情報を書き込むことができ、また、情報提供者1の死後、データベース20の機能を開始するようにする。
【0014】
<ロ>データベース
データベース20は、メール用のデータベースと、コンテンツを含むWebページ用のデータベースを有する。メール用のデータベースは、例えば表1のように、情報提供者名、住所・電話、死亡など消滅日時、配信先名・アドレス、配信日時、メール内容、ID・パスワードなどの情報が格納される。配信日時は、例えば情報提供者1が掃滅した後、1ヶ月、1年、3年、5年などのように複数種類のプランがある。また、オプションとして、予め決められた時点での定期的な「配信」を設けても良い。例えば、配信日時は、○年○月○日のように、日時を決めたり、死亡時点から起算した何年後(○年○月○日)、情報提供者1の誕生日など特定日にしても良い。メール内容は、テキスト、画像、動画、音声などのメッセージで配信できるものであればよい。配信先は、複数でも良い。配信先ごとにIDとパスワードを設ける。
【0015】
【表1】
【0016】
Webページ用のデータベース(ナレッジ・データベース)20は、情報提供者名ごとに、コンテンツが記載されている。このコンテンツへのアクセスは、ID・パスワードを必要とする。コンテンツは、メールと同様に、テキスト、画像、動画、音声などのメッセージでもよい。コンテンツは、例えば、後継者や残された家族が現在思い悩んでいる事項、また、亡くなられた経営者の意見、考え、指示などがある。コンテンツ例は、例えば、図2に示すように、a)個人カテゴリーとして、信条・信念、歩んだ人生の回願・悔い、困難時のアドバイス、家庭経済運営、衣食住、健康・医療、趣味、ペットなど生活全般の智恵・思いなどがあり、b)事業カテゴリーとして、後継者問題(社内組織の再編)、経営理念・信条の詳細、人材掌握・活用、商品・サービスの創造、既存販売網の維持・拡大、新規市場参入、財務管理、協力企業との関係構築、危機管理、人脈の活用、特定スタッフへのメッセージなどがある。これらについて、情報提供者によるタイトルづけがされる。また、各項目別にキーワードを設定し、メッセージを付与し、図、映像、写真、個別資料等の添付ファイルを付与し、データコードを付与する。
【0017】
<ハ>格納・配信サーバシステム
格納・配信サーバシステム21は、メール処理手段とコンテンツ処理手段を備えている。メール処理手段は、情報提供者1が、端末装置を利用して、サーバシステム21にアクセスし、端末装置からメールの内容、配信先名、配信日時など(天国メール)を送信する。メール処理手段は、メールの内容、配信先名、配信日時などをデータベース20に格納する。情報提供者が、情報を提供できなくなくなる日時を情報提供システムに通知したり、又は、情報提供者の死後、情報提供者の関係者が、情報提供システムに通知する。その情報は、データベース20に格納される。メール処理手段の自動送信システムは、例えば図3に示すように、データベース20にアクセスし検索して(S1)、情報提供者の消滅の有無(S2)と、配信日時を調べ(S3)、該当する日時があると、所定の内容のメールを配信先のメールアドレスに配信処理する(S4)。このように、情報提供者1は、生前に情報提供システムにメールのデータを格納しておけば、死後でも、アドバイスをしたい人に所定のメール内容を所定の日時に送ることができる。このメールに情報提供システムにアクセスできるID番号とパスワードを書き込んでおけば、アドバイスを受けた人は、コンテンツ用のデータベースにもアクセスでき、より多くの情報を得ることができる。
【0018】
コンテンツ処理手段は、システム管理者により、情報提供者のコメント、原稿整理、映像・音声取材を編集し、ナレッジ・データベース化する。また、情報提供者により、ナレッジ・データベース20に情報を登録することができる。メールの受信者(配信先、ユーザー)は、例えば図4に示すように、Webページにアクセスし(S11)、ID番号とパスワードをサーバシステム21に入力する(S12)。ID番号とパスワードが一致すると、情報提供者1が提供した個人のWebページを開示する(S13)。ナレッジ・データベース20を検索し、必要な情報を入手する(S14)。このように、メールの受信者(配信先、ユーザー)は、Webページを閲覧し、消滅した情報提供者1と対話を行うことができる。特に、検索用サーバ22を使用することにより、思い悩んできる事項や死者の意見・考え・指示を聞きたい事項に関するキーワード検索によって、配信先3からの要求の合ったコンテンツを配信することができる。
【0019】
運用履歴データは、記録・保管され、情報提供者の依頼人に運用補償として開示義務を有し、また、機密性が厳守される。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、次のような効果を得ることができる。
<イ>本発明は、経営者の死などでアドバイスできる人が居なくなった場合でも、後継者などにアドバイスを提供できる。
<ロ>また、本発明は、予めアドバイスなどの情報を記憶装置に格納しておき、通信手段を利用して必要な人に情報を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報提供システムの説明図
【図2】Webページとメール機能の説明図
【図3】自動送信システムの説明図
【図4】Webページ閲覧の説明図
【符号の説明】
1・・・情報提供者
2・・・システム管理者
3・・・配信柵
20・・データベース
21・・格納・配信サーバシステム
22・・Webページ検索用サーバ
23・・バックアップサーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報提供者の消滅後に予め登録してある情報を提供するシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
企業において長年経営に携わってきた経営者は、企業の環境、得意先の情報、危機管理の対処方法などの豊富な知識や的確な判断能力を有している。そこで、従来、後継者や社員は、経営者から貴重なアドバイスを受けて仕事をしている。しかし、経営者の死去など消滅すると、後継者や社員がアドバイスを受けることができなくなり、豊富な知識や的確な判断能力を喪失することになる。その結果、後継者や社員は、最適な方針が決められなくなり、特に、経営の難局に際してのアドバイスが受けられず、企業の存立が危うくなる恐れがある。また、家庭についても同様なことが言え、一家の大黒柱が死去し、相談できなくなると、残された家族が途方にくれることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
<イ>本発明は、経営者などアドバイスできる人(情報提供者)が居なくなった場合でも、アドバイスなどの情報を提供できるようにすることにある。
<ロ>また、本発明は、予めアドバイスなどの情報を格納しておき、通信手段を利用してアドバイスなどの情報を提供できるようにすることにある。
【0004】
【問題を解決するための手段】
本発明は、情報提供者毎にメールの配信先とその内容とその配信時期と情報提供者の消滅の有無を格納するデータベースと、メールの配信先とその内容とその配信時期と情報提供者の消滅の有無をデータベースに入力し、情報提供者の消滅の有無と、メールの配信時期を検索し、メールの配信先とその内容をデータベースから出力するメール処理手段と、メール配信先にメール内容を通信網を介して送信する通信装置とを備え、データベースを検索し、消滅した情報提供者のメールの配信時期に該当するメール内容を該当するメール配信先に送信することを特徴とする、情報提供システムにある。
【0005】
本発明は、前記情報提供システムにおいて、情報提供者毎にコンテンツを格納するデータベースと、コンテンツをデータベースに入力し、コンテンツを検索し、コンテンツをデータベースから出力するコンテンツ処理手段と、コンテンツを通信網を介して端末装置に送信する通信装置とを備え、配信されたメールに記載されたIDとパスワードを用いて、データベースにアクセスして、コンテンツを閲覧できることを特徴とする、情報提供システムにある。
【0006】
本発明は、情報を提供することを希望する情報提供者(委託者)が、死後、生前にプログラムされた自己の心のWebページ(故人の知的総合資産、ナレッジ・データベース)を通して、遺族その他委託者が指定した配信先(ユーザー)との対話が、情報提供者(故人)の意志によって継続的に行われることを実現する情報サービス方法である。
【0007】
本システムは、不特定多数の利用を前提としたWebページが多種多彩な手法によって情報発信・情報交換(検索機能、対話機能等)ができる利点を活かし、ID、パスワード技術を用いることによって、これをパーソナルな限定した情報交換(対話)機能手段として利用している。
【0008】
人は死を意識すると、家族や周囲の人間に対して、自己の信念、心情、人生の歩み、危機回避のための方策、さらには隠し子の問題等これまで秘密裏にしてきたことなど、遺産相続など法的解決の根拠となる遺言書にはとうてい書き残せないほど言い残しておきたいことが山ほどあるものである。また、死後もできうれば、さまざまな場面で遺族等に愛情あふれる励ましや助言を与えたり、苦言を呈したり、具体的な手助けをしたいと思うものである。しかし従来は、それらはいわば墓場に持っていく以外にはなかった。
【0009】
本システムは、情報提供者(委託者)がシステム提供者(編集制作者、受託者)の支援によって生前中に、死後の対話となるWebページ(ナレッジ・データベース)を構築および継続的メールをあらかじめ作成してコンピュータに格納封印し、死後において、情報提供者(委託者)の指定する配信先(ユーザー、複数も可)に対して、予め定められた時点で所定のメールを発信し、Webページの開封を予告する。配信先(ユーザー)は本システムにアクセスする。すると、Webページの所定の内容一部が開示され、それらにかかわる検索システムが機能し、情報提供者(死者)と電子的に対話することができる。その対話は、情報提供者(故人)の指定時期に継続的に実行され、その都度新しいWebページ内容が開示され、指定された時期まで、配信先(ユーザー、遺族等)との対話が行われる。また、対話によって解決し得ない問題、課題については、システム提供者(編集制作者、受託者)が委託を受けたコーディネーターとなり、アドバイザーの斡旋など、適切なサポートを行い、配信先(ユーザー)の便益を図る。
【0010】
このことによって、情報提供者(委託者)はその思いを達成できる。また、遺族等ユーザーは思いもかけないWebページの存在を知り、アクセスしたとき、メニューには人生や事業、人間関係の知恵など豊富な知識と対処手段方法等が列挙され、それらの豊富な情報によって、意外性と有益性を得るばかりでなく、愛情や勇気、活力、自己反省など、有形無形の利益を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0012】
<イ>情報提供システム
情報提供システムは、経営者など情報提供者1が、消滅して直接アドバイスができなくなった場合を考え、予め、アドバイスなどの情報を格納しておき、アドバイスをできなくなった後でも、アドバイスなどの情報を必要とする人(配信先)3に提供できるシステムである。情報提供システムは、例えば、情報提供者1が死去した場合、企業の後継者や家族など配信先3のメールアドレスにアドバイスなどの情報を送信できるように設定しておき、又は、後継者や家族などの配信先3が、情報提供システムのWebページ(ナレッジ・データベース)にアクセスし、コンテンツを検索して必要な情報を得ることができるように設定しておくシステムである。
【0013】
情報提供システムは、情報提供者1や配信先3の端末装置とインターネットなどの通信網を介して接続している。情報提供システムは、図1に示すように、メール内容などのデータとコンテンツなどのデータを格納するデータベース(死後の対話ナレッジデータベース)20、ルータなどの通信装置を用いてインターネットなどの通信網を介してメールの送受信やコンテンツの送受信を行ことができ、データベースを管理する格納・配信サーバシステム21、Webページを検索する検索用サーバ22、システムをバックアップするバックアップサーバ23などを備えている。なお、情報提供システムは、情報提供者1の委託者とシステム管理を行う受託者2とが契約を結ぶことにより、情報提供者1は、生存時にデータベース20に情報を書き込むことができ、また、情報提供者1の死後、データベース20の機能を開始するようにする。
【0014】
<ロ>データベース
データベース20は、メール用のデータベースと、コンテンツを含むWebページ用のデータベースを有する。メール用のデータベースは、例えば表1のように、情報提供者名、住所・電話、死亡など消滅日時、配信先名・アドレス、配信日時、メール内容、ID・パスワードなどの情報が格納される。配信日時は、例えば情報提供者1が掃滅した後、1ヶ月、1年、3年、5年などのように複数種類のプランがある。また、オプションとして、予め決められた時点での定期的な「配信」を設けても良い。例えば、配信日時は、○年○月○日のように、日時を決めたり、死亡時点から起算した何年後(○年○月○日)、情報提供者1の誕生日など特定日にしても良い。メール内容は、テキスト、画像、動画、音声などのメッセージで配信できるものであればよい。配信先は、複数でも良い。配信先ごとにIDとパスワードを設ける。
【0015】
【表1】
【0016】
Webページ用のデータベース(ナレッジ・データベース)20は、情報提供者名ごとに、コンテンツが記載されている。このコンテンツへのアクセスは、ID・パスワードを必要とする。コンテンツは、メールと同様に、テキスト、画像、動画、音声などのメッセージでもよい。コンテンツは、例えば、後継者や残された家族が現在思い悩んでいる事項、また、亡くなられた経営者の意見、考え、指示などがある。コンテンツ例は、例えば、図2に示すように、a)個人カテゴリーとして、信条・信念、歩んだ人生の回願・悔い、困難時のアドバイス、家庭経済運営、衣食住、健康・医療、趣味、ペットなど生活全般の智恵・思いなどがあり、b)事業カテゴリーとして、後継者問題(社内組織の再編)、経営理念・信条の詳細、人材掌握・活用、商品・サービスの創造、既存販売網の維持・拡大、新規市場参入、財務管理、協力企業との関係構築、危機管理、人脈の活用、特定スタッフへのメッセージなどがある。これらについて、情報提供者によるタイトルづけがされる。また、各項目別にキーワードを設定し、メッセージを付与し、図、映像、写真、個別資料等の添付ファイルを付与し、データコードを付与する。
【0017】
<ハ>格納・配信サーバシステム
格納・配信サーバシステム21は、メール処理手段とコンテンツ処理手段を備えている。メール処理手段は、情報提供者1が、端末装置を利用して、サーバシステム21にアクセスし、端末装置からメールの内容、配信先名、配信日時など(天国メール)を送信する。メール処理手段は、メールの内容、配信先名、配信日時などをデータベース20に格納する。情報提供者が、情報を提供できなくなくなる日時を情報提供システムに通知したり、又は、情報提供者の死後、情報提供者の関係者が、情報提供システムに通知する。その情報は、データベース20に格納される。メール処理手段の自動送信システムは、例えば図3に示すように、データベース20にアクセスし検索して(S1)、情報提供者の消滅の有無(S2)と、配信日時を調べ(S3)、該当する日時があると、所定の内容のメールを配信先のメールアドレスに配信処理する(S4)。このように、情報提供者1は、生前に情報提供システムにメールのデータを格納しておけば、死後でも、アドバイスをしたい人に所定のメール内容を所定の日時に送ることができる。このメールに情報提供システムにアクセスできるID番号とパスワードを書き込んでおけば、アドバイスを受けた人は、コンテンツ用のデータベースにもアクセスでき、より多くの情報を得ることができる。
【0018】
コンテンツ処理手段は、システム管理者により、情報提供者のコメント、原稿整理、映像・音声取材を編集し、ナレッジ・データベース化する。また、情報提供者により、ナレッジ・データベース20に情報を登録することができる。メールの受信者(配信先、ユーザー)は、例えば図4に示すように、Webページにアクセスし(S11)、ID番号とパスワードをサーバシステム21に入力する(S12)。ID番号とパスワードが一致すると、情報提供者1が提供した個人のWebページを開示する(S13)。ナレッジ・データベース20を検索し、必要な情報を入手する(S14)。このように、メールの受信者(配信先、ユーザー)は、Webページを閲覧し、消滅した情報提供者1と対話を行うことができる。特に、検索用サーバ22を使用することにより、思い悩んできる事項や死者の意見・考え・指示を聞きたい事項に関するキーワード検索によって、配信先3からの要求の合ったコンテンツを配信することができる。
【0019】
運用履歴データは、記録・保管され、情報提供者の依頼人に運用補償として開示義務を有し、また、機密性が厳守される。
【0020】
【発明の効果】
本発明は、次のような効果を得ることができる。
<イ>本発明は、経営者の死などでアドバイスできる人が居なくなった場合でも、後継者などにアドバイスを提供できる。
<ロ>また、本発明は、予めアドバイスなどの情報を記憶装置に格納しておき、通信手段を利用して必要な人に情報を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報提供システムの説明図
【図2】Webページとメール機能の説明図
【図3】自動送信システムの説明図
【図4】Webページ閲覧の説明図
【符号の説明】
1・・・情報提供者
2・・・システム管理者
3・・・配信柵
20・・データベース
21・・格納・配信サーバシステム
22・・Webページ検索用サーバ
23・・バックアップサーバ
Claims (2)
- 情報提供者毎にメールの配信先とその内容とその配信時期と情報提供者の消滅の有無を格納するデータベースと、
メールの配信先とその内容とその配信時期と情報提供者の消滅の有無をデータベースに入力し、情報提供者の消滅の有無と、メールの配信時期を検索し、メールの配信先とその内容をデータベースから出力するメール処理手段とを備え、
データベースを検索し、消滅した情報提供者のメールの配信時期に該当するメール内容を該当するメール配信先に通信網を介して配信することを特徴とする、情報提供システム。 - 請求項1に記載の情報提供システムにおいて、
データベースは、情報提供者毎にコンテンツを格納し、
コンテンツをデータベースに入力し、コンテンツを検索し、コンテンツをデータベースから出力するコンテンツ処理手段とを備え、
配信されたメールに記載されたIDとパスワードを用いて、データベースにアクセスして、コンテンツを閲覧できることを特徴とする、情報提供システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002215368A JP2004062217A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 情報提供システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002215368A JP2004062217A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 情報提供システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004062217A true JP2004062217A (ja) | 2004-02-26 |
Family
ID=31937419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002215368A Pending JP2004062217A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | 情報提供システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004062217A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009078182A1 (ja) * | 2007-12-19 | 2009-06-25 | Icon Corp. | サーバ装置、情報提供方法及び情報継承システム |
-
2002
- 2002-07-24 JP JP2002215368A patent/JP2004062217A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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