JP2004060943A - Failure diagnosis system and diagnosis server - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、故障診断システム及び診断サーバ、特に複数の空気調和装置を含む空調設備の故障を診断する故障診断システム及び診断サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
ビルなどに設置される複数の空調設備を対象として、故障診断を行うシステムが提供されている。このシステムは、通信網を介して複数の空調設備と診断サーバとを接続しており、空調設備に設けられるセンサなどの検知結果に基づいて、診断サーバにおいて遠隔的に故障診断を行っている。診断サーバからセンサなどの検知結果をサービスエンジニアに連絡することにより、サービスエンジニアは空調機診断マニュアルなどに基づいて故障原因を特定し、修理を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
空調設備の修理を行う場合に、サービスエンジニアは、一律に作成された空調機診断マニュアルに従って故障診断を行っている。しかし、マニュアルのみに従って故障診断を行うと、例えば、新規に設置された空調設備も10年以上前に設置された空調設備も同様の手順で故障診断を行うことになる。また、機種/物件特有の条件において特定の箇所に故障が生じやすい空調設備に対してもやはりマニュアルに従った故障診断を行うことになる。
【0004】
このため、空調機診断マニュアルのみに基づく故障診断では、故障個所の判断や故障原因の診断に誤りが生じて、修理の際に余計な時間がかかったり無駄な部品交換などを行ってしまうおそれがある。
ベテランのサービスエンジニアの場合にはマニュアルに従わずに経験に基づいた故障診断が可能であるが、経験の浅いサービスエンジニアの場合にはマニュアルに従って故障診断を行うことが多い。このため、この経験差を埋めることが可能なシステムが求められている。
【0005】
本発明の課題は、空調設備の故障診断をより正確に行うことが可能である故障診断システムを提供することにある。本発明の別の課題は、空調設備の故障診断をより正確に行うことが可能である診断サーバを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の故障診断システムは、複数の空調設備の故障を診断する故障診断システムであって、情報送出手段と診断サーバとを備える。情報送出手段は、空調設備の機器情報を送信可能である。診断サーバは、機器情報及び空調設備の過去の修理情報に基づく履歴情報により空調設備の故障診断の確認項目を指定する。
空調設備は、空気調和装置と空気調和装置に接続された情報送信手段とを含む。情報送出手段は、1台又は複数の空気調和装置に接続され又は空気調和装置に内蔵され、その空気調和装置の機器情報を含む情報を送信する。機器情報には、例えば運転中/停止中、各アクチュエータのON/OFF、設定温度、温度センサ検知結果などが含まれる。
【0007】
診断サーバは、機器情報や空気調和装置の利用者からの報告情報などにより空調設備の故障が予知される又は故障が生じていると確認された場合に、機器情報及び報告情報に基づいて故障診断の確認項目を指定する。診断サーバは、故障診断の対象となる空調設備(特に空気調和装置)の機器情報、その空調設備と同一の環境に置かれている(同じ建物に設置されている等の)空調設備の機器情報、及びその空調設備と同じ機種の機器情報に基づいて履歴情報を求める。また、診断サーバは、故障診断の対象となる空調設備の修理情報及びその空調設備と同じ機種の修理情報に基づいて履歴情報を求める。この履歴情報に基づいて、診断サーバは、確認項目を指定する。履歴情報は、故障診断の対象である空調設備の過去の運転履歴(機器情報から求められる)、修理履歴(修理情報から求められる)などを含む情報である。
【0008】
ここでは、故障診断の確認項目を履歴情報に基づいて指定するため、履歴情報を考慮しない場合と異なった確認項目の指定が可能となる。これにより、故障診断の対象となる空調設備及び関連の空調設備の過去の履歴に基づいて、より適切な故障診断を行うことが可能となる。
請求項2に記載の故障診断システムは、請求項1に記載の故障診断システムであって、診断サーバが履歴情報に応じて確認項目の追加や順序の変更が可能である。
【0009】
ここでは、診断サーバが履歴情報に応じて確認項目の指定する際に、確認項目を追加したり確認項目の順序を変更したりすることができる。これにより、効率よく迅速な故障診断を行うことができる。
例えば、空調設備の特定箇所に故障が生じている可能性が高いと判断されるときに、特定箇所を診断する確認項目を追加すると、効率よく迅速に故障診断を行うことが可能となる。また同様に、例えば空調設備の特定箇所に故障が生じている可能性が高いと判断されるときに、特定箇所を詳細に診断する確認項目の順序変更を行うと、大まかな診断から細かい診断へという一般的な故障診断の流れを変更して詳細な診断を先に行うことができるため、やはり効率よく迅速に故障診断を行うことが可能となる。
【0010】
請求項3に記載の故障診断システムは、請求項1または2に記載の故障診断システムであって、機器情報の少なくとも一部である第1機器情報が空調設備に設けられる検知部で検知される。
故障診断の対象となる空調設備の機器情報の少なくとも一部である第1機器情報が、その空調設備の検知部において検知され、情報送出手段により送信される。
ここでは、第1機器情報が空調設備の検知部で自動的に検知可能であることから、機器情報に基づく履歴情報により診断サーバにおいて自動的に確認項目の変更が可能となる。これにより、さらに適切な故障診断を行うことが可能となる。
【0011】
請求項4に記載の故障診断システムは、請求項3に記載の故障診断システムであって、第1機器情報は空調設備の運転時間を含む。
空調設備などの運転時間が長くなると、それに伴って装置内部の部品劣化などが生じるため、運転時間の短い空調設備を対象とする場合と異なる確認項目を追加する又は確認項目の順序を変更する方が好ましい。
ここでは、運転時間が機器情報に含まれるため、運転時間に基づいた確認項目の変更が可能となる。これにより、さらに適切な故障診断を行うことが可能となる。
【0012】
請求項5に記載の故障診断システムは、請求項1から4のいずれかに記載の故障診断システムであって、機器情報の少なくとも一部である第2機器情報を入力する入力装置をさらに備える。
空調設備において自動検知することが難しい又は自動検知できない機器情報がある場合には、サービスエンジニアなどに機器情報を計測させて、その計測結果の機器情報を入力させることにより、確認項目変更手段が確認項目の変更を行うことが可能となる。
【0013】
ここでは、第2機器情報を入力可能な入力装置を備えていることにより、例えば空調設備で検知できない機器情報を入力可能となり、この機器情報に基づいた履歴情報により診断サーバが確認項目の変更を行うことが可能となる。これにより、さらに適切な故障診断を行うことが可能となる。
なお、第2機器情報は、第1機器情報と一部が重複していても良い。
請求項6に記載の故障診断システムは、請求項1から5のいずれかに記載の故障診断システムであって、携帯可能な確認端末をさらに備える。確認端末は、診断サーバで指定された確認項目を診断サーバから受信可能である。
【0014】
ここでは、確認端末により確認項目を確認可能である。確認端末は診断サーバから確認項目を受信可能であり、携帯可能であるため、空調設備を修理する現場において確認項目を参照することが可能である。これにより、さらに適切な故障診断を行うことが可能となる。
請求項7に記載の故障診断システムは、請求項6に記載の故障診断システムであって、確認端末は機器情報の少なくとも一部である第3機器情報を入力可能である。
【0015】
ここでは、確認端末に第3機器情報を入力可能であるため、例えば空調設備を修理する現場から第3機器情報を診断サーバに送信し、確認項目変更手段が第3機器情報を含む機器情報に基づく履歴情報によりさらに確認項目の変更を行い、その結果を確認端末が受信することができる。これにより、空調設備を修理する現場でさらに詳細な機器情報を追加して、故障診断の確認項目をより適切なものにすることが可能となる。
なお、第3機器情報は、第1機器情報及び第2機器情報と一部が重複していても良い。
【0016】
請求項8に記載の診断サーバは、複数の空調設備の故障を診断する診断サーバであって、通信部、確認項目指定手段、情報確認手段、及び確認項目変更手段を備える。通信部は空調設備の機器情報を受信する。確認項目指定手段は確認項目を指定する。情報確認手段は機器情報及び空調設備の過去の修理情報に基づく履歴情報を確認する。確認項目変更手段は情報確認手段により確認された履歴情報に応じて確認項目の追加や順序の変更を行う。
確認項目指定手段は、機器情報や空気調和装置の利用者からの報告情報など通信部において受信された情報により空調設備の故障が予知される又は故障が生じていると確認された場合に、機器情報及び報告情報に基づいて故障診断の確認項目を指定する。情報確認手段は、機器情報及び空調設備の過去の修理情報に基づく履歴情報を求める。確認項目変更手段は、履歴情報に応じて確認項目指定手段で指定された確認項目の追加や順序の変更を行う。履歴情報は、故障診断の対象である空調設備の過去の運転履歴(機器情報から求められる)、修理履歴(修理情報から求められる)などを含む情報である。また、機器情報や修理情報は、故障診断の対象となる空調設備、その空調設備と同一の環境に置かれている(同じ建物に設置されている等の)空調設備、及びその空調設備と同じ機種の空調設備の情報を含む。
【0017】
ここでは、確認項目指定手段で指定された故障診断の確認項目を確認項目変更手段において変更可能である。これにより、故障診断の対象となる空調設備の過去の履歴に基づいて、より適切な故障診断を行うことが可能となる。
請求項9に記載の診断サーバは、請求項8に記載の診断サーバであって、通信部が機器情報の少なくとも一部である第2機器情報の入力を受付可能である。
空調設備において自動検知することが難しい又は自動検知できない機器情報がある場合には、サービスエンジニアなどに機器情報を計測させて、その計測結果の機器情報を入力させることにより、確認項目変更手段が確認項目の変更を行うことが可能となる。
【0018】
ここでは、通信部が第2機器情報を受付可能であることにより、例えば空調設備で自動検知することが難しい機器情報である第2機器情報を通信部で受け付けて、確認項目変更手段が第2機器情報を含む機器情報に基づく履歴情報により確認項目の変更を行うことが可能となる。これにより、さらに適切な故障診断を行うことが可能となる。
請求項10に記載の診断サーバは、請求項8または9に記載の診断サーバであって、確認項目を出力する出力手段をさらに備える。
【0019】
ここでは、診断サーバで指定された確認項目を出力手段により出力することが可能である。出力手段は、例えばプリンタなどの印刷手段と接続されて確認項目を印字可能としたり、サービスエンジニアなどが所持する確認項目を表示可能な確認端末に送信したりすることが可能となる。これにより、サービスエンジニアなどが空調設備の故障診断の確認項目を確認することが容易となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明に係る空調設備の故障診断システムを図1に示す。故障診断システムは、空調設備の機器情報および修理情報に基づいて空調設備の故障診断を行うものである。故障診断システムは、ビル91に設置される複数の空気調和装置1、複数の空気調和装置1が接続されるステーション2、空気調和装置1及びステーション2からなる空調設備3、管理センター92に設置されて複数の空気調和装置を管理する管理サーバ4、空気調和装置1の故障確認及び修理を行うサービスエンジニアが所持する携帯端末5、及びステーション2と管理サーバ4と携帯端末5とを接続する通信網9により構成されている。
【0021】
<全体の構成>
〔空調設備〕
空気調和装置1は、ビル91の室内の空気調和を行う。
ステーション2は、ビル91に設置される複数の空気調和装置1に接続されており、空気調和装置1の監視及び制御を行う。また、ステーション2は、通信網9を介して管理センター92の管理サーバ4に接続されている。ステーション2は、空気調和装置1に設けられたセンサの検知結果や現在の空気調和装置1の運転状態などの機器情報を管理サーバ4へ送信可能である。通信網9は、専用回線、公衆回線、又はインターネットなどである。
【0022】
〔管理サーバ〕
管理サーバ4は、複数の空気調和装置1の監視を行うと共に空気調和装置1の故障原因の確認項目の指定を行う。管理サーバ4は、通信網9と接続する通信部11、複数の空気調和装置1の監視及び故障原因の確認項目の指定を行う処理部12、及び空気調和装置1の機器情報に基づく履歴情報を記憶する記憶部13を有する。
通信部11は、空気調和装置1に関する機器情報を空気調和装置1及び携帯端末5から受信すると共に処理部12で指定された故障原因の確認項目を携帯端末5へ送信する。
【0023】
処理部12は、通信部11が受信した空気調和装置1に関する機器情報に基づいて空気調和装置1の管理を行うと共に、機器情報に基づく履歴情報を記憶部13に記憶させる。処理部12は、空気調和装置1の故障原因の確認項目の指定を行う手段として、確認項目指定手段21、情報確認手段22、確認項目変更手段23を有する。
確認項目指定手段21は、空気調和装置1から受けた機器情報や携帯端末5においてサービスエンジニアにより入力された機器情報及び報告情報に基づいて、空気調和装置1が故障しているか否かを判断する。空気調和装置1に問題が生じているが故障していると判断したときに、確認項目指定手段21は、機器情報及び報告情報に基づいて空気調和装置1の故障診断を行うための確認項目の内容及び順番を指定する。
【0024】
情報確認手段22は、今までに空気調和装置1から受けた機器情報や携帯端末5などにおいてサービスエンジニアにより入力された機器情報、及び空調設備3の過去の修理情報などに基づいて履歴情報を求めて、その履歴情報を記憶部13に記憶させる。履歴情報は、空気調和装置1の装置履歴であり、例えば、経年劣化の度合い、機器情報に含まれる運転中/停止中に基づく運転時間、アクチュエータやリレーのON/OFF回数、など機器情報に基づく履歴情報や、今までのメンテナンス情報など修理情報に基づく履歴情報などがある。また、履歴情報には、空気調和装置1と同一の環境(同じビル等)に置かれている空気調和装置1の装置履歴や、同一機種の空気調和装置1の装置履歴なども含まれる。
【0025】
確認項目変更手段23は、記憶部13に記憶される履歴情報に基づいて、より適切な故障確認が可能となるように、確認項目指定手段21において指定された確認項目を元にしてさらなる確認項目の追加や確認項目の順序の変更を行う。
〔携帯端末〕
携帯端末5は、管理サーバ4から通信網9を介して受信した確認項目を表示可能であり、また空気調和装置1に関する機器情報の入力を受け付けて管理サーバ4へ送信可能である。例えば、サービスエンジニアが空気調和装置1の故障確認を行った際における計測結果を機器情報として入力を受け付けて管理サーバ4へ送信したり、指定された確認項目に従って空気調和装置1の確認を行った結果として修理が行われた際に修理履歴の入力を受け付けて管理サーバ4へ送信したりする。
【0026】
携帯端末5に入力される機器情報としては、圧縮機の効率劣化の度合い、電動弁特性の変化度合い、熱交換器の伝熱/圧損特性、冷媒/油の物性、フィルタの詰まり具合等が挙げられる。
<動作>
〔故障判断〕
空気調和装置1は、ステーション2を介して管理サーバ4の通信部11へ機器情報を送信する。また、サービスエンジニアなどにより携帯端末5に入力された機器情報も同様に管理サーバ4の通信部11へさらに送信される。機器情報は、通信部11から処理部12に送られる。確認項目指定手段21は、機器情報に基づいて、空気調和装置1が故障しているか否か判断する。また、情報確認手段22は、機器情報に基づく履歴情報を求め、記憶部13に記憶させる。
【0027】
確認項目指定手段21は、空気調和装置1が故障していると判断したときには、空気調和装置1の故障個所や故障原因を特定するために確認項目の内容及び順番を指定する。
例えば、ガス欠又は冷媒系統の詰まりによる故障であると判断した場合には、図2(a)に記載したように確認項目(ステップ)の内容及び順番を指定する。すなわち、ステップS1にてガス欠又は冷媒系統の詰まりを検知する所定のセンサの検知結果が規定値以内であるか否かを判定し、規定値以内でない場合にはガス欠又は冷媒系統の詰まりが故障原因であると結論する。所定センサの検知結果が規定値以内である場合には、ステップS2へ移行する。ステップS2では、所定センサの抵抗値が規定値以内であるか否かを判定する。抵抗値が規定値以内である場合には、プリント基板の不調が故障原因であると結論する。一方、抵抗値が規定値以内でない場合には、センサの不調が故障原因であると結論する。
【0028】
〔履歴情報に応じた確認項目の変更〕
確認項目変更手段23は、記憶部13に記憶される履歴情報に基づいて確認項目指定手段21によって指定された確認項目の内容及び順番を変更する。
例えば、故障していると判断された空気調和装置1と同じビル91に納品された空気調和装置1や同時期に出荷された空気調和装置1において、ガス欠又は冷媒系統の詰まりを検知するセンサが故障しやすいとの修理情報がある場合には、対象となる空気調和装置1の確認項目(ステップ)を図2(a)から図2(b)のようにその順番を変更する。確認項目の順番を変更することによって、センサの誤作動を早期に確認することが可能となり、より適切な修理を行える。
【0029】
また例えば、故障診断の対象である空気調和装置1が、運転時間が所定時間以上になると確実に汚れ度合いが一定値以上になると履歴情報から判明している場合、確認項目変更手段23は運転時間が所定時間以上であるか否かの確認項目であるステップS3を図2(a)から図2(c)のように追加する。これにより、熱交換器の汚れが原因であることを早期に確認する順序になるため、故障原因を効率よくピンポイントに特定することができると共に迅速な修理を行うことが可能となる。しかし、最近メンテナンスとして熱交換器の洗浄が行われている場合、熱交換器が汚れていることは稀であるので、確認項目変更手段23は確認項目を図2(c)から図2(a)へと変更することによりステップS3を省略する。これにより、熱交換器の汚れが原因であると故障診断を行ってしまい、故障診断に時間がかかるおそれが抑えられる。
【0030】
〔確認項目の出力〕
確認項目指定手段21及び確認項目変更手段23により指定された確認項目は、通信部11から通信網9を介して携帯端末5に送信される。携帯端末5は受信した確認項目を表示可能である。携帯端末5を所持しているサービスエンジニアは、携帯端末5に表示される確認項目にしたがって空気調和装置1の修理を行うことにより、装置履歴を反映した故障診断を行うことができる。
<特徴>
本実施形態に係る空調設備の故障診断システムは、確認項目指定手段21により指定される確認項目を、確認項目変更手段23により履歴情報に基づいて変更することができる。これにより、空気調和装置1の履歴を考慮した、より適切な故障診断を行うことが可能となる。よって、故障確認の対象となる空気調和装置1を初めて扱うサービスエンジニアでも、対象となる空気調和装置1の修理経験があるサービスエンジニアでも、過去の履歴に基づいて同様に故障原因の確認を行うことが可能となる。
【0031】
履歴情報は、空気調和装置1に設けられたセンサの検知結果や現在の運転状況などの機器情報、及び空気調和装置1の修理情報に基づいて、情報確認手段22において求められ、記憶部13に記憶される。機器情報や修理情報には、故障診断の対象となる空調設備、その空調設備と同一の環境に置かれている(同じ建物に設置されている等の)空調設備、及びその空調設備と同じ機種の空調設備の情報が含まれる。
また、サービスエンジニアにより空気調和装置1を修理する現場において計測された空気調和装置1の機器情報は、携帯端末5から入力されて管理サーバ4へ送信され、情報確認手段22により履歴情報が求められる。この履歴情報により故障診断の確認項目の追加や順序の変更などをさらに行うことが可能となる。よって、処理部12は、空気調和装置1のセンサの検知結果に加えて、より詳細な機器情報を得ることが可能となり、空気調和装置1の故障診断の確認項目をより適切に指定することが可能となる。
【0032】
<他の実施例>
(a)
本実施形態に係る空調設備の故障診断システムでは、管理サーバ4の処理部12において故障原因の確認項目の指定を行う。この確認項目に基づいて、サービスエンジニアにより空気調和装置1の設置される現場で故障原因を特定させる。しかし、遠隔地において得られるセンサの検知結果などに基づいて確認項目指定手段21が空気調和装置1の故障を遠隔で診断するための確認項目を指定する場合に、確認項目変更手段23が記憶部13の履歴情報により確認項目の追加や順序の変更を行うことにより、管理サーバ4が履歴を反映した遠隔地での故障特定を行っても良い。この場合、空気調和装置1の修理を行うサービスエンジニアは、管理サーバ4で特定された故障原因の修理を行うだけで良いため、迅速な修理を行うことが可能となり、また修理用の交換部材など修理に必要な物品を最小限に抑えることができる。
【0033】
(b)
本実施形態に係る空調設備の故障診断システムでは、管理サーバ4の通信部11から携帯端末5に確認項目を送信する。空気調和装置1の故障確認及び修理を行うサービスエンジニアは携帯端末5に表示される故障診断の確認項目により確認を行う。しかし、管理サーバ4が出力部をさらに備えており、出力部からプリンタなどの印刷手段へデータを出力して、プリンタなどから確認項目を印字させてても良い。この場合には、サービスエンジニアは、印字された確認項目の用紙を持って空気調和装置1の故障確認に向かう。これにより、サービスエンジニアが携帯端末5を持っていかなくても故障診断の確認項目を確認することが可能となる。
【0034】
(c)
本実施形態に係る空調設備の故障診断システムでは、携帯端末5により空気調和装置1の機器情報や修理履歴の入力を受け付けて管理サーバ4へ送信可能である。ここでさらに、携帯端末5以外に機器情報などが入力可能な入力端末が例えばサービスセンターなどに設けられており、入力端末と管理サーバ4とが接続可能であってもよい。この場合には、例えばサービスエンジニアが空気調和装置1の修理現場で機器情報などを入力せず、サービスセンターにおいて入力するようにしても良い。これにより、携帯端末5を持っていないサービスエンジニアが機器情報などを入力することが可能となり、空気調和装置1の機器情報に基づく履歴情報をさらに充実させることが可能となる。
【0035】
(d)
本実施形態に係る空調設備の故障診断システムでは、管理サーバ4の処理部12において空気調和装置1の故障診断の確認項目を指定する。指定された確認項目は、サービスエンジニアなどにより空気調和装置1が設置してある現場で確認される。しかし、管理サーバ4の処理部12が空気調和装置1の故障予知を行う場合に、本実施形態と同様に、確認項目変更手段23が履歴情報に基づいて故障予知の確認項目を追加や順序の変更が行えるようになっていても良い。
【0036】
(e)
本実施形態に係る空調設備の故障診断システムでは、ステーション2が空気調和装置1と別部材になっている。しかし、ステーション2の機能を内蔵した空気調和装置1が含まれた空調設備3を対象として故障診断を行うシステムであっても良い。
(f)
本実施形態に係る空調設備の故障診断システムでは、ビル91に設置される複数の空気調和装置1とステーション2からなる空調設備3を対象として故障診断を行っている。しかし、本発明は、いわゆるビル空調に限定されるものではなく、履歴情報を活用できる空調設備を対象とすることができる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1に記載の故障診断システムでは、故障診断の確認項目を履歴情報に基づいて変更可能であることから、故障診断の対象となる空気調和装置の過去の履歴に基づいて、より適切な故障診断を行うことが可能となる。
請求項2に記載の故障診断システムでは、第1機器情報が空調設備の検知部で検知可能であることから、診断サーバにおいて自動的に確認項目の変更が可能となる。
【0038】
請求項3に記載の故障診断システムでは、運転時間が機器情報に含まれるため、運転時間に基づいた確認項目の変更が可能となる。
請求項4に記載の故障診断システムでは、第2機器情報を入力可能な入力装置を備えていることにより、例えば空気調和装置で検知できない機器情報に基づいた履歴情報により、診断サーバが確認項目の変更を行うことが可能となる。
請求項5に記載の故障診断システムでは、確認端末により確認項目を確認可能である。確認端末は診断サーバから受信可能かつ携帯可能であるため、空気調和装置を修理する現場において確認項目を参照することが可能である。
【0039】
請求項6に記載の故障診断システムでは、例えば空調設備を修理する現場から第3機器情報を診断サーバに追加し、確認項目変更手段が第3機器情報を含む機器情報に基づく履歴情報によりさらに確認項目の変更を行い、その結果を確認端末が受信することができる。
請求項7に記載の診断サーバでは、確認項目指定手段で指定された故障診断の確認項目を確認項目変更手段において変更可能であるため、故障診断の対象となる空調設備の過去の履歴に基づいて、より適切な故障診断を行うことが可能となる。
【0040】
請求項8に記載の診断サーバでは、通信部が第2機器情報を受付可能であることにより、例えば空調設備で自動検知することが難しい機器情報に基づいた第2機器情報を通信部で受け付けて、確認項目変更手段が第2機器情報を含む機器情報に基づく履歴情報により確認項目の変更を行うことが可能となる。
請求項9に記載の診断サーバでは、診断サーバで指定された確認項目を出力手段により出力することが可能である。出力手段は、例えばプリンタなどの印刷手段と接続されて確認項目を印字可能としたり、サービスエンジニアなどが所持する確認項目を表示可能な受信端末に送信したりすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調設備の故障診断システムの模式図。
【図2】故障診断の確認項目。(a)確認項目の通常の順番。(b)所定センサの故障が多い場合に確認項目の順番を変更。(c)運転時間が所定以上で熱交換器が汚れやすい空気調和装置の場合に確認項目を追加。
【符号の説明】
1 空気調和装置
2 ステーション
3 空調設備
4 管理サーバ
5 携帯端末
9 通信網
11 通信部
12 処理部
13 記憶部
21 確認項目指定手段
22 情報確認手段
23 確認項目変更手段
91 ビル
92 管理センター[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a failure diagnosis system and a diagnosis server, and more particularly to a failure diagnosis system and a diagnosis server for diagnosing a failure of an air conditioner including a plurality of air conditioners.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art There has been provided a system for performing a failure diagnosis on a plurality of air conditioners installed in a building or the like. In this system, a plurality of air conditioners and a diagnostic server are connected via a communication network, and a fault diagnosis is remotely performed in the diagnostic server based on a detection result of a sensor or the like provided in the air conditioner. By communicating the detection results of the sensors and the like from the diagnostic server to the service engineer, the service engineer specifies the cause of the failure based on an air conditioner diagnosis manual and performs repair.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
When repairing an air conditioner, a service engineer performs a failure diagnosis according to an air conditioner diagnosis manual that is created uniformly. However, if the failure diagnosis is performed according to only the manual, for example, the newly installed air conditioner and the air conditioner installed 10 years or more ago will perform the failure diagnosis in the same procedure. In addition, failure diagnosis according to the manual is also performed for an air conditioner in which a failure is likely to occur at a specific location under conditions specific to the model / property.
[0004]
For this reason, failure diagnosis based solely on the air conditioner diagnosis manual may cause errors in the determination of the failure location and the diagnosis of the cause of the failure, which may require extra time or needless replacement of parts during repair. is there.
A veteran service engineer can perform a failure diagnosis based on experience without following a manual, but a less experienced service engineer often performs a failure diagnosis according to a manual. Therefore, there is a need for a system that can bridge this difference in experience.
[0005]
It is an object of the present invention to provide a failure diagnosis system capable of more accurately performing a failure diagnosis of an air conditioner. Another object of the present invention is to provide a diagnostic server capable of more accurately performing a fault diagnosis of an air conditioner.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
A failure diagnosis system according to
The air conditioner includes an air conditioner and information transmitting means connected to the air conditioner. The information transmitting means is connected to one or more air conditioners or is built in the air conditioner, and transmits information including device information of the air conditioner. The device information includes, for example, during operation / stop, ON / OFF of each actuator, a set temperature, a temperature sensor detection result, and the like.
[0007]
The diagnosis server performs a failure diagnosis based on the device information and the report information when the failure of the air conditioning equipment is predicted or confirmed to be the failure based on the device information or the report information from the user of the air conditioner. Specify the confirmation items for. The diagnostic server includes device information of an air conditioner (particularly an air conditioner) to be subjected to failure diagnosis, and device information of an air conditioner installed in the same environment as the air conditioner (for example, installed in the same building). , And the history information is obtained based on the device information of the same model as the air conditioner. Further, the diagnosis server obtains history information based on repair information of the air conditioner targeted for failure diagnosis and repair information of the same model as the air conditioner. Based on this history information, the diagnostic server specifies a confirmation item. The history information is information including a past operation history (determined from the device information) and a repair history (determined from the repair information) of the air conditioner to be subjected to the failure diagnosis.
[0008]
Here, since the check item of the failure diagnosis is specified based on the history information, it is possible to specify the check item different from the case where the history information is not considered. Thereby, it is possible to perform more appropriate failure diagnosis based on the past history of the air conditioning equipment to be subjected to the failure diagnosis and the related air conditioning equipment.
A failure diagnosis system according to a second aspect is the failure diagnosis system according to the first aspect, wherein the diagnosis server can add a confirmation item or change an order according to the history information.
[0009]
Here, when the diagnostic server specifies a check item according to the history information, the check item can be added or the order of the check items can be changed. This allows efficient and quick failure diagnosis.
For example, when it is determined that there is a high possibility that a failure has occurred in a specific location of the air conditioner, if a check item for diagnosing the specific location is added, failure diagnosis can be performed efficiently and quickly. Similarly, for example, when it is determined that there is a high possibility that a failure has occurred in a specific location of the air conditioning equipment, if the order of the check items for diagnosing the specific location in detail is changed, the rough diagnosis is changed to a detailed diagnosis. Since the detailed diagnosis can be performed first by changing the flow of the general failure diagnosis, it is possible to efficiently and quickly perform the failure diagnosis.
[0010]
A failure diagnosis system according to a third aspect is the failure diagnosis system according to the first or second aspect, wherein the first device information, which is at least a part of the device information, is detected by a detection unit provided in the air conditioner. .
First device information, which is at least a part of the device information of the air conditioner to be subjected to the failure diagnosis, is detected by the detection unit of the air conditioner and transmitted by the information sending unit.
Here, since the first device information can be automatically detected by the detection unit of the air conditioner, the check item can be automatically changed in the diagnostic server based on the history information based on the device information. This makes it possible to perform more appropriate failure diagnosis.
[0011]
A failure diagnosis system according to a fourth aspect is the failure diagnosis system according to the third aspect, wherein the first device information includes an operation time of the air conditioner.
If the operating time of the air conditioning equipment is prolonged, deterioration of parts inside the equipment will occur along with the operation time. Is preferred.
Here, since the operation time is included in the device information, the confirmation item can be changed based on the operation time. This makes it possible to perform more appropriate failure diagnosis.
[0012]
A failure diagnosis system according to a fifth aspect is the failure diagnosis system according to any one of the first to fourth aspects, further comprising an input device that inputs second device information that is at least a part of the device information.
If there is device information that is difficult or cannot be automatically detected in the air conditioning equipment, a service engineer etc. can measure the device information and input the device information of the measurement result, and the confirmation item change means confirms Items can be changed.
[0013]
Here, since the input device capable of inputting the second device information is provided, for example, it is possible to input device information that cannot be detected by the air conditioner, and the diagnostic server can change the confirmation item based on the history information based on the device information. It is possible to do. This makes it possible to perform more appropriate failure diagnosis.
Note that the second device information may partially overlap the first device information.
A failure diagnosis system according to claim 6 is the failure diagnosis system according to any one of
[0014]
Here, the confirmation item can be confirmed by the confirmation terminal. The confirmation terminal can receive the confirmation items from the diagnostic server and is portable, so that the confirmation items can be referred to at the site where the air conditioner is repaired. This makes it possible to perform more appropriate failure diagnosis.
The failure diagnosis system according to claim 7 is the failure diagnosis system according to claim 6, wherein the confirmation terminal can input third device information that is at least a part of the device information.
[0015]
Here, since the third device information can be input to the confirmation terminal, for example, the third device information is transmitted to the diagnosis server from the site where the air conditioning equipment is repaired, and the confirmation item changing unit converts the device information including the third device information into the device information. The confirmation item can be further changed based on the history information based on the result, and the result can be received by the confirmation terminal. This makes it possible to add more detailed device information at the site where the air conditioning equipment is repaired, and to make the check items for failure diagnosis more appropriate.
Note that the third device information may partially overlap the first device information and the second device information.
[0016]
The diagnostic server according to claim 8 is a diagnostic server that diagnoses a failure of a plurality of air conditioners, and includes a communication unit, a confirmation item specifying unit, an information confirmation unit, and a confirmation item change unit. The communication unit receives the equipment information of the air conditioning equipment. The confirmation item designation means designates a confirmation item. The information checking means checks the history information based on the device information and the past repair information of the air conditioner. The confirmation item changing means adds confirmation items and changes the order according to the history information confirmed by the information confirmation means.
The confirmation item designating means is configured to perform the operation when the failure of the air conditioning equipment is predicted or confirmed to have occurred by the information received in the communication unit such as the equipment information and the report information from the user of the air conditioner. The confirmation item of the failure diagnosis is specified based on the information and the report information. The information checking means obtains history information based on the device information and the past repair information of the air conditioner. The confirmation item change unit adds the confirmation items specified by the confirmation item designation unit and changes the order according to the history information. The history information is information including a past operation history (determined from the device information) and a repair history (determined from the repair information) of the air conditioner to be subjected to the failure diagnosis. In addition, the equipment information and repair information are the same as those of the air conditioner subject to failure diagnosis, the air conditioner installed in the same environment (such as installed in the same building) as the air conditioner, and the same air conditioner as the air conditioner. Includes information on model air conditioning equipment.
[0017]
Here, the confirmation item of the failure diagnosis designated by the confirmation item designation means can be changed by the confirmation item change means. This makes it possible to perform a more appropriate failure diagnosis based on the past history of the air conditioner to be subjected to the failure diagnosis.
A diagnostic server according to a ninth aspect is the diagnostic server according to the eighth aspect, wherein the communication unit can receive an input of second device information that is at least a part of the device information.
If there is device information that is difficult or cannot be automatically detected in the air conditioning equipment, a service engineer etc. can measure the device information and input the device information of the measurement result, and the confirmation item change means confirms Items can be changed.
[0018]
Here, since the communication unit can receive the second device information, for example, the communication unit receives the second device information, which is the device information that is difficult to automatically detect by the air conditioner, and the confirmation item changing unit uses the second item information. The confirmation item can be changed based on the history information based on the device information including the device information. This makes it possible to perform more appropriate failure diagnosis.
A diagnostic server according to a tenth aspect is the diagnostic server according to the eighth or ninth aspect, further comprising an output unit that outputs a confirmation item.
[0019]
Here, the confirmation item specified by the diagnostic server can be output by the output unit. The output unit is connected to a printing unit such as a printer, for example, and can print the confirmation items, or can transmit the confirmation items possessed by a service engineer or the like to a confirmation terminal that can display the confirmation items. This makes it easy for a service engineer or the like to check the check items for the failure diagnosis of the air conditioning equipment.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 shows a failure diagnosis system for an air conditioner according to the present invention. The failure diagnosis system performs a failure diagnosis of the air conditioning equipment based on equipment information and repair information of the air conditioning equipment. The failure diagnosis system is installed in a plurality of
[0021]
<Overall configuration>
[Air conditioning equipment]
The
The
[0022]
[Management server]
The management server 4 monitors the plurality of
The
[0023]
The
The confirmation
[0024]
The
[0025]
The confirmation
[Mobile terminal]
The mobile terminal 5 can display the confirmation items received from the management server 4 via the communication network 9, and can receive input of device information regarding the air-
[0026]
The device information input to the mobile terminal 5 includes the degree of efficiency deterioration of the compressor, the degree of change in motor-operated valve characteristics, the heat transfer / pressure loss characteristics of the heat exchanger, the physical properties of refrigerant / oil, the degree of filter clogging, and the like. Can be
<Operation>
[Failure judgment]
The
[0027]
When it is determined that the
For example, when it is determined that the failure is due to lack of gas or clogging of the refrigerant system, the contents and order of confirmation items (steps) are designated as described in FIG. That is, it is determined in step S1 whether or not the detection result of a predetermined sensor that detects a lack of gas or a blockage of the refrigerant system is within a specified value. Conclude that this is the cause of the failure. If the detection result of the predetermined sensor is within the specified value, the process proceeds to step S2. In step S2, it is determined whether or not the resistance value of the predetermined sensor is within a specified value. If the resistance value is within the specified value, it is concluded that the malfunction of the printed circuit board is the cause of the failure. On the other hand, if the resistance value is not within the specified value, it is concluded that the malfunction of the sensor is the cause of the failure.
[0028]
[Change of confirmation items according to history information]
The confirmation
For example, in the
[0029]
Further, for example, when the
[0030]
[Output of confirmation items]
The confirmation item designated by the confirmation
<Features>
In the air-conditioning equipment failure diagnosis system according to the present embodiment, the check item specified by the check
[0031]
The history information is obtained by the information confirmation means 22 based on the device information such as the detection result of the sensor provided in the
In addition, device information of the
[0032]
<Other embodiments>
(A)
In the failure diagnosis system for an air conditioner according to the present embodiment, the
[0033]
(B)
In the air-conditioning equipment failure diagnosis system according to the present embodiment, a confirmation item is transmitted from the
[0034]
(C)
In the air-conditioning equipment failure diagnosis system according to the present embodiment, the mobile terminal 5 can receive input of device information and repair history of the air-
[0035]
(D)
In the failure diagnosis system for an air conditioner according to the present embodiment, the
[0036]
(E)
In the air-conditioning equipment failure diagnosis system according to the present embodiment, the
(F)
In the air-conditioning equipment failure diagnosis system according to the present embodiment, the failure diagnosis is performed for the air-
[0037]
【The invention's effect】
In the failure diagnosis system according to the first aspect, since a confirmation item of the failure diagnosis can be changed based on the history information, a more appropriate failure is determined based on the past history of the air conditioner to be subjected to the failure diagnosis. Diagnosis can be performed.
In the failure diagnosis system according to the second aspect, since the first device information can be detected by the detection unit of the air conditioner, the check item can be automatically changed in the diagnosis server.
[0038]
In the failure diagnosis system according to the third aspect, since the operation time is included in the device information, it is possible to change the confirmation item based on the operation time.
In the failure diagnosis system according to the fourth aspect, since the input device capable of inputting the second device information is provided, the diagnosis server can determine the check item by using the history information based on the device information that cannot be detected by the air conditioner, for example. Changes can be made.
In the failure diagnosis system according to the fifth aspect, the confirmation item can be confirmed by the confirmation terminal. Since the confirmation terminal can be received from the diagnostic server and is portable, it is possible to refer to the confirmation items at the site where the air conditioner is repaired.
[0039]
In the failure diagnosis system according to the sixth aspect, for example, third device information is added to the diagnosis server from a site where the air conditioning equipment is repaired, and the confirmation item changing unit further confirms the history information based on the device information including the third device information. The item can be changed, and the result can be received by the confirmation terminal.
In the diagnostic server according to the seventh aspect, since the check item of the failure diagnosis specified by the check item specifying unit can be changed by the check item changing unit, the diagnosis server can be changed based on the past history of the air conditioner targeted for the fault diagnosis. Thus, more appropriate failure diagnosis can be performed.
[0040]
In the diagnostic server according to claim 8, since the communication unit can receive the second device information, for example, the communication unit receives the second device information based on the device information that is difficult to automatically detect by the air conditioning equipment. The confirmation item changing means can change the confirmation item based on the history information based on the device information including the second device information.
In the diagnostic server according to the ninth aspect, the confirmation item specified by the diagnostic server can be output by the output unit. The output unit is connected to a printing unit such as a printer, for example, and can print a confirmation item, or can transmit a confirmation item possessed by a service engineer or the like to a receiving terminal that can display the confirmation item.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of a failure diagnosis system for an air conditioner.
FIG. 2 shows confirmation items for failure diagnosis. (A) Normal order of confirmation items. (B) Change the order of confirmation items when there are many failures of the predetermined sensor. (C) Items to be checked are added for air conditioners whose operating time is longer than specified and the heat exchanger is easily contaminated.
[Explanation of symbols]
1 air conditioner
2 stations
3 air conditioning equipment
4 Management server
5 mobile terminals
9 Communication network
11 Communication unit
12 processing unit
13 Memory
21 Confirmation item designation means
22 Information confirmation means
23 Confirmation item change means
91 Building
92 Management Center
Claims (10)
前記空調設備(3)の機器情報を送信可能である情報送信手段(2)と、
前記機器情報及び前記空調設備(3)の過去の修理情報に基づく履歴情報により前記空調設備(3)の故障診断の確認項目を指定する診断サーバ(4)と、
を備える、故障診断システム。A failure diagnosis system for diagnosing a failure of a plurality of air conditioners (3),
An information transmitting means (2) capable of transmitting device information of the air conditioner (3);
A diagnosis server (4) for designating a check item for failure diagnosis of the air conditioner (3) based on history information based on the device information and past repair information of the air conditioner (3);
A failure diagnosis system comprising:
請求項1または2に記載の故障診断システム。First device information that is at least a part of the device information is detected by a detection unit provided in the air conditioning equipment (3).
The failure diagnosis system according to claim 1.
前記空調設備(3)の機器情報を受信可能である通信部(11)と、
前記空調設備(3)の故障診断の確認項目を指定する確認項目指定手段(21)と、
前記機器情報及び前記空調設備の過去の修理情報に基づく履歴情報を確認する情報確認手段(22)と、
前記情報確認手段(22)により確認された前記履歴情報に応じて前記確認項目の追加や順序の変更を行う確認項目変更手段(23)と、
を備える、診断サーバ(4)。A diagnostic server (4) for diagnosing a failure of a plurality of air conditioners (3),
A communication unit (11) capable of receiving device information of the air conditioner (3);
Confirmation item designation means (21) for designating a confirmation item of the failure diagnosis of the air conditioner (3);
Information checking means (22) for checking history information based on the device information and past repair information of the air conditioning equipment;
A confirmation item change unit (23) for adding the confirmation items and changing the order according to the history information confirmed by the information confirmation unit (22);
A diagnostic server (4) comprising:
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