JP2004059540A - 毛髪化粧料 - Google Patents
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Abstract
Description
【産業上の利用分野】
本発明は毛髪化粧料に関し、更に詳しく言えば水分或いはつやの経時的維持率に優れた毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から毛髪にしっとりした感触や美しいつや感を付与したりするために、毛髪化粧料には保湿剤やつや出し剤が配合されている。通常、保湿剤としては、プロピレングリコール、グリセリン、尿素、ソルビトール、アルキレンオキサイドが付加したアルコール等が挙げられる。また、つや出し剤としては、シリコーン、エステル油、加水分解蛋白質、ポリオール、高級アルコール等が挙げられる。
【0003】
又その一方、毛髪化粧料の適用による毛髪に与える負荷は決して小さくなく、それ故一度付与したしっとりした感触や美しいつや感を出来るだけ長時間維持できるものが望ましい。しかしながらこれら従来の保湿剤或いはつや出し剤は、単なる保湿効果或いはつや出し効果においては優れているものの、その保湿効果又はつや出し効果の経時的な維持という点については充分なものはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は保湿効果の経時的維持率及び/又はつやの経時的維持率に優れた毛髪化粧料を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
斯かる実状に鑑み、本発明者らは鋭意研究を行った結果、特定の高分子と化合物とを含有する毛髪化粧料が保湿効果の経時的維持率及び/又はつやの経時的維持率に優れていることを見出し本発明を完成させるに至った。
【0006】
すなわち本発明は下記(A)及び(B)を含有する毛髪化粧料を提供することである。
(A)式(1)で表される化合物又はその塩を構成単量体として用い、重合又は共重合してなる高分子又はその塩から選ばれる1種乃至は2種以上。
【0007】
【化7】
式(1)
〔但し、式中R1は水素原子又はメチル基を表し、R2はアミノ酸残基を表す。〕
【0008】
(B)アミノ酸、ケラチン、遊離ペプチド、遊離コラーゲンから選ばれる1種乃至は2種以上。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】
<1>成分(A)
成分(A)は、式(1)で表される化合物又はその塩を構成単量体として用い、重合又は共重合してなる、高分子又はその塩から選ばれる1種乃至は2種以上を指す。
【0011】
【化8】
式(1)
【0012】
ここで式(1)中のR1は水素原子又はメチル基を表し、R2はアミノ酸残基を表す。R2のアミノ酸残基としては、そのアミノ酸は通常知られているアミノ酸であれば特段の限定を受けず、具体的には例えば、グリシン、アラニン、グルタミン、リジン、アルギニン等が挙げられる。これらのうち、リジン残基が特に好ましい。それはこのものを構成単量体として含有する高分子又は塩を用いた際、本発明の毛髪化粧料における保湿効果の経時的維持率及び/又はつやの経時的維持率の点で特に優れているからである。
【0013】
式(1)で表される化合物又はその塩のうち、式(2)〜(6)で表される化合物又はその塩等がより好ましいものとして挙げられ、式(4)、式(5)で表される化合物が特に好ましい。それはこれらの化合物を用いた際に、本発明の効果がより優れているからである。
【0014】
【化9】
式(2)
【0015】
【化10】
式(3)
【0016】
【化11】
式(4)
【0017】
【化12】
式(5)
【0018】
【化13】
式(6)
【0019】
式(1)で表される化合物の塩については、毛髪に適用する際に不都合を生じない範囲内では特段の限定を受けない。具体的には、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、燐酸等の鉱酸塩、クエン酸、シュウ酸、フマル酸、マレイン酸、ギ酸、酢酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸等の有機酸塩、炭酸塩、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、等の塩が挙げられる。
【0020】
式(1)で表される化合物又はその塩は常法に従って製造することが出来る。具体的には例えばアクリル酸又はメタクリル酸とアミノ酸とを縮合させればよい。塩の作製は常法に準じて為されれば良く、例えば、式(1)で表される化合物と酸又は塩基を適切な比率で有機又は無機溶媒中で混合してやればよい。
【0021】
成分(A)の高分子又はその塩は、式(1)で表される化合物又はその塩を構成単量体として用い、重合又は共重合してなる高分子又はその塩からなる1種乃至は2種以上である。
【0022】
当該高分子は、式(1)で表される化合物又はその塩を構成単量体として用い、重合又は共重合してなるものである。ここで式(1)で表される化合物又はその塩を1種用いても良いし、2種以上用いても構わない。ここで2種以上用いた際高分子鎖の配列状態は本発明の効果を損なわない限りにおいてグラフト共重合体、ブロック共重合体、ランダム共重合体の何れであっても構わない。
【0023】
さらに式(1)で表される化合物又はその塩のみを用いて重合又は共重合したものであっても良いし、本発明の効果を損なわない範囲で式(1)で表される化合物又はその塩以外に他の化合物を併せて構成単量体として用いて重合又は共重合しても良い。その様な併用可能な構成単量体としては、化粧品や皮膚外用剤等で一般に用いられている高分子の高分子鎖を構成する単量体であれば特段の限定を受けず、具体的には例えば、エチレン、ビニルアルコール、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル等が挙げられる。式(1)で表される化合物又はその塩以外に他の化合物を併せて用いる際、高分子鎖の配列状態は本発明の効果を損なわない限りにおいてグラフト共重合体、ブロック共重合体、ランダム共重合体の何れであっても構わない。
【0024】
重合又は共重合に用いる化合物又はその塩全体における式(1)で表される化合物又はその塩の占める比率は、併用する他の化合物の種類などによって異なるが、10重量%以上が好ましく、50重量%以上がより好ましく、式(1)で表される化合物又はその塩のみを単量体とする場合が特に好ましい。これは、式(1)で表される化合物又はその塩の割合が低くなるに従って、本発明の効果の発現も小さくなるからである。これらの化合物を常法に準じて重合させれば成分(A)の高分子又はその塩が製造できる。具体的には、重合開始剤存在下で溶液重合乃至は乳化重合等を行えばよい。
【0025】
塩に関しては、生理的に許容されるものであれば特段の限定を受けず、具体的には例えば、塩酸、硫酸、硝酸、燐酸等の鉱酸塩、クエン酸、シュウ酸、フマル酸、マレイン酸、ギ酸、酢酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸等の有機酸塩、炭酸塩、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩等の塩が挙げられる。塩の作製については、単量体に塩を用いることで得ることもできるし、高分子化の後に塩形成してもよい。
【0026】
かくして得られた高分子は高分子鎖中に式(7)で表される部分構造を有する。従って、式(1)中のR1は式(7)中のR3に、式(1)中のR2は式(7)中のR4にそれぞれ対応する。すなわち、式(7)におけるR3とR4の形態は、式(1)におけるR1とR2の形態と同様である。
【0027】
【化14】
式(7)
【0028】
式(7)中のR3は水素原子又はメチル基を表す。R4はアミノ酸残基を表す。ここでR4の好ましい形態は、前記した式(1)中のR3の形態と同様である。
【0029】
式(7)中、R4はアミノ酸残基を表す。アミノ酸残基としては、そのアミノ酸は通常知られているアミノ酸であれば特段の限定を受けず、具体的には例えば、グリシン、アラニン、グルタミン、リジン、アルギニン等が挙げられる。これらのうち、リジン残基が特に好ましく、それはこの構造式の場合本発明の効果の発揮の点で特に優れているからである。
【0030】
式(7)で表される部分構造を有する高分子の塩については特段の限定を受けない。具体的には、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、燐酸等の鉱酸塩、クエン酸、シュウ酸、フマル酸、マレイン酸、ギ酸、酢酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸等の有機酸塩、炭酸塩、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、等の塩が挙げられる。
【0031】
式(7)で表される部分構造のうち、好ましいものとして式(8)〜(13)で表される部分構造等から選ばれる1種又は2種以上等が挙げられる。これは、式(2)で表される化合物を構成単量体として用いて重合させてなる高分子又はその塩が式(8)に示す部分構造を有するからであり、同様に式(3)〜(6)で表される化合物が式(9)〜(12)で表される部分構造式に対応するからである。また、式(2)と式(6)で表される化合物を共重合した高分子も優れているが、このものは式(13)で表される部分構造式を有し、そのため式(13)で表される部分構造式も好ましい。
【0032】
【化15】
式(8)
【0033】
【化16】
式(9)
【0034】
【化17】
式(10)
【0035】
【化18】
式(11)
【0036】
【化19】
式(12)
【0037】
【化20】
式(13)
【0038】
成分(A)の高分子の分子量は、5千〜100万であることが好ましく、1万〜10万であることがさらに好ましい。これは、分子量がこの範囲にあるときに使用感や毛髪に対する作用等の面で優れているからである。
【0039】
成分(A)の製造例を以下に述べる。
【0040】
<1>製造例1 アラニン−メタクリル酸アミド・ポリマー
(式(2)で表される化合物を構成単量体として用い、重合してなるもの;このものは式(8)で表される部分構造式を高分子鎖中に有する)
〔1〕アラニン−メタクリル酸アミド〔式(2)で表される化合物〕
炭酸カリウム55.28gを蒸留水200mlに溶解し、これにD,L−α−アラニン17.82gを溶解した。氷冷下、激しく撹拌しながら、メタクリル酸クロリド23.00gを約20分で滴下し、そのまま約2時間激しく撹拌した。反応液に濃塩酸を加え、pHを1〜2にした後、食塩を飽和させ酢酸エチル200mlで3回抽出した。酢酸エチル層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥後濃縮。酢酸エチルで再結晶化を行い、得られた結晶を濾取、乾燥した。
白色結晶 19.96g
〔2〕ポリマー化
得られた結晶8.35gを蒸留水50ml、メタノール50mlに溶解し、窒素ガスを30分通気した後、過硫酸カリウム100mg(0.37mmol)を加え溶解させた後、3時間加熱環流した。室温まで冷却した後、アセトン中に注ぎ、沈殿を析出させた。上澄を捨て、再度アセトンを加えて撹拌し、析出物を濾取、乾燥し、目的ポリマーを得た。
白色粉末 6.68g
【0041】
<2>製造例2 グルタミン−メタクリル酸アミド・ポリマー
(式(3)で表される化合物を構成単量体として用い、重合してなるもの;このものは式(9)で表される部分構造式を高分子鎖中に有する)
〔1〕グルタミン−メタクリル酸アミド〔式(2)で表される化合物〕
炭酸カリウム34.55gを蒸留水100mlに溶解し、これにL−グルタミン7.30gを溶解し、さらにアセトニトリル20mlを加えた。激しく撹拌しながら、メタクリル酸クロリド10.45gを約10分で滴下し、そのまま約2時間激しく撹拌した。反応液を濃塩酸でpHを1〜2にした後、食塩を飽和させ酢酸エチル100mlで2回洗浄した。得られた水層を、酢酸エチル/イソプロパノール=1/1 100mlで3回抽出した。酢酸エチル/イソプロパノール層を合わせて濃縮し、シリカゲルカラム精製(シリカゲル30g、クロロホルム/メタノール=2/1で溶出)し、必要画分を集め、濃縮した。
無色シロップ状 7.47g
〔2〕ポリマー化
得られたシロップ7.47gを蒸留水50ml、メタノール50mlに溶解し、窒素ガスを1時間通気した後、過硫酸カリウム100mgを加え溶解した後、3時間加熱環流した。室温まで冷却した後、イソプロパノール中に注ぎ、析出物を濾取、乾燥し、目的ポリマーを得た。
白色粉末 6.35g
【0042】
<3>製造例3 リジン−メタクリル酸アミド・ポリマー
((式(4)又は式(5)で表される化合物を構成単量体として用い、重合してなるもの;このものは式(10)又は式(11)で表される部分構造式を高分子鎖中に有する)
〔1〕リジン−メタクリル酸アミド〔式(4)又は式(5)で表される化合物〕炭酸水素カリウム5.51gを蒸留水100mlに溶解し、これにリジン塩酸塩9.13gを溶解し、さらにアセトン80mlを加えた。氷冷下、激しく撹拌しながら、メタクリル酸クロリド5.23gを約10分で滴下し、そのまま約2時間激しく撹拌した。反応液を濃塩酸でpH1〜2にした後、食塩を加え飽和させた。この水層を酢酸エチル100mlで2回洗浄した後、酢酸エチル/イソプロパノール=1/2 100mlで3回洗浄した。酢酸エチル/イソプロパノール層を合わせて、減圧下50ml程度に濃縮し、イソプロパノール500mlを加え、約200mlに再度濃縮した。析出した食塩を濾過で除き、濾液を濃縮した。
無色シロップ状 5.53g
〔2〕ポリマー化
得られたリジン−モノ−メタクリル酸アミド塩酸塩5.53gを蒸留水50mlに溶解し、窒素ガスを30分通気した後、過硫酸カリウム100mg(0.37mmol)を加え溶解させた後、3時間加熱環流した。室温まで冷却した後、アセトン中に注ぎ、沈殿を析出させた。上澄を捨て、再度アセトンを加えて撹拌し、析出物を濾取、乾燥し、目的ポリマーを得た。
白色粉末 4.20g
【0043】
<4>製造例4 アルギニン−メタクリル酸アミド・ポリマー
((式(6)で表される化合物を構成単量体として用い、重合してなるもの;このものは式(12)で表される部分構造式を高分子鎖中に有する)
〔1〕アルギニン−メタクリル酸アミド〔式(6)で表される化合物〕
炭酸カリウム27.64gを蒸留水200mlに溶解し、これにアルギニン塩酸塩21.07gを溶解し、さらにアセトン80mlを加えた。氷冷下、激しく撹拌しながら、メタクリル酸クロリド10.46gを約10分で滴下し、そのまま1時間激しく撹拌した。反応液を濃塩酸でpH1とし、食塩を飽和させた。この水層を酢酸エチル300mlで3回洗浄した後、酢酸エチル/イソプロパノール=1/1 200mlで3回抽出した。酢酸エチル/イソプロパノール層を合わせて、減圧下100ml程度に濃縮し、イソプロパノール400mlを加え、約200mlに再度濃縮した。析出した食塩を濾過で除き、濾液を濃縮した。
無色シロップ状 21.80g
〔2〕ポリマー化
得られたアルギニンメタクリル酸アミド塩酸塩4.84gを蒸留水40mlに溶解し、窒素ガスを1時間通気した後、過硫酸カリウム60mgを加え溶解させ、3時間加熱環流した。室温まで冷却した後、アセトン中に注ぎ、沈殿を析出させた。上清を捨て、再度アセトンを加えて撹拌し、析出物を濾取、乾燥し、目的ポリマーを得た。
白色粉末 3.05g
【0044】
<5>製造例5 アラニン−メタクリル酸アミド/アルギニン−メタクリル酸アミド(=7:3)・コポリマー
(式(2)及び式(6)で表される化合物を構成単量体として用い、重合してなるもの;このものは式(13)で表される部分構造式を高分子鎖中に有する)
アルギニンメタクリル酸アミド塩酸塩10.53gと先に示したアラニン−メタクリル酸アミド13.90gを蒸留水100mlに溶解し、窒素ガスを1時間通気した後、過硫酸カリウム250mgを加え溶解させ、3時間加熱環流した。室温まで冷却した後、アセトン中に注ぎ、沈殿を析出させた。上清を捨て、再度アセトンを加えて撹拌し、析出物を濾取、乾燥し、目的ポリマーを得た。
白色粉末 20.90g
【0045】
上記の如くして得られた成分(A)の高分子又はその塩は、毛髪構造の乱れた部分により強く化学的に親和し、より強く吸着する。そしてこの作用により損傷毛髪に対して保護又は改善作用を有することが開示されている(再公表特許WO00/32560)。しかしながら、このものが単独で或いは他の物質と組み合わることで保湿効果及び/又はつやを経時的に維持できることについては何ら記載されておらず、更に前記した開示情報と他の公知情報から本発明の効果を導き出すことは容易ではない。
【0046】
<2>成分(B)
成分(B)は、アミノ酸、ケラチン、遊離ペプチド、遊離コラーゲンから選ばれる1種乃至は2種以上を指す。
【0047】
ここで成分(B)に於けるアミノ酸としては、一般に用いられているものであれば特段の限定を受けないが具体例を挙げると、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、システイン、シスチン、メチオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リシン、アルギニン、フェニルアラニン、チロシン、ヒスチジン、トリプトファン、プロリン、オキシプロリン、β−アラニン、γ−アミノ酪酸、アントラニル酸、m−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸等が挙げられる。
またケラチンとしては一般に用いられているものであれば特段の限定を受けない。
また遊離ペプチドとしては一般に用いられているものであれば特段の限定を受けないが具体例を挙げるとエステル化ポリペプチド、カチオニックペプチド、4級化ポリペプチド、油溶性ポリペプチド等が挙げられる。
また遊離コラーゲンとしては一般に用いられているものであれば特段の限定を受けない。
【0048】
斯かる成分(B)の中ではアミノ酸がより好ましく、アルギニンが特に好ましい。それはこのものを用いた際に本発明の効果が最も優れて発揮されるからである。
【0049】
成分(B)には保湿効果或いはつや出し効果を示すものがある。しかしながら、成分(B)単独で或いは成分(B)以外の物質と組み合わることで保湿効果及び/又はつやを経時的に維持できることについては未だ知られていない。更に、成分(B)と成分(A)を組み合わせることで、本発明の効果が発現することについて何人も容易に導き出すことは出来ない。
【0050】
<3>本発明の毛髪化粧料
本発明の毛髪化粧料は成分(A)と成分(B)を共に含有する。
【0051】
本発明の毛髪化粧料における、前記成分(A)と成分(B)それぞれの含有率は、本発明の効果が発揮される限りに於いて特段の限定を受けないが、成分(A)の含有率は0.0001〜1重量%がより好ましく、0.001〜0.1重量%が特に好ましい。また、本発明の毛髪化粧料における成分(B)の含有率は0.0001〜1重量%がより好ましく、0.001〜0.1重量%が特に好ましい。成分(A)と成分(B)の比率は、本発明の効果が損なわれない限りにおいて特段の限定を受けないが、
1:10000〜10000:1の範囲が一般的であり、1:100〜100:1の範囲がより好ましく、1:10〜10:1の範囲が特に好ましい。これらの範囲を超えて一方の比率が高くなると本発明の効果の発現が不充分になる。
【0052】
更に本発明の毛髪化粧料には上記の必須構成成分以外に、所望に応じて本発明の効果を損なわない量的、質的範囲内で、通常毛髪化粧料に用いられる成分を含有することが出来る。斯かる成分として例えば、油脂、炭化水素、エステル類、シリコーン、高級アルコール等の油分;エタノール、イソプロパノール等のアルコール類;アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤等の界面活性剤;グリセリン、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、グルコース、ソルビトール、マルチトール、ピロリドンカルボン酸、ポリオキシエチレンアルキルグルコシド、ポリオキシプロピレンアルキルグルコシド等の保湿剤;スクワレン、ラノリン、パーフルオロポリエーテル、カチオン性ポリマー等の感触向上剤;メチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ポリオキシエチレングリコールジステアレート、キサンタンガム、ポリオキシアルキレンソルビタンエステル等の粘度調整剤;エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ホスホン酸塩類等のキレート剤;エチレングリコールモノステアレート、エチレングリコールジステアレート等のパール化剤;薬剤;pH調整剤;香料;色素;紫外線吸収剤;紫外線散乱剤;アクリル系樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルピロリドン等の樹脂;ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤;トリクロサン、トリクロロカルバン等の殺菌剤;グリチルリチン酸カリウム、酢酸トコフェロール等の抗炎症剤;ジンクピリチオン、オクトピロックス、ヒドロキシピロリドン誘導体等の抗フケ剤;メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤;ビオチン、パントテン酸、レシチン、ゼラチン等の動植物抽出物又はその誘導体;ビタミン又はその前駆対等の栄養成分;γ−オリザノール、デキストラン硫酸ナトリウム、ニコチン酸誘導体等の血行促進剤;硫黄、チアントール等の抗脂漏剤;ナイロン、ポリエチレン等のポリマー微粉体;その他Encyclopedea of Shampoo Ingredients(Micellepress,1985)に収載されている成分等が挙げられる。
【0053】
本発明の化粧料としては、毛髪に適用される化粧料の全てが含まれ、それらを具体的に例示すれば、例えばプレシャンプー剤、シャンプー、ヘアリンス、リンスインシャンプー、ヘアパック、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、セットローション、ブロースタイリングローション、ヘアスプレー、泡状スタイリング剤、ジェル状スタイリング剤、ヘアリキッド、ヘアトニック、ヘアクリーム、一時染毛剤、永久染毛剤、ヘアワックス等が挙げられる。これらの中でもシャンプー、ヘアリンス、ヘアパック、ブロースタイリングローション、泡状スタイリング剤、ジェル状スタイリング剤がより好ましい。さらに本発明のこれら毛髪化粧料は通常の方法に従って製造することができ、例えば、必須構成成分と前記任意成分を室温又は加熱下で混合攪拌することにより製造でき、乳化系、水溶液、ゲル、ペースト状とすることができる。
【0054】
【実施例】
以下、本発明を実施例により更に詳しく説明する。但し本発明が下記実施例によって限定されないことは言うまでもない。
【0055】
実施例1〜12
<本発明の毛髪化粧料の保湿効果の経時的維持率とつやの経時的維持率の測定>
従来の保湿剤(プロピレングリコール、グリセリン、尿素、ソルビトール、 ;以下順に比較例1〜比較例5とする)、従来のつや出し剤(シリコーン、エステル油、加水分解蛋白質、ポリオール、高級アルコール;以下順に比較例6〜比較例10とする)、成分(A)単独(製造例3のポリマー、製造例 のポリマー;以下順に比較例11、比較例12とする)、成分(B)単独(アルギニン、グリシン、アラニン、ケラチン、エステル化ポリペプチド、遊離コラーゲン;以下順に比較例13〜比較例18とする)、並びに成分(A)と成分(B)の組み合わせ(本発明の毛髪化粧料:製造例3のポリマーとアルギニン、グリシン、アラニン、ケラチン、エステル化ポリペプチド、遊離コラーゲンの組み合わせ及び製造例 のポリマーとアルギニン、グリシン、アラニン、ケラチン、エステル化ポリペプチド、遊離コラーゲンの組み合わせ;以下順に実施例1〜実施例6及び実施例7〜実施例12とする)をサンプルに用いて、保湿効果、保湿効果の維持、つや、つやの維持について測定した。実験方法は、10cmの毛髪1gに各サンプルの濃度が1%になるように塗布し、塗布前後の水分量、つやを測定しその上昇率を算出した。水溶性のものは水溶液1%とし、油溶性のものは2−エチルヘキサン酸の1%溶液をサンプル溶液とし、コントロール(2−エチルヘキサン酸のみ)との差をとって算出した。水分量の測定にはファインコスメティック社製アクアチェッカーHC−1000を、つやの測定には日本電色社製GLOSS METER VG2000を用いた。測定結果を表1に記す。
【0056】
【表1】
【0057】
表1の結果から、従来の保湿剤(比較例1〜比較例5)及び従来のつや出し剤(比較例6〜比較例10)と比較して、成分(A)と成分(B)を組み合わせてなる実施例1〜実施例12は保湿効果の経時的維持及び/又はつやの経時的維持において優れていることが判った。又、成分(A)単独(比較例11と比較例12)及び成分(B)単独(比較例13〜比較例18)と比較しても、成分(A)と成分(B)を組み合わせてなる実施例1〜実施例12は保湿効果の経時的維持及び/又はつやの経時的維持において優れていることが判った。さらに、成分(A)と成分(B)を組み合わせてなるものは、成分(A)単独乃至は成分(B)単独の各々が有する保湿効果、保湿効果の経時的維持、つや出し効果、つや出し効果の経時的維持を単に相加的に発現したのではなく、各々が持つ効果を相乗的に発揮したことが判った。
【0058】
また、成分(A)の中でも、製造例3のポリマー即ちリジン−メタクリル酸アミド又はその塩を構成単量体として用い、重合又は共重合してなる高分子又はその塩が特に優れていることが判った。成分(B)に関しては、アミノ酸が優れていることが判り、中でもアルギニンが特に優れていることが判った。
【0059】
以下にその他の実施例を挙げる。
【0060】
実施例13 ヘアリンス
(1)塩化セチルトリメチルアンモニウム 0.6 重量%
(2)セトステアリルアルコール(C16/C18=6/4) 4.0
(3)ジメチルポリシロキサン(5cs) 3.0
(4)グリセロールモノステアリン酸 1.0
(5)流動パラフィン 3.0
(6)製造例1のポリマー 0.01
(7)アルギニン 0.01
(8)グリセロールモノステアレート 1.0
(9)グリセリン 5.0
(10)プロピレングリコール 5.0
(11)防腐剤 適量
(12)色素 適量
(13)香料 適量
(14)精製水 残余
<製法>(14)に(1)、(6)〜(13)を加熱混合し、(5)に(2)〜(4)を加熱混合し、両者を混合、乳化した。
<評価>このリンスをサンプルに用いて実施例1〜12と同様にして評価すると、このものは保湿効果の経時的維持とつや出し効果の経時的維持共に優れていることが判った。
【0061】
実施例14 ヘアトリートメントクリーム
(1)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 3.0 重量%
(2)セトステアリルアルコール(C16/C18=6/4) 6.5
(3)ベヘニルアルコール 2.0
(4)ジメチルポリシロキサン(20cs) 3.0
(5)2−オクチルドデカノール 2.0
(6)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体 0.3
(エチレンオキサイド60モル付加物)
(7)ポリオキシエチレンステアリルエーテル 1.0
(エチレンオキシド4モル付加物)
(8)大豆レシチン 0.5
(9)流動パラフィン 3.0
(10)製造例2のポリマー 0.03
(11)グリシン 0.03
(12)グリセリン 10.0
(13)ジプロピレングリコール 5.0
(14)防腐剤 適量
(15)色素 適量
(16)香料 適量
(17)精製水 残余
<製法>(17)に(1)、(10)〜(16)を加熱混合し、(5)及び(9)の混合物に(2)〜(4)及び(6)〜(9)を加熱混合し、両者を混合、乳化した。
<評価>このヘアトリートメントクリームをサンプルに用いて実施例1〜12と同様にして評価すると、このものは保湿効果の経時的維持とつや出し効果の経時的維持共に優れていることが判った。
【0062】
実施例15 ヘアリンス
(1)ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド 0.6 重量%
(2)セチルアルコール 2.0
(3)ステアリルアルコール 1.0
(4)ジメチルポリシロキサン(5cs) 3.0
(5)グリセロールモノステアリン酸 1.0
(6)流動パラフィン 3.0
(7)製造例3のポリマー 0.005
(8)ケラチン 0.005
(9)グリセロールモノステアレート 1.0
(10)グリセリン 5.0
(11)プロピレングリコール 5.0
(12)L−グルタミン酸 0.6
(13)防腐剤 適量
(14)色素 適量
(15)香料 適量
(16)精製水 残余
<製法>(16)に(1)、(7)〜(15)を加熱混合し、(6)に(2)〜(5)を加熱混合し、両者を混合、乳化した。
<評価>このリンスをサンプルに用いて実施例1〜12と同様にして評価すると、このものは保湿効果の経時的維持とつや出し効果の経時的維持共に優れていることが判った。
【0063】
実施例16 ヘアトリートメントクリーム
(1)ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 3.0 重量%
(2)セチルアルコール 6.5
(3)ベヘニルアルコール 2.0
(4)ステアリン酸 2.0
(5)ジメチルポリシロキサン(20cs) 3.0
(6)2−オクチルドデカノール 2.0
(7)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体 0.3
(エチレンオキサイド60モル付加物)
(8)ポリオキシエチレンステアリルエーテル 1.0
(エチレンオキシド4モル付加物)
(9)流動パラフィン 3.0
(10)製造例4のポリマー 0.0005
(11)エステル化ポリペプチド 0.005
(12)グリセリン 10.0
(13)ジプロピレングリコール 5.0
(14)L−グルタミン酸 1.0
(15)防腐剤 適量
(16)色素 適量
(17)香料 適量
(18)精製水 残余
<製法>(18)に(1)、(10)〜(17)を加熱混合し、(5)及び(9)の混合物に(2)〜(4)及び(6)〜(8)を加熱混合し、両者を混合、乳化した。
<評価>このヘアトリートメントクリームをサンプルに用いて実施例1〜12と同様にして評価すると、このものは保湿効果の経時的維持とつや出し効果の経時的維持共に優れていることが判った。
【0064】
実施例17 ヘアシャンプー
(1)ラウリル硫酸ナトリウム 8.0 重量%
(2)ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5.0
(3)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 4.0
(4)ジステアリン酸エチレングリコール 2.0
(5)プロピレングリコール 10.0
(6)製造例3のポリマー 0.0003
(7)遊離コラーゲン 0.01
(8)防腐剤 適量
(9)色素 適量
(10)香料 適量
(11)精製水 残余
<製法>(11)に(1)〜(10)を順次添加し、加熱混合した後、冷却した。
<評価>このヘアシャンプーをサンプルに用いて実施例1〜12と同様にして評価すると、このものは保湿効果の経時的維持とつや出し効果の経時的維持共に優れていることが判った。
【0065】
実施例18 ヘアスプレー
(1)エタノール 75.0 重量%
(2)デカメチルシクロポリシロキサン 5.0
(3)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 1.0
(4)製造例3のポリマー 0.01
(5)アルギニン 0.0003
(6)メチルポリシロキサン(25℃ 10mPa・s) 0.2
(7)メントール 0.1
(8)防腐剤 適量
(9)精製水 残余
<製法>(1)に(2)〜(9)を順に加え加温、攪拌した後、室温に戻して原液を調製した。原液67%に対して液化石油ガスを33%加えてヘアースプレーを調製した。
<評価>このヘアスプレーをサンプルに用いて実施例1〜12と同様にして評価すると、このものは保湿効果の経時的維持とつや出し効果の経時的維持共に優れていることが判った。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、保湿効果の経時的維持率及び/又はつやの経時的維持率に優れた毛髪化粧料を提供することが出来た。
Claims (5)
- 成分(B)に於いて、アミノ酸がグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、システイン、シスチン、メチオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リシン、アルギニン、フェニルアラニン、チロシン、ヒスチジン、トリプトファン、プロリン、オキシプロリン、β−アラニン、γ−アミノ酪酸、アントラニル酸、m−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸から選択されるものであるか、又は、遊離ペプチドがエステル化ポリペプチド、カチオニックペプチド、4級化ポリペプチド、油溶性ポリペプチドから選択されるものであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
- 成分(A)の含有率が0.0001〜1重量%であり、成分(B)の含有率が0.0001〜1重量%であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の毛髪化粧料。
- 毛髪化粧料がシャンプー、ヘアリンス、ヘアパック、ブロースタイリングローション、泡状スタイリング剤、ジェル状スタイリング剤から選択されるものであることを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載の毛髪化粧料。
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